JPH09284017A - 電動式アンテナ - Google Patents

電動式アンテナ

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JPH09284017A
JPH09284017A JP11429696A JP11429696A JPH09284017A JP H09284017 A JPH09284017 A JP H09284017A JP 11429696 A JP11429696 A JP 11429696A JP 11429696 A JP11429696 A JP 11429696A JP H09284017 A JPH09284017 A JP H09284017A
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JP
Japan
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antenna
antenna element
rack
rack member
case
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Pending
Application number
JP11429696A
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English (en)
Inventor
Masami Yamamoto
正己 山本
Takao Kawahara
隆夫 川原
Ryo Horie
凉 堀江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンテナの突出長さを短かくした電動式アン
テナを提供する。 【解決手段】 全長がヘリカルコイルからなり、物理的
長さが短かいアンテナ素子50に絶縁チューブ52を被
せ、絶縁チューブ52の下端部にラック部材40を嵌合
し、その外周にジョイントパイプ54を嵌合するととも
にカシメて、絶縁チューブ52とラック部材40を連結
する。このラック部材40には全長にわたりラック40
aを刻設する。ケース10内のモータ駆動部32のピニ
オンギア26aがラック40aに噛合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用のAM/F
Mアンテナとして用いて好適で、特にアンテナの突出長
さを短かくした電動式アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車載用のAM/FMアンテナとしての従
来の電動式アンテナにあっては、アンテナの突出長さが
約1mとなるテレスコープ状の多段ロッドアンテナが、
突出および引き込み自在に構成されている。この突出お
よび引き込み自在の構成としては、多段ロッドアンテナ
の先端ロッドの基端にラックが刻設されたラック部材の
先端を連結し、モータ駆動部のピニオンギアをこのラッ
クに噛合させ、モータ駆動部の駆動回転によりラック部
材を軸方向に押し上げ移動させて多段ロッドアンテナを
突出させ、ラック部材を軸方向に押し下げ移動させて多
段ロッドアンテナを引き込むようになっている。そし
て、多段ロッドアンテナの突出長さが約1mもあるため
に、ラック部材も約1m程度必要であり、多段ロッドア
ンテナを引き込んだ状態ではラック部材はドラムに適宜
に巻き取られて、装置全体の小型化が図られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動式アンテナ
は、上述のごとくラック部材が巻き取られるために、ラ
ック部材は当然に可撓性を備えていなければならない。
一方で多段ロッドアンテナを押し上げてアンテナ突出状
態とするためには、ラック部材が座屈してはならない。
そこで、ラック部材として適宜な可撓性と適宜な耐座屈
性を具備するものでなければならない。この結果、ラッ
ク部材の素材や寸法等が制約される。しかも、可撓性と
耐座屈性がバランス良く設計されたラック部材であって
も、多段ロッドアンテナの不具合により過大な負荷が加
わった場合や、寿命による特性劣化等によって、可撓性
と耐座屈性のバランスが崩れ、故障の要因になり易いと
いう不具合があった。
【0004】発明者らは、従来の電動式アンテナの不具
合は、アンテナの突出長さが約1mと物理的に長いこと
