JPH09278029A - カートン - Google Patents

カートン

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JPH09278029A
JPH09278029A JP9155496A JP9155496A JPH09278029A JP H09278029 A JPH09278029 A JP H09278029A JP 9155496 A JP9155496 A JP 9155496A JP 9155496 A JP9155496 A JP 9155496A JP H09278029 A JPH09278029 A JP H09278029A
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JP
Japan
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adhesive portion
carton
side plate
piece
folded piece
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9155496A
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English (en)
Inventor
Fumiaki Maeda
文秋 前田
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Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト高となることがなく、開封し易く、開
封後の外観が良好であるという性能を備えたカートンを
提供することを目的とし、さらには前述の性能を備える
うえ保存安定性が良好であるという性能を備えたカート
ンを提供することを目的とする。 【解決手段】 収納空間24が側板22A,22B,23A,23Bに連
設された天板25によって閉塞される紙製カートンであっ
て、側板22Aの表面に貼着される外側折り返し片30が折
曲げ可能に天板25に連設され、さらに側板22Aの表面に
外側折り返し片30の裏面に貼着される表側接着部44が設
けられるか、又は外側折り返し片30の裏面に側板22Aの
表面に貼着される裏側接着部48が設けられ、又は側板22
Aの表面の表側接着部44と外側折り返し片30の裏面の裏
側接着部48の両方が設けられ、さらに表側接着部44の周
縁に位置する表層と裏側接着部48の周縁に位置する裏層
のうち少なくとも一方に切り込みが形成されてなるカー
トン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粉末洗剤などの粉
体を収納するカートンに係わり、さらに詳しくは、コス
ト高となることがなく、開封し易く、開封後の外観が良
好であるという性能を備えたカートン、さらには前述の
性能を備えるうえ保存安定性が良好であるという性能を
備えたカートンに関する。
【0002】
【従来の技術】図22は、粉末洗剤が収納される従来の
包装容器の例で、開封したときの状態を示した斜視図で
ある。この例の包装容器は、紙製容器1a内に板紙また
はダンボール製枠体1bを嵌め入れ貼着したシールカー
トンタイプの包装容器である。前記紙製容器1aは、図
23に示すような側板2a,2b,2c,2dの上部に
それぞれ折曲げ可能に連設された天フラップ3a,3
b,3c,3dと、前記側板2a,2b,2c,2dの
下部にそれぞれ折曲げ可能に連設された底フラップ4
a,4b,4c,4dと、端部の側板2aに連接された
余長片5dとからなる紙製シート6を折曲げて作製され
たものである。また、この紙製シート6の容器の内側と
なる面には側板を破断して開封するためのカットテープ
7が余長片5d及び側板2a〜2dを横断するように貼
着されている。また、側板2dにはカットテープ7の端
部を摘むための切り込み7aが形成されている。
【0003】このような紙製シート6と枠体1bを用い
て包装容器を作製するには、紙製シート6を角筒状に折
曲げ、側板2aの余長片5dを側板2dに貼着すること
により収納空間8の側方を閉塞し、底フラップ4a〜4
dを折曲げて固着することにより収納空間8の底部を閉
塞する。ついで、側板2a〜2dを補強するため、図2
4に示すように側板2a〜2dの内面に枠体1bを貼着
後、収納空間8内に粉末洗剤を充填し、この後、天フラ
ップ3a,3b,3c,3dを折曲げて固着することに
より収納空間8の天部を閉塞すると、図25に示すよう
な包装容器が得られる。このような包装容器を開封する
には、カットテープ7の端部を摘み挙げ、側板2d〜2
aを破断し、紙製容器1aを本体1cと蓋部1dに分
け、該蓋部1dを開けることにより、開封することがで
きる。
【0004】また、図26は、従来の包装容器のその他
の例で、開封したときの状態を示した斜視図である。こ
の例の包装容器は、底板9と短側板10a,10bと長
側板11a,11bに囲まれた収納空間14が長側板1
1bに連設された蓋体15によって覆われてなる横長の
直方体状ものであり、前記収納空間14には粉末洗剤が
収納されている。粉末洗剤の使用後は、長側板11aの
上部に設けられた差込み口16に蓋体15の先端部15
aを差込むことにより、収納空間14を覆し、粉体洗剤
を保管できるようになっている。開封前の包装容器は、
裏面が糊付けされた先端部15aが長側板11aに貼着
されており、開封する時は先端部15aを側板11aか
ら剥し、蓋体15を開けることにより、開封することが
できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図25に
示したシールカートンタイプの包装容器にあっては、板
紙またはダンボール製枠体1bのコストが高いうえ、該
枠体1bを紙製容器1a内に嵌め入れ、貼着する加工費
が高いため、得られる包装容器がコスト高となってしま
うという問題があった。また、開封後の包装容器は、本
体1cと蓋部1dとの間すなわちカットテープ7があっ
た部分に隙間があいて見苦しく、開封後の外観が悪かっ
た。
【0006】また、図26に示した横長型の包装容器に
おいては、容易に開封できるものの、先端部15aを長
側板11aから剥す際に、長側板11aの一部が剥がれ
たり、あるいは先端部15aの一部が剥がれて長側板1
1aの表面に残ってしまうため、開封後の外観が悪いと
いう問題があった。また、開封前であっても、蓋体15
と短側板10a,10bの周縁との間に隙間が空いてい
るため、該隙間から収納空間14内に湿気が入り保存安
定性が悪く、あるいは前記隙間から粉末洗剤が溢れてし
まうという不都合があった。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、コスト高となることがなく、開封し易く、開封後の
