JPH09265785A - デュアルモード基準回路、メモリ回路、強誘電体メモリ回路、強誘電体メモリ回路のために基準電圧を発生させる方法、および強誘電体メモリを動作させる方法 - Google Patents

デュアルモード基準回路、メモリ回路、強誘電体メモリ回路、強誘電体メモリ回路のために基準電圧を発生させる方法、および強誘電体メモリを動作させる方法

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JPH09265785A
JPH09265785A JP9020858A JP2085897A JPH09265785A JP H09265785 A JPH09265785 A JP H09265785A JP 9020858 A JP9020858 A JP 9020858A JP 2085897 A JP2085897 A JP 2085897A JP H09265785 A JPH09265785 A JP H09265785A
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栄和 高田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体基準キャパシタの経験する疲労およ
び刻印の量を減らす基準スキーム、DRAMモードの動
作時にもNVRAMモードの動作時にも共に、基準電圧
をダイナミックシャドウRAMに供給できる基準回路、
DRAMモードの動作時にもNVRAMモードの動作時
にも共に同一の基準セルを利用する基準回路を提供す
る。 【解決手段】 DRAMモードまたはNVRAMモード
で動作する強誘電体メモリ回路と共に用いられる、基準
電圧を発生させるデュアルモード基準回路であって、互
いに逆のデータ状態を格納できる、少なくとも1ペアの
強誘電体基準セルを備えているデュアルモード基準回路
において、基準セルがそれぞれ、互いに逆のデータ状態
を交互に格納できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは強誘電体メ
モリ回路に関する。より詳細には、本発明は、強誘電体
メモリセルのデータ状態を判定するために強誘電体メモ
リ回路において利用される基準電圧発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックランダムアクセスメモリ
(DRAM)装置において、メモリセルは、直列接続さ
れているキャパシタと、トランジスタ(好ましくはMO
SFET)とから構成されている。このようなメモリセ
ルは、単一トランジスタ、単一キャパシタメモリセルと
呼ばれている。キャパシタの一方の極板は、固定された
電圧に接続されており、もう一方の極板は、トランジス
タのソース端子に接続されている。トランジスタのドレ
イン端子は、その他複数のメモリセルの多数の選択トラ
ンジスタに共通に結合されているビットラインに接続さ
れている。キャパシタは、2進「1」のデータ状態を表
す選択された電圧に充電されるか、または、2進「0」
のデータ状態を表す0ボルトに放電される。データ(つ
まり「1」または「0」)は、トランジスタをスイッチ
として用いることによってアクセス(つまり、読み出し
または書き込み)される。トランジスタのゲートがハイ
にスイッチされると、キャパシタ上の電荷は、トランジ
スタを介して、ビットライン上の別のキャパシタ上へと
転送される。ビットラインキャパシタ電圧(すなわち、
格納された状態のレベル)を検出するために、基準電圧
が、比較器への第2の入力として用いられる。ここで、
比較器の第1の入力は、問題にしているビットラインで
ある。典型的には、基準電圧は、充電された状態におけ
るメモリセルによって生成された電圧と、放電された状
態におけるメモリセルによって生成された電圧との間の
差分の半分であるものとして選択される。このタイプの
基準電圧は、2分信号電圧(half-signal voltage)と
呼ばれる。2分信号電圧を発生させる最も一般的な方法
は、2つのビットラインキャパシタを通して1個のメモ
リセルキャパシタを放電させることによって、それぞれ
のビットラインキャパシタが、充電されたセルキャパシ
タの電圧の半分になるようにする方法である。
【0003】不揮発的にメモリ値を格納する能力をもっ
ているので、強誘電体の構成要素、特に強誘電体キャパ
シタは、コンピュータメモリ装置の分野では非常に有効
である。強誘電体キャパシタは、2つのデータ格納モー
ドをもっている。第1のモードは、上記DRAMで用い
られているモードと同じである。このDRAMモードに
おいて、2進データを表現する電荷は、キャパシタの極
板を通る電圧として格納される。第2のモードは、供給
電圧が失われた時に生じる。このように不揮発的方式で
メモリへの格納をおこなう(このようなメモリは、正式
には、NVRAMと呼ばれる)ときには、電荷は、強誘
電体キャパシタの誘電体層内にトラップされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような強誘電体キ
ャパシタは、ダイナミックシャドウRAM(DSRA
M)、すなわち、DRAMとしてもNVRAMとしても
機能可能なデュアルモードメモリと共に用いるのが理想
的である。強誘電体キャパシタを用いるメモリセル構造
を有しているメモリ装置は、このようなデュアルモード
メモリを提供することができる。既に述べたように、強
誘電体キャパシタは、メモリセルが正常に動作している
間はDRAMモードで動作し、かつ、電力が切られた時
にはNVRAMモードで動作する能力をもっている。い
ずれのモードにおいても、第2の入力を比較器に供給し
てメモリセルの状態を判定するためには、基準電圧が必
要になる。対応する基準セルは、2つの動作モードのそ
れぞれについて、データ「1」およびデータ「0」のメ
モリ状態を表現する2つの基準レベルを与えることがで
きなければならない。
【0005】DRAM動作時には、基準セルは、バイア
ス電荷を強誘電体基準キャパシタ上の電圧として格納す
る。一方、NVRAM動作時には、基準セルは、分極電
荷を同じキャパシタの誘電体層内に格納する。DRAM
モードにおけるダイナミックシャドウRAMの状態を検
出するために、検知動作は、既に述べた従来のDRAM
動作と同様におこなわれる。NVRAM動作において、
メモリセルの状態は、基準セルの分極電荷を基準ビット
ライン容量へと転送することによって検知される。この
電荷は、もし電荷が基準セルに格納されている(例え
ば、データ「1」のメモリ状態である)のなら、ビット
ライン上に予想される電圧をつくる。一方、もしキャパ
シタ内には格納されている電荷がない(例えば、データ
「0」のメモリ状態である)のなら、電圧の変化を最小
化するか、またはまったく変化しないようにする。ビッ
トラインは、2つのメモリ状態を正確に検知することが
できるように、分極電荷の半分に等しい中間点電圧を供
給する。
【0006】多目的に利用できるものであるにもかかわ
らず、強誘電体キャパシタは、その電気的特性が(特に
不揮発記憶に応用する際には)さまざまな変化を受ける
ことが知られている。具体的には、強誘電体キャパシタ
は、時を経るに従ってその分極電荷の絶対値が劣化す
る。この絶対値は、また、メモリセルに対して異なるデ
ータの書き込みをおこなった結果である、分極状態の変
更回数の増加につれても劣化する。このような疲労現象
は、同一の基準セルが、数百本あるいは数千本のメモリ
セルロウに用いられる場合を想定すれば、一層ひどいも
のになる。小型強誘電体キャパシタの電圧が数十ミリ〜
数百ミリボルトのオーダーであるという事実を考慮に入
れれば、分極電荷の絶対値がほんのわずかに変化しただ
けでも、分極判定の信頼性には多大な影響が及ぼされ、
ひいては、メモリセルの状態検知時の正確さにも甚大な
影響が及ぼされることとなる。
【0007】分極電荷の劣化量を低減するために、例え
ば米国特許第5,218,566号に記載されている、公知の従
来技術によるメモリ装置は、1対の基準強誘電体キャパ
シタを用いて基準電圧を発生させる。不揮発動作時で
は、これら2つの基準キャパシタの一方は、ある分極状
態を格納し、もう一方のキャパシタは、逆の分極状態を
格納する。基準キャパシタを放電した結果として拡散さ
れた電荷は、検知容量を通るそれぞれの電圧を発生させ
る。これらの電圧を短絡させることによって、これらの
電圧が平均化されることによって、基準キャパシタの2
つの分極状態の中間である値をもつ基準電圧を発生させ
る。このような基準回路が強誘電体メモリセルと接続さ
れて用いられる時、メモリセルにおいて関連づけられた
データワードがアドレス指定されるたびに、基準キャパ
シタもアドレス指定される。このようにして、基準セル
キャパシタの強誘電特性、およびそれに伴う基準電圧
を、メモリセルキャパシタの特性を短期間毎に変動させ
ることによって変化させようと試みられている。
【0008】しかし、この従来技術による基準セルスキ
ームの基準キャパシタは、メモリセルにおいて関連づけ
られたデータワードがアドレス指定されるたびにアドレ