に起因するとの点に着目し、鋭意研究を重ねた結果、ア
ンテナ実効長としては約1mで従来と同様であるが、物
理的長さを例えば約15cmと極めて短かくし得るヘリ
カルコイルを用いて電動式アンテナを構成することに思
い到った。
【0005】本発明の目的は、従来の電動式アンテナの
不具合を改善すべくなされたものであって、アンテナの
突出長さを短かくすることで、ラック部材も短かくでき
るようにした電動式アンテナを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明の電動式アンテナは、全長がヘリカルコイ
ルからなるアンテナ素子の基端に、ラックが刻設された
ラック部材を前記アンテナ素子の軸方向に配設し、モー
タ駆動部のピニオンギアを前記ラックに噛合させ、前記
モータ駆動部の駆動回転により前記アンテナ素子を軸方
向に移動させて突出および引き込み自在に構成されてい
る。
【0007】そして、前記モータ駆動部の駆動回転によ
り、前記ラック部材が直線移動するように構成しても良
い。
【0008】また、前記アンテナ素子を引き込んだ状態
で前記アンテナ素子と前記ラック部材およびモータ駆動
部がケースに収納され、前記アンテナ素子を突出させた
状態で前記アンテナ素子が前記ケースから突出するよう
になし、前記ケースの上端部を筒状のマウントベースと
し、前記ラック部材に前記アンテナ素子との連結部の直
下から下端まで前記ラックを刻設し、突出状態で前記ア
ンテナ素子の基端より前記マウントベースの下側までア
ンテナ出力端子を導出し、前記ケース内に前記アンテナ
出力端子の下端部に弾接するように弾接片を配設して構
成することもできる。
【0009】さらに、前記アンテナ素子を引き込んだ状
態で前記アンテナ素子と前記ラック部材およびモータ駆
動部がケースに収納され、前記アンテナ素子を突出させ
た状態で前記アンテナ素子が前記ケースから突出するよ
うになし、前記ラック部材にストッパ部を設け、前記ア
ンテナ素子の突出限度で前記ストッパ部が前記ケースに
設けられた突出規制部材に当接し、前記アンテナ素子の
引き込み限度で前記ストッパ部が前記ケースに設けられ
た収納規制部材に当接するように構成することもでき
る。
【0010】そしてまた、前記ヘリカルコイルのアンテ
ナ素子に絶縁チューブを被せ、この絶縁チューブの下端
部を前記ラック部材の上端部に嵌合し、この嵌合部の外
周で前記絶縁チューブと前記ラックに跨がり導電材から
なるジョイントパイプを嵌合し、前記アンテナ素子の基
端よりアンテナ線を前記ジョイントパイプまで導出して
その内周面に臨ませ、前記ジョイントパイプのカシメに
より前記絶縁チューブと前記ラック部材を一体化すると
ともに前記アンテナ線を前記ジョイントパイプに電気的
接続し、前記ジョイントパイプに弾接する弾接片を介し
てアンテナ出力を導出するように構成しても良い。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例につき図
1乃至図9を参照して説明する。図1は、本発明の電動
式アンテナの一実施例の外観図であり、(a)は正面
図、(b)は右側面図である。図2は、図1で第1ケー
ス部材を除いたケース内の図である。図3は、図1で第
1ケース部材と仕切り部材を除いたケース内の図であ
る。図4は、図1(a)のA−A断面拡大図である。図
5は、仕切り部材と第2ケース部材の当接部の水密構造
を示し、(a)は凹凸の嵌合による構造を示し、(b)
はパッキンによる別の構造を示す。図6は、ケース上端
部の断面拡大図である。図7は、アンテナ出力端子の導
出構造を示す図である。図8は、アンテナ出力端子の導
出の別の構造を示し、(a)は正面図、(b)は(a)
のB矢視図である。図9は、アンテナ出力端子を下方に
導出することによる作用を説明する図であり、(a)は
アンテナの突出状態、(b)はアンテナの引き込み状態
をそれぞれに示す。
【0012】本発明の電動式アンテナの一実施例の外観
は、図1に示すごとく、ケース10よりアンテナ部12
が突出および引き込み自在に構成される。ケース10
は、マウントベース14と第1ケース部材16と仕切り
部材18と第2ケース部材20およびドレインパイプ2
2とからなる。かかる電動式アンテナは、マウントベー
ス14により、従来のこの種の装置と同様に、適宜に車
の車体パネル100に穿設した孔にシート102等を用
