JPH09263621A - 高弾性軟質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

高弾性軟質ポリウレタンフォームの製造方法

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JPH09263621A
JPH09263621A JP8099061A JP9906196A JPH09263621A JP H09263621 A JPH09263621 A JP H09263621A JP 8099061 A JP8099061 A JP 8099061A JP 9906196 A JP9906196 A JP 9906196A JP H09263621 A JPH09263621 A JP H09263621A
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JP
Japan
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polyoxyalkylene polyol
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polyol
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JP8099061A
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Hideaki Matsuda
英明 松田
Yasuhiko Sato
靖彦 佐藤
Toshio Matsumoto
敏夫 松本
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/28Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen characterised by the compounds used containing active hydrogen
    • C08G18/40High-molecular-weight compounds
    • C08G18/4009Two or more macromolecular compounds not provided for in one single group of groups C08G18/42 - C08G18/64
    • C08G18/4072Mixtures of compounds of group C08G18/63 with other macromolecular compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来水酸化カリ触媒を用いて製造されたポリオ
キシアルキレンポリオールを用いた軟質ポリウレタンフ
ォームは反発弾性70%以上のものを得ることが困難で
あり、また水酸化カリ以外のアルカリ金属触媒を用いて
製造されたポリオキシアルキレンポリオールから得られ
る軟質ポリウレタンフォームは、反発弾性を70%以上
とすることができても密度を低くすると耐久性、機械的
強度が低下してしまい満足しうるものではなかった。 【解決手段】ポリオキシアルキレンポリオールとして水
酸化セシウム触媒を用いて製造した水酸基価10〜35
mgKOH/gのもの、水酸基価600〜800mgK
OH/gのものおよび水酸基価50〜150mgKOH
/gのものを特定比率で混合したものを用いることによ
り、低密度でも耐久性、機械的強度に優れた反発弾性7
0%以上の軟質ポリウレタンフォームを製造することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高弾性軟質ポリウレ
タンフォームの製造方法に関するものであり、より詳し
くは反発弾性率が70%以上で、耐久性に優れ、他の諸
物性を損なわない高弾性軟質ポリウレタンフォームを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高弾性ポリウレタンフォームの製
造は、有機ポリイソシアネートと、官能基数が3〜4の
比較的高分子量でエチレンオキサイド含量の高いポリオ
キシアルキレンポリオールとを、架橋剤、触媒、発泡
剤、整泡剤、その他添加剤等の存在下に反応、発砲させ
ることによって得られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来使
用されていたポリオキシアルキレンポリオールは、通常
水酸化カリウム触媒を使用して製造されており、この方
法によって水酸基価が30mgKOH/g以下のポリオ
キシアルキレンポリオールを製造すると、副反応によっ
てジオール、モノオール等の生成が急激に増大すること
が知られている。このため、従来の方法で製造されたポ
リオキシアルキレンポリオールを使用して反発弾性70
%以上の高弾性ポリウレタンフォームを得ることは非常
