JPH09278294A - ロールカーテン - Google Patents

ロールカーテン

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JPH09278294A
JPH09278294A JP11016596A JP11016596A JPH09278294A JP H09278294 A JPH09278294 A JP H09278294A JP 11016596 A JP11016596 A JP 11016596A JP 11016596 A JP11016596 A JP 11016596A JP H09278294 A JPH09278294 A JP H09278294A
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control cam
curtain
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Yoshihiro Kitaura
嘉浩 北浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】カム・ラチェット機構のカム体とコントロール
カムの摩擦特性が変動すると、カーテンを停止したり停
止状態を解除したりできなくなる。 【解決手段】カム・ラチェット機構14のカム体22を
ラチェットホイール13の端面の一部に摩擦係合させ、
カム体22をコントロールカム23の端面の一部に摩擦
係合させ、カム体22のラチェットホイール13との摩
擦係合面44aを、カム体22のコントロールカム23
との摩擦係合面45aよりも外周側に形成し、カム体2
2とラチェットホイール13間の摩擦トルクを、カム体
22とコントロールカム23間の摩擦トルクよりも大き
くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロールカーテンに
関し、特に自動車のウインドウの内側に装備するのに適
したロールカーテンであって、任意の引出し位置でカー
テンを停止させたり、停止状態を解除したりする作動の
確実性、信頼性を高めたものに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車のウインドウの内側に装備
して車室へ入ってくる太陽光を遮断したり光量を調節し
たりする為のロールカーテンを設けたいというニーズが
少なくない。そこで、本願出願人は、先の出願(実開平
1−68368号公報)において、自動車のサンルーフ
の内側に装備するのに適した自動車用サンシェード装置
を提案した。このサンシェード装置は、布製のシェード
本体と、このシェード本体の基端部が固着されシェード
本体を巻取るように回動付勢された巻取軸と、シェード
本体を任意長さ引き出した位置に巻取軸をロックした
り、ロック解除したりすることのできる特殊なカム・ラ
チェット機構とを有するものである。
【0003】前記カム・ラチェット機構は、ラチェット
ホイールと、そのラチェット歯を係止可能なパウルと、
このパウルを係止位置と係止解除位置とに切換えるため
のカム機構とを有する。このカム機構は、カム体と、コ
ントロールカムと、コントロールカムの回動範囲を規制
するストッパと、カム体とコントロールカムとの相対回
動範囲を規制する機構と、コントロールカムとカム体と
をラチェットホイールの方へ付勢する皿バネ等で構成さ
れている。前記カム体は、ラチェットホイールとパウル
との係合を可能にする切欠き部と、係合を不能とする円
弧状カム面とを有し、巻取軸に回転可能に支持されると
ともに、ラチェットホイールの端面に摩擦係合するよう
に構成してある。前記コントロールカムは、ラチェット
ホイールとパウルとの係合を可能にする切欠き部と、係
合を不能とする円弧状カム面とを有し、巻取軸に回転可
能に支持されるとともにカム体の端面に摩擦係合し、カ
ム体に対して両切欠き部が合致する位置と合致しない位
置との間で相対回動可能に取付けられている。
【0004】本願の実施形態に係る図12(a)〜
(e)は、前記公報の第11図に相当するカム・ラチェ
ット機構の作動説明図であり、ラチェットホイール1
3、バネで付勢されているパウル26、カム体22、そ
の切欠き部41、カム体22の突起43、コントロール
カム23、その切欠き部35,36、コントロールカム
23の突起39,40、ストッパ31,32、引出し方
