JPH09270802A - 制御通信システム - Google Patents

制御通信システム

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JPH09270802A
JPH09270802A JP7977396A JP7977396A JPH09270802A JP H09270802 A JPH09270802 A JP H09270802A JP 7977396 A JP7977396 A JP 7977396A JP 7977396 A JP7977396 A JP 7977396A JP H09270802 A JPH09270802 A JP H09270802A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局と複数の子局とが縦続接続され、子局の
データを、下流側の子局から親局側である上流側の子局
に、順次シフトさせることによって親局に伝送する制御
通信システムにおいて、断線やノイズ等による伝送路異
常、特に断線が生じた場合に、それを直ちに検知できる
ようにするとともに、その異常が生じた箇所を容易に特
定できるようにする。 【解決手段】 各子局には、下流側の子局との間のデー
タ線Aの電位が、断線によって電源電圧の中間レベルに
なったことを、ウィンドウコンパレータ9で検出し、そ
の状態が、一定期間継続したときには、タイマ回路10
の出力によってLED点灯回路11を駆動して、子局の
LED51〜53を点灯させる断線検出回路81〜83を設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、リミット
スイッチや各種センサなどの入力機器からのオンオフの
状態信号を制御用コントローラなどに伝送したり、ある
いは、制御用コントローラなどからのオンオフの制御信
号を、工作機械等のエアーバルブやアクチュエータなど
の出力機器に伝送するのに好適な制御通信システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】このような制御通信システムにおいて、
制御用コントローラと出力機器、あるいは、制御用コン
トローラと入力機器の間を、個別に直接配線したので
は、配線構成が複雑となり、配線作業に手間がかかると
ともに、配線数が増加する分コストも高くなることにな
る。
【0003】そこで、省配線を図った制御通信システム
として、例えば図6に示されるように、制御用コントロ
ーラ30に接続された親局31と、アクチュエータ等の
出力機器あるいは各種センサ等の入力機器に接続された
複数の子局321〜32nとを備え、親局31から伝送
されるオンオフの制御信号を子局321〜32nを介し
て出力機器に出力したり、あるいは、入力機器からのオ
ンオフの状態信号を子局321〜32nに取り込んで親
局31に伝送するといった構成のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな制御通信システムでは、断線やノイズ等による伝送
路の異常が生じた場合に、その検知および異常が生じた
箇所の特定が容易ではなく、したがって、正常な状態に
復帰させるまでに長時間を要するといった難点がある。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、親局と複数の子局とを備える省配線を図った
制御通信システムにおいて、断線やノイズ等による伝送
路異常が生じた場合に、それを検知できるようにすると
ともに、その異常が生じた箇所を容易に特定できるよう
にすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0007】すなわち、請求項1の本発明は、親局と複
数の子局とが縦続接続され、前記子局のデータを、下流
側の子局から親局側である上流側の子局に、順次シフト
させることによって前記親局に伝送する制御通信システ
ムであって、前記子局は、接続線の断線を検出する断線
検出回路を備えている。
【0008】請求項2の本発明は、請求項1の制御通信
システムにおいて、前記断線検出回路は、隣の局との間
の接続線の断線を検出するものである。
【0009】請求項3の本発明は、請求項1または2の
制御通信システムにおいて、前記複数の子局の内の特定
の子局は、前記親局へ伝送するデータを、規則性をもっ
て変化させるものであり、前記親局は、前記特定の子局
から伝送されるデータが規則性をもって変化しているか
否かを検知するものである。
