JPH09282740A - 記録または再生装置、回転制御装置及びその方法 - Google Patents

記録または再生装置、回転制御装置及びその方法

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JPH09282740A
JPH09282740A JP8088293A JP8829396A JPH09282740A JP H09282740 A JPH09282740 A JP H09282740A JP 8088293 A JP8088293 A JP 8088293A JP 8829396 A JP8829396 A JP 8829396A JP H09282740 A JPH09282740 A JP H09282740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転ドラムやキャプスタン等の回転体の回転
動作を効率よく制御可能とする。 【解決手段】 記録または再生装置は、記録媒体を移動
する移動手段と、前記記録媒体に対してデータを記録ま
たは再生する記録再生手段と、カウンタと、前記移動手
段の移動動作に伴って発生されるパルスに応じて前記カ
ウンタのカウント値をキャプチャするキャプチャ手段
と、前記キャプチャ手段のキャプチャ動作とは非同期な
タイミングで前記キャプチャ手段によりキャプチャされ
たカウント値を取り込み、当該カウント値を用いて前記
移動手段の移動動作を制御する制御手段とを備えて構成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録または再生装
置、回転制御装置及びその方法に関し、特には、回転ド
ラム,キャプスタン等の回転体の回転速度や回転位相の
制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転体の回転速度や回転位相
を制御するためにサーボ機構が用いられている。
【0003】このようなサーボとして、例えば、VTR
で用いられているサーボがあるが、近年のVTRでは、
装置の多機能化,低価格化に対応するためにデジタルサ
ーボ方式、特にマイクロコンピュータ(以下マイコン)
を使用したソフトウェアサーボが一般的に用いられてい
る。
【0004】また、この種のVTRでは、部品点数の削
減等のメリットを得るため、同じマイコンを使用してサ
ーボの他に、メカコントロールあるいはシステムコント
ロール等も行っている。そして、このような場合、メカ
コントロールやシステムコントロール処理が一部を除き
メインルーチンで行われ、サーボ処理は割り込み処理で
行われるのが一般的である。
【0005】VTRの種々のサーボのうち、回転ドラム
モータの制御については、ドラムの回転速度を所定の速
度になるように制御する回転速度制御と、基準の信号に
対するドラムの回転位相を制御する回転位相制御があ
る。
【0006】また、キャプスタンモータの制御について
は、キャプスタンの回転速度を制御して磁気テープの搬
送速度が所定の速度になるように制御する速度制御と、
ヘッドとテープとの相対的な位相を制御するトラッキン
グ制御を含む位相制御がある。
【0007】更に、VTRのサーボとして、テープの搬
送をキャプスタンとピンチローラとの圧接を解除して、
リールモータとキャプスタンでテープ巻回リールを駆動
する場合のリールモータの制御も考えられる。
【0008】これらのサーボ処理は、マイコンに対し
て、ドラムの回転速度に対応したドラムFG信号,ドラ
ムの回転位相に対応したドラムPG信号,キャプスタン
の回転速度に対応したキャプスタンFG信号,リール台
からのリールFG信号及びドラムの回転位相制御の基準
信号がそれぞれ入力された場合に、マイコンにより各入
力信号の処理に対応したサーボ処理を割り込みルーチン
により行われる。
【0009】また、近年、映像及び音声をデジタルデー
タとしてテープに記録再生するデジタルVTRが実用化
されつつあるが、このようなデジタルVTRにおいて
は、映像や音声データ以外に、記録モードや記録時間、
絶対トラック番号、インデックス情報等、膨大なシステ
ムデータと呼ばれる付加情報も記録される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイコ
ンを用いてこのようにサーボ処理を行う場合、ドラムモ
ータやキャプスタンモータのFG信号でしかサーボ処理
を行うことができないため、FGより短い周期でのサー
ボ処理が不可能で、モータの緩やかな起動や停止動作等
の低回転域でモータの制御を行いたい場合には、FG周
期が長い分だけ、モータ制御電圧の更新周期が長くなっ
てしまう。
【0011】そのため、例えば、モータの制御信号とし
てランプ波形状の電圧を有する信号を発生させようとし
ても、粗い階段状の波形しか発生することができず、F
G信号による割り込み制御とは別に、一定周期で割り込
み処理が発生するようにタイマ回路を設けなくてはなら
ない。
【0012】また、起動不良や異状停止等でFG信号が
長い間検出できなかったり、全く検出できない場合は、
速度制御が長い間できない、もしくは全くできない状況
に陥ることになる。
【0013】例えば、回転ドラムの結露によるテープの
張り付きにより回転ドラムが停止してしまった場合、こ
れを早急に検出して対処しなければ重大なテープダメー
ジが発生してしまう。
【0014】そのため、FG信号による割り込み処理と
は別に、FGによる割り込み周期を監視し、起動チェッ
クを行うための回路を別途設ける必要もある。
【0015】また、この他に、マイコンを用いてタイマ
処理を行いたいものがあっても、その動作周期がFG周
期とは違う場合、制御の数だけタイマ処理を実現するた
めの回路を追加する必要があり、コストアップにつなが
ってしまう。また、暴走状態に陥ってしまったときに
は、FG信号による割り込みの頻度が多くなりすぎてマ
イコンの処理能力を越えてしまい、他の処理が不可能に
なってしまうことがある。
【0016】また、テープの搬送をキャプスタンモータ
軸とピンチローラを圧接した状態で行っている場合には
キャプスタンモータの回転周期とテープの搬送速度とは
一意の関係にあるが、早送りや巻き戻し時のようにピン
チローラの圧接を解除し、リールモータやキャプスタン
モータで巻回リールを駆動する場合には、巻き径の変化
があるため、モータの回転周期とテープの搬送速度とは
一意の関係にならない。
【0017】従って、キャプスタンFG信号(以下CF
G)による割り込み処理でテープの搬送速度を一定にな
るように制御した場合、起動されている巻回リールの巻
き径が小さい間は割り込み周期が短く、巻き径が大きく
なってくると割り込み周期が長くなり、一定周期でのテ
ープ送り速度ができない。同様に、リール台のFG信号
により割り込み処理を行う場合も、巻き径により著しく
割り込みの周期が変化し、一定周期でのテープ搬送速度
制御ができない。