外観が良好であるという性能を備えたカートンを提供す
ることを目的とし、さらには前述の性能を備えるうえ保
存安定性が良好であるという性能を備えたカートンを提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも表層と裏層を積層した多層構造の紙材からな
り、底板と複数の側板とに囲まれた収納空間が側板の一
つに連設された天板によって閉塞される紙製カートンで
あって、前記側板の表面に貼着される外側折り返し片が
折曲げ可能に前記天板に連設され、さらに前記外側折り
返し片が貼着される側板の表面に該外側折り返し片の裏
面に貼着される表側接着部が設けられるか、又は前記外
側折り返し片の裏面に側板の表面にされる裏側接着部が
設けられるか、又はこれら側板の表面の表側接着部と前
記外側折り返し片の裏面の裏側接着部の両方が設けら
れ、さらに前記表側接着部の周縁に位置する表層と前記
裏側接着部の周縁に位置する裏層のうち少なくとも一方
に切り込みが形成されてなることを特徴とするカートン
を前記課題の解決手段とした。
【0009】請求項2記載の発明は、前記表側接着部の
周縁に位置する表層に切り込みが形成されているとき、
前記天板または外側折り返し片の裏面の裏層に切り込み
が前記天板と外側折り返し片との境界に位置する折り返
し部に沿って形成されており、あるいは前記裏側接着部
の周縁に位置する裏層に切り込みが形成されているとき
前記外側折り返し片が貼着される側板またはこれに連設
された他の折り返し片の表面に形成する切り込みを前記
側板と他の折り返し片との境界に位置する折り返し部に
沿って半切れにするか、あるいは半切れまたは全切れに
よるミシン目としたことを特徴とする請求項1記載のカ
ートンを前記課題の解決手段とした。請求項3記載の発
明は、前記外側折り返し片の裏面の裏側接着部の両側に
第2の接着部が該裏側接着部と近接してあるいは接する
ように設けられ、前記両側の第2の接着部が側板に貼着
されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカー
トンを前記課題の解決手段とした。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明のカートンの第一の例を示す斜視図であ
る。また、図2は、図1に示したカートンを作製するた
めの厚紙の裏層側から見た展開図である。第一の例のカ
ートンは、底板21と、長手方向の側板(以下、長側板
と記す。)22A,22Bと、短手方向の側板(以下、
短側板と記す。)23A,23Bとに囲まれた収納空間
24が、一つの長側板22Bに連設された天板25によ
って閉塞される紙製の直方体状のものである。ここでの
収納空間24には、商品Xとして粉末洗剤などの粉体が
充填されている。
【0011】前記底板21と、長側板22A,22B
と、短側板23A,23Bと、天板25は、図2に示す
ように一枚の厚紙20aによって形成されている。該厚
紙20aは、少なくとも表層と裏層の二層以上を積層し
た多層構造のものであり、該裏層は通常古紙から構成さ
れており、厚紙20aの表層側表面の大部分がカートン
の表面となり、裏層側表面がカートンの裏面となり、図
2中の矢印は紙目である。前記短側板23Aは、底板2
1の一方の短辺、天板25の一方の短辺、長側板22B
の一方の短辺、長側板22Bに一方の短辺に連設された
側板フラップ26A,27A,28A,29Aを重ね合
わせて貼着して設けられた二重壁構造のものである。短
側板23Bは、底板21の他方の短辺、天板25の一方
の短辺、長側板22Bの他方の短辺、長側板22Bに他
方の短辺に連設された側板フラップ26B,27B,2
8B,29Bを重ね合わせて貼着して設けられた二重壁
構造のものである。
【0012】天板25には、外側の長側板22Aの表面
に貼着される外側折り返し片30が折曲げ可能に連設さ
れている。前記天板25の両方の短辺(縁部)より内方
の位置から折り返し片30にかけてミシン目または半切
れによる破断線32が設けられ、該破断線32の破断に
より前記収納空間24を開閉する蓋片33が形成できる
ようになっている。このようにして形成された蓋片33
は、天板25の中央部25aと外側折り返し片30の中
央部分30aとからなるものである。
【0013】前記破断線32のうち天板25に設けられ
る半切れ32aは、図3に示すように天板25の表層側
と裏層側からそれぞれ切り込み34a,34bを、半切
れ状態で厚み方向の位置がわずかにずれるように入れる
ことが好ましい。半切れ状態であると、切り込み34
a,34bが天板25の表面側から裏面側にまで貫通し
ていないので、収納空間24への湿気の侵入を少なくで
き、特に、商品Xとして粉末洗剤が収納される場合、粉
末洗剤が湿気により塊状となってしまうのを低減するこ
とができるからである。また、前記破断線32のうち外
側折り返し片30に設けられるミシン目32bは、表面
側から裏面側にまで貫通する通常のミシン目である方が
蓋片33を形成し易く、開封が容易となるからである。
【0014】前記天板25の両方の短辺から天板の表層
側に形成される切り込み34aまでの幅W1としては、
大きい方が、外側折り返し片30のミシン目32bと、
天板25の長辺との間に作られる内角θが大きくなるた
め、開封が容易となるからである。例えば、カートンの
大きさが横150×縦90×高さ134mmである場
合、前記幅W1は、10mm程度が好ましく、また、前
記内角θは45゜程度が好ましい。
【0015】外側折り返し片30の中央部30aの先端
部33aには、蓋片33の先端部を摘み易くすること
と、後述する差込み口39に蓋片33の先端部33aを
差込み易くするための半円状の差込みフラップ41が連
設されている。また、この差込みフラップ41と外側折
り返し片30との境界には、より開封し易くするために
折り罫41aが形成されていることが好ましい。
【0016】前記長側板22Aには、該蓋片33の先端
部33aと差込みフラップ41を差込むための差込み口
39が形成されている。この長側板22Aには、差込み
口39を内側から覆うための内側折り返し片(他の折り
返し片)42が折曲げ可能に連接されている。そして、
前記内側折り返し片42の裏面の周辺部42aを長側板
22Aの内面に接着剤等により貼着して差込み口39を
取り囲む周囲部が形成されている。また、内側折り返し
片42の裏面の周辺部42aより内方で、差込み口39
を覆う中央部42bには、エンボス加工により凹部が形
成されており、長側板22Aと、内側折り返し片42と
を貼着したときに、長側板22Aと内側折り返し片42
との間で、かつ差込み口39の周囲に隙間ができ、蓋片
33の先端部33aならびに差込みフラップ41を差込
み口39に差込み易くなっている。
【0017】長側板22Aの表面で、前記差込み口39
と前記内側折り返し片42との間には、表側接着部44
が設けられている。表側接着部44の形状は、前記内側