向a、巻取り方向bが図示されている。図12(a)の
ようにシェード本体を最大限巻き取った状態では、突起
39がストッパ31で係止され、突起43が切欠き部3
6の端部で係止され、両切欠き部35,41が合致して
パウル26からずれている。
【0005】シェード本体を引出し方向aへ引き出し始
めると、カム体22とコントロールカム23とがラチェ
ットホイール13及び相互の摩擦により、同方向に回転
して、図12(b)のようにパウル26がラチェットホ
イール13の歯13aに係合可能になる。さらに引き出
しを続けるとコントロールカム23の突起40が軸受け
ケースに固定されたストッパ32と係合するのでコント
ロールカム23は停止し、カム体22だけがラチェット
ホイール13と同方向に回転する。そして、更に引き出
すと、図12(c)のようにカム体22の突起43がコ
ントロールカム23の切欠き部36の端縁に当接してカ
ム体22の回転も停止するが、カム体22とラチェット
ホイール13は摩擦係合しているだけなので、所望の長
さシェード本体を引出すことができる。そして、シェー
ド本体を停止させる際には、巻取り方向bに少しシェー
ド本体を巻き取らせると図12(c)の状態からカム体
22とコントロールカム23とが一体になって回転し、
コントロールカム23の突起39が軸受けケースのスト
ッパ39と当接して停止した図12(d)の状態にな
り、さらにカム体22だけが回転してカム体22の切欠
き部41とコントロールカム23の切欠き部35とが合
致した図12(a)の状態になる。この状態から若干シ
ェード本体を引き出すと、図12(b)の状態になるの
で、シェード本体から手を離してパウル26をラチェッ
トホイール13の歯13aに係合させて図12(e)の
ようにロックさせることができる。
【0006】ここで、前記公報のサンシェード装置のカ
ム・ラチェット機構においては、カム体のラチェットホ
イールとの摩擦係合面は、カム体の軸直交端面の全面に
形成してあり、カム体のコントロールカムとの摩擦係合
面は、カム体の最内周側の環状部に形成してある。尚、
カム体とコントロールカムとは皿バネでラチェットホイ
ール側へ付勢されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記のカム・ラチェッ
ト機構では、カム体とコントロールカムとの相対回動が
必要であり、カム体がコントロールカムに追従作動する
のではなく、巻取軸に追従作動することが必要である。
しかし、長期間使用していると、カム体がコントロール
カムに追従して回動したり、追従して停止して、ロック
不能又はロック解除不能になることがあった。
【0008】即ち、カム体のラチェットホイールとの摩
擦係合面は、カム体の軸直交端面の全面に形成してある
ので、カム体とラチェットホイールとの間に、ダストや
摩耗粉が入って蓄積し易く、そのような場合には、摩擦
係数が低下してしまうため、カム体とラチェットホイー
ル間の摩擦トルクが、カム体とコントロールカム間の摩
擦トルクよりも小さくなり、カム体がコントロールカム
に対して相対回動すべきときコントロールカムと一体的
に停止したりする、という問題がある。本発明の目的
は、前記課題を解消し長期にわたって作動確実性を確保
し得るようなロールカーテンを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のロールカーテ
ンは、可撓性のカーテンと、このカーテンの基端部が固
着されカーテンを巻取る方向へ付勢された巻取軸と、こ
の巻取軸の少なくとも一端側において巻取軸に固定され
外周に複数の歯を有するラチェットホイールと、ラチェ
ットホイールの歯に係合可能で係合方向へ回動付勢され
係合時に巻取軸の巻取方向の回転を停止するパウルと、
ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠
き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に
回転可能に支持され且つラチェットホイールの軸直交端
面の一部分に摩擦係合するカム体と、ラチェットホイー
ルとパウルとの係合を可能にする切欠き部と係合を不能
とする円弧状カム面とを有し巻取軸に回転可能に支持さ
れ且つカム体の端面の一部分に摩擦係合し且つカム体に
対して両切欠き部が合致する位置と合致しない位置との
