JPH09279885A - 機械式駐車場 - Google Patents
機械式駐車場Info
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- JPH09279885A JPH09279885A JP9094496A JP9094496A JPH09279885A JP H09279885 A JPH09279885 A JP H09279885A JP 9094496 A JP9094496 A JP 9094496A JP 9094496 A JP9094496 A JP 9094496A JP H09279885 A JPH09279885 A JP H09279885A
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- Japan
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- slat
- hangar
- slat conveyor
- vehicle
- dolly
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- Chain Conveyers (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 格納庫側のスラットコンベアのスラットの数
を大幅に省略する。 【解決手段】 台車側11のスラットコンベア13の駆
動手段14により格納庫12側のスラットコンベア15
を同期動作させて台車11と格納庫12との間で車両1
6を移載する機械式駐車場において、格納庫12側のス
ラットコンベア15に車両16のタイヤが載せられる所
定位置にスラット25を設け、台車11側のスラットコ
ンベア13の動作に係わらず格納庫12側のスラットコ
ンベア15の所定位置のスラット25を定位置に位置決
め停止させる位置決め手段を備え、車両16のタイヤが
載置される幅分だけのスラット25をスラットコンベア
15に設けて格納庫12に車両16を載置し、格納庫1
2側のスラットコンベア15のスラット25の数を大幅
に省略する。
を大幅に省略する。 【解決手段】 台車側11のスラットコンベア13の駆
動手段14により格納庫12側のスラットコンベア15
を同期動作させて台車11と格納庫12との間で車両1
6を移載する機械式駐車場において、格納庫12側のス
ラットコンベア15に車両16のタイヤが載せられる所
定位置にスラット25を設け、台車11側のスラットコ
ンベア13の動作に係わらず格納庫12側のスラットコ
ンベア15の所定位置のスラット25を定位置に位置決
め停止させる位置決め手段を備え、車両16のタイヤが
載置される幅分だけのスラット25をスラットコンベア
15に設けて格納庫12に車両16を載置し、格納庫1
2側のスラットコンベア15のスラット25の数を大幅
に省略する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台車と格納庫との
間で車両を移載する車両移載装置を備えた機械式駐車場
に関する。
間で車両を移載する車両移載装置を備えた機械式駐車場
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に基づいてスラットコンベアを用
いる車両移載装置を備えた機械式駐車場を説明する。図
示の機械式駐車場は、車両1の入庫もしくは出庫を行う
入出庫バース2,3と、入出庫バース2,3に対応して
配置され車両1の昇降を行うリフト4,5と、車両1が
格納される多数の格納庫6と、格納庫6とリフト4,5
との間で走行する台車7とから構成されている。
いる車両移載装置を備えた機械式駐車場を説明する。図
示の機械式駐車場は、車両1の入庫もしくは出庫を行う
入出庫バース2,3と、入出庫バース2,3に対応して
配置され車両1の昇降を行うリフト4,5と、車両1が
格納される多数の格納庫6と、格納庫6とリフト4,5
との間で走行する台車7とから構成されている。
【0003】台車7にはスラットコンベア8が設けられ
ると共に、各格納庫6にもスラットコンベア9が設けら
れている。台車7側にはスラットコンベア8の駆動機構
が設けられ、格納庫6側には台車7側の駆動機構に連結
する従動機構が設けられている。台車7が所定の格納庫
6の位置に移動すると、台車7側の駆動機構と格納庫6
側の従動機構が連結され、台車7側の駆動機構の駆動に
より台車7側のスラットコンベア8と格納庫6側のスラ
ットコンベア9とが同期して駆動し、格納庫6と台車7
との間で車両1の移載が行われる。
