JP2504545Y2 - ロ―ラコンベア - Google Patents
ロ―ラコンベアInfo
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- JP2504545Y2 JP2504545Y2 JP1991039185U JP3918591U JP2504545Y2 JP 2504545 Y2 JP2504545 Y2 JP 2504545Y2 JP 1991039185 U JP1991039185 U JP 1991039185U JP 3918591 U JP3918591 U JP 3918591U JP 2504545 Y2 JP2504545 Y2 JP 2504545Y2
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- Japan
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- roller
- fixed
- rollers
- drive shaft
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- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば装置と装置との
間に配設し各装置間で加工部品を搬送するローラコンベ
アに関するものである。
間に配設し各装置間で加工部品を搬送するローラコンベ
アに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のローラコンベアについて図5およ
び図6にもとづいて説明する。1はローラコンベア本体
であり、2および3は架台(図示せず)上にそれぞれ対
向して配設された一対のローラ支持板である。一対のロ
ーラ支持板2にはローラ4が回転自在に支持されてお
り、また、一対のローラ支持板3にはローラ5が回転自
在にそれぞれ片持に支持されている。これらローラ4,
5の軸端部にはそれぞれスプロケット6が装着してい
る。
び図6にもとづいて説明する。1はローラコンベア本体
であり、2および3は架台(図示せず)上にそれぞれ対
向して配設された一対のローラ支持板である。一対のロ
ーラ支持板2にはローラ4が回転自在に支持されてお
り、また、一対のローラ支持板3にはローラ5が回転自
在にそれぞれ片持に支持されている。これらローラ4,
5の軸端部にはそれぞれスプロケット6が装着してい
る。
【0003】7はローラ4,5の上方適所に設けた一対
のガイドレールで、8は架台(図示せず)に設けたマウ
ントブラケット9に取り付けた駆動モータである。この
駆動モータ8の駆動軸8aは、駆動モータ8の設置する位
置のローラ5の回転軸5aを延長させて、その回転軸5aに
カップリング10を介して連結させてある。11および12は
ローラ5の延長した回転軸5aを回転自在に支持するベア
リングである。13および14はローラ4,5の端部に設け
たスプロケット6にそれぞれ取り付けたチェーンであ
る。また、15および16はチェーン13,14の張力を調整す
るためのテンションである。
のガイドレールで、8は架台(図示せず)に設けたマウ
ントブラケット9に取り付けた駆動モータである。この
駆動モータ8の駆動軸8aは、駆動モータ8の設置する位
置のローラ5の回転軸5aを延長させて、その回転軸5aに
カップリング10を介して連結させてある。11および12は
ローラ5の延長した回転軸5aを回転自在に支持するベア
リングである。13および14はローラ4,5の端部に設け
たスプロケット6にそれぞれ取り付けたチェーンであ
る。また、15および16はチェーン13,14の張力を調整す
るためのテンションである。
【0004】以下、ローラコンベアの作用を説明する。
駆動モータ8が作動すると、駆動モータ8の駆動軸8aの
回転力は延長したローラ5の回転軸5aを通って片側のチ
ェーン14に伝達され、チェーン14を回転させる。チェー
ン14が回転すると、ローラ4を介してチェーン13が回転
する。このようにチェーン13,14が回転すると、全ての
ローラ4,5が回転する。そこで、前工程よりの加工部
品がローラ4,5上に搬入されると加工部品はガイドレ
ール7に案内されて次工程に搬送されることになる。
駆動モータ8が作動すると、駆動モータ8の駆動軸8aの
回転力は延長したローラ5の回転軸5aを通って片側のチ
ェーン14に伝達され、チェーン14を回転させる。チェー
