JPH114999A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH114999A JPH114999A JP9160828A JP16082897A JPH114999A JP H114999 A JPH114999 A JP H114999A JP 9160828 A JP9160828 A JP 9160828A JP 16082897 A JP16082897 A JP 16082897A JP H114999 A JPH114999 A JP H114999A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- temperature
- rotating drum
- cooling air
- blowing
- Prior art date
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- Pending
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- Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転ドラム内の衣類に温風を与えて乾燥させ
る衣類乾燥機において、冷却送風運転時間を短くし運転
時間を短縮させる。 【解決手段】 衣類を乾燥させる回転ドラム1内へ送風
経路3に設けたPTCヒータ4で加熱した温風を熱交換
型両翼ファン2により送風し、回転ドラム1と熱交換型
両翼ファン2をモータ6により回転駆動する。制御手段
8は、モータ6、PTCヒータ4を制御し乾燥運転を制
御するとともに、加熱運転終了時の冷却送風送風時間を
設定温度に応じて制御するようにしたものである。
る衣類乾燥機において、冷却送風運転時間を短くし運転
時間を短縮させる。 【解決手段】 衣類を乾燥させる回転ドラム1内へ送風
経路3に設けたPTCヒータ4で加熱した温風を熱交換
型両翼ファン2により送風し、回転ドラム1と熱交換型
両翼ファン2をモータ6により回転駆動する。制御手段
8は、モータ6、PTCヒータ4を制御し乾燥運転を制
御するとともに、加熱運転終了時の冷却送風送風時間を
設定温度に応じて制御するようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転ドラム内の衣
類に温風を与えて乾燥させる衣類乾燥機に関する。
類に温風を与えて乾燥させる衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用の衣類乾燥機は、自動的に
乾燥度合いを検知して運転を止めるだけではなく、衣類
や機器の温度上昇によるやけどを防止する衣類乾燥機が
提案されている。
乾燥度合いを検知して運転を止めるだけではなく、衣類
や機器の温度上昇によるやけどを防止する衣類乾燥機が
提案されている。
【0003】従来、この種の衣類乾燥機は、特開平5−
208097号公報に示すように構成されていた。すな
わち、乾燥運転および冷却送風運転の制御をする制御手
段と、回転ドラムの排気温度を検知する排気温度検知手
段を備え、乾燥運転終了時の冷却運転の回転ドラム排気
温度が冷却送風運転停止温度よりも十分低くなるように
していた。
208097号公報に示すように構成されていた。すな
わち、乾燥運転および冷却送風運転の制御をする制御手
段と、回転ドラムの排気温度を検知する排気温度検知手
段を備え、乾燥運転終了時の冷却運転の回転ドラム排気
温度が冷却送風運転停止温度よりも十分低くなるように
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の衣類乾燥機では、回転ドラムの排気温度が冷却送風
運転停止温度よりも十分低くなるように冷却送風時間を
延長するために、衣類の温度が低下し、衣類に触れた時
の人の感触では乾燥不十分になり、かつ運転時間が長く
なるという問題を有していた。
来の衣類乾燥機では、回転ドラムの排気温度が冷却送風
運転停止温度よりも十分低くなるように冷却送風時間を
延長するために、衣類の温度が低下し、衣類に触れた時
の人の感触では乾燥不十分になり、かつ運転時間が長く
なるという問題を有していた。
【0005】本発明は上記従来課題を解決するもので、
冷却送風運転時間を短縮し、運転時間を短縮させること
を目的としている。
冷却送風運転時間を短縮し、運転時間を短縮させること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、衣類を乾燥させる回転ドラム内への送風経
路に設けた加熱手段で加熱した温風を送風手段により送
風し、回転ドラムと送風手段をモータにより回転駆動す
る。制御手段は、モータ、加熱手段を制御し回転ドラム
内温度を制御するとともに、加熱運転終了時の冷却送風
時間を設定温度に応じて制御するようにしたものであ
る。
するために、衣類を乾燥させる回転ドラム内への送風経