【0010】請求項4の本発明は、請求項1または2の
制御通信システムにおいて、前記親局のデータを、上流
側の子局から下流側の子局に、順次シフトさせることに
よって子局に伝送し、前記複数の子局の内の特定の子局
は、前記親局から伝送されたデータに所定の処理を施し
たうえで、前記親局に返送するものであり、前記親局
は、前記所定の処理が施されたデータが返送されている
か否かを検知するものである。
【0011】請求項5の本発明は、請求項1ないし4の
いずれかに記載の制御通信システムにおいて、前記断線
検出回路は、データが伝送されるデータ線の電位が、予
め定めた範囲内の電位を継続したときに、断線であると
して検出出力を与えるものである。
【0012】請求項6の本発明は、請求項1ないし5の
いずれかに記載の制御通信システムにおいて、前記子局
は、前記断線検出回路の検出出力に基づいて、断線を表
示する表示部を備えている。
【0013】請求項1の本発明によれば、子局は、接続
線の断線を検出する断線検出回路を備えているので、子
局毎に接続線の断線を検出できることになる。
【0014】請求項2の本発明によれば、隣の局との接
続線の断線を検出するので、断線の箇所を容易に特定で
きることになる。
【0015】請求項3の本発明によれば、特定の子局
は、親局へ伝送するデータを、規則性をもって変化さ
せ、前記親局は、伝送されるデータが規則性をもって変
化しているか否かを検知するので、断線やノイズ等の異
常の発生によって、規則性をもって変化したデータが親
局に伝送されなくなると、それが検知されることにな
り、断線やノイズ等による伝送路の異常が容易に検知さ
れることになる。しかも、断線の場合には、断線検出回
路によってその箇所を容易に特定できることになる。
【0016】請求項4の本発明によれば、特定の子局
は、親局から伝送されたデータに所定の処理を施したう
えで、親局に返送し、親局は、所定の処理が施されたデ
ータが返送されているか否かを検知するので、断線やノ
イズ等の異常の発生によって、所定の処理が施されたデ
ータが親局に返送されなくなると、それが検知されるこ
とになり、断線やノイズ等による伝送路の異常が容易に
検知されることになる。しかも、断線の場合には、断線
検出回路によってその箇所を容易に特定できることにな
る。
【0017】請求項5の本発明によれば、断線によって
データ線の電位が変化するのを利用して断線を検出でき
ることになる。
【0018】請求項6の本発明によれば、子局は、断線
を表示する表示部を備えているので、断線が生じたこと
を目視で知ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面によって、本発明の実
施の形態について、詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一つの実施の形態の制御
通信システムの全体構成図である。この実施の形態の制
御通信システムは、図示しないプログラマブルコントロ
ーラに接続された親局2と、複数(この実施の形態で
は、4台)の子局31〜34とを備えており、親局2およ
び4台の子局31〜34は、ケーブルによって電源ライ
ン、グランドラインおよびデータラインの3線で縦続接
続されており、親局2側が上流側とされる。
【0021】この実施の形態では、特定の子局としての
最も下流側の子局(以下「エンド(END)局」ともい
う)34を除く各子局31〜33に、各種センサやスイッ
チ等の入力機器41〜43が接続されており、子局31
4を制御する親局2は、子局31〜33から伝送される
入力機器41〜43のオンオフの状態信号をプログラマブ
ルコントローラに与え、プログラマブルコントローラ
は、それに基づいて、工作機械等を制御する。
【0022】各入力機器41〜43から取り込まれた子局
1〜34の1ビットのデータは、下流側から上流側へ順
次シフトされて親局2に伝送されるようになっている。
【0023】この実施の形態では、各子局31〜33
は、各種センサ等の入力機器41〜43のみが接続された
入力専用となっており、通常の動作状態においては、後
述のように、入力機器41〜43から各子局31〜33に取
り込まれた1ビットのデータが、親局2側に順次シフト
されて伝送され、親局2は、そのデータをプログラマブ
ルコントローラ1に与えるという動作を繰り返すもので
ある。
【0024】最も下流側の子局34は、入力機器は、接
続されず、後述のように、断線やノイズ等の伝送路の異
常を検知するために、親局2へ伝送するデータを、規則
性をもって変化させる、この実施の形態では、各子局3
