JPH0863831A - 磁気テープ位置制御方法 - Google Patents
磁気テープ位置制御方法Info
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- JPH0863831A JPH0863831A JP6200628A JP20062894A JPH0863831A JP H0863831 A JPH0863831 A JP H0863831A JP 6200628 A JP6200628 A JP 6200628A JP 20062894 A JP20062894 A JP 20062894A JP H0863831 A JPH0863831 A JP H0863831A
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- Japan
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- tape
- magnetic tape
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- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気テープが装着されて他の動作をさせずに
記録を開始してもフォーマットで指定された位置から記
録を開始させることができ、未記録部分を作ることなく
タイムコードを連続して記録させることができるように
する。 【構成】 カセット装着検出手段1はカセットが装着さ
れたときに装着信号を送出する。テープ始端検出手段2
は始端検出信号を送出する。巻径検出手段3はテープ走
行時にリールFG信号から巻径を演算して送出する。タ
イムコード検出手段4はテープ上のタイムコードとその
タイムコードが連続していることを示す連続フラグを読
み出して送出する。指令送出手段5は装着信号や始端検
出信号,巻径,タイムコード等を入力して磁気テープ装
着時のテープ位置を制御するためひ動作指令を送出す
る。テープ駆動制御手段6は動作指令を入力してテープ
を走行させテープ位置を制御する。
記録を開始してもフォーマットで指定された位置から記
録を開始させることができ、未記録部分を作ることなく
タイムコードを連続して記録させることができるように
する。 【構成】 カセット装着検出手段1はカセットが装着さ
れたときに装着信号を送出する。テープ始端検出手段2
は始端検出信号を送出する。巻径検出手段3はテープ走
行時にリールFG信号から巻径を演算して送出する。タ
イムコード検出手段4はテープ上のタイムコードとその
タイムコードが連続していることを示す連続フラグを読
み出して送出する。指令送出手段5は装着信号や始端検
出信号,巻径,タイムコード等を入力して磁気テープ装
着時のテープ位置を制御するためひ動作指令を送出す
る。テープ駆動制御手段6は動作指令を入力してテープ
を走行させテープ位置を制御する。
Description
【0001】
【産業上の利分野】本発明は、映像音声データと共にタ
イムコードをディジタルデータとして磁気テープ上に記
録し、回転ヘッドによって再生する磁気記録再生装置に
関するものである。
イムコードをディジタルデータとして磁気テープ上に記
録し、回転ヘッドによって再生する磁気記録再生装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用AV機器のディジタル化は
オーディオ機器のコンパクトディスクやディジタルオー
ディオテープレコーダ(以下、DATと略記する。)等
から半導体技術の進歩により映像機器へと移行してき
た。すなわちディジタルビデオテープレコーダ(以下、
DVCと略記する。)の開発が進められてきている。
オーディオ機器のコンパクトディスクやディジタルオー
ディオテープレコーダ(以下、DATと略記する。)等
から半導体技術の進歩により映像機器へと移行してき
た。すなわちディジタルビデオテープレコーダ(以下、
DVCと略記する。)の開発が進められてきている。
【0003】DATにおいては、オーディオPCM信号
の他に、プログラムの検索情報としてのサブコードが磁
気テープ上の各トラックにエリアを分割して記録されて
おり、高速サーチ状態において該磁気テープ上のサブコ
ードを読み取ることにより、迅速な頭出し動作が行なわ
れる。ここでサブコードにはアブソリュートタイムコー
ド(以下、ATCと略記する。)やプログラムナンバ
ー、頭出し信号等がある。
の他に、プログラムの検索情報としてのサブコードが磁
気テープ上の各トラックにエリアを分割して記録されて
おり、高速サーチ状態において該磁気テープ上のサブコ
ードを読み取ることにより、迅速な頭出し動作が行なわ
れる。ここでサブコードにはアブソリュートタイムコー
ド(以下、ATCと略記する。)やプログラムナンバ
ー、頭出し信号等がある。
【0004】そして上記高速サーチ状態でサブコードデ
ータを読み取るために、磁気テープの走行速度に応じて
磁気テープ上に記録されたトラックパターンを回転ヘッ
ドがトレースする際の相対速度を通常の再生時と等しく
なるように回転ドラムの回転速度の補正制御を行ない、
さらに磁気テープの走行速度が一定になるようにリール
制御を行なっている。
ータを読み取るために、磁気テープの走行速度に応じて
磁気テープ上に記録されたトラックパターンを回転ヘッ
ドがトレースする際の相対速度を通常の再生時と等しく
なるように回転ドラムの回転速度の補正制御を行ない、
さらに磁気テープの走行速度が一定になるようにリール
制御を行なっている。
【0005】しかし、高速サーチ時において磁気テープ
上にRF信号が記録されていない未記録部分があると、
回転ドラム制御の基準となる信号が得られなくなるため
に、回転ドラム制御がロック範囲からはずれてしまうこ
とになる。回転ドラム制御がはずれてしまった状態で高
速サーチが続行されて、再びRF信号が記録されている
部分での走査に入っても該回転ドラムがロックするには
時間が必要であり、この間サブコードを読み取ることは
不可能である。その結果、高速サーチ動作時に検索目標
となるプログラムの頭出し信号を読み飛ばしてしまうと
いった事態が頻繁に生じた。
上にRF信号が記録されていない未記録部分があると、
回転ドラム制御の基準となる信号が得られなくなるため
