JPH09281809A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

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JPH09281809A
JPH09281809A JP12114496A JP12114496A JPH09281809A JP H09281809 A JPH09281809 A JP H09281809A JP 12114496 A JP12114496 A JP 12114496A JP 12114496 A JP12114496 A JP 12114496A JP H09281809 A JPH09281809 A JP H09281809A
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JP
Japan
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toner
cleaning liquid
liquid
image forming
forming apparatus
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JP12114496A
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English (en)
Inventor
Yuichi Aoyama
祐一 青山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電着ユニット19でクリーニング液から除去
したトナーを一つのトナー回収容器51に回収すること
により、クリーニング液から回収したトナーの処理作業
の作業性を向上させた湿式カラー画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 感光体15と、帯電チャージャ16と、
光書き込みユニット5と、現像ユニット17と、転写ロ
ーラ7と、クリーニングユニット19と、クリーニング
液タンク(電着タンク)32と、クリーニング液供給装
置31等からなるクリーニング液循環手段と、該クリー
ニング液からトナーを除去する電着ユニット18とを複
数組備えた湿式カラー画像形成装置において、各電着ユ
ニット19で除去したトナーをトナー回収ダクト41を
介して一つのトナー回収容器51に回収するトナー回収
手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の湿式画像形成装置に係り、詳しく
は、潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段、トナ
ーとキャリア液とを含む現像液を用いて該潜像担持体上
の潜像を顕像化する現像器等を複数組備えたする湿式画
像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湿式画像形成装置とし
て、複数の色に対応させて上記潜像担持体、潜像形成手
段、現像器などからなる画像形成ユニットを複数組備
え、各潜像担持体に対向する転写位置に転写材を搬送し
て各潜像担持体上の顕像を該転写材上に順次重ね合わせ
て転写して転写材上にフルカラー画像などの多色の画像
を形成するように構成したものが知られている。このよ
うな湿式画像形成装置においては、二段目以降の画像形
成ユニットでの転写が終わった潜像担持体の表面に、そ
の画像形成ユニットで転写されなかった未転写トナーと
ともに、前段の画像形成ユニットで転写材に転写された
トナーが付着する場合がある。この未転写トナーと色が
異なる前段のトナーは、該未転写トナーとともに上記ク
リーニング器で除去されてしまう。このクリーニング器
で除去された前段のトナー及び未転写トナーは、乾式画
像形成装置の場合は排トナーとして廃棄してしまうが多
いが、湿式画像形成装置の場合はクリーニング液ととも
に回収されて再利用されていた。
【0003】ここで、単色(白・黒)の画像を形成する
ように構成した湿式画像形成装置の場合は、現像液とク
リーニング液とを混合することによる混色の可能性がな
いので、現像液及びクリーニング液として共通の液を用
いことができるが、前述のように多色の画像を形成する
構成の場合は混色の可能性があるので、現像液を貯留す
る現像液タンクとクリーニング液を貯留するクリーニン
