JPH09270595A - 電子部品装着装置および装着ヘッド装置 - Google Patents

電子部品装着装置および装着ヘッド装置

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JPH09270595A
JPH09270595A JP8101846A JP10184696A JPH09270595A JP H09270595 A JPH09270595 A JP H09270595A JP 8101846 A JP8101846 A JP 8101846A JP 10184696 A JP10184696 A JP 10184696A JP H09270595 A JPH09270595 A JP H09270595A
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suction
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suction nozzle
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Katsuyuki Seto
勝幸 瀬戸
Masayuki Mobara
正之 茂原
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数種の電子部品の基板への装着におけるタ
クトタイムを短縮することができる電子部品装着装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 複数種の電子部品Sを供給する部品供給
部4,5,6と、部品供給部4,5,6から電子部品S
を吸着すると共に吸着した電子部品Sを基板T上に装着
する部品装着部9,10と、部品装着部9,10を吸着
位置と装着位置との間で移動させるXY搬送部7,8
と、を備えた電子部品装着装置1において、部品装着部
9,10は、複数種の電子部品Sを対応する複数本の吸
着ノズル41を搭載した装着ヘッド31と、複数本の吸
着ノズル41のうちの1本を選択的に交換する交換機構
33,34,36とを備え、交換機構33,34,36
は、XY搬送部7,8による部品吸着部9,10の移動
中に、吸着ノズル41を交換可能に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、供給された各種の
電子部品を基板上に実装する多機能型の電子部品装着装
置および電子部品装着装置に搭載する装着ヘッド装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品装着装置とし
て、特開平4−35095号公報に記載のものが知られ
ている。この電子部品装着装置は、電子部品を吸着する
吸着ノズルと、吸着ノズルを装着した装着ヘッドと、吸
着ノズルを昇降させる昇降装置と、水平面内において装
着ヘッドをX軸方向およびY軸方向に移動させるXYス
テージとを備えている。また、電子部品装着装置はノズ
ルストッカを備えており、ノズルストッカには、装置が
扱う各種の電子部品に合うように複数種の吸着ノズルが
ストックされている。この場合、装着ヘッドには1本の
吸着ノズルが装着されており、ノズルストッカにおい
て、電子部品に対応させるべく適宜吸着ノズルの交換が
行えるようになっている。
【0003】図11は、このように構成された電子部品
装着装置の動作を模式的に表したものである。同図で
は、部品供給部101の「A」点で吸着した電子部品を
基板102の「ア」点に装着し、次に部品供給部101
の「B」点で吸着した電子部品を基板102の「イ」点
に装着する場合を表している。この場合、先ずXYステ
ージ103により、ホームポジションから「A」点の直
上部まで装着ヘッド104を移動させ、次に昇降装置1
05により吸着ノズルを下降させて「A」点の電子部品
を吸着する。電子部品を吸着したら、昇降装置105に
より吸着ノズルを上昇させ、さらにXYステージ103
により、装着ヘッド104を「A」点から「ア」点の直
上部までに移動させる。そして再度、吸着ノズルを下降
させ「ア」点に電子部品を装着する。
【0004】次に、「B」点に戻って、「B」点で吸着
した電子部品を基板102の「イ」点に装着するが、そ
の際、「B」点の電子部品を同一の吸着ノズルで扱える
場合には、同様の手順で電子部品の装着が行われる。し
かし、「B」点の電子部品を同一の吸着ノズルで扱えな
い場合には、いったん装着ヘッド104をノズルストッ
カ106に臨ませて、吸着ノズルを交換してから、装着
ヘッド104を「B」点まで移動させ、上記と同様の装
着動作が行われる。
【0005】一方、特開平5−226884号公報(ロ
ータリ型の電子部品装着装置)には、複数の吸着ノズル
を搭載した装着ヘッドが記載されている。装着ヘッドに
は、周方向に等間隔に配設した複数本の吸着ノズルが、
それぞれ出没自在に、かつ全体として鉛直軸廻りに公転
可能に取り付けられている。各吸着ノズルはコイルばね
により、突出方向に付勢される一方、各吸着ノズルの上
側には、吸着ノズルを没入位置に保持する係合片が設け
られている。係合片は、吸着ノズルに係合する位置とそ
の係合を阻止(解除)する位置との間で回動自在に構成
され、またばねにより係合方向に付勢されている。
【0006】すなわち、各吸着ノズルは、コイルばねに
抗してこれを没入させると、係合片が係合して没入位置
に保持された状態になり、逆に係合片の係合を解除する
と、コイルばねにより突出して突出状態になる。したが
って、吸着ノズルを交換する場合には、装着ヘッドを下
降させて吸着ノズルを平坦な突当て台に当接し、吸着ノ
ズルの全てをいったん没入させ、次に装着ヘッドを上昇
させるときに、選択すべき吸着ノズルとこれに対応する
係合片との係合を、装置本体から延びるアームにより、
阻止するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
部品装着装置では、1つの基板に装着する電子部品の種
類が多くなればなるほど、吸着ノズルの交換頻度が多く
なる。すなわち、装着ヘッド104がノズルストッカ1
06を経由し、ノズルストッカ106で吸着ノズルを交
換する頻度が増す。特に、吸着ノズルの交換動作は、吸
着ノズルの離脱と新たな吸着ノズルの装着との間に装着
ヘッド104の移動を伴うため、時間がかかり、全体と
して、電子部品の基板102への装着におけるタクトタ
イムが長くなる問題があった。
【0008】また、上記従来の装着ヘッド装置では、吸
着ノズルを交換するために突当て台が必要になり、かつ
装着ヘッドの水平方向の移動を中断して、装着ヘッドを
昇降させる必要があった。
【0009】本発明は、複数種の電子部品の基板への装
着におけるタクトタイムを短縮することができる電子部
品装着装置を、また装着ヘッドの水平方向への移動中で
も吸着ノズルを簡単に交換することができる装着ヘッド