に、回転ドラム制御がロック範囲からはずれてしまうこ
とになる。回転ドラム制御がはずれてしまった状態で高
速サーチが続行されて、再びRF信号が記録されている
部分での走査に入っても該回転ドラムがロックするには
時間が必要であり、この間サブコードを読み取ることは
不可能である。その結果、高速サーチ動作時に検索目標
となるプログラムの頭出し信号を読み飛ばしてしまうと
いった事態が頻繁に生じた。
【0006】従って、DATにおいて磁気テープ上のプ
ログラム間に未記録部が存在することは、再生時、特に
高速サーチ動作時に極めて大きな障害となっていた。
ログラム間に未記録部が存在することは、再生時、特に
高速サーチ動作時に極めて大きな障害となっていた。
【0007】ところが磁気テープ上からRF信号が記録
されていない未記録部を検出してこれを表示し、該表示
によりユーザが磁気テープ上のRF信号の未記録部分を
的確に認識できるようにするとともに、つなぎ録り等を
容易に行なえるようにしたディジタル信号の記録再生装
置が提供されている(実開昭63−142024号公
報)。
されていない未記録部を検出してこれを表示し、該表示
によりユーザが磁気テープ上のRF信号の未記録部分を
的確に認識できるようにするとともに、つなぎ録り等を
容易に行なえるようにしたディジタル信号の記録再生装
置が提供されている(実開昭63−142024号公
報)。
【0008】また、DATではサブコードの中に磁気テ
ープの始端からの絶対時間をATCとして音声信号の記
録時に同時に記録している。このATCを使用すること
により、高精度なサーチ機能を実現できる。そこでこの
ATCを連続して記録するために、新たな記録の開始に
先だって未記録部のサーチを実行した後にメモリに格納
されている前回記録した最後のATCの値をインクリメ
ントしながら記録するように構成されたディジタル信号
の記録再生装置が提供されている(実開昭63−135
583号公報)。
ープの始端からの絶対時間をATCとして音声信号の記
録時に同時に記録している。このATCを使用すること
により、高精度なサーチ機能を実現できる。そこでこの
ATCを連続して記録するために、新たな記録の開始に
先だって未記録部のサーチを実行した後にメモリに格納
されている前回記録した最後のATCの値をインクリメ
ントしながら記録するように構成されたディジタル信号
の記録再生装置が提供されている(実開昭63−135
583号公報)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のデ
ィジタル信号の記録再生装置では、ユーザが未記録部分
を認識して適切な操作をしないかぎり未記録部分を取り
除くことはできないという問題点を有している。さらに
ユーザが磁気テープを装着してから他の操作をしないで
記録動作を開始させてしまうと磁気テープが現地点にお
いて未記録位置にあるのかどうかを検出することができ
ない。すなわち、ユーザが磁気テープを装着する以前に
磁気テープの位置をずらしてしまった場合、そのまま磁
気テープを装着して記録してしまうと未記録部分が生じ
てしまうという問題点を有している。
ィジタル信号の記録再生装置では、ユーザが未記録部分
を認識して適切な操作をしないかぎり未記録部分を取り
除くことはできないという問題点を有している。さらに
ユーザが磁気テープを装着してから他の操作をしないで
記録動作を開始させてしまうと磁気テープが現地点にお
いて未記録位置にあるのかどうかを検出することができ
ない。すなわち、ユーザが磁気テープを装着する以前に
磁気テープの位置をずらしてしまった場合、そのまま磁
気テープを装着して記録してしまうと未記録部分が生じ
てしまうという問題点を有している。
【0010】また、開発中のDVCでは記録開始位置が
フォーマットで指定されているが、上記のように全く未
記録の磁気テープを装着したときにそのテープ位置がフ
ォーマットで指定された位置にあるという保証はない。
従っていったんずれた位置から記録を開始するとその後
いくらつなぎ撮りをして連続記録をしたとしても、一度
テープ始端まで巻き戻してから上書きしてしまうと磁気
テープ上に記録された同じ値のATCが存在してしま
う。従って、高精度なサーチが実現できなくなるという
問題点を有している。さらにフォーマットで指定された
記録開始位置以外のずれた所から記録を開始してテープ
終端まで記録してしまったときには、ATCで示される
テープ量が実際のテープ量より少なくなってしまうとい
う問題点を有している。
フォーマットで指定されているが、上記のように全く未
記録の磁気テープを装着したときにそのテープ位置がフ
ォーマットで指定された位置にあるという保証はない。
従っていったんずれた位置から記録を開始するとその後
いくらつなぎ撮りをして連続記録をしたとしても、一度
テープ始端まで巻き戻してから上書きしてしまうと磁気
テープ上に記録された同じ値のATCが存在してしま
う。従って、高精度なサーチが実現できなくなるという
問題点を有している。さらにフォーマットで指定された
記録開始位置以外のずれた所から記録を開始してテープ
終端まで記録してしまったときには、ATCで示される
テープ量が実際のテープ量より少なくなってしまうとい
う問題点を有している。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、ディジタルデータの記録再生装置において、磁気テ
ープカセットの装着時にそのテープ位置が未記録であれ
ば、所定時間巻き戻し、さらにそこでも未記録であれば
テープ巻径により記録開始位置に磁気テープを走行制御
したり、テープ始端から連続している記録最終位置を検
索してそこで磁気テープを停止させることにより、磁気
テープカセットが装着されて他の動作をさせずに記録を
開始してもフォーマットで指定された位置から記録を開
始させることができると共に、テープ始端部分以外では
未記録部分を作ることなくタイムコードを連続して記録
させることができる磁気テープ位置制御方法を提供する
ことを目的とする。
で、ディジタルデータの記録再生装置において、磁気テ
ープカセットの装着時にそのテープ位置が未記録であれ
ば、所定時間巻き戻し、さらにそこでも未記録であれば
テープ巻径により記録開始位置に磁気テープを走行制御
したり、テープ始端から連続している記録最終位置を検