ン14が回転すると、ローラ4を介してチェーン13が回転
する。このようにチェーン13,14が回転すると、全ての
ローラ4,5が回転する。そこで、前工程よりの加工部
品がローラ4,5上に搬入されると加工部品はガイドレ
ール7に案内されて次工程に搬送されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】以上説明した従来技術
にあっては、加工部品の搬送中にこの加工部品に過度の
負荷がかかった場合、その瞬間にローラを停止させるこ
とは不可能であり、たとえ負荷がかかっていても短時間
でもローラは回転するので加工部品が損傷したり、ロー
ラコンベア自体が損傷したりする問題があった。その損
傷を軽減すべきローラ等の駆動力を調整することは非常
に困難である。
にあっては、加工部品の搬送中にこの加工部品に過度の
負荷がかかった場合、その瞬間にローラを停止させるこ
とは不可能であり、たとえ負荷がかかっていても短時間
でもローラは回転するので加工部品が損傷したり、ロー
ラコンベア自体が損傷したりする問題があった。その損
傷を軽減すべきローラ等の駆動力を調整することは非常
に困難である。
【0006】また、全ローラに装着したスプロケットと
駆動モータとをチェーンで繋ぎ、駆動モータによりチェ
ーンを介してローラを回転させるようにしているのでロ
ーラの回転時には全ローラのスプロケットとチェーンと
が噛合することになり騒音が高くなって作業環境が悪化
する問題もあった。
駆動モータとをチェーンで繋ぎ、駆動モータによりチェ
ーンを介してローラを回転させるようにしているのでロ
ーラの回転時には全ローラのスプロケットとチェーンと
が噛合することになり騒音が高くなって作業環境が悪化
する問題もあった。
【0007】さらに、ローラコンベア自体の長さを変更
しようとしても、ローラがローラ支持板に組み込まれて
おり、かつローラのスプロケットにチェーンが掛けられ
て、コンベア本体自体が1つのユニットに構成されてい
るため、長さ変更等の改造が困難であり、変更するには
改造作業に時間がかかって費用が高くなる問題があっ
た。
しようとしても、ローラがローラ支持板に組み込まれて
おり、かつローラのスプロケットにチェーンが掛けられ
て、コンベア本体自体が1つのユニットに構成されてい
るため、長さ変更等の改造が困難であり、変更するには
改造作業に時間がかかって費用が高くなる問題があっ
た。
【0008】また、1個のローラの回転軸に駆動モータ
の駆動軸を直接連結させてあるので、駆動モータの駆動
軸とローラの回転軸とが略一直線となる場所、および駆
動モータとローラの相互が平面に位置する場所を選んで
駆動モータを設置しなければならず設置ために時間がか
かるばかりでなく、駆動モータの取り付け位置を一度設
定すると取付け位置の変更が難しいという問題があっ
た。
の駆動軸を直接連結させてあるので、駆動モータの駆動
軸とローラの回転軸とが略一直線となる場所、および駆
動モータとローラの相互が平面に位置する場所を選んで
駆動モータを設置しなければならず設置ために時間がか
かるばかりでなく、駆動モータの取り付け位置を一度設
定すると取付け位置の変更が難しいという問題があっ
た。
【0009】本考案は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、加工部品等の損傷を回避し、騒音を
抑えて作業環境を向上させ、改造作業を容易にしてコス
トの低減を図り、かつ、駆動手段の取り付け位置が変更
できるローラコンベアを提供すること目的とする。
になされたもので、加工部品等の損傷を回避し、騒音を
抑えて作業環境を向上させ、改造作業を容易にしてコス
トの低減を図り、かつ、駆動手段の取り付け位置が変更
できるローラコンベアを提供すること目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するための手段として、ローラの回転方向に複数のロ
ーラを回転自在に支持し、該複数のローラの回転方向側
面にローラの並び方向に沿う駆動軸を設け、該駆動軸に
複数の固定回転盤を固着すると共に、該固定回転盤の前
方の前記ローラの回転軸側に各々駆動部材を摺動自在に
装着し、前記固定回転盤の外周面には前記駆動軸の軸芯
に沿う複数本の摺動溝を形成し、該摺動溝を備えた固定
回転盤と前記駆動部材との間に、後端部が前記固定回転
盤の摺動溝に係合し、前端部が前記駆動部材に摺接した
駆動力伝達部材を配設し、該駆動力伝達部材と前記固定
