JP2003046322A - 表面実装用アンテナおよびこれを用いた無線装置 - Google Patents
表面実装用アンテナおよびこれを用いた無線装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 携帯電話などに用いる表面実装用アンテナに
おいて、電気的特性を低下させることなく給電電極の位
置を自由に設定可能とし、表面実装性も改善する。 【解決手段】 平板状の基体２の一方主面２ａに第１の
接地電極３を設け、基体２の他方主面２ｂに放射電極６
をその一端が開放端６ａを形成するように設ける。放射
電極６の他端を第１の接地電極３に接続する短絡板７を
基体２の端面２ｃに設け、基体２の端面２ｄに給電電極
９を設ける。さらに、放射電極６と給電電極９とを接続
するインピーダンス整合回路１０を基体２の端面２ｄに
設ける。これにより、放射電極６（短絡板７を含む）の
任意の位置に給電電極９を接続しながらも入力インピー
ダンスの整合を行え、表面実装用アンテナ１の電気的特
性の調整が容易となる。
おいて、電気的特性を低下させることなく給電電極の位
置を自由に設定可能とし、表面実装性も改善する。 【解決手段】 平板状の基体２の一方主面２ａに第１の
接地電極３を設け、基体２の他方主面２ｂに放射電極６
をその一端が開放端６ａを形成するように設ける。放射
電極６の他端を第１の接地電極３に接続する短絡板７を
基体２の端面２ｃに設け、基体２の端面２ｄに給電電極
９を設ける。さらに、放射電極６と給電電極９とを接続
するインピーダンス整合回路１０を基体２の端面２ｄに
設ける。これにより、放射電極６（短絡板７を含む）の
任意の位置に給電電極９を接続しながらも入力インピー
ダンスの整合を行え、表面実装用アンテナ１の電気的特
性の調整が容易となる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの移
動体通信機器や無線ＬＡＮなどの無線設備に使用される
表面実装用アンテナと、その表面実装用アンテナを用い
た無線装置に関するものである。
動体通信機器や無線ＬＡＮなどの無線設備に使用される
表面実装用アンテナと、その表面実装用アンテナを用い
た無線装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は従来の表面実装用アンテナの一例
を示す透視斜視図、図１０は従来の表面実装用アンテナ
の別の例を示す透視斜視図である。
を示す透視斜視図、図１０は従来の表面実装用アンテナ
の別の例を示す透視斜視図である。
【０００３】従来この種の表面実装用アンテナとして
は、直接給電型λ／４逆Ｆ板状のものと容量給電型λ／
４逆Ｆ板状のものの２種類が広く用いられている。
は、直接給電型λ／４逆Ｆ板状のものと容量給電型λ／
４逆Ｆ板状のものの２種類が広く用いられている。
【０００４】このうち直接給電型λ／４逆Ｆ板状の表面
実装用アンテナ１は、図９に示すように、誘電体および
磁性体からなる直方体の基体２に導体によるパターン
（接地電極３、放射電極６、給電電極９）を形成して構
成されており、給電電極９が放射電極６に直接的に結合
し、高周波信号を送り込むことでアンテナ機能を発現し
ている。
実装用アンテナ１は、図９に示すように、誘電体および
磁性体からなる直方体の基体２に導体によるパターン
（接地電極３、放射電極６、給電電極９）を形成して構
成されており、給電電極９が放射電極６に直接的に結合
し、高周波信号を送り込むことでアンテナ機能を発現し
ている。
【０００５】一方、容量給電型λ／４逆Ｆ板状の表面実
装用アンテナ１は、図１０に示すように、誘電体および
磁性体からなる直方体の基体２に導体によるパターン
（接地電極３、放射電極６、給電電極９）を形成して構
成されており、給電電極９と放射電極６の先端部付近に
発生する容量により結合し、高周波信号を送り込むこと
でアンテナ機能を発現している。
装用アンテナ１は、図１０に示すように、誘電体および
磁性体からなる直方体の基体２に導体によるパターン
（接地電極３、放射電極６、給電電極９）を形成して構
成されており、給電電極９と放射電極６の先端部付近に
発生する容量により結合し、高周波信号を送り込むこと
でアンテナ機能を発現している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは、放
射電極の開放端部分はインピーダンスが非常に大きく、
放射電極から連続して形成される短絡板は接地電極との
接続部に向けてインピーダンスが低くなるため、表面実
装用アンテナの入力インピーダンスを所定の基準値（通
常、５０Ω）に整合させていることから、次のような不
都合があった。
射電極の開放端部分はインピーダンスが非常に大きく、
