JP2010021838A - アンテナ整合回路及びアンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LC共振子を用いることのデメリットを回避しながら、使用する複数の周波数帯域について広帯域化を図ったアンテナ整合回路及びそれを備えたアンテナ装置を構成する。
【解決手段】基板31にはグランド領域GA及び非グランド領域NGAを設けていて、この基板31上にアンテナ整合回路30を構成している。基板31の非グランド領域NGAに対してアンテナ素子20を実装することによってアンテナ装置101を構成する。アンテナ整合回路30は、ローバンド用の整合回路、ハイバンド用の整合回路、これらの整合回路を選択してアンテナ接続部と給電回路間に接続するスイッチとから成り、各整合回路は、給電部からアンテナ接続部方向に整合回路を見たリターンロス特性が利用周波数の帯域でそれぞれ複共振するインピーダンス回路で構成する。
【選択図】図2

Description

この発明は、二周波帯または多周波帯のアンテナ整合回路及びそれを備えたアンテナ装置に関するものである。
複数の周波数帯で動作する携帯電話端末等の携帯無線機に内蔵する多周波のアンテナ装置が特許文献1に開示されている。
図1は特許文献1に示されているアンテナ装置の構成図である。このアンテナ装置は、スリット5を形成した板状素子2及び板状素子1からなる逆Fアンテナ素子の一部が短絡部3によって地板6に電気的に接地されている。給電部4には、インダクタ7及びキャパシタ8を直列接続した直列共振回路9と、インダクタ10及びキャパシタ11を直列接続した直列共振回路12とが並列に接続されている。直列共振回路9と直列共振回路12との並列接続回路の他端は給電端子13に接続されている。この給電端子13に無線回路が接続される。
特開2003−179426号公報
特許文献1に示されているアンテナ装置においては、図1に示したように、低周波帯において回路によって複共振化させるために、給電ラインにLC共振子を付加している。
ところが、このようなLC共振子は帯域通過型のフィルタとして作用するため、共振周波数以外の周波数信号が基本的に通過し難く、他の周波数帯に与える影響が大きい。また、インダクタ及びキャパシタ等をディスクリート部品で構成すると、共振子としての損失が大きく(Q値が低く)なり、また周波数ばらつきも大きくなるという懸念がある。
なお、特許文献1の構成では、高低の周波数に対応する2つのLC共振子を設けているが、両周波数帯を同時に複共振化して広帯域化できている訳ではない。
そこで、この発明の目的は、LC共振子を用いることのデメリットを回避しながら、使用する複数の周波数帯域について広帯域化を図ったアンテナ整合回路及びそれを備えたアンテナ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明は次のように構成する。
(1)アンテナ素子が接続されるアンテナ接続部と給電部との間に接続されるアンテナ整合回路であって、
前記アンテナ整合回路は利用周波数が互いに異なる複数の整合回路と、これらの整合回路を選択して前記アンテナ接続部と前記給電回路間に接続するスイッチとから成り、
前記複数の整合回路は、前記給電部から前記アンテナ接続部の方向に前記整合回路を見たリターンロス特性が前記利用周波数の帯域でそれぞれ複共振するインピーダンス回路で構成したことを特徴とする。
この構成により、複数の利用周波数でそれぞれ複共振化した特性となり、それぞれの利用周波数帯で広帯域なアンテナ特性が得られる。
(2)前記複数の整合回路は、
前記給電部と前記アンテナ接続部との間で直列に接続されて前記利用周波数で共振させる直列リアクタ、
前記給電部とグランド間にシャントに接続されて、周波数スイープによってスミスチャート上に小円軌跡を生じさせて前記利用周波数でインピーダンス整合させる並列リアクタ、
前記給電部と前記アンテナ接続部との間で接続された位相器、
前記小円軌跡の位置を前記スミスチャート上の中心付近へ近接させる(移動させる)直列接続または並列接続のインピーダンス素子、
