JPH09269829A - 車両の安全センサの動作確認装置 - Google Patents

車両の安全センサの動作確認装置

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Publication number
JPH09269829A
JPH09269829A JP8134489A JP13448996A JPH09269829A JP H09269829 A JPH09269829 A JP H09269829A JP 8134489 A JP8134489 A JP 8134489A JP 13448996 A JP13448996 A JP 13448996A JP H09269829 A JPH09269829 A JP H09269829A
Authority
JP
Japan
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sensor
vehicle
safety
obstacle
collision
Prior art date
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Pending
Application number
JP8134489A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Morimoto
博幸 森本
Tetsuya Nakamura
哲也 中村
Koji Teramoto
浩司 寺本
Yoshimi Niihara
良美 新原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】安全センサ(障害物検出センサと衝突検出セン
サの双方を含む)に動作指示を与える手段と、動作指示
を受けた安全センサの動作確認を行なう手段とを備える
ことで、安全センサの動作確認(動作自動判定)を自動
的に実行することができ、実際の車両走行時(実走行
時)において充分な安全性を安全確保することができる
車両の安全センサの動作確認装置の提供を目的とする。 【解決手段】安全センサが搭載された車両の安全センサ
の動作確認装置であって、上記安全センサに動作指示を
与える動作指示手段S3,S5,S11,S13と、上
記動作指示を受けた安全センサの動作確認を行なう動作
確認手段S4,S6,S12,S14とを備えたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば移動経路
に設けられたガイドテープに沿って工場内を無人走行す
るオートガイドビークル(いわゆるAGV)に障害物検
出センサや衝突検出センサを搭載した時、これらの安全
センサの動作を確認するような車両の安全センサの動作
確認装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のような自動走行移動車に安
全装置が搭載されたものとしては、例えば特開平2−8
3713号公報に記載の装置がある。すなわち、車両本
体に少なくとも1つの障害物検出センサを搭載し、この
障害物検出センサにて車両に対して障害となる障害物を
非接触にて検出し、障害物検出時に所定の動作を自動停
止させるように構成した自動走行移動の安全装置であ
る。
【0003】この従来装置によれば、上述の障害物検出
時に例えば荷物の移載動作を自動停止して安全性を確保
することができる利点がある反面、上述の障害物検出セ
ンサが車両に搭載された状態下において該センサが正常
に機能するか否かを予め自動確認することができない問
題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明の請求項1記
載の発明は、安全センサ(障害物検出センサと衝突検出
センサの双方を含む)に動作指示を与える手段と、動作
指示を受けた安全センサの動作確認を行なう手段とを備
えることで、安全センサの動作確認(動作自動判定)を
自動的に実行することができ、実際の車両走行時(実走
行時)において充分な安全性を安全確保することができ
る車両の安全センサの動作確認装置の提供を目的とす
る。
【0005】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、定位置(例えばセン
サ動作チェック位置)において障害物検出センサの感度
を増大(感度アップ)させて動作確認することで、障害
物検出センサの動作確認を定位置において自動で、かつ
確実に実行することができる車両の安全センサの動作確
認装置の提供を目的とする。
【0006】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の目的と併せて、光学式障害物検出セ
ンサの感度増大範囲に反射手段(反射壁、反射板、反射
ミラーなど)を設けることで、光の確実な反射により上
