JP2001185936A - デュアルモードアンテナ - Google Patents

デュアルモードアンテナ

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JP2001185936A
JP2001185936A JP36860999A JP36860999A JP2001185936A JP 2001185936 A JP2001185936 A JP 2001185936A JP 36860999 A JP36860999 A JP 36860999A JP 36860999 A JP36860999 A JP 36860999A JP 2001185936 A JP2001185936 A JP 2001185936A
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JP
Japan
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antenna
frequency band
dual mode
inductance element
matching circuit
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JP36860999A
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English (en)
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Haruhisa Uchida
晴久 内田
Yoshitaka Tashiro
貴敬 田代
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Yokowo Co Ltd
Original Assignee
Yokowo Co Ltd
Yokowo Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】1本のポールアンテナ10とその基端に設ける
整合回路12により、第1周波数帯f1とこれの約2倍
の周波数の第2周波数帯f2の2つの周波数帯を送受信
できるデュアルモードアンテナを提供する。 【解決手段】垂直または傾けて配設されるポールアンテ
ナ10を第1周波数帯f1の約1/4波長λ1の電気長
に設定し、その基端に整合回路12を接続する。整合回
路12は、基端とグランドとの間に介装した第1キャパ
シタンス素子C1と基端に一端を接続した第1インダク
タンス素子L1とこれの他端とグランドの間に介装した
第2キャパシタンス素子C2とからなる。第1インダク
タンス素子L1の他端をアンテナ入出力端14とする。
ポールアンテナ10と整合回路12により、第1周波数
帯f1に1/4波長λ1のアンテナとして第2周波数帯
f2に3/4波長λ2のアンテナとしてそれぞれ作用す
るように整合回路12を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1本のアンテナで
第1周波数帯とこれの約2倍の周波数の第2周波数帯を
送受信できるようにしたデュアルモードアンテナに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の1本のアンテナで2つの周波数帯
を送受信できるデュアルモードアンテナの一例として、
1本のコイル状アンテナの先端側部分のピッチを密とし
基端側部分のピッチを粗とし、周波数の低い第1周波数
帯に対しては全体がアンテナとして作用し、周波数の高
い第2周波数帯に対しては基端側部分のみがアンテナと
して作用するようにしたものがある。また、コイル状ア
ンテナの軸心位置にポールアンテナを設け、コイル状ア
ンテナとポールアンテナをそれぞれ第1周波数帯と第2
周波数帯のアンテナとして作用させるようにしたものも
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の途中で
ピッチを換えるコイル状アンテナは、周波数が高い第2
周波数帯では、アンテナ全体の一部分しかアンテナとし
て作用せず、それだけアンテナ利得が低いものとなる不
具合がある。また、従来のコイル状アンテナの軸心位置