折り返し片42側から差込み口39側にかけて先窄まり
状のものであり、例えば、弓形、逆台形、逆二等辺三角
形などを挙げることができ、この第一の例では弓形とな
っている。ここでの表側接着部44は、これの弦が長側
板22Aと内側折り返し片42との境界に位置するよう
に設けられており、一方、円弧が差込み口39側となる
ように設けられている。また、外側折り返し片30の裏
面でミシン目32bより内方に前記表側接着部44に貼
着される裏側接着部48が設けられている。この裏側接
着部48の形状は、前述の表側接着部44と略同形状で
あり、前記天板25側から外側折り返し片30の下部側
にかけて先窄まり状のものであり、例えば、弓形、逆台
形、逆二等辺三角形などを挙げることができ、この第一
の例では弓形となっている。裏側接着部48は、これの
弦が天板25と外側折り返し片30との境界に沿うよう
に設けられており、一方、円弧が蓋片33の先端部33
a側となるように設けられている。
【0018】そして、前記表側接着部44の周縁に位置
する表層に切り込み45が形成されており、すなわち、
長側板22Aと内側折り返し片42との境界で表側接着
部44の弦と重なる部分に位置する表層と、表側接着部
44の円弧に位置する表層に切り込みが形成されてい
る。また、さらに前記裏側接着部48の周縁に位置する
裏層に切り込み46が形成されている。
【0019】裏側接着部48と表側接着部44の形状が
それぞれ前述のような先窄まり状であると、後述するよ
うに差込みフラップ41を引き上げ、破断線32に沿っ
て外側折り返し片30ならびに天板25をカットするこ
とにより蓋片33を形成してカートンを開封するとき
に、裏側接着部48または表側接着部44の先窄まりの
先端部に引き上げ力が集中するので、表側接着部44の
表層44aがこれの輪郭に沿って容易に剥離して外側折
り返し片30の裏側接着部48上に接着するので、裏側
接着部48の一部分が破れて表側接着部44の表層44
aの一部分とともに長側板22Aの表面に残るのを防止
することができ、あるいは裏側接着部48の裏層がこれ
の輪郭に沿って容易に剥離して長側板22Aの表側接着
部44上に接着するので、表側接着部44の一部分が破
れて裏側接着部48の裏層の一部分とともに外側折り返
し片30の裏面に残るのを防止することができ、よっ
て、開封後の外観が悪くなるのを防止することができる
からである。
【0020】また、外側折り返し片30には、より開封
し易くするために、裏側接着部48の円弧と近接してあ
るいは接するように折り罫51aが形成されていること
が好ましい。また、前記外側折り返し片30の裏面で、
ミシン目32bの両側すなわち裏側接着部48の両側に
第2の接着部47a,47bが前記裏側接着部48と近
接してあるいは接するように設けられている。
【0021】前記長側板22Aの表面の差込み口39の
近傍には下側点状接着部49が設けられるか、又は外側
折り返し片30の裏面のミシン目32bより内方で、か
つ裏側接着部48と差込みフラップ41との下方には上
側点状接着部50が設けられるか、又は長側板22Aの
表面の下側点状接着部49と外側折り返し片30の裏面
の上側点状接着部50の両方が設けられ、さらに該下側
点状接着部49の周縁に位置する表層と、上側点状接着
部50の周縁に位置する裏層のうち少なくとも一方に切
り込みが形成されていることが好ましい。
【0022】また、前記長側板22Aの高さHは、他の
側板22B,23A,23Bよりも天板25の厚み分程
度低くなっていることが好ましい。ここで側板22Aの
高さHが他の側板22B,23A,23Bと同じ高さで
あると、外側折り返し片30を長側板22Aに貼着した
とき、天板25と外側折り返し片30との境界に位置す
る折り返し部の高さが天板25と各側板22B,23
A,23Bとの境界に位置する折り返し部の高より高く
なり、得られるカートンの天板25に傾斜ができたり、
長側板22Aの長辺と外側折り返し片30との間に隙間
ができてしまうからである。
【0023】前述のような厚紙20aを用いてカートン
を作製するとき、外側折り返し片30の裏面の上側点状
接着部50及びこれの周囲と、裏側接着部48と、第2
の接着部47a,47bには接着剤が塗布されるが、こ
のときミシン目32bの部分を避けて接着剤を塗布する
ことが開封時におけるこの部分の外観上好ましい。ミシ
ン目32bの部分にまで接着剤が塗布されると、ミシン
目32bから接着剤が浸み込んで、開封時にミシン目3
2bからきれいに開封できないからである。また、厚紙
20aの表層側表面には、必要に応じて印刷が施されて
おり、さらにこの印刷層上に外側折り返し片30と接着
する部分を除いて、例えば、第2の接着部47a,47
bや裏側接着部48や上側点状接着部50を接着する部
分を除いて、ビニール引きなどのオーバーコートが施さ
れている。ここで厚紙20aの表層側表面で接着する部
分にもオーバーコートが施されていると、接着不良が生
じる恐れがあるからである。
【0024】そして、外側折り返し片30の裏側接着部
48は長側板22Aの表側接着部44に接着剤等により
貼着されており、さらに、両側の第2の接着部47a,
47bは長側板22Aの表側接着部44の両側表面に接
着剤等により貼着されている。さらに長側板22Aに下
側点状接着部49が設けられている場合は、該下側点状
接着部49は外側折り返し片30の裏面に接着剤等によ
り貼着されており、外側折り返し片30に上側点状接着
部50が設けられている場合は、該上側点状接着部50
は長側板22Aの表面に接着剤等により接着されてお
り、下側点状接着部49と上側点状接着部50の両方が
設けられている場合は、長側板22Aの下側点状接着部
49と外側折り返し片30の上側点状接着部50とが接
着剤等により貼着されている。このように裏側接着部4
8と表側接着部44との貼着と、第2の接着部47a,
47bと長側板22Aとの貼着以外に、下側点状接着部
49と外側折り返し片30とを貼着あるいは上側点状接
着部50と長側板22Aとを貼着あるいは下側点状接着
部49と上側点状接着部50とを貼着することにより長
側板22Aと外側折り返し片30とを接着したカートン
は、裏側接着部48と表側接着部44との貼着と、第2
の接着部47a,47bと長側板22Aとの貼着するこ
とにより長側板22Aと外側折り返し片30とを接着し
たカートンに比べて、長側板22Aと外側折り返し片3
0との接着力がより強くなる。また、下側点状接着部4
9の周縁の表層と外側折り返し片30の上側点状接着部
50の周縁の裏層のうち少なくとも一方に切り込みが形
成されていることより、開封時には下側点状接着部49
の表層と上側点状接着部50の裏層のうちいずれかが容
易に剥離して他方の上に接着し、下側点状接着部49の
周囲の長側板22Aや、上側点状接着部50の周囲の外
側折り返し片30が剥離したり破れたりすることが少な
くなる。
【0025】また、蓋片33を構成する天板25の中央