【0018】更に、前述のようなデジタルVTRでは、
システムデータの処理を行っているが、そのために専用
マイコンを別途使用したのでは、低コスト化、システム
合理化に不利であり、サーボ処理やメカコントロール、
システムコントロールを行うマイコンでシステムデータ
の処理制御を同時に行う構成が望まれる。
【0019】各々のシステムデータのトラック上での記
録位置は規定されているので、その処理はドラム回転位
相に同期して行われる。
【0020】このように一定の周期で行う処理と不定期
に入力されるモータのFG信号に対する割り込み処理が
混在する構成では、処理が一時期に集中したり、逆に間
隔が開いてしまったりしてしまい、マイコンを非効率的
に利用していることになる。
【0021】本発明は前述の如き問題を解決することを
目的とする。
【0022】本願の他の目的は、回転体の回転動作を効
率よく制御可能とする処にある。
【0023】本願の更に他の目的は、回転体の動作周期
とは非同期に回転動作の処理を可能とする処にある。
【0024】
【課題を解決するための手段】従来抱えている課題を解
決し、前記目的を達成するため、本発明は、記録媒体を
移動する移動手段と、前記記録媒体に対してデータを記
録または再生する記録再生手段と、カウンタと、前記移
動手段の移動動作に伴って発生されるパルスに応じて前
記カウンタのカウント値をキャプチャするキャプチャ手
段と、前記キャプチャ手段のキャプチャ動作とは非同期
なタイミングで前記キャプチャ手段によりキャプチャさ
れたカウント値を取り込み、当該カウント値を用いて前
記移動手段の移動動作を制御する制御手段とを備えて構
成されている。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0026】本実施形態では、本発明をデジタルVTR
に適用した場合について説明する。図1はこのようなデ
ジタルVTRの構成を示すブロック図である。
【0027】図1において、101はドラムモータ、1
02はキャプスタンモータ、103は磁気テープで、供
給側リール104aから引き出され、ヘッドHA,HB
を搭載した回転ドラムDに巻回される図示の如きテープ
パスを形成後、巻き取り側リール104bに収納され
る。これらリール台104a,104bはそれぞれキャ
プスタンモータ102により駆動される。
【0028】105は、クロック発生回路109により
発生される一定のクロックをカウントし、0から最大値
nまでカウントアップして再び0に戻る動作を繰り返す
フリーランニングカウンタ(以下カウンタ)である。
【0029】106は、入力信号に応じてカウンタ10
5のカウント値をその入力信号別にキャプチャするキャ
プチャ回路であり、ドラムモータからのFG信号(以下
DFG),PG信号(以下DPG)、キャプスタンモー
タからのCFG、供給側リール台104aからのFG
(以下SFG)、巻き取り側リール台104bからのF
G(TFG)、及び、基準信号発生回路108からの基
準信号が入力信号として供給される。
【0030】107はタイマ回路で、基準信号に同期し
てタイマ動作を行う。110はマイコンから構成される
制御回路であり、モード選択回路111によるメカの起
動・停止やデータの記録・再生等のVTRのモードに応
じて、所定のタイミングでキャプチャ回路106にキャ
プチャされたカウント値の読み取り及び、ドラムモータ
制御回路112,キャプスタンモータ制御回路114,
サブコード処理回路115,VAUX処理回路,AAU
X処理回路117の動作を制御している。
【0031】112はドラムモータ制御回路で、制御回
路110の制御信号に応じてドラムモータの回転動作を
制御する。113はトラッキングエラー信号生成回路
で、ヘッドHA,HBにより再生された再生データ中の
パイロット信号を用いてトラッキングエラー信号を生成
し、キャプスタンモータ制御回路114に出力する。1
14はキャプスタンモータ制御回路であり、制御回路1
10からの制御信号及びトラッキングエラー信号生成回
路103からのトラッキングエラー信号とに応じてキャ
プスタンモータ102の動作を制御する。
【0032】115はサブコード処理回路で、制御回路
110の制御信号に応じて、タイムコード,トラック番
号,検索等に用いるインデックス等のシステムデータの
処理を行い、これを記録再生信号処理回路118に出力
すると共に、記録再生信号処理回路118から出力され
たシステムデータの処理を行う。
【0033】116はVAUX処理回路で、制御回路1
10の制御信号に応じて、ソースコード,ソースコント
ロール,記録時間,記録日時等の映像データに関するシ
ステムデータを処理する。117はAAUX処理回路
で、制御回路110の制御信号に応じて、オーディオチ
ャンネルモード,サンプリング周波数,記録時間,記録
日時等音声に関するシステムデータを処理する。
【0034】118は記録再生信号処理回路であり、端
子119からの映像データに対して周知のDCT,量子
化,可変長符号化等を用いた圧縮・符号化処理及びデジ
タル変調処理を施すと共に、再生された映像データの復
調・復号及情報量の伸長処理を行う。また、音声データ
に対して、所定のサンプリング周波数でサンプリング処
理を行って記録に適した形式の信号に変換し、再生され
た音声データに対して再生処理を行ってもとの形式のデ
ータに変換する。そして、サブコード処理回路115,
VAUX処理回路116及びAAUX処理回路117と
の間でシステムデータの処理を行い、映像データ,音声
データと共にテープ103に対して記録・再生を行う。
【0035】次に、図1の装置によるサーボ処理につい
て説明する。
【0036】なお、以下に説明するサーボ処理は、タイ
マ回路107の出力に従って、制御回路110による前
述のようなメカの制御等の他の処理と同じメインルーチ
ンで行われ、従来のような割り込み処理では行わない。
【0037】まず、本形態におけるカウント値のキャプ
チャ動作について説明する。
【0038】キャプチャ回路106は、複数のラッチ回
路とレジスタから構成され、それぞれ、基準信号発生回
路108からの基準信号,DPG,DFG,DFG,S
FG及びTFGのエッジに応じてカウンタ105の値を
ラッチし、各入力信号によるカウント値を記憶するレジ
スタにそれぞれ格納する。
【0039】次に、このようなキャプチャ値を用いた制
御回路110の処理について説明する。
【0040】図2は、モード選択回路111により、基
準同期信号に対するドラムモータ101の位相制御を行
うモードが選択された場合の制御回路110の動作を説
明するためのフローチャートである。
【0041】まず、モード選択回路111によるモード
の遷移を検出すると(ステップS100)、選択された
モードを検出し(ステップS101)、それが前述のド
ラムの位相制御モードであるか否かを検出する(ステッ
プS102)。
【0042】ドラム位相制御モード以外のモードの場合
