JPH09270316A - コアとそれを用いたチップ型コイル - Google Patents
コアとそれを用いたチップ型コイルInfo
- Publication number
- JPH09270316A JPH09270316A JP8078949A JP7894996A JPH09270316A JP H09270316 A JPH09270316 A JP H09270316A JP 8078949 A JP8078949 A JP 8078949A JP 7894996 A JP7894996 A JP 7894996A JP H09270316 A JPH09270316 A JP H09270316A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- coil
- winding part
- winding
- chip type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F3/00—Cores, Yokes, or armatures
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F3/00—Cores, Yokes, or armatures
- H01F2003/005—Magnetic cores for receiving several windings with perpendicular axes, e.g. for antennae or inductive power transfer
Abstract
(57)【要約】
【課題】 コアの巻線部のバリや鋭利なエッジをなくし
たコアとそれを用いることにより信頼性の向上したチッ
プ型コイルを提供することである。 【解決手段】 巻線部の両端に鍔を有し、前記巻線部の
軸方向に直交する断面形状が少なくとも一つの角部を有
し、この角部の稜線が丸みを帯びているコアとそれを用
いたチップ型コイルである。
たコアとそれを用いることにより信頼性の向上したチッ
プ型コイルを提供することである。 【解決手段】 巻線部の両端に鍔を有し、前記巻線部の
軸方向に直交する断面形状が少なくとも一つの角部を有
し、この角部の稜線が丸みを帯びているコアとそれを用
いたチップ型コイルである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コアとそれを用
いたチップ型コイルに関する。
いたチップ型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のチップ型コイルの構成を示
す断面図である。この従来のチップ型コイル34は、フ
ェライトよりなるコア31と、コア31の巻線部31a
に巻き付けられたコイル32と、コイル32の端末が半
田付けされる一対の電極33a,33bとを備えてい
る。
す断面図である。この従来のチップ型コイル34は、フ
ェライトよりなるコア31と、コア31の巻線部31a
に巻き付けられたコイル32と、コイル32の端末が半
田付けされる一対の電極33a,33bとを備えてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図4は、従来のコア3
1の巻線部31aに発生する不具合を模式的に示したも
のであり、図4(a)はバリがある状態を示す横断面図
であり、図4(b)は鋭利なエッジがある状態を示す横
断面図である。このように、従来のチップ型コイル34
では、コア31の巻線部31aにバリ131aや鋭利な
エッジ131bができやすく、コイル線をコア31の巻
線部31aに巻き付けるとき、バリ131aによりコイ
ル32が巻き膨れを起こし、インダクタンスなどの特性
が安定しにくかった。またコイル線の被覆材がバリ13
1aや鋭利なエッジ131bにより剥がれ、コイル線が
露出するなど、信頼性に問題があった。
1の巻線部31aに発生する不具合を模式的に示したも
のであり、図4(a)はバリがある状態を示す横断面図
であり、図4(b)は鋭利なエッジがある状態を示す横
断面図である。このように、従来のチップ型コイル34
では、コア31の巻線部31aにバリ131aや鋭利な
エッジ131bができやすく、コイル線をコア31の巻
線部31aに巻き付けるとき、バリ131aによりコイ
ル32が巻き膨れを起こし、インダクタンスなどの特性
が安定しにくかった。またコイル線の被覆材がバリ13
1aや鋭利なエッジ131bにより剥がれ、コイル線が
露出するなど、信頼性に問題があった。
【0004】この発明の目的は、コアの巻線部のバリや
鋭利なエッジをなくしたコアとそれを用いることにより
信頼性の向上したチップ型コイルを提供することであ
る。
鋭利なエッジをなくしたコアとそれを用いることにより
信頼性の向上したチップ型コイルを提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、巻線部の両
端に鍔を有し、前記巻線部の軸方向に直交する断面形状
が少なくとも一つの角部を有し、この角部の稜線が丸み
を帯びているコアである。
端に鍔を有し、前記巻線部の軸方向に直交する断面形状