記センサの動作確認を正確に実行することができる車両
の安全センサの動作確認装置の提供を目的とする。
【0007】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の目的と併せて、車両の起動時に衝突
検出センサに検出信号を送って動作確認することで、衝
突検出センサの動作確認を起動時において自動的かつ確
実に実行することができる車両の安全センサの動作確認
装置の提供を目的とする。
【0008】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2もしくは4記載の発明の目的と併せて、正論理も
しくは負論理によりON時とOFF時との双方にてセン
サの動作確認を実行することで、センサへの配線の短絡
(ショート)や断線等の故障あるいは漏電による誤動作
をも確実に検出することができる車両の安全センサの動
作確認装置の提供を目的とする。
【0009】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3もしくは4記載の発明の目的と併せて、センサ
(障害物センサもしくは衝突検出センサ)の異常時に車
両を非常停止させることで、動作確認のNG(ノー・グ
ッド)により車両を確実に自動停止させることができ、
例えばセンサメンテナンス性の向上を図ることができる
車両の安全センサの動作確認装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1記載
の発明は、安全センサが搭載された車両の安全センサの
動作確認装置であって、上記安全センサに動作指示を与
える動作指示手段と、上記動作指示を受けた安全センサ
の動作確認を行なう動作確認手段とを備えた車両の安全
センサの動作確認装置であることを特徴とする。
【0011】この発明の請求項2記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記安全センサを障
害物検出センサに設定し、定位置において上記障害物検
出センサの感度を増大させて動作確認する車両の安全セ
ンサの動作確認装置であることを特徴とする。
【0012】この発明の請求項3記載の発明は、上記請
求項2記載の発明の構成と併せて、上記障害物検出セン
サを光学式センサに設定し、該光学式障害物検出センサ
の感度増大範囲に反射手段を設けた車両の安全センサの
動作確認装置であることを特徴とする。
【0013】この発明の請求項4記載の発明は、上記請
求項1記載の発明の構成と併せて、上記安全センサを衝
突検出センサに設定し、車両の起動時に該衝突検出セン
サに検出信号を送って動作確認する車両の安全センサの
動作確認装置であることを特徴とする。
【0014】この発明の請求項5記載の発明は、上記請
求項2もしくは4記載の発明の構成と併せて、センサ正
常時にON、異常時にOFFとなる正論理もしくはセン
サ正常時にOFF、異常時にONとなる負論理により、
ON時とOFF時との双方にて動作確認する車両の安全
センサの動作確認装置であることを特徴とする。
【0015】この発明の請求項6記載の発明は、上記請
求項3もしくは4記載の発明の構成と併せて、上記セン
サの異常時に車両を非常停止させる車両の安全センサの
動作確認装置であることを特徴とする。
【0016】
【発明の作用及び効果】この発明の請求項1記載の発明
によれば、上述の動作指示手段は車両に搭載された安全
センサに対して動作指示を与え、上述の動作確認手段は
動作指示を受けた安全センサの動作確認を行なう。この
ように安全センサの動作指示を自動的に実行することが
できるので、車両を実走行させる際において充分な安全
性を確保することができる効果がある。
【0017】この発明の請求項2記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車両の定位置
にて障害物検出センサの感度が増大されて、この状態で
該センサの動作を確認するので、上述の障害物検出セン
サの動作確認を定位置において自動かつ確実に実行する
ことができる効果がある。
【0018】この発明の請求項3記載の発明によれば、
上記請求項2記載の発明の効果と併せて、光学式に設定
された障害物検出センサの感度増大範囲に反射手段(光
反射用の手段)を設けたので、該センサから投光(発
光)される検出光を反射手段にて確実に反射させること
ができ、この結果、光学式障害物検出センサの動作確認
を正確かつ適正に実行することができる効果がある。
【0019】この発明の請求項4記載の発明によれば、
上記請求項1記載の発明の効果と併せて、車両の起動時
に衝突検出センサに検出信号を送って、該センサの動作
を確認するので、この衝突検出センサが正常に動作する
か否かを起動時において自動的かつ確実に実行すること
ができる効果がある。
【0020】この発明の請求項5記載の発明によれば、
