JP3147868B2 - 電子部品の製造方法 - Google Patents

電子部品の製造方法

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JP3147868B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は厚膜印刷により電極
を形成する電子部品の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化開発の競争が進
んでおり、それに伴って電子部品も小型化が進んできて
いる。この中で電子部品の導電パターンも微細でかつラ
イン抵抗を下げるために膜厚の厚い導電パターンが要求
されている。
【0003】従来、その要求に応えるべく、凹版印刷法
の応用として、凹版内に導体ペーストを充填し、その導
体ペーストを乾燥・硬化させて被転写物上に、樹脂を介
してパターンの転写を行う印刷方法が用いられてきた
(特開平4−240792号公報参照)。
【0004】従来の凹版印刷法による導体ペーストの転
写方法として、基板の製造方法を例に説明する。従来の
基板の製造方法は、図5に示す通り、凹版11に形成さ
れた溝12に導体ペースト14を充填、乾燥した後、基
板13上に接着層13aを介して導体ペースト14を転
写するものであり、凹版11の材料には、ポリイミドフ
ィルム等の可とう性樹脂シートが用いられてきた。
【0005】また、凹版の加工方法は、図6に示す通り
で、酸化クロム層16により所望のパターンと同等の形
状を形成したガラス製マスク基材15を元に、エキシマ
レーザーにより溝加工が行われてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エキシ
マレーザーにより溝加工した場合、図6に示す通り、溝
12の底面の角部12aには、レーザー17のエネルギ
ーが集中しやすいため、さらに1〜5μm程度の深さの
微細な第2の溝12bが形成される。このような溝形状
をなす凹版11を用いて、導体ペーストの転写を行った
場合、図5に示す通り、第2の溝部12bで導体ペース
ト14が引っ掛かり、転写不良を引き起こすという問題
があった。また、レーザーのエネルギーを下げる等の加
工条件を変える方法で、第2の溝の形成を避けることは
可能だが、他のパターン精度を劣化させる等の悪影響が
発生するため、根本的な解決にはならない。
【0007】そこで本発明は、エキシマレーザーの加工
条件を変えることなく、凹版に、導体ペーストの引っ掛
かりの無い溝形状を形成する方法を提供し、このような
凹版を用いることにより、転写不良の問題を無くした電
子部品の製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の電子部品の製造方法は、レーザー加工により
可とう性樹脂シートの表面に導電パターン形状の溝部を
形成する工程と、前記溝部内に導体ペーストを充填し、
硬化させる工程と、前記硬化させた導体ペーストを被転
写物上に転写させる工程とを有する電子部品の製造方法
であって、前記可とう性樹脂シートの表面に前記溝部を
形成する際に、底面の角部が90°以上の鈍角、または
円弧状になるように、マスクをほぼ前記溝部の底面の角
部と対向する位置にほぼリング状に形成してレーザー光
の一部を部分的にマスクしたことを特徴としている。
【0009】この発明によれば、レーザー光が溝底面の
角部に掛かる箇所で、影となる線パターンを付加したマ
スクを用いて、エキシマレーザー加工するため、その部
分でのエネルギー緩和が促され、底面の角部が90°以
上の鈍角、または円弧状の角部を有した溝形状を実現で
きる。このような凹版を用いれば、溝内での導体ペース
トの引っ掛かりが無く、良好な転写が行える。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、レーザー加工により可とう性樹脂シートの表面に導
電パターン形状の溝部を形成する工程と、前記溝部内に
導体ペーストを充填し、硬化させる工程と、前記硬化さ
せた導体ペーストを被転写物上に転写させる工程とを有
する電子部品の製造方法であって、前記可とう性樹脂シ
ートの表面に前記溝部を形成する際に、底面の角部が9
0°以上の鈍角、または円弧状になるように、マスクを
ほぼ前記溝部の底面の角部と対向する位置にほぼリング
状に形成してレーザー光の一部を部分的にマスクした
とを特徴とするものであり、これにより、前記導体ペー
ストの転写の際に、前記転写物への転写不良の問題がな
くなる。
【0011】
【0012】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載のマスクのサイズに関するもので、マスクの幅
を2μm以下としたことを特徴としており、これにより
前記導体ペーストの転写の際に、前記転写物への転写不
良の問題がなくなる。
【0013】以下、本発明の実施の形態について図1〜
図4を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)〜(c)は、本発明の凹版
による基板の製造方法を示す工程図である。図1(a)
〜(c)において、1は凹版、2は溝、2aは角部、3
は基板、4は導体ペースト、4aは配線パターン、8は
スキージ、9は接着層を示す。
【0014】図2は、本発明の凹版の加工方法を示す断
面図である。図2において、5はマスク基材、6は酸化
クロム層、6aは線パターン、7はレーザー光を示す。
【0015】本発明で説明する基板の製造方法は、図1
(a)〜(c)に示す通りで、まず、図1(a)のよう