回転盤との間に前記駆動力伝達部材を駆動部材に押圧す
る押圧手段を設け、前記駆動軸に該駆動軸を回転させる
駆動手段を接続し、前記駆動部材側に突出させた前記ロ
ーラの回転軸の端部に前記駆動部材に係合する従動部材
を固着したことを特徴とするものである。
決するための手段として、ローラの回転方向に複数のロ
ーラを回転自在に支持し、該複数のローラの回転方向側
面にローラの並び方向に沿う駆動軸を設け、該駆動軸に
複数の固定回転盤を固着すると共に、該固定回転盤の前
方の前記ローラの回転軸側に各々駆動部材を摺動自在に
装着し、前記固定回転盤の外周面には前記駆動軸の軸芯
に沿う複数本の摺動溝を形成し、該摺動溝を備えた固定
回転盤と前記駆動部材との間に、後端部が前記固定回転
盤の摺動溝に係合し、前端部が前記駆動部材に摺接した
駆動力伝達部材を配設し、該駆動力伝達部材と前記固定
回転盤との間に前記駆動力伝達部材を駆動部材に押圧す
る押圧手段を設け、前記駆動軸に該駆動軸を回転させる
駆動手段を接続し、前記駆動部材側に突出させた前記ロ
ーラの回転軸の端部に前記駆動部材に係合する従動部材
を固着したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本考案は、このように構成したので、駆動手段
が作動した場合、回転力は駆動軸、固定回転盤、駆動力
伝達部材、駆動部材、従動部材、そしてローラへと伝達
される。しかし、加工部品の搬送中に加工部品に過度の
負荷がかかり、ローラが停止した場合、その負荷力はロ
ーラ、従動部材、そして駆動部材へと伝達されるが、駆
動部材と駆動力伝達部材とは摩擦接触で接続しているの
でローラ、従動部材、駆動部材の回転は停止し、駆動力
伝達部材、固定回転盤、駆動軸そして駆動手段が摩擦力
に抗してそのまま回転し続けることになる。すなわち、
加工部品に過度の負荷がかかった場合は、ローラの回転
と駆動手段の回転とを切り離すことが可能となる。
が作動した場合、回転力は駆動軸、固定回転盤、駆動力
伝達部材、駆動部材、従動部材、そしてローラへと伝達
される。しかし、加工部品の搬送中に加工部品に過度の
負荷がかかり、ローラが停止した場合、その負荷力はロ
ーラ、従動部材、そして駆動部材へと伝達されるが、駆
動部材と駆動力伝達部材とは摩擦接触で接続しているの
でローラ、従動部材、駆動部材の回転は停止し、駆動力
伝達部材、固定回転盤、駆動軸そして駆動手段が摩擦力
に抗してそのまま回転し続けることになる。すなわち、
加工部品に過度の負荷がかかった場合は、ローラの回転
と駆動手段の回転とを切り離すことが可能となる。
【0012】また、全ローラをローラの回転軸に固着し
た従動部材と、駆動軸に装着した駆動部材との係合によ
って個々に回転させるように構成したので全ローラにチ
ェーンを掛けることなく作動させることが可能となる。
さらに、固定回転盤と駆動部材との間に駆動力伝達部材
を配設し、この駆動力伝達部材の後端部を固定回転盤に
形成した摺動溝に係合させ、前端部を駆動部材に摺接さ
せて、駆動部材と駆動軸の相互の摺接部分が摩耗した場
合に、駆動部材が駆動軸に対して振れを起こさないよう
に駆動力伝達部材を駆動軸の軸芯に一致させる。
た従動部材と、駆動軸に装着した駆動部材との係合によ
って個々に回転させるように構成したので全ローラにチ
ェーンを掛けることなく作動させることが可能となる。
さらに、固定回転盤と駆動部材との間に駆動力伝達部材
を配設し、この駆動力伝達部材の後端部を固定回転盤に
形成した摺動溝に係合させ、前端部を駆動部材に摺接さ
せて、駆動部材と駆動軸の相互の摺接部分が摩耗した場
合に、駆動部材が駆動軸に対して振れを起こさないよう
に駆動力伝達部材を駆動軸の軸芯に一致させる。
【0013】また、個々のローラの回転軸にそれぞれ従
動部材を固着し、この従動部材を個々に駆動手段に連結
する構成としたのでローラをユニット化することがで
き、ローラコンベアの長さを自由に設定することが可能
となる。すなわち、ローラコンベアの長さを変更する場
合には所望するコンベアの長さに必要な数だけローラユ
ニットを連設すればよいことになる。
動部材を固着し、この従動部材を個々に駆動手段に連結
する構成としたのでローラをユニット化することがで
き、ローラコンベアの長さを自由に設定することが可能
となる。すなわち、ローラコンベアの長さを変更する場
合には所望するコンベアの長さに必要な数だけローラユ
ニットを連設すればよいことになる。
【0014】また、駆動軸に装着した駆動部材とローラ