上記請求項2もしくは4記載の発明の効果と併せて、正
常時にセンサがON、異常時にセンサがOFFとなるよ
うな正論理あるいは正常時にセンサがOFF、異常時に
センサがONとなるような負論理の何れかの論理によ
り、ON時とOFF時との双方にてセンサの動作確認を
実行するので、センサへの配線、センサ内部の配線の短
絡(ショート)や断線等の故障があっても斯るフェール
状態(不良)を確実に検出することができる効果があ
る。
【0021】この発明の請求項6記載の発明によれば、
上記請求項3もしくは4記載の発明の効果と併せて、上
述のセンサ(障害物検出センサもしくは衝突検出セン
サ)の異常時(NG時、不良時)に車両それ自体を非常
停止(ストップ)させるので、センサの異常が確認され
た時に車両を自動的にかつ確実に停止させることがで
き、例えばセンサおよびセンサへの配線状態のメンテナ
ンス性の向上を達成することができる効果がある。
【0022】
【実施例】この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳
述する。図面はAGVなどの車両の安全センサの動作確
認装置を示し、図1、図2において、床部1には移動経
路(走行コース)に沿ってガイド手段の一例としてのガ
イドテープ2が敷設されており、無人移動車両(自走車
いわゆるAGVであるあが、以下単に車両と略記する)
3側には、操舵センタ4を中心として水平回動可能な基
台5を設け、この基台5上に設置された左右の駆動モー
タ6,7により左右独立して駆動される左右の駆動輪
8,9を備えている。
【0023】また上述の車両3には自在車輪構成もしく
は非自在車輪構成の左右の従動輪10,11を設けると
共に、上述のガイドテープ2と直交状に交差する方向に
配設されたガイドセンサ12を備えている。さらに上述
の車両3には床部1の所定箇所に配設されたセンサ動作
チェック用の番地手段としての番地板13を検出する番
地センサ14を取付けている。
【0024】ここで、上述のガイドセンサ12はガイド
テープ2と交差する方向に配列された複数たとえば16
個のポイントセンサを有し、これらの各ポイントセンサ
にてガイドテープ2に対する車両3の左右位置ずれ(横
ずれ)を検出すべく構成している。また上述のガイドテ
ープ2を磁気テープ(磁気記録媒体)に設定する一方、
上述の各ポイントセンサを磁気センサの一例としての磁
気ホール素子に設定して、床部1や路面の汚れの影響を
受けにくく、常に良好な磁気検出精度を確保すべく構成
している。
【0025】さらに、この実施例にあっては2輪駆動タ
イプの車両3においてガイドテープ2に対する左右方向
のずれを検出して、左右の各駆動輪8,9の回転数の
差、換言すれば左右の各駆動モータ6,7の回転速度の
差により車両3を操舵(方向修正、軌跡制御)すべく構
成している。ところで、上述の車両3の車両本体15に
おけるフロント側には図3、図4に示す如く、安全セン
サの一例として光学式の障害物検出センサ(以下単に障
害物センサと略記する)16と、衝突検出光電センサ
(以下単に衝突センサと略記する)17とを取付けてい
る。
【0026】上述の障害物センサ16は感度制御部18
(図5参照)の制御により通常走行時の障害物検出エリ
アα感度(図7参照)と、動作確認時の増大エリアβ感
度(図7参照)とに、その感度を増減制御される。
【0027】また図7に示すように平面から見てL字状
に形成された走行ルートのコーナ部2a手前側には前述
のセンサ動作チェック用の番地板13が敷設され、この
位置をセンサ動作チェック用の定位置Aに設定し、動作
確認時において車両3がこの定位置Aに位置した条件下
において、上述の障害物検出エリアαでは到達しない範
囲で、かつ上述の増大エリアβの範囲には反射手段とし
ての反射板19を配置しており、この定位置Aにて障害
物センサ16の感度を増大(エリアβ参照)させて同セ
ンサ16の動作確認を行なうように構成している。
【0028】一方、上述の衝突センサ17は次のように
構成している。すなわち図3、図4に示すように車両本
体15のフロント側下域に複数のパンタグラフヒンジ2
0…を介してパンタグラフ21を略水平に取付け、この
パンタグラフ21の前端にバンパ22を配設すると共
に、このバンパ22の内側において前高後低となる傾斜
状に取付けられた反射板23を設け、この反射板23の
反射面に対して直交する方向に上述の衝突センサ17を
配置している。
【0029】上述の衝突センサ17は車両本体15にブ
ラケット24を介して上記スラント状に固定され、正常
時(非衝突時)にあっては、この衝突センサ17の投光
部から投光された投光が反射板23で反射された後に、
同センサ17の受光部に入光される。
【0030】また正面衝突時(正突時)においてはパン
タグラフヒンジ20,20間に張設されたパンタグラフ
スプリング25に抗してバンパ22および反射板23が