部25aの裏面には、該中央部25aの周縁からはみだ
さない板紙からなる組立式計量スプーン35が接着剤、
両面テープ等により取り外し可能に貼着されている。こ
のシート状の組立式計量スプーン35は、図4に示すよ
うにバルカナイズドファイバーからなる横長の長方形状
のもので、中央部から左側に収納部形成用の2本の横V
字型の折り目37a,37aを形成し、中央部から右側
に把手形成用の放射状に3本の折り目37b,37b,
37b、切り込み37c,37cを形成し、把手片36
a,36b,36cを形成し、さらに把手片36cに半
円状の切り込み37dにより係止部36を形成したもの
であり、簡単に組立てられるようになっているものであ
る。この組立式計量スプーン35の大きさは、天板25
の中央部25aの周縁部からはみ出さない大きさとされ
る。なお、組立式計量スプーン35はカートンの寸法に
より長側板22Bなどに取り出し可能に貼着することも
できるが、洗剤に手を触れなくても済むことや、取り出
しが容易であることから、天板25の裏面に貼着する方
が好ましい。
【0026】組立式計量スプーン35が天板25の中央
部25aの周縁部からはみ出ていると、後述の洗剤メー
カーに搬送する前に包材メーカーにおいて、図6に示す
ような折り畳み物20bを作製するときや、こ洗剤メー
カーでの組み立て時に側板の立ち上げを容易とするため
に図7に示すような折り畳み物20cを作製するとき、
組立式計量スプーン35が長側板22Bや外側折り返し
片30に当ってしまい、折曲げにくくなるからである。
また、図8に示すように洗剤メーカーでフラップ26
B,27B,28B,29Bを貼着して短側板23Bを
形成するときや、収納空間24に商品Xを充填後、フラ
ップ26A,27A,28A,29Aを貼着して短側板
23Aを形成するとき、これらフラップに組立式計量ス
プーン35が当ってしまい、短側板23A,23Bを形
成しにくくなるからである。また、図9に示すように蓋
片33を開けたときに、組立式計量スプーン35が長側
板22A,22Bあるいは短側板23A,23Bに接触
して取出しにくくなるからである。
【0027】このような組立式計量スプーン35の材質
としては、紙などが用いられ、特にバルカナイズドファ
イバーが好適に用いられる。このバルカナイズドファイ
バーは、堅紙とも呼ばれ、濃度65〜75゜Beの塩化
亜鉛の濃溶液をもって処理した変性加工紙の一種であ
る。
【0028】図2に示した厚紙20aを用いて図1に示
した計量スプーン付きカートンを作製するには、例えば
以下の工程によって製造することができる。まず、包材
メーカーにおいて、図2に示したような厚紙20aを用
意し、天板25の裏面に組立式計量スプーン35を天板
25の中央部25aの周縁からはみ出さないように接着
剤、両面テープ等で取り外し可能に貼着する。ついで、
図5に示すように内側折り返し片42と長側板22Aと
の境界を谷にして折曲げて、内側折り返し片42の裏面
の周辺部42aを、長側板22Aの内面に接着剤等を用
いて貼着して差込み口39を取り囲む周囲部を形成す
る。
【0029】この後、厚紙20aの外側折り返し片30
の裏面の上側点状接着部50及びこれの周囲と、裏側接
着部48と、第2の接着部47a,47bには、ミシン
目32bの部分を避けて接着剤等を塗布し、ついで図6
に示すように底板21と長側板22Aとの境界と、長側
板22Bと天板25との境界を谷にして折曲げた後、外
側折り返し片30の裏側接着部48と長側板22Aの表
側接着部44とを貼着するとともに、外側折り返し片3
0の第2の接着部47a,47bを側板22Aの表側接
着部44の両側表面に貼着し、さらにこれとともに長側
板22Aの下側点状接着部49と、外側折り返し片30
の上側点状接着部50とを貼着した後、板状の折り畳み
物20bを作製する。
【0030】この後、洗剤メーカーでの組み立て時に側
板の立ち上げを容易とするために、前記折り畳み物20
bを、これの底板21と長側板22Bとの境界と、天板
25と外側折り返し片30との境界を山にして折り曲げ
て折り目を付けて図7に示すような板状の折り畳み物2
0cを作製した後、該折り畳み物20cを、これの底板
21と長側板22Aとの境界と、長側板22Bと天板2
5との境界を山にして折曲げて、図6に示した折り畳み
物20bの状態に戻しておく。ついで、このような折り
畳み物20bを積み重ね、紐等で束ねた後、洗剤メーカ
ーに運搬する。洗剤メーカーに搬入された折り畳み物2
0bは、一時的に保管される。このような折り畳み物2
0bは板状となっているので、また、組立式計量スプー
ン35はシート状のまま折り畳み物20b内に挿入され
ているので、運搬時や保管時に、嵩張らず、積み重ね易
く、高積みすることができる。
【0031】ついで、洗剤メーカーにおいて折り畳み物
20bを、図8に示すようにフラップ26B,27B,
28B,29Bを接着剤等により貼着して短側板23B
を形成し、この短側板23Bの反対側の開口部40から
収納空間24内に商品Xとして粉末洗剤を充填後、フラ
ップ26A,27A,28A,29Aを接着剤等により
貼着して短側板23Aを形成すると、図1に示すような
カートンが得られる。
【0032】次に、このようにして得られたカートンの
使用例について説明する。まず、図1に示すカートンの
差込みフラップ41を摘み上げ、破断線32に沿って外
側折り返し片30をカットして蓋片33の先端部33a
を形成する。 このようにすると、図9に示すように長
側板22Aの下側点状接着部49の周縁の表層と外側折
り返し片30の上側点状接着部50の周縁の裏層のうち
少なくとも一方に切り込みが形成されていることより、
下側点状接着部49の表層と上側点状接着部50の裏層
のうちいずれかが容易に剥離して他方の上に接着する。
例えば、厚紙20aが表層と裏層の二層構造のものであ
る場合、下側点状接着部49の表層49aが剥離して上
側点状接着部50上に接着し、長側板22Aには下側点
状接着部49の裏層49bが残る。
【0033】さらに、差込みフラップ41を引き上げ、
破断線32に沿って外側折り返し片30ならびに天板2
5をカットして残りの部分の蓋片33を形成し、蓋片3
3を開けると、図8に示すように蓋片33を構成する天
板25の中央部25aの裏面に貼着された組立式計量ス
プーン35が露出する。このようにすると、表側接着部
44の周縁に位置する表層に切り込み45が形成され、
かつ裏側接着部48の周縁に位置する裏層に切り込み4
6が形成され、裏側接着部48が表側接着部44に貼着
されていることにより、表側接着部44の表層と裏側接
着部48の裏層のうちいずれかが容易に剥離して他方の
上に接着する。例えば、図9に示すように表側接着部4
4の表層44aが容易に剥離して外側折り返し片30の
裏側接着部48上に接着し、長側板22Aには表側接着
部44の裏層44bが残る。
【0034】ついで、露出した組立式計量スプーン35
を天板25の中央部25aから取り外した後、組立式計