の回転軸に固着した従動部材とを係合させ、駆動手段に
よって作動する駆動軸によりローラを回転させているの
で、駆動手段の駆動軸とローラの回転軸とを略一直線と
させる場所および駆動手段とローラとが平面になる場所
を選択する必要がなくなる。
の回転軸に固着した従動部材とを係合させ、駆動手段に
よって作動する駆動軸によりローラを回転させているの
で、駆動手段の駆動軸とローラの回転軸とを略一直線と
させる場所および駆動手段とローラとが平面になる場所
を選択する必要がなくなる。
【0015】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図1ないし図4に
もとづいて説明する。図において、20はローラコンベア
本体で、21はローラコンベア本体20の架台である。ロー
ラコンベア本体20は後述するローラ29を回転自在に支持
したローラユニット28を架台21上に複数個、ローラ29の
回転方向に連設させて構成したものである。22はローラ
コンベア本体20の側面に配設した駆動軸である。駆動軸
22は架台21の適所に固着した支持ブラケット23に回転自
在に支持されている。
もとづいて説明する。図において、20はローラコンベア
本体で、21はローラコンベア本体20の架台である。ロー
ラコンベア本体20は後述するローラ29を回転自在に支持
したローラユニット28を架台21上に複数個、ローラ29の
回転方向に連設させて構成したものである。22はローラ
コンベア本体20の側面に配設した駆動軸である。駆動軸
22は架台21の適所に固着した支持ブラケット23に回転自
在に支持されている。
【0016】この駆動軸22の適所には複数の固定回転
盤24がボルト(図示せず)により固着されている。こ
の固定回転盤24の外周面には摺動溝24a(図3およ
び図4参照)が形成されている。それぞれの固定回転盤
24の前方、すなわち図1および図2において右方向に
は、駆動部材である駆動かさ歯車25が駆動軸22に摺
動自在に装着されている。そして、駆動かさ歯車25と
固定回転盤24との間には駆動力伝達部材である摩擦リ
ング26が配設されている。
盤24がボルト(図示せず)により固着されている。こ
の固定回転盤24の外周面には摺動溝24a(図3およ
び図4参照)が形成されている。それぞれの固定回転盤
24の前方、すなわち図1および図2において右方向に
は、駆動部材である駆動かさ歯車25が駆動軸22に摺
動自在に装着されている。そして、駆動かさ歯車25と
固定回転盤24との間には駆動力伝達部材である摩擦リ
ング26が配設されている。
【0017】摩擦リング26の後端部分には係合部26aが
設けられており、この係合部26aは固定回転盤24の摺動
溝24aに摺動自在に嵌合している。また、摩擦リング26
の前端部分は駆動かさ歯車25に形成された基端部段差25
aに摺動自在に嵌合している。固定回転盤24と摩擦リン
グ26との間には押圧手段であるスプリング27が介装して
おり、スプリング27は摩擦リング26を常時駆動かさ歯車
25に対して弾発付勢している。したがって、摩擦リング
26はスプリング27により駆動かさ歯車25に押圧されてい
ることになる。
設けられており、この係合部26aは固定回転盤24の摺動
溝24aに摺動自在に嵌合している。また、摩擦リング26
の前端部分は駆動かさ歯車25に形成された基端部段差25
aに摺動自在に嵌合している。固定回転盤24と摩擦リン
グ26との間には押圧手段であるスプリング27が介装して
おり、スプリング27は摩擦リング26を常時駆動かさ歯車
25に対して弾発付勢している。したがって、摩擦リング
26はスプリング27により駆動かさ歯車25に押圧されてい
ることになる。
【0018】28は架台21上に配設したローラユニット
で、このローラユニット28にはローラ29が回動自在に装
着されている。したがって、ローラコンベアの長さを変
更する場合にはローラコンベアの長さに必要な数だけロ
ーラユニット28を架台21上に取付ければよい。
で、このローラユニット28にはローラ29が回動自在に装
着されている。したがって、ローラコンベアの長さを変
更する場合にはローラコンベアの長さに必要な数だけロ
ーラユニット28を架台21上に取付ければよい。
【0019】なお、この本実施例ではローラ29を1個支
持したローラユニット28を架台21上に並べてローラコン
ベア本体を構成するようにしたが、一対のローラ支持板
を設けて、この一対のローラ支持板に所望する数だけロ