いて水密構造で取り付けられる。
【0013】そして、図2に示すごとく、仕切り部材1
8上に、モータ24とギア機構26とギア機構26の回
転数を電気信号に変換するカウントギア28および制御
回路基板30等からなるモータ駆動部32が組み込まれ
ており、第1ケース部材16と仕切り部材18で区割さ
れる空間に収納されている。そして、図4に示すごと
く、モータ駆動部32のピニオンギア26aが仕切り部
材18に穿設された孔18aより第2ケース部材20側
に突出して配設される。このピニオンギア26aと仕切
り部材18上に配設される平歯車とは図示しない摩擦ク
ラッチにより連結される。しかも、孔18aは、ピニオ
ンギア26aと一体の胴部に嵌合されたシートパッキン
34の外周縁が仕切り部材18に弾接されて水密構造と
される。さらに、仕切り部材18と第2ケース部材20
との当接部は、図5に示すごとく、(a)に示す凹凸の
嵌合、または(b)に示すパッキン36またはOリング
等により水密構造とされ、仕切り部材18と第2ケース
部材20とで区割される空間が水密構造とされる。
【0014】また、図3に示すごとく、第2ケース部材
20の上端部と下端部で同一直線上に、マウントベース
14とドレインパイプ22が配設される。このマウント
ベース14とドレインパイプ22内を、後述するアンテ
ナ素子50とラック部材40が直線上で移動自在に配設
される。そして、ラック部材40に刻設されたラック4
0aにピニオンギア26aが噛合される。このピニオン
ギア26aに対応して背当て部20aが第2ケース部材
20に設けられ、ピニオンギア26aの駆動によりラッ
ク40aの噛合が逃げないように構成されている。さら
に、第2ケース部材20には、ラック部材40等が配設
される空間とは別個に仕切られた増幅器収納空間20b
が形成される。該増幅器収納空間20bは、仕切り部材
18が蓋として作用する。そして、この増幅器収納空間
20bに、アンテナ出力を増幅するためのシールドケー
ス内に組み込まれた増幅器42が収納される。さらに、
アンテナ出力を増幅器42に導入するためのアンテナ弾
接片44と、増幅出力を出力するための出力端子46が
設けられている。
【0015】さらに、図6に示すごとく、アンテナ部1
2は、全長がヘリカルコイルからなるアンテナ素子50
に、先端が閉塞された絶縁チューブ52を被せてなり、
アンテナ素子50の基端部からアンテナ線50aが軸方
向に長く導出される。なお、アンテナ素子50に熱収縮
チューブを被せ、このチューブを熱収縮させてヘリカル
コイルのピッチ等がずれないようにした上で、絶縁チュ
ーブ52が被せられても良い。また、ラック部材40の
先端は絶縁チューブ52の下端部に嵌合され、その外周
でこの絶縁チューブ52の下端部とラック部材40に跨
がってジョイントパイプ54が嵌合され、適宜にカシメ
られて、絶縁チューブ52とラック部材40が一体的に
固定連結される。ラック部材40には、ジョイントパイ
プ54の下端部付近に径大部からなるストッパ部40b
が形成されている。さらに、ラック部材40にはストッ
パ部40bの直下から下端にわたりラック40aが刻設
される。そして、アンテナ素子50の基端よりアンテナ
出力端子として導出されたアンテナ線50aは、ラック
部材40に添設され、その端部にアンテナ突出状態でア
ンテナ弾接片44が弾接される。このアンテナ線50a
の端部は、アンテナ弾接片44との弾接力を増すよう
に、図7に示すごとく略台形とされている。なお、アン
テナ出力端子は、図7に示すごときものに限られず、ア
ンテナ素子50の基端から導出されたアンテナ線50a
に、図8に示すごとく、アンテナ導出片50bをカシメ
等および半田付けで固定ならびに電気的接続し、このア
ンテナ導出片50bをラック部材40に添設するととも
にその端部を適宜に弾力を有する形状としても良い。
【0016】さらに、マウントベース14の構造は、図
6に示すごとく、第2ケース部材20に筒状ベース60
の下端が固定される。この筒状ベース60の中間部外周
に車体パネル100の裏面に当接するフランジ部60a
が適宜に設けられる。筒状ベース60の上端部にはトッ
プナット62が螺合され、トップナット62とインシュ
レータ64を介して、シート102と車体パネル100
がフランジ部60aに強圧固定される。トップナット6
2の内周には、雨水侵入防止用のパッキン66が嵌合固