の各回路要素を備えて構成する。
これにより、複数の利用周波数帯にそれぞれ最適な広帯域化ができ、小型化が図れる。
(3)前記整合回路は、それを構成する回路要素の一部または全部が積層基板にパッケージ化されたものとする。
これにより、実装先の回路基板上に実装可能な部品として扱うことができ、回路基板上の占有面積が削減できる。
(4)前記アンテナ整合回路とそのアンテナ接続部に接続されるアンテナ素子とを備えてアンテナ装置を構成する。
これにより、複数の利用周波数帯で広帯域なアンテナ特性が得られる。
(5)前記アンテナ整合回路を回路基板に構成し、当該回路基板に前記アンテナ素子を搭載してアンテナ装置を構成する。
これにより、要求されるアンテナ特性に応じて、回路要素の選定により前記アンテナ整合回路の特性変更も可能となる。
(6)前記アンテナ素子は誘電体または磁性体の基体に電極パターンを形成して成り、当該基体に前記アンテナ整合回路の一部または全部を構成する。
この構成により、実装先の回路基板上へのアンテナ整合回路用部品の実装が不要または少なくなり、その分全体の小型化が図れる。
(7)前記アンテナ素子は、前記アンテナ整合回路のアンテナ接続部に接続可能な複数種のアンテナ素子のうち、前記アンテナ素子単体での放射Qの良好なアンテナ素子とする。
この構成により、放射Qの良好なアンテナを前記アンテナ整合回路に接続することによって、効率の高いアンテナ装置が構成できる。
(8)前記複数種のアンテナ素子の選択条件は、アンテナ素子に対する給電点の位置、アンテナ素子と対向するグランドとの間隔、アンテナ素子のサイズのいずれか又はこれらの複数の組み合わせとする。
これにより、放射Qの良好なアンテナ素子を容易且つ確実に選定でき、高効率なアンテナ装置が構成できる。
この発明によれば、複数の利用周波数でそれぞれ複共振化した特性となり、それぞれの利用周波数帯で広帯域なアンテナ特性が得られる。また、整合回路を構成する各回路要素を必須のものとすることにより、それぞれの利用周波数帯の広帯域化に最適な整合回路を構成でき、小型化が図れる。
《第1の実施形態》
図2は第1の実施形態に係るアンテナ整合回路及びアンテナ装置の構成を示す斜視図である。回路基板(以下、単に「基板」という。)31にはグランド領域GA及び非グランド領域NGAを設けていて、この基板31上にアンテナ整合回路30を構成している。そして、基板31の非グランド領域NGAに対してアンテナ素子20を実装することによってアンテナ装置101を構成する。
アンテナ整合回路30は、アンテナ素子20が接続されるアンテナ接続部32と給電部39との間に構成している。このアンテナ整合回路30は、2つの利用周波数帯の一方であるハイバンド用のアンテナ整合回路と、他方であるローバンド用のアンテナ整合回路と、その2つの整合回路の経路を選択するアンテナ素子側スイッチ33及び給電部側スイッチ38とで構成している。
ハイバンド側アンテナ整合回路とローバンド側アンテナ整合回路は、後述するようにそれぞれ経路上に各種回路要素を付加したものである。
図2において基板31の非グランド領域NGAの図中の符号Wで示す寸法は40mm、符号Lで示す寸法は4mmである。また、アンテナ素子20の符号Tで示す寸法は3mmであり、その長さはWに等しい。また、アンテナ素子20の基体の比誘電率は4.5である。
図2において上記経路上の各区間P1〜P6の構成は次のとおりである。
P1−アンテナ素子側スイッチ部
P2−リアクタンス装荷部
P3−第1整合部
P4−移相部
P5−第2整合部
P6−給電部側スイッチ部
上記アンテナ整合回路30の構成を、ローバンド側とハイバンド側とについて、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する。
図3〜図7はローバンド側のアンテナ整合回路について示す図であり、各図において(A)はアンテナ整合回路の斜視図、(B)はリターンロス、(C)は給電部39からアンテナ整合回路側を見たインピーダンスをスミスチャート上に表したものである。