路に設けた加熱手段で加熱した温風を送風手段により送
風し、回転ドラムと送風手段をモータにより回転駆動す
る。制御手段は、モータ、加熱手段を制御し回転ドラム
内温度を制御するとともに、加熱運転終了時の冷却送風
時間を設定温度に応じて制御するようにしたものであ
る。
【0007】これにより、冷却送風時間を運転時の回転
ドラム内温度に応じて変えることができ、冷却送風運転
時間を短くし、乾燥運転時間を短縮することができる。
ドラム内温度に応じて変えることができ、冷却送風運転
時間を短くし、乾燥運転時間を短縮することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム内
へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内への
送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記送
風手段を回転駆動するモータと、前記回転ドラムの排気
温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段を制御し
前記回転ドラム内温度を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風時間を設定温
度に応じて制御するようにしたものであり、冷却送風時
間を運転時の回転ドラム内温度に応じて変えることがで
き、冷却送風運転時間を短くし、乾燥運転時間を短縮す
ることができる。
は、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回転ドラム内
へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ドラム内への
送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラムと前記送
風手段を回転駆動するモータと、前記回転ドラムの排気
温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手段を制御し
前記回転ドラム内温度を制御する制御手段とを備え、前
記制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風時間を設定温
度に応じて制御するようにしたものであり、冷却送風時
間を運転時の回転ドラム内温度に応じて変えることがで
き、冷却送風運転時間を短くし、乾燥運転時間を短縮す
ることができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、制御手段は、乾燥運転中の回転ド
ラム内温度が設定温度以下となるように加熱手段を制御
し、設定温度が低い場合には、冷却送風時間を短い設定
とするようにしたものであり、温度制御の設定温度が通
常運転よりも低い場合には、通常運転よりも短い冷却送
風時間を設定することで、冷却送風時間を短縮でき運転
時間を短縮することができる。
記載の発明において、制御手段は、乾燥運転中の回転ド
ラム内温度が設定温度以下となるように加熱手段を制御
し、設定温度が低い場合には、冷却送風時間を短い設定
とするようにしたものであり、温度制御の設定温度が通
常運転よりも低い場合には、通常運転よりも短い冷却送
風時間を設定することで、冷却送風時間を短縮でき運転
時間を短縮することができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、半導体ヒータよりなる加熱手段の
電流を検知する電流検知手段を備え、制御手段は、加熱
運転終了後の冷却送風運転時間を設定温度に応じて制御
し、前記冷却送風運転時間を少なくとも前記電流検知手
段の異常検知時間以上とするようにしたものであり、温
度制御の設定温度が低い場合には冷却送風時間を短縮で
き、かつ、少なくとも異常検知時間を確保するので安全
性を高めることができる。
記載の発明において、半導体ヒータよりなる加熱手段の
電流を検知する電流検知手段を備え、制御手段は、加熱
運転終了後の冷却送風運転時間を設定温度に応じて制御
し、前記冷却送風運転時間を少なくとも前記電流検知手
段の異常検知時間以上とするようにしたものであり、温
度制御の設定温度が低い場合には冷却送風時間を短縮で
き、かつ、少なくとも異常検知時間を確保するので安全
性を高めることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0012】(実施例1)図1に示すように、回転ドラ
ム1は、衣類を入れて乾燥させるもので、熱交換型両翼
ファン(送風手段)2より、回転ドラム1と熱交換型両
翼ファン2の間の送風経路3に設けたPTCヒータ(加
熱手段)4を通して、加熱した温風を回転ドラム1に送
るようにしている。回転ドラム1内部の排気口側に糸屑
をとるフィルター5を配設している。
ム1は、衣類を入れて乾燥させるもので、熱交換型両翼