ス指定されるので、このような基準キャパシタは、平均
的なメモリセルキャパシタよりも疲労および劣化がずっ
と早くなる。また、このスキームは、特定のデータ状態
を基準キャパシタに「刻印する(imprint)」可能性を
補償することができない。「刻印する」とは、ある特定
の分極状態で連続的に分極された後も、その分極状態に
とどまることのほうを選択することを示す強誘電体キャ
パシタの経験する現象の特徴を表すために用いられる用
語である。また、従来の基準スキームを従来のメモリア
レイ構成に用いた時の別の欠点(詳細については後述す
る)としては、関連づけられたメモリセルの状態を正確
に複製(もしくは復元)する能力を失ってしまう(loos
e)ことである。
【0009】したがって、強誘電体基準キャパシタの経
験する疲労および刻印の量を減らすことができる基準ス
キームが必要とされている。また、DRAMモードの動
作時にもNVRAMモードの動作時にも共に、基準電圧
をダイナミックシャドウRAMに供給できる、改善され
た基準回路も必要とされている。また、これに伴って、
DRAMモードの動作時にもNVRAMモードの動作時
にも共に同一の基準セルを利用する、このような基準回
路も必要とされている。さらには、強誘電体基準セル
が、関連づけられた強誘電体メモリセルの状態をより正
確に複写できる、改善された強誘電体メモリアーキテク
チャも必要とされている。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、強誘電体基
準キャパシタの経験する疲労および刻印の量を減らすこ
とができる基準スキームを提供すること、DRAMモー
ドの動作時にもNVRAMモードの動作時にも共に、基
準電圧をダイナミックシャドウRAMに供給できる、改
善された基準回路を提供すること、DRAMモードの動
作時にもNVRAMモードの動作時にも共に同一の基準
セルを利用する、このような基準回路を提供すること、
および強誘電体基準セルが、関連づけられた強誘電体メ
モリセルの状態をより正確に複写できる、改善された強
誘電体メモリアーキテクチャを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるデュアルモ
ード基準回路は、DRAMモードまたはNVRAMモー
ドで動作する強誘電体メモリ回路と共に用いられる、基
準電圧を発生させるデュアルモード基準回路であって、
互いに逆のデータ状態を格納できる、少なくとも1ペア
の強誘電体基準セルを備えているデュアルモード基準回
路において、該基準セルがそれぞれ、該互いに逆のデー
タ状態を交互に格納でき、そのことにより上記目的が達
成される。
【0012】ある実施形態では、前記基準セルがそれぞ
れ、2枚の極板と、該極板間の強誘電体材料と、を有す
る強誘電体キャパシタを備えている。
【0013】ある実施形態では、前記メモリ回路が前記
DRAMモードで動作する時には、該強誘電体キャパシ
タが該極板を通してバイアス電荷を格納し、該メモリ回
路が前記NVRAMモードで動作する時には、該強誘電
体キャパシタが該強誘電体材料における分極電荷を格納
する。
【0014】ある実施形態では、前記基準セルのそれぞ
れに関連づけられたセンス容量をさらに備えており、該
基準セルがそれぞれ、前記強誘電体キャパシタを該関連
づけられたセンス容量に直列接続するのに有効である、
関連づけられた選択トランジスタをさらに備えている、
デュアルモード基準回路であって、該強誘電体キャパシ
タによって格納される前記データ状態を表す電荷が、該
関連づけられたセンス容量へと転送される。
【0015】ある実施形態では、前記少なくとも1つの
基準セルペアに関連づけられた前記2つのセンス容量を
通る前記電荷の平均を表す電圧を発生させる回路をさら
に備えており、該電圧が前記基準電圧を規定する。
【0016】ある実施形態では、前記基準セルペアを前
記互いに逆のデータ状態に設定する手段をさらに備えて
いる。
【0017】ある実施形態では、前記メモリ回路のデー
タアクセスサイクル毎に、前記基準セルそれぞれの前記
データ状態を交互反転させる手段をさらに備えている。
【0018】ある実施形態では、前記設定する手段が、
前記基準セルのそれぞれに関連づけられたリセットトラ
ンジスタを備えている。
【0019】ある実施形態では、前記交互反転させる手
段が、アクセスされたデータワードのアドレスを検出す
る手段を備えている。
【0020】本発明による強誘電体メモリセルのアレイ
は、強誘電体メモリセルロウのペアを複数個備えてい
る、アレイと、該ロウのそれぞれに接続されているメモ
リビットラインと、該ロウペアのそれぞれに関連づけら
れたセンス増幅器と、該ロウペアのそれぞれに関連づけ
られた少なくとも1つの基準回路であって、1ペアの基
準セルによって規定され、該基準セルのそれぞれに関連
づけられた基準ビットラインを有する、少なくとも1つ
の基準回路であって、あるロウペアの該2本のロウのう
ちの1本がデータ転送サイクル中に選択される時には、
該少なくとも1つの関連づけられた基準回路も選択され
る、少なくとも1つの基準回路と、該基準ビットライン
のそれぞれに関連づけられたセンス容量と、該それぞれ
の基準セルペアの該基準ビットラインを短絡させること
によって、該関連づけられたセンス容量間に生じた電圧
の平均を得る手段と、を備えているメモリ回路であっ
て、該それぞれのロウペアのうちの1本のロウが選択さ
れる時、該もう1本のロウは選択されず、該選択されな
いロウの該メモリビットラインが、該平均電圧を該関連
づけられたセンス増幅器へと結合する導体として利用可
能であり、そのことにより上記目的が達成される。
【0021】ある実施形態では、前記基準セルの状態を
設定する基準リセット回路をさらに備えているメモリ回
路であって、前記それぞれの基準セルペアの前記2つの
基準セルが、互いに逆のデータ状態に設定される。
【0022】ある実施形態では、前記基準リセット回路
が、前記基準セルの前記データ状態を交互反転させる手
段を備えている。
【0023】ある実施形態では、前記それぞれのメモリ
セルおよび前記それぞれの基準セルが、選択トランジス
タによって駆動ラインと前記それぞれのビットラインと
の間に接続される強誘電体キャパシタを有する単一トラ
ンジスタ・単一キャパシタ構成を備えており、該選択ト
ランジスタがすべて同じ大きさであり、かつ、該キャパ
シタがすべて同じ大きさである。
【0024】ある実施形態では、前記基準リセット回路
が、前記それぞれの基準セルに関連づけられたリセット
トランジスタを備えている。
【0025】ある実施形態では、前記ロウペアのそれぞ
れに関連づけられた2つの基準回路を備えているメモリ
回路であって、該2つの基準回路が、データ転送サイク
ル毎に交互に選択される。
【0026】ある実施形態では、オープンビットライン
構成を備えている。
【0027】ある実施形態では、折返しビットライン構
成を備えている。
【0028】本発明による強誘電体メモリ回路は、複数
のメモリセルロウをそれぞれが備えている、第1および
第2の強誘電体メモリセルアレイであって、該ロウがそ
れぞれ、対応するメモリビットラインに接続されてい
る、第1および第2の強誘電体メモリセルアレイと、少
なくとも1つの基準回路をそれぞれが備えており、該基
準回路のそれぞれが1ペアの基準ビットラインに接続さ
れている、第1および第2の基準セル回路アレイであっ
て、該第1のメモリセルアレイがアクセスされる時に
は、該第1の基準セル回路アレイもアクセスされ、該第
2のメモリセルアレイがアクセスされる時には、該第2
の基準セル回路アレイもアクセスされる、第1および第
2の基準セル回路アレイと、該第1のメモリセルアレイ
の1本のメモリビットラインに接続されており、かつ、
該第2のメモリセルアレイの対応するメモリビットライ
ンにも接続されているセンス増幅器と、該基準ビットラ
インのそれぞれに関連づけられたセンス容量と、該基準
ビットラインペアを短絡させることによって、該関連づ
けられたセンス容量間に生じた電圧の平均を得る手段
と、を備えている強誘電体メモリ回路において、該第1
のメモリセルアレイがアクセスされる時、該第2のメモ
リセルアレイの該対応するメモリビットラインが、該平
均電圧を該センス増幅器へと結合する導体として用いら
れ、該第2のメモリセルアレイがアクセスされる時、該
第1のメモリセルアレイの該対応するメモリビットライ
ンが、該平均電圧を該センス増幅器へと結合する導体と
して用いられ、そのことにより上記目的が達成される。
【0029】ある実施形態では、オープンビットライン
構成を備えている。
【0030】ある実施形態では、折返しビットライン構
成を備えている。
【0031】ある実施形態では、前記基準セルアレイが
それぞれ、前記メモリセルロウのそれぞれに関連づけら
れた2つの基準回路を備えている。
【0032】本発明による強誘電体メモリ回路のために
基準電圧を発生させる方法は、DRAMモードまたはN
VRAMモードのいずれかで動作する、メモリセルアレ
イを有する強誘電体メモリ回路のために基準電圧を発生
させる方法であって、1ペアの強誘電体キャパシタ上に