装置を提供することをその目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の電子部品装着
装置は、複数種の電子部品を供給する部品供給部と、部
品供給部から電子部品を吸着すると共に吸着した電子部
品を基板上に装着する部品装着部と、部品装着部を吸着
位置と装着位置との間で移動させるXY搬送部と、を備
えた電子部品装着装置において、部品装着部は、複数種
の電子部品を対応する複数本の吸着ノズルを搭載した装
着ヘッドと、複数本の吸着ノズルのうちの少なくとも1
本を選択的に交換する交換機構とを備え、交換機構は、
XY搬送部による部品吸着部の移動中に、吸着ノズルを
交換可能に構成されていることを特徴とする。
【0011】この構成によれば、装着ヘッドに複数本の
吸着ノズルが搭載されているため、複数種の電子部品に
対し、この複数本の吸着ノズルで対応可能となり、吸着
ノズルの着脱(交換)の頻度を少なくすることができ
る。また、交換機構が、XY搬送部による部品吸着部の
移動中に、複数本の吸着ノズルのうちの少なくとも1本
を選択的に交換する吸着ノズルの交換動作を行うように
なっているため、吸着ノズルの選択的な交換に対する作
業時間を省略することができる。
【0012】請求項1の電子部品装着装置において、部
品装着部には、装着ヘッドが複数搭載されていることが
好ましい。
【0013】この構成によれば、部品装着部に複数の装
着ヘッドが搭載されているため、より一層、吸着ノズル
の着脱(交換)の頻度を少なくすることができる。ま
た、部品供給部において、なるべく多くの(好ましくは
全ての)装着ヘッドに電子部品を吸着するようにすれ
ば、電子部品の装着数に比して、XY搬送部による移動
回数を極端に少なくすることができ、その分、全体とし
て電子部品装着のタクトタイムを短くすることが可能に
なる。
【0014】請求項1または2の電子部品装着装置にお
いて、交換機構による吸着ノズルの交換は、既に選択さ
れている吸着ノズルを上方に引き上げ、新たに選択され
る吸着ノズルを下方へ突出させることにより、行われる
ことが好ましい。
【0015】この構成によれば、上下の動きにより吸着
ノズルの選択的な交換を行うことができ、装着ヘッドの
移動に際し吸着ノズルが他の構成部品に干渉するなどの
支障を生ずることなく、吸着ノズルを簡単かつ短時間で
交換(選択)することができる。また、吸着ノズルを上
下させる機構を用いて、装着ヘッド全体を上下させるこ
とも可能になる。
【0016】請求項1、2または3の電子部品装着装置
において、装着ヘッドは、複数本の吸着ノズルを鉛直軸
を中心として環状に配設したノズルホルダと、ノズルホ
ルダを鉛直軸廻りに回転させるモータとを有すること
が、好ましい。
【0017】この構成によれば、装着ヘッド単独で、こ
れに組み込んだモータおよびノズルホルダにより、複数
本の吸着ノズルを公転させることができるため、電子部
品の吸着に際し、実際の電子部品の位置に対応させるべ
く、吸着ノズルの微小な位置補正が可能になる。また、
この公転を吸着ノズルの選択的交換などに利用すること
が可能になる。
【0018】請求項1ないし4のいずれかの電子部品装
着装置において、部品吸着部は、装着ヘッドを昇降させ
る昇降手段を更に有し、昇降手段は、各電子部品の下面
を基準に装着ヘッドを昇降させることが、好ましい。
【0019】この構成によれば、電子部品の下面を基準
にしてこれを昇降させるようになっているため、厚みの
異なる電子部品でもその下面のレベルが常に一定とな
り、カメラによる部品認識などを正確に行うことができ
る。
【0020】請求項2の電子部品装着装置において、部
品供給部は、直線上にかつ等間隔に同時に複数個の電子
部品を吸着可能に供給し、複数の装着ヘッドは、複数個
の電子部品に平行に配設され、複数の装着ヘッドの配設
ピッチが複数個の電子部品の配設ピッチの整数倍である
ことが、好ましい。
【0021】この構成によれば、吸着可能な複数個の電
子部品とこれを吸着する複数の装着ヘッドとが、相互に
平行に対峙し、かつその配設ピッチが合致するため、複
数の装着ヘッドにより複数個の電子部品を同時に吸着さ
せることができる。同時吸着は、基板側が必要とする電
子部品と、部品供給部側の電子部品の配置が合っている
必要があるが、同時吸着の機会が増せば、その分タクト
タイムを短縮することができる。
【0022】請求項6の電子部品装着装置において、各
装着ヘッドは、複数本の吸着ノズルを鉛直軸を中心とし
て環状に配設したノズルホルダと、ノズルホルダを鉛直
軸廻りに回転させるモータとを有し、吸着ノズルの公転
直径が、複数個の電子部品の配設ピッチ以上の寸法であ
ることが、好ましい。
【0023】この構成によれば、1の装着ヘッドはその
吸着ノズルを公転させることで、2つの電子部品のいず
れかを選択して吸着することが可能になる。このため、
上記した同時吸着の機会を、より増すことができる。
【0024】請求項8の電子部品装着装置は、電子部品
を供給する部品供給部と、部品供給部から電子部品を吸
着すると共に吸着した電子部品を基板上に装着する部品
装着部と、部品装着部を吸着位置と装着位置との間で移
動させるXY搬送部と、を備えた電子部品装着装置にお
いて、部品装着部は、複数の装着ヘッドを有し、複数の
装着ヘッドのうちの少なくとも1つの装着ヘッドは、吸
着ノズルを鉛直軸廻りに公転可能に搭載していることを
特徴とする。
【0025】この構成によれば、少なくとも1つの装着
ヘッドは、その吸着ノズルの着脱(交換)の頻度を少な
くすることができると共に、電子部品を吸着する際の位
置補正、および電子部品の同時吸着も可能になる。
【0026】請求項9の装着ヘッド装置は、鉛直軸を中
心に環状に配設した複数の吸着ノズルをそれぞれ上下方
向に出没自在に保持したノズルホルダと、各吸着ノズル
に係脱自在に臨む複数の係合片を保持した係合片ホルダ
と、ノズルホルダおよび係合片ホルダを上下逆方向に相
対的に移動させて、これらが接近する方向に移動したと
きに各吸着ノズルに前記各係合片を係合させ、離間する
方向に移動したときに各吸着ノズルをノズルホルダに没
入させる上下動手段と、ノズルホルダおよび係合片ホル
ダが接近する方向に移動したときに係合片と吸着ノズル
との係合を阻止する係合阻止手段と、ノズルホルダおよ
び係合片ホルダを鉛直軸廻りに回転させ、複数の係合片
を係合阻止手段に選択的に臨ませる回転手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0027】この構成によれば、回転手段により、ノズ
ルホルダおよび係合片ホルダを鉛直軸廻りに回転させ、
突出させる(選択する)べき吸着ノズルに係合する係合
片を係合阻止手段に臨ませておいて、上下動手段によ
り、ノズルホルダおよび係合片ホルダを接近する方向に
移動させれば、いったん全ての吸着ノズルは没入する
が、選択した吸着ノズルは、係合片との係合を阻止され
続く離間する方向への移動に際し突出する。このよう
に、治具などを必要とすることなく、装着ヘッド装置独