には他のモードに応じた制御を行う(ステップS10
3)。
【0043】また、ドラム位相制御モードである場合に
は、このドラム位相制御モードに応じた処理タイミング
をセットし、これ以降、タイマ回路107の出力に従
い、ここでセットしたタイミングで各処理を行う(ステ
ップS104)。
【0044】処理タイミングのセットが完了したら、タ
イマ107の出力が読み取りタイミングに応じた時間で
あるか否かを検出し(ステップS105)、読み取りタ
イミングを示していればキャプチャ回路106に前述の
ようにキャプチャされている基準同期信号キャプチャ値
及びDPGキャプチャ値を読み込む(ステップS10
6)。
【0045】また、タイマ107の出力がドラム制御タ
イミングに応じた時間であるか否かを検出し(ステップ
S107)、ドラム制御タイミングであれば、読み込ん
だキャプチャ値を用いてドラムモータの制御量を算出
し、それをドラムモータ制御回路112に対して出力す
る(ステップS108)。即ち、DPGキャプチャ値と
基準同期信号キャプチャ値とを比較し、その結果が所定
の値からどれだけ違うかを算出する。ドラムモータ制御
回路112は、このように制御回路110により算出さ
れた制御量に基づいてドラムモータの制御電圧を変更す
る。
【0046】そして、VTRのモードが変更されたか否
かを検出し(ステップS109)、変更になるまでステ
ップS105〜S109の動作を繰り返す。
【0047】図4は、図3に示したドラム位相制御モー
ドにおける制御回路110の動作を説明するためのタイ
ミングチャートであり、状態Aは起動時あるいは異常低
速回転状態、状態Bは定常回転状態、状態Cは異常高速
回転状態のときの様子をそれぞれ示している。
【0048】状態Aにおいて、ドラムモータを起動する
ため、1回目のドラム制御により最大制御電圧をモータ
に与える。そして、ドラムの回転に伴いDFGとDPG
が生成されるが、起動時にはしばらくは低速回転である
ので、DFG,DPGが検出される間に、前述のキャプ
チャ値の読み込み処理とドラム制御処理が複数回行われ
る。
【0049】ここで、制御回路110は、読み込んだキ
ャプチャ値が更新されていない場合には前回ドラム制御
処理を行った際の制御電圧を変更しない。また、ドラム
モータの位相制御を行うモードにおいて、所定回数異常
読み取り値が更新されない場合には、起動不良あるいは
回転ドラムの結露によるテープの張り付き等何らかの異
常事態が発生していると判断し、対応した処置、例え
ば、不図示の表示部に対して異常である旨の表示を行
い、記録・再生動作を中止する。
【0050】また、良好に起動されている場合にはドラ
ムモータの回転数が徐々に上がり、DFG,DPGに応
じてカウント値がキャプチャされるので、前述のよう
に、キャプチャ回路106のキャプチャ動作とは非同期
に、設定されたタイミングでキャプチャ値の読み込み、
及び、ドラムモータの位相制御を行う状態Bになる。
【0051】また、状態Cのように異常高速回転状態に
なった場合、キャプチャ値は所定の周期よりも異常に早
い周期で更新されるので、制御回路110は、キャプチ
ャ値の更新周期を検出することによりこのような異常事
態が発生していることを検出する。
【0052】このように、制御回路110は、DPG等
による割り込み処理ではなく、キャプチャ回路106に
よるDPG,DFGあるいはCFGに応じたキャプチャ
動作とは独立した、あらかじめ設定されているタイミン
グでドラムモータの制御動作を行うので、モータの低速
回転時や高速回転時においても常に所定のタイミングで
モータの制御動作を行うことができる。
【0053】従って、低速回転時においてもモータの制
御電圧が長い間更新されなくなるのを防止することがで
き、このときに、制御用に別途回路を付加する必要もな
い。また、高速回転時においても、頻繁に割り込み処理
が起こることがなくなる。
【0054】更に、キャプチャ値の更新周期を監視する
ことにより、モータの状態を自動的に検出することがで
き、モータの結露や暴走等の異常事態であることを容易
に検出することができる。
【0055】次に、他のモードにおける制御回路110
の動作について説明する。
【0056】図4は、モード選択回路111により再生
モードが設定された場合の制御回路110の動作を説明
するためのフローチャートである。
【0057】なお、図4に示した動作もまた、図2に示
した場合と同様に制御回路110におけるメインルーチ
ンで処理される。
【0058】まず、モード選択回路111によるモード
の遷移を検出すると(ステップS200)、選択された
モードを検出し(ステップS201)、それが再生動作
モードであるか否かを検出する(ステップS202)。
ここで、選択されたモードが再生動作モードではない場
合には、他のモードの処理を行う(ステップS20
3)。
【0059】また、選択されたモードが再生動作モード
である場合には、この再生動作モードに応じた処理タイ
ミングをセットし、これ以降、タイマ回路107の出力
に従い、ここでセットしたタイミングで各処理を行う
(ステップS204)。
【0060】処理タイミングのセットが完了したら、タ
イマ107の出力が読み取りタイミングに対応した時間
であるか否かを検出し(ステップS205)、読み取り
タイミングに対応した時間であれば、前述のようにキャ
プチャ回路106にキャプチャされているDFG,DP
G,CFG及び基準同期信号の各キャプチャ値を読みだ
す(ステップS206)。
【0061】次に、タイマ107の出力がドラム制御タ
イミングに対応した時間であるか否かを検出し(ステッ
プS209)、ドラム制御タイミングであれば、DF
G,DPG及び基準同期信号の各キャプチャ値を用いて
ドラムモータの位相エラー及び速度エラーの量を算出し
て制御電圧を決定し、ドラムモータ制御回路112に出
力する(ステップS208)。ドラムモータ制御回路1
12は、このような制御回路110からの制御信号に応
じてドラムモータの制御電圧を変更する。
【0062】また、タイマ107の出力がキャプスタン
制御タイミングに対応した時間であるか否かを検出し
(ステップS209)、キャプスタン制御タイミングで
あれば、CFGキャプチャ値を用いてキャプスタンモー
タの速度エラー量を算出してキャプスタンモータの制御
電圧を決定し、キャプスタンモータ制御回路114に出
力する(ステップS210)。キャプスタンモータ制御
回114は、このように制御回路110から出力された
速度エラー量を示す信号と、前述のようにトラッキング
エラー信号生成回路113から出力されたテープとヘッ
ドとの位相エラー量を示すトラッキングエラー信号とを
用いてキャプスタンモータ102の制御電圧を決定し、
キャプスタンモータの制御電圧を更新する。
【0063】また、タイマ107の出力がAAUXデー
タの処理タイミングに対応したタイミングであるか否か
を検出し(ステップS211)、AAUXデータ処理タ