グ液タンクとを別々に設ける必要があり、このクリーニ
ング液タンクとクリーニング器との間でクリーニング液
を循環させる。このようにクリーニング液を循環させて
再利用すると、クリーニング液タンク内のクリーニング
液のトナー濃度がクリーニング器からの回収トナーで高
くなり、クリーニング器でのクリーニング不良が発生す
るので、該クリーニング液からトナーを除去して浄化す
ることが望ましい。
【0004】なお、上記クリーニング液からトナーを除
去するトナー除去手段としては、例えば、クリーニング
液中のトナーを所定の電圧が印加された電極部材に電着
させることによって除去し、該電着部材の表面に付着し
たトナーをウェブやブレードを用いてトナー容器に回収
するものが本出願人によって提案されている(特願平7
−91591号、特願平7−104704号、特願平7
−104705号、特願平7−192407号参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記電着方
式等によるトナー除去手段を備えた湿式画像形成装置に
おいては、クリーニング液から除去して回収した回収ト
ナーが量が多くなって各画像形成ユニット内では処理し
きれないおそれがあった。
【0006】また、上記ウェブやトナー容器等からなる
トナー回収手段を各画像形成ユニット内にそれぞれ設け
た場合、各画像形成装置におけるトナー消費量のばらつ
きにより、上記ウェブが寿命となるまでの期間や上記ト
ナー容器が満杯になるまでの期間がばらつき、上記ウェ
ブの交換や上記トナー容器のトナーの廃棄等のトナー回
収手段における作業性が悪かった。
【0007】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的は、潜像担持体表面のクリーニングに
用いたクリーニング液から回収したトナーの処理作業の
作業性を向上させた湿式画像形成装置を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の湿式画像形成装置は、潜像担持体と、該
潜像担持体上に潜像を形成する潜像形成手段と、トナー
とキャリア液とを含む現像液を用いて該潜像担持体上の
潜像を顕像化する現像器と、該潜像担持体上に形成され
た顕像を転写材に転写する転写器と、転写後の潜像担持
体表面に付着しているトナーをクリーニング液を用いて
除去するクリーニング器と、該クリーニング器で用いる
クーリング液を貯留するクリーニング液タンクと、該ク
リーニング液タンクと該クリーニング器との間で該クリ
ーニング液を循環させるクリーニング液循環手段と、該
クリーニング液からトナーを除去するトナー除去手段と
を複数組備えた湿式画像形成装置において、各トナー除
去手段で除去したトナーを一つのトナー回収容器に回収
するトナー回収手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0009】請求項2の湿式画像形成装置は、請求項1
の湿式画像形成装置において、上記クリーニング液タン
クを、所定の液面レベルを超えるクリーニング液がオー
バーフローするように構成し、該クリーニング液タンク
からオーバーフローしたクリーニング液を上記トナー回
収容器とは別の液回収容器に回収する液回収手段を設け
たことを特徴とするものである。
【0010】請求項3の湿式画像形成装置は、請求項2
の湿式画像形成装置において、上記トナー回収手段を、
上記トナー除去手段の下方に設けたトナー回収容器と、
該トナー回収容器から各トナー除去手段のトナー排出部
まで延在したトナー回収ダクトとを用いて構成し、上記
液回収容器に回収したクリーニング液を該トナー回収ダ
クトの上部内壁面に供給するクリーニング液供給手段を
設けたことを特徴とするものである。
【0011】請求項4の湿式画像形成装置は、請求項3
の湿式画像形成装置において、画像形成動作開始の前に
上記クリーニング液を上記トナー回収ダクトの上部内壁
面に供給するようにクリーニング液供給手段を制御する
制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5の湿式画像形成装置は、請求項3
の湿式画像形成装置において、装置本体の電源OFFの
前に上記クリーニング液を上記トナー回収ダクトの上部
内壁面に供給するようにクリーニング液供給手段を制御
する制御手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】請求項6の湿式画像形成装置は、請求項3