量スプーン35を図4に示す折り目37a、37aに沿
って折曲げて収納部を形成し、折り目37b,37b,
37bに沿って折曲げた後、把手片36a,36bを切
り込み37bに引っ掛け、把手片36a,36bを係止
部36により係り止めることにより把手部を形成する
と、図10に示すような組立後の計量スプーン35aが
得られる。そして、この計量スプーン35aので収納空
間24に収容された粉末洗剤Xをすくい取って計量し、
使用する。
【0035】粉末洗剤Xを使用した後は、差込み口39
に蓋片33の先端部33aならびに差し込みフラップ4
1を差込むことにより、収納空間24を閉塞し、粉末洗
剤Xを保管しておく。ここで計量スプーン35aは、蓋
片33により収納空間24を閉塞する前に、収納空間2
4内に入れておく。再度、粉末洗剤Xを取出すときは、
蓋片33の先端部33aならびに差込みフラップ41を
差込み口39から抜き、蓋片33を開け、この後、前述
の方法と同様にして粉末洗剤Xを使用すればよい。
【0036】第一の例のカートンにあっては、表側接着
部44の周縁に位置する表層に切り込み45が形成さ
れ、かつ裏側接着部48の周縁に位置する裏層に切り込
み46が形成され、裏側接着部48が表側接着部44に
貼着されていることにより、開封時に、表側接着部44
の表層と裏側接着部48の裏層のうちいずれかが容易に
剥離して他方の上に接着するので、裏側接着部48の周
囲の外側折り返し片30や、表側接着部44の周囲の長
側板22Aが剥離したり破れることがなく、従って開封
し易いうえ開封後の外観が良好である。また、第一の例
のカートンにおいては、さらに外側折り返し片30の裏
面の裏側接着部48の両側に第2の接着部47a,47
bが該裏側接着部48と近接してあるいは接するように
設けられ、前記両側の第2の接着部47a,47bが長
側板22Aに貼着されていることにより、開封前は外側
折り返し片30と長側板22Aとの間の隙間の密封性が
良好で、該隙間から収納空間24内に湿気が侵入した
り、あるいは収納空間24に収容された粉末洗剤が前記
隙間から外部に溢れることを防止することができるので
保存安定性が優れており、また、裏側接着部48と表側
接着部44との貼着だけにより外側折り返し片30と長
側板22Aとが接着されている場合と比べて長側板22
Aと外側折り返し片30との接着力がより強くなる。
【0037】また、第一の例のカートンにおいては、安
価な紙を用いて作製することができるので、従来のシー
ルカートンタイプの包装容器のように容器内にコストの
高い板紙またはダンボール製枠体を嵌め入れたもののよ
うにコスト高となることがない。さらに、第一の例のカ
ートンにおいては、収納空間24への粉末洗剤の充填
は、従来から用いられている充填機を用いることができ
る。
【0038】また、短側板23A,23Bが、それぞ
れ、短側板フラップ26A〜29A,26B〜29Bを
重ね合わせて貼着して形成された二重壁構造とされたこ
とにより、側面の強度が確保される。また、開封前のカ
ートンは、側板22A,22B,23A,23Bの周縁
と天板25の周縁部との間に隙間が空いていないので、
該隙間から収納空間24内に湿気が侵入することや前記
隙間から粉末洗剤が溢れることがなく、保存安定性が優
れる。また、天板25の周縁部の内方から外側折り返し
片30にかけて破断可能に設けられる破断線32のうち
少なくとも天板25に設けられる半切れ32aを半切れ
状態としたことにより、ミシン目が天板25の表面側か
ら裏面側にまで貫通していないので、収納空間24への
湿気の侵入を少なくでき、特に、商品Xとして粉末洗剤
が収納される場合、粉末洗剤が湿気により塊状となって
しまうのを低減することができるからである。
【0039】なお、第一の例のカートンにおいては、長
側板22Aと内側折り返し片42との境界で、表側接着
部44の弦と重なる部分に切り込みが形成されている場
合について説明したが、表側接着部44の弦の延長線上
に位置する長側板22Aと内側折り返し片42との境界
にも切り込みが形成されていてもよい。また、第一の例
のカートンにおいては、短側板23A,23Bが二重壁
構造である場合について説明したが、必ずしもこれに限
らず、三重壁構造以上のものであってもよい。また、第
一の例のカートンにおいては、差込みフラップ41の形
状が、半円状である場合について説明したが、逆台形
状、逆三角状であってもよい。また、第一の例のカート
ンにおいては、天板25の裏面の中央部25aに組立式
計量スプーン35を貼着した場合について説明したが、
予め成形されたプラスチック製計量スプーンを収納空間
24に入れてもよく、この場合には該プラスチック製計
量スプーンは図9の開口部60から収納空間24に挿入
することができ、また、計量スプーンを必要としない場
合には収納空間24に挿入しなくてもよい。 また、第
一の例のカートンにおいては、組立式計量スプーン35
がバルカナイズトファイバーからなる場合について説明
したが、厚紙でもよい。
【0040】つぎに、本発明のカートンの第二の例につ
いて説明する。第二の例のカートンは、図11に示すよ
うな厚紙20dを用いて作製されたものであり、第一の
例のカートンと異なるところは、長側板22Aの表面に
表側接着部44が設けられ、かつ外側折り返し片30の
裏面に表側接着部44に貼着される裏側接着部48が設
けられ、さらに表側接着部44の周縁に位置する表層の
切り込み45が形成され、かつ裏側接着部48の周縁に
位置する裏層に切り込み46が形成されることに代え
て、外側折り返し片30の裏面に長側板22Aに貼着さ
れる裏側接着部48が設けられ、かつ裏側接着部48の
周縁に位置する裏層に切り込み46が形成されている点
である。この第二の例のカートンにあっては、前述の構
成としたことにより、図12に示すように開封時に、裏
側接着部48の裏層48bが容易に剥離して長側板22
A上に接着し、外側折り返し片30には裏側接着部48
の表層48aが残るので、裏側接着部48の周囲の外側
折り返し片30や、長側板22Aが剥離したり破れたり
することが少なく、従って開封し易いうえ開封後の外観
が良好である。
【0041】つぎに、本発明のカートンの第三の例につ
いて説明する。第三の例のカートンは、図13に示すよ
うな厚紙20eを用いて作製されたものであり、第一の
例のカートンと異なるところは、長側板22Aの表面に
表側接着部44が設けられ、かつ外側折り返し片30の
裏面に表側接着部44に貼着される裏側接着部48が設
けられ、さらに表側接着部44の周縁に位置する表層の
切り込み45が形成され、かつ裏側接着部48の周縁に
位置する裏層に切り込み46が形成されることに代え
て、長側板22Aの表面に外側折り返し片30の裏面に
貼着される表側接着部44が設けられ、かつ表側接着部
44の周縁に位置する表層の切り込み45が形成されて
いる点である。この第三の例のカートンにあっては、前
述の構成としたことにより、図9と同様に開封時に、表
