JPH09263498A - 炭化珪素単結晶の製造方法 - Google Patents

炭化珪素単結晶の製造方法

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JPH09263498A
JPH09263498A JP7577696A JP7577696A JPH09263498A JP H09263498 A JPH09263498 A JP H09263498A JP 7577696 A JP7577696 A JP 7577696A JP 7577696 A JP7577696 A JP 7577696A JP H09263498 A JPH09263498 A JP H09263498A
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carbide single
silicon
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Yasuo Kito
泰男 木藤
Naohiro Sugiyama
尚宏 杉山
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Toyota Central R&D Labs Inc
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Denso Corp
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大口径で厚く、かつ高品位の炭化珪素単結晶
を、低コストで製造することができる炭化珪素単結晶の
製造方法を提供する。 【解決手段】シリコンウエハの上に炭化珪素単結晶層1
3を成長し、この炭化珪素単結晶層13の表面に、炭化
珪素よりなる第1の犠牲層を形成し、シリコンウエハを
除去する。炭化珪素単結晶層13の表面に、炭化珪素よ
りなる第2の犠牲層15を形成し、第1および第2の犠
牲層15の表層部に炭化層17を形成する。第1の犠牲
層の表面に形成された炭化層、および第1の犠牲層を除
去する。炭化層17の表面を結晶成長装置のルツボ蓋材
4bに接合することにより炭化珪素単結晶層13が蓋材
4bに固定され、この蓋材4bが結晶成長装置に装着さ
れる。昇華再結晶法を用い、炭化珪素単結晶層13を種
結晶として当該炭化珪素単結晶層13に炭化珪素単結晶
21が成長され、犠牲層15が除去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、炭化珪素単結晶
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、炭化珪素単結晶基板は高耐圧電力
用トランジスタ、高耐圧ダイオード等の高耐圧大電力用
半導体装置の半導体基板として開発されている。この炭
化珪素単結晶基板の製造方法としては、アチソン法、レ
ーリー法、昇華再結晶法(改良レーリー法) 等が知られ
ている。このうち半導体基板の製造方法としては、大面
積かつ高品質の炭化珪素単結晶成長に有利な昇華再結晶
法が主に採用されている。昇華再結晶法は、特公昭63
−57400号公報に開示されているように黒鉛製ルツ
ボ内に配置された炭化珪素原料を加熱昇華させ、同じく
黒鉛製ルツボ内において炭化珪素原料と対向する位置に
配置された炭化珪素単結晶からなる炭化珪素種結晶上に
炭化珪素単結晶を成長させるものである。この方法によ
り得られた炭化珪素単結晶は半導体基板に適した大面積
かつ多形が制御された基板として供給されている。さら
に、この炭化珪素単結晶基板上に必要に応じ、液相エピ
タキシャル法(LPE)または化学的気相エピタキシャ
ル法(CVD)により、導電型もしくはキャリア濃度が
基板とは異なる炭化珪素単結晶層を成長させ、半導体素
子作製用基板が製造される。
【0003】しかし、現在の炭化珪素単結晶基板はその
大きさが直径1インチ強のものしか供給されておらず、