の湿式画像形成装置において、上記液回収容器内の液量
を検知する液量検知手段と、該液量の検知結果に基づい
て上記トナー除去手段の動作を制御する制御手段とを設
けたことを特徴とするものである。
【0014】請求項7の湿式画像形成装置は、請求項1
又は2の湿式画像形成装置において、上記トナー回収容
器、又は該トナー回収容器及び上記液回収容器の両容器
を載置した状態で装置本体の外側に移動させる移動手段
を設けたことを特徴とするものである。
【0015】請求項1乃至7の湿式画像形成装置におい
ては、潜像担持体上の未転写トナー等がクリーニング器
によって除去され、クリーニング循環装置によって該ク
リーニング器と該クリーニング器で使用するクリーニン
グ液を貯溜するクリーニング液タンクとの間で循環して
いるクリーニング液中に取り込まれる。このトナーが取
り込まれたクリーニング液は、クリーニング循環装置に
よって該クリーニング液タンク内一時的に滞留させら
れ、トナー除去手段によって該クリーニング液中からト
ナーが除去される。各トナー除去手段で除去されたトナ
ーは、トナー回収手段によって、各トナー除去手段に対
して共通に設けられた一つのトナー回収容器に回収され
る。
【0016】特に、請求項2の湿式画像形成装置におい
ては、液回収手段によって、上記クリーニング液タンク
の所定の液面レベルを越えてオーバーフローしたクリー
ニング液を、上記トナー回収容器とは別の液回収容器に
回収する。
【0017】特に、請求項3の湿式画像形成装置におい
ては、各トナー除去手段で除去したトナーを、トナー回
収ダクトを介して該トナー除去手段の下方に設けたトナ
ー回収容器に回収する。ここで、上記液回収手段で回収
したクリーニング液をクリーニング液供給手段で上記ト
ナー回収ダクトの上部内壁面に供給することにより、該
トナー回収ダクトの内壁面を濡らしてトナーの流動性を
高めるとともに、該内壁面に付着しているトナーを洗い
流す。
【0018】特に、請求項4の湿式画像形成装置におい
ては、制御手段で上記クリーニング液供給手段を制御し
て、画像形成動作開始の前に上記クリーニング液を上記
トナー回収ダクトの上部内壁面に供給することにより、
上記トナー除去手段からのトナー回収に先だって該トナ
ー回収ダクトの内壁面を濡らし、その後の画像形成動作
時にトナー回収ダクト内にトナーが移動してきたときに
該トナーの流動性を確実に高める。
【0019】また、請求項5の湿式画像形成装置におい
ては、制御手段で上記クリーニング液供給手段を制御し
て、装置本体の電源OFFの前に上記クリーニング液を
上記トナー回収ダクトの上部内壁面に供給することによ
り、上記トナー回収ダクト内のトナーの流動性を高める
とともに該トナー回収ダクトの内壁面に付着しているト
ナーを洗い流して確実に回収し、装置本体の電源をOF
Fしている間に、該トナー回収ダクト内のトナーが乾燥
して壁面に固着しないようにする。
【0020】特に、請求項6の湿式画像形成装置におい
ては、液量検知手段で液回収容器内の液量を検知し、該
液量の検知結果に基づいて、該液量が少なくなったとき
に上記トナー除去手段の動作を制御して除去能力を低下
させ、該トナー除去手段からトナー回収容器に回収され
るトナーの量を少なくする。
【0021】特に、請求項7の湿式画像形成装置におい
ては、上記トナー回収容器、又は該トナー回収容器及び
上記液回収容器の両容器が満杯になったときに、移動手
段によって、該トナー回収容器、又は該トナー回収容器
及び該液回収容器の両容器を載置した状態で装置本体の
外側に移動させ、該トナー回収容器内のトナー又は該液
回収容器内のクリーニング液の廃棄作業を行う。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を湿式画像形成装置
である電子写真方式の湿式カラー画像形成装置に適用し
た実施形態について説明する。図1は本実施形態に係る
湿式カラー画像形成装置の概略構成図であり、4色のプ
ロセスユニットが下からイエロー(Y),マゼンタ
(T),シアン(C),ブラック(Bk)の順に配設さ
れている。この画像形成装置において、給紙ユニット1
により給紙された転写材としての転写紙は、横レジスト
ユニット2により横方向の位置が調整された後、先端レ
ジストセンサ3による検知位置を通過する。この先端レ
ジストセンサ3の出力に基づいて設定された所定のタイ
ミングにより、各プロセスユニット4においては、光書
き込みユニット5により画像データに基づいて像担持体