にポールアンテナを組み合わせたものは、その機械的構
造が複雑であるとともに、互いのアンテナが相互に干渉
を生じさせ易く、所望のアンテナ特性を実験的に求めざ
るを得ず、設計の手間が煩雑である。
【0004】本発明は、かかる従来技術の事情に鑑みて
なされたもので、1本のアンテナエレメントとその基端
に設ける整合回路とにより、2つの周波数帯を送受信で
きるデュアルモードアンテナを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のデュアルモードアンテナは、第1周波数
帯とこれの約2倍の周波数の第2周波数帯を送受信する
デュアルモードアンテナであって、垂直または傾けて配
設され前記第1周波数帯の約1/4波長に設定されたア
ンテナエレメントの基端に、グランドとの間に設けたキ
ャパシタンス素子と信号経路に直列に介装したインダク
タンス素子とを含む整合回路を設け、前記アンテナエレ
メントと前記整合回路により前記第1周波数帯に対して
1/4波長のアンテナとして作用するとともに前記第2
周波数帯に対して3/4波長のアンテナとして作用する
ように前記整合回路を設定して構成されている。
【0006】また、第1周波数帯とこれの約2倍の周波
数の第2周波数帯を送受信するデュアルモードアンテナ
であって、垂直または傾けて配設され前記第1周波数帯
の約1/4波長よりも長く設定されたアンテナエレメン
トの基端に、グランドとの間に設けたキャパシタンス素
子と信号経路に直列に介装したインダクタンス素子とこ
のインダクタンス素子の他端側の信号経路とグランドと
の間に並列に介装する他のキャパシタンス素子と他のイ
ンダクタンス素子を含む整合回路を設け、前記アンテナ
エレメントと前記整合回路により前記第1周波数帯に対
して1/4波長のアンテナとして作用するとともに前記
第2周波数帯に対して3/4波長のアンテナとして作用
するように前記整合回路を設定して構成しても良い。
【0007】そして、前記アンテナエレメントをポール
アンテナで構成しても良い。
【0008】そしてさらに、前記ポールアンテナを金属
線材の筒状の編組線で外径を太く形成して構成すること
もできる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4を参照して説明する。図1は、本発明のデュ
アルモードアンテナの第1実施例の電気的構造図であ
る。図2は、図1のデュアルモードアンテナで第1周波
数帯と第2周波数帯の電流分布を示す図である。図3
は、図1のデュアルモードアンテナを車のボディーに取
り付けるようにした構造の縦断面図である。図4は、第
1実施例のデュアルモードアンテナを正面から水平方向
に見た放射モードであり、(a)は820MHzを示
し、(b)は1850MHzを示す。
【0010】まず、本発明のデュアルモードアンテナの
第1実施例にあっては、米国で利用されるAMPS(8
24〜894MHz)が第1周波数帯f1に、PCS
(1850〜1990MHz)が第2周波数帯f2に設
定されている。ここで、PCSの第2周波数帯f2は、
AMPSの第1周波数帯f1の約2倍(2倍よりも少し
高い2.2倍)の周波数である。そして、第1周波数帯
f1の中心周波数に対して約1/4波長λ1の電気長に
設定されたアンテナエレメントとしてのポールアンテナ
10と、その基端とグランドとの間に整合回路12が接
続されて、本発明のデュアルモードアンテナが構成され
ている。この整合回路12は、LC回路からなり、ポー
ルアンテナ10の基端とグランドとの間に第1キャパシ
タンス素子C1が介装され、また信号経路に直列に介装
されるようにポールアンテナ10の基端に第1インダク
タンス素子L1の一端が接続され、この第1インダクタ
ンス素子L1の他端とグランドとの間に第2キャパシタ
ンス素子C2が介装されて形成される。そして、第1イ
ンダクタンス素子L1の他端がアンテナ入出力端14と
される。ここで、一例として、第1キャパシタンス素子
C1と第2キャパシタンス素子C2は、それぞれに0.
5pFと1.5pFに設定され、第1インダクタンス素
子L1はほぼ2nHに設定される。
【0011】かかる電気的構成において、周波数の低い
第1周波数帯f1に対して、整合回路12はポールアン
テナ10の基端とグランドとの間に介装された第1キャ