定される。このパッキン66はアンテナ部12の絶縁チ
ューブ52の外周に弾接し、絶縁チューブ52との間を
水密構造としている。さらに、パッキン66に第1スト
ッパ部材68が嵌合固定され、この第1ストッパ部材6
8の内周に第2ストッパパイプ70が嵌合固定される。
この第2ストッパパイプ70には外方に広がる爪が設け
られ、第1ストッパ部材68内に一度挿入されると、爪
により抜けが阻止される。この第2ストッパパイプ70
の下端に、ラック部材40に設けたストッパ部40bが
当接し、ラック部材40の突出方向への移動の規制がな
される。
【0017】かかる構成において、アンテナ素子50の
ヘリカルコイルは、一例として、コイル径7mmでター
ン数100で全長150mmである。そして、アンテナ
素子50を突出および引き込むには、ラック部材40を
約150mmだけ移動できれば良い。そこで、ラック部
材40を巻き取りまたは曲げ等することなしに直線移動
させても、装置全体は小型となる。しかも、ラック部材
40を直線移動させることで、ラック部材40は可撓性
を具備する必要がなく、充分な強度をラック部材40に
具備させることができる。
【0018】また、マウントベース14は略筒状であっ
て、突出状態のアンテナ素子50の基端部に、アンテナ
弾接片44を設けることが困難である。そこで、アンテ
ナ線50aを引き出し、その端部に第2ケース部材20
に配設したアンテナ弾接片44が弾接されている。この
給電構造によって、マウントベース14の構造を従来の
この種の装置と同様とすることができる。そして、ラッ
ク部材40にアンテナ素子50との連結部の直下から下
端までラック40aを刻設することで、ラック部材40
の長さをアンテナ部12の突出長さ寸法とほぼ同じとす
ることができる。すなわち、突出状態では、図9(a)
に示すごとく、ピニオンギア26aがラック40aの下
端部に噛合し、引き込んだ状態では、図9(b)に示す
ごとく、ピニオンギア26aが連結部の直下部に噛合す
る。そこで、ラック部材40を直線移動させるにもかか
わらず、アンテナを引き込んだ状態での装置は小型であ
る。
【0019】そして、アンテナの突出状態では、図6に
示すごとく、ラック部材40のストッパ部40bがマウ
ントベース14の第2ストッパパイプ70の下端部に当
接して突出方向の移動が制限される。また、引っ込み状
態では、図9(b)に示すごとく、ストッパ部40bが
第2ケース部材20の背当て部20aの段差に当接して
引き込み方向の移動が制限される。該構成にあっては、
ピニオンギア26aから移動方向の力が作用するラック
部材40自体にストッパ部40bが設けられているの
で、移動の制限が確実になし得る。なお、ラック部材4
0に連結された他の部材により移動制限をすると、連結
部に過大な力が作用し易く、それだけ破損し易い。
【0020】さらに、アンテナ出力を増幅する増幅器4
2がアンテナの基端部近くに設けられるので、外来雑音
の侵入を容易に阻止することができる。また、第2ケー
ス部材20に、ラック部材40等の収納とは別に仕切ら
れて一体に形成された増幅器収納空間20bに増幅器4
2を配設するので、増幅器42の配設が極めて容易であ
る。そして、アンテナ等を伝わってケース内に侵入する
虞のある雨水等が、増幅器42に侵入することがない。
【0021】そしてまた、ラック部材40が収納される
第2ケース部材20と仕切り部材18で区割される空間
は、水密構造とされるので、この空間にアンテナ部12
を伝わって雨水等が侵入したとしても、仕切り部材18
と第1ケース部材16で区割された空間に収納されるモ
ータ駆動部32に雨水等が侵入することはない。
【0022】図10は、本発明の電動式アンテナのアン
テナ出力端子の導出の別の構造を示す要部断面図であ
る。図10において、図6と同一部材には同一符号を付
けて重複する説明を省略する。
【0023】図10において、アンテナ素子50の基端
より導出されるアンテナ線50aは、導電材からなるジ
ョイントパイプ54の内面に当接され、ジョイントパイ
プ54のカシメによりラック部材40と絶縁チューブ5
2の固定とともにアンテナ線50aとジョイントパイプ
54が電気的接続される。そして、第1ストッパ部材6
8に挿入固定される第2ストッパパイプ80には、内周
方向に突出してジョイントパイプ54に弾接する弾接舌
片80aと外周方向に突出する弾性舌片80bとがそれ