後方へ変位し、光軸Lが衝突センサ17の投受光部から
ずれるので、入光不可となって正突を検出する。さらに
側面衝突時(側突時)および斜め方向からの衝突時にお
いても上述の光軸Lが衝突センサ17の投受光部からず
れて、入光不能となって斯る衝突を検出し得るように構
成している。
【0031】図5は車両の安全センサの動作確認装置の
制御回路ブロック図を示し、CPU30は起動スイッチ
および停止スイッチを含む操作部31からの信号と、ガ
イドテープ2を検出するガイドセンサ12からの信号
と、番地板13を検出する番地センサ14からの信号と
に基づいて、ROM32に格納されたプログラムに従っ
て、左右のモータ駆動部33,34、電源制御部35、
感度制御部18を駆動制御し、またRAM36は車両3
の軌跡制御に必要な制御則(演算式データやマップ)な
どの必要なマップやデータを記憶する。
【0032】ここで、上述の左側のモータ駆動部33は
同側の駆動モータ6を介して駆動輪8を回転制御し、上
述の右側のモータ駆動部34は同側の駆動モータ7を介
して駆動輪9を回転制御する。また上述の電源制御部3
5は投光部と受光部とを備えた衝突センサ17における
投光部の電源をON、OFF制御する。
【0033】さらに上述の感度制御部18は障害物セン
サ16の感度を増(図7のエリアβ参照)、減(図7の
エリアα参照)制御する。しかも、上述のCPU30
は、安全センサとしての衝突センサ17および障害物セ
ンサ16に動作指示を与える動作指示手段(図6に示す
フローチャートの各ステップS3,S5,S11,S1
3参照)と、動作指示を受けた衝突センサ17および障
害物センサ16の動作確認を行なう動作確認手段(図6
に示すフローチャートの各ステップS4,S6,S1
2,S14参照)と、上述の衝突センサ17、障害物セ
ンサ16の異常時に車両3を非常停止させる非常停止手
段(図6に示すフローチャートの第20ステップS20
参照)と兼ねる。
【0034】このように構成した車両の安全センサの動
作確認装置の作用を、図6に示すフローチャートを参照
して以下に詳述する。第1ステップS1で、CPU30
は起動スイッチを含む操作部31からの信号に基づいて
起動か否かを判定し、NO判定時には起動となるまで待
機する一方、YES判定時には次の第2ステップS2に
移行する。
【0035】この第2ステップS2で、CPU30は衝
突センサ17がON(ONの時に正常で反射光があるこ
とを意味する)か否かを判定し、NO判定時(異常時)
には第20ステップS20に移行し、この第20ステッ
プS20で、CPU30は駆動モータ6,7を停止して
車両3を非常停止させる。一方、YES判定時(正常
時)には次の第3ステップS3に移行する。この第3ス
テップS3で、CPU30は動作確認のために衝突セン
サ17の投光部の電源をOFF(しゃ断)にする。なお
受光部は生かしておく。
【0036】次に第4ステップS4で、CPU30は投
光部の電源がOFFにされた条件下において衝突センサ
17が正常にOFFとなるか否かを判定する。而してN
O判定時(正常にOFFとならず受光部に故障があるよ
うな異常時)には前述の第20ステップS20に移行す
る一方、YES判定時(正常にOFFとなった時)には
次の第5ステップS5に移行する。この第5ステップS
5で、CPU30は衝突センサ17の投光部の電源をO
N(通電)にする。
【0037】次に第6ステップS6で、CPU30は透
光部の電源がONにされた条件下において衝突センサ1
7が正常にON(反射光があることを意味する)となる
か否かを判定する。而してNO判定時(異常時)には前
述の第20ステップS20に移行する一方、YES判定
時(正常時)には次の第7ステップS7に移行する。な
お以上の第2乃至第6ステップS2〜S6が衝突センサ
17の動作確認ルーチンである。
【0038】上述の第7ステップS7で、CPU30は
番地センサ14からの信号に基づいて、番地板を検出し
たか否かを判定する。この際の番地板は図7に示すセン
サ動作チェック用の番地板13と、図示しない高速、中
速、低速、加速、減速もしくは停止の各指令用の番地板
とを含む。而して、NO判定時(番地板の非検出時)に
は第15ステップS15にスキップする一方、YES判
定時(番地板検出時)には次の第8ステップS8に移行
する。
【0039】上述の第8ステップS8で、CPU30は
番地板の番地データ読込みに基づいて速度設定か否かを
判定し、NO判定時には第10ステップS10にスキッ
プする一方、YES判定時には次の第9ステップS9に
移行する。この第9ステップS9で、CPU30は番地
データの走行速度指令内容に対応して走行速度を設定す
る。
【0040】次に第10ステップS10で、CPU30
は上述のセンサ動作チェック用の番地板13を検出した
ことによるセンサ動作チェックか否かを判定する。換言
すれば車両3が図7の定位置Aに位置したか否かを判定