側接着部44の表層44aが容易に剥離して外側折り返
し片30の裏面に接着し、長側板22Aには表側接着部
44の裏層44bが残るので、表側接着部44の周囲の
長側板22Aや外側折り返し片30が剥離したり破れた
りすることが少なく、従って開封し易いうえ開封後の外
観が良好である。
【0042】つぎに、本発明のカートンの第四の例につ
いて説明する。第四の例のカートンは、図14に示すよ
うな厚紙20fを用いて作製されたものであり、第二の
例のカートンと異なるところは、長側板22A又は内側
折り返し片(他の折り返し片)42の表面に半切れ状態
の切り込み45aが長側板22Aと内側折り返し片42
との境界に位置する折り返し部に沿って形成されている
点である。前記切り込み45aは、半切れ状態であるの
で、厚紙20fの表面側から裏面側まで貫通しておら
ず、表層のみに切り込みが入っているものであり、長側
板22Aと内側折り返し片42との境界に位置する折り
返し部の全部分に亘って形成されている。この第四の例
のカートンにあっては、前述の構成としたことより、図
15に示すよう開封時に、裏側接着部48の裏層48b
が容易に剥離して長側板22A上に接着し、外側折り返
し片30には裏側接着部48の表層48aが残るので、
裏側接着部48の周囲の外側折り返し片30や、長側板
22Aが剥離したり破れたりすることが少ないうえ、万
一、長側板22Aの表面が剥がれても内側折り返し片4
2の表面が長側板22Aに伴って剥がれることがなく、
従って開封し易いうえ開封後の外観が良好である。
【0043】つぎに、本発明のカートンの第五の例につ
いて説明する。第五の例のカートンは、図16に示すよ
うな厚紙20gを用いて作製されたものであり、第三の
例のカートンと異なるところは、天板25又は外側折り
返し片30の裏面の裏層に切り込み46aが前記天板2
5と外側折り返し片30との境界に位置する折り返し部
に沿って形成されている点である。この第五の例のカー
トンにあっては、前述の構成としたことにより、図17
に示すように開封時に、表側接着部44の表層44aが
容易に剥離して外側折り返し片30の裏面に接着し、長
側板22Aには表側接着部44の裏層44bが残るの
で、表側接着部44の周囲の長側板22Aや外側折り返
し片30が剥離したり破れたりすることが少ないうえ、
万一、外側折り返し片30の裏面が剥がれても天板25
の裏面が外側折り返し片30に伴って剥がれることがな
く、従って開封し易いうえ開封後の外観が良好である。
【0044】次に、本発明のカートンの第六の例につい
て説明する。図18は、第六の例のカートンの蓋片を開
けて開封したときの状態を示す斜視図である。この第六
の例のカートンが、図17に示した第五の例のカートン
と異るところは、長側板22Aに設ける表側接着部44
の位置が異る点である。ここでの表側接着部44の位置
は、長側板22Aと内側折り返し片42との境界より下
方に設けられている。この第六の例のカートンにあって
は、前述の構成としたことにより、強度が十分で、コス
ト高となることがなく、保存安定性が良好であり、開封
し易く、開封後の外観が良好である。
【0045】次に、本発明のカートンの第七の例につい
て説明する。図19は、第七の例のカートンの蓋片を開
けて開封したときの状態を示す斜視図である。この第七
の例のカートンが、図17に示した第五の例のカートン
と異なるところは、破断可能な破断線32が、天板25
の両方の短辺(周縁部)から折り返し片30にかけて設
けられ、破断線32の破断により形成される蓋片33が
天板25の全部分と、折り返し片30の中央部30aと
から構成されている点である。この第七の例のカートン
にあっては、前述の構成としたことにより、強度が十分
で、コスト高となることがなく、保存安定性が良好であ
り、開封し易く、開封後の外観が良好である。
【0046】つぎに、本発明のカートンの第八の例につ
いて図20を用いて説明する。図20は、第八の例のカ
ートンを作製するための厚紙を説明するための図であ
り、(A)表層側から見た厚紙の展開図の部分拡大図で
あり、(B)はこの厚紙の半切れのミシン目が形成され
た折り返し部の断面図である。この第八の例のカートン
が、第四の例のカートンと異なるところは、図20
(A)に示すような厚紙20hを用いて作製されたもの
であり、長側板22Aと内側折り返し片42との境界に
位置する折り返し部に沿って形成される切り込み45a
が図20(B)に示すような半切れによるミシン目45
aである点である。前記半切れによるミシン目45a
は、半切目45bと、繋目45cとが交互に形成されて
なるものである。前記半切目45bは、厚紙20hの表
面側から裏面側まで貫通しておらず、表層のみに切り込
みが入っているものである。この半切目45bの長さ
は、できるだけ大きい方が好ましい。また、前記繋目4
5cには切り込みは形成されていないものである。この
第八の例のカートンにあっては、前述の構成としたこと
より、第四の例のカートンと同様の作用効果がある。
【0047】つぎに、本発明のカートンの第九の例につ
いて図21を用いて説明する。図21は、第九の例のカ
ートンを作製するための厚紙の全切れのミシン目が形成
された折り返し部の断面図である。この第九の例のカー
トンが、第八の例のカートンと異なるところは、図21
に示すような厚紙20iを用いて作製されたものであ
り、長側板22Aと内側折り返し片42との境界に位置
する折り返し部に沿って形成される切り込み45aが全
切れによるミシン目45aである点である。前記全切れ
によるミシン目45aは、図21に示すように全切目4
5dと、繋目45cとが交互に形成されてなるものであ
る。前記全切目45dは、厚紙20iの表面側から裏面
側まで貫通しているものである。この全切目45dの長
さは、できるだけ大きい方が好ましい。また、前記繋目
45cには切り込みは形成されていないものである。こ
の第九の例のカートンにあっては、前述の構成としたこ
とより、第八の例のカートンと同様の作用効果がある。
【0048】なお、本発明のカートンの望ましい実施の
態様としては、次に記載したような構成要件を設定した
ときに、以下のような効果を特に得ることができる。 1.本発明のカートンにおいては、裏側接着部と表側接
着部の形状はそれぞれ先窄まり状であることが好まし
い。このように裏側接着部と表側接着部の形状がそれぞ
れ先窄まり状であると、外側折り返し片を引き上げてカ
ートンを開封するときに、裏側接着部または表側接着部
の先窄まりの先端部に引き上げ力が集中するので、表側
接着部の表層あるいは裏側接着部の裏層が輪郭に沿って
より容易に剥離して他方の上に接着するので、裏側接着
部の一部分が破れて表側接着部の表層の一部分とともに
側板の表面に残るのを防止でき、あるいは表側接着部の
一部分が破れて裏側接着部の裏層の一部分とともに外側
折り返し片の裏面に残るのを防止でき、よって開封後の
外観を向上させる効果がより優れる。