互いに逆の電荷を格納するステップであって、該強誘電
体キャパシタのそれぞれの上のそれぞれの電荷が、以前
に格納された該電荷の逆である、ステップと、該強誘電
体キャパシタのそれぞれの該電荷をそれぞれのセンス容
量へと放電するステップであって、該センス容量が対応
する電圧に充電される、ステップと、該センス容量の該
対応する電圧の平均である基準電圧を得るステップと、
を含んでおり、そのことにより上記目的が達成される。
【0033】本発明による強誘電体メモリ回路のために
基準電圧を発生させる方法は、DRAMモードまたはN
VRAMモードのいずれかで動作する強誘電体メモリ回
路のために基準電圧を発生させる方法であって、1ペア
の強誘電体キャパシタ上に互いに逆の電荷を格納するス
テップと、該強誘電体キャパシタのそれぞれをそれぞれ
のセンス容量へと放電するステップであって、該センス
容量が該電荷を表す対応する電圧に充電される、ステッ
プと、該センス容量の該対応する電圧の平均である基準
電圧を得るステップと、該強誘電体キャパシタペア上の
該電荷を交互反転させるステップであって、該強誘電体
キャパシタのそれぞれの上の該電荷が、以前に格納され
た該電荷の逆である、ステップと、を含んでおり、その
ことにより上記目的が達成される。
【0034】本発明による強誘電体メモリを動作させる
方法は、DRAMモードまたはNVRAMモードで動作
する強誘電体メモリを動作させる方法であって、メモリ
セルアレイの一部のメモリセルにアクセスするステップ
であって、メモリ電圧がメモリビットライン上に生成さ
れ、該メモリ電圧が該メモリセルに格納される電荷に比
例する、ステップと、第1および第2の基準セルからの
電荷をそれぞれ、第1および第2の基準ビットラインへ
と転送するステップであって、該第1および該第2の基
準セルに格納されている該電荷にそれぞれ比例している
第1および第2の電圧が生成され、該電荷が該第1およ
び該第2の基準セルの状態を表している、ステップと、
該第1および該第2の電圧を平均するステップであっ
て、該平均された電圧が、該メモリセルアレイの、アク
セスされていない部分におけるメモリビットライン上に
供給される、ステップと、該メモリビットライン上の該
電圧を検知するステップと、を含んでおり、そのことに
より上記目的が達成される。
【0035】ある実施形態では、前記第1および前記第
2の基準セル上の前記電荷をリセットするステップをさ
らに含んでいる方法であって、前記基準セルのそれぞれ
の上の該リセットされた電荷が、該セル上の初期電荷の
逆である。
【0036】ある実施形態では、前記第1の基準セルが
第1の強誘電体キャパシタを備えており、前記第2の基
準セルが第2の強誘電体キャパシタを備えている。
【0037】ある実施形態では、前記リセットするステ
ップが、分極電荷を前記第1および前記第2の強誘電体
キャパシタへと供給するステップを含んでおり、それに
よって、前記強誘電体メモリがNVRAMモードで動作
する時に、該第1および該第2の強誘電体キャパシタが
互いに逆の状態に分極される。
【0038】ある実施形態では、前記リセットするステ
ップが、バイアス電荷を前記第1および前記第2の強誘
電体キャパシタへと供給するステップを含んでおり、そ
れによって、前記強誘電体メモリがDRAMモードで動
作する時に、該第1および該第2の強誘電体キャパシタ
が互いに逆の状態にバイアスされる。
【0039】以下に作用を説明する。本発明によれば、
ダイナミック(DRAM)モードまたは不揮発(NVR
AM)モードで動作する強誘電体メモリセルのデータ状
態の判定に用いられる基準電圧回路を設けるダイナミッ
クシャドウランダムアクセスメモリ用の基準スキームが
提供される。この基準電圧回路は、関連づけられたデー
タ状態設定トランジスタを有する2つの強誘電体キャパ
シタを備えており、DRAM動作モードあるいはNVR
AM動作モードのいずれにおいても、これら2つのキャ
パシタが互いに逆のデータ状態を格納するようにする。
また、この回路は、それぞれのキャパシタのデータ状態
を交互反転させる手段も備えている。動作時において、
これらの強誘電体キャパシタが、関連づけられたビット
ラインへと放電されることによって、中間状態基準電圧
レベルを得るために平均される電圧を生成する。基準電
圧は、関連づけられたメモリセルの状態を判定するため
に用いられる。また、基準キャパシタが経験する疲労お
よび刻印を緩和することができるように構成され、動作
される基準電圧回路のアレイを備えた強誘電体メモリ回
路も提供される。
【0040】本発明は、DSRAM用の基準スキームを
提供する。この基準スキームは、DRAM動作モードお
よびNVRAM動作モードの両方で強誘電体キャパシタ
の2進データ状態を判定するために基準電圧回路を利用
する。この基準電圧回路は、基準電圧を発生させるため
の、互いに逆極性に充電された1対の基準セルを含んで
いる。ここで、それぞれのセルは、DRAM動作モード
あるいはNVRAM動作モードのいずれにおいても、2
つのキャパシタが互いに逆のデータ状態を格納すること
ができるように、関連づけられたデータ状態設定トラン
ジスタを含む強誘電体キャパシタを備えている。1対の
基準セルに含まれる2つのセルは、各データ転送(読み
出し/書き込み)サイクルが終了するたびに、逆の状態
に交互にプリセットされうる。その結果、基準セルキャ
パシタの疲労率および基準セルキャパシタに刻印される
可能性を低減することができる。
【0041】本発明は、また、DRAMモードあるいは
NVRAMモードのいずれかで動作する強誘電体メモリ
回路に対して基準電圧を発生する方法も提供する。この
方法は、1対の強誘電体キャパシタ上に互いに逆の電荷
を格納することと、それぞれの強誘電体キャパシタを対
応するセンス容量へと放電する(ここで、センス容量
は、対応する電圧に充電される)ことと、センス容量の
対応する電圧の平均である基準電圧を得ることと、それ
ぞれの強誘電体キャパシタ上の電荷が当初格納された電
荷の逆になるように、1対の強誘電体キャパシタ上の電
荷を交互反転させることと、を含んでいる。
【0042】本発明の別の局面によれば、上述したデュ
アルモード基準スキームを用い、基準セルの経験する疲
労および刻印の量を減らすはたらきをする構成を有する
メモリ回路が提供される。このメモリ回路は、強誘電体
メモリセルのアレイを備えている。ここで、それぞれの
アレイは、複数の強誘電体メモリセルからそれぞれが構
成されるロウのペアを複数個含んでいる。メモリビット
ラインは、それぞれのメモリセルロウに接続されてお
り、センス増幅器および少なくとも1つの基準回路が、
それぞれのロウペアに関連づけられている。ここで、あ
るデータ転送サイクル中に、あるロウペアの2本のロウ
のうちの1本がアクセスされる時、それに関連づけられ
ている基準回路もまたアクセスされる。それぞれの基準
回路は、1ペアの基準セルによって規定される。1ペア
の基準セルのそれぞれのセルには、基準ビットラインと
センス容量とが関連づけられている。それぞれの基準セ
ルペアの基準ビットラインを短絡させることによって、
関連づけられたセンス容量を通して発生された電圧の平
均を得るための手段が提供される。この構成では、それ
ぞれのロウペアのうちの1本のロウが選択されると、そ
のペアのもう1本のロウは選択されないので、選択され
なかったロウのメモリビットラインは、平均電圧を関連
づけられたセンス増幅器へと結合するための導体として
利用可能となる。
【0043】本発明によれば、基準セルが耐える疲労お
よび刻印をさらに減らすことができる、さらに別の強誘
電体メモリ回路が提供される。このメモリ回路は、上述
の回路に類似しているが、1本のメモリセルロウにつき
2つの基準回路を用いる点が異なる。さらに、本発明に
よれば、これらのメモリ回路を動作させる方法も提供さ
れる。
【0044】
【発明の実施の形態】さてここで、図面を参照する。な
お、図面において、同一の参照番号は、同一の要素を示
している。特に図1を参照すると、従来の基準回路が図
示されている。この基準回路は、おおまかにいうと、第
1の基準強誘電体キャパシタ10およびそれに関連づけ
られた選択トランジスタ12、ならびに、第2の基準強
誘電体キャパシタ14およびそれに関連づけられた選択
トランジスタ16を有する相補的セルペアから構成され
ている。強誘電体キャパシタ10および14は、典型的
には、同一のサイズである。強誘電体キャパシタ10お
よび14それぞれの上側の極板は駆動ライン18に接続
されており、それぞれ強誘電体キャパシタは、それに関
連づけられた選択トランジスタを介して別々のビットラ
イン20および22に接続されている。選択トランジス
タ12および16は、共通のワードライン24によって
駆動される。相補ビットライン20および22は、それ
ぞれの離散または寄生センスキャパシタ26および28
のある極板に接続されている。ここで、これらのキャパ
シタのもう一方の極板はグラウンドに接続されている。
トランジスタ30が相補ビットライン20および22の
間に接続されることによって、センス回路32(詳細は
不図示)によって供給された信号に応答して、それらの