が少なくとも一つの角部を有し、この角部の稜線が丸み
を帯びているコアである。
【0006】また、この発明は、巻線部の両端に鍔を有
し、前記巻線部の軸方向に直交する断面形状が少なくと
も一つの角部を有し、この角部の稜線が丸みを帯びてい
るコアの前記巻線部にコイル線を巻回したチップ型コイ
ルである。
し、前記巻線部の軸方向に直交する断面形状が少なくと
も一つの角部を有し、この角部の稜線が丸みを帯びてい
るコアの前記巻線部にコイル線を巻回したチップ型コイ
ルである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るコアの実施
例を図面に基づいて説明する。図1は、この発明のコア
の一例である角形コアであり、図1(a)は斜視図、図
1(b)は図1(a)のA−A線における横断面図であ
る。この発明のコア1は、巻線部1aとその両端に鍔1
b,1cとからなり、コア1は焼結により形成されたフ
ェライトからなる。前記コア1は、フェライト粉を、粉
末圧縮して成形し、焼成して得られた焼結体をバレル研
磨して、巻線部1aのバリや鋭利なエッジを取り除き、
それぞれの角部の稜線部に丸み11aを形成したもので
ある。得られたコア1に電極を形成し、巻線部1aにコ
イル線(図示せず)を巻回してチップ型コイルとした。
このような構成のチップ型コイルのインダクタンスはバ
ラツキが少なく安定していた。
例を図面に基づいて説明する。図1は、この発明のコア
の一例である角形コアであり、図1(a)は斜視図、図
1(b)は図1(a)のA−A線における横断面図であ
る。この発明のコア1は、巻線部1aとその両端に鍔1
b,1cとからなり、コア1は焼結により形成されたフ
ェライトからなる。前記コア1は、フェライト粉を、粉
末圧縮して成形し、焼成して得られた焼結体をバレル研
磨して、巻線部1aのバリや鋭利なエッジを取り除き、
それぞれの角部の稜線部に丸み11aを形成したもので
ある。得られたコア1に電極を形成し、巻線部1aにコ
イル線(図示せず)を巻回してチップ型コイルとした。
このような構成のチップ型コイルのインダクタンスはバ
ラツキが少なく安定していた。
【0008】図2は、この発明のコアの巻線部の変形例
を示し、コアの巻線部の断面図である。この巻線部21
aは6角柱状に形成されており、巻線部21aのバリや
鋭利なエッジをバレル研磨により除去し、それぞれの角
部の稜線部に丸み121aを形成したものである。ま
た、この発明の実施例は、図1に示す角形コアに限ら
ず、鍔が丸形のものでもよい。また、巻線部は、図1の
略4角柱状、図2の略6角柱状に限らず、少なくとも1
つの角部を有する柱状であればよい。
を示し、コアの巻線部の断面図である。この巻線部21
aは6角柱状に形成されており、巻線部21aのバリや
鋭利なエッジをバレル研磨により除去し、それぞれの角
部の稜線部に丸み121aを形成したものである。ま
た、この発明の実施例は、図1に示す角形コアに限ら
ず、鍔が丸形のものでもよい。また、巻線部は、図1の
略4角柱状、図2の略6角柱状に限らず、少なくとも1
つの角部を有する柱状であればよい。
【0009】
【発明の効果】この発明のコアによれば、バリや鋭利な
エッジが除去され、コイルを形成しても、コイルの巻膨
れやコイル線の被覆材の剥がれによる不具合を防ぎ、特
性の安定したチップ型コイルが得られるコアを提供する
ことができる。また、この発明のコアを用いたチップ型
コイルは、コイルの巻膨れやコイル線の被覆材の剥がれ
による不具合を防ぎ、信頼性の向上したチップ型コイル
を提供することができる。
エッジが除去され、コイルを形成しても、コイルの巻膨
れやコイル線の被覆材の剥がれによる不具合を防ぎ、特
性の安定したチップ型コイルが得られるコアを提供する
ことができる。また、この発明のコアを用いたチップ型
コイルは、コイルの巻膨れやコイル線の被覆材の剥がれ
による不具合を防ぎ、信頼性の向上したチップ型コイル
を提供することができる。
【図1】この発明の実施例のコアであり、(a)は斜視
図、(b)は(a)のA−A線における横断面図であ
る。
図、(b)は(a)のA−A線における横断面図であ
る。
【図2】図2は、この発明のコアの巻線部の変形例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】従来のチップ型コイルの構成を模式的に示す断
面図である。
面図である。
【図4】従来のコアの巻線部に発生する不具合を模式的
に示したものであり(a)はバリがある状態を示す横断
面図、(b)は鋭利なエッジがある状態を示す横断面図
である。
に示したものであり(a)はバリがある状態を示す横断
面図、(b)は鋭利なエッジがある状態を示す横断面図
である。
1 コア 1a,21a 巻線部 1b,1c 鍔 11a,121a 丸み
Claims (2)
- 【請求項1】 巻線部の両端に鍔を有し、前記巻線部の
軸方向に直交する断面形状が少なくとも一つの角部を有
し、この角部の稜線が丸みを帯びていることを特徴とす
るコア。 - 【請求項2】 巻線部の両端に鍔を有し、前記巻線部の
軸方向に直交する断面形状が少なくとも一つの角部を有
し、この角部の稜線が丸みを帯びているコアの前記巻線