まず図3に示すように、給電部39とアンテナ接続部32との間を単に線路で接続した場合には、ローバンドの周波数帯(900MHz)で共振せず、整合もとれていない。
なお、図3に示した例では2760MHz付近でリターンロスが若干下がっているが、これは単なる不要共振である。
このような状態から、図4に示すように、経路上に線路に対して直列に直列リアクタとして直列インダクタ34aを接続する。
これにより、図4(B)(C)中でマーカー(1)で示すように900MHz帯のローバンドの周波数帯で共振が生じる。このようにアンテナ素子20の持つ初期値にリアクタンス成分を付加して所望の周波数帯で共振周波数を定める。
次に、図5に示すように並列リアクタとして並列インダクタ35aを線路とグランドとの間にシャントに接続する。これにより、ローバンド(900MHz)で基準の50Ωに整合がとれてリターンロスが小さくなり、スミスチャート上では図中破線で示すように小円軌跡SCTが生じる。図5(B)(C)中のマーカー(1)は周波数が対応している。このように、ローバンドの周波数帯でのインピーダンスがスミスチャートの中心に近接する。
続いて図6に示すように、位相器36aを設ける。これにより図5(C)に示したスミスチャート上の軌跡は位相器36aの線路長分だけ時計回りに回転する。この位相器36aによる移相量は、後の並列インダクタを付加することを考慮して前記小円軌跡SCTがスミスチャート上の第3象限に移動するまでの量とする。
なお、図6(A)に示した位相器36aは50Ωのストリップラインであるので、本来なら図5(C)に示した軌跡がそのままの形で時計回りに回転する筈であるが、実際にはその他の成分によって、この図6(C)に示すように小円の大きさが変化する傾向がある。図6(B)(C)中のマーカー(1)は周波数が対応している。
最後に図7に示すように、インピーダンス素子として並列インダクタ37aを接続する。これにより図7(C)に示すように、並列インダクタ37aの接続による図中の矢印方向への旋回により、前記小円軌跡SCTがスミスチャート上の中心を囲むような位置にまで移動する。図7(B)(C)中のマーカー(1)(2)はそれぞれの周波数が対応している。
このようにして、ローバンド用の整合回路は、給電部からアンテナ接続部の方向に見たリターンロス特性がローバンドの周波数帯域で複共振するインピーダンス回路で構成したことにより、図7(B)のリターンロス特性に現れているように、ローバンドの周波数帯で複共振が生じて広帯域化が図れる。
図8〜図12はハイバンド側のアンテナ整合回路について示す図であり、各図において(A)はアンテナ整合回路の斜視図、(B)はリターンロス、(C)は給電部39からアンテナ整合回路側を見たインピーダンスをスミスチャート上に表したものである。
まず図8に示すように、給電部39とアンテナ接続部32との間を単に線路で接続した場合には、ハイバンドの周波数帯(1900MHz)で共振せず、整合もとれていない。
このような状態から、図9に示すように、経路上に線路に対して直列に直列リアクタとして直列キャパシタ34bを接続する。ここで、図4(B)と同様、アンテナ素子20のもつ初期値にリアクタンス成分を付加して所望の周波数帯域で共振周波数を定める。なお、この状態では、図9(B)(C)中のマーカー(1)で示すように1900MHz帯のハイバンド周波数帯で共振が生じていないが、これはインピーダンス整合がとれておらず、埋もれているためである。後述の図10(B)では、インピーダンスが整合して、この周波数に共振が存在することが明確となる。
次に、図10に示すように並列リアクタとして並列インダクタ35bを接続する。これにより、ハイバンド(1900MHz)で基準の50Ωに整合がとれてリターンロスが小さくなり、スミスチャート上では図中破線で示すように小円軌跡SCTが生じる。図10(B)(C)中のマーカー(1)は周波数が対応している。このように、ハイバンドの周波数帯でのインピーダンスがスミスチャートの中心に近接する。