ぞれ設けられる。なお、この第2ストッパパイプ80
は、ラック部材40のストッパ部40bが当接して突出
方向への移動を規制することは勿論である。そして、筒
状ベース60の内周にインシュレータチューブ82を介
して導電材からなる出力導出パイプ84が圧入固定され
る。第2ストッパパイプ80の外方に突出する弾性舌片
80bは、出力導出パイプ84の内周に弾接される。そ
して、出力導出パイプ84の下端部より、増幅器42へ
アンテナ出力が導出される。
【0024】かかる構成では、アンテナの突出状態で、
ジョイントパイプ54に第2ストッパパイプ80の弾接
舌片80aが弾接すると、アンテナ素子50の基端が、
アンテナ線50aとジョイントパイプ54と第2ストッ
パパイプ80と出力導出パイプ84を順次に介して増幅
器42に接続される。
【0025】図10の構成にあっては、マウントベース
14の構造を大きく変化させずに、アンテナの給電点を
アンテナ素子50の基端部に設けることができる。しか
も、アンテナ出力を確実に増幅器42に導出できる。
【0026】なお、上記実施例では、ラック部材40は
可撓性がなく直線移動されるものであるが、これに限ら
れず、ラック部材40に可撓性を具備させて、アンテナ
を引き込んだ状態ではラック部材40が曲げられて収納
されるような曲線移動させる構造のものであっても良
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電動式ア
ンテナは構成されているので、以下のごとき格別な効果
を奏する。
【0028】請求項1記載の電動式アンテナにあって
は、全長がヘリカルコイルからなるアンテナ素子を用い
ることで、アンテナの突出長さを短かくでき、それだけ
アンテナを突出および引き込むためのラック部材の長さ
が短かくなる。そこで、装置全体が小型化される。
【0029】そして、請求項2記載の電動式アンテナに
あっては、ラック部材が直線移動されるので、ラック部
材は剛体で良く、それだけ堅牢な構造とし易い。そし
て、アンテナを突出させる際に、ラック部材が座屈を生
じる等の虞がない。
【0030】また、請求項3記載の電動式アンテナにあ
っては、ラック部材の全長にわたりラックを刻設すると
ともにアンテナ弾接片をアラウンドベースより下側のケ
ース内に設けるので、ラック部材の全長をアンテナの移
動に有効に活用でき、装置の寸法が短かくでき、しかも
マウントベースは略筒状で従来のこの種の装置と同様と
することができる。
【0031】さらに、請求項4記載の電動式アンテナに
あっては、ラック部材に設けたストッパ部により突出方
向および引き込み方向の移動規制がなされるので、確実
な移動の制限ができる。そして、従来のラック部材に連
結した多段ロッドアンテナ等により移動規制する構造に
比較して、連結部に過大な負荷が加わるようなことがな
く、それだけ破損等がしにくい。
【0032】そしてまた、請求項5記載の電動式アンテ
ナにあっては、第2ストッパパイプが突出方向への移動
規制をするとともに、アンテナの給電点としても作用す
る。そこで、アンテナ出力の導出が確実になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動式アンテナの一実施例の外観図で
あり、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図2】図1で第1ケース部材を除いたケース内の図で
ある。
【図3】図1で第1ケース部材と仕切り部材を除いたケ
ース内の図である。
【図4】図1(a)のA−A断面拡大図である。
【図5】仕切り部材と第2ケース部材の当接部の水密構
造を示し、(a)は凹凸の嵌合による構造を示し、
(b)はパッキンによる別の構造を示す。
【図6】ケース上端部の断面拡大図である。
【図7】アンテナ出力端子の導出構造を示す図である。
【図8】アンテナ出力端子の導出の別の構造を示し、
(a)は正面図、(b)は(a)のB矢視図である。
【図9】アンテナ出力端子を下方に導出することによる
作用を説明する図であり、(a)はアンテナの突出状
態、(b)はアンテナの引き込み状態をそれぞれに示
す。
【図10】本発明の電動式アンテナのアンテナ出力端子