放射電極から連続して形成される短絡板は接地電極との
接続部に向けてインピーダンスが低くなるため、表面実
装用アンテナの入力インピーダンスを所定の基準値（通
常、５０Ω）に整合させていることから、次のような不
都合があった。
【０００７】まず、直接給電型λ／４逆Ｆ板状の表面実
装用アンテナ１（図９）では、放射電極の開放端から短
絡板の接地電極との接続部までの間における特定部分に
給電電極を接続することにより、入力インピーダンスの
整合を行っていた。しかし、アンテナの小型化が求めら
れ、特にアンテナを構成する基体に高誘電体材料を用い
て小型化を図った場合、入力インピーダンスを整合させ
るための給電電極の位置が短絡板の接地電極との接続部
に非常に近い位置に限定されてしまう。そのため、表面
実装用部品として使用する場合、給電電極と短絡板が短
絡するおそれがあり、実装上の問題を生じやすくなると
いう問題があった。
装用アンテナ１（図９）では、放射電極の開放端から短
絡板の接地電極との接続部までの間における特定部分に
給電電極を接続することにより、入力インピーダンスの
整合を行っていた。しかし、アンテナの小型化が求めら
れ、特にアンテナを構成する基体に高誘電体材料を用い
て小型化を図った場合、入力インピーダンスを整合させ
るための給電電極の位置が短絡板の接地電極との接続部
に非常に近い位置に限定されてしまう。そのため、表面
実装用部品として使用する場合、給電電極と短絡板が短
絡するおそれがあり、実装上の問題を生じやすくなると
いう問題があった。
【０００８】次に、容量給電型λ／４逆Ｆ板状の表面実
装用アンテナ１（図１０）では、容量給電を行う位置が
インピーダンスの高い放射電極の開放端側に限定されや
すいという欠点があった。
装用アンテナ１（図１０）では、容量給電を行う位置が
インピーダンスの高い放射電極の開放端側に限定されや
すいという欠点があった。
【０００９】本発明は、このような事情に鑑み、電気的
特性を低下させることなく給電電極の位置を自由に設定
することが可能で表面実装性にも優れた表面実装用アン
テナおよびこれを用いた小型の無線装置を提供すること
を目的とする。
特性を低下させることなく給電電極の位置を自由に設定
することが可能で表面実装性にも優れた表面実装用アン
テナおよびこれを用いた小型の無線装置を提供すること
を目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】まず、本発明のうち請求
項１に係る発明は、平板状の基体（２）を有し、この基
体の一方主面（２ａ）に第１の接地電極（３）を設け、
前記基体の他方主面（２ｂ）に放射電極（６）をその一
端が開放端（６ａ）を形成するように設け、この放射電
極の他端を第１の接地電極に接続する短絡板（７）を設
け、前記基体の端面（２ｄ）に給電電極（９）を設けた
表面実装用アンテナ（１）において、前記放射電極と前
記給電電極とを接続するインピーダンス整合回路（１
０）を設けて構成される。
項１に係る発明は、平板状の基体（２）を有し、この基
体の一方主面（２ａ）に第１の接地電極（３）を設け、
前記基体の他方主面（２ｂ）に放射電極（６）をその一
端が開放端（６ａ）を形成するように設け、この放射電
極の他端を第１の接地電極に接続する短絡板（７）を設
け、前記基体の端面（２ｄ）に給電電極（９）を設けた
表面実装用アンテナ（１）において、前記放射電極と前
記給電電極とを接続するインピーダンス整合回路（１
０）を設けて構成される。
【００１１】こうした構成を採用することにより、放射
電極（短絡板を含む）の任意の位置に給電電極を接続し
ながらもインピーダンス整合回路で入力インピーダンス
の整合を行うことができ、電気的特性の調整が容易とな
るように作用する。
電極（短絡板を含む）の任意の位置に給電電極を接続し
ながらもインピーダンス整合回路で入力インピーダンス
の整合を行うことができ、電気的特性の調整が容易とな
るように作用する。
【００１２】また、本発明のうち請求項２に係る発明
は、上記放射電極（６）の開放端（６ａ）を上記基体
（２）の端面（２ｅ）に回り込ませて構成される。かか
る構成により、アンテナ共振回路部のインダクタンスが
増加し、周波数が低下して小型化が可能となるように作
用する。
は、上記放射電極（６）の開放端（６ａ）を上記基体
（２）の端面（２ｅ）に回り込ませて構成される。かか
る構成により、アンテナ共振回路部のインダクタンスが
増加し、周波数が低下して小型化が可能となるように作
用する。
【００１３】また、本発明のうち請求項３に係る発明
は、上記インピーダンス整合回路（１０）に容量素子と
してギャップ（１２）を形成して構成される。
は、上記インピーダンス整合回路（１０）に容量素子と
してギャップ（１２）を形成して構成される。