イミングであればAAUX処理回路117に対してその
旨を示す制御信号を出力し(ステップS212)、AA
UX処理回路117はこのような制御回路110の制御
信号に応じてAAUXデータの処理を行う。
【0064】また、タイマ107の出力がVAUXデー
タの処理タイミングに対応したタイミングであるか否か
を検出し(ステップS213)、VAUXデータ処理タ
イミングであればVAUX処理回路116に対してその
旨を示す制御信号を出力し(ステップS214)、VA
UXX処理回路116はこのような制御回路110の制
御信号に応じてVAUXデータの処理を行う。
【0065】更に、タイマ107の出力がサブコードデ
ータの処理タイミングに対応したタイミングであるか否
かを検出し(ステップS215)、サブコードデータ処
理タイミングであればサブコード処理回路115に対し
てその旨を示す制御信号を出力し(ステップS21
6)、サブコード処理回路115はこのような制御回路
110の制御信号に応じてサブコードデータの処理を行
う。
【0066】そして、VTRのモードが変更されたか否
かを検出し(ステップS217)、変更になるまでステ
ップS205〜S217の動作を繰り返す。
【0067】図5は、図4に示した再生動作モードにお
ける制御回路110の動作を説明するためのタイミング
チャートであり、状態Aはキャプスタンモータの起動時
あるいは異常低速回転状態、状態Bはキャプスタンモー
タ定常回転状態、状態Cはキャプスタンモータ異常高速
回転状態のときの様子をそれぞれ示している。
【0068】図5において、状態Aでは、キャプスタン
モータの起動のため、再生モードに移行後初めてのキャ
プスタン制御時に最大制御電圧をキャプスタンモータに
与える。そして、キャプスタンの回転に伴いCFGが生
成されるが、起動時にはしばらくは低速回転であるの
で、CFGが検出される間に、前述のキャプチャ値の読
み込み処理とキャプスタン制御処理が複数回行われる。
【0069】ここで、制御回路110は、図3,4に示
したドラム制御の場合と同様に、読み込んだキャプチャ
値が更新されていない場合には前回キャプスタン制御処
理を行った際の制御電圧を変更しない。また、所定回数
異常読み取り値が更新されない場合には、起動不良等何
らかの異常事態が発生していると判断し、前述のような
動作不良時に対応した処置を行い、記録・再生動作を中
止する。
【0070】また、良好に起動されている場合にはキヤ
プスタンモータの回転数が徐々に上がり、CFGに応じ
てカウント値がキャプチャされ、また、ドラムモータか
らのDFG,DPGに応じてカウント値がキャプチャさ
れるので、前述のように、キャプチャ回路106のキャ
プチャ動作とは非同期に、設定されたタイミングでキャ
プチャ値の読み込み、及び、ドラムモータの位相制御を
行う状態Bになる。
【0071】そして、キャプスタンが良好に起動され、
テープからデータが再生される状態Bにおいては、サブ
コード処理回路115,VAUX処理回路116及びA
AU処理回路117によるそれぞれのシステムデータの
処理も図示したタイミングで行われる。このとき、各処
理タイミングが重複しないようなタイミングが図4のス
テップS204で設定されている。
【0072】また、状態Cのように異常高速回転状態に
なった場合、キャプチャ値は所定の周期よりも異常に早
い周期で更新されるので、制御回路110は、キャプチ
ャ値の更新周期を検出することによりこのような異常事
態が発生していることを検出する。
【0073】このように、制御回路110は、キャプス
タンを起動して再生動作を行う場合にも、割り込み処理
ではなく、タイマ回路107の出力に従ってキャプチャ
回路106のCFGに応じたキャプチャ動作とは非同期
にキャプスタンの制御を行い、更に、テープからデータ
が再生されると、システムデータの処理もキャプスタン
モータやドラムモータの制御タイミングと重複しない独
立したタイミングで行うので、モータの低速回転時や高
速回転時においても常に所定のタイミングでモータの制
御動作を行うことができ、また、最適なタイミングでシ
ステムデータの処理を行うことができる。
【0074】従って、モータの制御処理とシステムデー
タの処理とが一時期に集中することによる処理待ち時間
の発生を防止することができ、マイコンの使用効率を向
上させることができる。
【0075】また、1つのタイマ出力に従って複数の制
御動作を行うので、制御の数に応じてタイマの数を増や
す必要はなく、また、タイマの出力による割り込み処理
ではないので、やはり、マイコンの使用効率を向上させ
ることができる。
【0076】次に、モード選択回路111により、ピン
チローラの圧接を解除し、キャプスタンモータにより巻
き取りリールを駆動すると共に、ヘッドHA,HBによ
りテープ103からデータを再生するダイレクト送りモ
ードが選択された場合の制御回路110の動作を説明す
る。
【0077】即ち、このモードでは、テープの搬送速度
を通常再生時の数十倍の速度とし、テープに記録された
サブコードデータを用いてデータの頭だし等の検索を行
う。このとき、サブコードデータを再生するためには、
再生データに位相同期したクロックを得ることが必要で
ある。
【0078】通常、この再生クロックはPLLを用いて
発生しているが、テープの搬送速度が通常再生時の速度
から変化すると、テープとヘッドとの相対速度が変化し
てしまい、再生データの周波数が通常再生時のときに比
べて変化してしまう。
【0079】特に、テープの搬送速度を速くする場合に
は、再生データの周波数が低くなってしまい、このよう
に再生データの周波数が変化するとPLLのロックレン
ジからはずれてしまい、再生クロックを得ることができ
なくなってしまう。
【0080】そのため、このモードでは、テープの搬送
速度の変化に応じてドラムの回転速度も制御してやるこ
とにより、テープとヘッドとの相対速度をある範囲内に
抑えている。
【0081】図6において、モード選択回路111によ
るモードの遷移を検出すると(ステップS300)、選
択されたモードを検出し(ステップS301)、それが
ダイレクト送りモードであるか否かを検出する(ステッ
プS302)。ここで、選択されたモードが再生動作モ
ードではない場合には、他のモードの処理を行う(ステ
ップS303)。
【0082】また、選択されたモードがダイレクト送り
モードである場合には、このダイレクト送りモードに応
じた処理タイミングをセットし、これ以降、タイマ回路
107の出力に従い、ここでセットしたタイミングで各
処理を行う(ステップS304)。
【0083】処理タイミングのセットが完了したら、タ
イマ107の出力が読み取りタイミングに対応した時間
であるか否かを検出し(ステップS305)、読み取り
タイミングに対応した時間であれば、後述のように、キ
ャプチャ回路106にキャプチャされている値を読みだ
す(ステップS306)。
【0084】次に、タイマ107の出力がドラム制御タ