トランジスタ等の半導体装置を大量生産するためにはよ
り炭化珪素単結晶基板の大口径化が必要となる。
【0004】大口径化の従来技術として、前記昇華再結
晶法による炭化珪素単結晶の製造において炭化珪素単結
晶基板としてアチソン炉による炭化珪素研磨材作製工程
で偶発的に得られた炭化珪素単結晶を整形、研磨したア
チソン結晶を用いる方法がある。アチソン結晶はサイズ
の小さいものしか得られないので、特開平6−4889
8号公報に開示されているようにサイズの小さい種結晶
から成長を始め、繰返し成長することにより除々にサイ
ズを大きくすることが考えられる。
【0005】又、特公平1−38080号公報に開示さ
れているように珪素基板上にβ型炭化珪素単結晶層をエ
ピタキシャル成長させた後、珪素基板を除去し、β型炭
化珪素単結晶層上にCVD法によりα型炭化珪素単結晶
層を成長させる方法がある。この方法は大口径のα型炭
化珪素単結晶基板が製造できる可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−48898号公報による方法は繰返し成長の工程が
繁雑であり、コストが高くなってしまう。又、大口径化
の大きさの限界があり、現在の研究レベルでも2〜3イ
ンチが限界となっている。
【0007】又、特公平1−38080号公報による方
法においては、大口径の炭化珪素単結晶層は成長できる
が、CVD法によるエピタキシャル膜のため膜厚20μ
m程度のものしか得られず基板として必要な厚さである
300μm以上の炭化珪素バルク単結晶の作製は困難で
ある。
【0008】これら問題(コスト高、大口径化の限界、
厚膜化の限界)を解決する一手法として、珪素基板上に
炭化珪素単結晶層をCVD法によりエピタキシャル成長
させた後、珪素基板を除去し、炭化珪素単結晶層上に昇
華再結晶法により炭化珪素単結晶を成長させる方法が考
えられる。ここで、特公昭63−57400号公報に開
示されているような昇華再結晶法においては種結晶であ
る炭化珪素単結晶を黒鉛製ルツボに固定する必要があ
る。この種結晶の固定には接着剤が使用されている。
【0009】しかしながら、種結晶とルツボをムラなく
均一に接着することは困難で接着層に空隙が生じやす
い。この空隙の発生箇所は、結晶成長中に種結晶とルツ
ボの密着している部位との間に熱伝導の差により温度差
が生じる。温度差が生じると温度の高い部位から温度の
低い部位へと物質移動が起こり種結晶中に多結晶化など
の欠陥が発生する。種結晶中に発生した欠陥は成長結晶
中へも引き継がれ、成長結晶は欠陥密度の大きいものと
なる。
【0010】そのために、種結晶である炭化珪素単結晶
層を炭化させ、ルツボに接着すれば種結晶面内温度の均
一化が図られ欠陥のない高品位の炭化珪素単結晶が得ら
れると考えられる。しかしながら、炭化層は炭化珪素単
結晶層が炭化することにより形成されるため、炭化珪素
単結晶層の膜厚が減少する。CVD法によりエピタキシ
ャル成長させた炭化珪素単結晶層の膜厚は高々20μm
であり、一方炭化層の膜厚は20μm以上あるので、炭
化珪素単結晶層が消失してしまう。従って、大口径の炭
化珪素単結晶は成長できるが、欠陥のない高品位の結晶
を得ることは困難である。
【0011】そこで、この発明の目的は、大口径で厚
く、かつ高品位の炭化珪素単結晶を、低コストで製造す
ることができる炭化珪素単結晶の製造方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、第1工程により、珪素単結晶基板から成長させ
た炭化珪素単結晶層が、炭化珪素よりなる犠牲層にて被
覆され、第2工程により、炭化珪素単結晶層における一
表面での犠牲層の表層部に炭化層が形成されるととも
に、炭化珪素単結晶層の他表面が露出される。
【0013】この際、犠牲層の存在により、炭化珪素単
結晶層を炭化する際の当該炭化珪素単結晶層が炭化によ
り消失することが防止される。即ち、薄い炭化珪素単結
晶層を用いてこの単結晶層を炭化しようとすると単結晶