自で、吸着ノズルの選択的な交換が可能になる。
【0028】請求項9の装着ヘッド装置において、ノズ
ルホルダの鉛直軸には、係合片ホルダがスプライン係合
しており、回転手段は、ノズルホルダをロータとするモ
ータであることが、好ましい。
【0029】この構成によれば、係合片ホルダのノズル
ホルダに対する相対的上下動を許容した状態で、係合片
ホルダおよびノズルホルダを同時に回転させることがで
きる。また、回転手段が、ノズルホルダをロータとする
モータであることにより、装着ヘッドをコンパクトに構
成することができると共に、その回転をブレの生じ難い
円滑なものにすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態に係る電子部品装着装置について説明す
る。この電子部品装着装置は、いわゆる多機能チップマ
ウンタであり、チップコンデンサやチップ抵抗などの表
面実装部品、およびフラットパックICなどの多リード
部品などの各種の電子部品を実装可能に構成されてい
る。図1は電子部品装着装置の平面図であり、同図に示
すように、電子部品装着装置1は、機台2と、機台2の
中央部に前後方向に延在するコンベア部3と、機台2の
左端部(図示の紙面下側)に配設した第1部品供給部4
と、機台2の右端部に並べて配設した第2部品供給部5
および第3部品供給部6と、機台2の左部に配設した第
1XYステージ7と、機台2の右部に配設した第2XY
ステージ8とを備えている。
【0031】第1XYステージ7には電子部品Sを吸着
および装置するための第1ヘッドユニット9が、同様に
第2XYステージ8には第2ヘッドユニット10がそれ
ぞれ搭載されている。また、機台2上には、コンベア部
3を挟んで左右一対の部品認識カメラ11,11が配設
され、さらに左側の部品認識カメラ11の前後には、そ
れぞれノズルストッカ12,12が配設されている。こ
の場合、左側の部品認識カメラ11は第1ヘッドユニッ
ト9に対応し、右側の部品認識カメラ11は第2ヘッド
ユニット10に対応している。これら部品認識カメラ1
1,11は、各ヘッドユニット9,10が吸着した電子
部品Sを認識するものであり、電子部品Sを吸着してい
るか否かは元より、装着に先立つ電子部品Sの水平面内
における角度などを補正するためのものである。また、
各ノズルストッカ12は、基板Tの種別が変わったとき
等に、各ヘッドユニット9,10の吸着ノズル(後述す
る)41が交換できるように、各種の吸着ノズル41を
ストックしておくものである。なお、2つのノズルスト
ッカ12,12は、コンベア部3を挟んで線対称位置、
或いは点対称位置にそれぞれ設けるようにしてもよく、
かかる場合には、第1および第2ヘッドユニット9,1
0のノズル交換を同時に行うことが可能になる。
【0032】この電子部品装着装置1では、表面実装部
品などの小さい電子部品Sは、第1部品供給部4および
第2部品供給部5から供給され、多リード部品など大き
い電子部品Sは、第3部品供給部6から供給されされ
る。また、基板Tは、コンベア部3により後方から供給
され前方に排出される。例えば、第1XYステージ7を
用いる電子部品Sの実装では、第1XYステージ7によ
り、第1ヘッドユニット9を第1、第2、第3部品供給
部4,5,6のいずれかに臨ませ、所望の電子部品Sを
吸着し、更に第1ヘッドユニット9を基板Tの所定の位
置まで移動させて、これを基板Tに装着する。なお、第
1XYステージ7と第2XYステージ8とは、基板T毎
に交互運転となる。
【0033】コンベア部3は、中央のセットテーブル1
4と、後側の搬入搬送路15と、前側の搬出搬送路16
とを有している。基板Tは、搬入搬送路15からセット
テーブル14に供給され、セットテーブル14で電子部
品Sの装着を受けるべく不動にかつ所定の高さにセット
される。そして、電子部品Sの装着が完了した基板T
は、セットテーブル14から搬出搬送路16を介して排
出される。この場合、搬入搬送路15には供給待機状態
の基板Tが有り、また搬出搬送路16には排出待機状態
の基板Tが有り(図示では省略)、これら基板Tは順送
りで搬送されてゆく。
【0034】第1部品供給部4および第2部品供給部5
は、いずれも多数のテープカセット18を横並びに配設
したものである。各テープカセット18には、キャリア
テープ(図示では省略)に装填された状態で電子部品S
が収容され、電子部品Sはテープカセット18の先端か
ら1つずつ供給される。第3部品供給部6は、多数の棚
板20と各棚板上に載置した各2枚のトレイ21とを有
し、電子部品Sは整列させた状態でトレイ21に収容さ
れている。この場合には、電子部品Sは、図外の搬送装
置により、棚板20およびトレイ21と共にコンベア部
3の近傍まで引き出され、この位置で吸着される。
【0035】第1XYステージ7および第2XYステー
ジ8は、機台2の前後両端部に配設した一対のガイドレ
ール23,23に案内されて、左右方向(X軸方向)に
移動するX動ブロック24,24を、それぞれ有してい
る。第1XYステージ7のX動ブロック24は、前部の
ボールねじ25に螺合しており、前部のモータ26を介
して前部のボールねじ25が正逆回転することにより、
X軸方向(左右方向)に進退移動する。同様に、第2X
Yステージ8のX動ブロック24は後部のボールねじ2
7に螺合し、後部のモータ28を介して後部のボールね
じ27が正逆回転することにより、X軸方向に進退移動
する。
【0036】一方、両X動ブロック24,24は全く同
一のものであり、それぞれY動ユニット29を内蔵して
いる。そして、各Y動ユニット29には上記の各ヘッド
ユニット9,10が取り付けられており、Y動ユニット
29が作動すると、ヘッドユニット9,10がY軸方向
(前後方向)に進退移動する。このように、各ヘッドユ
ニット9,10は、X軸方向およびY軸方向、すなわち
水平面内において移動自在となっている。なお、Y動ユ
ニット29は、ボールねじなどを用いたねじ機構とこれ
を回転させるモータとから成る構造のものでもよいし、
リニアモータを用いた構造のものでもよい。同様に、X
動ブロック24の移動にも、リニアモータを用いること
が可能である。
【0037】各ヘッドユニット9,10は、Y動ユニッ
ト29に取り付けられた支持フレーム30と、支持フレ
ーム30に取り付けられた4個の装着ヘッド31,3
1,31,31と、1個の基板認識カメラ32とを備え
ている。4個の装着ヘッド31,31,31,31と1
個の基板認識カメラ32とは前後方向に等間隔に並べて
配設されており、これらは一括して支持フレーム30に
取り付けられている。基板認識カメラ32は、各基板T
の基準マークを認識するものであり、基準マークが電子
部品Sの装着位置の基準となる。なお、基板認識カメラ
32を用いて、テープカセット18から吸着される電子
部品Sの位置を認識するようにしてもよい(詳細は後述
する)。
【0038】各装着ヘッド31は、図2に示すように、
5本(図示では2本のみ記載)の吸着ノズル41を周方
