JPH0738315A - アンテナ - Google Patents
アンテナInfo
- Publication number
- JPH0738315A JPH0738315A JP18156193A JP18156193A JPH0738315A JP H0738315 A JPH0738315 A JP H0738315A JP 18156193 A JP18156193 A JP 18156193A JP 18156193 A JP18156193 A JP 18156193A JP H0738315 A JPH0738315 A JP H0738315A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- housing
- housed
- loading
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Aerials (AREA)
- Support Of Aerials (AREA)
- Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナを筐体に引き出し収納自在に設けら
れたアンテナにおいて、収納した状態でも筐体内部のエ
レメントからの放射を確実に抑えることのできるアンテ
ナを実現するものである。 【構成】 無線器の筐体1に設けられ先端にローディン
グ部5を有する第1のアンテナ3と、この第1のアンテ
ナ3の一端に接続され筐体1に収納可能に設けられた第
2のアンテナ4と、筐体1内に設けられ第2のアンテナ
4を筐体内に収納した時に第24のアンテナと電気的に
接続されるローディング部12を有する第3のアンテナ
10とからなる。
れたアンテナにおいて、収納した状態でも筐体内部のエ
レメントからの放射を確実に抑えることのできるアンテ
ナを実現するものである。 【構成】 無線器の筐体1に設けられ先端にローディン
グ部5を有する第1のアンテナ3と、この第1のアンテ
ナ3の一端に接続され筐体1に収納可能に設けられた第
2のアンテナ4と、筐体1内に設けられ第2のアンテナ
4を筐体内に収納した時に第24のアンテナと電気的に
接続されるローディング部12を有する第3のアンテナ
10とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用無線器に用いら
れるようなアンテナに関するものである。
れるようなアンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機の形状はますます小型
化されてきておりアンテナについても小型で高利得なア
ンテナが求められている。携帯電話器においては携帯し
やすいようにアンテナは伸縮可能なアンテナが一般的に
よく用いられており、この場合アンテナを筐体に収納し
た場合には利得が落ちるため、収納時の利得改善を目的
としてアンテナの先端部にローディングコイルを取りつ
けるなど種々工夫されている。
化されてきておりアンテナについても小型で高利得なア
ンテナが求められている。携帯電話器においては携帯し
やすいようにアンテナは伸縮可能なアンテナが一般的に
よく用いられており、この場合アンテナを筐体に収納し
た場合には利得が落ちるため、収納時の利得改善を目的
としてアンテナの先端部にローディングコイルを取りつ
けるなど種々工夫されている。
【0003】このような従来技術としては特開平3−2
45603号公報(H01Q1/24)に記載されてい
るものがある。この従来技術においては、図3及び図4
に示すように、アンテナの先端に設けられるとともにロ
ーディング部17を有し、筐体14より突出した位置に
設けられる第1のアンテナ15と、この第1のアンテナ
15の一端に接続され筐体14に収納可能に設けられる
第2のアンテナ16から構成されるものである。そして
この従来技術では、図3に示すようにアンテナ伸長時
は、第2のアンテナ16の下端部16aに給電されてお
り、また、アンテナ収納時は図4に示すように第2のア
ンテナ16の上端部16bに給電される。
45603号公報(H01Q1/24)に記載されてい
るものがある。この従来技術においては、図3及び図4
に示すように、アンテナの先端に設けられるとともにロ
ーディング部17を有し、筐体14より突出した位置に
設けられる第1のアンテナ15と、この第1のアンテナ
15の一端に接続され筐体14に収納可能に設けられる
第2のアンテナ16から構成されるものである。そして
この従来技術では、図3に示すようにアンテナ伸長時
は、第2のアンテナ16の下端部16aに給電されてお