ーラ29を回転自在に取り付ける構成としてもよいし、複
数個のローラ29を支持したローラユニット28を形成して
それを架台21に並べてもよい。
持したローラユニット28を架台21上に並べてローラコン
ベア本体を構成するようにしたが、一対のローラ支持板
を設けて、この一対のローラ支持板に所望する数だけロ
ーラ29を回転自在に取り付ける構成としてもよいし、複
数個のローラ29を支持したローラユニット28を形成して
それを架台21に並べてもよい。
【0020】30は従動部材である従動かさ歯車で、この
従動かさ歯車30は駆動かさ歯車25と噛み合うように駆動
軸22側に突出したローラ29の回転軸29aに固着してい
る。したがって、スプリング27により摩擦リング26を介
して押圧された駆動かさ歯車25は従動かさ歯車30により
係止される。31は駆動手段である駆動モータである。駆
動モータ31は架台21に固着したマウントブラケット32に
取り付けられている。駆動モータ31の駆動軸31aにはス
プロケット33が装着されている。
従動かさ歯車30は駆動かさ歯車25と噛み合うように駆動
軸22側に突出したローラ29の回転軸29aに固着してい
る。したがって、スプリング27により摩擦リング26を介
して押圧された駆動かさ歯車25は従動かさ歯車30により
係止される。31は駆動手段である駆動モータである。駆
動モータ31は架台21に固着したマウントブラケット32に
取り付けられている。駆動モータ31の駆動軸31aにはス
プロケット33が装着されている。
【0021】なお、マウントブラケット32を架台21に摺
動可能に取り付けるようにすれば、駆動モータ31を任意
の位置に設定し易くなる効果がある。34はスプロケット
33と対応するように駆動軸22に固着したスプロケットで
ある。35はスプロケット33とスプロケット34とを連結す
るチェーンである。なお、駆動部材と従動部材に合成樹
脂製のものを使用してもよい。
動可能に取り付けるようにすれば、駆動モータ31を任意
の位置に設定し易くなる効果がある。34はスプロケット
33と対応するように駆動軸22に固着したスプロケットで
ある。35はスプロケット33とスプロケット34とを連結す
るチェーンである。なお、駆動部材と従動部材に合成樹
脂製のものを使用してもよい。
【0022】次に、本実施例の作用を説明する。先ず、
駆動モータ31が作動して駆動モータ31の駆動軸31aが回
転すると、その回転力はスプロケット33、チェーン35お
よびスプロケット34を介して駆動軸22へと伝達されて駆
動軸22が回転する。駆動軸22が回転すると固定回転盤24
も回転する。
駆動モータ31が作動して駆動モータ31の駆動軸31aが回
転すると、その回転力はスプロケット33、チェーン35お
よびスプロケット34を介して駆動軸22へと伝達されて駆
動軸22が回転する。駆動軸22が回転すると固定回転盤24
も回転する。
【0023】固定回転盤24が回転すると、摩擦リング26
の係合部26aが固定回転盤24の摺動溝24aに嵌合してい
るので、摩擦リング26は回転する。さらに、摩擦リング
26はスプリング27により駆動かさ歯車25に押圧されてい
るので、その押圧による摩擦力で、駆動かさ歯車25も回
転する。駆動かさ歯車25が回転すると、従動かさ歯車30
およびローラの回転軸29aが回転しローラ29も回転する
ことになる。
の係合部26aが固定回転盤24の摺動溝24aに嵌合してい
るので、摩擦リング26は回転する。さらに、摩擦リング
26はスプリング27により駆動かさ歯車25に押圧されてい
るので、その押圧による摩擦力で、駆動かさ歯車25も回
転する。駆動かさ歯車25が回転すると、従動かさ歯車30
およびローラの回転軸29aが回転しローラ29も回転する
ことになる。
【0024】そこで、前工程より加工部品が搬入される
と、ローラ29の回転により、次工程に搬送される。しか
しながら、搬送途中において、加工部品に過度の負荷が
かかり、ローラ29の回転が停止すると、かかった負荷力
はローラの回転軸29a、従動かさ歯車30、そして駆動か
さ歯車25へと伝達されるが、駆動かさ歯車25と摩擦リン
グ26はスプリング24の弾発力で摩擦接触しているので、
駆動かさ歯車25の回転が停止しても、その摩擦力に抗し
て摩擦リング26、固定回転盤24、駆動軸22そして駆動モ
ータ31が回転することになり、負荷力は伝達されないこ
とになる。
と、ローラ29の回転により、次工程に搬送される。しか
しながら、搬送途中において、加工部品に過度の負荷が