【００１４】また、本発明のうち請求項４に係る発明
は、上記基体（２）の端面（２ｆ）に第２の接地電極
（４）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接続す
ると同時に、上記放射電極（６）にギャップ（１３）を
介して容量接続して構成される。かかる構成により、第
２の接地電極によって構成されるギャップで容量装荷が
達成され、発振周波数を下げることができ、表面実装用
アンテナの小型化が可能となるように作用する。
は、上記基体（２）の端面（２ｆ）に第２の接地電極
（４）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接続す
ると同時に、上記放射電極（６）にギャップ（１３）を
介して容量接続して構成される。かかる構成により、第
２の接地電極によって構成されるギャップで容量装荷が
達成され、発振周波数を下げることができ、表面実装用
アンテナの小型化が可能となるように作用する。
【００１５】また、本発明のうち請求項５に係る発明
は、上記基体（２）の端面（２ｅ）に第３の接地電極
（５）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接続す
ると同時に、上記放射電極（６）の開放端（６ａ）にギ
ャップ（１４）を介して容量接続して構成される。かか
る構成により、第３の接地電極によって構成されるギャ
ップで容量装荷が達成され、発振周波数を下げることが
でき、表面実装用アンテナの小型化が可能となるように
作用する。
は、上記基体（２）の端面（２ｅ）に第３の接地電極
（５）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接続す
ると同時に、上記放射電極（６）の開放端（６ａ）にギ
ャップ（１４）を介して容量接続して構成される。かか
る構成により、第３の接地電極によって構成されるギャ
ップで容量装荷が達成され、発振周波数を下げることが
でき、表面実装用アンテナの小型化が可能となるように
作用する。
【００１６】さらに、本発明のうち請求項６に係る発明
は、上記表面実装用アンテナ（１）を用いて構成され
る。かかる構成により、表面実装用アンテナの小型化に
伴って無線装置（１５）も小型化することが可能となる
ように作用する。
は、上記表面実装用アンテナ（１）を用いて構成され
る。かかる構成により、表面実装用アンテナの小型化に
伴って無線装置（１５）も小型化することが可能となる
ように作用する。
【００１７】なお、括弧内の符号は図面において対応す
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
る要素を表す便宜的なものであり、したがって、本発明
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。このこ
とは「特許請求の範囲」の欄についても同様である。
【００１８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【００１９】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第１
の実施形態＞図１は本発明に係る表面実装用アンテナの
第１の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図１は本発明に係る表面実装用アンテナの
第１の実施形態を示す透視斜視図である。
【００２０】この表面実装用アンテナ１は、図１に示す
ように、セラミックや樹脂などの誘電体からなる平板状
の基体２を有しており、基体２の外周六面には一方主面
２ａ、他方主面２ｂおよび４つの端面２ｃ、２ｄ、２
ｅ、２ｆが形成されている。そして、基体２の一方主面
２ａにはそのほぼ全面に第１の接地電極３が形成されて
おり、基体２の他方主面２ｂには主として放射電極６が
形成されている。ここで、放射電極６は、その一端が開
放端６ａを形成しているとともに、他端が基体２の端面
２ｃに形成された短絡板７を経由して第１の接地電極３
に接続されている。また、基体２の端面２ｄには、給電
電極９がその一端を一方主面２ａに回り込ませる形で配
置しているとともに、１つ以上のインピーダンス整合素
子からなるインピーダンス整合回路１０が給電電極９を
放射電極６に接続する形で配置している。
ように、セラミックや樹脂などの誘電体からなる平板状
の基体２を有しており、基体２の外周六面には一方主面
２ａ、他方主面２ｂおよび４つの端面２ｃ、２ｄ、２
ｅ、２ｆが形成されている。そして、基体２の一方主面
２ａにはそのほぼ全面に第１の接地電極３が形成されて
おり、基体２の他方主面２ｂには主として放射電極６が