向に等間隔に、かつ下方へ出没自在に装着したノズルホ
ルダ42と、ノズルホルダ42を囲繞するように設けた
ハウジング43と、各吸着ノズル41に係合する5個の
係合フック44と、5個の係合フック44を保持するフ
ックホルダ45とで構成されている。ノズルホルダ42
は、ホルダ本体46と、ホルダ本体46から上方に延設
されたスプライン軸47とで構成されており、ホルダ本
体46およびスプライン軸47の軸心部分には、真空吸
引装置に連なるエアー通路48が形成されている。ま
た、エアー通路48の末端は突出した吸着ノズル41に
のみに連通するように、構成されている。
【0039】一方、このノズルホルダ42とハウジング
43との相互間には、ノズルホルダ42をロータとし、
ハウジング43をステータとするパルスモータPMが構
成されている。したがって、ハウジング43に対しノズ
ルホルダ42が、入力されたパルス信号のステップ数に
応じて所定の角度回転する。これにより、突出した吸着
ノズル41を或いは突出させたい吸着ノズル41を、所
望の位置に回転させ得るようになっている。
【0040】尚、このパルスモータPMの代わりに、同
様に吸着ノズル41をロータの部分に昇降可能に搭載し
たサーボモータを用いてもよい。
【0041】このように、ロータであるノズルホルダ4
2内に吸着ノズル41が取り付けられているので、スプ
ライン軸47をベルト等を介してヘッドユニット9、1
0の他の部位に設けたモータで回転させる場合に比較し
て、バックラッシュ等が少なく、かつパルスモータPM
に対する命令に応じた角度だけ精度良くノズルホルダ4
2即ち吸着ノズル41を回転させることができる。また
ヘッドユニット9、10全体の重量も重くならずコンパ
クトな構造となる利点があり、この利点はヘッドユニッ
ト9、10に取付けられたヘッド31の数が多くなるほ
ど増すものである。
【0042】各吸着ノズル41は、ノズル本体49と、
ノズル本体49の上端部に設けたフック受け部材50と
から成り、ノズル本体49はフック受け部材50に着脱
自在に取り付けられている。また、フック受け部材50
にはフックホルダ45から延びるガイドピン51が貫通
している。ガイドピン51にはコイルばね52が巻回す
るように取り付けられており、吸着ノズル41はこのコ
イルばね52により、突出方向(下方)に付勢されてい
る。ガイドピン51は、ホルダ本体46に固定的に取り
付けられると共に、フックホルダ45に穿設した図示し
ない孔部に挿入され、ホルダ本体46の昇降に伴ってこ
の孔部に摺接する。フック受け部材50の上端には係合
部50aが外側に向かって突出しており、この係合部5
0aに上記の係合フック44が係脱するようになってい
る。また、係合フック44は、フックホルダ45に回動
自在に取り付けられると共に、フックホルダ45との間
に渡した係合ばね53により、係合する方向に付勢され
ている。
【0043】したがって、このコイルばね52に抗して
吸着ノズル41を上動させると、係合ばね53により係
合フック44がフック受け部材50に係合し、吸着ノズ
ル41がノズルホルダ42に没入した状態になる。ま
た、この状態から、係合ばね53に抗して係合フック4
4を回動させフック受け部材50から離脱させると、コ
イルばね52により吸着ノズル41は下動しノズルホル
ダ42から突出した状態になる。なお、フックホルダ4
5とノズルホルダ42のスプライン軸47とはスプライ
ン係合しており、フックホルダ45はスプライン軸47
の回転に伴って回転すると共に、スプライン軸47の軸
方向に摺動自在に係合している。
【0044】次に、図3を参照して、このように構成さ
れた装着ヘッド31における5本の吸着ノズル41の選
択的な交換動作について説明する。この交換動作は、既
に突出している1本の吸着ノズル41を没入させると共
に、選択した1本の吸着ノズル41を突出させるもので
ある。同図に示すように、支持フレーム30には、装着
ヘッド31に対応してアクチュエータユニット33が設
けられ、またアクチュエータユニット33の上方には押
さえアーム34が設けられている。装着ヘッド31は、
そのハウジング43の部分でアクチュエータユニット3
3の支持ブロック35に固定され、そのフックホルダ4
5の部分で押さえアーム34により上動を規制されてい
る。押さえアーム34は先端が二股に形成され、この両
先端にはローラ34aがそれぞれ取り付けられている。
すなわち、押さえアーム34は、フックホルダ45の回
転を許容した状態でこれに当接している。
【0045】アクチュエータユニット33にはリニアモ
ータ(図示省略)が内蔵され、装着ヘッド31はアクチ
ュエータユニット33により昇降(Z軸方向)される。
また、支持ブロック35には、係合フック44を回動さ
せ、これをフック受け部材50から離脱(係合阻止)さ
せる係合阻止部材36が立設されている。アクチュエー
タユニット33が昇降駆動すると、フックホルダ45は
押さえアーム34により上側から押さえられているた
め、フックホルダ45側に対してノズルホルダ42側が
昇降する。すなわち、装着ヘッド31、アクチュエータ
ユニット33、押さえアーム34および係合阻止部材3
6により、装着ヘッド装置が構成され、またアクチュエ
ータユニット33、押さえアーム34および係合阻止部
材36により、交換機構が構成されている。
【0046】図3は、図示左側の吸着ノズル41を没入
させ、図示右側の吸着ノズル41を突出させる動作を示
している。具体的には、左側の吸着ノズル41が既に選
択(突出)されていて、他の4本の吸着ノズル41は没
入している状態から、左側の吸着ノズル41を没入さ
せ、他の4本の吸着ノズル41から選択すべき1本の吸
着ノズル(右側の吸着ノズル41)41を突出させる動
作を示している。
【0047】同図(a)に示すように、先ず、選択すべ
き吸着ノズル41およびこれに対応する係合フック44
が上記の係合阻止部材36の位置に臨むように、ノズル
ホルダ42およびフックホルダ45を回転させる。次
に、アクチュエータユニット33を上昇駆動し、ノズル
ホルダ42をフックホルダ45に接近させてゆく。そし
て、ノズルホルダ42側のフック受け部材50に、フッ
クホルダ45側の図3(a)左部の係合フック44が一
旦時計方向に回動して係合部5aを乗り越えてから反時
計方向に回動して係合したところで、アクチュエータユ
ニット33を停止させる。この状態では、選択すべき吸
着ノズル41に対応する係合フック44のみが、係合阻
止部材36により、フック受け部材50から離脱するよ
うに回動している(同図(b)参照)。次に、アクチュ
エータユニット33を下降駆動し、ノズルホルダ42を
フックホルダ45から離間させてゆく。この状態では、
選択すべき吸着ノズル41は係合フック44が係合して
いない状態で下降し、他の吸着ノズル41は係合フック
44に係合して下降を阻止される。すなわち、右側の吸
着ノズル41のみが、コイルばね52の付勢力で突出し
た状態になる(同図(c)参照)。
【0048】このように、装着ヘッド31、アクチュエ