層の全体が炭化されてしまうが、本発明では犠牲層の存
在により当該犠牲層が炭化され炭化珪素単結晶層の厚み
が減少することはない。また、犠牲層が炭化珪素よりな
るため炭化珪素単結晶層に不純物がとり込まれることが
ないため、製造する単結晶での不純物の混入を防止する
ことができる。
【0014】そして、第3工程により、炭化層の表面を
結晶成長装置の台座に接合することにより炭化珪素単結
晶層が台座に固定され、この台座が結晶成長装置に装着
される。さらに、第4工程により、炭化珪素単結晶層を
種結晶とし、該種結晶に製造しようとする炭化珪素単結
晶の原料のガスを供給することにより当該炭化珪素単結
晶層に炭化珪素単結晶が成長される。例えば、昇華再結
晶法を用いる場合、炭化珪素原料を不活性ガス雰囲気中
で加熱昇華させ、炭化珪素原料よりやや低温になってい
る炭化珪素単結晶層の表面側に炭化珪素単結晶を成長さ
せる。この際、炭化層を挟んだサンドイッチ構造となっ
ているので炭化層が種結晶面内の温度分布を均一化する
とともに、バリア層として機能し同炭化層により物質移
動が阻止され炭化珪素単結晶層および炭化珪素単結晶へ
の欠陥発生が防止される。よって、高品位の炭化珪素単
結晶が得られる。又、種結晶に対し昇華再結晶法により
炭化珪素単結晶を成長させたので成長厚さを厚くでき
る。又、一回の成長でよいので、効率よく大量に製造で
き低コスト化できる。
【0015】又、珪素単結晶基板上に形成させた炭化珪
素単結晶層は下地の珪素単結晶基板と同一の口径をもつ
こととなる。一方、今日、珪素単結晶基板( シリコンウ
エハ) は8〜10インチのものまで容易に入手できる技
術水準にある。よって、8〜10インチの大口径の炭化
珪素単結晶が得られる。
【0016】請求項2の発明によれば、前記第1工程に
おいて、珪素単結晶基板の上に炭化珪素単結晶層が成長
され、この炭化珪素単結晶層の表面に、炭化珪素よりな
る第1の犠牲層が形成され、その後、珪素単結晶基板が
除去される。この際、第1の犠牲層が補強材として機能
し、この第1の犠牲層により炭化珪素単結晶層の破損が
防止される。
【0017】そして、珪素単結晶基板の除去により露出
した炭化珪素単結晶層の表面に、炭化珪素よりなる第2
の犠牲層が形成される。さらに、前記第2工程におい
て、第1および第2の犠牲層の表層部に炭化層が形成さ
れる。この際、第1および第2の犠牲層により炭化珪素
単結晶層が炭化により消失することが防止される。
【0018】さらに、第1の犠牲層の表面に形成された
炭化層、および第1の犠牲層が除去される。請求項3に
記載の発明によれば、前記犠牲層は炭化珪素多結晶より
なるので、前記犠牲層として炭化珪素単結晶を用いた場
合に比べ形成が容易となる。
【0019】請求項4に記載の発明によれば、前記犠牲
層の表層部に炭化層を形成する処理は、不活性ガス雰囲
気中での加熱により行うものであるので、容易に炭化層
を形成できる。
【0020】請求項5に記載の発明によれば、黒鉛製ル
ツボ内の炭化珪素原料粉末を不活性ガス雰囲気中で加熱
昇華させ、炭化珪素原料粉末よりやや低温になっている
炭化珪素単結晶層の表面側に炭化珪素単結晶が成長す
る。この際、炭化珪素単結晶の膜厚を厚くでき基板とし
て好ましいものとなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に従って説明する。本実施の形態において用いられる
結晶成長装置を図1に示す。この結晶成長装置22は、
昇華再結晶法により炭化珪素単結晶を形成するためのも
のである。
【0022】図1において真空容器(チャンバー)1内
には基台2が設けられ、この基台2の上には断熱材3に
覆われた黒鉛製ルツボ4が載置されている。黒鉛製ルツ
ボ4は、上面が開口するルツボ本体4aと、ルツボ本体
4aの開口部を塞ぐ蓋材4bとからなる。蓋材4bは、
種結晶である炭化珪素単結晶層13を支持する台座とな
る。又、黒鉛製ルツボ4の内側には黒鉛製支持板5が固