続いて図11に示すように位相器36bを設ける。これにより図11(C)に示したスミスチャート上の軌跡は位相器36bの線路長分だけ時計回りに回転する。この位相器36bによる移相量は、後の並列インダクタを付加することを考慮して前記小円軌跡SCTがスミスチャート上の第3象限に移動するまでの量とする。図11(B)(C)中のマーカー(1)は周波数が対応している。
最後に図12に示すようにインピーダンス素子として並列インダクタ37bを接続する。これにより図12(C)に示すように、並列インダクタ37bの接続による図中の矢印方向への旋回により、前記小円軌跡SCTがスミスチャート上の中心を囲むような位置にまで移動する図12(B)(C)中のマーカー(1)(2)はそれぞれの周波数が対応している。
このようにして、ハイバンド用の整合回路は、給電部からアンテナ接続部の方向に見たリターンロス特性がハイバンドの周波数帯域で複共振するインピーダンス回路で構成したことにより、図12(B)のリターンロス特性に現れているように、ハイバンドの周波数帯で複共振が生じて広帯域化が図れる。
図13は、以上のようにして設計した、図2に示したアンテナ装置101のリターンロスと効率の特性を表したものである。ここでRL(L)はローバンドでのリターン特性、η(L)はローバンドでの効率、RL(H)はハイバンドでのリターン特性、η(H)はハイバンドでの効率である。
このように900MHzを中心とするローバンド及び1900MHzを中心とするハイバンドの両方とも複共振状態となって広帯域化できる。またローバンド・ハイバンドともに高い効率が得られる。
《第2の実施形態》
第1の実施形態では第2整合部P5で並列インダクタ37a,37bを設けて、上記小円軌跡SCTをスミスチャートの第3象限から中心方向へ移動させたが、上記小円軌跡SCTをスミスチャートの中心部へ移動させる方法として、図14に示すように他の象限から移動させることも可能である。その具体例を図15〜図17を参照して説明する。
図15〜図17において、左側の図はリターンロス特性、右側の図はスミスチャートである。
図15は、第2整合部P5に直列インダクタを挿入して、小円軌跡SCTを第4象限から移動させる例である。図15(A)のスミスチャートに示すように、まず前段の移相部P4にて、小円軌跡SCTが第4象限に入るように矢印Aで示すように旋回させる。その状態で直列インダクタを挿入することによって、小円軌跡SCTを矢印B方向に移動させる。このようにして小円軌跡SCTがスミスチャートの中心の回りを回ることになり、図中マーカー(1)(2)で示すように、ローバンド周波数帯で複共振が生じる。
図16は第2整合部P5に並列キャパシタを付加して小円軌跡SCTを第1象限から中心部へ移動させる例である。図16(A)のスミスチャートに示すように、まず前段の移相部P4にて、小円軌跡SCTが第1象限に入るように矢印Aで示すように旋回させる。その状態で並列キャパシタを挿入することによって、小円軌跡SCTを矢印B方向に移動させる。このようにして小円軌跡SCTがスミスチャートの中心付近の回りを回ることになり、図中マーカー(1)(2)で示すように、ローバンド周波数帯で複共振が生じる。このように、小円軌跡SCTはスミスチャートの中心の回りを回る位置にこなくても、小円軌跡SCTがスミスチャートの中心に接近することによって、複共振を生じさせることができる。
図17は第2整合部P5に直列キャパシタを付加して小円軌跡SCTを第2象限から中心部へ移動させる例である。図17(A)のスミスチャートに示すように、まず前段の移相部P4にて、小円軌跡SCTが第2象限に入るように矢印Aで示すように旋回させる。その状態で直列キャパシタを挿入することによって、小円軌跡SCTを矢印B方向に移動させる。このようにして小円軌跡SCTがスミスチャートの中心付近の回りを回ることになり、図中マーカー(1)(2)で示すように、ローバンド周波数帯で複共振が生じる。
《第3の実施形態》
第3の実施形態では、放射Qの良いアンテナの選択について示す。