間で相対回動可能に取付けられたコントロールカムと、
このコントロールカムの回動範囲を規制するストッパ
と、カム体とコントロールカムとをラチェットホイール
側へ付勢するバネ部材とを備え、前記カム体のラチェッ
トホイールとの摩擦係合面を、カム体のコントロールカ
ムとの摩擦係合面より外周側に形成したことを特徴とす
るものである。
【0010】カーテンを巻取る方向ヘ回動付勢されてい
る巻取軸にラチェットホイールが固定され、このラチェ
ットホイールの歯にパウルを係合させると巻取軸がロッ
クされる。カム体の切欠き部とコントロールカムの切欠
き部とを合致させ、パウルに対応させると、パウルがラ
チェットの歯に係合可能となる。両切欠き部を合致しな
い位置にすると、カム体の円弧状カム面とコントロール
カムの円弧状カム面とで円形カム面が形成されるので、
パウルがラチェットの歯に係合不能になる。両切欠き部
がパウルに対応しない位置で合致している場合にも、パ
ウルがラチェットの歯に係合不能になる。前記従来技術
の欄で説明したのと同様に、カム体とコントロールカム
とストッパとの協働により、カーテンを引出して所望の
位置で停止させたり、その停止状態を解除してカーテン
を巻取軸に巻き取らせたりすることができる。
【0011】ここで、バネ部材の付勢力で、コントロー
ルカムをカム体に押圧する押圧力とカム体をラチェット
ホイールヘ押圧する押圧力とは等しい。しかし、カム体
のラチェットホイールとの摩擦係合面を、カム体のコン
トロールカムとの摩擦係合面より外周側に形成したの
で、コントロールカムとカム体間に作用する摩擦トルク
よりも、カム体とラチェットホイール間に作用する摩擦
トルクの方が大きくなる。それ故、カム体がコントロー
ルカムに追従作動するよりもラチェットホイールに追従
作動しやすくなる。
【0012】つまり、カム体がコントロールカムに対し
て相対回動すべきときにコントロールカムと一体的に停
止することが無くなって、カム体とコントロールカムの
作動確実性が向上し、ロールカーテンの作動確実性、信
頼性が向上する。しかも、カム体がラチェットホイール
の端面の一部に摩擦係合するだけであるので、ダストや
摩耗粉の影響による摩擦特性の変動が生じにくくなるう
え、ダストや摩耗粉の摩擦係合面外への排出も促進され
る。
【0013】請求項2のロールカーテンは、請求項1の
発明において、前記カム体のラチェットホイールとの摩
擦係合面が、カム体の端面のうちの外周側約半幅部の範
囲内において半径方向に狭幅の環状に形成されたことを
特徴とするものである。カム体のラチェットホイールと
の摩擦係合面までの半径が大きくなるので、摩擦トルク
が大きくなり、摩擦トルクが大きくなる分だけダストや
摩耗粉の影響が相対的に軽減され、しかもダストや摩耗
粉が外部へ排出されやすくなり、安定した摩擦特性にな
る。
【0014】請求項3のロールカーテンは、請求項2の
発明において、前記カム体のコントロールカムとの摩擦
係合面が、コントロールカムの端面のうちの内周側部分
に凹設した環状凹部の奥端面に摩擦係合するように形成
されたことを特徴とするものである。それ故、カム体の
コントロールカムとの摩擦係合面までの半径が小さくな
るため、コントロールカムとカム体間の摩擦トルクが小
さくなり、また、摩擦係合面をコントロールカムの端面
のうちの内周側部分に凹設した環状凹部の奥端面に摩擦
係合するように形成したので、ダストや摩耗粉の侵入を
抑制して、それらの影響を受けにくくなり、安定した摩
擦特性になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、自動車のサ
イドのウインドウの内側に装備して太陽光を遮断したり
光量を調節したりするロールカーテンに本発明を適用し
た場合の例である。図1〜図3に示すように、ロールカ
ーテン1は、可撓性の布からなるカーテン2と、カーテ
ン2の基端部が固着されカーテン2を巻き取る巻取軸3
と、巻取軸3の内部に挿通された軸部材4と、軸部材4
に対して巻取軸3を巻取り方向へ付勢する捩じりバネ5
と、軸部材4に外嵌されて捩じりバネ5との衝突音を緩
和する為の合成樹脂製の緩衝部材6と、巻取軸3の上半
部の外側を覆うカバー7と、巻取軸3の左端側部分に設
けられ巻取軸3の一部を構成するラチェット部材10
と、ラチェット部材10のラチェットホイール13を含
むカム・ラチェット機構14と、このカム・ラチェット
機構14の外側を囲繞する軸受けケース15と、巻取軸