ータユニット33、押さえアーム34および係合阻止部
材36の協働により、吸着ノズル41の選択的な交換が
行われるため、各ヘッドユニット9,10が移動中でも
吸着ノズル41の交換を行うことができる。なお、この
実施形態では、1個の装着ヘッド31に5本の吸着ノズ
ル41が搭載されているが、ヘッドユニット9,10が
複数の装着ヘッド31を有する限り、少なくともその1
つの装着ヘッド31に搭載される吸着ノズル41が1本
となる構造のものであってもよい。また逆に、装着ヘッ
ド31に複数本の吸着ノズル41が搭載されている限
り、ヘッドユニット9,10の装着ヘッド31は1個で
あってもよい。
【0049】ところで、図示しないがノズルホルダ42
のスプライン軸47にはストッパが設けられており、フ
ックホルダ45はノズルホルダ42に対し、図3(a)
および(c)の状態から更に上方には移動しない。ま
た、図3の装着ヘッド31の位置は吸着ノズル41を選
択(交換)する場合の位置であり、電子部品Sを吸着お
よび装着する場合には、装着ヘッド31全体が更に下降
する。すなわち、各装着ヘッド31では、各XYステー
ジ7,8により、電子部品Sの吸着後、基板Tへの装着
のために移動するときの基準レベルより高い位置で、吸
着ノズル41を交換(選択)が行われる。
【0050】従って、吸着ノズル41の交換動作以外で
フック44が係合阻止部材36に係合してしまうことは
なく、部材Sの角度位置決めのためノズルホルダ42が
鉛直軸線まわりに回動するときにも影響を受けない。
【0051】一方、この基準レベルLは、図4に示すよ
うに各電子部品Sの下面を基準として設定されている。
すなわち、厚みの異なる電子部品Sであっても、吸着後
その下面が基準レベルLに達する位置まで上昇させてか
ら、各XYステージ7,8により移動される。このた
め、各部品認識カメラ11に臨む場合にも、電子部品S
の下面の位置は常に一定になり、部品認識カメラ11の
焦点深度が問題になることがなく、部品認識カメラ11
は電子部品Sを鮮明な像で捉えることができる。また、
カメラ11は基板Tの上面の高さ位置より基準レベルL
だけ下がった高さ位置に設置されており、図4に示す電
子部品Sの認識では、常に吸着ノズル41に吸着された
電子部品Sの下面が装着時と同じ高さレベルで行われ、
吸着ノズル41の高さレベルが認識時と装着時で違うこ
とによる水平方向のずれが生じないようになっている。
【0052】また、カメラ11により部品Sの認識後の
吸着ノズル41は、装置内の構造物(基板Tの固定部材
等)や基板Tに先に装着してある電子部品S(先付け部
品)との干渉が避けられる高さまでアクチュエータユニ
ット33により上昇され、装着すべき位置で下降されて
装着がなされる。この場合、装着ヘッド31毎にアクチ
ュエータユニット33が設けられているので、上昇位置
は装着ヘッド31毎に調整される。このため、いずれの
装着ヘッド31の吸着ノズル41に吸着された電子部品
Sも、先付け部品S等に衝突することはなく、この衝突
しないレベルにおいて、各装着ヘッド31の上昇位置を
低く押さえることができる。このため、装着時の装着ヘ
ッド31の下降ストロークを短くして装着に要する時間
を短くすることができる。
【0053】次に、図5に基づいて、電子部品装着装置
1の基本的な動作を説明する。同図は電子部品Sを第2
部品供給部5からピックアップして基板Tに装着する場
合を例として示している。この場合、図外のCPUに
は、各テープカセット18の位置、各テープカセット1
8の電子部品Sの種別、基板Tの位置、基板Tに装着す
る各種の電子部品Sおよびその位置(角度位置を含む)
などが入力されており、このCPUの指令に基づいて、
XYステージ7,8、アクチュエータユニット33、ノ
ズルホルダ42(パルスモータPM)の回転などが制御
される。なお、上記の部品認識カメラ11による電子部
品Sの認識工程は省略した。また、図5では、装着ヘッ
ド31および吸着ノズル41をそれぞれ1つのみ示し、
他は省略した。
【0054】同図では、第2部品供給部5の「A」点で
吸着した電子部品Sを、セットテーブル14にセットさ
れた基板Tの「ア」点に装着し、次に第2部品供給部5
の「B」点で吸着した電子部品Sを基板Tの「イ」点に
装着する場合を表している。この場合、先ずXYステー
ジ(いずれか)7,8により、ホームポジションから
「A」点の直上部まで装着ヘッド31を移動させ、次に
アクチュエータユニット33により装着ヘッド31を下
降させて「A」点の電子部品Sを吸着する。電子部品S
を吸着したら、アクチュエータユニット33により装着
ヘッド31を上昇(基準レベルLまで)させ、さらにX
Yステージ7,8により、装着ヘッド31を「A」点か
ら「ア」点の直上部までに移動させる。この間に装着す
べき角度位置となるようにノズルホルダ42(パルスモ
ータPM)が回転する。そして再度、装着ヘッド31を
下降させ「ア」点に電子部品Sを装着する。
【0055】次に、「B」点に戻り、「B」点で吸着し
た電子部品Sを基板Tの「イ」点に装着するが、その
際、「B」点の電子部品Sを同一の吸着ノズル41で扱
える場合には、同様の手順で電子部品Sの装着が行われ
る。しかし、「B」点の電子部品Sを同一の吸着ノズル
41で扱えない場合には、装着ヘッド31が「ア」点か
ら「B」点に移動する間に、装着ヘッド31のノズルホ
ルダ42を回転させて、上記の吸着ノズル41の選択
(交換)動作を行う。そして、装着ヘッド31が「B」
点まで移動したところで、その新たな吸着ノズル41に
吸着動作を行わせ、さらに「イ」点まで移動させて、上
述のように電子部品Sの角度を回転調整して装着動作を
行わせる。
【0056】これらの動作は4つある装着ヘッド31に
ついては、それぞれの部品供給部4、5、6において、
連続して電子部品Sの吸着がなされ(後述するように条
件が合えば同時に吸着をして)、その後ヘッドユニット
9または10が基板Tに移動し、吸着した電子部品Sを
順次装着するものである。この際、ヘッドユニット9、
10内のなるべく多くの装着ヘッド31が電子部品Sの
吸着を行えるように(好ましくは全ての装着ヘッド31
が吸着するように)、電子部品Sの装着後次の吸着まで
の移動中に各装着ヘッド31内でノズル41の交換がパ
ルスモータPMの回動により行われる(詳細は後述す
る)。
【0057】このように動作するので、XY方向に移動
するヘッドユニット9、10に複数個の装着ヘッド31
が取り付けてあるが、その装着ヘッド31の吸着ノズル
41の交換を、ヘッドユニット9,10が所定のノズル
ストッカ12まで移動させて行うようにすると、吸着ノ
ズル41を交換する必要のある装着ヘッド31もあるが
交換しなくても良い装着ヘッド31もあり、かかる場合
に、ノズル交換のために、ヘッドユニット9,10をノ
ズルストッカ12まで移動させると、交換する必要のな
い装着ヘッド31までいっしょにノズルストッカ12ま
で移動することになり稼働率が落ちてしまう(特に、ノ
ズル交換を必要とする装着ヘッド31が1つというよう