結論としては、この発明のアンテナ整合回路を適用した場合の効率は、アンテナ(共振周波数を所望の周波数帯にもってくる装荷リアクタンス以外の整合回路を含まないアンテナ素子と輻射に寄与する筐体部分とを含んだアンテナ)そのものの持つ放射Qに依存する。このアンテナにはできる限り放射Qの良いもの(値の小さなもの)を選択すべきである。
この第3の実施形態では、この効果を実験的に検証するものである。
まず、放射Qの異なる2種類のアンテナを準備し、各々にアンテナ整合回路を適用し,その特性を測定した。
図18はその2種類のアンテナの斜視図である。図18(A)(B)の何れの例でも、アンテナ接続部32と給電回路40との間に直列インダクタ34aを挿入し、アンテナ素子20に対して給電位置を変えるように構成している。
図18の(A)の例では、アンテナ接続部32を基板31の中央部に配置するとともに、中央給電のアンテナ素子20を接続するように構成している。また図18の(B)の例では、アンテナ接続部32を基板31Bの端部に配置するとともに、端部給電のアンテナ素子20Bを接続するように構成している。
図19は、図18に示した2種類のアンテナ装置のリターンロスと効率の測定結果を示すものである。ここで各曲線の意味は次のとおりである。
RLLC−ローバンド側中央給電アンテナのリターンロス
RLLE−ローバンド側端部給電アンテナのリターンロス
ηLC−ローバンド側中央給電アンテナの効率(リターンロス補正後)
ηLE−ローバンド側端部給電アンテナの効率(リターンロス補正後)
RLHC−ハイバンド側中央給電アンテナのリターンロス
RLHE−ハイバンド側端部給電アンテナのリターンロス
ηHC−ハイバンド側中央給電アンテナの効率(リターンロス補正後)
ηHE−ハイバンド側端部給電アンテナの効率(リターンロス補正後)
なお、上記2種類のアンテナの放射Qの値は次のとおりである。
〈中央給電アンテナ〉
ローバンド 8.4
ハイバンド 25.4
〈端部給電アンテナ〉
ローバンド 9.8
ハイバンド 35.8
このように中央給電にすることによって良好な(値の小さな)アンテナの放射Qが得られる。
図20は図18に示したアンテナに対して第1の実施形態で示したアンテナ整合回路30を適用した例である。
また、図21はそのアンテナ整合回路30を適用した後のそれぞれのアンテナについてリターンロスと効率について示している。ここでローバンドはGSM850/900、ハイバンドはDCS/PCS/UMTSの周波数帯であり、それぞれの帯域内で平均効率は次のとおりである。
〈中央給電アンテナ〉
ローバンド −2.6(dB)
ハイバンド −2.3(dB)
〈端部給電アンテナ〉
ローバンド −2.4(dB)
ハイバンド −3.9(dB)
このようにアンテナ整合回路を装荷した場合、アンテナの放射Qの実力が反映され、放射Qが良好な(値が小さな)アンテナである程、高効率特性が得られる。
なお、この例では、ローバンドの周波数帯では筐体に流れる電流の割合が大きい(依存度が高い)ため、筐体を含めたアンテナの放射Qに差がなく、この検証には適さない。
図22は前記2種類のアンテナについて筐体に流れる表面電流の強度分布をシミュレーションした結果を示すものである。図22(A)(C)は中央給電アンテナの例、(B)(D)は端部(図における左端)給電アンテナについて、それぞれ異なった周波数帯での電流分布である。(A)は中央給電アンテナのハイバンド、(B)は端部給電アンテナのハイバンド、(C)は中央給電アンテナのローバンド、(D)は端部給電アンテナのローバンドについてそれぞれ示している。
この図22から明らかなように、(A)中央給電アンテナ・ハイバンドでは左右の全体に亘って電流の強度分布に偏りなく良く流れるのに対し、(B)端部給電アンテナ・ハイバンドでは電流の強度分布に左右の偏りがあって、特に左側では電流強度が低く、アンテナ(共振周波数を所望の周波数帯にもってくる装荷リアクタンス以外の整合回路を含まないアンテナ素子と輻射に寄与する筐体部分とから成るアンテナ)の放射Qが悪いことが分かる。