としての感光体上に静電潜像が書き込まれ、それぞれ作
像動作を開始する。上記先端レジストセンサ3による検
知位置を通過した転写紙は、転写搬送手段の転写搬送ベ
ルト6に静電的に吸着搬送され、各プロセスユニット4
と対向する転写位置を通過する。この転写位置通過時
に、転写手段としての転写ローラ7により、各プロセス
ユニット4の感光体上に形成された画像が次々に転写紙
に転写される。その後、分離チャージャ8により転写搬
送ベルト6から分離された転写紙は、定着ユニット9に
おける熱及び圧力によって転写画像が定着された後、搬
送ユニット10へ送られる。そして、切り替えガイド板
11により排紙トレイ12又は両面ユニット13が選択
され、転写紙が排出される。ここで、両面ユニット13
が選択された場合、転写紙はスイッチバックされ、数枚
スタックされた後、再び上記転写搬送ベルト6上に給紙
される。
【0023】また、一段目のイエローのプロセスユニッ
ト4の下には、トナー除去手段としての後述の電着ユニ
ットからオーバーフローした液を貯留する液回収容器5
0及び該電着ユニットでクリーニング液から除去して回
収したトナーを貯留するトナー回収容器51がそれぞれ
設置され、各容器に連結されている回収ダクトは、一番
上の四段目のブラックのプロセスユニットまで延在して
いる。
【0024】次に、図2を用いて、各プロセスユニット
4について詳細に説明する。各プロセスユニット4は、
感光体15、帯電チャージャ16、現像ユニット17、
電着ユニット18、クリーニングユニット19、除電ラ
ンプ(QL)20などにより構成されている。上記構成
の各プロセスユニット4において、帯電チャージャ16
で一様帯電された感光体15には、光書き込みユニット
5によって潜像が形成される。現像ユニット16の現像
液タンク21内の現像液22は、ポンプ、給液経路等か
らなる現像液供給装置23によって、現像ローラ24と
ブレード25とにより形成された液バッファ部へ給液さ
れる。この液バッファ部の現像液22は現像ローラ22
の回転によって該液バッファ部から感光体15側に運ば
れ、この現像液22によって感光体15上の潜像が顕像
化される。感光体15上の現像液の量はリバースローラ
26によって規制され、セットローラ27によって感光
体15上にトナーが凝集される。そして、転写ローラ7
によって感光体15上のトナー像が転写搬送ベルト6上
に吸着されて搬送されている転写紙に転写される。この
ときの感光体15上に残った未転写トナーや、前段のプ
ロセスユニットにおける転写で転写紙に転写されたトナ
ー像から感光体15に逆付着した異なる色のトナー等
が、クリーニングユニット19のフォームローラ28及
びブレード29によってクリーニングされ、その後除電
ランプ20によって感光体15上の残留電荷が除去され
る。
【0025】上記クリーニングユニット19のフォーム
ローラ28の上方に設けられたノズル30には、ポン
プ、給液経路などからなるクリーニング液供給装置31
によって、上記電着ユニット18のクリーニング液タン
クとしての電着タンク32内のクリーニング液33が給
液される。ノズル30から出たクリーニング液33は、
拡散板34を介してフォームローラ28上に補給され
る。クリーニング液33が補給されたフォームローラ2
8は、感光体15に対して2〜3倍の線速比で順方向に
回転することにより、感光体15上の未転写トナーや前
段のプロセスユニットで用いた異なる色のトナーなどを
分散・吸収する。フォームローラ28に吸収されたトナ
ーは、クリーニング液とともに絞りローラ35で絞ら
れ、クリーニング排液回収経路36により電着ユニット
18の電着タンク32へと回収される。上記フォームロ
ーラ28による分散・吸収でクリーニングした後に感光
体15に残留しているトナーは、クリーニングブレード
29で掻き取られる。
【0026】このように、前段の転写による転写紙上の
転写トナーが次段の感光体15に付着し、フォームロー
ラ28を介して電着タンク32に回収されるが、その回
収したクリーニング液を現像液として現像に再利用しよ
うとすると、画像上で混色が発生するおそれがあった。
従って、従来の単色機の場合のように、現像液を現像と
クリーニングとを全く共通に使用することができない。
そこで、本実施形態では、現像液22専用の液循環装置
(現像液供給装置23及び現像液タンク21)と、クリ
ーニング液33専用の液循環装置(クリーニング液供給
装置31、電着タンク32及びクリーニング排液回収経