索してそこで磁気テープを停止させることにより、磁気
テープカセットが装着されて他の動作をさせずに記録を
開始してもフォーマットで指定された位置から記録を開
始させることができると共に、テープ始端部分以外では
未記録部分を作ることなくタイムコードを連続して記録
させることができる磁気テープ位置制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1記載の磁気テープ位置制御方法は、磁気テー
プの挿入時に前記磁気テープに情報が記録されていない
ことを検出すると、前記磁気テープが挿入された位置か
ら巻き戻して所定時間以内に情報が記録されていればそ
の記録の最終位置で前記磁気テープを停止させ、前記所
定時間以内に情報が記録されていなければ前記磁気テー
プが挿入された位置で停止するように前記磁気テープを
制御するようにしたものである。
に請求項1記載の磁気テープ位置制御方法は、磁気テー
プの挿入時に前記磁気テープに情報が記録されていない
ことを検出すると、前記磁気テープが挿入された位置か
ら巻き戻して所定時間以内に情報が記録されていればそ
の記録の最終位置で前記磁気テープを停止させ、前記所
定時間以内に情報が記録されていなければ前記磁気テー
プが挿入された位置で停止するように前記磁気テープを
制御するようにしたものである。
【0013】又請求項2記載の磁気テープ位置制御方法
は、磁気テープの挿入時に前記磁気テープに情報が記録
されていないことを検出すると、前記磁気テープが挿入
された位置から巻き戻して所定時間以内に情報が記録さ
れていればその記録の最終位置で前記磁気テープを停止
させ、前記所定時間以内に情報が記録されていない場
合、前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内
の時にはテープ始端処理を実行させ、前記テープ量が所
定量以外の時には前記磁気テープが挿入された位置で停
止するように前記磁気テープを制御するようにしたもの
である。
は、磁気テープの挿入時に前記磁気テープに情報が記録
されていないことを検出すると、前記磁気テープが挿入
された位置から巻き戻して所定時間以内に情報が記録さ
れていればその記録の最終位置で前記磁気テープを停止
させ、前記所定時間以内に情報が記録されていない場
合、前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内
の時にはテープ始端処理を実行させ、前記テープ量が所
定量以外の時には前記磁気テープが挿入された位置で停
止するように前記磁気テープを制御するようにしたもの
である。
【0014】更に請求項3記載の磁気テープ位置制御方
法は、磁気テープの挿入時に前記磁気テープに情報が記
録されていないことを検出すると、前記磁気テープが挿
入された位置から巻き戻して所定時間以内に情報が記録
されていればその記録の最終位置で前記磁気テープを停
止させ、前記所定時間以内に情報が記録されていない場
合、前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内
の時にはテープ始端処理を実行させ、前記テープ量が所
定量以外の場合、前記磁気テープの始端から情報が連続
して記録されている領域の最終位置を検索してその位置
で停止するように前記磁気テープを制御するようにした
ものである。
法は、磁気テープの挿入時に前記磁気テープに情報が記
録されていないことを検出すると、前記磁気テープが挿
入された位置から巻き戻して所定時間以内に情報が記録
されていればその記録の最終位置で前記磁気テープを停
止させ、前記所定時間以内に情報が記録されていない場
合、前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内
の時にはテープ始端処理を実行させ、前記テープ量が所
定量以外の場合、前記磁気テープの始端から情報が連続
して記録されている領域の最終位置を検索してその位置
で停止するように前記磁気テープを制御するようにした
ものである。
【0015】
【作用】本願の請求項1記載の発明は上記した方法によ
り、磁気テープカセットを装着してから他の動作をせず
に記録を開始しても磁気テープを装着した時点で未記録
部検出をして、そのテープ位置が未記録ならば所定時間
巻き戻し再び未記録部検出をさせて記録領域を検出しそ
の位置で走行を停止させてテープ位置を制御することが
できる。
り、磁気テープカセットを装着してから他の動作をせず
に記録を開始しても磁気テープを装着した時点で未記録
部検出をして、そのテープ位置が未記録ならば所定時間
巻き戻し再び未記録部検出をさせて記録領域を検出しそ
の位置で走行を停止させてテープ位置を制御することが
できる。
【0016】又本願の請求項2記載の発明は上記した方
法により、磁気テープカセットの装着時に磁気テープを
走行させ、磁気テープの巻径を検出してテープ位置が未
記録部であったときに巻径を使ってテープ量により判断
して磁気テープ位置を制御することでテープ始端部にお
ける記録開始位置を一定に制御することができる。
法により、磁気テープカセットの装着時に磁気テープを
走行させ、磁気テープの巻径を検出してテープ位置が未
記録部であったときに巻径を使ってテープ量により判断
して磁気テープ位置を制御することでテープ始端部にお
ける記録開始位置を一定に制御することができる。
【0017】更に本願の請求項3記載の発明は上記した
方法により、テープ始端部以外で磁気テープカセットが
装着されてそのテープ位置が未記録であった時には、巻
き戻し方向で所定の記録開始位置から連続して記録され
ている最終端を検出して、その位置で走行を停止させて
テープ位置を制御することができる。
方法により、テープ始端部以外で磁気テープカセットが
装着されてそのテープ位置が未記録であった時には、巻
き戻し方向で所定の記録開始位置から連続して記録され
ている最終端を検出して、その位置で走行を停止させて
テープ位置を制御することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0019】図1は本発明の実施例における磁気記録再
生装置の磁気テープ走行制御部の回路構成を示すブロッ
ク図である。本図においてカセット装着検出手段1はカ
セットテープが本発明の磁気記録再生装置に装着された