ると共に、各格納庫6にもスラットコンベア9が設けら
れている。台車7側にはスラットコンベア8の駆動機構
が設けられ、格納庫6側には台車7側の駆動機構に連結
する従動機構が設けられている。台車7が所定の格納庫
6の位置に移動すると、台車7側の駆動機構と格納庫6
側の従動機構が連結され、台車7側の駆動機構の駆動に
より台車7側のスラットコンベア8と格納庫6側のスラ
ットコンベア9とが同期して駆動し、格納庫6と台車7
との間で車両1の移載が行われる。
【0004】尚、入出庫バース2,3及びリフト4,5
にもスラットコンベアが設けられており、各スラットコ
ンベアは独立した駆動機構によって駆動されるようにな
っている。
にもスラットコンベアが設けられており、各スラットコ
ンベアは独立した駆動機構によって駆動されるようにな
っている。
【0005】格納庫6側のスラットコンベア9の従動機
構は、台車7側のスラットコンベア8の駆動機構の歯車
を着脱することにより駆動力が伝達されるようになって
いるため、歯車が噛み合う時に噛み合わせが確実になる
まで格納庫6側のスラットコンベア9が多少移動する。
また、駆動機構の駆動制御(車両1の移載送り制御)は
センサーやモータブレーキ等を用いて行っているので、
それぞれの機器がもっているラグタイム等によって送り
位置にばらつきが生じる。
構は、台車7側のスラットコンベア8の駆動機構の歯車
を着脱することにより駆動力が伝達されるようになって
いるため、歯車が噛み合う時に噛み合わせが確実になる
まで格納庫6側のスラットコンベア9が多少移動する。
また、駆動機構の駆動制御(車両1の移載送り制御)は
センサーやモータブレーキ等を用いて行っているので、
それぞれの機器がもっているラグタイム等によって送り
位置にばらつきが生じる。
【0006】このため、従来の格納庫6側のスラットコ
ンベア9は、車両1が載せられる位置が一定ではなく、
格納を繰り返す毎に少しづつ変化する。従って、格納庫
6側はスラットを全周に備えたエンドレスのスラットコ
ンベア9が設けられている。
ンベア9は、車両1が載せられる位置が一定ではなく、
格納を繰り返す毎に少しづつ変化する。従って、格納庫
6側はスラットを全周に備えたエンドレスのスラットコ
ンベア9が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】車両1が格納庫6に格
納される際には、車両1が載せられるスラットコンベア
9のスラットはタイヤの幅だけであり、車両1が載って
いないスラットがほとんどである。しかし、従来の機械
式駐車装置では、車両1が載せられるスラットコンベア
9の位置は一定ではなく、格納を繰り返す毎に少しづつ
変化するので、スラットを全周に備えたエンドレスのス
ラットコンベア9が不可欠であった。
納される際には、車両1が載せられるスラットコンベア
9のスラットはタイヤの幅だけであり、車両1が載って
いないスラットがほとんどである。しかし、従来の機械
式駐車装置では、車両1が載せられるスラットコンベア
9の位置は一定ではなく、格納を繰り返す毎に少しづつ
変化するので、スラットを全周に備えたエンドレスのス
ラットコンベア9が不可欠であった。
【0008】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、格納庫側のスラットコンベアに定位置を設けてタイ
ヤが載るスラットの位置を一定にし、タイヤが載らない
スラットを省略することができる機械式駐車装置を提供
することを目的とする。
で、格納庫側のスラットコンベアに定位置を設けてタイ
ヤが載るスラットの位置を一定にし、タイヤが載らない
スラットを省略することができる機械式駐車装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の構成は、複数の格納庫に対して台車を走行さ
せ、台車側のスラットコンベアの駆動手段により格納庫
側のスラットコンベアを同期動作させて台車と格納庫と
の間で車両を移載する機械式駐車場において、格納庫側
のスラットコンベアには車両のタイヤが載せられる所定
位置にスラットが設けられ、台車側のスラットコンベア
の動作に係わらず格納庫側のスラットコンベアの所定位
置のスラットを定位置に位置決め停止させる位置決め手
段を備えたことを特徴とする。
本発明の構成は、複数の格納庫に対して台車を走行さ
せ、台車側のスラットコンベアの駆動手段により格納庫
側のスラットコンベアを同期動作させて台車と格納庫と
の間で車両を移載する機械式駐車場において、格納庫側
のスラットコンベアには車両のタイヤが載せられる所定
位置にスラットが設けられ、台車側のスラットコンベア