1〜33が各入力機器41〜43のデータを取り込むタイミ
ングで、前回のデータを反転処理するものである。
【0025】この実施の形態の親局2は、最大8台の子
局が接続可能であり、各子局の1ビットデータを保持で
きるように8ビット構成の入出力レジスタを備えてい
る。親局2は、各子局を制御するためのコマンドおよび
データを1ビットずつシフトさせるためのシフトクロッ
クを電源ラインを介して伝送するものであり、コマンド
としては、子局側から親局側へデータを伝送せよ、子局
に接続されている入力機器のデータを子局に入力せよの
少なくとも2種類が存在する。
【0026】各子局31〜33は、1ビットのシフトレジ
スタを備えており、子局に接続されている入力機器のデ
ータを子局に入力せよとのコマンドに応答してこのシフ
トレジスタに、入力機器41〜43のオンオフの状態信号
を取り込み、子局側から親局側へデータを伝送せよとの
コマンドに応答して親局2からのシフトクロックに応じ
て上流側の子局に、データを順次シフトさせて伝送する
ものである。
【0027】さらに、この実施の形態では、各子局31
〜33は、下流側の子局32〜34との間の接続線の断線
を検出する後述の断線検出回路をそれぞれ備えるととも
に、この断線検出回路によって断線が検出されたとき
に、それを表示する表示部としてのLED51〜53をそ
れぞれ備えている。このLED51〜53は、外部から目
視できるように、子局31〜33の適宜箇所に配設されて
いる。
【0028】最も下流側のエンド局34は、子局に接続
されている入力機器のデータを子局に入力せよとのコマ
ンドに応答してデータを反転させるための1ビットカウ
ンタと、この1ビットカウンタのデータを取り込む1ビ
ットのシフトレジスタとを備えており、入力機器のデー
タを子局に入力せよとのコマンドに応答して反転された
1ビットカウンタのデータを、シフトレジスタに取り込
み、子局側から親局側へデータを伝送せよとのコマンド
に応答して親局2からのシフトクロックに応じてシフト
レジスタのデータを上流側の子局に、順次シフトさせて
伝送するものである。
【0029】したがって、この実施の形態では、エンド
局34は、入力機器のデータを子局に入力せよとのコマ
ンドの度に、前回のデータを反転したデータ、例えば、
前回「0」であれば「1」を、あるいは、前回「1」で
あれば「0」を上流側の子局に順次シフトさせて親局2
へ伝送することになる。すなわち、親局2には、エンド
局34から「1」,「0」のデータが交互に伝送されて
くることになる。
【0030】この実施の形態の制御通信システムでは、
上述のように子局31〜34から親局2へデータを伝送す
るときには、各子局31〜34のシフトレジスタのデータ
を、下流側から上流側へ順次シフトさせて親局2の入出
力レジスタに伝送するものである。
【0031】図2は、子局31〜34から親局2へデータ
を伝送する場合の各子局31〜34の上流側および下流側
の各データ信号ラインの信号を示している。
【0032】子局31〜34から親局2へデータを伝送す
る場合には、親局2からの図2(A)のシフトクロック
に応答して、図2(B)に示される下流側からの入力デ
ータを、1ビットずつシフトさせて図2(C)に示され
るように上流側に出力するものである。
【0033】次に、この通信制御システムの通常の動作
手順を、図3に基づいて説明する。この図3において、
6,71〜74は、上述の親局2の入出力レジスタおよび
各子局31〜34の各シフトレジスタをそれぞれ示してい
る。
【0034】この実施の形態では、先ず、入力機器41
〜43のオンオフの状態信号を各子局31〜34に入力せ
よとのコマンドが伝送され、これに応じて、例えば同図
(A)に示されるように、各子局31〜33は、入力機器
のデータを、1ビットのシフトレジスタ71〜73にそれ
ぞれ取り込む。このとき、エンド局34は、反転処理さ
れた1ビットカウンタのデータ、同図(A)では、
「0」をシフトレジスタ74に取り込む。
【0035】次に、子局31〜34のデータを親局2に伝
送せよとのコマンドに引き続く8個のシフトクロックに
同期して、取り込んだデータを、同図(B)に示される
ように、親局2の入出力レジスタ6に伝送し、親局2
は、伝送されたデータを、プログラマブルコントローラ
1に出力する。
【0036】その後は、再び、同図(A)と同様に、入
力機器41〜43のオンオフの状態信号を各子局31〜34
に入力せよとのコマンドが伝送され、これに応じて、例
えば同図(C)に示されるように、各子局31〜33は、
入力機器のデータを、1ビットのシフトレジスタ71