イミングに対応した時間であるか否かを検出し(ステッ
プS307)、ドラム制御タイミングであれば後述のよ
うにドラム制御電圧を算出して、ドラムモータ制御回路
112に出力する(ステップS308)。ドラムモータ
制御回路112は、このような制御回路110からの制
御信号に応じてドラムモータの制御電圧を変更する。
【0085】また、タイマ107の出力がキャプスタン
制御タイミングであるか否かを検出し(ステップS30
9)、キャプスタン制御タイミングであれば後述のよう
にリール台FGのキャプチャ値を用いてキャプスタンモ
ータの制御量を算出し(ステップS310)、キャプス
タンモータ制御回路114に出力する。
【0086】更に、タイマ107の出力がサブコードデ
ータの処理タイミングに対応した時間であるか否かを検
出し(ステップS311)、サブコード処理タイミング
であれば、サブコード処理回路115に対してその旨の
制御信号を出力し(ステップS312)、サブコード処
理回路115はこの制御回路110からの制御信号に応
じてサブコードデータの処理動作を行う。
【0087】図7は、図6に示したダイレクト送りモー
ドにおける制御回路110の動作を説明するためのタイ
ミングチャートであり、状態Aはテープ搬送開始時の状
態、状態Bは一定速度でのテープ搬送状態、状態Cはテ
ープ搬送終了時の状態を示している。
【0088】状態Aでは、まず、モード選択回路111
によりダイレクト送りモードが選択されたことに応じ
て、制御回路110はキャプスタン制御回路114によ
り、キャプスタンモータ102に対してランプ波形状の
電圧を有する制御信号を発生させ、キャプスタン制御タ
イミングの度に除々にキャプスタンモータの制御電圧を
上げていく。
【0089】キャプスタンの回転に伴いCFGが生成さ
れるが、前述のように、このモードではCFGの周期を
一定にするのが目的ではないので、キャプスタンの回転
の伴って生成される供給側,巻き取り側の両リールのF
Gのキャプチャ値を用いてテープの搬送速度を制御す
る。
【0090】即ち、状態Aにおいては、キャプスタンの
回転速度が低いので、リール台FGが検出される前にキ
ャプチャ値の読み取りとキャプスタン制御動作が複数回
実行されるが、テープ搬送速度が一定の速度に達するま
ではランプ波形状に制御電圧を上げ続ける。
【0091】そして、テープ搬送速度上がり、状態Bの
ようになると、キャプチャ回路106にキャプチャされ
ているSFG及びTFGのキャプチャ値を読み込み、こ
れらを用いてテープを一定速度で搬送する状態を維持す
る。
【0092】また、このとき、DFGのキャプチャ値を
用いて、ヘッドとテープの相対速度が所定の範囲内に納
まるようにドラムモータを制御する。
【0093】即ち、本形態では、テープの搬送速度を通
常再生時よりも速くしているので、ドラムの回転速度も
通常再生時よりも速くするように制御を行う。
【0094】また、状態Bでは、サブコードの処理も行
い、再生されたサブコードデータを用いた検索動作を行
うことができる。このとき、サブコードデータの処理は
ドラム制御タイミング,キャプスタン制御タイミングと
重複しないように、図示したような処理タイミングが図
6のステップS304で設定される。
【0095】状態Cは状態Aと逆の動作であり、例え
ば、サブコード処理回路115により所望の映像データ
や音声データが記録されている部分が検出されたことに
応じてテープの搬送を停止する場合に、テープの搬送を
急激に停止してテープがゆるんでしまうのを防ぐため、
キャプスタン制御回路114により電圧が徐々に下がっ
ていく制御信号を発生し、キャプスタン制御タイミング
の度にキャプスタンモータの制御電圧を下げ続ける。
【0096】このように、制御回路110は、ピンチロ
ーラの圧接を解除し、キャプスタンモータによりリール
を駆動してテープを搬送するダイレクト送りモードにお
いても、リール台FGによるキャプチャ動作とは独立し
てキャプスタンモータの制御動作を行い、更に、一定速
度の搬送時にはキャプスタンモータやドラムモータの制
御タイミングと重複しない独立したタイミングでサブコ
ードの処理を行うので、テープの搬送開始時や停止時に
おいても常に所定のタイミングでモータの制御動作を行
うことができ、また、最適なタイミングでシステムデー
タの処理を行うことができる。
【0097】また、リール台FGはその周期が著しく変
化するが、この場合でも、巻き径の変化によらず一定の
周期でリール台FGを用いたテープ速度の制御を行うこ
とができる。
【0098】次に、本発明の他の実施形態について説明
する。
【0099】図8は、本発明の他の実施形態としてのデ
ジタルVTRの構成を示すブロック図であり、図1と同
様のものについては同一符号を付してある。
【0100】本実施形態では、キャプチャ回路106及
びカウンタ105のかわりに、マイコンで構成され、フ
リーランカウンタを内蔵した制御回路120を設け、制
御回路120により前述のキャプチャ動作を行う。
【0101】また、制御回路120は、キャプチャ動作
の他に、記録信号処理回路118における符号化動作や
後述のような再生パイロット信号の抽出動作を行う。制
御回路120は通常は、これらの制御をメインルーチン
で行い、キャプチャ動作は従来と同様の割り込み処理で
行う。
【0102】また、本形態では、制御回路110も図1
におけるタイマ回路107を内蔵している。
【0103】また、システムデータ処理回路121は、
図1におけるサブコード処理回路115,VAUX処理
回路116及びAAUX処理回路117と同様の機能を
有し、制御回路110の制御信号に従って、記録再生信
号処理回路118との間で各種システムデータの処理を
行う。
【0104】以下、制御回路120によるキャプチャ動
作について説明する。
【0105】図9は制御回路120のキャプチャ動作を
説明するためのフローチャートである。
【0106】図9において、前述のような入力信号のエ
ッジが検出されたら(ステップS400)、それが基準
信号発生回路108からの基準同期信号か否かを検出し
(ステップS401)、基準同期信号であれば基準同期
信号キャプチャ値としてそのときのカウンタ105のカ
ウント値をキャプチャし、内部の基準同期信号に応じた
カウント値を記憶するレジスタに格納する(ステップS
402)。
【0107】また、入力信号が基準同期信号でない場合
には、DFGであるか否かを検出し(ステップS40
3)、DFGであればDFGキャプチャ値としてそのと
きのカウンタ105のカウント値をキャプチャし、内部
のDFGレジスタに格納する(ステップS404)。そ
して、前回のDFG検出から今回のDFGの検出までの
間にDPGが検出されているか否かを検出し(ステップ
S405)、DPGが検出されている場合には、DFG
キャプチャ値がDPGが入力されてから何回目のDFG
に対するキャプチャ値であるかを示す内部のDFGカウ