の導出の別の構造を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10 ケース 12 アンテナ部 14 マウントベース 16 第1ケース部材 18 仕切り部材 20 第2ケース部材 20a 背当て部 26a ピニオンギア 32 モータ駆動部 40 ラック部材 40a ラック 40b ストッパ部 44 アンテナ弾接片 50 アンテナ素子 50a アンテナ線 52 絶縁チューブ 54 ジョイントパイプ 70,80 第2ストッパパイプ 82 インシュレータチューブ 84 出力導出パイプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全長がヘリカルコイルからなるアンテナ
    素子の基端に、ラックが刻設されたラック部材を前記ア
    ンテナ素子の軸方向に配設し、モータ駆動部のピニオン
    ギアを前記ラックに噛合させ、前記モータ駆動部の駆動
    回転により前記アンテナ素子を軸方向に移動させて突出
    および引き込み自在に構成したことを特徴とする電動式
    アンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動式アンテナにおい
    て、前記モータ駆動部の駆動回転により、前記ラック部
    材が直線移動するように構成したことを特徴とする電動
    式アンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電動式アンテナにおい
    て、前記アンテナ素子を引き込んだ状態で前記アンテナ
    素子と前記ラック部材およびモータ駆動部がケースに収
    納され、前記アンテナ素子を突出させた状態で前記アン
    テナ素子が前記ケースから突出するようになし、前記ケ
    ースの上端部を筒状のマウントベースとし、前記ラック
    部材に前記アンテナ素子との連結部の直下から下端まで
    前記ラックを刻設し、突出状態で前記アンテナ素子の基
    端より前記マウントベースの下側までアンテナ出力端子
    を導出し、前記ケース内に前記アンテナ出力端子の下端
    部に弾接するように弾接片を配設して構成したことを特
    徴とする電動式アンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電動式アンテナにおい
    て、前記アンテナ素子を引き込んだ状態で前記アンテナ
    素子と前記ラック部材およびモータ駆動部がケースに収
    納され、前記アンテナ素子を突出させた状態で前記アン
    テナ素子が前記ケースから突出するようになし、前記ラ
    ック部材にストッパ部を設け、前記アンテナ素子の突出
    限度で前記ストッパ部が前記ケースに設けられた突出規
    制部材に当接し、前記アンテナ素子の引き込み限度で前
    記ストッパ部が前記ケースに設けられた収納規制部材に
    当接するように構成したことを特徴とする電動式アンテ
    ナ。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電動式アンテナにおい
    て、前記ヘリカルコイルのアンテナ素子に絶縁チューブ
    を被せ、この絶縁チューブの下端部を前記ラック部材の
    上端部に嵌合し、この嵌合部の外周で前記絶縁チューブ
    と前記ラックに跨がり導電材からなるジョイントパイプ
    を嵌合し、前記アンテナ素子の基端よりアンテナ線を前
    記ジョイントパイプまで導出してその内周面に臨ませ、
    前記ジョイントパイプのカシメにより前記絶縁チューブ
    と前記ラック部材を一体化するとともに前記アンテナ線
    を前記ジョイントパイプに電気的接続し、前記ジョイン
    トパイプに弾接する弾接片を介してアンテナ出力を導出
    するように構成したことを特徴とする電動式アンテナ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998033230A1 (fr) * 1997-01-28 1998-07-30 Yokowo Co., Ltd. Antenne actionnee par moteur
CN100388557C (zh) * 2005-12-12 2008-05-14 德州学院 自动伸缩式高增益天线

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