路36)とを設けている。
【0027】ところが、前述のようにクリーニング液3
3には、そのプロセスユニットにおける未転写トナーと
前段のプロセスユニットにおけるトナーが入ってくるた
め、該クリーニング液のトナー濃度が比較的早いスピー
ドで濃くなっていく。このようにトナー濃度が高まった
クリーニング液をクリーニングユニット19に供給する
と、クリーニングブレード29での負荷が増加するの
で、クリーニングユニット19に供給するクリーニング
液33はよりクリアなほうが望ましい。
【0028】そこで、本実施形態では、電着ユニット1
8において、直流電源39からトナーと逆極性のバイア
ス電圧が印加され且つ矢印方向に回転駆動された電着ド
ラム37と、接地された対向電極38との間に、クリー
ニングユニット19から回収したクリーニング液33を
通し、該クリーニング液33からトナーを除去して浄化
している。上記電着ドラム37に付着したトナーは、該
ドラム表面に所定のタイミングで当接するように図示し
ない制御手段で制御されたブレード40によって一部液
を含んだ状態で掻き取られ、トナー回収ダクト41を介
して、トナー回収容器42に回収される。 (以下、余白)
【0029】また、上記クリーニングユニットで回収さ
れた液には、トナーの他に現像液のキャリア液成分も含
まれている。特に、感光体ドラム15の軸方向端部に現
像液による液リングが形成されている場合は、その部分
の現像液がクリーニングユニット19で除去されて電着
タンク32に回収される。従って、電着タンク32内の
液量は次第に増加していく。この増加した液の一部は、
上記クリーニング液供給装置31で使っているポンプ、
弁42及び濾過フィルタ43を介して現像タンク21に
戻されている。電着タンク内の液は、上記電着ドラム3
7などを用いてトナーを除去しているとはいえ、現像に
用いるレベルまで完全にクリアになっていないので、上
記現像タンク21に戻す液中のトナーなどを不純物やご
みは濾過フィルタ43で除去している。
【0030】また、上記電着タンク(クリーニング液タ
ンク)32は、所定の液面レベルでクリーニング液33
がオーバーフローするように、側壁部の所定の高さに排
液口44が設けられ、各プロセスユニット4の電着タン
ク32からオーバーフローしたクリーニング液33を、
液回収手段としての液回収ダクト45を介して、トナー
回収容器51とは別に設けた液回収容器50に回収して
いる。このように電着タンク32内のクリーニング液を
オーバーフローさせているので、電着タンク32から現
像タンク21へ連続的に液を戻す必要がない。また、電
着タンク32内のクリーニング液の液面が一定の液面レ
ベルになるようにオーバーフローさせているので、電着
タンク32から現像タンク21へ戻す液量のコントロー
ルが容易になる。
【0031】図3は、上記電着ドラム37から除去した
トナーを回収するトナー回収系及び上記電着タンク32
からオーバフローした液を回収する液回収系の全体構成
を示す説明図である。上記電着ドラム37からブレード
40を用いて除去されたトナーは高固形分のため粘度が
高く、トナー回収ダクト41の内壁面に付着して流動性
が悪い。そこで、本実施形態では、上記液回収タンク5
0に回収したクリーニング液の一部をトナー回収ダクト
41の上部内壁面(図3の例では最上部)に設けたシャ
ワー口46に供給するクリーニング液供給手段を設けて
いる。このクリーニング液供給手段は、液回収タンク5
0の液を汲み上げるポンプ47と給液パイプ48とによ
り構成されている。このクリーニング液供給手段でクリ
ーニング液を上記シャワー口46を介してトナー回収ダ
クト41の内壁面に供給することにより、回収トナーの
粘度を低減して該内壁面への付着を防止するとともに流
動性を高めている。また、上記シャワー口46に供給し
たクリーニング液によりトナー回収ダクトの内壁面に付
着したトナーを洗い流している。従って、上記電着ドラ
ム37から除去したトナーを良好にトナー回収容器51
内に回収することができる。
【0032】なお、上記クリーニング液供給手段による
上記シャワー口46への液供給を各画像形成動作開始に
先立って行うように上記ポンプ47を制御するのが好ま
しい。このように制御した場合は、画像形成動作を開始
して電着ドラム37から除去したトナーがトナー回収ダ
クト41内に移動してきたときに、該ダクト41の内壁
面をクリーニング液で濡らしておくことができ、回収ト
ナーの該内壁面への付着を抑えることができる。