ンタをリセットする(ステップS406)。また、DP
Gが検出されていない場合には、前記DFGカウンタの
カウント値を1だけインクリメントする(ステップS4
07)。
【0108】また、ステップS203で入力信号がDF
Gでないと検出した場合には、入力信号がCFGである
か否かを検出する(ステップS408)。CFGであっ
た場合にはそのときのカウンタ105のカウント値をC
FGキャプチャ値としてキャプチャし、内部のDFGレ
ジスタに格納する(ステップS409)。更に、CFG
によるキャプチャ動作をカウントする内部のCFGカウ
ンタの値を1だけインクリメントする(ステップS41
0)。
【0109】また、入力信号がSFGであるか否かを検
出し(ステップS411)、SFGである場合には、S
FGキャプチャ値としてそのときのカウンタ105のカ
ウント値をキャプチャし、内部のSFGレジスタに格納
する(ステップS412)。更に、入力信号がTFGで
あるか否かを検出し(ステップS413)、TFGであ
る場合には、TFGキャプチャ値としてそのときのカウ
ンタ105のカウント値をキャプチャし、内部のTFG
レジスタに格納する(ステップS414)。
【0110】キャプチャ回路106は、以上のように各
入力信号に応じたウンタ105のカウント値のキャプチ
ャ動作を繰り返し行う。
【0111】制御回路110の動作は基本的には図1に
示したものと同一であるが、本形態においては、制御回
路120は、記録再生信号処理回路118により検出さ
れた再生データ中からパイロット信号成分を抽出する。
詳しくは、制御回路110は、テープ103上の各トラ
ックのどの部分のパイロット信号を抽出するのかを示す
信号を制御回路120に出力し、制御回路120は、記
録再生信号処理回路118からの検出データから指定さ
れた部分のパイロット信号成分を抽出して内部のレジス
タに保持する。
【0112】図10は、テープ103上のトラックの様
子を示す図であり、ヘッドのトレース開始側から、デー
タの再生のために用いられるITIデータ(Inser
tand Track Information),音
声データ,ビデオデータ,サブコードデータの順で記録
されている。
【0113】本形態では、例えば、ITIデータの部分
からパイロット信号成分を抽出している。
【0114】制御回路110は図4に示した通常再生モ
ードにおけるキャプチャデータ読み取りタイミングでこ
のパイロット信号成分を制御回路120から読み取り、
読み取ったパイロット信号成分を用いてトラッキングエ
ラー信号を生成する。
【0115】そして、キャプスタン制御タイミングで、
前述のようなキャプスタンの速度エラー信号とトラッキ
ングエラー信号とを加算してキャプスタンモータ制御回
路114に出力する。
【0116】このように、本形態においても、制御回路
120によるキャプチャ動作とは非同期にキャプスタン
モータやドラムモータの制御あるいはシステムデータの
制御を行うので、モータの制御処理とシステムデータの
処理とが一時期に集中することによる処理待ち時間の発
生を防止することができ、マイコンの使用効率を向上さ
せることができる。
【0117】また、本形態では、制御回路120を制御
回路110とは異なるマイコンで構成しており、制御回
路120は前述のように記録再生信号処理回路118の
符号化動作を制御している。
【0118】デジタルVTRにおけるデータのビットレ
ートは極めて高く、数十〜数百MHzにもなるため、制
御回路120におけるマイコンもそれに応じてしてある
程度高速に動くものでなくてはならない。
【0119】一方、制御回路110は、前述のようなサ
ーボ処理やシステムデータの処理を行うので、制御回路
120のマイコンに比べて低速に動作するものでも十分
である。
【0120】即ち、従来のように1つのマイコンでキャ
プチャ動作,サーボ処理、あるいはデータの処理を制御
しようとすると、非常に高速に動作するマイコンが必要
であり、また、キャプチャ動作やタイマ動作による割り
込みが発生してしまう。
【0121】これに対し、本形態では、制御回路120
によりキャプチャ動作や符号化の制御を行い、制御回路
110によりサーボ処理やシステムデータの処理を制御
しているので、各制御回路のマイコンは、1つのマイコ
ンでこれらを構成する場合に比べて低速で動作するもの
でもよく、特に、制御回路110のマイコンは比較的低
速動作のものでよい。
【0122】また、2つのマイコンに機能を分散させて
いるので、1つのマイコンで制御する場合に比べてソフ
トウェアの設計が容易になる。
【0123】前述の実施形態では、デジタルVTRに対
して本発明を適用した場合について説明したが、本発明
はこれに限らず、回転体の制御を行うものに対して適用
することが可能である。
【0124】即ち、回転体の回転動作に伴って不定期に
発生される入力信号に応じたカウンタのカウント値のキ
ャプチャ動作と、キャプチャ値を用いた回転体の処理動
作とを独立したタイミングで処理することにより、前述
の実施形態と同様の効果を得ることができるものであ
る。
【0125】このような回転体の制御としては、例え
ば、磁気ディスクや光磁気ディスク等のディスク状記録
媒体を回転させるディスクモータの制御や、レーザビー
ムプリンタや複写機等で用いられているポリゴンミラー
(回転多面鏡)を駆動するミラーモータの制御等さまざ
まなものが考えられる。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、移動
動作に伴って発生されるパルスに応じてカウンタのカウ
ント値をキャプチャするキャプチャ動作とは非同期なタ
イミングで移動動作を制御するため、キャプチャ動作が
長い期間行われない場合や、頻繁に行われる場合であっ
ても、常に適当なタイミングで移動動作の制御を行うこ
とができる。
【0127】従って、移動動作処理用のパルスを発生す
るタイマ回路を別途設ける必要がない。
【0128】また、制御手段をマイクロコンピュータで
構成した場合、移動動作に伴って発生されるパルスに応
じた割り込み処理ではなく、常に最適なタイミングで制
御動作を行うことが可能になる。
【0129】また、本願の他の発明では、回転ヘッド手
段の回転動作に伴って発生されるパルスに応じてカウン
タのカウント値をキャプチャするキャプチャ動作とは非
同期なタイミングで回転動作を制御するため、やはり、
キャプチャ動作が長い期間行われない場合や、頻繁に行
われる場合であっても、常に適当なタイミングで回転位
相や回転速度等の制御を行うことができる。
【0130】従って、回転ヘッドの回転動作に伴って発
生されるパルスを用いた制御のような不安定(不定期)
な周期でおこなう処理と、他の制御、例えば一定周期で
行わなければならない制御とを制御手段で行う場合に、
処理が一時期に集中してしまったり、逆に全く処理が行
われない時間が発生することを防止することができ、効
率的に制御手段を活用することができる。