この第3の実施形態では中央給電アンテナと端部給電アンテナとを比較して放射Qの良好なアンテナを選択すべきであることを示したが、単に給電形式以外に、アンテナ素子と対向するグランドとの間隔、アンテナ素子のサイズによっても放射Qは異なるので、これらのいずれか又はこれらの複数の組み合わせを選定条件として、放射Qの良好な(値の小さな)アンテナ素子を選定すればよい。
《第4の実施形態》
第4の実施形態ではアンテナ素子及びアンテナ素子電極の幾つかの異なった例を示す。
図23は第4の実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。直方体(角柱)形状の誘電体基体の表面に、図に示すような漏斗状に広がったアンテナ素子電極21Cを形成したアンテナ素子20Cを用いている。このようにアンテナ素子20Cの給電部からアンテナ素子電極21Cが徐々に広がったパターンのアンテナ素子電極21Cを形成することによって、広い周波数帯域に亘って1/4波長で共振することになり、広帯域化が促進される。
また図23に示した例では、アンテナ素子20Cの底面に、アンテナ接続部に対する電極のみを形成しているので、またアンテナ素子20Cにある程度の体積を備えているので、基板31Cのグランド領域に直接実装可能である。
図24はその他の3つのアンテナ装置の分解斜視図である。図24(A)の例では、金属板を折り曲げ加工したアンテナ素子20Dを用い、これを、基板31Dに形成したアンテナ接続部32に半田付けし、その上部を筐体50で覆うようにしている。アンテナ素子20D及び基板31Dの端部は、筐体50の形状に合わせて無駄な空間が生じないような形状にしている。
図24(B)の例では、基板31Dに対して(バネ)ピン状のアンテナ接続部32Bを取り付け、筐体50の内面にアンテナ素子電極21Eを設け、基板31Dに対して筐体50を被せた状態でアンテナ接続部32Bがアンテナ素子電極21Eに接続されるようにしている。このようにしてアンテナ素子を筐体の一部に設けたものにも適用できる。
図24(C)の例では、基板31Eの非グランド領域にアンテナ素子電極21Fを直接形成している。このように基板パターンでアンテナ素子を兼用するようにしてもよい。
《第5の実施形態》
図25は第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す分解斜視図である。
図25は、ちょうど第1の実施形態で図2に示したアンテナ整合回路30を、パッケージ化したアンテナ整合回路モジュール30Aとして構成し、それを基板31に実装した例である。
このアンテナ整合回路モジュール30Aは、例えばLTCCの多層基板を用いて、図2に示したアンテナ整合回路30を構成したものである。これにより部品点数が削減できるとともに基板31のスペースを効率よく利用できる。
《第6の実施形態》
図26は第6の実施形態に係る2つのアンテナ装置の構成を示す分解斜視図である。
図26(A)の例では、ローバンド側とハイバンド側に兼用する直列リアクタ34を設けた例である。この直列リアクタ34は、ローバンドの周波数帯で必要なインダクタとして作用し、ハイバンドの周波数帯で、必要なキャパシタとして作用するように、例えば、LC共振子などで構成するよう素子を選定する。これにより部品点数が削減できるとともにアンテナ整合回路の専有面積が縮小化できる。
図26(B)の例では、直列リアクタ34だけでなく、ローバンドとハイバンドの両方に兼ねる並列リアクタ35を設けている。例えばローバンドの最適リアクタンス値とハイバンドの最適リアクタンス値との中間的な値を選定する。
また、図26に示した上記直列リアクタ34及び並列リアクタ35以外の部分はアンテナ整合回路モジュール29または28として設けてもよい。さらに直列リアクタ34及び/または並列リアクタ35は、可変容量を含む切替え可能な又はチューナブルな回路、すなわち使用する周波数帯に応じて直列リアクタ及び/または並列リアクタのリアクタンス値を調整して、より多種の周波数帯で適用できるようにしてもよい。
《第7の実施形態》
図27は第7の実施形態に係る2つのアンテナ装置の分解斜視図である。