ビットライン間を短絡させる。基準キャパシタ10およ
び14の下側の極板は、共通のタイミング回路38によ
って駆動される、リセットトランジスタ34および36
にそれぞれ接続されている。トランジスタ34のソース
は、固定された電圧(V+)40に接続されており、ト
ランジスタ36のソースは、グラウンド基準(VGRD
42に接続されている。この構成では、基準キャパシタ
10および14は互いに逆極性に充電または分極され
る。すなわち、第1の基準キャパシタ10は正に充電さ
れ、第2の基準キャパシタ14は負に充電される。
【0045】動作時において、読み出しサイクルになる
と、電圧がワードライン24および駆動ライン18に印
加される。基準キャパシタ10および14は、それぞれ
ビットライン20および22に結合されているので、そ
れぞれの電荷を対応するビットラインへと転送、すなわ
ち放電する。その結果、センスキャパシタ26および2
8が充電され、リセットトランジスタ34および36に
よって供給された電荷に基づいて、それぞれ正および負
の電圧をもつようになる。センス信号はトランジスタ3
0を導通状態にし、それによってビットライン20およ
び22の間を短絡させる。センスキャパシタ26および
28上の電荷が等化した後、基準電圧がVref出力40
に確立される。Vrefは、センスキャパシタ26および
28間の電圧の絶対値の中間値である。読み出しサイク
ルの後、基準キャパシタ10および14は、回路38に
よって、それぞれに対応する充電された状態へと書き換
えられる。基準キャパシタ10のみがこのような疲労サ
イクルを経験するので、基準キャパシタ10は、グラウ
ンド基準によって設定される基準キャパシタ14より
も、疲労率がずっと早くなる。
【0046】図2は、図1の基準回路を用いる従来のメ
モリアーキテクチャを図示している。このメモリは、メ
モリアレイ100(複数のメモリアレイを含んでいても
よい)と、同様に構成された複数の単一トランジスタ・
単一キャパシタセルである基準アレイ102とを備えて
いる。メモリアレイ100におけるそれぞれのセルは、
1ビットを表現している。ここで、複数のメモリセルか
ら構成されるそれぞれの水平ロウは、マルチプルビット
データワードを表現している。アレイ100のアドレス
指定可能なそれぞれのデータワード(つまり、複数のメ
モリセルから構成される1本のロウ)は、ある本数のワ
ードライン(WL0〜WLN)24の中から選択された1
本のワードラインによって駆動される。独立してアドレ
ス指定可能なそれぞれのデータワードには、それに対応
する基準セルが基準アレイ102にある。駆動ライン1
8およびワードライン24は、1本のメモリセルロウ
と、それに対応する1本の基準セルロウとにアクセスす
るために、連係して動作する。メモリアレイ100にお
いて複数のセルから構成されるそれぞれのカラムには、
1セットのセンス増幅器104のうち、1個のセンス増
幅器が関連づけられている。センス増幅器104は、そ
れぞれ、2つの入力をもっている。そのうちの一方の入
力は、関連づけられたメモリセルビットライン(C
BLmem)106に接続されており、もう一方の入力は、
アクセスされているメモリロウに関連づけられた特定の
基準セルペアによって発生された基準電圧を受け取るた
めに、基準電圧ライン(Vref)44に接続されてい
る。センス増幅器104は、それぞれのメモリセルビッ
トライン106を通る電圧を中間点電圧44に比較する
ことによって、関連づけられたメモリセルのメモリ状態
を検知する。
【0047】図2を参照して説明した、メモリアレイお
よび基準アレイ、ならびにそれに関連づけられたセンス
増幅器を含む構成の場合、注目すべきことは、ある特定
のワードラインがアクティベートされるたびに、セット
104に含まれるすべてのセンス増幅器が用いられるこ
とである。これは、それぞれのセンス増幅器104が、
アドレス指定可能なデータワードを保持している1本の
メモリセルロウではなく、1本のメモリセルカラムに関
連づけられているからである。あるメモリセルロウがア
クセスされる時、そのメモリセルロウにおけるそれぞれ
のメモリセルのメモリ状態を正しく検知することができ
るように、基準電圧は、複数のセンス増幅器を通ら(bu
ssed through)なければならない。したがって、それぞ
れのメモリビットライン入力106の容量(CBLmem
は、関連づけられた基準ビットライン入力26、28の
容量(CBLref)よりも小さくなる。その結果、基準セ
ルは、関連づけられたメモリセルのメモリ状態と整合す
ることができなくなる。
【0048】次に図3を参照すると、オープンビットラ
イン構成を用いる本発明によるメモリアーキテクチャの
模式図が示されている。このメモリは、左から右へと順
に、第1の基準セルアレイ200と、第2のメモリセル
アレイ230と、1セットのセンスアンプ240と、第
1のメモリセルアレイ250と、第2の基準セルアレイ
270と、を備えている。この構成では、第1の基準セ
ルアレイ200は、第1のメモリセルアレイ250と連
係して動作する。また、同様に、第2の基準セルアレイ
270は、第2のメモリセルアレイ230と連係して動
作する。注目すべきことは、第2のメモリセルアレイ2
30がアクセスされている時、第1のメモリセルアレイ
250はアクティブではなく、逆の場合もそうであるこ
とである。この構成によって、アクティブである基準セ
ルアレイが、基準電圧入力をセンス増幅器240へと供
給するのにアクティブではないそれぞれのメモリセルビ
ットラインを用いることが可能になる。図4および図5
を参照して、このメモリアーキテクチャの動作を以下に
さらに詳しく説明する。このメモリアーキテクチャの詳
細な説明も以下に示す。
【0049】なお、ここでは説明の簡略化を目的とし
て、第1の基準セルアレイ200および第1のメモリセ
ルアレイ250の各構成要素についてのみ、その詳細を
図示し、説明することとする。ただし、もう1つの基準
セルアレイ270およびもう1つのメモリセルアレイ2
30の回路構成も、それに対応する回路構成と同様であ
るものとする。その構成自体は関連する技術分野におい
てよく知られているメモリセルアレイ250は、複数の
単一トランジスタ・単一キャパシタメモリセル252か
ら構成されている。ここで、それぞれのメモリセルカラ
ムは、マルチプルビットデータワードとして同時にアク
セスされる。それぞれのメモリセル252のキャパシタ
およびトランジスタは、強誘電体材料からなり、等価な
サイズおよび動作パラメータをもっている。それぞれの
メモリセル252は、格納されたデータワードの1ビッ
トの2進状態(データ「0」およびデータ「1」)を格
納する。複数のメモリセル252から構成される単一の
ロウにアクセスするために、駆動ライン254およびワ
ードライン256が連係して動作する。駆動ライン25
4およびワードライン256がアクティベートされる
と、個々のメモリセル252のキャパシタ(CCELL)2
58上の電荷は、関連づけられた選択トランジスタ26
0を介して、関連づけられたメモリセルビットライン2
62のメモリセルビットラインキャパシタ(CBLmem
264へと転送される。メモリセルビットラインキャパ
シタ264の上側の極板はセンスアンプ240への2つ
の入力の1つに接続されており、キャパシタ264の下
側の極板はグラウンドに接続されている。
【0050】メモリセルアレイ250における特定のメ
モリセルビットライン262は、1本のメモリセルロウ
におけるそれぞれのメモリセルに関連づけられている。
メモリセルアレイ250におけるそれぞれのビットライ
ン262について(よって、メモリセル252から構成
されるそれぞれのロウについても)、基準セルアレイ2
00には、それに関連づけられた基準セル(例えば、基
準セルA 202)がある。基準回路206は、1ペア
の基準セル、すなわちセルA 202およびセルB 20
4を備えている。これらのセルはそれぞれ、基準強誘電
体キャパシタ208と、それに関連づけられた選択トラ
ンジスタ210とを有している(図では、セルAの要素
だけに参照番号が付けられている)。キャパシタ208
は、好ましくは同じ大きさであり、トランジスタ210
も、好ましくは同じ大きさである。また、セルペア20
6の強誘電体キャパシタ208および選択トランジスタ
210は、好ましくは、メモリセルアレイ250におい
て用いられるキャパシタ258およびトランジスタ26
0と同じ大きさである。
【0051】それぞれの強誘電体キャパシタ208の上
側の極板は、基準駆動ライン212に接続されており、
下側の極板は、基準リセットトランジスタ214に接続
されている。選択トランジスタ210は、共通の基準ワ
ードライン(RefWL)218によって駆動される。
基準キャパシタ208は、それぞれ、それに関連づけら
れた選択トランジスタ210を介して、基準ビットライ
ンキャパシタ(CBLref)222を有する関連づけられ
た基準ビットライン220に接続されている。これらの
ビットライン220は、メモリセルアレイ230のビッ
トラインを介して、基準ビットラインキャパシタ222