パシタンス素子C1は大きなインピーダンス成分として
作用し、また信号経路に直列に介装された第1インダク
タンス素子L1は小さなインダクタンス成分として作用
する。そこで、第1周波数帯f1に対して整合回路12
は大きく作用をしない。しかし、周波数の高い第2周波
数帯f2に対して、整合回路12はポールアンテナ10
の基端とグランドとの間に介装された第1キャパシタン
ス素子C1は小さなインピーダンス成分として作用し、
また信号経路に直列に介装された第1インダクタンス素
子L1は大きなインダクタンス成分として作用する。そ
こで、第2周波数帯f2に対して整合回路12は全体と
しての電気長を長くするように作用する。この結果、図
2に示すごとく、アンテナ入出力端14から見て、ポー
ルアンテナ10と整合回路12の全体で、第1周波数帯
f1に対して1/4波長λ1のアンテナとして作用し、
第2周波数帯f2に対して3/4波長λ2のアンテナと
して作用する。そこで、第1周波数帯f1および第2周
波数帯f2のいずれであっても、アンテナ入出力端14
におけるアンテナインピーダンスは小さなものとなり、
給電線などに容易に整合を図ることができる。
【0012】また、本発明のデュアルモードアンテナの
機械的構造は、図3に示すごとく、ポールアンテナ10
が、その外径を太く形成するために金属線材の筒状の編
組線で形成されている。具体的一例としては、同軸ケー
ブルの編組線からなる外部導体を用いることができる。
そして、その外側に、弾性を有する絶縁樹脂材からなる
カバー部材16が被せられる。さらに、このポールアン
テナ10の基端部が、車のボディーの外方に配設され得
るマウント部材18に、傾き調整自在に連結されてまた
は垂直または適宜に傾けられて固定されて配設される。
このマウント部材18の内部に、整合回路12が搭載さ
れた回路基板が設けられ、ポールアンテナ10の基端に
適宜に電気的接続されている。
【0013】ここで、ポールアンテナ10の外径を太く
するのは、このポールアンテナ10とマウント部材18
が配設された車のボディーなどのグランドとの間に生ず
る浮遊容量を、外径の細いものに比較して、より大きな
ものとするためである。そして、この浮遊容量の増加に
より、ポールアンテナ10のインダクタンス成分がより
強く作用し、ポールアンテナ10の物理的長さは、同じ
電気長であるならば外径の細いものよりも短くて足り
る。この傾向は、周波数が高いほど顕著に現れる。そこ
で、ポールアンテナ10の外径を太くして、ポールアン
テナ10の電気長を低い周波数の第1周波数帯f1の1
/4波長λ1に設定するならば、ほぼ2倍の周波数であ
る第2周波数帯f2に対しては、1/2波長λ2以上の
電気長となる。したがって、ポールアンテナ10の外径
を適宜に設定することで、整合回路12の作用ととも
に、低い周波数の第1周波数帯f1に対して1/4波長
λ1で、高い周波数の第2周波数帯f2に対して3/4
波長λ2に設定することが容易にできる。
【0014】かかる構成の第1実施例において、発明者
らの実験によれば、AMPSの820MHzで6.82
dBの利得が得られるとともに、PCSの1850MH
zで5.9dBの利得が得られた。また、このデュアル
モードアンテナを正面から水平方向に見た放射モード
は、図4(a)、(b)のごとく、AMPSの820M
HzおよびPCSの1850MHzのいずれにおいても
ピーク値の仰角が30度またはそれ以下であって、水平
方向の利得も大きいものとなっている。もって、第1実
施例では、AMPSおよびPCSのいずれをも送受でき
るとともに水平方向に利得が大きく、携帯電話機のデュ
アルモードアンテナとして好適である。
【0015】次に、本発明の第2実施例を図5を参照し
て説明する。図5は、本発明の第2実施例のデュアルモ
ードアンテナを正面から水平方向に見た放射モードであ
り、(a)は880MHzを示し、(b)は1710M
Hzを示す。
【0016】本発明のデュアルモードアンテナの第2実
施例にあっては、欧州で利用されるGSM(880〜9
60MHz)が第1周波数帯f1に、DCS(1710
〜1880MHz)が第2周波数帯f2に設定されてい
る。ここで、DSCの第2周波数帯f2は、GSMの第
1周波数帯f1のほぼ2倍(2倍よりも僅かに低い1.