の動作に係わらず格納庫側のスラットコンベアの所定位
置のスラットを定位置に位置決め停止させる位置決め手
段を備えたことを特徴とする。
【0010】そして、位置決め手段は、格納庫側のスラ
ットを定位置に当接させるストッパーと、ストッパーに
格納庫側のスラットが当接した際に台車側のスラットコ
ンベアの駆動手段に一定以上のトルクが働くと格納庫側
のスラットコンベアに伝達される駆動力が遮断される遮
断手段とからなることを特徴とする。また、位置決め手
段は、格納庫側のスラットが定位置に移動したことを検
出する検出手段と、検出手段により格納庫側のスラット
が定位置に移動したことが検出された際に格納庫側のス
ラットコンベアに伝達される駆動力を遮断する遮断手段
とからなることを特徴とする。
ットを定位置に当接させるストッパーと、ストッパーに
格納庫側のスラットが当接した際に台車側のスラットコ
ンベアの駆動手段に一定以上のトルクが働くと格納庫側
のスラットコンベアに伝達される駆動力が遮断される遮
断手段とからなることを特徴とする。また、位置決め手
段は、格納庫側のスラットが定位置に移動したことを検
出する検出手段と、検出手段により格納庫側のスラット
が定位置に移動したことが検出された際に格納庫側のス
ラットコンベアに伝達される駆動力を遮断する遮断手段
とからなることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一実施形態例に
係る機械式駐車装置における台車と格納庫の関係、図
2、図3には格納庫側のスラットコンベアのスラットを
定位置に停止させるためのストッパーの構成、図4には
遮断手段の説明、図5、図6には動力伝達機構の説明を
示してある。
係る機械式駐車装置における台車と格納庫の関係、図
2、図3には格納庫側のスラットコンベアのスラットを
定位置に停止させるためのストッパーの構成、図4には
遮断手段の説明、図5、図6には動力伝達機構の説明を
示してある。
【0012】図示の台車11及び格納庫12は図10に
示した機械式駐車装置に適用されるものであり、複数の
格納庫12に対して台車11を走行させ、台車11側の
スラットコンベア13の駆動手段14により格納庫12
側のスラットコンベア15を同期動作させて台車11と
格納庫12との間で車両16を移載するようにしたもの
である。
示した機械式駐車装置に適用されるものであり、複数の
格納庫12に対して台車11を走行させ、台車11側の
スラットコンベア13の駆動手段14により格納庫12
側のスラットコンベア15を同期動作させて台車11と
格納庫12との間で車両16を移載するようにしたもの
である。
【0013】図1に示したように、台車11は走行レー
ル17に沿って移動可能に設けられており、格納庫12
に対して走行するようになっている。台車11には車両
16を横送りする一対のスラットコンベア13が設けら
れ、スラットコンベア13は電動機18の駆動によって
チェーン19及びスプロケット20を介して駆動される
(駆動手段14)。格納庫12には車両16が載置され
る一対のスラットコンベア15が設けられ、スラットコ
ンベア15はクラッチギヤ21に駆動力が伝達されると
チェーン22及びスプロケット23を介して動作され
る。
ル17に沿って移動可能に設けられており、格納庫12
に対して走行するようになっている。台車11には車両
16を横送りする一対のスラットコンベア13が設けら
れ、スラットコンベア13は電動機18の駆動によって
チェーン19及びスプロケット20を介して駆動される
(駆動手段14)。格納庫12には車両16が載置され
る一対のスラットコンベア15が設けられ、スラットコ
ンベア15はクラッチギヤ21に駆動力が伝達されると
チェーン22及びスプロケット23を介して動作され
る。
【0014】台車11のスラットコンベア13には全周
にわたりスラット24が設けられ、格納庫15のスラッ
トコンベア15には車両16が載せられる所定位置(タ
イヤが載置される幅分)にのみスラット25が設けられ
ている。台車11のスラットコンベア13の動作に係わ
らず、格納庫12のスラットコンベア15のスラット2
5を定位置に位置決め停止させる位置決め手段が設けら
れている。位置決め手段を設けたことにより、格納庫1
2側のスラットコンベア15はスラット25が常に定位
置に停止するようになる。従って、入出庫の開始時のス
ラット25の位置が一定になり、車両16のタイヤが載
置される幅分だけにスラット25を設けることで、格納
庫12に車両16を載置することができる。
にわたりスラット24が設けられ、格納庫15のスラッ