ファン(送風手段)2より、回転ドラム1と熱交換型両
翼ファン2の間の送風経路3に設けたPTCヒータ(加
熱手段)4を通して、加熱した温風を回転ドラム1に送
るようにしている。回転ドラム1内部の排気口側に糸屑
をとるフィルター5を配設している。
【0013】熱交換型両翼ファン2は、回転ドラム1へ
送風すると同時に、湿った空気を外気により冷却して回
転ドラム1内の水分を除湿する。PTCヒータ4は、温
度−抵抗特性が正特性の半導体ヒータで構成し、送風量
や温度により発熱量が変化するものである。モータ6
は、熱交換型両翼ファン2と回転ドラム1を回転駆動す
る。温度検知手段7は、回転ドラム1内の排気温度を検
知するもので、回転ドラム1と熱交換型両翼ファン2の
間に配設している。
送風すると同時に、湿った空気を外気により冷却して回
転ドラム1内の水分を除湿する。PTCヒータ4は、温
度−抵抗特性が正特性の半導体ヒータで構成し、送風量
や温度により発熱量が変化するものである。モータ6
は、熱交換型両翼ファン2と回転ドラム1を回転駆動す
る。温度検知手段7は、回転ドラム1内の排気温度を検
知するもので、回転ドラム1と熱交換型両翼ファン2の
間に配設している。
【0014】制御手段8は、図2に示すように、マイク
ロコンピュータを主コントロール手段とした制御回路8
0と、PTCヒータ4を構成するヒータ4a、4bを制
御するリレー81a、81bと、モータ6を制御する半
導体スイッチング手段82と、PTCヒータ4の電流を
検知する電流検知手段83とで構成している。制御手段
8は、温度検知手段7により検知した温度と温度変化よ
り回転ドラム1内の衣類の乾燥度合いを検知して運転時
間を制御し、また、温度検知手段7により検知した排気
温度が設定温度以下となるようにPTCヒータ4をリレ
ー81によりオン、オフ制御して温度制御し、さらに、
半導体スイッチング手段82によりモータ6の回転を制
御するように構成している。
ロコンピュータを主コントロール手段とした制御回路8
0と、PTCヒータ4を構成するヒータ4a、4bを制
御するリレー81a、81bと、モータ6を制御する半
導体スイッチング手段82と、PTCヒータ4の電流を
検知する電流検知手段83とで構成している。制御手段
8は、温度検知手段7により検知した温度と温度変化よ
り回転ドラム1内の衣類の乾燥度合いを検知して運転時
間を制御し、また、温度検知手段7により検知した排気
温度が設定温度以下となるようにPTCヒータ4をリレ
ー81によりオン、オフ制御して温度制御し、さらに、
半導体スイッチング手段82によりモータ6の回転を制
御するように構成している。
【0015】温度検知手段7は、サーミスタなどの温度
により抵抗値が変わる半導体で構成し、制御回路80を
構成するマイクロコンピュータに内蔵されたA/D変換
回路に入力して温度を検知する。電流検知手段83は、
PTCヒータ4の電流を検知するもので、カレントトラ
ンスにより電流を電圧信号に変換して、変換した電圧を
マイクロコンピュータに内蔵されたA/D変換回路に入
力して電流を検知する。
により抵抗値が変わる半導体で構成し、制御回路80を
構成するマイクロコンピュータに内蔵されたA/D変換
回路に入力して温度を検知する。電流検知手段83は、
PTCヒータ4の電流を検知するもので、カレントトラ
ンスにより電流を電圧信号に変換して、変換した電圧を
マイクロコンピュータに内蔵されたA/D変換回路に入
力して電流を検知する。
【0016】交流電源9より、遮断制御可能な電源スイ
ッチ10を介して、PTCヒータ4とモータ6に交流電
圧が印加される。遮断制御可能な電源スイッチ10は、
運転終了後、あるいは不安全に至る異常を検知した場合
に、強制的に電源を遮断するものである。
ッチ10を介して、PTCヒータ4とモータ6に交流電
圧が印加される。遮断制御可能な電源スイッチ10は、
運転終了後、あるいは不安全に至る異常を検知した場合
に、強制的に電源を遮断するものである。
【0017】主として制御回路80を構成するマイクロ
コンピュータのソフトウェアよりにより制御される温度
制御の設定温度Tsは、運転コースにより異なり、例え
ば短時間の運転コースでは設定温度Tsを低くして布縮
みを押さえるようにする。乾燥運転終了時には、PTC
ヒータ4をオフしてモータ6のみ駆動し、冷却送風運
転、すなわち冷風運転を行う。このとき、設定温度Ts
に応じて冷却送風時間を制御するようにしている。
コンピュータのソフトウェアよりにより制御される温度
制御の設定温度Tsは、運転コースにより異なり、例え
ば短時間の運転コースでは設定温度Tsを低くして布縮
みを押さえるようにする。乾燥運転終了時には、PTC
ヒータ4をオフしてモータ6のみ駆動し、冷却送風運
転、すなわち冷風運転を行う。このとき、設定温度Ts
に応じて冷却送風時間を制御するようにしている。
【0018】上記構成において図3のフローチャートを
参照しながら動作を説明する。図3のステップ100よ