3にそれぞれ取り込む。このとき、エンド局34は、反
転処理された1ビットカウンタのデータ、同図(C)で
は、「1」をシフトレジスタ74に取り込む。
【0037】次に、子局31〜34のデータを親局2に伝
送せよとのコマンドに引き続く8個のシフトクロックに
同期して、取り込んだデータを、同図(D)に示される
ように、親局2の入出力レジスタ6に伝送し、親局2
は、伝送されたデータを、プログラマブルコントローラ
1に出力する。
【0038】その後は、再び、同図(A)と同様に、入
力機器41〜43のデータを各子局31〜33のシフトレジ
スタ71〜73に取り込んで、上述と同様の動作を繰り返
すのである。
【0039】なお、入力機器41〜43のデータを取り込
んだ時に、エンド局34のシフトレジスタ74には、1ビ
ットカウンタで反転されたデータが、取り込まれること
になる。すなわち、エンド局34のシフトレジスタ74
は、入力機器41〜43のデータを取り込むタイミング
で、前回のデータを反転したデータが取り込まれること
になる。
【0040】このように、エンド局34は、親局2への
データの伝送の度に、データを反転して親局2に伝送す
るものであり、親局2は、エンド局34からのデータが
反転されて伝送されている、すなわち、データの
「1」,「0」が交互に伝送されていることを監視して
おり、反転されたデータが伝送されなかったときには、
断線あるいはノイズ等による伝送路の異常であるとし
て、図示しない表示部にてエラー表示を行う。
【0041】このようにして、断線やノイズ等による伝
送路の異常は、親局2の表示部にて直ちに知ることがで
きるが、この実施の形態では、断線の場合に、その断線
箇所を容易に特定できるように、各子局31〜33は、断
線検出回路を備えている。
【0042】図4は、各子局31〜33の断線検出回路8
1〜83を示す構成図であり、この実施の形態では、下流
側の隣の子局32〜34との間の接続線の断線をそれぞれ
検出するものである。
【0043】この断線検出回路81〜83は、下流側の子
局との間のデータ線Aが断線したときに、その電位が、
電源電圧の中間レベルになるように設定するための分圧
抵抗R1,R2(R1=R2)と、前記中間レベルを含
む一定の範囲内の電位であるときに出力を与えるウィン
ドウコンパレータ9と、このウィンドウコンパレータ9
の検知出力が予め定めた期間継続したときに、タイムア
ップ出力を与えるタイマ回路10と、このタイマ回路1
0のタイムアップ出力によって上述のLED51〜53
点灯させるLED点灯回路11とを備えている。
【0044】正常にデータの伝送が行われている場合に
は、データ入力は、電源電圧またはグランド(GND)
に近い電圧レベルを示しており、電源電圧の中間レベル
を、一定期間以上継続して示すことはない。
【0045】この実施の形態の断線検出回路81〜83
は、データ線Aの電位が、電源電圧の中間レベルを含む
一定範囲内に予め定めた期間継続してあったときに、L
ED点灯回路11が駆動されてLED51〜53が点灯す
ることになる。
【0046】すなわち、隣の下流側の子局との間のデー
タ線Aが断線して開放状態になったときには、断線検出
回路81〜83のデータ線Aの電位が、電源電圧の中間レ
ベルの電位となり、断線検出回路81〜83は、その中間
レベルの電位が予め定めた期間継続したことを検知し、
断線としてLED51〜53を点灯させるのである。
【0047】例えば、図1において、上流側から2番目
の子局32と3番目の子局33との間の接続線が断線した
とすると、子局32の下流側のデータ線の電位が、電源
電圧の中間レベルの電位となり、子局32の断線検出回
路82によってそれが検知されて子局32のLED52
点灯することになり、これによって、子局32と、その
下流側の子局33との間の接続線が断線したことが分か
る。
【0048】このようにして、LEDが点灯している子
局と、その隣の下流側の子局との間で断線が生じている
ことを知ることができる。
【0049】また、ある子局間において、電源あるいは
グランドの接続線に断線が発生したときには、断線部分
よりも下流側の子局に電源が供給されなくなるので、そ
の結果、データ線の断線の場合と同様となり、断線箇所
を特定できることになる。
【0050】このようして、断線時には、断線箇所の上
流側の子局のLEDが点灯するので、断線箇所を視覚的
に容易に特定することができ、配線の交換に要する時間
労力の格段の改善が可能になる。
【0051】この実施の形態では、データ線Aの電位