定され、黒鉛製支持板5はその中央部が珪素20の載置
部となるとともにその周辺部に穴5aが形成されてい
る。この黒鉛製支持板5はルツボ本体4aの底部に炭化
珪素原料粉末17を入れた時において炭化珪素原料粉末
19の上側に位置するように設置されている。
【0023】又、断熱材3は、黒鉛製ルツボ4の底面お
よび側面を覆う本体部3aと、黒鉛製ルツボ4の上部を
覆う蓋部3bとからなる。真空容器1には排気管6を介
して真空ポンプ7が接続されている。又、排気管6には
排気弁8が設けられている。そして、真空ポンプ7によ
り真空容器1内を排気できるようになっている。さら
に、真空容器1には不活性ガス導入管9が設けられ、こ
の不活性ガス導入管9を通して不活性ガスであるアルゴ
ンガスを真空容器1に導入できるようになっている。
【0024】真空容器1内における断熱材3の外周側に
は誘導コイル10が配置され、この誘導コイル10に対
し高周波電源から電力を供給することにより黒鉛製ルツ
ボ4を誘導加熱できるようになっている。
【0025】真空容器1の内部における断熱材3の底面
部には温度測定穴11が設けられ、この温度測定穴11
を通して黒鉛製ルツボ4の底部の光を取り出して光放射
温度計にて黒鉛製ルツボ4の温度を測定できるようにな
っている。
【0026】次に、炭化珪素単結晶の製造方法を説明す
る。まず、図2に示すように、珪素単結晶基板としての
直径4インチのシリコンウエハ12を用意し、その上に
種結晶となる炭化珪素単結晶層13を化学的気相エピタ
キシャル成長法(CVD)により成長させる。より詳し
くは、メタンなどの炭素供給用原料ガスおよびシランな
どの珪素供給用原料ガスの化学反応による化学的気相成
長法を用いる。このときの炭化珪素単結晶層13の膜厚
は10μmである。
【0027】次に図3に示すように、化学的気相成長法
(CVD)により炭化珪素単結晶層13の上(表面)
に、炭化珪素多結晶よりなる第1の犠牲層14を形成す
る。このときの第1の犠牲層(炭化珪素多結晶)14の
膜厚は100μmである。
【0028】その後、図4に示すように、フッ酸と硝酸
の混酸中に浸し、シリコンウエハ12を溶解して除去す
る。このシリコンウエハ12の除去工程において、第1
の犠牲層(炭化珪素多結晶)14が補強材として機能
し、この第1の犠牲層14により炭化珪素単結晶層13
の破損が防止される。
【0029】このように、珪素を溶解する薬液による化
学的方法にてシリコンウエハ12が除去される。ここ
で、シリコンウエハ12( 珪素単結晶) を除去する方法
として、フッ酸と硝酸の混液を用いたが、機械的研磨に
よる方法でもよい。
【0030】引き続き、図5に示すように、シリコンウ
エハ12の除去により露出した炭化珪素単結晶層13の
表面に第1の犠牲層と同様に炭化珪素単結晶層13の表
面に化学的気相成長法(CVD)により炭化珪素多結晶
よりなる第2の犠牲層15を形成する。
【0031】このようにして、シリコンウエハ12から
成長させた炭化珪素単結晶層13が、炭化珪素多結晶よ
りなる犠牲層14,15にて被覆される。その後、図6
に示すように、アルゴンガス雰囲気中、圧力500Tor
r 、2300℃、2時間熱処理して第1および第2の犠
牲層14,15(炭化珪素多結晶)の表層部に炭化層1
6,17を形成する。このときの炭化層16,17の膜
厚は20μmである。この際、第1および第2の犠牲層
14,15(炭化珪素多結晶)により炭化珪素単結晶層
13が炭化により消失することが防止される。
【0032】その後、図7に示すように、第1の犠牲層
(炭化珪素多結晶)14の表面に形成された炭化層1
6、および第1の犠牲層14を機械的研磨により除去し
て、炭化珪素単結晶層13の表面を露出させる。
【0033】このようにして、炭化珪素単結晶層13に
おける一表面での犠牲層15の表層部に炭化層17が形
成されるとともに、炭化珪素単結晶層13の他表面が露
出される。つまり、炭化珪素単結晶層13、第2の犠牲
層(炭化珪素多結晶)15および炭化層17が積層され