部にコイル線を巻回したことを特徴とするチップ型コイ
ル。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078949A JPH09270316A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | コアとそれを用いたチップ型コイル |
TW087210635U TW353536U (en) | 1996-04-01 | 1997-03-25 | Core and chip type coil using thereof |
CN97110306A CN1167328A (zh) | 1996-04-01 | 1997-03-27 | 芯子和使用该芯子的片式线圈 |
KR1019970011648A KR970071863A (ko) | 1996-04-01 | 1997-03-31 | 코어 및 이를 이용한 칩타입의 코일 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8078949A JPH09270316A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | コアとそれを用いたチップ型コイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09270316A true JPH09270316A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=13676149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8078949A Pending JPH09270316A (ja) | 1996-04-01 | 1996-04-01 | コアとそれを用いたチップ型コイル |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09270316A (ja) |
KR (1) | KR970071863A (ja) |
CN (1) | CN1167328A (ja) |
TW (1) | TW353536U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007103596A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 巻線チップ型コモンモードチョークコイル |
JP2008004906A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Taiyo Yuden Co Ltd | ラジアルリード型インダクタ |
US7515028B1 (en) | 2008-06-24 | 2009-04-07 | Tdk Corporation | Coil component |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040093200A (ko) * | 2003-04-22 | 2004-11-05 | 삼화전자공업 주식회사 | 칩코일 및 그 제조방법 |
-
1996
- 1996-04-01 JP JP8078949A patent/JPH09270316A/ja active Pending
-
1997
- 1997-03-25 TW TW087210635U patent/TW353536U/zh unknown
- 1997-03-27 CN CN97110306A patent/CN1167328A/zh active Pending
- 1997-03-31 KR KR1019970011648A patent/KR970071863A/ko not_active Application Discontinuation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007103596A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-04-19 | Tokyo Parts Ind Co Ltd | 巻線チップ型コモンモードチョークコイル |
JP2008004906A (ja) * | 2006-06-20 | 2008-01-10 | Taiyo Yuden Co Ltd | ラジアルリード型インダクタ |
US7515028B1 (en) | 2008-06-24 | 2009-04-07 | Tdk Corporation | Coil component |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW353536U (en) | 1999-02-21 |
KR970071863A (ko) | 1997-11-07 |
CN1167328A (zh) | 1997-12-10 |
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