JP2723836B2 - 無線機用アンテナ - Google Patents

無線機用アンテナ

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JP2723836B2 JP7150481A JP15048195A JP2723836B2 JP 2723836 B2 JP2723836 B2 JP 2723836B2 JP 7150481 A JP7150481 A JP 7150481A JP 15048195 A JP15048195 A JP 15048195A JP 2723836 B2 JP2723836 B2 JP 2723836B2
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    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q1/00Details of, or arrangements associated with, antennas
    • H01Q1/08Means for collapsing antennas or parts thereof
    • H01Q1/085Flexible aerials; Whip aerials with a resilient base
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    • H01Q1/12Supports; Mounting means
    • H01Q1/22Supports; Mounting means by structural association with other equipment or articles
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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  • Details Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯無線機等の小型
通信機に用いられるアンテナの改良に関し、特に、無線
機内に収納可能なアンテナエレメントの先端部が無線機
本体のアンテナ収納部から突出していることによって該
先端部が落下等の衝撃により変形し、破損し易い、とい
う不具合を解消することができる無線機用アンテナに関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、小型軽量で携帯性に優れた携帯無
線機が多用されるに至っているが、このような携帯無線
機に使用するアンテナの一例として、図4および図5に
示すような特開平7−38315号公報に開示されたも
のがある。
【0003】図4は従来技術によるアンテナを筐体より
引き出した状態を、また、図5は従来技術によるアンテ
ナを筐体内に収納した状態を示す断面図である。図にお
いて、1は携帯無線機の筐体、2はこの筐体1に引きだ
し収納自在に設けられたアンテナである。アンテナ2は
先端に設けられた第1のコイルケース3とこれに接続さ
れた線状アンテナエレメント4とからなる。第1のコイ
ルケース3の内部にはコイル状アンテナエレメント5が
設けられ線状アンテナエレメント4に電気的に接続され
ている。また、線状アンテナエレメント4の上下端部に
は径大部4a、4bが形成され、さらに下端には接続端
部4cが形成されている。
【0004】6は筐体1に埋め込まれた接続金具であ
り、図4および図5に示すように、アンテナ2を筐体1
から引き出した状態でも、筐体1内に収納した状態で
も、線状アンテナエレメントの径大部4a、4bと電気
的に接続されるとともに、給電線7によって回路基板8
に接続され、整合回路9を介して無線回路に接続され
る。
【0005】10は第2のコイルケースであり、アンテ
ナ2を筐体1に収納したときに、線状アンテナエレメン
ト4の接続端部4cと電気的に接続する接続端子11
と、この接続端子11に接続されたコイル状アンテナエ
レメント12によって構成される。コイル状アンテナエ
レメント12の他端は、給電線13により回路基板8の
地板にアースされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
アンテナ2を図5に示した様に収納した際には、第1の
コイルケース3が無線機外へ突出する一方で、第1のコ
イルケース3と線状アンテナエレメント4はリジッド
(堅固)に結合している為、無線機の落下、障害物との
衝突等によって第1のコイルケース3に衝撃が加わった
場合に、第1のコイルケース3の直下の線状アンテナエ
レメント4の径大部4aがダメージを受けて変形、損傷
し、これが故障の原因となり易かった。
【0007】上記従来構造のアンテナを備えた無線機に
おいて、このような外部応力によるアンテナ先端部の破
壊を防止する為には、アンテナ収納時における第1のコ
イルケース3の突出量をできるだけ小さくするために第
1のコイルケース3を小型化する必要があるが、この事
は第1のコイルケース3のコイル状アンテナエレメント
5の寸法が小型化してアンテナ収納時における感度特性
が悪化するという結果を招いてしまう。
【0008】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、無線機本体に収
