JPH09281494A - 配向膜印刷版 - Google Patents
配向膜印刷版Info
- Publication number
- JPH09281494A JPH09281494A JP9146796A JP9146796A JPH09281494A JP H09281494 A JPH09281494 A JP H09281494A JP 9146796 A JP9146796 A JP 9146796A JP 9146796 A JP9146796 A JP 9146796A JP H09281494 A JPH09281494 A JP H09281494A
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- Japan
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- film material
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 配向膜の印刷を連続して行っても、配向膜材
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することので
きる配向膜印刷版を提供する。 【解決手段】 縦22mm、横29mm、厚さ1mmの
配向膜印刷版の印刷面1に、半径35μm、深さ15μ
mの複数の網点3を形成する。印刷面1のエッジ部2
に、対角線に沿った方向に外側に向かって下り勾配を有
する傾斜を設ける。液晶ディスプレイ等の組立工程にお
いてパネルに配向膜を印刷する際に、配向膜印刷機の印
刷面1に配向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布された
印刷面1をパネル4に押し当て、配向膜材料をパネル4
に転写する。
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することので
きる配向膜印刷版を提供する。 【解決手段】 縦22mm、横29mm、厚さ1mmの
配向膜印刷版の印刷面1に、半径35μm、深さ15μ
mの複数の網点3を形成する。印刷面1のエッジ部2
に、対角線に沿った方向に外側に向かって下り勾配を有
する傾斜を設ける。液晶ディスプレイ等の組立工程にお
いてパネルに配向膜を印刷する際に、配向膜印刷機の印
刷面1に配向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布された
印刷面1をパネル4に押し当て、配向膜材料をパネル4
に転写する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配向膜印刷版に関
するものである。さらに詳細には、液晶ディスプレイ等
の組立工程においてパネルに配向膜を印刷するために用
いられる配向膜印刷版に関するものである。
するものである。さらに詳細には、液晶ディスプレイ等
の組立工程においてパネルに配向膜を印刷するために用
いられる配向膜印刷版に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、従来の液晶ディスプレイの配向
膜印刷方法について説明する。図7は従来の配向膜印刷
版を示す平面図、図8は図7のVI−VI断面図であ
る。図7、図8に示すように、従来の配向膜印刷機にお
いて、配向膜印刷版の印刷面5に形成された網点7のサ
イズと深度は一定となっており、印刷面5のエッジ部6
の断面は直角となっている。このような構成を有する配
向膜印刷版を用いて、液晶ディスプレイ等の組立工程に
おいてパネルに配向膜を印刷するには、配向膜印刷版の
印刷面5に配向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布され
た印刷面5をパネル8に押し当て、配向膜材料をパネル
8に転写する。
膜印刷方法について説明する。図7は従来の配向膜印刷
版を示す平面図、図8は図7のVI−VI断面図であ
る。図7、図8に示すように、従来の配向膜印刷機にお
いて、配向膜印刷版の印刷面5に形成された網点7のサ
イズと深度は一定となっており、印刷面5のエッジ部6
の断面は直角となっている。このような構成を有する配
向膜印刷版を用いて、液晶ディスプレイ等の組立工程に
おいてパネルに配向膜を印刷するには、配向膜印刷版の
印刷面5に配向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布され
た印刷面5をパネル8に押し当て、配向膜材料をパネル
8に転写する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来の構成では、配向膜の印刷を連続して行った場合
に、配向膜印刷版の印刷面5のエッジ部6に配向膜材料
の転写残りが徐々に溜まっていく。そして、配向膜材料
の転写残りが一定量を超えると、粒状の異物となって印
刷時にパネル8に付着してしまい、液晶ディスプレイの
組立の接着工程において、貼り合わせ精度が悪化する原
因となっていた。
従来の構成では、配向膜の印刷を連続して行った場合
に、配向膜印刷版の印刷面5のエッジ部6に配向膜材料
の転写残りが徐々に溜まっていく。そして、配向膜材料
の転写残りが一定量を超えると、粒状の異物となって印
刷時にパネル8に付着してしまい、液晶ディスプレイの
組立の接着工程において、貼り合わせ精度が悪化する原
因となっていた。
【0004】本発明は、従来技術における前記課題を解
決するためになされたものであり、配向膜の印刷を連続
して行っても、配向膜材料の転写残りに起因する異物の
発生を防止することのできる配向膜印刷版を提供するこ
とを目的とする。
決するためになされたものであり、配向膜の印刷を連続
して行っても、配向膜材料の転写残りに起因する異物の