トコンベア15には車両16が載せられる所定位置(タ
イヤが載置される幅分)にのみスラット25が設けられ
ている。台車11のスラットコンベア13の動作に係わ
らず、格納庫12のスラットコンベア15のスラット2
5を定位置に位置決め停止させる位置決め手段が設けら
れている。位置決め手段を設けたことにより、格納庫1
2側のスラットコンベア15はスラット25が常に定位
置に停止するようになる。従って、入出庫の開始時のス
ラット25の位置が一定になり、車両16のタイヤが載
置される幅分だけにスラット25を設けることで、格納
庫12に車両16を載置することができる。
【0015】図2、図3に基づいて位置決め手段を説明
する。図2には位置決め手段の要部側面、図3にはスト
ッパーの側面を示してある。図に示すように、格納庫1
5側のスプロケット23に近傍には当て板26が設けら
れ、チェーン22の所定部位には当て板26に当接する
ストッパー27が設けられている。チェーン22が回動
してスラット25が所定位置に達した際、ストッパー2
7が当て板26に当接してチェーン22の回動が規制さ
れる。
する。図2には位置決め手段の要部側面、図3にはスト
ッパーの側面を示してある。図に示すように、格納庫1
5側のスプロケット23に近傍には当て板26が設けら
れ、チェーン22の所定部位には当て板26に当接する
ストッパー27が設けられている。チェーン22が回動
してスラット25が所定位置に達した際、ストッパー2
7が当て板26に当接してチェーン22の回動が規制さ
れる。
【0016】一方、台車11側のスプロケット20には
歯車28が設けられ、歯車28は電動機18の駆動によ
ってチェーン19を介して駆動回転される。歯車28に
は図示しない駆動手段によって回動駆動されるアーム2
9を介して従動歯車30が連結され、アーム29の回動
によって従動歯車30はクラッチギヤ21に噛み合うよ
うになっている。つまり、アーム29が回動して従動歯
車30とクラッチギヤ21が噛み合った状態で電動機1
8の駆動により台車11側のスラットコンベア13が駆
動されると、歯車28、従動歯車30及びクラッチギヤ
21を介して格納庫15側のスラットコンベア15が駆
動するようになっている。
歯車28が設けられ、歯車28は電動機18の駆動によ
ってチェーン19を介して駆動回転される。歯車28に
は図示しない駆動手段によって回動駆動されるアーム2
9を介して従動歯車30が連結され、アーム29の回動
によって従動歯車30はクラッチギヤ21に噛み合うよ
うになっている。つまり、アーム29が回動して従動歯
車30とクラッチギヤ21が噛み合った状態で電動機1
8の駆動により台車11側のスラットコンベア13が駆
動されると、歯車28、従動歯車30及びクラッチギヤ
21を介して格納庫15側のスラットコンベア15が駆
動するようになっている。
【0017】スプロケット20と歯車28との間には遮
断手段31が設けられている。格納庫12側のチェーン
22ののストッパー27が当て板26に当接してクラッ
チギヤ21の回転が規制されると、従動歯車30を介し
て歯車28の回転が規制されて一定以上のトルクが働
き、遮断手段31によりスプロケット20側からの駆動
力が遮断されて歯車28に伝わらないようになってい
る。
断手段31が設けられている。格納庫12側のチェーン
22ののストッパー27が当て板26に当接してクラッ
チギヤ21の回転が規制されると、従動歯車30を介し
て歯車28の回転が規制されて一定以上のトルクが働
き、遮断手段31によりスプロケット20側からの駆動
力が遮断されて歯車28に伝わらないようになってい
る。
【0018】図4に基づいて遮断手段31を説明する。
図に示すように、台車11側のスプロケット20は多板
状(3枚)の摩擦板32によって形成され、摩擦板32
は押さえ板33に挟持されている。押さえ板33は歯車
28側のハブ34に設けられており、皿ばね35によっ
て摩擦板32をハブ34側に保持している。歯車28の
回転が規制されて摩擦板32と押さえ板33との間に摩
擦力が生じると、皿ばね35の付勢力に抗して押さえ板
33に対し摩擦板32が回転し続ける。即ち、摩擦板3
2に一定以上のトルクが働くと、押さえ板33は摩擦板
32に対して相対的にスリップしてスプロケット20側
からの駆動力が遮断される。
図に示すように、台車11側のスプロケット20は多板
状(3枚)の摩擦板32によって形成され、摩擦板32
は押さえ板33に挟持されている。押さえ板33は歯車
28側のハブ34に設けられており、皿ばね35によっ
て摩擦板32をハブ34側に保持している。歯車28の
回転が規制されて摩擦板32と押さえ板33との間に摩