ときに出力されるカセット信号を入力して指令送出手段
5へ装着信号を送出する。テープ始端検出手段2は磁気
テープの始端を検出して始端検出信号を指令送出手段5
へ送出する。巻径検出手段3は磁気テープを走行させた
ときにリールの回転周期に比例して出力される周波数信
号(以下、リールFG信号と略記する。)から巻径デー
タを演算して指令送出手段5へ送出する。タイムコード
検出手段4は磁気テープ上に記録されたタイムコードと
そのタイムコードがフォーマットで定められた記録開始
位置から連続していることを示す連続フラグを読み出し
て指令送出手段5へ送出する。入力手段7はユーザが押
加したキーをキーコードに変換して指令送出手段5へ送
出する。指令送出手段5は入力手段7からキーコードを
入力するとそのキーコードに対応した動作指令をテープ
駆動制御手段6に送出する。また、指令送出手段5は装
着信号や始端検出信号,巻径データ,タイムコードを入
力して磁気テープ装着時のテープ位置を制御するために
動作指令をテープ駆動制御手段6へ送出する。テープ駆
動制御手段6は指令送出手段5からの動作指令を入力し
て磁気テープを走行させテープ位置を制御する。
生装置の磁気テープ走行制御部の回路構成を示すブロッ
ク図である。本図においてカセット装着検出手段1はカ
セットテープが本発明の磁気記録再生装置に装着された
ときに出力されるカセット信号を入力して指令送出手段
5へ装着信号を送出する。テープ始端検出手段2は磁気
テープの始端を検出して始端検出信号を指令送出手段5
へ送出する。巻径検出手段3は磁気テープを走行させた
ときにリールの回転周期に比例して出力される周波数信
号(以下、リールFG信号と略記する。)から巻径デー
タを演算して指令送出手段5へ送出する。タイムコード
検出手段4は磁気テープ上に記録されたタイムコードと
そのタイムコードがフォーマットで定められた記録開始
位置から連続していることを示す連続フラグを読み出し
て指令送出手段5へ送出する。入力手段7はユーザが押
加したキーをキーコードに変換して指令送出手段5へ送
出する。指令送出手段5は入力手段7からキーコードを
入力するとそのキーコードに対応した動作指令をテープ
駆動制御手段6に送出する。また、指令送出手段5は装
着信号や始端検出信号,巻径データ,タイムコードを入
力して磁気テープ装着時のテープ位置を制御するために
動作指令をテープ駆動制御手段6へ送出する。テープ駆
動制御手段6は指令送出手段5からの動作指令を入力し
て磁気テープを走行させテープ位置を制御する。
【0020】このように構成された本発明の磁気記録再
生装置について、その動作を図1,図2,図3,図4を
用いて説明する。
生装置について、その動作を図1,図2,図3,図4を
用いて説明する。
【0021】本実施例の磁気記録再生装置は映像音声信
号をディジタルデータとして磁気テープに記録再生する
装置であり、1トラック中に映像信号領域と音声信号領
域さらにサブコード領域が割り当ててある。サブコード
領域には絶対時間情報と日付や時刻などの相対時間情報
と頭出し用の信号,連続フラグ等が記録できるようにな
っている。
号をディジタルデータとして磁気テープに記録再生する
装置であり、1トラック中に映像信号領域と音声信号領
域さらにサブコード領域が割り当ててある。サブコード
領域には絶対時間情報と日付や時刻などの相対時間情報
と頭出し用の信号,連続フラグ等が記録できるようにな
っている。
【0022】図4は本発明を具備した磁気記録再生装置
に磁気テープカセットが挿入された時に指令送出手段5
とテープ駆動制御手段6が自動的に行なう処理の流れを
示したフローチャートである。
に磁気テープカセットが挿入された時に指令送出手段5
とテープ駆動制御手段6が自動的に行なう処理の流れを
示したフローチャートである。
【0023】まず、磁気テープカセットが挿入されると
ステップ400においてカセット装着検出手段1が出力
する装着信号によりカセット装着の有無を判別して、装
着であれば再生動作を実行させてステップ401で装着
された磁気テープの状態が記録領域か未記録領域かを判
別する。
ステップ400においてカセット装着検出手段1が出力
する装着信号によりカセット装着の有無を判別して、装
着であれば再生動作を実行させてステップ401で装着
された磁気テープの状態が記録領域か未記録領域かを判
別する。
【0024】ここでタイムコード検出手段4の未記録領
域検出処理について説明する。図3は回転ヘッドにより
磁気テープ上に記録されたトラックとタイムコード等か
ら構成されるサブコード領域の位置を示した記録フォー
マット図である。磁気テープ30は一定速度で走行制御
されて、回転ヘッドにより磁気テープ30上にトラック
31が形成される。トラック31はサブコード領域32
と映像信号領域,音声信号領域等から構成されている。
サブコード領域32には各種タイムコード,頭出し検出
用信号,連続フラグ等が記録されている。
域検出処理について説明する。図3は回転ヘッドにより
磁気テープ上に記録されたトラックとタイムコード等か
ら構成されるサブコード領域の位置を示した記録フォー
マット図である。磁気テープ30は一定速度で走行制御
されて、回転ヘッドにより磁気テープ30上にトラック
31が形成される。トラック31はサブコード領域32
と映像信号領域,音声信号領域等から構成されている。
サブコード領域32には各種タイムコード,頭出し検出
用信号,連続フラグ等が記録されている。
【0025】タイムコード検出手段4は本発明の磁気記
録再生装置が再生状態の時に、記録済みの磁気テープか
らサブコード領域のタイムコードと連続フラグを検出し
て指令送出手段5へ送出している。また、磁気テープ上
に何も記録されていなければ何も送出しない。従って、
指令送出手段5はタイムコード検出手段4から送出され
るデータに基づいて記録領域か未記録領域かを判別する
ことができる。すなわちタイムコードが送出されれば記
録領域であり、送出されてこなければ未記録領域であ
る。さらに、連続フラグを入力することで、その記録領
域がテープ始端部の記録開始位置から連続して記録され
ているということを検出することができる。
録再生装置が再生状態の時に、記録済みの磁気テープか
らサブコード領域のタイムコードと連続フラグを検出し
て指令送出手段5へ送出している。また、磁気テープ上