かかり、ローラ29の回転が停止すると、かかった負荷力
はローラの回転軸29a、従動かさ歯車30、そして駆動か
さ歯車25へと伝達されるが、駆動かさ歯車25と摩擦リン
グ26はスプリング24の弾発力で摩擦接触しているので、
駆動かさ歯車25の回転が停止しても、その摩擦力に抗し
て摩擦リング26、固定回転盤24、駆動軸22そして駆動モ
ータ31が回転することになり、負荷力は伝達されないこ
とになる。
【0025】すなわち、ローラ29、ローラの回転軸29
a、従動かさ歯車30、駆動かさ歯車25、は停止し、摩擦
リング26、固定回転盤24、駆動シャフト22、そして駆動
モータ31は回転している状態になる。これによって、加
工部品は負荷のかかった位置で、かつ、駆動力が働いて
いる状態で停止することになる。
a、従動かさ歯車30、駆動かさ歯車25、は停止し、摩擦
リング26、固定回転盤24、駆動シャフト22、そして駆動
モータ31は回転している状態になる。これによって、加
工部品は負荷のかかった位置で、かつ、駆動力が働いて
いる状態で停止することになる。
【0026】
【考案の効果】本考案は、このように構成したので、駆
動手段が作動した場合、回転力は駆動軸、固定回転盤、
駆動力伝達部材、駆動部材、従動部材、そしてローラへ
と伝達される。しかし、加工部品の搬送中に加工部品に
過度の負荷がかかり、ローラが停止した場合は、その負
荷力はローラ、従動部材、そして駆動部材へと伝達され
るが、駆動部材と摩擦リングとは押圧手段によって摩擦
接触をしているだけなのでローラ、従動部材、そして駆
動部材の回転は停止し、駆動力伝達部材、固定回転盤、
駆動軸、そして駆動手段が摩擦力に抗してそのまま回転
し続けることになる。すなわち、加工部品の搬送中に加
工部品に過度の負荷がかかった場合、ローラの回転と駆
動手段の回転とを切り離すことができ、非常時に加工部
品を損傷したり、ローラコンベア自体を損傷したりする
ことがなくなる。また故意に加工部品に負荷をかけ、加
工部品を所定位置に停止させることもできる。
動手段が作動した場合、回転力は駆動軸、固定回転盤、
駆動力伝達部材、駆動部材、従動部材、そしてローラへ
と伝達される。しかし、加工部品の搬送中に加工部品に
過度の負荷がかかり、ローラが停止した場合は、その負
荷力はローラ、従動部材、そして駆動部材へと伝達され
るが、駆動部材と摩擦リングとは押圧手段によって摩擦
接触をしているだけなのでローラ、従動部材、そして駆
動部材の回転は停止し、駆動力伝達部材、固定回転盤、
駆動軸、そして駆動手段が摩擦力に抗してそのまま回転
し続けることになる。すなわち、加工部品の搬送中に加
工部品に過度の負荷がかかった場合、ローラの回転と駆
動手段の回転とを切り離すことができ、非常時に加工部
品を損傷したり、ローラコンベア自体を損傷したりする
ことがなくなる。また故意に加工部品に負荷をかけ、加
工部品を所定位置に停止させることもできる。
【0027】また、全ローラを個々のローラの回転軸に
固着した従動部材と、駆動軸に装着した駆動部材との係
合によって回転させるようにしたので全ローラにチェー
ンを掛ける必要がなくなって騒音が低減し作業環境が向
上する。なお、従動部材と駆動部材を合成樹脂製のもの
にすれば、騒音はさらに低減する効果がある。
固着した従動部材と、駆動軸に装着した駆動部材との係
合によって回転させるようにしたので全ローラにチェー
ンを掛ける必要がなくなって騒音が低減し作業環境が向
上する。なお、従動部材と駆動部材を合成樹脂製のもの
にすれば、騒音はさらに低減する効果がある。
【0028】また、個々のローラの回転軸にそれぞれ従
動部材を装着し、この従動部材を個々に駆動手段に連結
する構成としたのでローラをユニット化することがで
き、ローラコンベアの長さを変更する場合には所望する
コンベアの長さに必要な数だけローラユニットを連設す
ればローラコンベアの長さを自由に変更することができ
る。これによって、ローラコンベアの長さ変更等の改造
が容易になり、改造作業に時間もかからなくなくなって
改造費用の上昇を抑えることができる
動部材を装着し、この従動部材を個々に駆動手段に連結
する構成としたのでローラをユニット化することがで
き、ローラコンベアの長さを変更する場合には所望する
コンベアの長さに必要な数だけローラユニットを連設す
ればローラコンベアの長さを自由に変更することができ
る。これによって、ローラコンベアの長さ変更等の改造
が容易になり、改造作業に時間もかからなくなくなって