た炭化珪素単結晶基板が得られる。
【0034】次に、図1における黒鉛製ルツボの蓋材4
bを結晶成長装置22から取り外し、図8に示すよう
に、炭化層17の表面を黒鉛製ルツボの蓋材4bに接合
剤としての接着剤18で接合して炭化珪素単結晶層13
を黒鉛製ルツボの蓋材4bに固定する。
【0035】ここで、炭化層17の表面を黒鉛製ルツボ
の蓋材4bに接着剤18で接合する代わりに、接着剤を
用いないで直接接合により固定してもよい。そして、図
1に示すように、黒鉛製ルツボの蓋材4bを結晶成長装
置22に装着する。このようにして、炭化珪素単結晶層
13が黒鉛製ルツボの蓋材4bの下面に配置される。
【0036】一方、図1における黒鉛製ルツボ4には炭
化珪素原料粉末19が100g充填されている。炭化珪
素原料粉末19は、研磨材として市販されている平均粒
径500μmのものを予め真空中で1800〜2000
℃で熱処理して使用している。
【0037】又、黒鉛製支持板5の上には珪素20を載
せる。珪素20としてシリコンウエハを整形したもを用
いた。シリコンウエハの代わりに珪素粉末を用いてもよ
い。この状態から、排気管6と排気弁8とを通して真空
ポンプ7により真空容器1内を排気する。このときの真
空度は10-3〜10-4Torr とする。
【0038】さらに、誘導コイル10に高周波電源より
電力を供給して黒鉛製ルツボ4を誘導加熱する。温度は
温度測定穴11を通して黒鉛製ルツボ4の底を光放射温
度計により測定する。温度を監視ながら1200℃まで
温度を上昇した後、不活性ガス導入管9よりアルゴンガ
スを導入して真空容器1内の圧力を500Torr にす
る。
【0039】その後、誘導コイル10に電力を供給して
再び温度を上昇させて黒鉛製ルツボ4の温度を2300
〜2350℃にして炭化珪素原料粉末19の昇華温度に
する。このときの炭化珪素単結晶層13の温度は、黒鉛
製ルツボ4と誘導コイル10の相対的な位置関係により
50〜350℃だけ炭化珪素原料粉末19の温度より低
くなっている。そして、炭化珪素原料粉末19と炭化珪
素単結晶層13の温度が安定した後、真空ポンプ7によ
り真空容器1を減圧する。減圧とともに炭化珪素原料粉
末19から昇華が始まり結晶成長が開始される。この
際、0.5〜100Torr まで減圧して成長圧力とす
る。又、結晶成長中はアルゴンガスを10リットル/m
in流し、排気弁8の開度を調節しながら真空ポンプ7
により圧力を制御する。
【0040】炭化珪素原料粉末19から昇華したガスは
種結晶である炭化珪素単結晶層13との温度差を駆動力
として炭化珪素単結晶層13まで到達して、結晶成長が
進行する。5時間の成長後、アルゴンガスを真空容器1
に導入するとともに誘導コイル10への電力供給を停止
し、温度を下げて成長終了とする。
【0041】その結果、図9に示すように、種結晶であ
る炭化珪素単結晶層13上に炭化珪素単結晶(炭化珪素
単結晶インゴット)21が形成される。炭化珪素単結晶
(炭化珪素単結晶インゴット)21はその厚さが2m
m、直径が4インチである。このようにして、大口径の
炭化珪素単結晶インゴットが得られる。つまり、黒鉛製
ルツボ4内において炭化珪素原料粉末19を不活性ガス
雰囲気中で加熱昇華させ、炭化珪素原料粉末19よりや
や低温になっている炭化珪素単結晶層13の表面側に炭
化珪素単結晶を成長させる昇華再結晶法にて炭化珪素単
結晶(炭化珪素単結晶インゴット)21が得られる。
【0042】一方、この成長工程において、第2の犠牲
層(炭化珪素多結晶)15の表面に形成された炭化層1
7により物質移動が阻止され、炭化珪素単結晶層13お
よび炭化珪素単結晶21中への欠陥発生が防止される。
【0043】つまり、第2の犠牲層15および炭化層1
7が無い場合には以下の不具合が発生する。種結晶であ
る炭化珪素単結晶層13を黒鉛製ルツボ4に固定するた
めの接着剤18を用いる。このとき、炭化珪素単結晶層
13とルツボ蓋材4bを均一に接着することは困難で接