に困難であった。また、水酸化カリウム以外のアルカリ
金属触媒を用いる方法(USP3,393,243、特
開平7−179597号、特開平7−278289号、
特開平7−309924号)やその他の触媒、例えば複
金属シアン化物錯体触媒を用いる方法(USP3,82
9,505、特開平2−115211号、特開平3−1
4812号)、ジエチル亜鉛、塩化鉄、金属ポルフィリ
ンを用いる方法等で製造されたポリオールを使用するこ
とにより反発弾性が70%以上の高弾性ポリウレタンフ
ォームを得ることも可能ではあるが、密度を低くした場
合には耐久性、機械強度等の物性が満足しうるものでは
なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この問題
点を解決する軟質ポリウレタンフォームの製造方法につ
いて検討した結果、水酸化セシウム触媒を使用して製造
されたポリオキシアルキレンポリオールと、ある特定の
組成、水酸基価を有するポリオールを組み合わせて用い
ることにより、反発弾性率が70%以上であり、かつ密
度を低くした場合にも耐久性、機械強度等の物性にすぐ
れた高弾性ポリウレタンフォームを製造できることを見
いだし本発明を完成した。すなわち、本発明は、 1)ポリオキシアルキレンポリオール、触媒、発泡剤、
必要により整泡剤、架橋剤その他の助剤よりなる混合物
をポリイソシアネートと反応させる軟質ポリウレタンフ
ォームの製造方法において、ポリオキシアルキレンポリ
オールとして水酸化セシウム触媒の存在下、平均官能基
数(以下、fで表す。)が2.5〜8の、活性水素化合
物にアルキレンオキサイドを付加重合して得られた水酸
基価が10〜35mgKOH/gのポリオキシアルキレ
ンポリオール(a1)と、fが3〜6で、水酸基価が6
00〜800mgKOH/gであり、活性水素化合物に
付加したアルキレンオキサイド中のエチレンオキサイド
含有率(以下、EO%で表す。)が50重量%以上のポ
リオキシアルキレンポリオール(a2)と、fが1.5
〜6で、水酸基価が50〜150mgKOH/gであ
り、EO%が50重量%以上のポリオキシアルキレンポ
リオール(a3)からなり、(a1)100重量部に対
して(a2)1〜20重量部、(a3)0.5〜10重
量部使用することを特徴とする高弾性軟質ポリウレタン
フォームの製造方法、 2)ポリオキシアルキレンポリオール(a1)における
fが2.8〜5、水酸基価が15〜30mgKOH/g
であり、かつEO%が10〜20重量%、末端1級OH
が40〜90モル%である前記1)記載の製造方法、 3)ポリオキシアルキレンポリオール(a2)における
fが4〜5、水酸基価が650〜750mgKOH/g
であり、EO%が70重量%以上である前記1)記載の
製造方法、 4)ポリオキシアルキレンポリオール(a3)における
fが2〜3、水酸基価が90〜110mgKOH/gで
あり、EO%が70重量%以上である前記1)記載の製
造方法、 5)ポリオキシアルキレンポリオール(a1)における
モノオールとジオールの合計含有率が25モル%以下で
ある前記1)記載の製造方法、 6)発泡剤として水単独又は水と液化炭酸ガスを使用
し、この発泡剤の使用量がポリオキシアルキレンポリオ
ール(a1)100重量部に対して水1〜6重量部、液
化炭酸ガス0〜15重量部である前記1)記載の製造方
法、および 7)ポリイソシアネートがトリレンジイソシアネート
(以下、TDIで表す。)又はTDIとポリメチレンポ
リフェニルポリイソシアネート(以下、c−MDIで表
す。)の混合物であり、かつその重量比が100/0〜
70/30である前記1)記載の製造方法、である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の方法における(a1)
は、活性水素化合物に水酸化セシウム触媒の存在下アル
キレンオキサイドを付加重合させて得られるポリオキシ
アルキレンポリオールで、このポリオール中でビニルモ
ノマーを重合させて得られる重合体ポリオールも含まれ
る。活性水素化合物としては、アルコール類、アミン
類、アンモニア等が挙げられる。アルコール類として
は、例えば1価アルコール類(メタノール、エタノール
等)、2価アルコール類(エチレングリコール、プロピ
レングリコール等)、3価アルコール類(グリセリン、
トリメチロールプロパン等)、4価アルコール類、8価
アルコール類等の多価アルコール類が挙げられる。アミ
ン類としては、例えば1価アミン類(ジメチルアミン、
ジエチルアミン等)、2価アミン類(メチルアミン、エ
チルアミン等)、3価アミン類(モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等)、
4価アミン類等の多価アミン類が挙げられる。アルキレ
ンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、1,2−、1,4−および2,3−ブチ
レンオキサイドおよびこれらの2種以上の併用が挙げら
れる。これらのうち、好ましいものは、プロピレンオキ