に結合されている。メモリセルアレイ230のビットラ
インは、メモリセルアレイ250と基準セルアレイ20
0とが動作している間はアクティブではない。キャパシ
タ222の上側の極板は、関連づけられたセンス増幅器
240のある入力に接続されており、キャパシタ220
のもう一方の極板は、グラウンドに接続されている。ビ
ットライン分路または短絡トランジスタ224が、基準
セルペア206の2本の基準ビットライン220の間に
接続されており、ビットライン短絡信号(BLSH)2
26に応答して、これらのビットラインの間を短絡させ
る。それぞれの基準キャパシタ208の下側の極板は、
対応するリセットトランジスタ214のドレイン端子に
接続されている。セルAおよびBのリセットトランジス
タ214のソース端子は、基準キャパシタ208のバイ
アス電荷(DRAMモード動作の場合)または分極電荷
(NVRAMモード動作の場合)を設定するために、基
準リセット信号(RRA)228および(RRB)23
0にそれぞれ接続されている。基準リセットトランジス
タ214の動作は、それぞれのリセットトランジスタ2
14のゲート端子に結合されている共通の基準プリセッ
ト信号(RefPR)216によって駆動される。RR
A信号およびRRB信号は、常に逆電圧である。すなわ
ち、RRAが正である時、RRBは負であり、逆も同様
である。
【0052】動作時には、DRAM動作モードにおいて
も、NVRAM動作モードにおいても、基準回路206
は、データ「0」(Q0)またはデータ「1」(Q1)
のいずれかを表現する、メモリセルビットラインキャパ
シタCBLmem上の電荷を複製することによって、中間点
基準電圧を供給する。それぞれの基準ビットライン22
0上の電圧は、それぞれの基準セルのデータ状態次第
で、Q0/(CBLref+CCELL)またはQ1/(CBLref
+CCELL)によって表現される。CBLrefは、それぞれ
の基準セルビットライン220の容量222であり、C
CELLは、それぞれのメモリセルキャパシタ258および
基準セルキャパシタ208の容量負荷であり、Q0およ
びQ1は、それぞれの基準キャパシタ208上の電荷で
ある。所望の基準電圧は、それぞれの基準セルペア20
6に対応する2本のビットライン220上の2つの電圧
の絶対値の中間の電圧である。セルAおよびセルBは、
一方がデータ「1」のメモリ状態を保持し、他方がデー
タ「0」のメモリ状態を保持するようにプリセットされ
るので、基準電圧は(Q1+Q0)/2×(CBLref
CELL)と表せる。この所望の基準電圧を得る方法を以
下に説明する。
【0053】既に述べたように、正しい基準電圧(つま
り、基準ビットライン220上の電圧)をセンス増幅器
240に対して発生するのに必要な基準ビットライン容
量(CBLref)を正確に再生するために、本発明のメモ
リは、メモリ(図3に図示されている例ではメモリセル
アレイ230)の選択されていない、つまりアクティブ
ではないビットラインを、容量性負荷(CBLref)を発
生させる基準電圧として用いるように構成されている。
このようなものであるので、メモリセルアレイ250に
おいてどのデータワードアドレスを選択しても、基準セ
ルアレイ200における対応する基準セルロウをアクテ
ィベートすることができる。基準ワードライン218お
よび基準駆動ライン212がアクティベートされると、
基準キャパシタ208を通る電荷は、基準ビットライン
220、および、メモリセルアレイ230のアクティブ
ではないメモリビットラインを通して、基準ビットライ
ン容量222へと転送される。基準セルAおよびBは、
一方がデータ「0」を保持し、他方がデータ「1」を保
持するように、それぞれのリセットトランジスタ214
およびRefPR信号216の動作によってプリセット
される。BLSH信号226がアクティブである時、短
絡トランジスタ224がターンオンし、それぞれのビッ
トライン220間を短絡させる。この時点で、(Q1+
Q0)/2×(CBLref+CCELL)ボルトの電圧が、基
準セルのそれぞれのビットライン220上に供給され、
センス増幅器240の入力242に基準電圧として供給
される。メモリビットラインキャパシタ264は、セン
ス増幅器240へと第2の入力を供給する。電荷転送が
完了した後、BLSH信号226がアクティブではなく
なり、短絡トランジスタ224をターンオフする。これ
によって、入力242と入力244とを比較することに
よって、それぞれのセンス増幅器240は、それぞれの
メモリセル252の状態を独立して検出することができ
るようになる。
【0054】本発明による上記基準スキームは、DRA
Mモードにおいても、NVRAMモードにおいても共に
動作可能である。DRAMモードで動作する時には、デ
ータ「0」およびデータ「1」のメモリ状態は、基準キ
ャパシタ208の極板を通して格納される電圧として表
現される。NVRAMモードで動作する時には、データ
状態は、基準キャパシタ208の誘電体層の分極方向に
よって表現される。いずれの場合においても、基準セル
AおよびBは、互いに逆の状態を保持する。DRAM動
作時には、一方のセルが充電され、もう一方のセルが放
電される。NVRAM動作時には、これらのセルは互い
に逆極性になるように、つまり一方が正で、他方が負と
なるように分極される。
【0055】さて次に図4および図5を参照すると、図
3のオープンビットラインメモリアーキテクチャが、そ
れぞれNVRAMモードおよびDRAMモードで動作す
る時の、メモリの動作特性と、基準セル制御信号とを示
すタイミング図が図示されている。以下の説明では、簡
略化のために、読み出しサイクルの動作のみに言及する
が、検知動作は、読み出しサイクルにおいても、書き込
みサイクルにおいても起こるものである。なぜなら、メ
モリへの書き込みは、本質的に、いわゆる「破壊」読み
出しサイクルを伴うものであるからである。
【0056】NVRAM動作特性を図示している図4に
示されている例では、セルはまず、互いに逆の状態にプ
リセットされる、つまり分極されるものとする。メモリ
セルアレイにおいて選択されたデータワードの読み出し
サイクルになると、選択されたメモリセルワードライン
(WLx)および対応する基準セルワードライン(Re
fWLx)がアクティブになる。すると、BLSH信号
がアクティブになり、2本の基準ビットライン間を短絡
させることによって、基準電圧をつくる。選択されたメ
モリセル駆動ライン(DLx)および対応する基準セル
駆動ライン(RefDLx)の信号がパルスとして与え
られ、選択されたメモリセルキャパシタおよび関連づけ
られた基準セルキャパシタの状態が、それぞれ、メモリ
ビットライン容量および基準ビットライン容量へと転送
されるようにする。次に、基準電圧がセンス増幅器によ
って「検知」された、つまり「読み出された」時点で、
センス信号が与えられる。検知の後、選択されたRef
WLx信号がアクティブではなくなって、読み出しサイ
クルを終了する。この時点で、基準セルキャパシタ上の
電荷は、アクティブになっていくRefPR信号によっ
てリセットされる。それぞれのリセットトランジスタが
ターンオンし、基準セルキャパシタを基準リセット信号
RRAおよびRRBへと結合する。選択されたメモリセ
ル駆動ライン信号DLxおよび基準セル駆動ライン信号
RefDLxが再びアクティブになり、基準リセット信
号RRAおよびRRBが、分極電圧をそれぞれの基準セ
ルキャパシタの誘電体極板つまり内部極板へと供給でき
るようにすることによって、それぞれのキャパシタの所
望の分極を実現する。キャパシタの下側の極板がRef
DLx信号に接続されており、上側の極板が、基準リセ
ット信号(RRAおよびRRB)によって、規定された
正の電圧(つまり、Vcc、典型的には3〜5ボルト)
か、またはゼロボルトのいずれかにバイアスされている
時、下側の極板には、正の電圧になった後、ゼロボルト
に戻るようにパルスが与えられる。強誘電体キャパシタ
は独特のヒステリシス特性を有しているので、当初は負
に分極されていた基準キャパシタは正に分極されるよう
になるが、当初は正に分極されていた基準キャパシタは
正に分極されたままとなる。正の状態に分極された基準
キャパシタは、分極状態を切り替える基準キャパシタ
(つまり、当初は負の分極状態に分極されていた基準キ
ャパシタ)に比べて、そのキャパシタに関連づけられた
基準ビットラインへと転送する電荷の量が少なくなる。
検知されるのは、これら2つの基準キャパシタ間におけ
る電荷の変化量の大きさの差である。RRA信号および
RRB信号は、これらの基準セルを互いに「逆の」状態
に分極するために、RefDLxパルスの間は、互いに
逆のデータ状態に保持される。RefPR信号がアクテ
ィブではなくなってリセットトランジスタをスイッチオ
フする前に、(DRAMモードの場合のように)バイア
ス電荷が転送されるのではなく、分極電荷のみが基準ビ
ットラインへと転送されるように、RefDLx信号
が、それぞれの基準キャパシタの下側の極板から取り除
かれる。なお、図4の例では、基準リセット動作または
基準プリセット動作は、読み出し動作の後におこなわれ