に何も記録されていなければ何も送出しない。従って、
指令送出手段5はタイムコード検出手段4から送出され
るデータに基づいて記録領域か未記録領域かを判別する
ことができる。すなわちタイムコードが送出されれば記
録領域であり、送出されてこなければ未記録領域であ
る。さらに、連続フラグを入力することで、その記録領
域がテープ始端部の記録開始位置から連続して記録され
ているということを検出することができる。
【0026】上記処理をステップ401において実行し
てそのテープ位置が記録領域であれば、その記録領域の
最終位置まで磁気テープを走行させてからステップ41
0で停止処理を実行して図4のフローチャートで示した
処理を終了する。
てそのテープ位置が記録領域であれば、その記録領域の
最終位置まで磁気テープを走行させてからステップ41
0で停止処理を実行して図4のフローチャートで示した
処理を終了する。
【0027】すなわち、ステップ410の停止処理では
指令送出手段5が停止指令をテープ駆動制御手段6へ送
出し、テープ駆動制御手段6は停止指令を受けて磁気テ
ープの走行を停止させるようにメカニズムを制御する。
このような制御を行なうことで磁気テープカセットが挿
入されてそのテープ位置が記録領域であればその位置で
停止させることで、次に記録開始動作をしてもつなぎ撮
り動作を実行することで連続記録が実現できる。
指令送出手段5が停止指令をテープ駆動制御手段6へ送
出し、テープ駆動制御手段6は停止指令を受けて磁気テ
ープの走行を停止させるようにメカニズムを制御する。
このような制御を行なうことで磁気テープカセットが挿
入されてそのテープ位置が記録領域であればその位置で
停止させることで、次に記録開始動作をしてもつなぎ撮
り動作を実行することで連続記録が実現できる。
【0028】次に、ステップ401での判断により現在
テープ位置が未記録領域であればステップ402の処理
を実行する。ステップ402では巻き戻し動作をさせ
て、ステップ403で巻径演算を実行し、さらにステッ
プ404でテープ始端の判別とステップ405で所定時
間の経過を判別する。すなわち、ステップ402の巻き
戻し動作では指令送出手段5が巻き戻し指令をテープ駆
動制御手段6へ送出し、テープ走行制御手段6は巻き戻
し指令を受けて巻き戻し動作をするようにメカニズムを
制御する。また、ステップ403の巻径演算処理では巻
径検出手段3がテープ巻き戻し走行中に両リールFG信
号を入力してその周期から供給側リールの巻径を検出
し、巻径データとして指令送出手段5へ送出する。指令
送出手段5は巻径データをメモリへ格納する。ステップ
405では巻き戻し動作の実行時間を管理して所定時間
が経過した時点で次の処理であるステップ406へ移
る。本実施例では所定時間を巻き戻しの倍速が再生時の
3倍として1秒に設定している。1秒を設定した理由は
1秒以上を設定すると巻き戻し動作と再生動作に時間が
かかる。また、1秒以下を設定すると誤操作による未記
録区間を吸収することができない可能性が高くなる。ま
た、ステップ404では1秒間の巻き戻し動作中にテー
プ始端が検出された時にテープ始端処理を実行するよう
にテープ始端検出の判別を行なっている。
テープ位置が未記録領域であればステップ402の処理
を実行する。ステップ402では巻き戻し動作をさせ
て、ステップ403で巻径演算を実行し、さらにステッ
プ404でテープ始端の判別とステップ405で所定時
間の経過を判別する。すなわち、ステップ402の巻き
戻し動作では指令送出手段5が巻き戻し指令をテープ駆
動制御手段6へ送出し、テープ走行制御手段6は巻き戻
し指令を受けて巻き戻し動作をするようにメカニズムを
制御する。また、ステップ403の巻径演算処理では巻
径検出手段3がテープ巻き戻し走行中に両リールFG信
号を入力してその周期から供給側リールの巻径を検出
し、巻径データとして指令送出手段5へ送出する。指令
送出手段5は巻径データをメモリへ格納する。ステップ
405では巻き戻し動作の実行時間を管理して所定時間
が経過した時点で次の処理であるステップ406へ移
る。本実施例では所定時間を巻き戻しの倍速が再生時の
3倍として1秒に設定している。1秒を設定した理由は
1秒以上を設定すると巻き戻し動作と再生動作に時間が
かかる。また、1秒以下を設定すると誤操作による未記
録区間を吸収することができない可能性が高くなる。ま
た、ステップ404では1秒間の巻き戻し動作中にテー
プ始端が検出された時にテープ始端処理を実行するよう
にテープ始端検出の判別を行なっている。
【0029】ここでテープ始端検出処理について説明す
る。図2はDVCのフォーマットで定められた磁気テー
プの記録開始位置と始端部分の構成を示すテープフォー
マットである。リーダーテープ部20はd1で示した長
さがあり70mmから90mmに定められている。未記録領
域21はd2で示した長さがあり165mmに定められて
いる。次に記録開始位置21はd3で示した長さがあり
10mm以内に定められていて、このd3で示した範囲か
ら記録を開始しなければならない。従ってテープ始端処
理とは以下に説明する処理を実行する。まず、テープ始
端検出手段2が磁気テープのリーダーテープ部を検出し
て指令送出手段5へ始端検出信号を送出し、指令送出手
段5は始端検出信号を入力すると直ちに停止指令をテー
プ駆動制御手段6に送出する。テープ駆動制御手段6は
停止指令を入力してテープ走行を停止するようにメカニ
ズムを制御する。テープ走行が停止すると指令送出手段
5は早送り指令をテープ走行制御手段6へ送出する。テ
ープ走行制御手段6がメカニズムを制御して早送り動作
を開始させると、指令送出手段5はテープ始端検出手段
2から送出される始端検出信号が送出されなくなった時
点から一定時間後に停止指令を再びテープ走行制御手段
6へ送出する。ここで一定時間とはd2で示した部分の
長さを走行させる時間であり、再生時の3倍の速度で早
送りをする場合2.93秒早送り動作をさせることにな
る。テープ走行制御手段6は停止指令を入力してテープ
走行を停止させる。以上のようなテープ始端処理を実行
することでテープ始端検出時には磁気テープの位置を記
録開始位置22に制御させることができる。
る。図2はDVCのフォーマットで定められた磁気テー
プの記録開始位置と始端部分の構成を示すテープフォー
マットである。リーダーテープ部20はd1で示した長