3の右端側の軸受けケース16等を備えている。尚、カ
バー7には、ロールカーテン1を車体に取付ける為の1
対の取付金具7aが固定されている。
【0016】カーテン2の先端部には、ウェイト及び操
作部としての芯材2aが取付けられている。巻取軸3
は、筒体17と、筒体17の左端部に固定されたラチェ
ット部材10と、筒体17の右端に固着された軸受部材
18とで構成され、巻取軸3の左端側部分は軸部材4に
回動自在に支持され、巻取軸3の右端側部分は軸受けケ
ース16の軸部16aに回動自在に外嵌合されている。
軸部材4はラチェット部材10を回動自在に挿通し、軸
部材4の左端部の偏平部4aが軸受けケース15のボス
部15aに回動不能に嵌められている。捩じりバネ5の
左端部は巻取軸3に相対回動不能に連結され、捩じりバ
ネ5の右端部は軸部材4の右端部に固定され、その軸部
材4の右端部は自由端に構成してある。
【0017】こうして、巻取軸3は、捩じりバネ5によ
り巻取り方向(図1の矢印B方向)へ付勢され、カーテ
ン1を最大の展開状態から自動的に巻取り可能にしてあ
る。軸受けケース15,16には、カバー7の端部を受
容する円弧溝19,20が夫々形成され、カバー7の左
端部を円弧溝19に挿入するとともに、カバー7の右端
部を円弧溝20に挿入した状態で、軸受けケース15,
16がカバー7にビスで固定され、左右の軸受けケース
15,16間の間隔が所定間隔に保持されている。
尚、軸受けケース15の下部には、カーテン2の左端部
を案内するガイド部15dが一体形成され、軸受けケー
ス16の下部には、カーテン2の右端部を案内するガイ
ド部16dが一体形成されている。
【0018】次に、カム・ラチェット機構14の構造に
ついて説明する。図2に示すように、ラチェット部材1
0は、軸部11と、フランジ部12と、外周部に複数の
歯13aを形成してなるラチェットホイール13とを有
する。ラチェットホイール13の左側において、軸部材
4には鍔付きスリーブ21が外嵌され、鍔付きスリーブ
21には、ラチェットホイール13の左側に隣接するカ
ム体22と、カム体22の左側に隣接するコントロール
カム23とが回動自在に外嵌されている。カム体22と
コントロールカム23とをラチェットホイール13側へ
付勢する皿バネ24も鍔付きスリーブ21に外嵌され、
皿バネ24は鍔付きスリーブ21の鍔部21aで受け止
められている。尚、鍔付きスリーブ21には軸方向向き
の複数のスリットが形成され、カム体22、コントロー
ルカム23、及び皿バネ24を外嵌する際にはスリット
の間隔を縮めることによって鍔部21aの径を縮小させ
て外嵌できるようにしてある。
【0019】図2、図4〜図7に示すように、パウル部
材25は、軸受けケース15に回動自在に枢支される支
軸部27a,27bと、ラチェットホイール13の歯1
3aに係合可能で、その歯13aとカム体22とコント
ロールカム23の合計幅以上の幅を持つパウル26と、
パウル26から左方へ延び軸受けケース15の円弧穴2
9から外部へ突出する操作部28とを一体形成したもの
である。パウル部材25は、捩じりバネ30により歯1
3aと係合する方向へ回動付勢されている。軸受けケー
ス15の端壁15bの内面には、約120度の開角とな
る2つのストッパ31,32と、パウル部材25の支軸
部27aを支持する枢支穴33とが形成され、軸受けケ
ース15の周壁15cの下部内側には、パウル部材25
の支軸部27bを支持する枢支部34が形成されてい
る。
【0020】図2、図8、図9に示すように、コントロ
ールカム23は合成樹脂製のほぼ円板状のものである。
コントロールカム23には、パウル26をラチェットホ
イール13の歯13aに係合可能にする開角約40度の
切欠き部35と、中心に対して切欠き部35と反対側に
位置する開角約65度の切欠き部36と、切欠き部3
5,36以外の所の外周部に位置しパウル26とラチェ
ットホイール13との係合を不能とする円弧状カム面3
7,38とが形成されている。コントロールカム23の
左端面には切欠き部35の端部に位置する突起39と、
切欠き部35に対して突起39と反対側に位置する突起
40とが形成されている。
【0021】図2、図10、図11に示すように、カム
体22は合成樹脂製のほぼ円板状のものである。カム体
22には、パウル26をラチェットホイール13の歯1
3aに係合可能にする開角約30度の切欠き部41と、