り冷風運転プログラムが開始し、ステップ101で乾燥
運転中の設定温度Tsに応じて冷風設定時間tcを設定
する。つぎに、ステップ102でPTCヒータ4をオフ
し、ステップ103にて冷風運転時間tをカウントし、
ステップ104で冷風時間tが冷却送風設定時間tc以
上かどうか判定し、設定時間tc以上ならばステップ1
05でモータ6をオフする。
参照しながら動作を説明する。図3のステップ100よ
り冷風運転プログラムが開始し、ステップ101で乾燥
運転中の設定温度Tsに応じて冷風設定時間tcを設定
する。つぎに、ステップ102でPTCヒータ4をオフ
し、ステップ103にて冷風運転時間tをカウントし、
ステップ104で冷風時間tが冷却送風設定時間tc以
上かどうか判定し、設定時間tc以上ならばステップ1
05でモータ6をオフする。
【0019】ステップ104で冷風時間tが冷却送風設
定時間tc以上でないならば、ステップ102に戻り冷
風運転を続ける。ステップ105においてモータ6をオ
フして冷風運転を終了した後、ステップ106にて終了
報知を行い、ステップ107で冷風行程サブルーチンを
リターンする。冷風行程を終了すると、通常、乾燥運転
を終了するが、しわを防ぐためのしわとりキープ、ある
いは、ふんわりキープ運転が設定されると、PTCヒー
タ4をオフして周期的に回転ドラム1を駆動して衣類を
転がしてしてしわを防ぐ。
定時間tc以上でないならば、ステップ102に戻り冷
風運転を続ける。ステップ105においてモータ6をオ
フして冷風運転を終了した後、ステップ106にて終了
報知を行い、ステップ107で冷風行程サブルーチンを
リターンする。冷風行程を終了すると、通常、乾燥運転
を終了するが、しわを防ぐためのしわとりキープ、ある
いは、ふんわりキープ運転が設定されると、PTCヒー
タ4をオフして周期的に回転ドラム1を駆動して衣類を
転がしてしてしわを防ぐ。
【0020】このように、本実施例によれば、乾燥運転
中の回転ドラム1内の設定温度が低い場合、あるいは、
回転ドラム1内温度を低く設定する運転コースにおいて
は、冷風運転時間を短く設定して、運転時間を短縮する
ことができる。
中の回転ドラム1内の設定温度が低い場合、あるいは、
回転ドラム1内温度を低く設定する運転コースにおいて
は、冷風運転時間を短く設定して、運転時間を短縮する
ことができる。
【0021】(実施例2)図1および図2における制御
手段8は、電流検知手段83により冷却送風運転中のP
TCヒータ4の電流を検知してリレー81の短絡故障を
検知するようにし、加熱運転終了後の冷却送風運転時間
を設定温度に応じて制御するとともに、冷却送風運転時
間を少なくとも電流検知手段83の異常検知時間以上と
するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じで
ある。
手段8は、電流検知手段83により冷却送風運転中のP
TCヒータ4の電流を検知してリレー81の短絡故障を
検知するようにし、加熱運転終了後の冷却送風運転時間
を設定温度に応じて制御するとともに、冷却送風運転時
間を少なくとも電流検知手段83の異常検知時間以上と
するようにしている。他の構成は上記実施例1と同じで
ある。
【0022】上記構成において図4を参照しながら動作
を説明する。図4には、冷却送風運転行程においてPT
Cヒータ4をオン、オフ制御するリレー81の短絡故障
を検知するフローチャートの一例を示している。
を説明する。図4には、冷却送風運転行程においてPT
Cヒータ4をオン、オフ制御するリレー81の短絡故障
を検知するフローチャートの一例を示している。
【0023】ステップ100より送風運転を開始し、ス
テップ101で乾燥運転中の設定温度Tsに応じて冷風
設定時間tcを設定する。つぎに、ステップ108にて
異常カウンタMをクリヤし、ステップ109にてPTC
ヒータ4をオフする。ステップ110より冷風運転時間
tをカウントし、ステップ111にてPTCヒータ4の
電流Iを電流検知手段83により検知し、マイクロコン
ピュータに入力する。ステップ112では検知電流Iが
設定値Is以上かどうか判定し、設定値Is以上であれ
ば、ステップ113にてリレー短絡異常カウンタMをイ
ンクリメントする。
テップ101で乾燥運転中の設定温度Tsに応じて冷風
設定時間tcを設定する。つぎに、ステップ108にて
異常カウンタMをクリヤし、ステップ109にてPTC
ヒータ4をオフする。ステップ110より冷風運転時間
tをカウントし、ステップ111にてPTCヒータ4の
電流Iを電流検知手段83により検知し、マイクロコン
ピュータに入力する。ステップ112では検知電流Iが
設定値Is以上かどうか判定し、設定値Is以上であれ
ば、ステップ113にてリレー短絡異常カウンタMをイ
ンクリメントする。
【0024】通常、リレー81が正常ならば、検知電流
Iは流れないので0であり、ほとんど0に近い設定値I
s以上ならばリレー短絡故障と判定できる。設定値Is