納された際に無線機外へ突出するアンテナ先端部がリジ
ッド(堅固)な構造であることによって発生する外部応
力による変形、損傷と、アンテナ収納時にアンテナ先端
部の突出量が少なくなることに起因した感度特性の低下
を防止することができる無線機用アンテナを提供するこ
とを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、無線機本体内に設けられた支持孔内に収
納された収納位置と、該支持孔から外部に引き出された
突出位置との間を進退可能に構成された線状アンテナエ
レメントと、該線状アンテナエレメントの先端部に設け
られ、前記線状アンテナエレメントと電気的に結合され
たコイル状アンテナエレメントを内蔵するコイルケース
を備えた無線機用アンテナにおいて、一部が無線機本
体から所定長外部に突出するように前記支持孔の開口縁
部に固定され、前記線状アンテナエレメントを通した貫
通孔を有し、前記線状アンテナエレメントを前記収納位
置に収納する際に前記線状アンテナエレメントが前記収
納位置から外部に引き出された状態となるように、前記
コイルケースを前記貫通孔に通さないで支持する、エラ
ストマ材料から成る可撓性の基部ブーツと、前記基部ブ
ーツに前記コイルケースが支持されている時に前記基部
ブーツの貫通孔内に位置を占める前記線状アンテナエレ
メントの外周面に少なくとも被覆された可撓性パイプと
を有することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【作用】上記のとおりに構成された本発明では、線状ア
ンテナエレメントを無線機本体の内部に収納する際、コ
イルケースが基部ブーツに支持され、線状アンテナエレ
メントが無線機本体の収納位置から所定長外部に引き出
された状態となる。そのため、無線機本体から突出する
アンテナ先端部の長さが増大して、感度特性が向上す
る。また、このようにアンテナ収納時にアンテナ先端部
の突出量が大きくなっても、コイルケースの直下に位置
する線状アンテナエレメント部分が可撓性パイプで被覆
され、さらにこの外側がエラストマ材料からなる可撓性
の基部ブーツで囲われた二重の保護構造になっているの
で、無線機の落下、障害物との衝突などのダメージが吸
収緩和される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0013】図1は本発明の無線機用アンテナの一実施
例の収納時の構成を示す断面図である。図1に示すアン
テナ20は、無線機本体21に設けた支持孔22によっ
て軸方向(図中矢印方向)へ突出入可能に支持されてい
る。支持孔22の開口部内壁には基部金具25が無線機
本体21の上面より所定の深さで埋め込まれている。支
持孔22の開口端部近傍は少し径が広がっており、この
大径部22aにはポリエステル系エラストマ樹脂等の可
撓性を有した材料からなる基部ブーツ23が同軸状に一
体化されている。
【0014】基部ブーツ23は軸方向に貫通する貫通孔
23aを有した筒体であり、その下側端部は基部金具2
5に固定されると共に、その軸方向中央部から上側端部
にかけては無線機本体21の上面から突出している。基
部金具25の貫通孔25aと基部ブーツ23の貫通孔2
3aは連通しており、アンテナ20を挿通支持してい
る。
【0015】基部金具25の内周部にはアンテナを収納
位置と突出位置でそれぞれ位置決め固定する為の弾性手
段であるスプリング26が備えられている。即ち、スプ
リング26は後述する上側金属被覆部材32aと、下側
金属被覆部材32bに対してそれぞれ圧接することによ
りアンテナ1を収納位置と突出位置に保持するものであ
る。また、スプリング26と基部金具25は導電性金属
からなり、給電部を兼ねている。
【0016】アンテナ20は、Ni−Ti合金から成る
柔軟性と強度の優れた線状アンテナエレメント30の外
周に絶縁チューブ31、金属被覆部材32a、32bを
被着一体化すると共に、線状アンテナエレメント30の
上端部にはインサート金具33を被覆一体化した上でコ
イル状アンテナエレメント34を巻き掛け、更にインサ
ート金具33とコイル状アンテナエレメント34を樹脂
によりモールド一体化することによってコイルケース3
5を形成した構成からなる。なお、コイルケース35は
樹脂によりモールド一体化したものに限られず、インサ
ート金具33とコイル状アンテナエレメント34を中空
のプラスチックケースで包囲するだけのものでも良い。
線状アンテナエレメント30とコイル状アンテナエレメ
ント34とは、容量結合により電気的に結合されてい
る。またコイルケース35は、線状アンテナエレメント
30が前記収納位置にある時に、基部ブーツ23の貫通
孔23aを通過しないで基部ブーツ23に支持される形
状からなる。
【0017】なお、上側金属被覆部材32aとインサー
ト金具33との間に位置する線状アンテナエレメント外
周面には可撓性樹脂から成る可撓性パイプ36が被覆一
体化されている。即ち、可撓性パイプ36は、図1のよ
うにアンテナ1が収納された状態にある時に、上記基部
ブーツ23の貫通孔23a内に位置を占める線状アンテ
ナエレメント30の外周面に被覆されており、その上下
端部はそれぞれコイルケース35と上側金属被覆部材3
2aに一体化されている。この結果、アンテナ20が収
納された状態にある時に、コイルケース35の直下に位
置する線状アンテナエレメント部分が、基部ブーツ23