るが、リセット/プリセット動作は、読み出しサイクル
の前におこなわれてもよい。
【0057】図5は、DRAMモード動作に対応する、
同様のタイミング図を示している。図4の例の場合と同
様に、基準セルキャパシタは、互いに逆の状態にプリセ
ットされているものとする。また、読み出しサイクル
は、基準セルキャパシタをリセットする以前に起こるも
のとして図示されているが、リセット動作は、読み出し
動作の後におこなわれてもよい。DRAMモードの動作
の場合、メモリセルアレイにおいて選択された駆動ライ
ン信号(DLx)、および基準セルアレイにおいて選択
された駆動ライン信号(RefDLx)は、常に同一の
電圧(この場合は、グラウンド)に保持され、NVRA
Mモードの動作の場合とは異なりパルスとして与えられ
ない。メモリセルアレイにおいて選択されたデータワー
ドに対する読み出しサイクルが開始されると、関連づけ
られた基準セルのRefWLx信号がアクティブになる
ことによって、基準キャパシタ上の電荷が、それぞれの
基準セルビットライン容量へと転送されるようにする。
同時に、BLSH信号がアクティブになることによっ
て、基準ビットラインを互いに結合することによって、
検知信号がアクティベートされるとセンス増幅器によっ
て検知される基準電圧を供給する。検知後は、RefW
Lx信号がアクティブではなくなり、基準キャパシタの
状態のリセットに備えて、RefPR信号がアクティブ
になる。リセットトランジスタが両方ともターンオンす
ると、それぞれのリセット信号RRAおよびRRBを互
いに結合する。これらの信号は、DRAMモードでは、
固定された正の電圧またはゼロボルトにおける、基準キ
ャパシタの下側の極板に対するバイアス電圧である。R
RAおよびRRBは常に互いに逆の電圧であるので、基
準セルキャパシタには互いに逆のバイアス電荷が供給さ
れる。
【0058】本発明による基準回路は、好ましくは、D
RAM動作においても、NVRAM動作においても、同
一の基準セルを用いて、基準電圧をDSRAMに対して
発生する。具体的には、これらの基準セルは、DRAM
モードの時にはバイアス電荷を供給し、NVRAMモー
ドの時には分極電荷を供給する。また、本発明による基
準スキームによれば、NVRAMモードにおいても、D
RAMモードにおいても、読み出しサイクル毎にRRA
信号ラインおよびRRB信号ライン上の電圧レベルを交
互に反転させることが可能になる。(図示されている例
では、データ「1」の状態を表現する)正の電圧に設定
されている基準セルのみが疲労サイクルを経験するの
で、基準セルペアの全体的性能は、基準リセット信号上
の電圧レベルを交互反転させることによって改善され
る。よって、RRAおよびRRBは、基準プリセット動
作の間は互いに逆の電圧レベルでなければならないが、
読み出しサイクル毎にそれらの電圧は交互に反転される
ので、1個の基準セルペアにおける2つの基準キャパシ
タの間では、同じ回数の疲労サイクルが共有されること
となる。また、ある基準セルにある特定のデータ状態が
刻印される可能性は、そのセルを互いに逆の状態に交互
に分極させることによって最小化することができる。
【0059】本発明によれば、基準リセット信号の電圧
レベルの交互反転は、片方のメモリセルアレイ(例え
ば、図3のメモリセルアレイ230)については、基準
リセット信号の一方が常に正の電圧に保持されるように
し、もう片方のメモリセルアレイ(例えば、図3のメモ
リセルアレイ250)については、ゼロボルトに保持さ
れるように、選択されたデータワードのメモリロウアド
レスを読み出す手段を基準リセット回路に設けることに
よって実現される。メモリロウアドレスが片方のアレイ
ともう片方のアレイとでは違っている時には、基準リセ
ット電圧レベルを切り替えることとなる。ある特定の基
準セルによって経験される疲労は、それぞれの基準セル
ペアのうちどちらのセルが分極または充電され、それに
伴って疲労を経験するかを選択するためのアドレスを用
いることによって、半分に減らすことができる。アドレ
ス指定のための適切な回路および技術は、この技術分野
ではよく知られている。
【0060】以上の説明では、オープンビットラインメ
モリアレイ構成について詳細に説明したが、既に述べた
ように本発明により図3の基準セルスキームおよびデュ
アルモード動作原理によって得られる効果は、例えば図
6に図示されている折返しビットラインメモリアレイ構
成でも同様に得られる。折返しビットラインメモリアー
キテクチャは、メモリ回路の設計に携わる当業者にはよ
く知られている。
【0061】図6の構成は、メモリセルアレイ300
と、対応する基準セルアレイ320とを備えている。図
6に模式的に図示されているように、メモリセルアレイ
300のそれぞれのロウおよびそれぞれカラムでは、1
つおきのメモリセル空間のみがメモリセルとして利用さ
れており、それによって使用可能な複数のメモリセル3
02から構成されるチェッカーボード(千鳥形の)パタ
ーンをなしている。個々のメモリセル構造は、図3を参
照して説明した単一トランジスタ、単一キャパシタメモ
リセルの構成と同様である。単一のメモリセルロウによ
って表現される1個のデータワードが選択されると、複
数のメモリセルカラムが、マルチプルビットデータワー
ドとして1つおきに同時にアクセスされる。換言すれ
ば、ある与えられたデータ転送サイクル中に、メモリア
レイの偶数番目のカラムにおけるメモリセルのみ、また
は奇数番目のカラムにおけるメモリセルのみが選択され
ることになる。
【0062】図6において、メモリセルアレイ300に
おけるメモリセルビットライン304は、あるメモリセ
ルロウにおけるそれぞれのメモリセル302bに関連づ
けられている。メモリアレイ300におけるそれぞれの
ビットライン304について、よってそれぞれのメモリ
セルロウについても、基準セルアレイ320には、それ
に関連づけられた基準セル(例えば、基準セルA 32
2)がある。基準セルアレイ320の個々のセルの構造
は、図3のオープンビットライン構成について説明した
ものと同様ではあるが、折返しビットライン構成では、
違ったやり方で基準セルを組み合わせて基準セルペアを
作っている。後者の構成では、ある特定の基準セルは、
隣接するビットラインに関連づけられた基準セルとは組
み合わせられないが、そのかわり非隣接ビットラインに
関連づけられた非隣接基準セル(例えば、基準セルB
324)と組み合わせられる。基準セルAおよびB(3
22および324)ならびにそれらに関連づけられたビ
ットライン304の組み合わせは、スイッチングトラン
ジスタ326によって制御される。この場合でも、基準
セルアレイ320のそれぞれのキャパシタおよびトラン
ジスタは、好ましくは、メモリセルアレイ300で用い
られるものと同一のサイズである。
【0063】図3のオープンビットライン構成の場合と
同様に、図6の折返しビットライン構成も、メモリアレ
イ300におけるこれらのメモリビットライン304、
および、選択されないメモリロウの関連づけられたビッ
トライン容量306を用いることによって、センス増幅
器310へと基準電圧入力を与える。しかし、メモリの
アクティブではない「半分」のメモリセルビットライン
を用いるオープンビットライン構成とは異なり、折返し
ビットライン構成のアクティブではないメモリビットラ
インは、アクティブなメモリビットラインと同じメモリ
セルアレイに属している。換言すれば、それぞれのセン
ス増幅器310への2つの入力は共に、同一のメモリア
レイ300の2本のビットラインによって供給される。
すなわち、1本のビットラインは、関連づけられたメモ
リセルの電荷を表現する電圧を供給し、他方のビットラ
インは、関連づけられた基準セルペアによって発生され
た基準電圧を供給する。
【0064】図3のオープンビットライン構成について
上に述べた、本発明のすべての局面(例えば、NVRA
Mモード動作およびDRAMモード動作の両方で適用さ
れる、リセット基準信号の交互反転など)は、折返しビ
ットライン構成によっても実現される。
【0065】基準セルの経験する疲労および刻印は、オ
ープンビットライン構成においても、折返しビットライ
ン構成においても共に、多数の基準セルロウを用いるこ
とによってさらに低減されうる。その結果、それぞれの
基準セルが耐える疲労サイクルの回数をさらに減らすこ
とができる。例えば、図7のオープンビットラインメモ
リ構成に示されているように、関連づけられたメモリセ
ルロウのそれぞれに対して、もう1本の基準セルペアの
ロウが追加されている。図7のメモリ構成は、図3の構
成に類似しており、左から右へと順に、第1の基準セル
アレイ400と、第2のメモリセルアレイ430と、1
セットのセンスアンプ440と、第1のメモリセルアレ
イ450と、第2の基準セルアレイ470とを備えてい
る。図3の構成の場合と同様に、第1の基準セルアレイ
400は、第1のメモリセルアレイ450と連係して動
作する。また、同様に、第2の基準セルアレイ470
は、第2のメモリセルアレイ430と連係して動作す
る。第1のメモリセルアレイ450がアクセスされてい