95倍)の周波数である。そして、第1周波数帯f1の
中心周波数に対して約1/4波長λ1の電気長に設定さ
れたアンテナエレメントとしてのポールアンテナ10の
基端に、整合回路12が接続されて本発明のデュアルモ
ードアンテナも構成されている。この整合回路12の回
路構成は、第1実施例と同様であり、その回路定数のみ
が相違している。第2実施例にあっては、第1キャパシ
タンス素子C1と第2キャパシタンス素子C2は、それ
ぞれに0.5pFと1.75pFに設定され、第1イン
ダクタンス素子L1はほぼ4nHに設定される。
【0017】かかる構成の第2実施例において、発明者
らの実験によれば、GPSの880MHzで4.32d
Bの利得が得られるとともに、DCSの1710MHz
で5.58dBの利得が得られた。また、このデュアル
モードアンテナを正面から水平方向に見た放射モード
は、図5(a)、(b)のごとく、GPSの880MH
zおよびDCSの1710MHzのいずれにおいてもピ
ーク値の仰角が30度以下であって、水平方向の利得も
大きいものとなっている。もって、第2実施例では、G
PSおよびDCSのいずれを送受できるとともに水平方
向に利得が大きく、携帯電話機のデュアルモードアンテ
ナに好適である。
【0018】さらに、本発明の第3実施例を図6および
図7を参照して説明する。図6は、本発明のデュアルモ
ードアンテナの第3実施例の電気的構造図である。図7
は、第3実施例のデュアルモードアンテナを正面から水
平方向に見た放射モードであり、(a)は810MHz
を示し、(b)は1420MHzを示す。
【0019】本発明のデュアルモードアンテナの第3実
施例にあっては、日本で利用されるPDC800(81
0〜960MHz)が第1周波数帯f1に、PDC15
00(1429〜1501MHz)が第2周波数帯f2
に設定されている。ここで、PDC1500の第2周波
数帯f2は、PDC800の第1周波数帯f1のほぼ2
倍(2倍よりも低い1.7倍)の周波数である。そし
て、第1周波数帯f1の中心周波数に対してほぼ1/4
波長λ1よりも少し長い電気長に設定されたアンテナエ
レメントとしてのポールアンテナ20と、その基端とグ
ランドとの間に整合回路22が接続されて本発明のデュ
アルモードアンテナが構成されている。この整合回路2
2は、第1および第2実施例とは若干回路構造が相違し
ている。この第3実施例における整合回路22は、ポー
ルアンテナ20の基端とグランドとの間に第1キャパシ
タンス素子C1が介装され、また信号経路に直列に介装
されるようにポールアンテナ20の基端に第1インダク
タンス素子L1の一端が接続され、この第1インダクタ
ンス素子L1の他端とグランドとの間に第2キャパシタ
ンス素子C2が介装され、第1インダクタンス素子L1
の他端に第2インダクタンス素子L2の一端を接続して
信号経路に直列に介装されるようになし、その他端とグ
ランドとの間に並列に第3キャパシタンス素子C3と第
3インダクタンス素子L3が介装されて形成される。そ
して、この第2インダクタンス素子L2の他端がアンテ
ナ入出力端14とされる。ここで、一例として、第1キ
ャパシタンス素子C1と第2キャパシタンス素子C2と
第3キャパシタンス素子C3は、それぞれに1pFと
2.5pFと2.5pFに設定され、第1インダクタン
ス素子L1と第2インダクタンス素子L2と第3インダ
クタンス素子L3はそれぞれにほぼ5nHと3.5nH
と15.5nHに設定される。
【0020】この第3実施例の整合回路22にあって
は、第1実施例の整合回路12に対して、信号経路とグ
ランドとの間に並列に第3キャパシタンス素子C3と第
3インダクタンス素子L3を付加した点が大きく相違す
る。これは、米国のAMPSとPCSおよび欧州のGS
MとDCSのごとく第1周波数帯f1と第2周波数帯f
2が約2倍またはそれ以上に周波数の違いがあるのに対
して、日本のPDC800の第1周波数帯f1とPDC
1500の第2周波数帯f2は、周波数の違いが少なく
て2倍以下であるために必要となっている。そして、低
い周波数の第1周波数帯f1に対して、信号経路とグラ
ンドとの間の第3キャパシタンス素子C3と第3インダ
クタンス素子L3の並列回路はインダクタンス成分が強
く作用し、ポールアンテナ20と整合回路22の全体
で、ポールアンテナ20の電気長が短くなったように作
用する。また、高い周波数の第2周波数帯f2に対し
て、信号経路とグランドとの間の並列回路はキャパシタ
ンス成分が強く作用し、ポールアンテナ20と整合回路
22を含む全体で、ポールアンテナ20の電気長が長く
なったように作用する。そこで、ポールアンテナ20を
第1周波数帯f1の1/4波長λ1よりもいくぶん長く
設定し、第1周波数帯f1に対して、信号経路とグラン
ドとの間の並列回路のインダクタンス成分を強く作用さ
せて全体としての電気長を第1周波数帯f1の1/4波
長λ1のアンテナとして作用させ、第2周波数帯f2に
対して信号経路とグランドとの間の並列回路のキャパシ
タンス成分が強く作用させて全体としての電気長を第2
周波数帯f2の3/4波長λ2となるように設定され
る。
【0021】かかる構成の第3実施例において、発明者
らの実験によれば、PDC800の810MHzで5.