擦力が生じると、皿ばね35の付勢力に抗して押さえ板
33に対し摩擦板32が回転し続ける。即ち、摩擦板3
2に一定以上のトルクが働くと、押さえ板33は摩擦板
32に対して相対的にスリップしてスプロケット20側
からの駆動力が遮断される。
【0019】遮断手段31として、摩擦板32を皿ばね
35の付勢力によって押さえ板33で押し付ける構成と
し、ストッパー27が当て板26に当接して歯車28側
から一定以上のトルクが働いた際にスプロケット20側
からの駆動力を遮断するようにしたので、特別な検出手
段を用いることなく確実にスプロケット20側からの駆
動力を遮断することができる。
35の付勢力によって押さえ板33で押し付ける構成と
し、ストッパー27が当て板26に当接して歯車28側
から一定以上のトルクが働いた際にスプロケット20側
からの駆動力を遮断するようにしたので、特別な検出手
段を用いることなく確実にスプロケット20側からの駆
動力を遮断することができる。
【0020】尚、上述した実施形態例では、位置決め手
段を機械的なストッパー27と遮断手段31とによって
構成したが、図9に示したように、台車11側に電気的
な距離センサー36を設け、格納庫15側のチェーン2
2が所定位置に達した際に距離センサー36によって検
知される反射板37をチェーン22に取り付け、距離セ
ンサー36によって反射板37が所定距離に検知された
際にスプロケット20と歯車28との連結を電気的なク
ラッチを介して入り切りするようにすることも可能であ
る。
段を機械的なストッパー27と遮断手段31とによって
構成したが、図9に示したように、台車11側に電気的
な距離センサー36を設け、格納庫15側のチェーン2
2が所定位置に達した際に距離センサー36によって検
知される反射板37をチェーン22に取り付け、距離セ
ンサー36によって反射板37が所定距離に検知された
際にスプロケット20と歯車28との連結を電気的なク
ラッチを介して入り切りするようにすることも可能であ
る。
【0021】上記構成の機械式駐車場における台車11
と格納庫12の動作状況を図5、図6に基づいて説明す
る。図5には台車11側のスラットコンベア13と格納
庫12側のスラットコンベア15が同期して動作してい
る場合を示し、図6には格納庫12側のスラットコンベ
ア15が定位置で停止して台車11側のスラットコンベ
ア13のみが動作している場合を示してある。
と格納庫12の動作状況を図5、図6に基づいて説明す
る。図5には台車11側のスラットコンベア13と格納
庫12側のスラットコンベア15が同期して動作してい
る場合を示し、図6には格納庫12側のスラットコンベ
ア15が定位置で停止して台車11側のスラットコンベ
ア13のみが動作している場合を示してある。
【0022】図5に示すように、台車11が所定の格納
庫12の位置に走行してくると、アーム29の回動によ
って従動歯車30とクラッチギヤ21とが噛み合い、電
動機18が駆動される。電動機18の駆動によりスプロ
ケット20及びチェーン19を介して台車11側のスラ
ットコンベア13が駆動される。台車11側のスラット
コンベア13の駆動力は、スプロケット20、歯車28
及び従動歯車30を介してスプロケット23に伝えら
れ、格納庫12側のスラットコンベア15が同期して駆
動される。これにより、一つの電動機18の駆動により
台車11側のスラットコンベア13及び格納庫12側の
スラットコンベア15が同期駆動され、車両の入出庫が
行われる(図示の回転方向では台車11側への出庫)。
庫12の位置に走行してくると、アーム29の回動によ
って従動歯車30とクラッチギヤ21とが噛み合い、電
動機18が駆動される。電動機18の駆動によりスプロ
ケット20及びチェーン19を介して台車11側のスラ
ットコンベア13が駆動される。台車11側のスラット
コンベア13の駆動力は、スプロケット20、歯車28
及び従動歯車30を介してスプロケット23に伝えら
れ、格納庫12側のスラットコンベア15が同期して駆
動される。これにより、一つの電動機18の駆動により
台車11側のスラットコンベア13及び格納庫12側の
スラットコンベア15が同期駆動され、車両の入出庫が
行われる(図示の回転方向では台車11側への出庫)。
【0023】図6に示すように、入出庫(図示の場合出
庫)が完了してストッパー27が当て板26に当接する
と、チェーン22が停止してクラッチギヤ21の回転が
規制され、従動歯車30を介して歯車28の回転が規制
されて一定以上のトルクが働く。歯車28の回転が規制
されると、摩擦板32と押さえ板33との間にスリップ
が生じて摩擦板32と押さえ板33が互いに相対回転