する。而してNO判定時には第15ステップS15にス
キップする一方、YES判定時(センサ動作チェック
時)には次の第11ステップS11に移行する。この第
11ステップS11で、CPU30は感度制御部18を
駆動して、障害物センサ16の感度を増大させ、そのエ
リアを通常感度エリアαから増大エリアβ(図7参照)
に拡大する。
【0041】次に第12ステップS12で、CPU30
は上述のエリアβに拡大(増大)された条件下において
障害物センサ16が正常にON(ONの時、正常で適正
に障害物を検出することを意味する)となるか否かを判
定し、NO判定時(異常時)には前述の第20ステップ
S20に移行して、車両3を非常停止させる一方、YE
S判定時(正常時)には次の第13ステップS13に移
行する。この第13ステップS13で、CPU30は感
度制御部18を駆動して、障害物センサ16の感度をク
リアする。つまり先の増大エリアβから通常感度エリア
αに戻す。
【0042】次に第14ステップS14で、CPU30
はエリアが元の状態に戻された条件下において障害物セ
ンサ16が正常にOFF(この状態下においては定位置
Aにおける障害物センサ16の通常感度エリアαは反射
板19に達しないので、OFFが正常となる)になった
か否かを判定する。而してNO判定時(異常時)には前
述の第20ステップS20に移行して、車両3を非常停
止させる一方、YES判定時(正常時)には次の第15
ステップS15に移行する。なお上述の第11乃至第1
4ステップS11〜S14が障害物センサ16の動作確
認ルーチンである。
【0043】上述の第15ステップS15で、CPU3
0はガイドテープ位置を演算する。詳しくはガイドテー
プ2に対する車両3の左右横ずれ量を演算する。次に第
16ステップS16で、CPU30は左右の各モータ
6,7の回転速度をそれぞれ演算し、次の第17ステッ
プS17で、CPU30は演算結果に対応して、左右の
各モータ6,7を駆動する。次の第18ステップS18
で、CPU30は停止指令用の番地板(図示せず)もし
くは停止スイッチを含む操作部31からの信号に基づい
て停止か否かを判定し、NO判定時には第7ステップS
7にリターンする一方、YES判定時には次の第19ス
テップS19に移行し、この第19ステップS19で、
CPU30は各モータ6,7の回転を止めて、車両3を
停止させ、一連の処理を終了する。
【0044】このように、上述の動作指示手段(各ステ
ップS3,S5,S11,S13参照)は車両3に搭載
された安全センサ(障害物センサ16,衝突センサ17
参照)に対して動作指示を与え、上述の動作確認手段
(各ステップS4,S6,S12,S14参照)は動作
指示を受けた安全センサの動作確認を行なう。このよう
に安全センサの動作指示を自動的に実行することができ
るので、車両3を実走行させる際において充分な安全性
を確保することができる効果がある。
【0045】また、車両3の定位置A(図7参照)にて
障害物センサ16の感度が増大されて、この状態で該セ
ンサ16の動作を確認するので、上述の障害物センサ1
6の動作確認を定位置Aにおいて自動かつ確実に実行す
ることができる効果がある。
【0046】さらに、光学式に設定された障害物センサ
16の感度増大範囲(図7の増大エリアβ参照)に反射
手段(光反射用の反射板19参照)を設けたので、該セ
ンサ16から投光(発光)される検出光を反射板19に
て確実に反射させることができ、この結果、光学式障害
物センサ16の動作確認を正確かつ適正に実行すること
ができる効果がある。
【0047】加えて、車両3の起動時に衝突センサ17
に検出信号を送って、該センサ17の動作を確認するの
で、この衝突センサ17が正常に動作するか否かを起動
時において自動的かつ確実に実行することができる効果
がある。
【0048】また、上述したような正論理により、ON
時とOFF時との双方にてセンサ16,17の動作確認
を実行するので、センサ16,17への配線、センサ内
部の配線の短絡(ショート)や断線等の故障があっても
斯るフェール状態(不良)を確実に検出することができ
る効果がある。なお、上記実施例においては正論理にて
各センサ16,17の動作確認を実行したが、負論理に
て動作確認を実行しても同様に効果が得られる。
【0049】さらに、上述のセンサ(障害物センサ16
もしくは衝突センサ17)の異常時(NG時、不良時)
に車両3それ自体を非常停止(ストップ)させるので、
センサ16,17の異常が確認された時に車両3を自動
的にかつ確実に停止させることができ、例えばセンサ1
6,17およびセンサ16,17への配線状態のメンテ
ナンス性の向上を達成することができる効果がある。
【0050】図8、図9は車両それ自体の他の実施例を
示し、図8に示す実施例においては図2の構成から操舵
センタ4および基台5を省略した車両3を示し、図9に
示す実施例においては図2の2輪駆動タイプのものを1