【0033】また、上記クリーニング液供給手段による
上記シャワー口46への液供給を装置本体の電源OFF
に先だって行うように上記ポンプ47を制御するのが好
ましい。このように制御した場合には、電源OFFの状
態でトナー回収ダクト41内のトナーが乾燥して内壁面
に固着するのを未然に防止できる。
【0034】また、本実施形態では、上記液回収タンク
50内にはポンプ47のほか、液量を検知する液量検知
手段としてのフロートスイッチ49が設け、タンク50
内の液面レベルが所定の上限レベルL1又は下限レベル
L2にあるか否かを検知している。そして、フロートス
イッチ49による検知レベルが下限レベルL2にあると
きには、図示しない制御手段によって上記電着ユニット
18におけるトナー除去性能を低下させるように制御し
ている。例えば、電着ドラム37の回転数を高めるとと
もに該ドラム37に印加するバイアス電圧を低下させる
ように制御し、この制御により、電着ドラム37から掻
き取られるトナーの液含有率を増加させ、該トナーの粘
度を低下させて流動性を高めている。より具体的には、
電着ドラム37の回転数を通常の1rpmから5rpm
まで高める。また、電着ドラム37に印加するバイアス
電圧を通常の1kVから700V〜500V(該ドラム
37と対向電極38とのギャップが2〜4mmの場合)
に下げる。
【0035】また、上記フロートスイッチ49による検
知レベルが上限レベルL1にあるときには、上記クリー
ニング液供給手段の1回の動作当たりの動作時間(シャ
ワー時間)を長くし、液回収容器50内の液消費を促進
させる。
【0036】また、上記トナー回収容器51内のトナー
Tの満タン検知は、該容器51の底部に設けた重量セン
サ52で行っている。
【0037】また、本実施形態では、図4(a),
(b)に示すように、上記液回収容器50及びトナー回
収容器51を移動手段としての台車53の上に載置し、
両容器50、51を装置本体100の外側に簡単に引き
出せるように構成している。これにより、トナー及び液
の廃棄のための両容器50,51の交換作業の作業性が
向上する。なお、両容器50、51を載置した台車53
を移動させて装置本体100にセットすると、上記重量
センサ52の上にトナー回収容器51の底面が接触し、
該容器の重量を計測可能な状態になる。
【0038】以上、本実施形態によれば、各プロセスユ
ニットの電着ユニット18で除去されたトナーを、トナ
ー回収ダクト41を介して共通のトナー回収容器51に
回収するので、このトナー回収容器51が満杯になるま
でトナーを廃棄作業を行う必要がなくなる。従って、各
電着ユニット18ごとにトナー回収容器を設けた場合に
比して、廃棄作業の手間を低減することができ、回収し
たトナーの処理する処理作業の作業性が向上する。ま
た、大容量の回収容器を用い、満杯になったトナー回収
容器51のトナー廃棄処理のサイクルを長くすることが
できる。また、トナー回収容器51内のトナーの満杯を
検知する満杯検知センサ(重量センサ52)の個数は一
つだけでよく、各電着ユニット18ごとにトナー回収容
器を設けた場合に比してコストダウンを図ることができ
る。
【0039】なお、上記実施形態では、トナー除去手段
として電着方式を採用したものを示したが、本発明はト
ナーの除去方式に限定されることなく適用できるもので
ある。また、上記実施形態では、電着タンク(クリーニ
ング液タンク)32の中でトナーを除去しているが、本
発明は、トナーを除去する位置に限定されることなく適
用できるものであり、例えばクリーニング液供給装置3
1の給液経路やクリーニング排液回収経路36の途中に
クリーニング液からトナーを除去するトナー除去手段を
設けたものにも適用できるものである。
【0040】
【発明の効果】請求項1乃至7の発明によれば、各トナ
ー除去手段で除去されたトナーを、トナー回収手段によ
って、各トナー除去手段に対して共通に設けられた一つ
のトナー回収容器に回収するので、このトナー回収容器
が満杯になるまでトナーを廃棄作業を行う必要がなくな
る。従って、各トナー除去手段ごとにトナー回収手段を
設けた場合に比して、廃棄作業の手間を低減することが
でき、回収したトナーの処理する処理作業の作業性が向
上するという効果がある。また、各トナー除去手段ごと
にトナー回収容器を設けた場合に比して、大容量の容器
を用い、満杯になったトナー回収容器のトナー廃棄処理
のサイクルを長くすることができるという効果がある。
また、トナー回収容器内のトナーの満杯を検知する満杯