図27(A)の例ではアンテナ素子20Eにアンテナ素子電極21Gを形成するとともに、誘電体内部にアンテナ整合回路30Bを構成している。したがって、このアンテナ素子20Eを実装する基板31Fには単に給電回路を設ければよい。
図27(B)の例では、アンテナ素子20Fにアンテナ素子電極21Gを形成するとともに、ローバンド用の直列インダクタ34a及びハイバンド用の直列キャパシタ34bをそれぞれ形成している。このアンテナ素子20Fを実装する基板31G側には、上記直列インダクタ34a及び直列キャパシタ34bを除くアンテナ整合回路のモジュール29を実装すればよい。
なお、以上に示した各実施形態ではローバンドとハイバンドの2つの周波数帯についてアンテナ整合回路を設けたが、3つ以上の周波数帯に適合させる場合には、それぞれの周波数帯に応じたアンテナ整合回路を同様にして設ければよい。
また、アンテナ素子は誘電体の基体に電極パターンを形成したものに限らず、磁性体基体に電極パターンを形成して構成してもよい。
また、以上の各実施形態では、位相器をストリップラインで概念的に表したが、例えばディスクリート部品によるπ型やT型などの回路で構成してもよいし、その回路を構成する部品を構造体で置換してもよい。
特許文献1に示されているアンテナ装置の構成図である。 第1の実施形態に係るアンテナ整合回路及びアンテナ装置の構成を示す斜視図である。 ローバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、単に線路を構成した状態を示す図である。 ローバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、直列インダクタ34aを付加した状態を示す図である。 ローバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、並列インダクタ35aを付加した状態を示す図である。 ローバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、位相器36aを付加した状態を示す図である。 ローバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、並列インダクタ37aを付加した状態を示す図である。 ハイバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、単に線路を構成した状態を示す図である。 ハイバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、直列キャパシタ34bを付加した状態を示す図である。 ハイバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、並列インダクタ35bを付加した状態を示す図である。 ハイバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、位相器36bを付加した状態を示す図である。 ハイバンド側のアンテナ整合回路について、アンテナ接続部から給電部側へ回路要素を順次付加していったときの特性変化について説明する図であり、並列インダクタ37bを付加した状態を示す図である。 第1の実施形態に係るアンテナ装置101のリターンロスと効率の特性を表す図である。 第2整合部P5で小円軌跡をスミスチャートの所定の象限から中心方向へ移動させる方法を示す図である。 第2整合部P5に直列インダクタを挿入して、小円軌跡SCTを第4象限から移動させる例である。 第2整合部P5に並列キャパシタを付加して小円軌跡SCTを第1象限から中心部へ移動させる例である。 第2整合部P5に直列キャパシタを付加して小円軌跡SCTを第2象限から中心部へ移動させる例である。 アンテナの放射Qの選定について示す、2種類のアンテナの斜視図である。 図18の2種類のアンテナ装置のリターンロスと効率の測定結果を示す図である。 図18の2種類のアンテナに対して第1の実施形態で示したアンテナ整合回路30を適用した図である。 図20のアンテナ整合回路30を適用した後のそれぞれのアンテナについてリターンロスと効率について示す図である。 図20の2種類のアンテナについて筐体に流れる表面電流の強度分布をシミュレーションした結果を示すものである。 第4の実施形態に係るアンテナ装置の分解斜視図である。 第4の実施形態に係る別の3つのアンテナ装置の分解斜視図である。 第5の実施形態に係るアンテナ装置の構成を示す分解斜視図である。 第6の実施形態に係る2つのアンテナ装置の構成を示す分解斜視図である。 第7の実施形態に係る2つのアンテナ装置の分解斜視図である。