に数が少ないとき)。また、そのままノズル交換しない
と装着ヘッド31が多くある利点が生かせない(特に、
ノズル交換が必要な装着ヘッド31の数が多いとき)と
いう事態が生ずる。しかし、本実施形態のように単一の
ヘッドユニット9、10内の複数の装着ヘッド31にそ
れぞれ複数の吸着ノズル41が搭載され、かつこの複数
の吸着ノズル41がヘッドユニット9、10の移動中に
交換可能に構成されているため、上記のようなノズルス
トッカ12を使用するケースは減り、ヘッドユニット
9、10に設けられた全ての装着ヘッド31を使用して
電子部品Sの吸着を行うことができる場合が増える。
【0058】また、ヘッドユニット9、10内のそれぞ
れの装着ヘッド31に取り付ける各種の吸着ノズル41
の組合せ(種類)は任意であるが、全ての装着ヘッド3
1の吸着ノズル41の組合せ構成を同じにしてもよく、
また装着ヘッド31毎に吸着ノズル41の組合せ構成を
異るものとしてもよい。なるべく多くの種類の電子部品
Sを吸着するため、なるべく多くの種類の吸着ノズル4
1をヘッドユニット9、10の移動中に交換可能とした
い場合には、複数の装着ヘッド31にわたり異なる種類
の吸着ノズル41を取り付けるようにすればよい。ま
た、装着対象の基板Tに同一の吸着ノズル41で吸着可
能な電子部品Sが多数ある場合であれば、そのような吸
着ノズル41を、同一のヘッドユニット9、10内のな
るべく多くの装着ヘッド31に1本ずつは取り付けてお
けば、1回のヘッドユニット9、10の移動時にその電
子部品Sを多く吸着して取り出せ、装着ヘッド31が使
用されない場合がなるべくないようにできる。このよう
な場合に、このような種類の電子部品Sを供給するテー
プカセット18も同時吸着が可能になるように、対応す
る吸着ノズル41が取り付けてある装着ヘッド31の個
数分だけ並べておけば、同時吸着あるいは同時吸着に準
じてヘッドユニット9、10の移動距離が少なく連続し
て電子部品Sの吸着が可能となる。
【0059】次に、図6および図7を参照して、電子部
品Sを吸着する際の装着ヘッド(吸着ノズル41)31
の位置補正について説明する。例えばテープカセット1
8では、キャリアテープの溝に装填された電子部品Sを
吸着するが、かかる場合、CPUは吸着ノズル41を溝
の中心が臨むであろう位置に位置決めする。このため、
キャリアテープの送りのわずかなズレ、溝内における電
子部品Sの位置、電子部品Sの形状などにより、吸着ミ
スが生ずるおそれがある。そこで、本実施形態では、電
子部品Sを吸着する際に吸着ノズル41の位置補正が行
えるようになっている。なお、吸着しようとする電子部
品Sの位置の認識は、部品認識カメラ11の認識結果を
フィードバックして行うが、支持フレーム30に搭載さ
れた上記の基板認識カメラ32などで行うことも可能で
ある。
【0060】図6は、電子部品Sの形状などから、その
電子部品Sがテープカセット18に対し前後方向にズレ
易い場合を示している。すなわち、テープの送り方向に
おける電子部品Sの寸法が短い場合には、吸着ノズル4
1がずれると吸着ミスを起こし易いため、この方向の吸
着ノズル41の位置補正は、精度良く行われる必要があ
る。同図(b)に示すように、電子部品Sが所定の位置
より後方にずれている場合には、同図(a)の状態から
装着ヘッド(ノズルホルダ42)31をわずかに反時計
回りの方向に回転させて、吸着ノズル41の位置補正を
行う。また、同図(c)に示すように、電子部品Sが所
定の位置より前方にずれている場合には、同図(a)の
状態から装着ヘッド31をわずかに時計回りの方向に回
転させて、吸着ノズル41の位置補正を行う。
【0061】これらの補正動作は、装着ヘッド31がヘ
ッドユニット9、10に1個しか取り付けられていない
場合であれば、XYステージ7、8の移動のみで補正で
きるので特に必要としないが、複数の装着ヘッド31が
ヘッドユニット9、10に取り付けている場合には、後
述するように同時吸着できる場合が増えるので、有用と
なる。
【0062】同様に、図7は、電子部品Sの形状などか
ら、その電子部品Sがテープカセット18に対し左右方
向にズレ易い場合を示している。同図(b)に示すよう
に、電子部品Sが所定の位置より左方にずれている場合
には、同図(a)の状態から装着ヘッド(ノズルホルダ
42)31をわずかに反時計回りの方向に回転させて、
吸着ノズル41の位置補正を行う。また、同図(c)に
示すように、電子部品Sが所定の位置より右方にずれて
いる場合には、同図(a)の状態から装着ヘッド31を
わずかに時計回りの方向に回転させて、吸着ノズル41
の位置補正を行う。
【0063】尚、装着ヘッド31に吸着ノズル41が1
本しか取り付けられていない場合であっても、装着ヘッ
ド31の回転中心に対して離間した位置(公転位置)に
取り付けてあれば、このような補正動作を行うことが可
能である。
【0064】このように、装着ヘッド31に組み込まれ
たパルスモータPMにより、装着ヘッド31を回転させ
て吸着ノズル41の位置補正を行うようにしているた
め、電子部品Sをその中心部分で吸着することができ、
電子部品Sの吸着ミスを極力少なくすることができる。
【0065】次に、図8を参照して、本実施形態の持つ
特異な電子部品Sの吸着方法について説明する。上述し
たように、各XYステージ7,8には、4個の装着ヘッ
ド31が搭載されている。したがって、複数の装着ヘッ
ド31を用い、電子部品Sを各部品供給部4,5,6か
ら同時に吸着することが可能になる。また、複数の電子
部品Sを同時に吸着しなくても、各部品供給部4,5,
6のそれぞれにおいて、全ての装着ヘッド31に電子部
品Sを吸着させ、この状態で基板Tに臨ませることも可
能になる。
【0066】図8は、4個の装着ヘッド31のうちの2
個の装着ヘッド31,31を用いて、第2部品供給部
(または第1部品供給部4)5から同時に電子部品Sを
吸着する場合を示している。第2部品供給部5のテープ
カセット18は全て同一幅に形成され、隙間無く並べら
れている。一方、装着ヘッド31は、各テープカセット
18の配設ピッチ(寸法A)の2倍の寸法(寸法B)と
なるピッチで配設されている。また、吸着ヘッド31の
公転直径は、テープカセット18の配設ピッチ(寸法
A)と同一の寸法となっている。
【0067】したがって、隣接する2つの装着ヘッド3
1,31の各吸着ノズル41,41を、それぞれ最も接
近するように公転移動させると、両吸着ノズル41,4
1間の寸法がA寸法となり、隣接する2つのテープカセ
ット18,18から電子部品Sを同時に吸着することが
できる(同図(a)および(b)参照)。また、隣接す
る装着ヘッド31,31の各吸着ノズル41,41を、
それぞれテープカセット18に向かっていずれも左位置
または右位置に公転移動させると、両吸着ノズル41,
41間の寸法がB寸法(=2A)となり、1つのテープ
カセット18を挟んで両側ので2つのテープカセット1
8,18から電子部品Sを同時に吸着することができる