以下ならば、リレーは正常にオフしており、ステップ1
14にてカウンタMをクリヤする。ステップ115で
は、異常カウンタMが設定値Ms以上かどうか判定し、
Ms以上ならばステップ117に進み異常報知、あるい
は遮断制御可能な電源スイッチ10をオフさせる等の異
常処理を行う。
Iは流れないので0であり、ほとんど0に近い設定値I
s以上ならばリレー短絡故障と判定できる。設定値Is
以下ならば、リレーは正常にオフしており、ステップ1
14にてカウンタMをクリヤする。ステップ115で
は、異常カウンタMが設定値Ms以上かどうか判定し、
Ms以上ならばステップ117に進み異常報知、あるい
は遮断制御可能な電源スイッチ10をオフさせる等の異
常処理を行う。
【0025】通常、電流Iの検知周期は1秒程度に設定
されているので、異常カウンタ設定値Msを8回に設定
すると、リレー短絡異常検知時間は最低8秒間必要とす
る。よって、冷風設定時間tcは最低でも10秒に設定
する。ステップ115の判定がNならば、ステップ11
6に進み、冷風運転時間tが冷風設定時間tc以上かど
うか判定する。冷風設定時間tcは上述の如く異常検知
時間以上に設定する。Yならばステップ106に進み終
了報知を行い、ステップ107にて冷風運転を終了して
サブルーチンリターンする。Nならばステップ109に
戻り、冷風運転を続ける。
されているので、異常カウンタ設定値Msを8回に設定
すると、リレー短絡異常検知時間は最低8秒間必要とす
る。よって、冷風設定時間tcは最低でも10秒に設定
する。ステップ115の判定がNならば、ステップ11
6に進み、冷風運転時間tが冷風設定時間tc以上かど
うか判定する。冷風設定時間tcは上述の如く異常検知
時間以上に設定する。Yならばステップ106に進み終
了報知を行い、ステップ107にて冷風運転を終了して
サブルーチンリターンする。Nならばステップ109に
戻り、冷風運転を続ける。
【0026】乾燥運転終了後、ふんわりキープ運転が設
定された場合には、モータ6は間欠的に駆動されるの
で、PTCヒータ4への送風量が少なくなり、PTCヒ
ータ4の加熱出力が低下するので、PTCヒータ4の電
流によりリレー81が短絡故障したかどうかの判定がほ
とんどできない。
定された場合には、モータ6は間欠的に駆動されるの
で、PTCヒータ4への送風量が少なくなり、PTCヒ
ータ4の加熱出力が低下するので、PTCヒータ4の電
流によりリレー81が短絡故障したかどうかの判定がほ
とんどできない。
【0027】よって、リレー81の短絡故障検知できる
行程は加熱運転最後の冷却送風行程となり、このとき、
リレー短絡故障が検知できなければ、通常1時間から2
時間に設定されるふんわりキープ期間中、リレーが短絡
故障したまま運転が継続される恐れがある。しかし、本
発明によれば、ふんわりキープ運転の前に必ずリレー短
絡異常を検知でき、電源スイッチ10を強制的に遮断す
る等の対策により安全性を確保することが可能となる。
行程は加熱運転最後の冷却送風行程となり、このとき、
リレー短絡故障が検知できなければ、通常1時間から2
時間に設定されるふんわりキープ期間中、リレーが短絡
故障したまま運転が継続される恐れがある。しかし、本
発明によれば、ふんわりキープ運転の前に必ずリレー短
絡異常を検知でき、電源スイッチ10を強制的に遮断す
る等の対策により安全性を確保することが可能となる。
【0028】このように本実施例によれば、乾燥運転コ
ースの設定温度Tsに応じて冷却送風時間tcを変える
ので、設定温度Tsが低く設定された場合には冷却送風
時間tcを短くすることで、運転時間を短縮することが
できる。さらに、冷却送風行程にて、PTCヒータ4を
制御するリレー81の短絡故障の検知時間を確保してい
るので、例えリレー81が短絡故障しても、異常報知し
たり、あるいは電源スイッチ10を強制的に遮断して安
全性を確保することができる。
ースの設定温度Tsに応じて冷却送風時間tcを変える
ので、設定温度Tsが低く設定された場合には冷却送風
時間tcを短くすることで、運転時間を短縮することが
できる。さらに、冷却送風行程にて、PTCヒータ4を
制御するリレー81の短絡故障の検知時間を確保してい
るので、例えリレー81が短絡故障しても、異常報知し
たり、あるいは電源スイッチ10を強制的に遮断して安
全性を確保することができる。
【0029】特に、運転中の設定温度Tsを低くし、か
つ、運転時間を短くした仕上げコース、あるいは、しわ
とりコースのような特殊運転サイクルの場合に冷却送風
時間を短縮しつつ、リレー短絡異常検知が可能となるの
で、運転時間の短縮と、安全性の確保が可能となる。
つ、運転時間を短くした仕上げコース、あるいは、しわ
とりコースのような特殊運転サイクルの場合に冷却送風
時間を短縮しつつ、リレー短絡異常検知が可能となるの
で、運転時間の短縮と、安全性の確保が可能となる。
【0030】なお、上記各実施例では、除湿型電気乾燥
機について、回転ドラム1の排気温度変化を検知して冷