に、溝2内に導体ペースト4を、スキージ8を用いて充
填し、乾燥させて、次に図1(b)に示すように、基板
3と導体ペースト4を充填、乾燥させた凹版1を熱プレ
スして、導体ペースト4を基板3に接着層9を介して接
着させ、最後に、図1(c)に示すように、凹版を剥が
して、導体ペースト4を転写するものである。凹版に
は、ポリイミドフィルム等、柔軟性のある樹脂シートを
用いる。また、基板には、アルミナ等、熱に強い基板材
料を用いる。以上の工程フローは、従来の製造方法のフ
ローと、ほぼ同様である。
【0016】本発明での特徴は、この基板の製造に用い
る凹版の溝形状に関わり、図1(c)に示す通り、本発
明の凹版1の溝2形状は、底面の角部2aが90°以上
の鈍角、または円弧状をなす。この加工には、従来のよ
うに、エキシマレーザーを用いて行うが、本発明におい
ては、図2に示す通り、レーザー光7が溝の底面の角部
に掛かる箇所で、影となる線パターン6aを有したマス
ク基材5を用いるため、この線パターン6aが、特にレ
ーザーのエネルギー集中の起こりやすい角部2aでのエ
ネルギー緩和を促し、従来のような微細な第2の溝12
bの形成を妨げる。
【0017】本発明では、図1(c)に示す通り、溝2
の底面の角部2aが90°以上の鈍角、または円弧状を
なす凹版1を用いることにより、図5の従来例で示した
ような角部の第2の溝部12bで導体ペーストが引っ掛
かり、基板13上に転写されないという問題は起こらな
くなる。
【0018】なお、本実施の形態では、基板の製造方法
について説明したが、凹版を用いての厚膜印刷により製
造される電子部品であれば、全て同様の効果が得られ
る。
【0019】次に、線パターン6aは、具体的には、図
3に示す通り、配線パターン4aの内側に、リング状に
形成してなる。また、線パターン6aの幅は、被加工物
上で、2μm以下が適当である。
【0020】図4に示す通り、一般に、エキシマレーザ
ーの加工においては、各種の光学素子10a,10b等
を介してレーザーを被加工物上で1/3以下(集光率)
程度まで集光させて行うため、マスク上の線幅は、(2
μm×集光率)以下となる。これは、(2μm×集光
率)以上のパターンでは、被加工物上に、その形状が形
成される可能性が有るが、(2μm×集光率)以下の線
パターンでは、レーザー光の回折等の影響で、その形状
は形成されず、その部分でのエネルギー緩和としてだけ
働くためである。
【0021】従来の方法では、角部12aに、第2の溝
12bが形成されていたが、以上の方法で、滑らかな円
弧状の角部2aが形成されることは、既に実証済みであ
る。このように、線パターンをマスク上に追加すること
により、従来行われていた加工条件を変えずに、所望の
断面形状が得られるため、パターン精度の劣化もない。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明での凹版では、90
°以上の鈍角、または円弧状の角部を有した溝部を用い
て、パターン形成を行うため、転写時の導体ペーストの
引っ掛かりがなく、転写不良が起こりにくくなり、高品
質で、歩留まりのよい低コスト製品を提供することが可
能となる。また、レーザー光が溝底面の角部に掛かる箇
所で、2μm以下の影となる線パターンを付加したマス
クを用いることにより、その箇所でのレーザーのエネル
ギー集中を避け、90°以上の鈍角、または円弧状の角
部を有した溝形状を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の凹版による基板の製造方法を示す工程
断面図
【図2】本発明の凹版の加工方法を示す断面図
【図3】線パターンの具体例を示す図
【図4】エキシマレーザー加工を説明するための模式図
【図5】従来の凹版による基板の製造方法を示す断面図
【図6】従来の凹版の加工方法を示す断面図
【符号の説明】
1,11 凹版 2,12 溝 2a,12a 角部 3,13 基板 4,14 導体ペースト 4a 配線パターン 5,15 マスク基材 6,16 酸化クロム層 6a 線パターン 7,17 レーザー光 8 スキージ 9 接着層 10a,10b 光学素子 12b 第2の溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−330843(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/00 - 3/38 B23K 26/00 - 26/18 B41C 1/00 - 3/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー加工により可とう性樹脂シート
    の表面に導電パターン形状の溝部を形成する工程と、前
    記溝部内に導体ペーストを充填し、硬化させる工程と、
    前記硬化させた導体ペーストを被転写物上に転写させる
    工程とを有する電子部品の製造方法であって、前記可と
    う性樹脂シートの表面に前記溝部を形成する際に、底面
    の角部が90°以上の鈍角、または円弧状になるよう
    に、マスクをほぼ前記溝部の底面の角部と対向する位置
    にほぼリング状に形成してレーザー光の一部を部分的に
    マスクしたことを特徴とする電子部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 マスクの幅を2μm以下としたことを特
    徴とする請求項1記載の電子部品の製造方法。
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