形成されている。ここで、放射電極６は、その一端が開
放端６ａを形成しているとともに、他端が基体２の端面
２ｃに形成された短絡板７を経由して第１の接地電極３
に接続されている。また、基体２の端面２ｄには、給電
電極９がその一端を一方主面２ａに回り込ませる形で配
置しているとともに、１つ以上のインピーダンス整合素
子からなるインピーダンス整合回路１０が給電電極９を
放射電極６に接続する形で配置している。
【００２１】このように構成された表面実装用アンテナ
１において、給電電極９に信号を入力すると、インピー
ダンス整合回路１０を通じて放射電極６に信号が入力さ
れ、この信号によって共振電流が生じて電波が放射され
る。したがって、この表面実装用アンテナ１において
は、給電電極９の位置を自由に配置することにより、表
面実装用アンテナ１の表面実装性を高めることが可能と
なる。
１において、給電電極９に信号を入力すると、インピー
ダンス整合回路１０を通じて放射電極６に信号が入力さ
れ、この信号によって共振電流が生じて電波が放射され
る。したがって、この表面実装用アンテナ１において
は、給電電極９の位置を自由に配置することにより、表
面実装用アンテナ１の表面実装性を高めることが可能と
なる。
【００２２】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第２
の実施形態＞図２は本発明に係る表面実装用アンテナの
第２の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図２は本発明に係る表面実装用アンテナの
第２の実施形態を示す透視斜視図である。
【００２３】この表面実装用アンテナ１は、図２に示す
ように、インピーダンス整合回路１０に容量素子として
ギャップ１２が形成されていることを除き、上述した第
１の実施形態と同じ構成を有している。
ように、インピーダンス整合回路１０に容量素子として
ギャップ１２が形成されていることを除き、上述した第
１の実施形態と同じ構成を有している。
【００２４】その結果、インピーダンス整合回路１０に
よるインピーダンスの整合範囲が広がり、給電電極９の
位置を一層自由に配置することができる。
よるインピーダンスの整合範囲が広がり、給電電極９の
位置を一層自由に配置することができる。
【００２５】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第３
の実施形態＞図３は本発明に係る表面実装用アンテナの
第３の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図３は本発明に係る表面実装用アンテナの
第３の実施形態を示す透視斜視図である。
【００２６】この表面実装用アンテナ１は、図３に示す
ように、放射電極６の開放端６ａが基体２の他方主面２
ｂから端面２ｅに回り込んでいることを除き、上述した
第１の実施形態と同じ構成を有している。
ように、放射電極６の開放端６ａが基体２の他方主面２
ｂから端面２ｅに回り込んでいることを除き、上述した
第１の実施形態と同じ構成を有している。
【００２７】その結果、アンテナ共振回路部のインダク
タンスが増加してアンテナの共振周波数が低下するた
め、表面実装用アンテナ１を小型化することができる。
タンスが増加してアンテナの共振周波数が低下するた
め、表面実装用アンテナ１を小型化することができる。
【００２８】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第４
の実施形態＞図４は本発明に係る表面実装用アンテナの
第４の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図４は本発明に係る表面実装用アンテナの
第４の実施形態を示す透視斜視図である。
【００２９】この表面実装用アンテナ１は、図４に示す
ように、インピーダンス整合回路１０に容量素子として
ギャップ１２が用いられていることと、放射電極６の開
放端６ａが基体２の他方主面２ｂから端面２ｅに回り込
んでいることを除き、上述した第１の実施形態と同じ構
成を有している。
ように、インピーダンス整合回路１０に容量素子として
ギャップ１２が用いられていることと、放射電極６の開
放端６ａが基体２の他方主面２ｂから端面２ｅに回り込
んでいることを除き、上述した第１の実施形態と同じ構
成を有している。
【００３０】その結果、インピーダンス整合回路１０に
よるインピーダンスの整合範囲が広がり、給電電極９の
位置を一層自由に配置することができるばかりか、アン
テナ共振回路部のインダクタンスが増加してアンテナの
共振周波数が低下するため、表面実装用アンテナ１を小
型化することができる。
よるインピーダンスの整合範囲が広がり、給電電極９の