り、また、アンテナ収納時は図4に示すように第2のア
ンテナ16の上端部16bに給電される。
【0004】しかし、図4のようにアンテナ収納時に第
2のアンテナ16の上端部16bに給電しただけでは、
筐体14内部に収納されている部分にも電流が流れるた
めに、効率よく先端部のローディング部17を動作させ
ることができずアンテナ収納時の利得改善効果が劣化す
る。
2のアンテナ16の上端部16bに給電しただけでは、
筐体14内部に収納されている部分にも電流が流れるた
めに、効率よく先端部のローディング部17を動作させ
ることができずアンテナ収納時の利得改善効果が劣化す
る。
【0005】このため、この従来技術では図5に示すよ
うに給電部よりλ/4の位置でエレメントを地板短絡さ
せて筐体14内部のエレメントにおいては給電部のイン
ピーダンスを無限大にする手法がとられている。
うに給電部よりλ/4の位置でエレメントを地板短絡さ
せて筐体14内部のエレメントにおいては給電部のイン
ピーダンスを無限大にする手法がとられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記手法を用
いても完全には筐体内部のエレメントからの放射を抑え
ることはできないという問題点があった。本発明は、こ
のような従来技術の問題点を改善し、簡単な構成で筐体
内部のエレメントからの放射を確実に抑えることのでき
るアンテナを実現するものである。
いても完全には筐体内部のエレメントからの放射を抑え
ることはできないという問題点があった。本発明は、こ
のような従来技術の問題点を改善し、簡単な構成で筐体
内部のエレメントからの放射を確実に抑えることのでき
るアンテナを実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を改善するた
め、本発明によるアンテナは、無線器の筐体に設けられ
先端にローディング部を有する第1のアンテナと、該第
1のアンテナの一端に接続され前記筐体に収納可能に設
けられた第2のアンテナと、前記筐体内に設けられ前記
第2のアンテナを筐体内に収納した時に前記第2のアン
テナと電気的に接続されるローディング部を有する第3
のアンテナとからなるものである。
め、本発明によるアンテナは、無線器の筐体に設けられ
先端にローディング部を有する第1のアンテナと、該第
1のアンテナの一端に接続され前記筐体に収納可能に設
けられた第2のアンテナと、前記筐体内に設けられ前記
第2のアンテナを筐体内に収納した時に前記第2のアン
テナと電気的に接続されるローディング部を有する第3
のアンテナとからなるものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、第2のアンテナを筐体内に収
納したときに、第2のアンテナの下端がローディング部
を有する第3のアンテナに電気的に接続され、この結
果、希望周波数近傍のアンテナ放射電流は第1のアンテ
ナのほうに効率良く伝達され、筐体内部のエレメントか
らの放射が抑えられる。
納したときに、第2のアンテナの下端がローディング部
を有する第3のアンテナに電気的に接続され、この結
果、希望周波数近傍のアンテナ放射電流は第1のアンテ
ナのほうに効率良く伝達され、筐体内部のエレメントか
らの放射が抑えられる。
【0009】
【実施例】以下、図面にしたがって本発明の実施例を説
明する。図1および図2はいずれも本発明によるアンテ
ナの実施例を示すものであり、図1はアンテナを筐体よ
り引き出した状態を、また、図2はアンテナを筐体内に
収納した状態を示す断面図である。図において、1は携
帯無線器の筐体、2はこの筐体1に引き出し収納自在に
設けられたアンテナである。アンテナ2は先端に設けら
れた第1のアンテナ3とこれに接続された第2のアンテ
ナ4とからなる。第1のアンテナ3の内部にはローディ
ングコイル5が設けられ第2のアンテナ4に電気的に接
続されている。また、第2のアンテナ4の上下端部には
径大部4a、4bが形成され、さらに下端には接続端部
4cが形成されている。
明する。図1および図2はいずれも本発明によるアンテ
ナの実施例を示すものであり、図1はアンテナを筐体よ
り引き出した状態を、また、図2はアンテナを筐体内に
収納した状態を示す断面図である。図において、1は携
帯無線器の筐体、2はこの筐体1に引き出し収納自在に
設けられたアンテナである。アンテナ2は先端に設けら
れた第1のアンテナ3とこれに接続された第2のアンテ
ナ4とからなる。第1のアンテナ3の内部にはローディ
ングコイル5が設けられ第2のアンテナ4に電気的に接