検知センサの個数は一つだけでよく、各トナー除去手段
ごとにトナー回収容器を設けた場合に比してコストダウ
ンを図ることができるという効果がある。
【0041】特に、請求項2の発明によれば、液回収手
段によって、上記クリーニング液タンクの所定の液面レ
ベルを越えてオーバーフローしたクリーニング液を、上
記トナー回収容器とは別の液回収容器に回収することに
より、該クリーニング液タンク内のクリーニング液の液
面を所定の液面レベルに維持できるとともに、該液回収
容器内に回収したクリーニング液を他の用途に利用でき
るという効果がある。
【0042】特に、請求項3の発明によれば、上記液回
収手段で回収したクリーニング液をクリーニング液供給
手段で上記トナー回収ダクトの上部内壁面に供給するこ
とにより、該トナー回収ダクトの内壁面を濡らしてトナ
ーの流動性を高めるとともに、該内壁面に付着している
トナーを洗い流すので、該トナー回収ダクトを介したト
ナー回収を良好に行うことができるという効果がある。
【0043】特に、請求項4の発明によれば、制御手段
で上記クリーニング液供給手段を制御して、画像形成動
作開始の前に上記クリーニング液を上記トナー回収ダク
トの上部内壁面に供給することにより、上記トナー除去
手段からのトナー回収に先だって該トナー回収ダクトの
内壁面を濡らし、その後の画像形成動作時にトナー回収
ダクト内にトナーが移動してきたときに該トナーの流動
性を確実に高めるので、画像形成動作時のトナーの回収
を確実に行うことができるという効果がある。
【0044】また、請求項5の発明によれば、制御手段
で上記クリーニング液供給手段を制御して、装置本体の
電源OFFの前に上記クリーニング液を上記トナー回収
ダクトの上部内壁面に供給することにより、上記トナー
回収ダクト内のトナーの流動性を高めるとともに該トナ
ー回収ダクトの内壁面に付着しているトナーを洗い流し
て確実に回収し、装置本体の電源をOFFしている間
に、該トナー回収ダクト内のトナーが乾燥して壁面に固
着しないようにするので、該トナー回収ダクトのトナー
詰まりを未然に防止できるという効果がある。
【0045】特に、請求項6の発明によれば、液量検知
手段による液回収容器内の液量を検知した結果に基づい
て、該液量が少なくなって上記トナー回収ダクトの上部
内壁面に十分な給液ができなくなった場合でも、上記ト
ナー除去手段の動作を制御して除去能力を低下させて、
該トナー除去手段からトナー回収容器に回収するトナー
の量を少なくするので、トナーの流動性の低下を抑えて
トナー回収を確実に行うことができるという効果があ
る。
【0046】特に、請求項7の発明によれば、上記トナ
ー回収容器、又は該トナー回収容器及び上記液回収容器
の両容器が満杯になったときに、移動手段によって、該
トナー回収容器、又は該トナー回収容器及び該液回収容
器の両容器を載置した状態で装置本体の外側に移動させ
て、該トナー回収容器内のトナー又は該液回収容器内の
クリーニング液の廃棄作業を行うことができるので、廃
棄間隔を長くするために該トナー回収容器又は該液回収
容器として大容量の容器を用いた場合でも、該容器の回
収したトナー又はクリーニング液の廃棄作業を楽に行う
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る湿式カラー画像形成装
置の概略構成図。
【図2】同湿式カラー画像形成装置のプロセスユニット
の概略構成図。
【図3】同湿式カラー画像形成装置のトナー回収系及び
クリーニング液回収系の説明図。
【図4】(a)は装置本体にセットされるトナー回収容
器及び液回収容器を載置した台車の斜視図。(b)は装
置本体にセットされたトナー回収容器及び液回収容器を
載置した台車の透視図。
【符号の説明】
4 プロセスユニット 5 光書き込みユニット 15 感光体ドラム 16 帯電チャージャ 17 現像ユニット 18 電着ユニット 19 クリーニングユニット 28 フォームローラ 29 クリーニングブレード 30 ノズル 31 クリーニング液供給装置 32 電着タンク(クリーニング液タンク) 33 クリーニング液 34 拡散板 35 絞りローラ 36 クリーニング排液回収経路 37 電着ドラム 38 対向電極 39 電源 40 ブレード 41 トナー回収ダクト 44 排液口 45 液回収ダクト 46 シャワー口 47 ポンプ 48 給液パイプ 49 フロートスイッチ 50 液回収容器 51 トナー回収容器 52 重量センサ 53 台車 100 装置本体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像担持体と、該潜像担持体上に潜像を形