着層18に空隙が生じやすい。この空隙の発生箇所では
結晶成長中に炭化珪素単結晶層13とルツボ蓋材4bの
密着している部位との間に熱伝導の差により温度差が生
じ、温度の高い部位から温度の低い部位へと物質移動が
起こり、炭化珪素単結晶層13中に多結晶化などの欠陥
が発生し、炭化珪素単結晶層13中に発生した欠陥は炭
化珪素単結晶(成長結晶)21中へも引き継がれ、炭化
珪素単結晶(成長結晶)21は欠陥密度の大きいものと
なってしまう。これに対し炭化層17が有ると、炭化層
17は種結晶面内の温度分布の均一化を図るとともに、
バリア層(物質移動阻止層)として機能するため、欠陥
のない高品位の炭化珪素単結晶が得られる。
【0044】又、ここで、種結晶である炭化珪素単結晶
層13を炭化させて黒鉛製ルツボ4に接着する場合(第
2の犠牲層15および炭化層17が無い場合)において
は、炭化層は炭化珪素単結晶層13が炭化することにな
る。CVD法によりエピタキシャル成長させた炭化珪素
単結晶層13の膜厚は10μmであり、一方炭化層の膜
厚は10μm以上あるので、この場合、炭化珪素単結晶
層13が消失してしまう。これに対し、炭化珪素単結晶
層13を被覆する第2の犠牲層15の表面炭化により炭
化層17を形成しているので、炭化珪素単結晶層13が
薄くなったり消滅することはない。
【0045】このように、第2の犠牲層15および炭化
層17により、高品位の炭化珪素単結晶(炭化珪素単結
晶インゴット)21を得ることができる。又、成長時
に、固体状の珪素20から珪素が気化し、真空容器(チ
ャンバー)1内における珪素の分圧が上昇し、初期成長
において炭化珪素単結晶層13から珪素成分が抜けて炭
化珪素単結晶層13の表面が炭化されるのが防止され
る。
【0046】さらに、図10に示すように、炭化珪素単
結晶(炭化珪素単結晶インゴット)21を黒鉛製ルツボ
の蓋材4bから取り外し、得られた結晶をスライス、研
磨して犠牲層15等が除去されて半導体基板となる。こ
の基板を用いて、大電力用の縦型MOSFET、pnダ
イオード、ショットキーダイオード等の半導体装置が作
製される。
【0047】又、炭化珪素単結晶(炭化珪素単結晶イン
ゴット)21の製造工程において、炭化珪素単結晶層1
3に対し第1の犠牲層14または第2の犠牲層15の少
なくともいずれか一方が張り付いているので、この犠牲
層14,5が補強材として機能し、ハンドリングの際に
炭化珪素単結晶層13の破損が防止される。
【0048】このように本実施の形態では、下記(イ)
〜(ホ)の特徴を有する。 (イ)シリコンウエハ12から成長させた炭化珪素単結
晶層13が、炭化珪素よりなる犠牲層14,15にて被
覆され、炭化珪素単結晶層13における一表面での犠牲
層15の表層部に炭化層17が形成されるとともに、炭
化珪素単結晶層13の他表面が露出される。この際、犠
牲層14,15の存在により、炭化珪素単結晶層を炭化
する際の当該炭化珪素単結晶層が炭化により消失するこ
とが防止される。即ち、薄い炭化珪素単結晶層13を用
いてこの単結晶層13を炭化しようとすると単結晶層1
3の全体が炭化されてしまうが、本実施の形態では犠牲
層14,15の存在により当該犠牲層14,15が炭化
され炭化珪素単結晶層13の厚みが減少することはな
い。その後、炭化層17の表面を結晶成長装置22のル
ツボ蓋材4bに接合することにより炭化珪素単結晶層1
3がルツボ蓋材4bに固定され、このルツボ蓋材4bが
結晶成長装置22に装着される。さらに、昇華再結晶法
を用い、炭化珪素単結晶層13を種結晶として当該炭化
珪素単結晶層13に炭化珪素単結晶21が成長され、犠
牲層15が除去される。つまり、炭化珪素原料粉末19
を不活性ガス雰囲気中で加熱昇華させ、炭化珪素原料粉
末19よりやや低温になっている炭化珪素単結晶層13
の表面側に炭化珪素単結晶21を成長させる。この際、
炭化層17を挟んだサンドイッチ構造となっているので
炭化層17が種結晶内の温度分布を均一化するとともに