サイドおよび/またはエチレンオキサイドであり、併用
の場合の付加形式はブロックまたはランダムのいずれで
もよい。重合体ポリオールとしては、上記に例示したポ
リオール中で、ラジカル存在下、アクリロニトリル、ス
チレン等のビニルモノマーを重合させ安定分散させたも
のが挙げられる。重合体ポリオール中のビニルモノマー
の含有率は、通常15〜45重量%である。
【0006】(a1)として好ましいものは、ポリエー
テルポリオールおよび/または重合体ポリオールであ
る。上記(a1)の水酸基価は通常10〜35mgKO
H/g、好ましくは15〜30mgKOH/g、さらに
好ましくは20〜28mgKOH/gである。水酸基価
が10未満では水酸化セシウム触媒を用いて製造したポ
リオールであってもポリオール中のジオール、モノオー
ル等の生成が増加し、必ずしも耐久性や反発弾性の向上
が望めない。また水酸基価が35を越えるものでもやは
り耐久性や反発弾性が低下してくる。また、(a1)の
fは、通常2.5〜8、好ましくは2.8〜5、さらに好
ましくは3〜4である。(a1)の製造に使用される触
媒である水酸化セシウムは通常純度90重量%以上、好
ましくは95重量%以上のものが使用され、使用量は活
性水素化合物1モルに対し約0.05〜1.0モルであ
る。該触媒はアルキレンオキサイドの付加反応終了後、
自体公知の中和法、吸着法、水洗法、イオン交換法等に
より除去される。(a2)の水酸基価は通常600〜8
00mgKOH/g、好ましくは650〜750mgK
OH/gであり、エチレンオキサイド含量の高いものが
望ましい。水酸基価が600未満では反発弾性率が低下
し、800を越えると引裂強度、伸び等の機械強度が低
くなる。(a2)のfは、通常3〜6、好ましくは4〜
5である。(a2)の使用量は、(a1)100重量部
に対して通常1〜20重量部、好ましくは2〜15重量
部、より好ましくは3〜12重量部である。(a3)の
水酸基価は通常50〜150mgKOH/g、好ましく
は90〜110mgKOH/gであり、エチレンオキサ
イド含量の高いものが望ましい。この(a3)を使用し
なければ独泡性が大きくなり、また残留歪率も大きくな
る。(a3)のfは、通常1.5〜6、好ましくは2〜3
である。また(a3)の使用量は、(a1)100重量
部に対して通常0.5〜10重量部、好ましくは1〜7
重量部、より好ましくは2〜4重量部である。0.5重
量部以下では、残留歪率の改善効果が望まれず、また1
0重量部以上ではセルが連通化しすぎてフォームとなら
ない場合がある。
【0007】触媒(b)としては、ポリウレタンの製造
に通常使用される公知のもの、例えば、3級アミン類
(トリエチルアミン、トリメチレンジアミン、N−メチ
ルモルホリン等)、4級アンモニウム塩(テトラエチル
ヒドロキシルアンモニウム等)、イミダゾール類(イミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等)等
が挙げられる。これらのうち、好ましいものは、3級ア
ミン類およびイミダゾール類である。有機ポリイソシア
ネート(c)としては、ポリウレタンの製造に通常使用
される公知のもの、例えば、炭素数(NCO基中の炭素
数を除く)6〜20の芳香族ポリイソシアネート(TD
I、変性TDI、MDI、c−MDIおよび変性MDI
等)およびこれらの2種類以上の併用が挙げられる。こ
れら(c)として例示したもののうち好ましいものは、
TDI単独またはTDIとc−MDIとの混合物であ
り、重量比は100/0〜70/30である。発泡剤
(d)としては、水、液化炭酸ガス、トリクロロモノフ
ルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、メチレンク
ロライド、トリクロロフルオロメタンなどが単独または
混合して使用することができるが、環境保護の立場か
ら、水の単独または水と液化炭酸ガスの使用が好まし
い。本発明の方法において、必要により整泡剤(e)を
使用することができる。該(e)としては、軟質ポリウ
レタンの製造に通常使用できるシリコン系整泡剤(ポリ
オキシアルキレン−ジメチルポリシロキサン系コポリマ
ー)が用いられ、例として日本ユニカー(株)製の商品
名:NUCシリコーン SZ−1311、SZ−131
3、東レ・ダウコーニングシリコン(株)製の商品名:
トーレ・シリコーン SRX−274C、ゴールドシュ
ミット(株)製の商品名:TEGOSTAB B−41
13等の整泡剤が挙げられる。本発明の方法において
は、必要により架橋剤(h)を使用することができる。
該(h)としては、ポリウレタンの製造に通常使用でき
るものが用いられ、例としてはエチレングリコール、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、グリセリン、トリメチロールプロパン等が
挙げられる。
【0008】本発明の製法における、(b)〜(e)お
よび(h)各成分の使用量は次の通りである。触媒