位置を一層自由に配置することができるばかりか、アン
テナ共振回路部のインダクタンスが増加してアンテナの
共振周波数が低下するため、表面実装用アンテナ１を小
型化することができる。
【００３１】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第５
の実施形態＞図５は本発明に係る表面実装用アンテナの
第５の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図５は本発明に係る表面実装用アンテナの
第５の実施形態を示す透視斜視図である。
【００３２】この表面実装用アンテナ１は、図５に示す
ように、基体２の端面２ｆに第２の接地電極４を形成し
て、第１の接地電極３に直接接続すると同時に、放射電
極６の中間付近部分にギャップ１３を介して容量接続し
たことを除き、上述した第１の実施形態と同じ構成を有
している。
ように、基体２の端面２ｆに第２の接地電極４を形成し
て、第１の接地電極３に直接接続すると同時に、放射電
極６の中間付近部分にギャップ１３を介して容量接続し
たことを除き、上述した第１の実施形態と同じ構成を有
している。
【００３３】その結果、放射電極６に対して接地電極
（第１の接地電極３、第２の接地電極４）が近づくこと
になるため、両者間に容量を装荷させてアンテナの共振
周波数を低下させることにより、表面実装用アンテナ１
を小型化することができる。
（第１の接地電極３、第２の接地電極４）が近づくこと
になるため、両者間に容量を装荷させてアンテナの共振
周波数を低下させることにより、表面実装用アンテナ１
を小型化することができる。
【００３４】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第６
の実施形態＞図６は本発明に係る表面実装用アンテナの
第６の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図６は本発明に係る表面実装用アンテナの
第６の実施形態を示す透視斜視図である。
【００３５】この表面実装用アンテナ１は、図６に示す
ように、放射電極６の開放端６ａを基体２の他方主面２
ｂから端面２ｅに回り込ませ、基体２の同じ端面２ｅに
第３の接地電極５を形成して、第１の接地電極３に直接
接続すると同時に、放射電極６の開放端６ａにギャップ
１４を介して容量接続したことを除き、上述した第１の
実施形態と同じ構成を有している。
ように、放射電極６の開放端６ａを基体２の他方主面２
ｂから端面２ｅに回り込ませ、基体２の同じ端面２ｅに
第３の接地電極５を形成して、第１の接地電極３に直接
接続すると同時に、放射電極６の開放端６ａにギャップ
１４を介して容量接続したことを除き、上述した第１の
実施形態と同じ構成を有している。
【００３６】その結果、アンテナ共振回路部のインダク
タンスが増加し、また放射電極６に対して接地電極（第
１の接地電極３、第３の接地電極５）が近づくことにな
るため、両者間に容量を装荷させて、アンテナの共振周
波数を低下させることにより、表面実装用アンテナ１を
小型化することができる。
タンスが増加し、また放射電極６に対して接地電極（第
１の接地電極３、第３の接地電極５）が近づくことにな
るため、両者間に容量を装荷させて、アンテナの共振周
波数を低下させることにより、表面実装用アンテナ１を
小型化することができる。
【００３７】＜本発明に係る表面実装用アンテナの第７
の実施形態＞図７は本発明に係る表面実装用アンテナの
第７の実施形態を示す透視斜視図である。
の実施形態＞図７は本発明に係る表面実装用アンテナの
第７の実施形態を示す透視斜視図である。
【００３８】この表面実装用アンテナ１は、図７に示す
ように、基体２の端面２ｆに第２の接地電極４を形成し
て、第１の接地電極３に直接接続すると同時に、放射電
極６の中間付近部分にギャップ１３を介して容量接続し
たことと、放射電極６の開放端６ａを基体２の他方主面
２ｂから端面２ｅに回り込ませ、基体２の同じ端面２ｅ
に第３の接地電極５を形成して、第１の接地電極３に直
接接続すると同時に、放射電極６の開放端６ａにギャッ
プ１４を介して接続したことを除き、上述した第１の実
施形態と同じ構成を有している。
ように、基体２の端面２ｆに第２の接地電極４を形成し
て、第１の接地電極３に直接接続すると同時に、放射電
極６の中間付近部分にギャップ１３を介して容量接続し
たことと、放射電極６の開放端６ａを基体２の他方主面
２ｂから端面２ｅに回り込ませ、基体２の同じ端面２ｅ
に第３の接地電極５を形成して、第１の接地電極３に直
接接続すると同時に、放射電極６の開放端６ａにギャッ
プ１４を介して接続したことを除き、上述した第１の実
施形態と同じ構成を有している。