(同図(a)および(c)参照)。さらに、隣接する装
着ヘッド31,31の各吸着ノズル41,41を、最も
離間するように公転移動させると、両吸着ノズル41,
41間の寸法がC寸法(=3A)となり、2つのテープ
カセット18,18を挟んで両側ので2つのテープカセ
ット18,18から電子部品Sを同時に吸着することが
できる(同図(a)および(c)参照)。
【0068】尚、装着ヘッド31の公転直径がテープカ
セット18の配設ピッチ(寸法A)と同一の寸法でなく
ても公転直径のほうが配設ピッチ(寸法A)よりも大き
ければ、夫々のヘッド31を回動させ吸着ノズル41を
テープカセット18から同時吸着することができる公転
位置とすることができる。
【0069】このように、複数の装着ヘッド31を用い
て単純に電子部品Sの同時吸着が行えるだけでなく、吸
着ノズル41を装着ヘッドの軸廻りに公転させて、その
位置を適宜変更することにより、テープカセット(電子
部品S)18の選択も行えるようになっている。したが
って、同時に吸着する電子部品Sを適宜選択できるた
め、基板Tとの関係で全て同時吸着で実装が行える訳で
はないが、同時吸着の頻度を増すことができる。このた
め、同一の基板Tを複数連ねた割り基板などには、同時
吸着の頻度が増し特に有用である。
【0070】次に、図9を参照して、同時吸着の他の形
態について説明する。この吸着形態では、各装着ヘッド
31において径方向に位置する2本の吸着ノズル41,
41を用い、4つのテープカセット18,18,18,
18から電子部品Sを吸着するようにしている。この場
合特に図示しないが、各装着ヘッド31に対し係合阻止
部材36を一対設け、その一方を装着ヘッド31の係合
フック44に進退自在に臨むように構成しておく。ま
た、エアー通路48も突出した両吸着ノズル41に連通
する構造にしておく。すなわち、2本の吸着ノズル4
1,41を突出させた装着ヘッド31を用いて、電子部
品Sの同時吸着を行う。
【0071】同図(b)は、各装着ヘッド31において
相互に180度ずれた位置にある2本の吸着ノズル4
1,41を用いるものであり、先ず隣接する装着ヘッド
31,31の計4本の吸着ノズル41,41,41,4
1の位置が、4つのテープカセット18,18,18,
18に平行に揃うように公転移動させる。この状態で
は、各吸着ノズル41,41,41,41間の寸法がA
寸法となり、次に〜の4つのテープカセット18,
18,18,18から電子部品Sを同時に吸着する。
【0072】一方、同図(c)および同図(d)は、各
装着ヘッド31において相互に90度ずれた位置にある
2本の吸着ノズル41,41を用いるものであり、先ず
各装着ヘッド31の一方の吸着ノズル41を左位置に公
転移動させ、およびの2つのテープカセット18,
18から電子部品Sを同時に吸着する。次に各装着ヘッ
ド31の他方の吸着ノズル41を右位置に公転移動さ
せ、およびの2つのテープカセット18,18から
電子部品Sを同時に吸着する。この場合には、一方の吸
着ノズル41で電子部品Sを吸着するときに、他方の吸
着ノズル41をテープカセット18に干渉しないように
逃がしておくようにし、2回に分けて同時吸着が行われ
る。
【0073】ところで、図3に示すように、吸着ノズル
41を没入させてもその先端はノズルホルダ42からわ
ずかに突出している。したがって、エアー通路48を所
望の吸着ノズル41に連通する構造にしておけば、電子
部品Sを吸着した状態で吸着ノズル41を没入させて
も、電子部品Sが脱落することがない。すなわち、図9
(b)において、各装着ヘッド31の左位置の吸着ノズ
ル41を突出させると共に右位置の吸着ノズル41を没
入させた状態で、先ずおよびの2つのテープカセッ
ト18,18から電子部品Sを同時に吸着し、次に各装
着ヘッド31の左位置の吸着ノズル41を没入させると
共に右位置の吸着ノズル41を突出させて、および
の2つのテープカセット18,18から電子部品Sを同
時に吸着すれば、2回に分けた電子部品Sの同時吸着が
可能になると共に、一方の吸着ノズル41で電子部品S
を吸着するときに、他方の吸着ノズル41をテープカセ
ット18に干渉しないように逃がしておくことが可能に
なる。
【0074】このように、電子部品Sの同時吸着はもと
より、電子部品Sを複数回に分けて吸着するようにすれ
ば、ヘッドユニット9,10がテープカセット18と基
板Tとの間を往復する回数が格段に少なくなり、その
分、電子部品Sの装着におけるタクトタイムを短くする
ことができる。
【0075】次に、図10を参照して、装着ヘッド31
の第2の実施形態について説明する。符号35は、アク
チュエータユニット33の支持ブロックであり、支持ブ
ロック35には第1パルスモータM1が取り付けられて
いる。第1パルスモータM1は、ステータとしてのハウ
ジング61と、ロータとしての回転アーム62とから成
り、回転アーム62は鉛直軸廻りに回転される。回転ア
ーム62の下部は二股に形成され、この部分に両持ちで
ノズルホルダ63が水平軸64廻りに回転自在に軸支さ
れている。
【0076】ノズルホルダ63の周面には径方向に突出
するように複数本の吸着ノズル65,65が取り付けら
れている。ノズルホルダ63の水平軸64の一方の端部
と、これを回転自在に支持する回転アーム62の下端部
との相互間には、水平軸64の一方の端部をロータと
し、回転アーム62の下端部をステータとする第2パル
スモータM2が構成されている。したがって、ノズルホ
ルダ63は、第2パルスモータM2に入力したパルス数
に応じて、水平軸64廻りに所定の回転角度回転され
る。このため、装着ヘッド31の外側からの駆動による
ことなく、装着ヘッド31独自で、その吸着ノズル65
の選択的な交換が可能になる。
【0077】また、回転アーム62内には真空経路67
が形成され、選択された鉛直下方を向く吸着ノズル65
のみが連通して電子部品Sの真空吸着が可能となる。第
1実施形態では、1つのモータで吸着ノズル65の選択
および電子部品の角度位置決めが行えるが、第2実施形
態では、それぞれの動作のためにモータが必要となる。
したがって、モータの重量が重い場合には第1実施形態
の方が有利である。
【0078】以上のように、本実施形態によれば、各X
Yステージ7,8により装着ヘッド(ヘッドユニット
9,10)31が移動しているときでも、その吸着ノズ
ル41の選択的交換を行うことができるため、ノズル交
換の時間を省略することができる。したがって、電子部
品Sの実装におけるタクトタイムを、極力短くすること
ができ、多機能の電子部品装着装置1におけるタクトタ
イムを、極端に短くすることができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1の電子部品装着装置によれば、
吸着ノズルの着脱(交換)の頻度、すなわち装着ヘッド
がノズルストッカを経由する頻度を極力少なくすること
ができると共に、部品吸着部の移動中に吸着ノズルの選
択的な交換ができるので、吸着ノズルの交換に要する作