(b)は(a1)100重量部に対して通常0.01〜
5重量部、好ましくは0.5〜3重量部である。ポリイ
ソシアネート(c)は、NCO指数が75〜125、好
ましくは85〜115となる量である。発泡剤(d)は
(a1)100重量部に対して通常0.01〜10重量
部、好ましくは0.1〜5重量部であるが、発泡剤が水
である場合は、通常1〜6重量部、好ましくは1.5〜
4重量部、より好ましくは2〜3重量部である。水は6
重量部を越えるとフォームの成形性が悪くなるうえ、耐
久性も悪くなる。また、発泡剤として水と液化炭酸ガス
を併用する場合の液化炭酸ガスの使用量は、(a1)1
00重量部に対して通常0.5〜15重量部、好ましく
は1〜10重量部である。整泡剤(e)は(al)10
0重量部に対して通常0〜5重量部、好ましくは0.5
〜3重量部である。架橋剤(h)は(al)100重量
部に対してして通常0〜5重量部、好ましくは0.5〜
3重量部である。その他の添加剤として、通常軟質ウレ
タンフォームの製造に用いられる添加剤、酸化抑制剤、
劣化防止剤、難燃剤、着色剤等の適量を使用してもよ
い。本発明においては、(a)、(b)、(d)および
必要により(e)、(h)の各成分を混合したものと
(c)とを通常軟質ウレタンフォームの製造法に従って
撹拌、混合し、一定型状内で発砲させることにより、高
弾性軟質ポリウレタンモールドフォームが得られる。
【0009】
【実施例】以下実施例によりさらに本発明を説明する
が、本発明はこれにより限定されるものではない。な
お、実施例及び比較例中の発泡処方欄の数値は重量部を
示す。 実施例1 以下の方法により得られたポリオール及びポリイソシア
ネートを用いて製造したポリウレタンフォームについて
本発明における発泡評価を行った。 ポリオールa1−1:グリセリン1モルに純度98%の
水酸化セシウム触媒0.2モルを添加し、120℃で4
時間減圧脱水をした後、プロピレンオキサイドを温度9
0℃、圧力3.0kg/cm2の条件で付加重合させ、続
いてエチレンオキサイドを温度100℃、圧力2.5k
g/cm2の条件で反応させてEO%が15重量%、水
酸基価が24mgKOH/gのポリオキシアルキレンポ
リオールを得た。 ポリオールa1−2:ポリオールa1−1中でラジカル
存在下、アクリロニトリルモノマーを付加重合し安定分
散させることにより重合体含有量20重量%のポリオキ
シアルキレンポリオールを得た。 ポリオールa1−3:グリセリン1モルに水酸化カリウ
ム触媒0.32モルを添加し、120℃で4時間減圧脱
水した後、プロピレンオキサイドを温度105℃、圧力
3.0kg/cm2の条件で付加重合させ、続いてエチ
レンオキサイドを温度115℃、圧力2.5kg/cm2
の条件で反応させてEO%が15重量%、水酸基価が2
4mgKOH/gのポリオキシアルキレンポリオールを
得た。 ポリオールa1−4:グリセリン1モルに水酸化カリウ
ム触媒0.3モルを添加し、上記ポリオールa1−3と
同様の条件で脱水後、プロピレンオキサイドを反応さ
せ、続いてエチレンオキサイドを反応させてEO%が1
2重量%、水酸基価が34mgKOH/gのポリオキシ
アルキレンポリオールを得た。このポリオキシアルキレ
ンポリオール中でラジカル存在下、アクロニトリルモノ
マーを付加重合し安定分散させることにより重合体含有
量20重量%の重合体ポリオールを得た。 ポリオールa2−1:トリメチロールプロパン/ソルビ
トール混合物1モルに水酸化カリウム触媒0.02モル
を添加し、上記ポリオールa1−3と同様の条件で脱水
後、エチレンオキサイドを反応させて水酸基価680m
gKOH/g、f=4.7のポリオキシアルキレンポリ
オールを得た。 ポリオールa2−2:グリセリン1モルに水酸化カリウ
ム触媒0.01モルを添加し、上記ポリオールa1−3
と同様の条件で脱水後、プロピレンオキサイドを反応さ
せて水酸基価750mgKOH/gのポリオキシアルキ
レンポリオールを得た。 ポリオールa3:レゾルシン1モルに水酸化カリウム触
媒0.045モル添加し、上記ポリオールa1−3と同
様の条件で脱水後、エチレンオキサイドを反応させて水
酸基価105mgKOH/gのポリオキシアルキレンポ
リオールを得た。
【0010】ポリウレタンフォームの製造に用いられた
他の原料は次のとおりである。 触媒b−1:トリエチレンジアミンの33%DPG溶液 商品名;TEDA L33(東ソー社製) 触媒b−2:ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エー
テルの70%DPG溶液 商品名;TOYOCAT ET(東ソー社製) イソシアネートc−1:TDI−80/c−MDIの8
0/20重量比で混合したもの。 商品名;タケネートTM−20(武田薬品工業(株)社
製) イソシアネートc−2:TDI−80(2,4−体80
重量%と2,6−体20重量%の混合物) 商品名;タケネート80(武田薬品工業(株)社製) 発泡剤d:純水 シリコン系整泡剤e−1: 商品名;トーレ・シリコーン、SRX−274C(東レ