続されている。また、第2のアンテナ4の上下端部には
径大部4a、4bが形成され、さらに下端には接続端部
4cが形成されている。
【0010】6は筐体1に埋め込まれた接続金具であ
り、図1および図2に示すように、アンテナ2を筐体1
から引き出した状態でも、筐体1内に収納した状態で
も、第2のアンテナ4の径大部4a、4bと電気的に接
続されるとともに、給電線7によって回路基板8に接続
され、整合回路9を介して無線回路に接続される。
り、図1および図2に示すように、アンテナ2を筐体1
から引き出した状態でも、筐体1内に収納した状態で
も、第2のアンテナ4の径大部4a、4bと電気的に接
続されるとともに、給電線7によって回路基板8に接続
され、整合回路9を介して無線回路に接続される。
【0011】10は第3のアンテナであり、アンテナ2
を筐体1に収納したときに、第2のアンテナ4の接続端
部4cと電気的に接続する接続端子11と、この接続端
子11に接続されたローディングコイル12によって構
成される。ローディングコイル12の他端は、給電線1
3により回路基板8の地板にアースされる。
を筐体1に収納したときに、第2のアンテナ4の接続端
部4cと電気的に接続する接続端子11と、この接続端
子11に接続されたローディングコイル12によって構
成される。ローディングコイル12の他端は、給電線1
3により回路基板8の地板にアースされる。
【0012】つぎに、本発明によるアンテナの動作を説
明する。図2に示すように、アンテナ2が筐体1内に収
納された状態では、第2のアンテナ4の接続端部4cが
第3のアンテナ10のローディングコイル12を介して
接地される。この結果第2のアンテナ4の共振点が変化
し、希望する周波数帯から大きく逸脱されることにより
第1のアンテナ3のローディングコイル5のみを希望す
る周波数帯において効率よく動作させられるものであ
る。
明する。図2に示すように、アンテナ2が筐体1内に収
納された状態では、第2のアンテナ4の接続端部4cが
第3のアンテナ10のローディングコイル12を介して
接地される。この結果第2のアンテナ4の共振点が変化
し、希望する周波数帯から大きく逸脱されることにより
第1のアンテナ3のローディングコイル5のみを希望す
る周波数帯において効率よく動作させられるものであ
る。
【0013】すなわち、アンテナ2の伸長時の共振周波
数は以下の式であらわされる。
数は以下の式であらわされる。
【0014】
【数1】
【0015】ここで、L2はアンテナ2の全長分のL成
分である。
分である。
【0016】一方、アンテナ収納時の共振周波数は、ま
ず、筐体1より突出した第1のアンテナ3の共振周波数
f1は、
ず、筐体1より突出した第1のアンテナ3の共振周波数
f1は、
【0017】
【数2】
【0018】となる。ここで、Lnは第1のアンテナ3
の高次のL成分である。次に筐体1内部に収納されたア
ンテナ部分の共振周波数f2は以下の式であらわされ
る。
の高次のL成分である。次に筐体1内部に収納されたア
ンテナ部分の共振周波数f2は以下の式であらわされ
る。
【0019】
【数3】
【0020】ここでL2−L1は第1のアンテナ3を除く
第2のアンテナ4のL成分であり、L3は第の3アンテ
ナ10のL成分である。
第2のアンテナ4のL成分であり、L3は第の3アンテ
ナ10のL成分である。
【0021】従って、f1>f2、 f1=f(アンテナ伸
長時)となり、アンテナ収納時の給電点は筐体内上部に
位置しているため第1のアンテナ3のすぐ近傍で給電さ
れるため、電流は第1のアンテナ3と筐体1内部のエレ
メント部に分流する。しかも、筐体1内部のエレメント
については第3のアンテナ10のL成分により、上式に
示したように共振周波数が低いほうにシフトするために
希望周波数近傍のアンテナ放射電流は第1のアンテナ3
のほうに効率良く伝達されるのである。
長時)となり、アンテナ収納時の給電点は筐体内上部に
位置しているため第1のアンテナ3のすぐ近傍で給電さ
れるため、電流は第1のアンテナ3と筐体1内部のエレ
メント部に分流する。しかも、筐体1内部のエレメント
については第3のアンテナ10のL成分により、上式に
示したように共振周波数が低いほうにシフトするために
希望周波数近傍のアンテナ放射電流は第1のアンテナ3
のほうに効率良く伝達されるのである。
【0022】また、本発明の応用例として従来ローディ
ングコイルはエレメント長を短縮する目的で用いられて
おり、また近年の携帯電話機の小型化に伴いアンテナに
ついても小型化かつ高利得化が要求されてきていること
をふまえて、アンテナ収納時については筐体内部のロー