符号の説明
20…アンテナ素子
21…アンテナ素子電極
28,29,30A…アンテナ整合回路モジュール
30…アンテナ整合回路
30B…アンテナ整合回路
31…基板
32…アンテナ接続部
33…アンテナ素子側スイッチ
34a…上記直列インダクタ
34…直列リアクタ
34a…直列インダクタ
34b…直列キャパシタ
34…直列リアクタ
35a…並列インダクタ
35b…並列インダクタ
35…並列リアクタ
36…位相器
37…並列インダクタ(インピーダンス素子)
38…給電部側スイッチ
39…給電部
40…給電回路
50…筐体
101…アンテナ装置
GA…グランド領域
NGA…非グランド領域
P1…アンテナ素子側スイッチ部
P2…リアクタンス装荷部
P3…第1整合部
P4…移相部
P5…第2整合部
P6…給電部側スイッチ部
SCT…小円軌跡

Claims (8)

  1. アンテナ素子が接続されるアンテナ接続部と給電部との間に接続されるアンテナ整合回路であって、
    前記アンテナ整合回路は利用周波数が互いに異なる複数の整合回路と、これらの整合回路を選択して前記アンテナ接続部と前記給電部との間に接続するスイッチとから成り、
    前記複数の整合回路は、前記給電部から前記アンテナ接続部の方向に前記整合回路を見たリターンロス特性が前記利用周波数の帯域でそれぞれ複共振するインピーダンス回路で構成したことを特徴とするアンテナ整合回路。
  2. 前記複数の整合回路は、
    前記給電部と前記アンテナ接続部との間で直列に接続されて前記利用周波数で共振させる直列リアクタ、
    前記給電部とグランド間にシャントに接続され、周波数スイープによってスミスチャート上に小円軌跡を生じさせて前記利用周波数でインピーダンス整合させる並列リアクタ、
    前記給電部と前記アンテナ接続部との間で接続された位相器、
    前記小円軌跡の位置を前記スミスチャート上の中心付近へ近接させる直列接続または並列接続のインピーダンス素子、
    の各回路要素を備えて成る、請求項1に記載のアンテナ整合回路。
  3. 前記整合回路を構成する回路要素の一部または全部を積層基板にパッケージ化した、請求項2に記載のアンテナ整合回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ整合回路と前記アンテナ接続部に接続されるアンテナ素子とを備えて成るアンテナ装置。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ整合回路を回路基板に構成し、当該回路基板に前記アンテナ素子を搭載して成るアンテナ装置。
  6. 前記アンテナ素子は誘電体または磁性体の基体に電極パターンを形成して成り、当該基体に請求項1〜3のいずれかに記載のアンテナ整合回路の一部または全部を構成したアンテナ装置。
  7. 前記アンテナ素子は、前記アンテナ整合回路のアンテナ接続部に接続可能な複数種のアンテナ素子のうち、前記アンテナ素子単体での放射Qの良好なアンテナ素子である、請求項4〜6のいずれかに記載のアンテナ装置。
  8. 前記複数種のアンテナ素子の選択条件は、アンテナ素子に対する給電点の位置、アンテナ素子と対向するグランドとの間隔、アンテナ素子のサイズのいずれか又はこれらの複数の組み合わせである、請求項7に記載のアンテナ装置。
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