却送風時間を制御する方法について説明したが、熱交換
型両翼ファン2のない排気型乾燥機、あるいは洗濯機と
乾燥機が一体となった洗濯乾燥機でも、実現方法につい
てほとんど同様であることは明らかである。また、加熱
手段をガスバーナーにしたガス乾燥機でも同様である。
機について、回転ドラム1の排気温度変化を検知して冷
却送風時間を制御する方法について説明したが、熱交換
型両翼ファン2のない排気型乾燥機、あるいは洗濯機と
乾燥機が一体となった洗濯乾燥機でも、実現方法につい
てほとんど同様であることは明らかである。また、加熱
手段をガスバーナーにしたガス乾燥機でも同様である。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
転ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ド
ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラ
ムと前記送風手段を回転駆動するモータと、前記回転ド
ラムの排気温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手
段を制御し前記回転ドラム内温度を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風時
間を設定温度に応じて制御するようにしたから、冷却送
風時間を運転時の回転ドラム内温度に応じて変えること
ができ、冷却送風運転時間を短くし、乾燥運転時間を短
縮することができ、さらに、冷却送風運転後の衣類温度
を最適値にすることができる。
発明によれば、衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
転ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ド
ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラ
ムと前記送風手段を回転駆動するモータと、前記回転ド
ラムの排気温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手
段を制御し前記回転ドラム内温度を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風時
間を設定温度に応じて制御するようにしたから、冷却送
風時間を運転時の回転ドラム内温度に応じて変えること
ができ、冷却送風運転時間を短くし、乾燥運転時間を短
縮することができ、さらに、冷却送風運転後の衣類温度
を最適値にすることができる。
【0032】また、請求項2に記載の発明によれば、制
御手段は、乾燥運転中の回転ドラム内温度が設定温度以
下となるように加熱手段を制御し、設定温度が低い場合
には、冷却送風時間を短い設定とするようにしたから、
温度制御の設定温度が通常運転よりも低い場合には、通
常運転よりも短い冷却送風時間を設定することで、冷却
送風時間を短縮でき運転時間を短縮することができる。
御手段は、乾燥運転中の回転ドラム内温度が設定温度以
下となるように加熱手段を制御し、設定温度が低い場合
には、冷却送風時間を短い設定とするようにしたから、
温度制御の設定温度が通常運転よりも低い場合には、通
常運転よりも短い冷却送風時間を設定することで、冷却
送風時間を短縮でき運転時間を短縮することができる。
【0033】また、請求項3に記載の発明によれば、半
導体ヒータよりなる加熱手段の電流を検知する電流検知
手段を備え、制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風運
転時間を設定温度に応じて制御し、前記冷却送風運転時
間を少なくとも前記電流検知手段の異常検知時間以上と
するようにしたから、温度制御の設定温度が低い場合に
は冷却送風時間を短縮でき、かつ、少なくとも異常検知
時間を確保するので安全性を高めることができる。
導体ヒータよりなる加熱手段の電流を検知する電流検知
手段を備え、制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風運
転時間を設定温度に応じて制御し、前記冷却送風運転時
間を少なくとも前記電流検知手段の異常検知時間以上と
するようにしたから、温度制御の設定温度が低い場合に
は冷却送風時間を短縮でき、かつ、少なくとも異常検知
時間を確保するので安全性を高めることができる。
【図1】本発明の第1の実施例の衣類乾燥機の断面図
【図2】同衣類乾燥機の回路図
【図3】同衣類乾燥機の冷却送風運転時のフローチャー
ト
ト
【図4】本発明の第2の実施例の衣類乾燥機の冷却送風
運転時のフローチャート
運転時のフローチャート
1 回転ドラム 2 熱交換型両翼ファン(送風手段) 3 送風経路 4 PTCヒータ(加熱手段) 6 モータ 7 温度検知手段 8 制御手段
Claims (3)