と可撓性パイプ36によって二重に保護されていること
となり、収納時に無線機本体1から突出したアンテナ先
端部の外部応力に対する強度を補強すると共に、無線機
本体21から突出するアンテナ部分の長さを増大させて
感度特性を高めることが可能となる。
【0018】なお、可撓性パイプ36は上記の位置と共
に、上記以外の例えば上下の金属被復部材32a、32
bの間に位置する線状アンテナエレメント部分に被覆し
てもよい。
【0019】図2はアンテナ収納時にアンテナ先端部の
コイルケース35に外力が加わって変形した状態を示し
ているが、該衝撃力は基部ブーツ23と、可撓性パイプ
36によって二重に吸収緩和されるので、内部の線状ア
ンテナエレメント30にダメージが加わることがなくな
る。このため、コイル状アンテナエレメントを大型化し
て突出量を増大させても故障が発生する虞れが少なくな
り、その結果感度を向上させることができる。
【0020】次に、図3はアンテナを伸長した場合にお
ける本発明のアンテナ20の変形状態を示す図であり、
この場合もアンテナ20の下端部は可撓性材料から成る
基部ブーツ23によって支持されているので、変形によ
る応力の多くは基部ブーツ23によって吸収緩和され、
図示の様に大きく変形することがあっても線状アンテナ
エレメントの下部が損傷したり、機械的強度が低下した
りすることはない。
【0021】上述したように本実施例は、アンテナ部を
収納位置と突出位置でフレキシブルな構造により支持さ
れるものとした事により、無線機本体に収納された際に
無線機外へ突出するアンテナ先端部がリジッドな構造で
あることによって発生する外部応力による変形、損傷
と、アンテナ収納時にアンテナ先端部の突出量が少なく
なることに起因した感度特性の低下を防止することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、無線機本体の支
持孔の開口縁部に可撓性材料から成る基部ブーツを固定
すると共にその基部ブーツの一部を無線機本体から所定
長外部に突出させ、線状アンテナエレメントが無線機本
体の収納位置にある時の、該基部ブーツの貫通孔内の線
状アンテナエレメントの外周面の一部を可撓性パイプに
より被覆したことにより、線状アンテナエレメントが収
納位置にある時にアンテナの上端部近傍が基部ブーツと
可撓性パイプの二重衝撃構造によって保護されるため、
アンテナ先端部に加わる衝撃を吸収緩和することができ
る。
【0023】また、外部応力に対するアンテナ先端部の
強度が増強された結果、アンテナ収納時におけるコイル
状アンテナエレメントを含むアンテナケースの突出長を
増大させることが可能となり、感度特性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線機用アンテナの一実施例の構成を
示す断面図である。
【図2】収納位置にあるアンテナに外力が加わった場合
の変形状態を示す図である。
【図3】突出位置にあるアンテナに外力が加わった場合
の変形状態を示す図である。
【図4】従来技術によるアンテナを筐体より引き出した
状態を示す断面図である。
【図5】従来技術によるアンテナを筐体内に収納した状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
20 アンテナ 21 無線機本体 22 支持孔 22a 大径部 23 基部ブーツ 23a 貫通孔 25 基部金具 26 スプリング 30 線状アンテナエレメント 31 絶縁チューブ 32a、32b 金属被覆部材 33 インサート金具 34 コイル状アンテナエレメント 35 コイルケース 36 可撓性パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−216620(JP,A) 特開 平6−252620(JP,A) 特開 昭63−296401(JP,A) 特開 昭63−294105(JP,A) 特開 平3−55903(JP,A) 実開 昭56−77109(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線機本体内に設けられた支持孔内に収
    納された収納位置と、該支持孔から外部に引き出された
    突出位置との間を進退可能に構成された線状アンテナエ
    レメントと、該線状アンテナエレメントの先端部に設け
    られ、前記線状アンテナエレメントと電気的に結合され
    たコイル状アンテナエレメントを内蔵するコイルケース
    を備えた無線機用アンテナにおいて、一部が無線機本体から所定長外部に突出するように前記
    支持孔の開口縁部に固定され、前記線状アンテナエレメ
    ントを通した貫通孔を有し、前記線状アンテナエレメン
    トを前記収納位置に収納する際に前記線状アンテナエレ
    メントが前記収納位置から外部に引き出された状態とな
    るように、前記コイルケースを前記貫通孔に通さないで
    支持する、エラストマ材料から成る可撓性の基部ブーツ
    と、 前記基部ブーツに前記コイルケースが支持されている時
    に前記基部ブーツの貫通孔内に位置を占める前記線状ア
    ンテナエレメントの外周面に少なくとも被覆された可撓
    性パイプとを有するこ とを特徴とする無線機用アンテ
    ナ。
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