が、電源電圧の中間レベルであることを検出したけれど
も、必ずしも中間レベルである必要はなく、正常時の電
位て区別できる電位であればよい。
【0052】なお、ノイズ等による伝送路の異常である
場合に、その箇所を特定するには、エンド局34の接続
位置を上流側に変えてみればよい。例えば、親局2から
3番目の子局33を外してエンド局34を接続して動作さ
せてみる。この場合にも、ノイズ等による異常が検知さ
れれば、親局2と該親局2から3番目の子局との間で異
常が生じていることになり、異常が検知されなければ、
親局2から3番目の子局と最も下流側の子局との間で異
常が生じていることになる。
【0053】このように、エンド局34の接続位置を変
えてみることで、比較的容易にノイズ等による異常の発
生箇所を特定できることになる。断線の場合には、エン
ド局34の接続位置を変えることなく、上述のようにし
て容易に断線箇所を特定できる。
【0054】上述の実施の形態では、エンド局34は、
入力機器からのデータを取り込むタイミングでデータを
反転処理したけれども、これに限ることなく、例えば、
親局2へ伝送するタイミングやその他のタイミングで反
転処理してもよく、また、上述の実施の形態では、親局
2へ伝送されるエンド局34のデータは、毎回反転され
たけれども、本発明の他の実施の形態として、複数回の
伝送の度に、エンド局34のデータを反転するようにし
て親局2でそれを監視するようにしてもよい。
【0055】さらに、上述の実施の形態では、エンド局
4は、データを反転したけれども、本発明の他の実施
の形態として、データのパルス幅を規則的に変化させる
ようにしてもよい。
【0056】上述の実施の形態では、親局2には、最大
8台の子局が接続可能であったけれども、本発明は、8
台に限るものではなく、16台、その他の台数が接続さ
れる構成としてもよく、子局の台数が多い程、断線等の
異常箇所を特定できるという本発明の効果が顕著とな
る。
【0057】上述の実施の形態では、各子局31〜33
接続された入力機器41〜43からのデータを親局2へ伝
送する入力専用であったけれども、親局2からのデータ
を各子局31〜33に接続されたアクチュエータ等の出力
機器へ伝送できるようにしてもよい。すなわち、双方向
のデータ伝送を行えるようにしてもよい。
【0058】図5は、入出力混合の場合の図3に対応す
る図であり、この実施の形態では、上流側から第1番目
および第3番目の子局31,33に入力機器が接続されて
おり、第2番目の子局32に出力機器が接続されてい
る。
【0059】先ず、入力機器のデータを各子局31〜33
に入力せよとのコマンドが伝送され、これに応じて、子
局31,33のシフトレジスタ71,73に入力機器のデー
タが同図(A)に示されるように、取り込まれ、子局3
1〜34のデータを親局2に伝送せよとのコマンドに引き
続く8個のシフトクロックに同期して、取り込んだデー
タを、同図(B)に示されるように、親局2の入出力レ
ジスタ6に伝送し、親局2は、伝送された入力機器から
のオンオフの状態信号を、プログラマブルコントローラ
に出力し、次に、同図(C)に示されるように、プログ
ラマブルコントローラからのオンオフの制御信号を入出
力レジスタ6に取り込む。
【0060】次に、親局2のデータを子局31〜34に伝
送せよとのコマンドに引き続く8個のシフトクロックに
同期して、同図(D)に示されるように、入出力レジス
タ6のデータを子局31〜34に伝送し、子局のデータを
出力せよとのコマンドに応じて、子局32は、同図
(E)に示されるように、シフトレジスタ72のデータ
を、アクチュエータ等の出力機器に出力する。なお、こ
の実施の形態では、エンド局34は、子局のデータを出
力せよとのコマンドに応じて、親局2から伝送されてき
たシフトレジスタ74のデータを反転させる。
【0061】その後は、再び、同図(A)と同様にして
上述と同様の動作を繰り返すのである。
【0062】なお、この実施の形態では、データが親局
2からエンド局34に伝送されるので、エンド局34は、
そのデータを反転処理して親局2へ返送するものであ
り、親局2は、エンド局34に伝送したデータが、エン
ド局34から反転されて返送されているか否かを検知
し、反転されて伝送されていないときには、断線やノイ
ズ等による伝送路の異常であるとして上述の実施の形態
と同様に、エラー表示を行うものである。
【0063】この実施の形態においても、各子局31
3には、断線検出回路が設けられており、上述の実施
の形態と同様に、断線が生じたときには、その上流側の
子局のLEDによって点灯表示されるものである。