    成する潜像形成手段と、トナーとキャリア液とを含む現
    像液を用いて該潜像担持体上の潜像を顕像化する現像器
    と、該潜像担持体上に形成された顕像を転写材に転写す
    る転写器と、転写後の潜像担持体表面に付着しているト
    ナーをクリーニング液を用いて除去するクリーニング器
    と、該クリーニング器で用いるクーリング液を貯留する
    クリーニング液タンクと、該クリーニング液タンクと該
    クリーニング器との間で該クリーニング液を循環させる
    クリーニング液循環手段と、該クリーニング液からトナ
    ーを除去するトナー除去手段とを複数組備えた湿式画像
    形成装置において、 各トナー除去手段で除去したトナーを一つのトナー回収
    容器に回収するトナー回収手段を設けたことを特徴とす
    る湿式画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記クリーニング液タンクを、所定の液面レベルを超え
    るクリーニング液がオーバーフローするように構成し、 該クリーニング液タンクからオーバーフローしたクリー
    ニング液を上記トナー回収容器とは別の液回収容器に回
    収する液回収手段を設けたことを特徴とする湿式画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】請求項2の湿式画像形成装置において、 上記トナー回収手段を、上記トナー除去手段の下方に設
    けたトナー回収容器と、該トナー回収容器から各トナー
    除去手段のトナー排出部まで延在したトナー回収ダクト
    とを用いて構成し、 上記液回収容器に回収したクリーニング液を該トナー回
    収ダクトの上部内壁面に供給するクリーニング液供給手
    段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項3の湿式画像形成装置において、 画像形成動作開始の前に上記クリーニング液を上記トナ
    ー回収ダクトの上部内壁面に供給するようにクリーニン
    グ液供給手段を制御する制御手段を設けたことを特徴と
    する湿式画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項3の湿式画像形成装置において、 装置本体の電源OFFの前に上記クリーニング液を上記
    トナー回収ダクトの上部内壁面に供給するようにクリー
    ニング液供給手段を制御する制御手段を設けたことを特
    徴とする湿式画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項3の湿式画像形成装置において、 上記液回収容器内の液量を検知する液量検知手段と、該
    液量の検知結果に基づいて上記トナー除去手段の動作を
    制御する制御手段とを設けたことを特徴とする湿式画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1又は2の湿式画像形成装置におい
    て、 上記トナー回収容器、又は該トナー回収容器及び上記液
    回収容器の両容器を載置した状態で装置本体の外側に移
    動させる移動手段を設けたことを特徴とする湿式画像形
    成装置。
JP12114496A 1996-04-18 1996-04-18 湿式画像形成装置 Withdrawn JPH09281809A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7260344B2 (en) 2004-01-20 2007-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid developing device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7260344B2 (en) 2004-01-20 2007-08-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Liquid developing device

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