・ダウコーニング社製)シリコン系整泡剤e−2: 商品名;NUCシリコーン、L−5366(日本ユニカ
ー社製) シリコン系整泡剤e−3: 商品名;NUCシリコーン、L−5309(日本ユニカ
ー社製) シリコン系整泡剤e−4: 商品名;TEGOSTAB、B−8681(ゴールドシ
ュミット社製)
【0011】実施例で使用したポリオールの組成、分析
値等を〔表1〕に示す。表中でポリオールの水酸基価は
JIS K1557の方法、モノオール/ジオール含有
量はH1−NMRの末端基定量結果より算出した。
【表1】
【0012】以下の〔表2〕に示した配合比でポリオー
ル、純水、整泡剤、触媒をあらかじめ混合し、液温を2
5±2℃に調整した。これに液温を25±2℃に調整し
たイソシアネートを所定量加えて、高速ミキサーで5秒
間混合し、約60℃に温調した300mm×300mm
×100mmアルミニウム製金型に注入した。5分間キ
ュアー後に取り出して24時間以上放置してから表中の
各種フォーム物性を測定し、その結果を〔表3〕にまと
めた。フォーム物性は、JIS K6301及びJIS
K6401の方法に従った。なお、〔表3〕中の湿熱
圧縮永久歪(%)〔予備圧縮あり〕は、試験片の厚さ約
75%の距離まで予備圧縮を10回行い、1分間放置後
試験片の厚さを測定し、これを試験前厚さとしたもので
ある。
【0013】
【表2】
【0014】
【表3】
【0015】
【発明の効果】本発明の製造方法によって得られる軟質
ポリウレタンフームは、反発弾性が70%以上で、密度
を低くした場合においても耐久性、機械的強度に優れ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75:04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオキシアルキレンポリオール、触媒、
    発泡剤、必要により整泡剤、架橋剤その他の助剤よりな
    る混合物をポリイソシアネートと反応させる軟質ポリウ
    レタンフォームの製造方法において、ポリオキシアルキ
    レンポリオールとして水酸化セシウム触媒の存在下、平
    均官能基数(以下、fで表す。)が2.5〜8の活性水
    素化合物にアルキレンオキサイドを付加重合して得られ
    た水酸基価が10〜35mgKOH/gのポリオキシア
    ルキレンポリオール(a1)と、fが3〜6で、水酸基
    価が600〜800mgKOH/gであり、活性水素化
    合物に付加したアルキレンオキサイド中のエチレンオキ
    サイド含有率(以下、EO%で表す。)が50重量%以
    上のポリオキシアルキレンポリオール(a2)と、fが
    1.5〜6で、水酸基価が50〜150mgKOH/g
    であり、EO%が50重量%以上のポリオキシアルキレ
    ンポリオール(a3)からなり、(a1)100重量部
    に対して(a2)1〜20重量部、(a3)0.5〜1
    0重量部使用することを特徴とする高弾性軟質ポリウレ
    タンフォームの製造方法。
  2. 【請求項2】ポリオキシアルキレンポリオール(a1)
    におけるfが2.8〜5、水酸基価が15〜30mgK
    OH/gであり、かつEO%が10〜20重量%、末端
    1級OHが40〜90モル%である請求項1記載の製造
    方法。
  3. 【請求項3】ポリオキシアルキレンポリオール(a2)
    におけるfが4〜5、水酸基価が650〜750mgK
    OH/gであり、EO%が70重量%以上である請求項
    1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】ポリオキシアルキレンポリオール(a3)
    におけるfが2〜3、水酸基価が90〜110mgKO
    H/gであり、EO%が70重量%以上である請求項1
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】ポリオキシアルキレンポリオール(a1)
    におけるモノオールとジオールの合計含有率が25モル
    %以下である請求項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】発泡剤として水単独又は水と液化炭酸ガス
    を使用し、この発泡剤の使用量がポリオキシアルキレン
    ポリオール(a1)100重量部に対して水1〜6重量
    部、液化炭酸ガス0〜15重量部である請求項1記載の
    製造方法。
  7. 【請求項7】ポリイソシアネートがトリレンジイソシア
    ネート(以下、TDIで表す。)又はTDIとポリメチ
    レンポリフェニルポリイソシアネート(以下、c−MD
    Iで表す。)の混合物であり、かつその重量比が100
    /0〜70/30である請求項1記載の製造方法。
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