切欠き部41以外の所の外周部に位置しパウル26とラ
チェットホイール13との係合を不能とする円弧状カム
面42とが形成されている。切欠き部41の片方の端縁
は円弧状端縁41aに形成されている。カム体22の左
端面にはコントロールカム23の切欠き部36に遊嵌さ
れる突起43が形成されている。
【0022】カム体22の右端面の半径方向途中部には
右方へ突出し半径方向へ狭幅の環状凸部44が形成さ
れ、その環状凸部44の右端面にラチェットホイール1
3の軸直交端面と摩擦係合する環状の摩擦係合面44a
が形成されている。尚、前記摩擦係合面44aの位置は
前記の位置に限る訳ではないが、カム体22とラチェッ
トホイール13間に作用する摩擦トルクを、カム体22
とコントロールカム23間に作用する摩擦トルクよりも
大きくする為に、摩擦係合面44aは、カム体22の右
端面のうちの外周側約半幅部の範囲内に形成することが
望ましい。
【0023】コントロールカム23の右端面のうちの内
周側部分には環状凹部46が形成され、カム体22の左
端面のうちの最内周部には左方へ突出し半径方向へ狭幅
の環状凸部45が形成され、この環状凸部45の左端面
に、コントロールカム23の環状凹部46の奥端面と摩
擦係合する摩擦係合面45aが形成されている。カム体
22とラチェットホイール13間の摩擦トルクが、カム
体22とコントロールカム23間の摩擦トルクよりも大
きくなるように、つまり、カム体22がコントロールカ
ム23に追従作動するよりもラチェットホイール13に
一層強力に追従作動するように、カム体22のラチェッ
トホイール13との摩擦係合面44aが、カム体22の
コントロールカム23との摩擦係合面45aよりも外周
側に形成されている。
【0024】以上説明したロールカーテン1の作用につ
いて、図12を参照して説明する。図12(a)〜
(e)は、カム・ラチェット機構14を左方から視た状
態の作動説明図であり、カーテン2を引き出す際にはラ
チェット部材10が引出し方向aへ回転し、カーテン2
を巻き取る際にはラチェット部材10が巻取り方向bへ
回転する。そして、ラチェット部材10が回転すると
き、カム体22は切欠き部36で許容される範囲内でラ
チェットホイール13に追従して回動し、コントロール
カム23はストッパ31,32で許容される範囲内でカ
ム体22に追従して回動する。カム体22とラチェット
ホイール13間の摩擦トルクが、カム体22とコントロ
ールカム23間の摩擦トルクよりも大きいため、カム体
22がコントロールカム23に追従作動するよりもラチ
ェットホイール13に一層強力に追従作動する。
【0025】図12(a)はカーテン2を巻き取ったと
きの状態を示し、この状態では突起39がストッパ31
で係止され、突起43が切欠き部36の端部で係止さ
れ、両切欠き部35,41が合致してパウル26からず
れている。カーテン2を引出し方向aへ引き出し始める
と、カム体22とコントロールカム23とがラチェット
ホイール13及び相互の摩擦により、同方向に回転し
て、図12(b)のようにパウル26がラチェットホイ
ール13の歯13aに係合可能になる。さらに引き出し
を続けるとコントロールカム23の突起40が軸受けケ
ースに固定されたストッパ32と係合するのでコントロ
ールカム23は停止し、カム体22だけがラチェットホ
イール13と同方向に回転する。そして、更に引き出す
と、図12(c)のようにカム体22の突起43がコン
トロールカム23の切欠き部36の端縁に当接してカム
体22の回転も停止するが、カム体22とラチェットホ
イール13は摩擦係合しているだけなので、所望の長さ
カーテン2を引出すことができる。
【0026】そして、カーテン2を停止させる際には、
巻取り方向bに少しカーテン2を巻き取らせると図12
(c)の状態からカム体22とコントロールカム23と
が一体になって回転し、コントロールカム23の突起3
9が軸受けケースのストッパ39と当接して停止した図
12(d)の状態になり、さらにカム体22だけが回転
してカム体22の切欠き部41とコントロールカム23
の切欠き部35とが合致した図12(a)の状態にな
る。この状態から若干カーテン2を引き出すと、図12
(b)の状態になるので、カーテン2から手を離してパ
ウル26をラチェットホイール13の歯13aに係合さ
せて図12(e)のようにロックさせることができる。
【0027】ここで、皿バネ24の付勢力で、コントロ