さがあり70mmから90mmに定められている。未記録領
域21はd2で示した長さがあり165mmに定められて
いる。次に記録開始位置21はd3で示した長さがあり
10mm以内に定められていて、このd3で示した範囲か
ら記録を開始しなければならない。従ってテープ始端処
理とは以下に説明する処理を実行する。まず、テープ始
端検出手段2が磁気テープのリーダーテープ部を検出し
て指令送出手段5へ始端検出信号を送出し、指令送出手
段5は始端検出信号を入力すると直ちに停止指令をテー
プ駆動制御手段6に送出する。テープ駆動制御手段6は
停止指令を入力してテープ走行を停止するようにメカニ
ズムを制御する。テープ走行が停止すると指令送出手段
5は早送り指令をテープ走行制御手段6へ送出する。テ
ープ走行制御手段6がメカニズムを制御して早送り動作
を開始させると、指令送出手段5はテープ始端検出手段
2から送出される始端検出信号が送出されなくなった時
点から一定時間後に停止指令を再びテープ走行制御手段
6へ送出する。ここで一定時間とはd2で示した部分の
長さを走行させる時間であり、再生時の3倍の速度で早
送りをする場合2.93秒早送り動作をさせることにな
る。テープ走行制御手段6は停止指令を入力してテープ
走行を停止させる。以上のようなテープ始端処理を実行
することでテープ始端検出時には磁気テープの位置を記
録開始位置22に制御させることができる。
【0030】一定時間すなわち1秒間、3倍速の巻き戻
し動作をしてその間始端検出信号も検出されなかった場
合にはステップ404,405を通過してステッ406
の処理を実行する。ステップ406ではステップ401
と同様に未記録領域か否かを判別して、記録されていれ
ば記録最終位置まで磁気テープを走行させてからステッ
プ412で停止処理を実行してテープ位置制御処理を終
了する。停止処理はステップ410で説明した処理と全
く同様である。以上の処理を実行することでユーザの誤
操作により無意識に磁気テープを進めてしまった場合、
その磁気テープを本発明の磁気記録再生装置に装着する
と進めてしまったテープ量xが以下に示した(数1)を
満足する場合には、前回の記録から連続して記録するこ
とができるので未記録領域は生じない。
し動作をしてその間始端検出信号も検出されなかった場
合にはステップ404,405を通過してステッ406
の処理を実行する。ステップ406ではステップ401
と同様に未記録領域か否かを判別して、記録されていれ
ば記録最終位置まで磁気テープを走行させてからステッ
プ412で停止処理を実行してテープ位置制御処理を終
了する。停止処理はステップ410で説明した処理と全
く同様である。以上の処理を実行することでユーザの誤
操作により無意識に磁気テープを進めてしまった場合、
その磁気テープを本発明の磁気記録再生装置に装着する
と進めてしまったテープ量xが以下に示した(数1)を
満足する場合には、前回の記録から連続して記録するこ
とができるので未記録領域は生じない。
【0031】
【数1】
【0032】さて、1秒間巻き戻し動作をしてもそのテ
ープ位置が未記録領域であったとき、すなわち誤操作に
より進めてしまったテープ量xが(数1)を満たさなか
った場合にはステップ407以下の処理を実行する。
ープ位置が未記録領域であったとき、すなわち誤操作に
より進めてしまったテープ量xが(数1)を満たさなか
った場合にはステップ407以下の処理を実行する。
【0033】ステップ407では、ステップ403の処
理で求めた巻径データを所定量と比較する。本実施例に
おける所定量はテープ始端から再生走行で5分分のテー
プ長の巻径に設定している。巻径データが設定値より小
さい場合にはステップ413で巻き戻し動作をさせ、テ
ープ始端まで巻き戻してステップ414で始端処理を実
行させる。以上の処理を実行することで、ユーザの誤操
作により記録最終位置から磁気テープを(数1)を満た
さないテープ量分、未記録領域に進めてしまった場合、
その磁気テープを装着するとテープ位置が始端から5分
以内であれば巻き戻して記録開始位置に磁気テープを走
行制御することができる。すなわち不連続記録を防止す
ることができる。
理で求めた巻径データを所定量と比較する。本実施例に
おける所定量はテープ始端から再生走行で5分分のテー
プ長の巻径に設定している。巻径データが設定値より小
さい場合にはステップ413で巻き戻し動作をさせ、テ
ープ始端まで巻き戻してステップ414で始端処理を実
行させる。以上の処理を実行することで、ユーザの誤操
作により記録最終位置から磁気テープを(数1)を満た
さないテープ量分、未記録領域に進めてしまった場合、
その磁気テープを装着するとテープ位置が始端から5分
以内であれば巻き戻して記録開始位置に磁気テープを走
行制御することができる。すなわち不連続記録を防止す
ることができる。
【0034】さらにステップ403で求めた巻径データ
が所定量以上の時には、ステップ408で巻き戻し方向
に動作させて記録最終位置を検索する。記録最終位置が
検出されるとステップ415で停止処理を実行する。す
なわち、指令送出手段5は巻き戻し指令をテープ走行制
御手段6へ送出し、テープ走行制御手段6は巻き戻し指
令を入力してメカニズムを制御し巻き戻し走行をさせ
る。巻き戻し走行中にタイムコード検出手段4はタイム
コードと連続フラグの検出を行ないその情報を指令送出
手段5に送出する。指令送出手段5は初めてタイムコー
ドと連続フラグが共に送出された地点でテープ走行制御
手段6へ停止指令を送出する。テープ走行制御手段6は
停止指令を入力するとメカニズムを制御してテープ走行
を停止させる。
が所定量以上の時には、ステップ408で巻き戻し方向
に動作させて記録最終位置を検索する。記録最終位置が
検出されるとステップ415で停止処理を実行する。す
なわち、指令送出手段5は巻き戻し指令をテープ走行制
御手段6へ送出し、テープ走行制御手段6は巻き戻し指
令を入力してメカニズムを制御し巻き戻し走行をさせ
る。巻き戻し走行中にタイムコード検出手段4はタイム
コードと連続フラグの検出を行ないその情報を指令送出
手段5に送出する。指令送出手段5は初めてタイムコー
ドと連続フラグが共に送出された地点でテープ走行制御
手段6へ停止指令を送出する。テープ走行制御手段6は
停止指令を入力するとメカニズムを制御してテープ走行