83dBの利得が得られるとともに、PDC1500の
1420MHzで6.24dBの利得が得られた。ま
た、このアンテナを正面から水平方向に見た放射モード
は、図7(a)、(b)のごとく、PDC800の81
0MHzおよびPDC1500の1420MHzのいず
れにおいてもピーク値の仰角が30度以下であって、水
平方向の利得も大きいものとなっている。
【0022】なお、上記実施例の説明において、ポール
アンテナ10の機械的構造の一例として、金属線材の筒
状の編組線を用いて外径を太くして可撓性を有するもの
を構成できるようにしているが、これに限られず、可撓
性を有する必要がないならば、筒状導電金属管を用いて
も良い。また、絶縁樹脂の円筒面に導電金属膜をメッキ
などして形成した筒状導電金属管をポールアンテナ10
としても良い。さらに、ポールアンテナ10、20は外
径が太くない線材で構成しても良いことは勿論である。
そして、ポールアンテナ10、20に換えて、コイルア
ンテナを用いることも可能である。そしてまた、整合回
路12、22の回路構成は、上記実施例に限られるもの
でない。さらにまた、第1実施例を日本のPDC800
とPDC1500に適宜に回路定数を変えて適用しても
良く、第3実施例を米国のAMPSとPCSおよび欧州
のGSMとDCSに適宜に回路定数を変えて適用しても
良い。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデュアル
モードアンテナは構成されているので、以下のごとき格
別な効果を奏する。
【0024】請求項1ないし8記載のいずれのデュアル
モードアンテナにあっても、1本のアンテナにより第1
周波数帯とこれの約2倍の周波数の第2周波数帯の2つ
の周波数帯を送受信することができ、しかも水平方向に
大きな利得の放射モードが得られ、2つの周波数帯が存
在する携帯電話機のアンテナとして好適である。。
【0025】請求項9記載のデュアルモードアンテナに
あっては、金属線材の筒状の編組線でポールアンテナを
形成してその外径を太くするので、外径が太くても可撓
性を備えることができ、ポールアンテナが破損されるよ
うなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデュアルモードアンテナの第1実施例
の電気的構造図である。
【図2】図1のデュアルモードアンテナで第1周波数帯
と第2周波数帯の電流分布を示す図である。
【図3】図1のデュアルモードアンテナを車のボディー
に取り付けるようにした構造の縦断面図である。
【図4】第1実施例のデュアルモードアンテナを正面か
ら水平方向に見た放射モードであり、(a)は820M
Hzを示し、(b)は1850MHzを示す。
【図5】本発明の第2実施例のデュアルモードアンテナ
を正面から水平方向に見た放射モードであり、(a)は
880MHzを示し、(b)は1710MHzを示す。
【図6】本発明のデュアルモードアンテナの第3実施例
の電気的構造図である。
【図7】第3実施例のデュアルモードアンテナを正面か
ら水平方向に見た放射モードであり、(a)は810M
Hzを示し、(b)はアンテナ入出力端1420MHz
を示す。
【符号の説明】
10、20 ポールアンテナ 12、22 整合回路 14 アンテナ入出力端 f1 第1周波数帯 f2 第2周波数帯 λ1 第1周波数帯の波長 λ2 第2周波数帯の波長 C1 第1キャパシタンス素子 C2 第2キャパシタンス素子 C3 第3キャパシタンス素子 L1 第1インダクタンス素子 L2 第2インダクタンス素子 L3 第3インダクタンス素子

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1周波数帯とこれの約2倍の周波数の
    第2周波数帯を送受信するデュアルモードアンテナであ
    って、垂直または傾けて配設され前記第1周波数帯の約
    1/4波長に設定されたアンテナエレメントの基端に、
    グランドとの間に設けたキャパシタンス素子と信号経路
    に直列に介装したインダクタンス素子とを含む整合回路
    を設け、前記アンテナエレメントと前記整合回路により
    前記第1周波数帯に対して1/4波長のアンテナとして
    作用するとともに前記第2周波数帯に対して3/4波長
    のアンテナとして作用するように前記整合回路を設定し
    て構成したことを特徴とするデュアルモードアンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記第2周波数帯が、前記第1周波数帯の約
    2倍またはそれより高い周波数にあることを特徴とする
    デュアルモードアンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記第1と第2周波数帯が、それぞれ米国の
    AMPSとPCSであり、前記整合回路が、前記アンテ
    ナエレメントの基端とグランドとの間に介装した第1キ
    ャパシタンス素子と前記基端に一端を接続した第1イン
    ダクタンス素子とこの第1インダクタンス素子の他端と
    グランドの間に介装した第2キャパシタンス素子とから
    なり、前記第1と第2キャパシタンス素子をそれぞれに
    0.5pFと1.5pFとし前記第1インダクタンス素
    子を2nHとし、前記第1インダクタンス素子の他端を
    アンテナ入出力端として構成したことを特徴とするデュ
    アルモードアンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記第1と第2周波数帯が、それぞれ欧州の
    GSMとDCSであり、前記整合回路が、前記アンテナ
    エレメントの基端とグランドとの間に介装した第1キャ
    パシタンス素子と前記基端に一端を接続した第1インダ
    クタンス素子とこの第1インダクタンス素子の他端とグ
    ランドの間に介装した第2キャパシタンス素子とからな
    り、前記第1と第2キャパシタンス素子をそれぞれに
    0.5pFと1.75pFとし前記第1インダクタンス
    素子を4nHとし、前記第1インダクタンス素子の他端
    をアンテナ入出力端として構成したことを特徴とするデ
    ュアルモードアンテナ。
  5. 【請求項5】 第1周波数帯とこれの約2倍の周波数の
    第2周波数帯を送受信するデュアルモードアンテナであ
    って、垂直または傾けて配設され前記第1周波数帯の約
    1/4波長よりも長く設定されたアンテナエレメントの
    基端に、グランドとの間に設けたキャパシタンス素子と
    信号経路に直列に介装したインダクタンス素子とこのイ
    ンダクタンス素子の他端側の信号経路とグランドとの間
    に並列に介装する他のキャパシタンス素子と他のインダ
    クタンス素子を含む整合回路を設け、前記アンテナエレ
    メントと前記整合回路により前記第1周波数帯に対して
    1/4波長のアンテナとして作用するとともに前記第2
    周波数帯に対して3/4波長のアンテナとして作用する
    ように前記整合回路を設定して構成したことを特徴とす
    るデュアルモードアンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記第2周波数帯が、前記第1周波数帯の2
    倍より低い周波数にあることを特徴とするデュアルモー
    ドアンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記第1と第2周波数帯が、それぞれ日本の
    PDC800とPDC1500であり、前記整合回路
    が、前記アンテナエレメントの基端とグランドとの間に
    介装した第1キャパシタンス素子と前記基端に一端を接
    続した第1インダクタンス素子とこの第1インダクタン
    ス素子の他端とグランドの間に介装した第2キャパシタ
    ンス素子と前記第1インダクタンス素子の他端に一端を
    接続する第2インダクタンス素子とこの第2インダクタ
    ンス素子の他端とグランドとの間に並列に介装した第3
    キャパシタンスと第3インダクタンス素子とからなり、
    前記第1と第2と第3キャパシタンス素子をそれぞれに
    1.0pFと2.5pFと2.5pFとし前記第1と第
    2と第3インダクタンス素子をそれぞれに5nHと3.
    5nHと15.5nHとし、前記第2インダクタンス素
    子の他端をアンテナ入出力端として構成したことを特徴
    とするデュアルモードアンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7記載のいずれかのデュ
    アルモードアンテナにおいて、前記アンテナエレメント
    をポールアンテナで形成して構成したことを特徴とする
    デュアルモードアンテナ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のデュアルモードアンテナ
    において、前記ポールアンテナを金属線材の筒状の編組
    線で外径を太く形成して構成したことを特徴とするデュ
    アルモードアンテナ。
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