し、スプロケット20側から押さえ板33側への駆動力
の伝達、即ち、歯車28側への駆動力の伝達が遮断され
る。これにより、台車11側のスラットコンベア13の
駆動に係わらず格納庫12側のスラットコンベア15は
所定位置に停止した状態が保たれるようになる。
庫)が完了してストッパー27が当て板26に当接する
と、チェーン22が停止してクラッチギヤ21の回転が
規制され、従動歯車30を介して歯車28の回転が規制
されて一定以上のトルクが働く。歯車28の回転が規制
されると、摩擦板32と押さえ板33との間にスリップ
が生じて摩擦板32と押さえ板33が互いに相対回転
し、スプロケット20側から押さえ板33側への駆動力
の伝達、即ち、歯車28側への駆動力の伝達が遮断され
る。これにより、台車11側のスラットコンベア13の
駆動に係わらず格納庫12側のスラットコンベア15は
所定位置に停止した状態が保たれるようになる。
【0024】図7、図8に基づいて入出庫の具体的な状
況を説明する。図7には入庫時の動作説明、図8には出
庫時の動作説明を示してある。
況を説明する。図7には入庫時の動作説明、図8には出
庫時の動作説明を示してある。
【0025】図7(a) に示すように、入庫時における格
納庫12側のスラットコンベア15は裏側に位置し、ス
トッパー27が下側の当て板26に当接した状態になっ
ている。この状態から台車11側のスラットコンベア1
3と格納庫12側のスラットコンベア15を同期駆動し
て車両16を移動させると、先ず左側の車輪がスラット
コンベア15に載置され(図7(b) の状態)、続いて右
側の車輪がスラットコンベア15に載置されて格納庫1
2側のスラットコンベア15に車両16が載り移る(図
7(c) の状態)。
納庫12側のスラットコンベア15は裏側に位置し、ス
トッパー27が下側の当て板26に当接した状態になっ
ている。この状態から台車11側のスラットコンベア1
3と格納庫12側のスラットコンベア15を同期駆動し
て車両16を移動させると、先ず左側の車輪がスラット
コンベア15に載置され(図7(b) の状態)、続いて右
側の車輪がスラットコンベア15に載置されて格納庫1
2側のスラットコンベア15に車両16が載り移る(図
7(c) の状態)。
【0026】車両16が格納庫12側のスラットコンベ
ア15に載り移ると、ストッパー27が上側の当て板2
6に当接して格納庫12側のスラットコンベア15が定
位置に停止すると共に、遮断手段31(図4参照)によ
り台車11側のスラットコンベア13は独立して一定量
移動する。台車11側のスラットコンベア13の駆動が
停止して車両16の入庫が完了する(図7(d) の状
態)。
ア15に載り移ると、ストッパー27が上側の当て板2
6に当接して格納庫12側のスラットコンベア15が定
位置に停止すると共に、遮断手段31(図4参照)によ
り台車11側のスラットコンベア13は独立して一定量
移動する。台車11側のスラットコンベア13の駆動が
停止して車両16の入庫が完了する(図7(d) の状
態)。
【0027】図8(a) に示すように、出庫時における格
納庫12のスラットコンベア15は車両16のタイヤが
載せられた状態で表側に位置し、ストッパー27が上側
の当て板26に当接した状態になっている。この状態か
ら台車11側のスラットコンベア13と格納庫12側の
スラットコンベア15を入庫時とは反対側に同期駆動し
て車両16を移動させると、先ず右側の車輪がスラット
コンベア13に載置され(図8(b) の状態)、続いて左
側の車輪がスラットコンベア13に載置されて台車11
側のスラットコンベア13に車両16が載り移る(図8
(c) の状態)。
納庫12のスラットコンベア15は車両16のタイヤが
載せられた状態で表側に位置し、ストッパー27が上側
の当て板26に当接した状態になっている。この状態か
ら台車11側のスラットコンベア13と格納庫12側の
スラットコンベア15を入庫時とは反対側に同期駆動し
て車両16を移動させると、先ず右側の車輪がスラット
コンベア13に載置され(図8(b) の状態)、続いて左
側の車輪がスラットコンベア13に載置されて台車11
側のスラットコンベア13に車両16が載り移る(図8
(c) の状態)。
【0028】車両16が台車11側のスラットコンベア
13に載り移ると、ストッパー27が下側の当て板26
に当接して格納庫12側のスラットコンベア15が定位
置に停止すると共に、遮断手段31(図4参照)により
台車11側のスラットコンベア13は独立して一定量移
動する。これにより、車両16はスラットコンベア13
に載り移った後に台車11が走行するための所定位置