を停止させる。
【0035】また、記録最終位置が検出されなかった場
合には、テープ始端まで巻き戻し動作を実行して、ステ
ップ409で始端処理を行ない処理を終了する。すなわ
ち、ユーザが誤操作して、記録していないあるいは途中
まで記録している磁気テープのテープ始端から再生速度
で5分以上のテープ量を進めてしまった場合、この磁気
テープを本発明の磁気記録再生装置に装着すると、記録
していない磁気テープであれば記録開始位置にテープ位
置を走行制御し、途中まで記録している場合には記録最
終位置を検索してその位置に走行制御するように処理が
構成されている。
合には、テープ始端まで巻き戻し動作を実行して、ステ
ップ409で始端処理を行ない処理を終了する。すなわ
ち、ユーザが誤操作して、記録していないあるいは途中
まで記録している磁気テープのテープ始端から再生速度
で5分以上のテープ量を進めてしまった場合、この磁気
テープを本発明の磁気記録再生装置に装着すると、記録
していない磁気テープであれば記録開始位置にテープ位
置を走行制御し、途中まで記録している場合には記録最
終位置を検索してその位置に走行制御するように処理が
構成されている。
【0036】以上、上記説明した処理をおこなうことに
より、ユーザが誤操作で進めてしまった磁気テープや全
く未記録の磁気テープを本発明の磁気記録再生装置に装
着すると自動的に、記録開始位置から連続して記録され
ている記録領域の最終位置あるいは、フォーマットで定
められた記録開始位置に磁気テープの位置を走行制御さ
せることができるので磁気テープ装着後他の操作をせず
に記録を開始してもフォーマットを遵守することができ
ると共に記録開始位置からタイムコードを連続して記録
させることができる。
より、ユーザが誤操作で進めてしまった磁気テープや全
く未記録の磁気テープを本発明の磁気記録再生装置に装
着すると自動的に、記録開始位置から連続して記録され
ている記録領域の最終位置あるいは、フォーマットで定
められた記録開始位置に磁気テープの位置を走行制御さ
せることができるので磁気テープ装着後他の操作をせず
に記録を開始してもフォーマットを遵守することができ
ると共に記録開始位置からタイムコードを連続して記録
させることができる。
【0037】なお、本実施例のカセット装着検出手段1
とテープ始端検出手段2と巻径検出手段3とタイムコー
ド検出手段4と指令送出手段5と入力手段7とテープ駆
動制御手段6はマイクロプロセッサのソフトウェアで実
現しているが、ハードウェア単独あるいはソフトウェア
とハードウェアとを混在させて構成しても本発明の効果
は何らかわらない。
とテープ始端検出手段2と巻径検出手段3とタイムコー
ド検出手段4と指令送出手段5と入力手段7とテープ駆
動制御手段6はマイクロプロセッサのソフトウェアで実
現しているが、ハードウェア単独あるいはソフトウェア
とハードウェアとを混在させて構成しても本発明の効果
は何らかわらない。
【0038】なお、本実施例では巻き戻し動作を実行す
る時間を1秒としたが何秒を設定しても本発明の効果は
何らかわらない。
る時間を1秒としたが何秒を設定しても本発明の効果は
何らかわらない。
【0039】なお、本実施例では巻径と比較する所定量
を再生時の走行量で5分分に設定したが、再生時の走行
量で1分から最大テープ長分の時間の範囲ならどんな値
を設定しても本発明の効果は何らかわらない。
を再生時の走行量で5分分に設定したが、再生時の走行
量で1分から最大テープ長分の時間の範囲ならどんな値
を設定しても本発明の効果は何らかわらない。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の実
施例では、磁気テープ挿入時にそのテープ位置が記録領
域か否かを判別して未記録であれば、所定時間巻き戻し
再び記録領域か否かを判別して記録領域であれば記録最
終位置まで走行させて停止させる。従って、ユーザが誤
操作によって所定時間以内に相当するテープ量だけを進
めてしまった場合には未記録部を生じることなく記録開
始位置から連続して記録動作を行なうことができる。
施例では、磁気テープ挿入時にそのテープ位置が記録領
域か否かを判別して未記録であれば、所定時間巻き戻し
再び記録領域か否かを判別して記録領域であれば記録最
終位置まで走行させて停止させる。従って、ユーザが誤
操作によって所定時間以内に相当するテープ量だけを進
めてしまった場合には未記録部を生じることなく記録開
始位置から連続して記録動作を行なうことができる。
【0041】また、所定時間以上に相当するテープ量を
ユーザが進めてしまった場合には、挿入されたテープ位
置がテープ始端から所定量以内であれば、記録開始位置
にテープ位置を走行制御することによって必ず記録開始
位置から記録を開始させることができる。
ユーザが進めてしまった場合には、挿入されたテープ位
置がテープ始端から所定量以内であれば、記録開始位置
にテープ位置を走行制御することによって必ず記録開始
位置から記録を開始させることができる。
【0042】さらに、テープ位置がテープ始端から所定
量以上の位置で、しかも上記している所定時間以上に相
当するテープ量を進めてしまった場合には、巻き戻し方
向に走行させてテープ始端部の記録開始位置あるいは記
録開始位置から連続して記録している最終の位置を検索
させてその位置で停止するように制御することによっ
て、ユーザが誤操作によりどんなに磁気テープを進めて
しまっても必ず記録開始位置あるいは記録開始位置から
連続して記録されている最終位置にテープ位置を自動的
に制御させることができる。
量以上の位置で、しかも上記している所定時間以上に相
当するテープ量を進めてしまった場合には、巻き戻し方
向に走行させてテープ始端部の記録開始位置あるいは記
録開始位置から連続して記録している最終の位置を検索
させてその位置で停止するように制御することによっ
て、ユーザが誤操作によりどんなに磁気テープを進めて
しまっても必ず記録開始位置あるいは記録開始位置から
連続して記録されている最終位置にテープ位置を自動的
に制御させることができる。
【0043】すなわち、ユーザが意識して操作しない限
りは未記録領域を生じさせることはないので、磁気テー
プに記録されたATCを使った高精度なサーチを実現で
きると共にATCによる現在テープ位置やテープ残量を
フレーム単位で正確に把握することができるという効果