【００３９】その結果、アンテナ共振回路部のインダク
タンスが増加し、また放射電極６に対して接地電極（第
１の接地電極３、第２の接地電極４、第３の接地電極
５）が近づくことになるため、両者間に容量を装荷させ
て、アンテナの共振周波数を低下させることにより、表
面実装用アンテナ１を小型化することができる。
タンスが増加し、また放射電極６に対して接地電極（第
１の接地電極３、第２の接地電極４、第３の接地電極
５）が近づくことになるため、両者間に容量を装荷させ
て、アンテナの共振周波数を低下させることにより、表
面実装用アンテナ１を小型化することができる。
【００４０】＜本発明に係る表面実装用アンテナのその
他の実施形態＞なお、上述した各実施形態においては、
表面実装用アンテナ１の基体２をセラミックスや樹脂な
どの誘電体を用いて構成したが、磁性体を用いて構成し
ても構わない。
他の実施形態＞なお、上述した各実施形態においては、
表面実装用アンテナ１の基体２をセラミックスや樹脂な
どの誘電体を用いて構成したが、磁性体を用いて構成し
ても構わない。
【００４１】＜本発明に係る無線装置の一実施形態＞図
８は本発明に係る無線装置の一実施形態である携帯型の
ナビゲーションシステムを示す斜視図である。
８は本発明に係る無線装置の一実施形態である携帯型の
ナビゲーションシステムを示す斜視図である。
【００４２】このナビゲーションシステム１５は、図８
に示すように、筐体１６を有しており、筐体１６には、
上述した表面実装用アンテナ１が組み込まれている。ま
た、この表面実装用アンテナ１には受信部（図示せず）
が接続されており、この受信部には信号処理部（図示せ
ず）が接続されている。さらに、この信号処理部にはデ
ィスプレイ１７およびキーボードなどのインターフェー
ス部１８が接続されている。
に示すように、筐体１６を有しており、筐体１６には、
上述した表面実装用アンテナ１が組み込まれている。ま
た、この表面実装用アンテナ１には受信部（図示せず）
が接続されており、この受信部には信号処理部（図示せ
ず）が接続されている。さらに、この信号処理部にはデ
ィスプレイ１７およびキーボードなどのインターフェー
ス部１８が接続されている。
【００４３】そして、このナビゲーションシステム１５
が複数のＧＰＳ衛星から電波を受信すると、受信部でそ
の電波から各種の信号を取り出し、信号処理部でその信
号からナビゲーションシステム１５自身、すなわちナビ
ゲーションシステム１５をもっている人の現在位置（緯
度、経度、高度など）を求め、インターフェース部１８
と連携してディスプレイ１７上に現在位置を表示する。
が複数のＧＰＳ衛星から電波を受信すると、受信部でそ
の電波から各種の信号を取り出し、信号処理部でその信
号からナビゲーションシステム１５自身、すなわちナビ
ゲーションシステム１５をもっている人の現在位置（緯
度、経度、高度など）を求め、インターフェース部１８
と連携してディスプレイ１７上に現在位置を表示する。
【００４４】したがって、このナビゲーションシステム
１５では、表面実装用アンテナ１の小型化によってナビ
ゲーションシステム１５全体を小型化し、携帯しやすく
することが可能となる。
１５では、表面実装用アンテナ１の小型化によってナビ
ゲーションシステム１５全体を小型化し、携帯しやすく
することが可能となる。
【００４５】なお、ナビゲーションシステム１５におい
ては、その使用環境が屋外に限定される場合、ＧＰＳの
円偏波に対応するアンテナを用いることが望ましいが、
電波の弱い屋内での使用が想定される場合は、図１から
図７までに示した表面実装用アンテナ１を用いることに
よって安定した受信状態を得ることができる。
ては、その使用環境が屋外に限定される場合、ＧＰＳの
円偏波に対応するアンテナを用いることが望ましいが、
電波の弱い屋内での使用が想定される場合は、図１から
図７までに示した表面実装用アンテナ１を用いることに
よって安定した受信状態を得ることができる。
【００４６】以上はナビゲーションシステム１５の例を
示したが、携帯電話などの移動体通信機器や無線ＬＡＮ
などの無線設備に表面実装用アンテナ１を用いることも
できる。
示したが、携帯電話などの移動体通信機器や無線ＬＡＮ
などの無線設備に表面実装用アンテナ１を用いることも
できる。
【００４７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項１〜５に係る発明によれば、電気的特性を低下させる
ことなく給電電極の位置を自由に設定することが可能で
表面実装性にも優れた表面実装用アンテナを提供するこ
とが可能となる。
項１〜５に係る発明によれば、電気的特性を低下させる
ことなく給電電極の位置を自由に設定することが可能で
表面実装性にも優れた表面実装用アンテナを提供するこ