る時、第2のメモリセルアレイ430はアクティブでは
なく、逆もまた同様である。この構成によれば、図3に
ついて既に説明したように、アクティブである基準セル
アレイが、基準電圧入力をセンス増幅器440へと供給
するのに、アクティブではないそれぞれのメモリセルビ
ットラインを用いることが可能になる。
【0066】しかし、図3の実施形態とは異なり、それ
ぞれの基準ビットライン420には、ただ1つの基準セ
ルペアではなく、2つの基準セルペア402および40
4が関連づけられている。それぞれのペア402、40
4は、図3のセルと同様に構成された相補セルAおよび
Bを有している。これらのセルはそれぞれ、強誘電体キ
ャパシタ408と選択トランジスタ410とを有してい
る。それぞれの基準セルペア402、404には、別々
のワードライン(WLref1またはWLref2)、
駆動ライン(DLref1またはDLref2)および
基準プリセット信号(PR1またはPR2)が関連づけ
られている。しかし、スイッチングトランジスタ406
および基準リセット信号RRAおよびRRBは、これら
のセルペア402および404の両方に共通である。こ
こで、RRAは、それぞれの基準セルペア内のセルAへ
とリセット電圧信号を供給し、RRBは、それぞれの基
準セルペア内のセルBへとリセット電圧信号を供給す
る。スイッチングトランジスタ406の一方の側は、そ
れぞれの基準セルペアにおける一方の選択トランジスタ
410に結合されており、スイッチングトランジスタ4
06のもう一方の側は、2つの選択トランジスタ410
のもう一方に結合されている。
【0067】基準リセット信号RRAおよびRRBの状
態を交互に反転させるための、上述したロウアドレス指
定技術は、基準セルペア402、404を交互反転させ
るのにも用いることができる。それぞれの読み出しサイ
クルがおこなわれるあいだに、基準リセット信号RRA
およびRRBのデータ状態を切り替えるために第1のア
ドレスが用いられ、基準セルペア402、404を切り
替えるために第2のアドレスが用いられる。よって、そ
れぞれの読み出しサイクルについて、一方の基準セルペ
アがアクティブである時、もう一方の基準セルペアはア
クティブではない。したがって、ある与えられたセルの
経験する疲労および刻印の量は、この場合も、半減され
る。例えば、ある与えられた読み出しサイクルにおい
て、128本のロウがデータを含んでいるとみなされ、
残りの128本のロウが基準電圧を供給する、256本
のロウから構成されるメモリアレイを考える。もし基準
として用いられるロウにおけるセルが常に同じ状態にプ
リセットされるのなら、基準キャパシタは、平均的なメ
モリセルの経験する疲労サイクルの128倍の疲労サイ
クルに耐えることになる。本発明によれば、ある基準セ
ルペア内の2つの基準セルの状態を交互に反転させるの
にロウアドレス指定を用いることによって、それぞれの
基準セルに対応する疲労率は、平均的なメモリセルの耐
える疲労率と比較して、1/2〜1/64に減らすこと
ができる。また、1本のメモリセルロウについて2本の
基準セルロウを用いることによっても、疲労率は、平均
的なメモリセルの耐える疲労率と比較して、1/2〜1
/32に減らすことができる。もちろん、疲労および刻
印をさらに減らすためには、何本の基準セルロウを用い
てもよい。しかし、用いるロウの本数が増えれば増える
ほど、メモリチップ上にそれだけ大きなスペースが必要
になることになる。
【0068】以上の説明は、単に本発明の原理に基づく
一例を示したものにすぎず、当業者には、本発明の範囲
および着想内でさまざまな改変が発想可能であることは
理解されたい。また、本発明の特定の実施形態を述べた
以上の詳細な説明は、添付の請求の範囲によって規定さ
れる本発明の範囲を限定することを意図しているもので
はない。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、強誘電体基準キャパシ
タの経験する疲労および刻印の量を減らす基準スキー
ム、DRAMモードの動作時にもNVRAMモードの動
作時にも共に、基準電圧をダイナミックシャドウRAM
に供給できる基準回路、およびDRAMモードの動作時
にもNVRAMモードの動作時にも共に同一の基準セル
を利用する基準回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の基準電圧回路の模式図である。
【図2】図1の基準電圧回路を用いる従来のメモリアー
キテクチャのブロック図である。
【図3】オープンビットラインメモリアレイと共に用い
られる、本発明によるメモリアーキテクチャのブロック
図である。
【図4】図3の強誘電体基準電圧回路がNVRAMモー
ドで動作する時の、メモリセルおよび基準セルの制御信
号を示すタイミング図である。
【図5】図3の強誘電体基準電圧回路がDRAMモード
で動作する時の、メモリセルおよび基準セルの制御信号
を示すタイミング図である。
【図6】折返しビットラインメモリアレイと共に用いら
れる、本発明による別のメモリアーキテクチャのブロッ
ク図である。
【図7】本発明によるさらに別のメモリアーキテクチャ
のブロック図である。
【符号の説明】
200 第1の基準セルアレイ 202 セルA 204 セルB 206 基準回路 208 キャパシタ 210 選択トランジスタ 212 基準駆動ライン 216 基準プリセット信号 218 基準ワードライン 222 基準ビットラインキャパシタ 226 ビットライン短絡信号 228 基準リセット信号 230 第2のメモリセルアレイ 240 センスアンプ 242 入力 244 入力 250 第1のメモリセルアレイ 252 単一トランジスタ・単一キャパシタメモリセル 254 駆動ライン 256 ワードライン 258 キャパシタ 264 メモリセルビットラインキャパシタ 270 第2の基準セルアレイ

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DRAMモードまたはNVRAMモード
    で動作する強誘電体メモリ回路と共に用いられる、基準
    電圧を発生させるデュアルモード基準回路であって、 互いに逆のデータ状態を格納できる、少なくとも1ペア
    の強誘電体基準セルを備えているデュアルモード基準回
    路において、 該基準セルがそれぞれ、該互いに逆のデータ状態を交互
    に格納できる、デュアルモード基準回路。
  2. 【請求項2】 前記基準セルがそれぞれ、2枚の極板
    と、該極板間の強誘電体材料と、を有する強誘電体キャ
    パシタを備えている、デュアルモード基準回路であっ
    て、 前記メモリ回路が前記DRAMモードで動作する時に
    は、該強誘電体キャパシタが該極板を通してバイアス電
    荷を格納し、 該メモリ回路が前記NVRAMモードで動作する時に
    は、該強誘電体キャパシタが該強誘電体材料における分
    極電荷を格納する、請求項1に記載のデュアルモード基
    準回路。
  3. 【請求項3】 前記基準セルのそれぞれに関連づけられ
    たセンス容量をさらに備えており、 該基準セルがそれぞれ、前記強誘電体キャパシタを該関
    連づけられたセンス容量に直列接続するのに有効であ
    る、関連づけられた選択トランジスタをさらに備えてい
    る、デュアルモード基準回路であって、 該強誘電体キャパシタによって格納される前記データ状
    態を表す電荷が、該関連づけられたセンス容量へと転送
    される、請求項2に記載のデュアルモード基準回路。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つの基準セルペアに関
    連づけられた前記2つのセンス容量を通る前記電荷の平
    均を表す電圧を発生させる回路をさらに備えており、該
    電圧が前記基準電圧を規定する、請求項3に記載のデュ
    アルモード基準回路。
  5. 【請求項5】 前記基準セルペアを前記互いに逆のデー
    タ状態に設定する手段をさらに備えている、請求項1に
    記載のデュアルモード基準回路。
  6. 【請求項6】 前記メモリ回路のデータアクセスサイク
    ル毎に、前記基準セルそれぞれの前記データ状態を交互
    反転させる手段をさらに備えている、請求項5に記載の
    デュアルモード基準回路。
  7. 【請求項7】 前記設定する手段が、前記基準セルのそ
    れぞれに関連づけられたリセットトランジスタを備えて
    いる、請求項6に記載のデュアルモード基準回路。
  8. 【請求項8】 前記交互反転させる手段が、アクセスさ
    れたデータワードのアドレスを検出する手段を備えてい
    る、請求項7に記載のデュアルモード基準回路。
  9. 【請求項9】 強誘電体メモリセルのアレイであって、
    強誘電体メモリセルロウのペアを複数個備えている、ア
    レイと、 該ロウのそれぞれに接続されているメモリビットライン
    と、 該ロウペアのそれぞれに関連づけられたセンス増幅器
    と、 該ロウペアのそれぞれに関連づけられた少なくとも1つ