が得られる。
りは未記録領域を生じさせることはないので、磁気テー
プに記録されたATCを使った高精度なサーチを実現で
きると共にATCによる現在テープ位置やテープ残量を
フレーム単位で正確に把握することができるという効果
が得られる。
【図1】請求項1,2,3記載の発明における磁気記録
再生装置の磁気テープ走行制御部分の回路構成を示すブ
ロック図
再生装置の磁気テープ走行制御部分の回路構成を示すブ
ロック図
【図2】本実施例における磁気テープの記録開始位置と
始端部分の構成を示すテープフォーマット
始端部分の構成を示すテープフォーマット
【図3】本実施例における記録トラックとサブコードの
位置を示した記録フォーマット
位置を示した記録フォーマット
【図4】本実施例における磁気記録再生装置のテープ挿
入時の処理の流れを示したフローチャート
入時の処理の流れを示したフローチャート
20 リーダーテープ部 22 記録開始位置 30 磁気テープ 31 記録トラック 32 サブコード記録領域
Claims (6)
- 【請求項1】 磁気テープの挿入時に前記磁気テープに
情報が記録されていないことを検出すると、 前記磁気テープが挿入された位置から巻き戻して所定時
間以内に情報が記録されていればその記録の最終位置で
前記磁気テープを停止させ、 前記所定時間以内に情報が記録されていなければ前記磁
気テープが挿入された位置で停止するように前記磁気テ
ープを制御する磁気テープ位置制御方法。 - 【請求項2】 磁気テープの挿入時に前記磁気テープに
情報が記録されていないことを検出すると、 前記磁気テープが挿入された位置から巻き戻して所定時
間以内に情報が記録されていればその記録の最終位置で
前記磁気テープを停止させ、 前記所定時間以内に情報が記録されていない場合、 前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内の時
にはテープ始端処理を実行させ、 前記テープ量が所定量以外の時には前記磁気テープが挿
入された位置で停止するように前記磁気テープを制御す
る磁気テープ位置制御方法。 - 【請求項3】 磁気テープの挿入時に前記磁気テープに
情報が記録されていないことを検出すると、 前記磁気テープが挿入された位置から巻き戻して所定時
間以内に情報が記録されていればその記録の最終位置で
前記磁気テープを停止させ、 前記所定時間以内に情報が記録されていない場合、 前記磁気テープの始端からのテープ量が所定量以内の時
にはテープ始端処理を実行させ、 前記テープ量が所定量以外の場合、 前記磁気テープの始端から情報が連続して記録されてい
る領域の最終位置を検索してその位置で停止するように
前記磁気テープを制御する磁気テープ位置制御方法。 - 【請求項4】 磁気テープに記録する情報は、少なくと
も画像データと音声データとタイムコードから構成され
ることを特徴とする請求項1,2または3記載の磁気テ
ープ位置制御方法。 - 【請求項5】 テープ始端処理は、磁気テープ始端部の
リーダーテープから一定量走行させた位置で磁気テープ
を停止させる処理であることを特徴とする請求項2また
は3記載の磁気テープ位置制御方法。 - 【請求項6】 所定時間巻き戻しをしている間に磁気テ
ープの始端を検出するとテープ始端処理を実行すること
を特徴とする請求項1,2または3記載の磁気テープ位
置制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200628A JPH0863831A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 磁気テープ位置制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200628A JPH0863831A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 磁気テープ位置制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0863831A true JPH0863831A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16427549
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6200628A Pending JPH0863831A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 磁気テープ位置制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0863831A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7565057B2 (en) | 2001-04-20 | 2009-07-21 | Sony Corporation | Information processing apparatus and information processing method |
JP2010097643A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Kenwood Corp | 再生装置、プログラム、及び早戻し再生方法 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6200628A patent/JPH0863831A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7565057B2 (en) | 2001-04-20 | 2009-07-21 | Sony Corporation | Information processing apparatus and information processing method |
JP2010097643A (ja) * | 2008-10-15 | 2010-04-30 | Kenwood Corp | 再生装置、プログラム、及び早戻し再生方法 |
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