とが可能となる。
【００４８】また、本発明のうち請求項６に係る発明に
よれば、小型の無線装置を提供することが可能となる。
よれば、小型の無線装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る表面実装用アンテナの第１の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図２】本発明に係る表面実装用アンテナの第２の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図３】本発明に係る表面実装用アンテナの第３の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図４】本発明に係る表面実装用アンテナの第４の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図５】本発明に係る表面実装用アンテナの第５の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図６】本発明に係る表面実装用アンテナの第６の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図７】本発明に係る表面実装用アンテナの第７の実施
形態を示す透視斜視図である。
形態を示す透視斜視図である。
【図８】本発明に係る無線装置の一実施形態である携帯
型のナビゲーションシステムを示す斜視図である。
型のナビゲーションシステムを示す斜視図である。
【図９】従来の表面実装用アンテナの一例を示す透視斜
視図である。
視図である。
【図１０】従来の表面実装用アンテナの別の例を示す透
視斜視図である。
視斜視図である。
１……表面実装用アンテナ
２……基体
２ａ……一方主面
２ｂ……他方主面
２ｃ、２ｄ、２ｅ、２ｆ……端面
３……第１の接地電極
４……第２の接地電極
５……第３の接地電極
６……放射電極
６ａ……開放端
７……短絡板
９……給電電極
１０……インピーダンス整合回路
１２、１３、１４……ギャップ
１５……無線装置（ナビゲーションシステム）
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 佐藤 満
東京都港区新橋５丁目36番11号 いわき電
子株式会社内
(72)発明者 岡部 浩行
東京都港区新橋５丁目36番11号 いわき電
子株式会社内
Ｆターム(参考） 5J045 AA01 AB05 BA01 DA08 GA05
GA06 HA03 JA11 NA03
5J046 AA04 AA07 AB13 PA07
5J047 AA04 AA07 AB13 FD01 FD06
5K011 AA06 AA16 DA02 JA03 KA04
Claims (6)
- 【請求項１】 平板状の基体（２）を有し、 この基体の一方主面（２ａ）に第１の接地電極（３）を
設け、 前記基体の他方主面（２ｂ）に放射電極（６）をその一
端が開放端（６ａ）を形成するように設け、 この放射電極の他端を第１の接地電極に接続する短絡板
（７）を設け、 前記基体の端面（２ｄ）に給電電極（９）を設けた表面
実装用アンテナ（１）において、 前記放射電極と前記給電電極とを接続するインピーダン
ス整合回路（１０）を設けたことを特徴とする表面実装
用アンテナ。 - 【請求項２】 放射電極（６）の開放端（６ａ）を基体
（２）の端面（２ｅ）に回り込ませたことを特徴とする
請求項１に記載の表面実装用アンテナ。 - 【請求項３】 インピーダンス整合回路（１０）に容量
素子としてギャップ（１２）を形成したことを特徴とす
る請求項１または請求項２に記載の表面実装用アンテ
ナ。 - 【請求項４】 基体（２）の端面（２ｆ）に第２の接地
電極（４）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接
続すると同時に、放射電極（６）にギャップ（１３）を
介して容量接続したことを特徴とする請求項１から請求
項３までのいずれかに記載の表面実装用アンテナ。 - 【請求項５】 基体（２）の端面（２ｅ）に第３の接地
電極（５）を形成して、第１の接地電極（３）に直接接
続すると同時に、放射電極（６）の開放端（６ａ）にギ
ャップ（１４）を介して容量接続したことを特徴とする
請求項１から請求項４までのいずれかに記載の表面実装
用アンテナ。 - 【請求項６】 請求項１から請求項５までのいずれかに
記載の表面実装用アンテナ（１）を用いたことを特徴と