- 【請求項1】 衣類を乾燥させる回転ドラムと、前記回
転ドラム内へ温風を送風させる送風手段と、前記回転ド
ラム内への送風経路に設けた加熱手段と、前記回転ドラ
ムと前記送風手段を回転駆動するモータと、前記回転ド
ラムの排気温度を検知する温度検知手段と、前記加熱手
段を制御し前記回転ドラム内温度を制御する制御手段と
を備え、前記制御手段は、加熱運転終了後の冷却送風時
間を前記設定温度に応じて制御するようにした衣類乾燥
機。 - 【請求項2】 制御手段は、乾燥運転中の回転ドラム内
温度が設定温度以下となるように加熱手段を制御し、設
定温度が低い場合には、冷却送風時間を短い設定とする
ようにした請求項1記載の衣類乾燥機。 - 【請求項3】 半導体ヒータよりなる加熱手段の電流を
検知する電流検知手段を備え、制御手段は、加熱運転終
了後の冷却送風運転時間を設定温度に応じて制御し、前
記冷却送風運転時間を少なくとも前記電流検知手段の異
常検知時間以上とするようにした請求項1記載の衣類乾
燥機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160828A JPH114999A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160828A JPH114999A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH114999A true JPH114999A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=15723296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160828A Pending JPH114999A (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH114999A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010230274A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 浴室用乾燥暖房機および浴室用乾燥暖房機の制御方法 |
US20110023321A1 (en) * | 2008-06-03 | 2011-02-03 | Ki-Wook Jung | Dryer and control method for same |
US9080283B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-07-14 | Whirlpool Corporation | Method to control a drying cycle of a laundry treating appliance |
JP2020075014A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社東京洗染機械製作所 | ガス乾燥機 |
-
1997
- 1997-06-18 JP JP9160828A patent/JPH114999A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110023321A1 (en) * | 2008-06-03 | 2011-02-03 | Ki-Wook Jung | Dryer and control method for same |
JP2010230274A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Mitsubishi Electric Corp | 浴室用乾燥暖房機および浴室用乾燥暖房機の制御方法 |
US9080283B2 (en) | 2011-10-06 | 2015-07-14 | Whirlpool Corporation | Method to control a drying cycle of a laundry treating appliance |
JP2020075014A (ja) * | 2018-11-09 | 2020-05-21 | 株式会社東京洗染機械製作所 | ガス乾燥機 |
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RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050624 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050630 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051227 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060523 |