【0131】本願の更に他の発明では、第1のマイクロ
コンピュータにより回転体の回転動作に伴って発生され
るパルスに応じてカウンタのカウント値をキャプチャ
し、また、第2のマイクロコンピュータにより前記キャ
プチャ動作とは非同期に回転体の制御動作を行うので、
常に最適なタイミングで回転体の回転動作を制御するこ
とができる。
【0132】従って、回転体の制御周期が不安定になっ
てしまうことがなく、常に安定して回転体の制御を行う
ことができる。
【0133】また、これらの処理を1つのマイクロコン
ピュータで行う場合に比べて低速動作のマイクロコンピ
ュータを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態としてのデジタルVTRの構
成を示すブロック図である。
【図2】図1における制御回路の動作を説明するための
フローチャートである。
【図3】図1における制御回路の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【図4】図1における制御回路の他の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】図1における制御回路の他の動作を説明するた
めのタイミングチャートである。
【図6】図1における制御回路の更に他の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図7】図1における制御回路の更に他の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図8】本発明の他の実施形態としてのデジタルVTR
の構成を示す図である。
【図9】図8における制御回路のキャプチャ動作を説明
するためのフローチャートである。
【図10】図8の装置によるテープ上の記録フォーマッ
トを示す図である。
【符号の説明】
101 ドラムモータ 102 キャプスタンモータ 105 フリーランニングカウンタ 106 キャプチャ回路 110 制御回路 120 制御回路

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体を移動する移動手段と、 前記記録媒体に対してデータを記録または再生する記録
    再生手段と、 カウンタと、 前記移動手段の移動動作に伴って発生されるパルスに応
    じて前記カウンタのカウント値をキャプチャするキャプ
    チャ手段と、 前記キャプチャ手段のキャプチャ動作とは非同期なタイ
    ミングで前記キャプチャ手段によりキャプチャされたカ
    ウント値を取り込み、当該カウント値を用いて前記移動
    手段の移動動作を制御する制御手段とを備えた記録また
    は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は回転動作により前記記録
    媒体を移動する回転手段を有し、前記パルスは前記回転
    手段の回転速度制御に用いられる速度パルスを含み、 前記制御手段は、前記第1のパルスに応じてキャプチャ
    されたカウント値を用いて演算を行う演算回路と、当該
    演算結果を用いて前記回転手段の回転速度を制御する制
    御回路とを有することを特徴とする請求項1に記載の記
    録または再生装置。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体はテープ状記録媒体を含
    み、前記移動手段はキャプスタン及びキャプスタンモー
    タを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の記
    録または再生装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は更に、前記キャプスタン
    モータにより駆動され、前記テープ状記録媒体を巻回す
    るリールを回転させるリール台を含むことを特徴とする
    請求項3に記載の記録または再生装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体はディスク状記録媒体を含
    み、前記移動手段はディスクモータを含むことを特徴と
    する請求項1に記載の記録または再生装置。
  6. 【請求項6】 前記データに対して所定の処理を行うデ
    ータ処理手段を備え、 前記制御手段は更に、前記キャプチャ手段のキャプチャ
    動作とは非同期なタイミングで前記データ処理手段が処
    理動作を行うべく前記データ処理動作を制御することを
    特徴とする請求項1に記載の記録または再生装置。
  7. 【請求項7】 前記キャプチャ手段及び制御手段はそれ
    ぞれ、独立したマイクロコンピュータにより構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし6に記載の記録ま
    たは再生装置。
  8. 【請求項8】 磁気テープをトレースしてデータを再生
    する回転ヘッド手段と、 カウンタと、 前記回転ヘッド手段の回転動作に伴って発生されるヘッ
    ドパルスに応じて前記カウンタのカウント値をキャプチ
    ャするキャプチャ手段と、 前記キャプチャ手段のキャプチャ動作とは非同期なタイ
    ミングで前記キャプチャ手段によりキャプチャされたカ
    ウント値取り込み、当該カウント値を用いて前記回転ヘ
    ッド手段の回転動作を制御する制御手段とを備える再生
    装置。
  9. 【請求項9】 所定の基準信号を発生する発生手段を備
    え、 前記キャプチャ手段は更に、前記基準信号に応じて前記
    カウンタのカウント値をキャプチャすることを特徴とす
    る請求項8に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は更に、前記ヘッドパル
    スに応じてキャプチャされたカウント値と、前記基準信
    号に応じてキャプチャされたカウント値とを用いて前記
    回転ヘッド手段の回転位相を制御することを特徴とする
    請求項8に記載の再生装置。
  11. 【請求項11】 キャプスタンとキャプスタンモータと
    を備え、 前記キャプチャ手段は更に、前記キャプスタンモータの
    回転動作に伴って発生されるキャプスタンパルスに応じ
    て前記カウンタのカウント値をキャプチャし、 前記制御手段は、前記ヘッドパルスに応じてキャプチャ
    されたカウント値を用いて前記回転ヘッド手段の回転動
    作を制御し、前記キャプスタンパルスに応じてキャプチ
    ャされたカウント値を用いて前記キャプスタンモータの
    回転動作を制御することを特徴とする請求項8に記載の
    再生装置。
  12. 【請求項12】 前記制御手段は更に、前記キャプスタ