    の基準回路であって、1ペアの基準セルによって規定さ
    れ、該基準セルのそれぞれに関連づけられた基準ビット
    ラインを有する、少なくとも1つの基準回路であって、
    あるロウペアの該2本のロウのうちの1本がデータ転送
    サイクル中に選択される時には、該少なくとも1つの関
    連づけられた基準回路も選択される、少なくとも1つの
    基準回路と、 該基準ビットラインのそれぞれに関連づけられたセンス
    容量と、 該それぞれの基準セルペアの該基準ビットラインを短絡
    させることによって、該関連づけられたセンス容量間に
    生じた電圧の平均を得る手段と、を備えているメモリ回
    路であって、 該それぞれのロウペアのうちの1本のロウが選択される
    時、該もう1本のロウは選択されず、該選択されないロ
    ウの該メモリビットラインが、該平均電圧を該関連づけ
    られたセンス増幅器へと結合する導体として利用可能で
    ある、メモリ回路。
  10. 【請求項10】 前記基準セルの状態を設定する基準リ
    セット回路をさらに備えているメモリ回路であって、前
    記それぞれの基準セルペアの前記2つの基準セルが、互
    いに逆のデータ状態に設定される、請求項9に記載のメ
    モリ回路。
  11. 【請求項11】 前記基準リセット回路が、前記基準セ
    ルの前記データ状態を交互反転させる手段を備えてい
    る、請求項10に記載のメモリ回路。
  12. 【請求項12】 前記それぞれのメモリセルおよび前記
    それぞれの基準セルが、選択トランジスタによって駆動
    ラインと前記それぞれのビットラインとの間に接続され
    る強誘電体キャパシタを有する単一トランジスタ・単一
    キャパシタ構成を備えており、該選択トランジスタがす
    べて同じ大きさであり、かつ、該キャパシタがすべて同
    じ大きさである、請求項11に記載のメモリ回路。
  13. 【請求項13】 前記基準リセット回路が、前記それぞ
    れの基準セルに関連づけられたリセットトランジスタを
    備えている、請求項12に記載のメモリ回路。
  14. 【請求項14】 前記ロウペアのそれぞれに関連づけら
    れた2つの基準回路を備えているメモリ回路であって、
    該2つの基準回路が、データ転送サイクル毎に交互に選
    択される、請求項9に記載のメモリ回路。
  15. 【請求項15】 オープンビットライン構成を備えてい
    る、請求項9に記載のメモリ回路。
  16. 【請求項16】 折返しビットライン構成を備えてい
    る、請求項9に記載のメモリ回路。
  17. 【請求項17】 複数のメモリセルロウをそれぞれが備
    えている、第1および第2の強誘電体メモリセルアレイ
    であって、該ロウがそれぞれ、対応するメモリビットラ
    インに接続されている、第1および第2の強誘電体メモ
    リセルアレイと、 少なくとも1つの基準回路をそれぞれが備えており、該
    基準回路のそれぞれが1ペアの基準ビットラインに接続
    されている、第1および第2の基準セル回路アレイであ
    って、該第1のメモリセルアレイがアクセスされる時に
    は、該第1の基準セル回路アレイもアクセスされ、該第
    2のメモリセルアレイがアクセスされる時には、該第2
    の基準セル回路アレイもアクセスされる、第1および第
    2の基準セル回路アレイと、 該第1のメモリセルアレイの1本のメモリビットライン
    に接続されており、かつ、該第2のメモリセルアレイの
    対応するメモリビットラインにも接続されているセンス
    増幅器と、 該基準ビットラインのそれぞれに関連づけられたセンス
    容量と、 該基準ビットラインペアを短絡させることによって、該
    関連づけられたセンス容量間に生じた電圧の平均を得る
    手段と、を備えている強誘電体メモリ回路において、 該第1のメモリセルアレイがアクセスされる時、該第2
    のメモリセルアレイの該対応するメモリビットライン
    が、該平均電圧を該センス増幅器へと結合する導体とし
    て用いられ、該第2のメモリセルアレイがアクセスされ
    る時、該第1のメモリセルアレイの該対応するメモリビ
    ットラインが、該平均電圧を該センス増幅器へと結合す
    る導体として用いられる、強誘電体メモリ回路。
  18. 【請求項18】 オープンビットライン構成を備えてい
    る、請求項17に記載のメモリ回路。
  19. 【請求項19】 折返しビットライン構成を備えてい
    る、請求項17に記載のメモリ回路。
  20. 【請求項20】 前記基準セルアレイがそれぞれ、前記
    メモリセルロウのそれぞれに関連づけられた2つの基準
    回路を備えている、請求項17に記載のメモリ回路。
  21. 【請求項21】 DRAMモードまたはNVRAMモー
    ドのいずれかで動作する、メモリセルアレイを有する強
    誘電体メモリ回路のために基準電圧を発生させる方法で
    あって、 1ペアの強誘電体キャパシタ上に互いに逆の電荷を格納
    するステップであって、該強誘電体キャパシタのそれぞ
    れの上のそれぞれの電荷が、以前に格納された該電荷の
    逆である、ステップと、 該強誘電体キャパシタのそれぞれの該電荷をそれぞれの
    センス容量へと放電するステップであって、該センス容
    量が対応する電圧に充電される、ステップと、 該センス容量の該対応する電圧の平均である基準電圧を
    得るステップと、を含んでいる方法。
  22. 【請求項22】 DRAMモードまたはNVRAMモー
    ドのいずれかで動作する強誘電体メモリ回路のために基
    準電圧を発生させる方法であって、 1ペアの強誘電体キャパシタ上に互いに逆の電荷を格納
    するステップと、 該強誘電体キャパシタのそれぞれをそれぞれのセンス容
    量へと放電するステップであって、該センス容量が該電
    荷を表す対応する電圧に充電される、ステップと、 該センス容量の該対応する電圧の平均である基準電圧を
    得るステップと、 該強誘電体キャパシタペア上の該電荷を交互反転させる
    ステップであって、該強誘電体キャパシタのそれぞれの
    上の該電荷が、以前に格納された該電荷の逆である、ス
    テップと、を含んでいる方法。
  23. 【請求項23】 DRAMモードまたはNVRAMモー
    ドで動作する強誘電体メモリを動作させる方法であっ
    て、 メモリセルアレイの一部のメモリセルにアクセスするス
    テップであって、メモリ電圧がメモリビットライン上に
    生成され、該メモリ電圧が該メモリセルに格納される電
    荷に比例する、ステップと、 第1および第2の基準セルからの電荷をそれぞれ、第1
    および第2の基準ビットラインへと転送するステップで
    あって、該第1および該第2の基準セルに格納されてい
    る該電荷にそれぞれ比例している第1および第2の電圧
    が生成され、該電荷が該第1および該第2の基準セルの
    状態を表している、ステップと、 該第1および該第2の電圧を平均するステップであっ
    て、該平均された電圧が、該メモリセルアレイの、アク
    セスされていない部分におけるメモリビットライン上に
    供給される、ステップと、 該メモリビットライン上の該電圧を検知するステップ
    と、を含んでいる方法。
  24. 【請求項24】 前記第1および前記第2の基準セル上
    の前記電荷をリセットするステップをさらに含んでいる
    方法であって、前記基準セルのそれぞれの上の該リセッ
    トされた電荷が、該セル上の初期電荷の逆である、請求
    項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記第1の基準セルが第1の強誘電体
    キャパシタを備えており、前記第2の基準セルが第2の
    強誘電体キャパシタを備えている、請求項24に記載の
    方法。
  26. 【請求項26】 前記リセットするステップが、分極電
    荷を前記第1および前記第2の強誘電体キャパシタへと
    供給するステップを含んでおり、それによって、前記強
    誘電体メモリがNVRAMモードで動作する時に、該第
    1および該第2の強誘電体キャパシタが互いに逆の状態
    に分極される、請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記リセットするステップが、バイア
    ス電荷を前記第1および前記第2の強誘電体キャパシタ
    へと供給するステップを含んでおり、それによって、前
    記強誘電体メモリがDRAMモードで動作する時に、該
    第1および該第2の強誘電体キャパシタが互いに逆の状
    態にバイアスされる、請求項26に記載の方法。
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