ールカム23をカム体22に押圧する押圧力と、カム体
22をラチェットホイール13ヘ押圧する押圧力とは等
しい。しかし、カム体22のラチェットホイール13と
の摩擦係合面44aを、カム体22のコントロールカム
23との摩擦係合面45aより外周側に形成したので、
カム体22とコントロールカム23間に作用する摩擦ト
ルクよりも、カム体22とラチェットホイール13間に
作用する摩擦トルクの方が大きくなる。それ故、カム体
22がコントロールカム23に追従作動するよりもラチ
ェットホイール13に追従作動しやすくなる。
【0028】つまり、カム体22がコントロールカム2
3に対して相対回動すべきときにコントロールカム23
と一体的に停止することが無く、カム体22とコントロ
ールカム23の作動確実性が向上し、ロールカーテン1
の作動確実性、信頼性が向上する。しかも、カム体22
がラチェットホイール13の端面の一部に摩擦係合する
だけであり、カム体22とラチェットホイール13間に
隙間があるので、ダストや摩耗粉の影響で摩擦特性が変
動しにくくなるうえ、ダストや摩耗粉の外部への排出も
促進される。
【0029】カム体22のラチェットホイール13との
摩擦係合面44aが、カム体22の端面のうちの外周側
約半幅部の範囲内において半径方向に狭幅の環状に形成
されているため、摩擦係合面44aまでの半径が大きく
なるので、摩擦トルクが大きくなり、摩擦トルクが大き
くなる分だけダストや摩耗粉の影響が相対的に軽減さ
れ、ダストや摩耗粉が摩擦係合面外へ排除されやすくな
り、安定した摩擦特性になる。カム体22のコントロー
ルカム23との摩擦係合面45aを、コントロールカム
23の端面のうちの内周側部分に凹設した環状凹部46
の奥端面に摩擦係合するように形成したため、摩擦係合
面45aまでの半径が小さくなり、コントロールカム2
3とカム体22間の摩擦トルクが小さくなる。そして、
摩擦係合面45aを環状凹部46の奥端面に摩擦係合す
るように形成し、カム体22とコントロールカム23間
に隙間を形成したので、ダストや摩耗粉の侵入が抑制さ
れ、それらの影響を受けにくくなり、安定した摩擦特性
になる。
【0030】次に、カム体22とコントロールカム23
の構造を部分的に変更した例について説明する。図13
に示すように、コントロールカム23Aの内周側部分に
は、筒軸部47が一体形成されるとともに、筒軸部47
の左端部外周部に位置する環状凸部48が形成されてい
る。カム体22Aの右端面には、外周付近に位置する環
状凸部44Aが形成され、その環状凸部44Aの右端面
にカム体22Aのラチェットホイール13との摩擦係合
面44bが形成される。また、カム体22Aの左端面の
内周側部分には、環状凸部48に摩擦係合する摩擦係合
面45bが、カム体22Aのコントロールカム23Aと
の摩擦係合面として形成される。この構造では、基本的
に前記と同様の作用・効果を奏するが、カム体22Aと
コントロールカム23A間の隙間が大きくなっているの
で、ダストや摩耗粉の排出を一層促進できる。
【0031】
【発明の効果】請求項1のロールカーテンにおいては、
カム体をラチェットホイールの軸直交端面の一部に摩擦
係合させ、コントロールカムをカム体の端面の一部に摩
擦係合させるとともに、カム体のラチェットホイールと
の摩擦係合面を、カム体のコントロールカムとの摩擦係
合面より外周側に形成したので、コントロールカムとカ
ム体間に作用する摩擦トルクよりも、カム体とラチェッ
トホイール間に作用する摩擦トルクの方が大きくなる。
それ故、カム体がコントロールカムに追従作動するより
もラチェットホイールに追従作動しやすくなる。
【0032】その結果、カム体がコントロールカムに対
して相対回動すべきときにコントロールカムと一体的に
停止するすることが無くなって、カム体とコントロール
カムの作動確実性が向上し、ロールカーテンの作動確実
性、信頼性が向上する。しかも、カム体がラチェットホ
イールの端面の一部に摩擦係合するだけであるので、ダ
ストや摩耗粉の影響で摩擦特性が変動しにくくなるう
え、ダストや摩耗粉の摩擦係合面外への排出も促進され
る。
【0033】請求項2のロールカーテンによれば、請求
項1と同様の効果を奏するが、前記カム体のラチェット
ホイールとの摩擦係合面を、カム体の端面のうちの外周
側約半幅部の範囲内において半径方向に狭幅の環状に形
成したので、カム体のラチェットホイールとの摩擦係合