    ンパルスに応じたキャプチャ動作とは非同期なタイミン
    グで前記キャプスタンモータの回転動作を制御し、前記
    ヘッドパルスに応じたキャプチャ動作とは非同期に前記
    回転ヘッド手段の回転動作を制御することを特徴とする
    請求項11に記載の再生装置。
  13. 【請求項13】 前記テープ状記録媒体が巻回されるリ
    ールを回転させるリール台を備え、 前記キャプチャ手段は更に、前記リール台の回転動作に
    伴って発生されるリールパルスに応じて前記カウンタの
    カウント値をキャプチャし、 前記制御手段は、前記ヘッドパルスに応じてキャプチャ
    されたカウント値を用いて前記回転ヘッド手段の回転動
    作を制御し、前記リールパルスに応じてキャプチャされ
    たカウント値を用いて前記リール台の回転動作を制御す
    ることを特徴とする請求項8に記載の再生装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は更に、前記リールパル
    スに応じたキャプチャ動作とは非同期なタイミングで前
    記リール台の回転動作を制御し、前記ヘッドパルスに応
    じたキャプチャ動作とは非同期に前記回転ヘッド手段の
    回転動作を制御することを特徴とする請求項13に記載
    の再生装置。
  15. 【請求項15】 前記キャプチャ手段と前記制御手段は
    それぞれ、独立したマイクロコンピュータで構成されて
    いることを特徴とする請求項8ないし14に記載の再生
    装置。
  16. 【請求項16】 回転ドラムに搭載され、磁気テープを
    トレースしてデータを再生する回転ヘッドと、 ドラムモータと、 キャプスタンと、 キャプスタンモータと、 ドラムFGパルスを発生する第1の発生手段と、 ドラムPGパルスを発生する第2の発生手段と、 キャプスタンFGパルスを発生する第3の発生手段と、 カウンタを内蔵し、前記ドラムFGパルス,ドラムPG
    パルス及びキャプスタンFGパルスに応じて前記カウン
    タのカウント値をキャプチャする第1のマイクロコンピ
    ュータと、 前記第1のマイクロコンピュータとは非同期なタイミン
    グで前記第1のマイクロコンピュータによりキャプチャ
    されたカウント値を取り込み、当該カウント値を用いて
    演算を行う第2のマイクロコンピュータと、 前記演算結果を用いて前記ドラムモータの制御電圧とキ
    ャプスタンモータの制御電圧とを制御する制御手段とを
    備える再生装置。
  17. 【請求項17】 カウンタと、 回転体の回転動作に伴って発生されるパルスに応じて前
    記カウンタのカウント値をキャプチャする第1のマイク
    ロコンピュータと、 前記キャプチャ手段のキャプチャ動作とは非同期なタイ
    ミングで前記キャプチャ手段によりキャプチャされたカ
    ウント値を取り込み、当該カウント値を用いて演算を行
    う第2のマイクロコンピュータと、 前記第2のマイクロコンピュータによる演算結果を用い
    て前記回転体の回転動作を制御する制御手段とを備える
    回転制御装置。
  18. 【請求項18】 前記回転体を回転させるモータを備
    え、 前記第2のマイクロコンピュータは、前記キャプチャ動
    作とは非同期なタイミングで前記演算結果を前記制御手
    段に出力し、前記制御手段は前記演算結果に従って前記
    モータの制御電圧を変更することを特徴とする請求項1
    7に記載の回転制御装置。
  19. 【請求項19】 前記回転体は、回転ヘッドを搭載した
    回転ドラムを含むことを特徴とする請求項17または1
    8に記載の回転制御装置。
  20. 【請求項20】 前記回転体は、キャプスタンを含むこ
    とを特徴とする請求項17または18に記載の回転制御
    装置。
  21. 【請求項21】 前記回転体は、回転多面鏡を含むこと
    を特徴とする請求項17または18に記載の回転制御装
    置。
  22. 【請求項22】 前記回転体は、ディスク状記録媒体を
    含むことを特徴とする請求項17または18に記載の回
    転制御装置。
  23. 【請求項23】 前記第1のマイクロコンピュータは割
    り込み処理により前記キャプチャ処理を行い、前記第2
    のマイクロコンピュータはメインルーチン処理により前
    記演算を行うことを特徴とする請求項17に記載の回転
    制御装置。
  24. 【請求項24】 マイクロコンピュータにより演算を行
    い、当該演算結果により回転体の回転動作を制御する装
    置であって、 カウンタと、 前記マイクロコンピュータとは独立して設けられ、前記
    回転体の回転動作に伴って発生される信号に応じて前記
    カウンタのカウント値をキャプチャするキャプチャ手段
    とを備え、 前記マイクロコンピュータは、前記キャプチャ手段によ
    りキャプチャされたカウント値を用いて演算動作を行う
    ことを特徴とする回転制御装置。
  25. 【請求項25】 前記カウンタと前記キャプチャ手段と
    は、前記マイクロコンピュータとは異なる単一のマイク
    ロコンピュータで構成されることを特徴とする請求項2
    4に記載の回転制御装置。
  26. 【請求項26】 回転ドラムに搭載された回転ヘッドに
    より、キャプスタンにより搬送される磁気テープをトレ
    ースしてデータを再生する方法であって、 カウンタを内蔵した第1のマイクロコンピュータによ
    り、ドラムFGパルス,ドラムPGパルス及びキャプス
    タンFGパルス応じて前記カウンタのカウント値をキャ
    プチャし、 第1のマイクロコンピュータにより、前記第1のマイク
    ロコンピュータとは非同期なタイミングで前記第1のマ
    イクロコンピュータによりキャプチャされたカウント値
    を取り込み、当該カウント値を用いて演算を行い、 当該演算結果に応じてドラムモータの制御電圧とキャプ
    スタンモータの制御電圧とを制御することを特徴とする
    再生方法。
  27. 【請求項27】 回転体との回転動作を制御する方法で
    あって、 第1のマイクロコンピュータにより前記回転体の回転動
    作に伴って発生されるパルスに応じてカウンタのカウン
    ト値をキャプチャし、 第2のマイクロコンピュータにより前記キャプチャ手段
    のキャプチャ動作とは非同期なタイミングで前記キャプ
    チャ手段によりキャプチャされたカウント値を取り込
    み、当該カウント値を用いて演算を行い、 前記第2のマイクロコンピュータによる演算結果を用い
    て前記回転体の回転動作を制御することを特徴とする回
    転制御方法。
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