(台車11の略中央)に移動すると共に、台車11側の
スラットコンベア13の駆動が停止して車両16の出庫
が完了する(図8(d) の状態)。
13に載り移ると、ストッパー27が下側の当て板26
に当接して格納庫12側のスラットコンベア15が定位
置に停止すると共に、遮断手段31(図4参照)により
台車11側のスラットコンベア13は独立して一定量移
動する。これにより、車両16はスラットコンベア13
に載り移った後に台車11が走行するための所定位置
(台車11の略中央)に移動すると共に、台車11側の
スラットコンベア13の駆動が停止して車両16の出庫
が完了する(図8(d) の状態)。
【0029】上述した機械式駐車場では、格納庫12側
のスラットコンベア15を定位置に停止させる位置決め
手段を設けてスラットコンベア15を所定位置に停止さ
せるようにしたので、車両16のタイヤが載置される幅
分だけのスラット25をスラットコンベア15に設ける
ことで、格納庫12に車両16を載置することができ
る。このため、格納庫12側のスラットコンベア15の
スラット25の数を大幅に省略することができる。
のスラットコンベア15を定位置に停止させる位置決め
手段を設けてスラットコンベア15を所定位置に停止さ
せるようにしたので、車両16のタイヤが載置される幅
分だけのスラット25をスラットコンベア15に設ける
ことで、格納庫12に車両16を載置することができ
る。このため、格納庫12側のスラットコンベア15の
スラット25の数を大幅に省略することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の機械式駐車場は、台車側のスラ
ットコンベアの駆動手段により格納庫側のスラットコン
ベアを同期動作させて台車と格納庫との間で車両を移載
する機械式駐車場において、格納庫側のスラットコンベ
アに車両のタイヤが載せられる所定位置にスラットを設
け、台車側のスラットコンベアの動作に係わらず格納庫
側のスラットコンベアの所定位置のスラットを定位置に
位置決め停止させる位置決め手段を備えたので、車両の
タイヤが載置される幅分だけのスラットをスラットコン
ベアに設けることで、格納庫に車両を載置することがで
きる。この結果、格納庫側のスラットコンベアのスラッ
トの数を大幅に省略することができ、設備費の低減を図
ることが可能になる。
ットコンベアの駆動手段により格納庫側のスラットコン
ベアを同期動作させて台車と格納庫との間で車両を移載
する機械式駐車場において、格納庫側のスラットコンベ
アに車両のタイヤが載せられる所定位置にスラットを設
け、台車側のスラットコンベアの動作に係わらず格納庫
側のスラットコンベアの所定位置のスラットを定位置に
位置決め停止させる位置決め手段を備えたので、車両の
タイヤが載置される幅分だけのスラットをスラットコン
ベアに設けることで、格納庫に車両を載置することがで
きる。この結果、格納庫側のスラットコンベアのスラッ
トの数を大幅に省略することができ、設備費の低減を図
ることが可能になる。
【図1】本発明の一実施形態例に係る機械式駐車装置に
おける台車と格納庫の関係を表す説明図。
おける台車と格納庫の関係を表す説明図。
【図2】格納庫側のスラットコンベアのスラットを定位
置に停止させるためのストッパーの構成図。
置に停止させるためのストッパーの構成図。
【図3】図2中の要部拡大図。
【図4】遮断手段の説明図。
【図5】動力伝達機構の説明図。
【図6】動力伝達機構の説明図。
【図7】入庫時の動作説明図。
【図8】出庫時の動作説明図。
【図9】位置決め手段の他の形態例を表す説明図。
【図10】スラットコンベアを用いる車両移載装置を備
えた機械式駐車場の全体図。
えた機械式駐車場の全体図。
11 台車 12 格納庫 13,15 スラットコンベア 14 駆動手段 16 車両 17 走行レール 18 電動機 19,22 チェーン 20,23 スプロケット 21 クラッチギヤ 24,25 スラット 26 当て板 27 ストッパー 28 歯車 29 アーム 30 従動歯車 31 遮断手段 32 摩擦板 33 押さえ板 34 ハブ 35 皿ばね 36 センサー 37 反射板
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の格納庫に対して台車を走行させ、
台車側のスラットコンベアの駆動手段により格納庫側の
スラットコンベアを同期動作させて台車と格納庫との間
で車両を移載する機械式駐車場において、格納庫側のス
ラットコンベアには車両のタイヤが載せられる所定位置
にスラットが設けられ、台車側のスラットコンベアの動