【0049】2.本発明のカートンにおいては、側板の
表面の差込み口の近傍に下側点状接着部が設けられる
か、又は外側折り返し片の裏面に上側点状接着部が設け
られるか、又は側板の表面の下側点状接着部と外側折り
返し片の裏面の上側点状接着部の両方が設けられ、さら
に該下側点状接着部の周縁に位置する表層と、上側点状
接着部の周縁に位置する裏層のうち少なくとも一方に切
り込みが形成されていることが好ましい。このような構
成のカートンにあっては、裏側接着部と表側接着部との
貼着以外に、下側点状接着部と外側折り返し片とを貼着
あるいは上側点状接着部と側板とを貼着あるいは下側点
状接着部と上側点状接着部とを貼着することにより側板
と外側折り返し片とを接着できるので、裏側接着部と表
側接着部との貼着により側板と外側折り返し片とを接着
したカートンに比べて、側板と外側折り返し片との接着
力がより強くなる。また、下側点状接着部の周縁の表層
と外側折り返し片の上側点状接着部の周縁の裏層のうち
少なくとも一方に切り込みが形成されていることより、
開封時には下側点状接着部の表層と上側点状接着部の裏
層のうちいずれかが容易に剥離して他方の上に接着し、
下側点状接着部の周囲の側板や、上側点状接着部の周囲
の外側折り返し片が剥離したり破れたりすることが少な
くなる。
【0050】3.本発明のカートンにおいては、外側折
り返し片が貼着される側板の高さは、他の側板よりも天
板の厚み分程度低くなっていることが好ましい。外側折
り返し片が貼着される側板の高さが他の側板よりも天板
の厚み分程度低くなっていると、外側折り返し片を側板
に貼着したとき、天板と外側折り返し片との境界に位置
する折り返し部の高さが天板とその他の側板との境界に
位置する折り返し部の高さと略同じ高さとなるので、得
られるカートンの天板に傾斜ができたり、側板の外側折
り返し片側の辺と外側折り返し片との間に隙間ができる
のを防止できる。 4.本発明のカートンにおいては、前記外側折り返し片
の蓋片を構成する部分の先端部には差込みフラップが連
設されていることが好ましい。このような差込みフラッ
プが設けられていると、蓋片の先端部が摘み易くなり、
また、後述する差込み口に蓋片の先端部を差込み易い。 5.本発明のカートンにおいては、前記蓋片の先端部を
差込むための差込み口が外側折り返し片を貼着する側板
に設けられ、該差込み口を内側から覆うための内側折り
返し片が折曲げ可能に前記差込み口を形成した側板に連
設され、前記内側折り返し片の裏面の周辺部を前記側板
の内面に貼着して前記差込み口を取り囲む周囲部が形成
されていることが好ましい。このような構成にすると、
差込み口から収納空間内に湿気が侵入したり、あるいは
収納空間に収容された粉末洗剤が差込み口から外部に溢
れることを防止することができる。
【0051】6.本発明のカートンにおいては、前記内
側折り返し片の裏面の周辺部より内方で、差込み口を覆
う中央部は、エンボス加工により凹部が形成されている
ことが好ましい。このような構成にすると、側板と、内
側折り返し片とを貼着したときに、側板と内側折り返し
片との間で、かつ差込み口の周囲に隙間ができ、蓋片の
先端部あるいは差込みフラップを差込み口に差込み易く
なる。 7.本発明のカートンにおいては、天板の両方の短辺か
ら天板の表層側に形成されるミシン目までの幅W1とし
ては、大きい方が好ましい。該幅W1が大きいと、外側
折り返し片のミシン目と、天板の長辺との間に作られる
内角θが大きくなるため、開封が容易となるからであ
る。
【0052】8.本発明のカートンにおいては、蓋片を
構成する天板部裏面に該天板部の周縁からはみ出さない
シート状の組立式計量スプーンが取り外し可能に貼着さ
れ前記蓋片の開放時に、前記組立式計量スプーンが露出
自在にされてなる構成とされていることが好ましい。こ
のような構成にすると、組立式計量スプーンがシート状
のまま組立る前のカートン(折り畳み物)内に挿入でき
るので、運搬時や保管時に、嵩張らず、積み重ね易く、
高積みすることができる。 9.また、前記組立式計量スプーンはバルカナイズドフ
ァイバーから構成されていることが好ましい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載のカー
トンにあっては、前記外側折り返し片が貼着される側板
の表面に該外側折り返し片の裏面に貼着される表側接着
部が設けられるか、又は前記外側折り返し片の裏面に側
板の表面にされる裏側接着部が設けられるか、又はこれ
ら側板の表面の表側接着部と前記外側折り返し片の裏面
の裏側接着部の両方が設けられ、さらに前記表側接着部
の周縁に位置する表層と前記裏側接着部の周縁に位置す
る裏層のうち少なくとも一方に切り込みが形成されてな
るものであるので、表側接着部と裏側接着部が設けられ
ているときは、開封時に表側接着部の表層と裏側接着部
の裏層のうちいずれかが容易に剥離して他方の上に接着
し、裏側接着部の周囲の外側折り返し片や、表側接着部
の周囲の側板が剥離したり破れることがなく、あるいは
表側接着部が設けられているときは、開封時に表側接着
部の表層が容易に剥離して外側折り返し片の裏面に接着
し、外側折り返し片や、表側接着部の周囲の側板が剥離
したり破れたりすることが少なく、あるいは裏側接着部
が設けられているときは、開封時に裏側接着部の裏層が
容易に剥離して側板の表面に接着し、裏側接着部の周囲
の外側折り返し片や側板が剥離したり破れることが少な
くなり、従って開封し易いうえ開封後の外観が良好であ
る。また、請求項1記載のカートンにおいては、安価な
紙を用いて作製することができるので、容器内にコスト
の高い板紙またはダンボール製枠体を嵌め入れた従来の
シールカートンタイプの包装容器のようにコスト高とな
ることがない。さらに、請求項1記載のカートンにおい
ては、収納空間への粉末洗剤の充填は、従来から用いら
れている充填機を用いることができる。
【0054】また、請求項2記載のカートンにあって
は、特に、表側接着部の周縁に位置する表層に切り込み
が形成されているとき、前記天板または外側折り返し片
の裏面の裏層に切り込みが前記天板と外側折り返し片と
の境界に位置する折り返し部に沿って形成されたもので
あるで、外側折り返し片の裏面が剥がれても天板の裏面
が外側折り返し片に伴って剥がれることがなく、あるい
は裏側接着部の周縁に位置する裏層に切り込みが形成さ
れているとき、前記外側折り返し片が貼着される側板ま
たはこれに連設された他の折り返し片の表面に形成する
切り込みを前記側板と他の折り返し片との境界に位置す
る折り返し部に沿って半切れにするか、あるいは半切れ
または全切れによるミシン目としたものであるので、側
板の表面が剥がれても他の折り返し片の表面が側板に伴
って剥がれることがない。
【0055】さらに、請求項3記載のカートンにあって
は、特に、外側折り返し片の裏面の裏側接着部の両側に
第2の接着部が該裏側接着部と近接してあるいは接する
ように設けられ、前記両側の第2の接着部が側板に貼着