業時間を極端に短くすることができ、電子部品実装のた
めのタクトタイムを格段に短くすることができる。
【0080】請求項8の電子部品装着装置によれば、吸
着ノズルの着脱(交換)の頻度を少なくすることができ
ると共に、電子部品を吸着する際の位置補正や電子部品
の同時吸着が可能になり、電子部品実装のためのタクト
タイムを短くすることができる。
【0081】請求項9の装着ヘッド装置によれば、治具
などを必要とすることなく、装着ヘッド装置独自で、吸
着ノズルの選択的な交換が可能になるので、装着ヘッド
が移動中でも吸着ノズルの交換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子部品装着装置の
平面図である。
【図2】実施形態に係る装着ヘッドの一部破断側面図で
ある。
【図3】吸着ノズルの選択動作を示す装着ヘッド廻りの
側面図である。
【図4】吸着した電子部品の基準レベルを示す側面図で
ある。
【図5】実施形態の電子部品装着装置の部品実装動作を
示す模式図である。
【図6】電子部品に対する吸着ノズルの前後方向におけ
る位置補正動作を示す平面図である。
【図7】電子部品に対する吸着ノズルの左右方向におけ
る位置補正動作を示す平面図である。
【図8】電子部品を同時吸着する場合のパターンを示す
平面図である。
【図9】電子部品を同時吸着する場合の他のパターンを
示す平面図である。
【図10】第2実施形態に係る装着ヘッドの断面図であ
る。
【図11】従来の電子部品装着装置の部品実装動作を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置 2 機台 3 コンベア部 4 第1部品供給部 5 第2部品供給部 6 第3部品供給部 7 第1XYステージ 8 第2XYステージ 9 第1ヘッドユニット 10 第2ヘッドユニット 18 テープカセット 30 支持フレーム 31 装着ヘッド 33 アクチュエータユニット 34 押さえアーム 36 係合阻止部材 41 吸着ノズル 42 ノズルホルダ 44 係合フック 45 フックホルダ 47 スプライン軸 S 電子部品 T 基板 PM パルスモータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種の電子部品を供給する部品供給部
    と、当該部品供給部から電子部品を吸着すると共に吸着
    した電子部品を基板に装着する部品装着部と、当該部品
    装着部を吸着位置と装着位置との間で移動させるXY搬
    送部と、を備えた電子部品装着装置において、 前記部品装着部は、複数種の電子部品を対応する複数本
    の吸着ノズルを搭載した装着ヘッドと、当該複数本の吸
    着ノズルのうちの少なくとも1本を選択的に交換する交
    換機構とを備え、 当該交換機構は、前記XY搬送部による前記部品吸着部
    の移動中に、前記吸着ノズルを交換可能に構成されてい
    ることを特徴とする電子部品装着装置。
  2. 【請求項2】 前記部品装着部には、前記装着ヘッドが
    複数搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の
    電子部品装着装置。
  3. 【請求項3】 前記交換機構による前記吸着ノズルの交
    換は、既に選択されている吸着ノズルを上方に引き上
    げ、新たに選択される吸着ノズルを下方へ突出させるこ
    とにより、行われることを特徴とする請求項1または2
    に記載の電子部品装着装置。
  4. 【請求項4】 前記装着ヘッドは、前記複数本の吸着ノ
    ズルを鉛直軸を中心として環状に配設したノズルホルダ
    と、 当該ノズルホルダを前記鉛直軸廻りに回転させるモータ
    とを有することを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の電子部品装着装置。
  5. 【請求項5】 前記部品吸着部は、前記装着ヘッドを昇
    降させる昇降手段を更に有し、 当該昇降手段は、各電子部品の下面を基準に前記装着ヘ
    ッドを昇降させることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の電子部品装着装置。
  6. 【請求項6】 前記部品供給部は、直線上にかつ等間隔
    に同時に複数個の電子部品を吸着可能に供給し、 前記複数の装着ヘッドは、前記複数個の電子部品に平行
    に配設され、 前記複数の装着ヘッドの配設ピッチが前記複数個の電子
    部品の配設ピッチの整数倍であることを特徴とする請求
    項2に記載の電子部品装着装置。
  7. 【請求項7】 前記各装着ヘッドは、前記複数本の吸着
    ノズルを鉛直軸を中心として環状に配設したノズルホル
    ダと、 当該ノズルホルダを前記鉛直軸廻りに回転させるモータ
    とを有し、 前記吸着ノズルの公転直径が、前記複数個の電子部品の
    配設ピッチ以上の寸法であることを特徴とする請求項6
    に記載の電子部品装着装置。
  8. 【請求項8】 電子部品を供給する部品供給部と、当該
    部品供給部から電子部品を吸着すると共に吸着した電子
    部品を基板上に装着する部品装着部と、当該部品装着部
    を吸着位置と装着位置との間で移動させるXY搬送部
    と、を備えた電子部品装着装置において、 前記部品装着部は、複数の装着ヘッドを有し、 当該複数の装着ヘッドのうちの少なくとも1つ装着ヘッ
    ドは、吸着ノズルを鉛直軸廻りに公転可能に搭載してい
    ることを特徴とする電子部品装着装置。
  9. 【請求項9】 鉛直軸を中心に環状に配設した複数の吸
    着ノズルをそれぞれ上下方向に出没自在に保持したノズ
    ルホルダと、 前記各吸着ノズルに係脱自在に臨む複数の係合片を保持
    した係合片ホルダと、 前記ノズルホルダおよび前記係合片ホルダを上下逆方向
    に相対的に移動させて、これらが接近する方向に移動し
    たときに前記各吸着ノズルに前記各係合片を係合させ、
    離間する方向に移動したときに当該各吸着ノズルを前記
    ノズルホルダに没入させる上下動手段と前記ノズルホル
    ダおよび前記係合片ホルダが接近する方向に移動したと
    きに前記係合片と前記吸着ノズルとの係合を阻止する係
    合阻止手段と、 前記ノズルホルダおよび前記係合片ホルダを前記鉛直軸
    廻りに回転させ、前記複数の係合片を前記係合阻止手段
    に選択的に臨ませる回転手段とを備えたことを特徴とす
    る装着ヘッド装置。
  10. 【請求項10】 前記ノズルホルダの鉛直軸には、前記
    係合片ホルダがスプライン係合しており、 前記回転手段は、前記ノズルホルダをロータとするモー
    タであることを特徴とする請求項9に記載の装着ヘッド
    装置。
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