作に係わらず格納庫側のスラットコンベアの所定位置の
スラットを定位置に位置決め停止させる位置決め手段を
備えたことを特徴とする機械式駐車場。 - 【請求項2】 請求項1において、位置決め手段は、格
納庫側のスラットを定位置に当接させるストッパーと、
ストッパーに格納庫側のスラットが当接した際に台車側
のスラットコンベアの駆動手段に一定以上のトルクが働
くと格納庫側のスラットコンベアに伝達される駆動力が
遮断される遮断手段とからなることを特徴とする機械式
駐車場。 - 【請求項3】 請求項1において、位置決め手段は、格
納庫側のスラットが定位置に移動したことを検出する検
出手段と、検出手段により格納庫側のスラットが定位置
に移動したことが検出された際に格納庫側のスラットコ
ンベアに伝達される駆動力を遮断する遮断手段とからな
ることを特徴とする機械式駐車場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094496A JPH09279885A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 機械式駐車場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9094496A JPH09279885A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 機械式駐車場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09279885A true JPH09279885A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14012578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9094496A Withdrawn JPH09279885A (ja) | 1996-04-12 | 1996-04-12 | 機械式駐車場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09279885A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004027481A1 (de) * | 2004-06-04 | 2006-01-26 | Alfred Walker | Parkvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
WO2010118642A1 (zh) * | 2009-04-17 | 2010-10-21 | Zhang Mingyong | 立体车库及其控制方法 |
CN102477808A (zh) * | 2010-11-29 | 2012-05-30 | 张铭勇 | 立体车库及应用操作方法 |
JP2020084723A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 三菱重工機械システム株式会社 | 機械式駐車装置 |
-
1996
- 1996-04-12 JP JP9094496A patent/JPH09279885A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004027481A1 (de) * | 2004-06-04 | 2006-01-26 | Alfred Walker | Parkvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
DE102004027481B4 (de) * | 2004-06-04 | 2007-02-22 | Alfred Walker | Parkvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
WO2010118642A1 (zh) * | 2009-04-17 | 2010-10-21 | Zhang Mingyong | 立体车库及其控制方法 |
CN102477808A (zh) * | 2010-11-29 | 2012-05-30 | 张铭勇 | 立体车库及应用操作方法 |
JP2020084723A (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 三菱重工機械システム株式会社 | 機械式駐車装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030701 |