されたものであるので、開封前は外側折り返し片と側板
との間の隙間の密封性が良好で、該隙間から収納空間内
に湿気が侵入したり、あるいは収納空間に収容された粉
末洗剤が前記隙間から外部に溢れることを防止すること
ができるので保存安定性が優れており、また、裏側接着
部と側板の表面との貼着だけにより外側折り返し片と側
板とが接着されている場合と比べて側板と外側折り返し
片との接着力がより強くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカートンの第一の例を示す斜視図で
ある。
【図2】 第一の例のカートンを作製するための厚紙の
展開図である。
【図3】 第一の例のカートンの天板に設けられる半切
れのミシン目を説明するための断面図である。
【図4】 第一の例のカートンの天板の裏面に貼着され
る組立式計量スプーンを示す平面図である。
【図5】 図2の厚紙の内側折り返し片の裏面の周辺部
を、長側板の内面に貼着して差込み口を取り囲む周囲部
を形成したときの状態を示す平面図である。
【図6】 図2の厚紙の折り畳み物を説明するための平
面図である。
【図7】 図6の折り畳み物を作製した後、作製される
折り畳み物を説明するための平面図である。
【図8】 一方の短側板を形成後、収納空間に商品(粉
末洗剤)を充填する工程を説明するための斜視図であ
る。
【図9】 第一の例のカートンの蓋片を開けて開封した
ときの状態を示す斜視図である。
【図10】 組立後の計量スプーンの斜視図である。
【図11】 本発明のカートンの第二の例を作製するた
めの厚紙の展開図である。
【図12】 第二の例のカートンの蓋片を開けて開封し
たときの状態を示す斜視図である。
【図13】 本発明のカートンの第三の例を作製するた
めの厚紙の展開図である。
【図14】 本発明のカートンの第四の例を作製するた
めの厚紙の展開図の部分拡大図である。
【図15】 第四の例のカートンの蓋片を開けて開封し
たときの状態を示す斜視図である。
【図16】 本発明のカートンの第五の例を作製するた
めの厚紙の展開図の部分拡大図である。
【図17】 第五の例のカートンの蓋片を開けて開封し
たときの状態を示す斜視図である。
【図18】 本発明のカートンの第六の例で、これの蓋
片を開けて開封したときの状態を示す斜視図である。
【図19】 本発明のカートンの第七の例で、これの蓋
片を開けて開封したときの状態を示す斜視図である。
【図20】 本発明のカートンの第八の例を作製するた
めの厚紙を説明するための図であり、(A)表層側から
見た厚紙の展開図の部分拡大図であり、(B)はこの厚
紙の半切れのミシン目が形成された折り返し部の断面図
である。
【図21】 本発明のカートンの第九の例を作製するた
めの厚紙の全切れのミシン目が形成された折り返し部の
断面図である。
【図22】 従来のシールカートンタイプの包装容器の
例で、開封したときの状態を示す斜視図である。
【図23】 図22に示した包装容器の外側の紙製容器
を作製するための紙製シートの容器の内側となる面から
見たときの展開図である。
【図24】 図22に示した包装容器の作製工程を説明
するための斜視図である。
【図25】 図22に示した包装容器の開封前の状態を
示す斜視図である。
【図26】 従来の包装容器のその他の例で、開封した
ときの状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
20a,20d,20e,20f,20g・・・厚紙、2
1・・・底板、22A,22B・・・長手方向の側板(長側
板)、23A,23B・・・短手方向の側板(短側板)、
24・・・収納空間、25・・・天板、25a・・・中央部、2
6A,27A,28A,29A・・・側板フラップ、26
B,27B,28B,29B・・・側板フラップ、X・・・商
品、30・・・外側折り返し片、30a・・・中央部、32・・
・破断線、32a・・・半切れ、32b・・・ミシン目、34
a,34b・・・切り込み、33・・・蓋片、33a・・・先端
部、W1・・・幅、θ・・・内角、35・・・組立式計量スプー
ン、39・・・差込み口、41・・・差込みフラップ、41a
・・・折り罫、42・・・内側折り返し片、42a・・・周辺
部、42b・・・中央部、44・・・表側接着部、44a・・・
表層、44b・・・裏層、45・・・切り込み、45a・・・切
り込み、45b・・・半切目、45c・・・繋目、45d・・・
全切目、46・・・切り込み、46a・・・切り込み、47
a,47b・・・第2の接着部、48・・・裏側接着部、48
a・・・表層、48b・・・裏層、49a・・・表層、49b・・・
裏層、49・・・下側点状接着部、50・・・上側点状接着
部、51a・・・折り罫。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表層と裏層を積層した多層構
    造の紙材からなり、底板と複数の側板とに囲まれた収納
    空間が側板の一つに連設された天板によって閉塞される
    紙製カートンであって、 前記側板の表面に貼着される外側折り返し片が折曲げ可
    能に前記天板に連設され、 さらに前記外側折り返し片が貼着される側板の表面に該
    外側折り返し片の裏面に貼着される表側接着部が設けら
    れるか、又は前記外側折り返し片の裏面に側板の表面に
    される裏側接着部が設けられるか、又はこれら側板の表
    面の表側接着部と前記外側折り返し片の裏面の裏側接着
    部の両方が設けられ、 さらに前記表側接着部の周縁に位置する表層と前記裏側
    接着部の周縁に位置する裏層のうち少なくとも一方に切
    り込みが形成されてなることを特徴とするカートン。
  2. 【請求項2】 前記表側接着部の周縁に位置する表層に
    切り込みが形成されているとき、前記天板または外側折
    り返し片の裏面の裏層に切り込みが前記天板と外側折り
    返し片との境界に位置する折り返し部に沿って形成され
    ており、あるいは前記裏側接着部の周縁に位置する裏層
    に切り込みが形成されているとき、前記外側折り返し片
    が貼着される側板またはこれに連設された他の折り返し
    片の表面に形成する切り込みを前記側板と他の折り返し
    片との境界に位置する折り返し部に沿って半切れにする
    か、あるいは半切れまたは全切れによるミシン目とした
    ことを特徴とする請求項1記載のカートン。
  3. 【請求項3】 前記外側折り返し片の裏面の裏側接着部
    の両側に第2の接着部が該裏側接着部と近接してあるい
    は接するように設けられ、前記両側の第2の接着部が側
    板に貼着されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載のカートン。
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