発生を防止することのできる配向膜印刷版を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る配向膜印刷版の構成は、複数の網点が
形成され、配向膜材料が塗布される印刷面を備えた配向
膜印刷版であって、前記印刷面のエッジ部に、前記配向
膜材料の転写残りを防止する機構が設けられたことを特
徴とする。この配向膜印刷版の構成によれば、配向膜材
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することがで
きるので、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程におけ
る貼り合わせ精度を向上させることができる。
め、本発明に係る配向膜印刷版の構成は、複数の網点が
形成され、配向膜材料が塗布される印刷面を備えた配向
膜印刷版であって、前記印刷面のエッジ部に、前記配向
膜材料の転写残りを防止する機構が設けられたことを特
徴とする。この配向膜印刷版の構成によれば、配向膜材
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することがで
きるので、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程におけ
る貼り合わせ精度を向上させることができる。
【0006】また、前記本発明の構成においては、印刷
面のエッジ部に傾斜を持たせて、配向膜材料の転写残り
を防止するようにしたものであるのが好ましい。この好
ましい例によれば、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に
塗布される配向膜材料がセンター部よりも少なくなるの
で、配向膜の印刷を連続して行っても、配向膜印刷版の
印刷面のエッジ部に配向膜材料の転写残りが溜まりにく
い。
面のエッジ部に傾斜を持たせて、配向膜材料の転写残り
を防止するようにしたものであるのが好ましい。この好
ましい例によれば、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に
塗布される配向膜材料がセンター部よりも少なくなるの
で、配向膜の印刷を連続して行っても、配向膜印刷版の
印刷面のエッジ部に配向膜材料の転写残りが溜まりにく
い。
【0007】また、前記本発明の構成においては、網点
の深度がエッジ部に近づく程浅くなるようにして、配向
膜材料の転写残りを防止するようにしたものであるのが
好ましい。この好ましい例によれば、配向膜印刷版の印
刷面のエッジ部に塗布される配向膜材料がセンター部よ
りも少なくなるので、配向膜の印刷を連続して行って
も、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に配向膜材料の転
写残りが溜まりにくい。
の深度がエッジ部に近づく程浅くなるようにして、配向
膜材料の転写残りを防止するようにしたものであるのが
好ましい。この好ましい例によれば、配向膜印刷版の印
刷面のエッジ部に塗布される配向膜材料がセンター部よ
りも少なくなるので、配向膜の印刷を連続して行って
も、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に配向膜材料の転
写残りが溜まりにくい。
【0008】また、前記本発明の構成においては、網点
のサイズがエッジ部に近づく程小さくなるようにして、
配向膜材料の転写残りを防止するようにしたものである
のが好ましい。この好ましい例によれば、配向膜印刷版
の印刷面のエッジ部に塗布される配向膜材料がセンター
部よりも少なくなるので、配向膜の印刷を連続して行っ
ても、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に配向膜材料の
転写残りが溜まりにくい。
のサイズがエッジ部に近づく程小さくなるようにして、
配向膜材料の転写残りを防止するようにしたものである
のが好ましい。この好ましい例によれば、配向膜印刷版
の印刷面のエッジ部に塗布される配向膜材料がセンター
部よりも少なくなるので、配向膜の印刷を連続して行っ
ても、配向膜印刷版の印刷面のエッジ部に配向膜材料の
転写残りが溜まりにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を用いて本発明
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明に係る配向膜印刷版
の第1の実施の形態を示す平面図、図2は図1のII−
II断面図である。図1に示すように、縦22mm、横
29mm、厚さ1mmの配向膜印刷版の印刷面1には、
半径35μm、深さ15μmの複数の網点3が形成され
ている。すなわち、網点3のサイズと深度は従来と同様
に一定である。図1、図2に示すように、印刷面1のエ
ッジ部2には、対角線に沿った方向に外側に向かって下
り勾配を有する傾斜が設けられている。
をさらに具体的に説明する。 〈第1の実施の形態〉図1は本発明に係る配向膜印刷版
の第1の実施の形態を示す平面図、図2は図1のII−
II断面図である。図1に示すように、縦22mm、横
29mm、厚さ1mmの配向膜印刷版の印刷面1には、
半径35μm、深さ15μmの複数の網点3が形成され
ている。すなわち、網点3のサイズと深度は従来と同様
に一定である。図1、図2に示すように、印刷面1のエ
ッジ部2には、対角線に沿った方向に外側に向かって下
り勾配を有する傾斜が設けられている。
【0010】上記のように構成された配向膜印刷版を用
いて、液晶ディスプレイ等の組立工程においてパネルに
配向膜を印刷する際には、配向膜印刷版の印刷面1に配
向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布された印刷面1を
パネル4に押し当て、配向膜材料をパネル4に転写す
る。