改造費用の上昇を抑えることができる
【0029】また、駆動軸に装着した駆動部材とローラ
の回転軸に固着した従動部材とを係合させ、自由に位置
させた駆動手段によって駆動軸よりローラを回転させて
いるので、駆動手段の駆動軸とローラの回転軸とを略一
直線とさせる場所および駆動手段とローラとが平面にな
る場所を選択する必要がなくなって、駆動手段の設置に
時間がかからなくなり、かつ、駆動手段の取付位置の変
更が容易になる。
の回転軸に固着した従動部材とを係合させ、自由に位置
させた駆動手段によって駆動軸よりローラを回転させて
いるので、駆動手段の駆動軸とローラの回転軸とを略一
直線とさせる場所および駆動手段とローラとが平面にな
る場所を選択する必要がなくなって、駆動手段の設置に
時間がかからなくなり、かつ、駆動手段の取付位置の変
更が容易になる。
【0030】ローラコンベアの側面に配設した駆動軸に
駆動部材を設け、この駆動部材に係合する従動部材をロ
ーラの回転軸に設けて駆動力を伝達する手段を構成した
ので、従来のチェーンのかかったスプロケットと異な
り、これらの駆動部分をカバー等により防護することが
容易になる。このことによって作業の安全性が向上する
と共にローラコンベアの見映えをよくすることができ
る。
駆動部材を設け、この駆動部材に係合する従動部材をロ
ーラの回転軸に設けて駆動力を伝達する手段を構成した
ので、従来のチェーンのかかったスプロケットと異な
り、これらの駆動部分をカバー等により防護することが
容易になる。このことによって作業の安全性が向上する
と共にローラコンベアの見映えをよくすることができ
る。
【0031】駆動軸の固定回転盤を任意の位置に容易に
移動させることができるので、ローラの間隔を自由に設
定することができ、加工部品の大きさによりローラの間
隔を決めることができて経済的である。 また、固定回転
盤と駆動部材との間に、後端部が固定回転盤の摺動溝に
係合し、前端部が駆動部材に摺接した駆動力伝達部材を
配設したので、駆動部材と駆動軸の相互の摺動部が摩耗
した場合においても、駆動力伝達部材を駆動軸の軸芯に
一致するように固定させることができ、駆動部材の振れ
を押えることができる。これによって、駆動部材と従動
部材との当接面の一定の面圧が維持され、従動部材を円
滑に回転させることができる。 また、駆動力伝達部材を
押圧手段の弾発力により駆動部材に押圧し、摩擦接触に
より、駆動部材を回転させているので、回転駆動部材の
押圧力を駆動軸の軸芯方向に付加することができる。こ
れによっても駆動部材と従動部材との当接面の一定の面
圧が維持され、従動部材を円滑に回転させることができ
る。 さらに、駆動力伝達部材と駆動部材との摩擦接触部
に各々適当な摩擦しろを形成することができ、これによ
って、駆動力伝達部材と駆動部材の寿命を相当に延長さ
せることができ、メンテナンス費用を低減させることが
できる。 また、ローラの回転トルクは、駆動軸の固定回
転盤を任意の位置に移動させて容易に調整、設定するこ
とができるので、従来の搬送コンベアはもちろん、加工
部品がローラ上に滞積して、一時的に移動が不可能にな
った場合でも、ローラだけが停止し、駆動手段がそのま
ま作動し続けるアキュームレータコンベアとして使用す
ることができる。更に、構造が簡単で、しかもコンパク
トに構成されているので、製作費を廉価にすることがで
きる。
移動させることができるので、ローラの間隔を自由に設
定することができ、加工部品の大きさによりローラの間
隔を決めることができて経済的である。 また、固定回転
盤と駆動部材との間に、後端部が固定回転盤の摺動溝に
係合し、前端部が駆動部材に摺接した駆動力伝達部材を
配設したので、駆動部材と駆動軸の相互の摺動部が摩耗
した場合においても、駆動力伝達部材を駆動軸の軸芯に
一致するように固定させることができ、駆動部材の振れ
を押えることができる。これによって、駆動部材と従動
部材との当接面の一定の面圧が維持され、従動部材を円
滑に回転させることができる。 また、駆動力伝達部材を
押圧手段の弾発力により駆動部材に押圧し、摩擦接触に
より、駆動部材を回転させているので、回転駆動部材の
押圧力を駆動軸の軸芯方向に付加することができる。こ
れによっても駆動部材と従動部材との当接面の一定の面
圧が維持され、従動部材を円滑に回転させることができ
る。 さらに、駆動力伝達部材と駆動部材との摩擦接触部
に各々適当な摩擦しろを形成することができ、これによ
って、駆動力伝達部材と駆動部材の寿命を相当に延長さ