する無線装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227639A JP2003046322A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 表面実装用アンテナおよびこれを用いた無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001227639A JP2003046322A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 表面実装用アンテナおよびこれを用いた無線装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003046322A true JP2003046322A (ja) | 2003-02-14 |
Family
ID=19060270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001227639A Pending JP2003046322A (ja) | 2001-07-27 | 2001-07-27 | 表面実装用アンテナおよびこれを用いた無線装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003046322A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005081364A1 (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-01 | Yokowo Co., Ltd. | 誘電体アンテナ |
| WO2009054438A1 (ja) | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Tdk Corporation | アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機 |
| JP2010021838A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ整合回路及びアンテナ装置 |
| JP2010050836A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ整合回路及びアンテナ装置 |
| JP2012028830A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-02-09 | Tdk Corp | アンテナ装置 |
| EP2720318A1 (en) * | 2011-06-08 | 2014-04-16 | Zhijia Liu | Rfid tag antenna with compensation structure, rfid tag and rfid system |
-
2001
- 2001-07-27 JP JP2001227639A patent/JP2003046322A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005081364A1 (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-01 | Yokowo Co., Ltd. | 誘電体アンテナ |
| WO2009054438A1 (ja) | 2007-10-26 | 2009-04-30 | Tdk Corporation | アンテナ装置及びこれを用いた無線通信機 |
| JP2010021838A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ整合回路及びアンテナ装置 |
| JP2010050836A (ja) * | 2008-08-22 | 2010-03-04 | Murata Mfg Co Ltd | アンテナ整合回路及びアンテナ装置 |
| JP2012028830A (ja) * | 2010-06-22 | 2012-02-09 | Tdk Corp | アンテナ装置 |
| EP2720318A1 (en) * | 2011-06-08 | 2014-04-16 | Zhijia Liu | Rfid tag antenna with compensation structure, rfid tag and rfid system |
| EP2720318A4 (en) * | 2011-06-08 | 2015-04-15 | Zhijia Liu | RFID TAG ANTENNA WITH COMPENSATION STRUCTURE, RFID TAG AND RFID SYSTEM |
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