いて、液晶ディスプレイ等の組立工程においてパネルに
配向膜を印刷する際には、配向膜印刷版の印刷面1に配
向膜材料を塗布し、配向膜材料が塗布された印刷面1を
パネル4に押し当て、配向膜材料をパネル4に転写す
る。
【0011】配向膜材料は、以下のようにして配向膜印
刷版の印刷面1に塗布される。図3に示すように、配向
膜材料塗布ローラ9と配向膜印刷版保持ローラ10は近
接配置されている。まず、配向膜材料塗布ローラ9に配
向膜材料を塗布し、配向膜印刷版保持ローラ10に配向
膜印刷版を保持する。次いで、配向膜材料塗布ローラ9
と配向膜印刷版保持ローラ10を図3の矢印の方向に回
転させ、配向膜印刷版保持ローラ10上の配向膜印刷版
の印刷面1を配向膜材料塗布ローラ9に押し当てること
により、配向膜材料塗布ローラ9上の配向膜材料を配向
膜印刷版の印刷面1に転写する。
刷版の印刷面1に塗布される。図3に示すように、配向
膜材料塗布ローラ9と配向膜印刷版保持ローラ10は近
接配置されている。まず、配向膜材料塗布ローラ9に配
向膜材料を塗布し、配向膜印刷版保持ローラ10に配向
膜印刷版を保持する。次いで、配向膜材料塗布ローラ9
と配向膜印刷版保持ローラ10を図3の矢印の方向に回
転させ、配向膜印刷版保持ローラ10上の配向膜印刷版
の印刷面1を配向膜材料塗布ローラ9に押し当てること
により、配向膜材料塗布ローラ9上の配向膜材料を配向
膜印刷版の印刷面1に転写する。
【0012】従って、本実施の形態の構成によれば、配
向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に傾斜が設けられて
いるため、図4に示すように、印刷面のエッジ部の断面
が直角な従来の場合(図4(b))に比較して、エッジ
部2に転写される配向膜材料がセンター部よりも少なく
なる(図4(a))。このため、配向膜の印刷を連続し
て行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に配
向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材料の
転写残りに起因する異物の発生を防止することができ
る。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程に
おける貼り合わせ精度を向上させることができる。
向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に傾斜が設けられて
いるため、図4に示すように、印刷面のエッジ部の断面
が直角な従来の場合(図4(b))に比較して、エッジ
部2に転写される配向膜材料がセンター部よりも少なく
なる(図4(a))。このため、配向膜の印刷を連続し
て行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に配
向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材料の
転写残りに起因する異物の発生を防止することができ
る。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程に
おける貼り合わせ精度を向上させることができる。
【0013】〈第2の実施の形態〉図5は本発明に係る
配向膜印刷版の第2の実施の形態を示す平面図である。
図5に示すように、縦22mm、横29mm、厚さ1m
mの配向膜印刷版の印刷面1には、半径35μmの複数
の網点3が形成されている。すなわち、網点3のサイズ
は従来と同様に一定である。また、印刷面1のエッジ部
2の断面は従来と同様に直角となっている。配向膜印刷
版の印刷面1に形成された網点3の深度はエッジ部2に
近づく程浅くなっている。ここで、網点3の深度は、印
刷面1上のほとんどの領域で15μmであり、エッジ部
2にに近づくに従って浅くなり、エッジ部2で3μmと
なる。尚、配向膜の印刷は、上記第1の実施の形態の場
合と同様にして行われる。
配向膜印刷版の第2の実施の形態を示す平面図である。
図5に示すように、縦22mm、横29mm、厚さ1m
mの配向膜印刷版の印刷面1には、半径35μmの複数
の網点3が形成されている。すなわち、網点3のサイズ
は従来と同様に一定である。また、印刷面1のエッジ部
2の断面は従来と同様に直角となっている。配向膜印刷
版の印刷面1に形成された網点3の深度はエッジ部2に
近づく程浅くなっている。ここで、網点3の深度は、印
刷面1上のほとんどの領域で15μmであり、エッジ部
2にに近づくに従って浅くなり、エッジ部2で3μmと
なる。尚、配向膜の印刷は、上記第1の実施の形態の場
合と同様にして行われる。
【0014】本実施の形態の構成によれば、配向膜印刷
版の印刷面1に形成された網点3の深度がエッジ部2に
近づく程浅くなっているため、上記第1の実施の形態と
同様に、エッジ部2に転写される配向膜材料がセンター
部よりも少なくなる。このため、配向膜の印刷を連続し
て行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に配
向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材料の
転写残りに起因する異物の発生を防止することができ
る。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程に
おける貼り合わせ精度を向上させることができる。
版の印刷面1に形成された網点3の深度がエッジ部2に
近づく程浅くなっているため、上記第1の実施の形態と
同様に、エッジ部2に転写される配向膜材料がセンター
部よりも少なくなる。このため、配向膜の印刷を連続し
て行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2に配