ディングコイルと先端部のローディングコイルにより希
望周波数で整合させることにより小型であっても電気長
としては長い高利得なアンテナを形成することも可能で
ある。
ングコイルはエレメント長を短縮する目的で用いられて
おり、また近年の携帯電話機の小型化に伴いアンテナに
ついても小型化かつ高利得化が要求されてきていること
をふまえて、アンテナ収納時については筐体内部のロー
ディングコイルと先端部のローディングコイルにより希
望周波数で整合させることにより小型であっても電気長
としては長い高利得なアンテナを形成することも可能で
ある。
【0023】
【発明の効果】アンテナ収納時においてはアンテナエレ
メントの上部及び下部にそれぞれローディングコイルが
配置されるため、そのローディングコイルの容量を適
宜、組み合わせることによりエレメント長や利得に対す
る設計自由度が増すことが本発明の利点である。
メントの上部及び下部にそれぞれローディングコイルが
配置されるため、そのローディングコイルの容量を適
宜、組み合わせることによりエレメント長や利得に対す
る設計自由度が増すことが本発明の利点である。
【0024】また、アンテナ収納時に筐体内部からの放
射を抑える目的のシールドパイプなどは不要となるため
同時にスペースメリットについても寄与することができ
る。
射を抑える目的のシールドパイプなどは不要となるため
同時にスペースメリットについても寄与することができ
る。
【図1】本発明によるアンテナの引き出した状態を示す
図である。
図である。
【図2】本発明によるアンテナの収納した状態を示す図
である。
である。
【図3】従来技術によるアンテナの引き出した状態を示
す図である。
す図である。
【図4】従来技術によるアンテナの収納した状態を示す
図である。
図である。
【図5】従来技術によるアンテナの収納した状態を示す
図である。
図である。
1 筐体 3 第1のアンテナ 4 第2のアンテナ 5 ローディング部 10 第3のアンテナ 12 ローディング部
Claims (1)
- 【請求項1】 無線器の筐体に設けられ先端にローディ
ング部を有する第1のアンテナと、該第1のアンテナの
一端に接続され前記筐体に収納可能に設けられた第2の
アンテナと、前記筐体内に設けられ前記第2のアンテナ
を筐体内に収納した時に前記第2のアンテナと電気的に
接続されるローディング部を有する第3のアンテナとか
らなるアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18156193A JPH0738315A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18156193A JPH0738315A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | アンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738315A true JPH0738315A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16102953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18156193A Pending JPH0738315A (ja) | 1993-07-22 | 1993-07-22 | アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738315A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5909194A (en) * | 1995-06-16 | 1999-06-01 | Nec Corporation | Telescoping, dual antenna mounted with flexible boot |
-
1993
- 1993-07-22 JP JP18156193A patent/JPH0738315A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5909194A (en) * | 1995-06-16 | 1999-06-01 | Nec Corporation | Telescoping, dual antenna mounted with flexible boot |
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