輪駆動タイプに変更したものである。つまり図9に示す
車両3は走行専用のモータ40と、走行専用の駆動輪4
1とを水平回動可能な操舵盤42に配設し、この操舵盤
42をギヤ連動構成あるいはタイミングベルト、Vベル
トもしくはチェーンなどの動力伝達系を介して操舵制御
する操舵専用のモータ43を設けて所謂1輪駆動タイプ
に構成してものである。
【0051】図8、図9に示すような各車両3,3に障
害物センサ16、衝突センサ17を搭載して先の図6で
示したフローチャートによりこれら各センサ16,17
の動作確認を実行しても、先の実施例と同様の作用、効
果を奏するので、図8、図9において前図と同一の部分
には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0052】この発明の構成と、上述の実施例との対応
において、この発明の安全センサは、実施例の障害物セ
ンサ16、衝突センサ17に対応し、以下同様に、動作
指示手段は、CPU30制御による各ステップS3,S
5,S11,S13に対応し、動作確認手段は、CPU
30制御による各ステップS4,S6.S12,S14
に対応し、反射手段は、反射板19に対応し、障害物検
出センサは、光学式の障害物センサ16に対応し、衝突
検出センサは、光学式の衝突センサ17に対応するも、
この発明は上述の実施例の構成のみに限定されるもので
はない。
【0053】例えば、上記安全センサの発信、受信に用
いる信号は実施例で開示した光信号に代えて、超音波信
号やレーザ信号などの他の信号であってもよく、反射手
段としては上述の反射板19に代えて反射壁や反射ミラ
ーなどの他の反射手段であってもよい。
【0054】さらにガイドテープ2とガイドセンサ12
との組合せ構成は、例示した磁気テープと磁気センサの
組合せ構成に代えて、白線テープなどの光反射要素と光
電センサとの組合せであってもよく、或は誘導電流の通
電により磁場を発生する線体と、円筒形のボビンにコイ
ルが巻回された探りコイルとの組合せであってもよい。
加えて、上記実施例においてはセンサの動作確認を正論
理にて実行したが、これは負論理にて実行してもよいこ
とは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車両の安全センサの動作確認装置を
示す概略側面図。
【図2】 ガイドテープに対する車両の関係を示す平面
視図。
【図3】 車両本体に対する安全センサ取付構造を示す
部分平面図。
【図4】 車両本体に対する安全センサ取付構造を示す
部分側面図。
【図5】 制御回路ブロック図。
【図6】 安全センサの動作確認処理を示すフローチャ
ート。
【図7】 安全センサの動作確認時の説明図。
【図8】 2輪駆動タイプの車両の他の例を示す平面視
図。
【図9】 1輪駆動タイプの車両を示す平面視図。
【符号の説明】
3…車両 16…障害物センサ(安全センサ) 17…衝突センサ(安全センサ) 19…反射板(反射手段) A…定位置 S3,S5,S11,S13…動作指示手段 S4,S6.S12,S14…動作確認手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新原 良美 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】安全センサが搭載された車両の安全センサ
    の動作確認装置であって、上記安全センサに動作指示を
    与える動作指示手段と、上記動作指示を受けた安全セン
    サの動作確認を行なう動作確認手段とを備えた車両の安
    全センサの動作確認装置。
  2. 【請求項2】上記安全センサを障害物検出センサに設定
    し、定位置において上記障害物検出センサの感度を増大
    させて動作確認する請求項1記載の車両の安全センサの
    動作確認装置。
  3. 【請求項3】上記障害物検出センサを光学式センサに設
    定し、該光学式障害物検出センサの感度増大範囲に反射
    手段を設けた請求項2記載の車両の安全センサの動作確
    認装置。
  4. 【請求項4】上記安全センサを衝突検出センサに設定
    し、車両の起動時に該衝突検出センサに検出信号を送っ
    て動作確認する請求項1記載の車両の安全センサの動作
    確認装置。
  5. 【請求項5】センサ正常時にON、異常時にOFFとな
    る正論理もしくはセンサ正常時にOFF、異常時にON
    となる負論理により、ON時とOFF時との双方にて動
    作確認する請求項2もしくは4記載の車両の安全センサ
    の動作確認装置。
  6. 【請求項6】上記センサの異常時に車両を非常停止させ
    る請求項3もしくは4記載の車両の安全センサの動作確
    認装置。
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