向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材料の
転写残りに起因する異物の発生を防止することができ
る。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程に
おける貼り合わせ精度を向上させることができる。
【0015】〈第3の実施の形態〉図6は本発明に係る
配向膜印刷版の第3の実施の形態を示す平面図である。
図6に示すように、縦22mm、横29mm、厚さ1m
mの配向膜印刷版の印刷面1には、複数の網点3が形成
されている。配向膜印刷版の印刷面1に形成された網点
3のサイズはエッジ部2に近づく程小さくなり、かつ、
網点3の深度もエッジ部2に近づく程浅くなっている。
ここで、網点3の半径は、印刷面1上のほとんどの領域
で35μmであり、エッジ部2に近づくに従って小さく
なり、エッジ部2で9μmとなる。また、網点3の深度
は、印刷面1上のほとんどの領域で15μmであり、エ
ッジ部2に近づくに従って浅くなり、エッジ部2で3μ
mとなる。印刷面1のエッジ部2の断面は従来と同様に
直角となっている。尚、配向膜の印刷は、上記第1の実
施の形態の場合と同様にして行われる。
配向膜印刷版の第3の実施の形態を示す平面図である。
図6に示すように、縦22mm、横29mm、厚さ1m
mの配向膜印刷版の印刷面1には、複数の網点3が形成
されている。配向膜印刷版の印刷面1に形成された網点
3のサイズはエッジ部2に近づく程小さくなり、かつ、
網点3の深度もエッジ部2に近づく程浅くなっている。
ここで、網点3の半径は、印刷面1上のほとんどの領域
で35μmであり、エッジ部2に近づくに従って小さく
なり、エッジ部2で9μmとなる。また、網点3の深度
は、印刷面1上のほとんどの領域で15μmであり、エ
ッジ部2に近づくに従って浅くなり、エッジ部2で3μ
mとなる。印刷面1のエッジ部2の断面は従来と同様に
直角となっている。尚、配向膜の印刷は、上記第1の実
施の形態の場合と同様にして行われる。
【0016】本実施の形態の構成によれば、配向膜印刷
版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッジ部2
に近づく程小さくなり、かつ、網点3の深度もエッジ部
2に近づく程浅くなっているため、上記第1の実施の形
態と同様に、エッジ部2に転写される配向膜材料がセン
ター部よりも少なくなる。このため、配向膜の印刷を連
続して行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2
に配向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することがで
きる。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程
における貼り合わせ精度を向上させることができる。
版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッジ部2
に近づく程小さくなり、かつ、網点3の深度もエッジ部
2に近づく程浅くなっているため、上記第1の実施の形
態と同様に、エッジ部2に転写される配向膜材料がセン
ター部よりも少なくなる。このため、配向膜の印刷を連
続して行っても、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2
に配向膜材料の転写残りが溜まりにくいので、配向膜材
料の転写残りに起因する異物の発生を防止することがで
きる。その結果、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程
における貼り合わせ精度を向上させることができる。
【0017】尚、本実施の形態においては、配向膜印刷
版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッジ部2
に近づく程小さくなり、かつ、網点3の深度もエッジ部
2に近づく程浅くなるように構成されているが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、少なくとも配向
膜印刷版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッ
ジ部2に近づく程小さくなっていればよい。
版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッジ部2
に近づく程小さくなり、かつ、網点3の深度もエッジ部
2に近づく程浅くなるように構成されているが、必ずし
もこの構成に限定されるものではなく、少なくとも配向
膜印刷版の印刷面1に形成された網点3のサイズがエッ
ジ部2に近づく程小さくなっていればよい。
【0018】また、上記第2又は第3の実施の形態にお
いて、さらに印刷面1のエッジ部2に、対角線に沿った
方向に外側に向かって下り勾配を有する傾斜を設けれ
ば、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2における配向
膜材料の転写残りをさらに抑制することができるので、
配向膜材料の転写残りに起因する異物の発生を完全に防
止して、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程における
貼り合わせ精度をさらに向上させることができる。
いて、さらに印刷面1のエッジ部2に、対角線に沿った
方向に外側に向かって下り勾配を有する傾斜を設けれ
ば、配向膜印刷版の印刷面1のエッジ部2における配向
膜材料の転写残りをさらに抑制することができるので、
配向膜材料の転写残りに起因する異物の発生を完全に防
止して、液晶ディスプレイ等の組立の接着工程における
貼り合わせ精度をさらに向上させることができる。
【0019】また、上記第1〜第3の実施の形態におい