【0064】上述の各実施の形態では、LED51〜53
によって断線を表示したけれども、本発明の他の実施の
形態として、液晶やその他の表示手段によって断線を表
示するようにしてもよい。また、表示に代えて、ブザ等
によって報知するようにしてもよい。
【0065】また、上述の各実施の形態では、下流側の
局との間の接続線との間の断線を検出するように構成し
たけれども、出力専用あるいは入出力混合の場合には、
断線検出回路を、上流側に配置して上流側の局との間の
接続線の断線を検出するように構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、接
続線の断線を検出する断線検出回路を備えているので、
子局毎に接続線の断線を検出できることになり、さら
に、隣の局との接続線の断線を検出するので、断線の箇
所を容易に特定できることになる。したがって、配線の
交換に要する時間および労力を大幅に削減できることに
なり、従来例に比べて短時間で正常な状態に復帰させる
ことができる。
【0067】さらに、特定の子局は、親局へ伝送するデ
ータを、規則性をもって変化させ、あるいは、親局から
伝送されたデータに所定の処理を施したうえで親局へ返
送し、親局は、伝送されるデータが規則性をもって変化
しているか否か、あるいは、所定の処理が施されたデー
タが返送されているか否かを検知するので、断線やノイ
ズ等の異常の発生によって、規則性をもって変化したデ
ータ、あるいは、所定の処理が施されたデータが親局に
伝送されなくなると、それが検知されることになり、断
線やノイズ等による伝送路の異常が容易に検知されるこ
とになる。しかも、断線の場合には、断線検出回路によ
ってその箇所を容易に特定できることになる。
【0068】さらに、子局は、断線を表示する表示部を
備えているので、断線が生じたことおよびその断線箇所
の特定を視覚的に行えることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態の構成図である。
【図2】子局から親局へデータを伝送する場合の信号波
形図である。
【図3】動作説明に供する各局のレジスタのデータを示
す図である。
【図4】断線検出回路の構成図である。
【図5】本発明の他の実施の形態の図3に対応する図で
ある。
【図6】従来例の構成図である。
【符号の説明】
2 親局 31〜34 子局 41〜43 入力機器 51〜53 LED 81〜83 断線検出回路 9 ウィンドウコンパレータ 10 タイマ回路 11 LED点灯回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の子局とが縦続接続され、 前記子局のデータを、下流側の子局から親局側である上
    流側の子局に、順次シフトさせることによって前記親局
    に伝送する制御通信システムであって、 前記子局は、接続線の断線を検出する断線検出回路を備
    えることを特徴とする制御通信システム。
  2. 【請求項2】 前記接続線は、隣の局との間の接続線で
    ある請求項1記載の制御通信システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の子局の内の特定の子局は、前
    記親局へ伝送するデータを、規則性をもって変化させる
    ものであり、 前記親局は、前記特定の子局から伝送されるデータが規
    則性をもって変化しているか否かを検知する請求項1ま
    たは2記載の制御通信システム。
  4. 【請求項4】 前記親局のデータを、上流側の子局から
    下流側の子局に、順次シフトさせることによって子局に
    伝送し、 前記複数の子局の内の特定の子局は、前記親局から伝送
    されたデータに所定の処理を施したうえで、前記親局に
    返送するものであり、 前記親局は、前記所定の処理が施されたデータが返送さ
    れているか否かを検知する請求項1または2記載の制御
    通信システム。
  5. 【請求項5】 前記断線検出回路は、データが伝送され
    るデータ線の電位が、予め定めた範囲内の電位を継続し
    たときに、検出出力を与える請求項1ないし4のいずれ
    かに記載の制御通信システム。
  6. 【請求項6】 前記子局は、前記断線検出回路の検出出
    力に基づいて、断線を表示する表示部を備える請求項1
    ないし5のいずれかに記載の制御通信システム。
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