面までの半径が大きくなるから、摩擦トルクが大きくな
り、摩擦トルクが大きくなる分だけダストや摩耗粉の影
響が相対的に軽減され、ダストや摩耗粉が摩擦係合面外
へ排出されやすくなり、安定した摩擦特性になる。
【0034】請求項3のロールカーテンによれば、請求
項2と同様の効果を奏するが、前記カム体のコントロー
ルカムとの摩擦係合面を、コントロールカムの端面のう
ちの内周側部分に凹設した環状凹部の奥端面に摩擦係合
するように形成したので、カム体のコントロールカムと
の摩擦係合面までの半径が小さくなるため、コントロー
ルカムとカム体間の摩擦トルクが小さくなり、また、摩
擦係合面へのダストや摩耗粉の侵入を抑制して、それら
の影響を受けにくくし、安定した摩擦特性にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るロールカーテンの斜視
図である。
【図2】ロールカーテンの左端側部分の縦断面図であ
る。
【図3】ロールカーテンの右端側部分の縦断面図であ
る。
【図4】左側の軸受けケース等の右側面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】パウル部材の正面図である。
【図7】パウル部材の左側面図である。
【図8】コントロールカムの左側面図である。
【図9】コントロールカムの正面図である。
【図10】カム体の左側面図である。
【図11】カム体の正面図である。
【図12】(a)〜(d)はカム・ラチェット機構の作
動の各状態を説明する説明図である。
【図13】変更形態に係るカム体とコントロールカムの
断面図である。
【符号の説明】
1 ロールカーテン 2 カーテン 3 巻取軸 13 ラチェットホイール 22,22A カム体 23,23A コントロールカム 24 皿バネ 25 パウル部材 26 パウル 31,32 ストッパ 35,36 切欠き部 37,38 円弧状カム面 39,40 突起 41 切欠き部 42 円弧状カム面 43 突起 44,44A 環状凸部 44a,44b 摩擦係合面 45 環状凸部 45a,45b 摩擦係合面 46 環状凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性のカーテンと、 このカーテンの基端部が固着されカーテンを巻取る方向
    へ付勢された巻取軸と、 この巻取軸の少なくとも一端
    側において巻取軸に固定され外周に複数の歯を有するラ
    チェットホイールと、 ラチェットホイールの歯に係合可能で係合方向へ回動付
    勢され係合時に巻取軸の巻取方向の回転を停止するパウ
    ルと、 ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠
    き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に
    回転可能に支持され且つラチェットホイールの軸直交端
    面の一部分に摩擦係合するカム体と、 ラチェットホイールとパウルとの係合を可能にする切欠
    き部と係合を不能とする円弧状カム面とを有し巻取軸に
    回転可能に支持され且つカム体の端面の一部分に摩擦係
    合し且つカム体に対して両切欠き部が合致する位置と合
    致しない位置との間で相対回動可能に取付けられたコン
    トロールカムと、 このコントロールカムの回動範囲を規制するストッパ
    と、 カム体とコントロールカムとをラチェットホイール側へ
    付勢するバネ部材とを備え、 前記カム体のラチェットホイールとの摩擦係合面を、カ
    ム体のコントロールカムとの摩擦係合面より外周側に形
    成したことを特徴とするロールカーテン。
  2. 【請求項2】 前記カム体のラチェットホイールとの摩
    擦係合面が、カム体の端面のうちの外周側約半幅部の範
    囲内において半径方向に狭幅の環状に形成されたことを
    特徴とする請求項1に記載のロールカーテン。
  3. 【請求項3】 前記カム体のコントロールカムとの摩擦
    係合面が、コントロールカムの端面のうちの内周側部分
    に凹設した環状凹部の奥端面に摩擦係合するように形成
    されたことを特徴とする請求項2に記載のロールカーテ
    ン。
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