ては、配向膜印刷版の印刷面1上の網点3の形状を円形
としたが、必ずしもこの形状に限定されるものではな
く、配向膜材料を塗布したときに配向膜材料が溜まるよ
うな形状であればよい。
ては、配向膜印刷版の印刷面1上の網点3の形状を円形
としたが、必ずしもこの形状に限定されるものではな
く、配向膜材料を塗布したときに配向膜材料が溜まるよ
うな形状であればよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
配向膜の印刷を連続して行っても、配向膜印刷版の印刷
面のエッジ部に配向膜材料の転写残りが溜まりにくい。
その結果、配向膜材料の転写残りに起因する異物の発生
を防止することができるので、液晶ディスプレイ等の組
立の接着工程における貼り合わせ精度を向上させること
ができる。
配向膜の印刷を連続して行っても、配向膜印刷版の印刷
面のエッジ部に配向膜材料の転写残りが溜まりにくい。
その結果、配向膜材料の転写残りに起因する異物の発生
を防止することができるので、液晶ディスプレイ等の組
立の接着工程における貼り合わせ精度を向上させること
ができる。
【図1】本発明に係る配向膜印刷版の第1の実施の形態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における配向膜材料
の印刷面への塗布方法を示す概略図である。
の印刷面への塗布方法を示す概略図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における配向膜材料
の印刷面への塗布状態を従来技術と比較して示した概略
断面図である。
の印刷面への塗布状態を従来技術と比較して示した概略
断面図である。
【図5】本発明に係る配向膜印刷版の第2の実施の形態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】本発明に係る配向膜印刷版の第3の実施の形態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図7】従来の配向膜印刷版を示す平面図である。
【図8】図7のVI−VI断面図である。
1 印刷面 2 エッジ部 3 網点 4 パネル
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の網点が形成され、配向膜材料が塗
布される印刷面を備えた配向膜印刷版であって、前記印
刷面のエッジ部に、前記配向膜材料の転写残りを防止す
る機構が設けられたことを特徴とする配向膜印刷版。 - 【請求項2】 印刷面のエッジ部に傾斜を持たせて、配
向膜材料の転写残りを防止するようにした請求項1に記
載の配向膜印刷版。 - 【請求項3】 網点の深度がエッジ部に近づく程浅くな
るようにして、配向膜材料の転写残りを防止するように
した請求項1に記載の配向膜印刷版。 - 【請求項4】 網点のサイズがエッジ部に近づく程小さ
くなるようにして、配向膜材料の転写残りを防止するよ
うにした請求項1に記載の配向膜印刷版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146796A JPH09281494A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 配向膜印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9146796A JPH09281494A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 配向膜印刷版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09281494A true JPH09281494A (ja) | 1997-10-31 |
Family
ID=14027197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9146796A Pending JPH09281494A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 配向膜印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09281494A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100872561B1 (ko) * | 2002-08-19 | 2008-12-08 | 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 배향막 형성 전사판 |
US7599022B2 (en) | 2002-08-01 | 2009-10-06 | Hydis Technologies Co., Ltd. | Liquid crystal display |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9146796A patent/JPH09281494A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7599022B2 (en) | 2002-08-01 | 2009-10-06 | Hydis Technologies Co., Ltd. | Liquid crystal display |
KR100872561B1 (ko) * | 2002-08-19 | 2008-12-08 | 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 배향막 형성 전사판 |
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