せることができ、メンテナンス費用を低減させることが
できる。 また、ローラの回転トルクは、駆動軸の固定回
転盤を任意の位置に移動させて容易に調整、設定するこ
とができるので、従来の搬送コンベアはもちろん、加工
部品がローラ上に滞積して、一時的に移動が不可能にな
った場合でも、ローラだけが停止し、駆動手段がそのま
ま作動し続けるアキュームレータコンベアとして使用す
ることができる。更に、構造が簡単で、しかもコンパク
トに構成されているので、製作費を廉価にすることがで
きる。
【図1】本考案の正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のAーA線に沿う拡大断面図である。
【図4】図3のB矢視図である。
【図5】従来のローラコンベアの正面図である。
【図6】図5の平面図である。
20 ローラコンベア本体 22 駆動軸 24 固定回転盤 25 駆動かさ歯車 26 摩擦リング 27 スプリング 29 ローラ 29a回転軸 30 従動かさ歯車 31 駆動モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 ローラの回転方向に複数のローラを回転
自在に支持し、該複数のローラの回転方向側面にローラ
の並び方向に沿う駆動軸を設け、該駆動軸に複数の固定
回転盤を固着すると共に、該固定回転盤の前方の前記ロ
ーラの回転軸側に各々駆動部材を摺動自在に装着し、前
記固定回転盤の外周面には前記駆動軸の軸芯に沿う複数
本の摺動溝を形成し、該摺動溝を備えた固定回転盤と前
記駆動部材との間に、後端部が前記固定回転盤の摺動溝
に係合し、前端部が前記駆動部材に摺接した駆動力伝達
部材を配設し、該駆動力伝達部材と前記固定回転盤との
間に前記駆動力伝達部材を駆動部材に押圧する押圧手段
を設け、前記駆動軸に該駆動軸を回転させる駆動手段を
接続し、前記駆動部材側に突出させた前記ローラの回転
軸の端部に前記駆動部材に係合する従動部材を固着した
ことを特徴とするローラコンベア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039185U JP2504545Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | ロ―ラコンベア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991039185U JP2504545Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | ロ―ラコンベア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125221U JPH04125221U (ja) | 1992-11-16 |
JP2504545Y2 true JP2504545Y2 (ja) | 1996-07-10 |
Family
ID=31920545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991039185U Expired - Lifetime JP2504545Y2 (ja) | 1991-04-26 | 1991-04-26 | ロ―ラコンベア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2504545Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3148176C2 (de) * | 1981-12-05 | 1984-09-06 | Volker Ing.(grad.) 7085 Bopfingen Burkhardt | Vorrichtung zum Transportieren von Fördergut |
JPH061536Y2 (ja) * | 1988-11-14 | 1994-01-12 | 石川島播磨重工業株式会社 | レーンコンベヤ |
-
1991
- 1991-04-26 JP JP1991039185U patent/JP2504545Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125221U (ja) | 1992-11-16 |
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