バリア層として機能するため同炭化層17により物質移
動が阻止され炭化珪素単結晶層13および炭化珪素単結
晶21への欠陥発生が防止される。よって、高品位の炭
化珪素単結晶21が得られる。又、種結晶に対し昇華再
結晶法により炭化珪素単結晶21を成長させたので成長
厚さを厚くできる。又、一回の成長でよいので、効率よ
く大量に製造でき低コスト化できる。
【0049】又、シリコンウエハ12上に形成させた炭
化珪素単結晶層13は下地のシリコンウエハ12と同一
の口径をもつこととなる。一方、今日、シリコンウエハ
は8〜10インチのものまで容易に入手できる技術水準
にある。よって、8〜10インチの大口径の炭化珪素単
結晶が得られる。 (ロ)特に、炭化珪素単結晶層13に対する犠牲層1
4,15による被覆、および炭化層17の形成、炭化珪
素単結晶層13の露出処理として次のように行った。即
ち、シリコンウエハ12の上に炭化珪素単結晶層13を
成長し、この炭化珪素単結晶層13の表面に、炭化珪素
よりなる第1の犠牲層14を形成し、その後、シリコン
ウエハ12を除去する。この際、第1の犠牲層14が補
強材として機能し、この第1の犠牲層14により炭化珪
素単結晶層13の破損が防止される。そして、シリコン
ウエハ12の除去により露出した炭化珪素単結晶層13
の表面に、炭化珪素よりなる第2の犠牲層15を形成
し、さらに、第1および第2の犠牲層14,15の表層
部に炭化層16,17を形成する。この際、第1および
第2の犠牲層14,15により炭化珪素単結晶層13が
炭化により消失することが防止される。そして、第1の
犠牲層14の表面に形成された炭化層16、および第1
の犠牲層14を除去する。 (ハ)犠牲層14,15は炭化珪素多結晶よりなるの
で、犠牲層として炭化珪素単結晶を用いた場合に比べ形
成が容易となる。 (ニ)犠牲層14,15の表層部に炭化層を形成する処
理は、不活性ガス雰囲気中での加熱により行うものであ
るので、容易に炭化層を形成できる。 (ホ)昇華再結晶法の際には、黒鉛製ルツボ4内の炭化
珪素原料粉末19を不活性ガス雰囲気中で加熱昇華さ
せ、炭化珪素原料粉末19よりやや低温になっている炭
化珪素単結晶層13の表面側に炭化珪素単結晶21を成
長させる。この際、炭化珪素単結晶21の膜厚を厚くで
き基板として好ましいものとなる。
【0050】以下に他の形態を説明する。上述した例で
は犠牲層として炭化珪素多結晶(14,15)を用いた
が、炭化珪素単結晶やアモルファス(非晶質)炭化珪素
を用いてもよい。
【0051】又、上述した例では、図6に示すように、
第1の犠牲層14と第2の犠牲層15の表面に炭化層1
6,17を形成した後に、図7に示すように、第1の犠
牲層14の表面に形成された炭化層16および第1の犠
牲層14を除去するようにしたが、図5に示すように第
1と第2の犠牲層14,15を形成した後において、第
2の犠牲層15の表面に炭化層17を形成し、その後
に、第1の犠牲層14を除去するようにしてもよい。つ
まり、第1の犠牲層14をマスクした状態で第2の犠牲
層15の表面に炭化層17を形成し、その後、第1の犠
牲層14を除去するようにしてもよい。
【0052】さらに、上述した例では、図6に示すよう
に、第1の犠牲層14と第2の犠牲層15の表面に炭化
層16,17を形成した後に、図7に示すように、第1
の犠牲層14の表面に形成された炭化層16および第1
の犠牲層14を除去するようにしたが、図6に示すよう
に、第1の犠牲層14と第2の犠牲層15の表面に炭化
層16,17を形成した後において、第2の犠牲層15
の表面に形成された炭化層17および第2の犠牲層15
を除去するようにしてもよい。
【0053】さらには、上述した例では化学的気相成長
法を用いてシリコンウエハ12上に炭化珪素単結晶層1
3を形成したが、他にも、固体炭素および固体珪素ある
いは固体炭化珪素を物理的に蒸発させて成長させる分子
線エピタキシャル法を用いてもよい。又、スパッタリン
グ法に代表される物理的蒸着法を用いて炭化珪素単結晶
層13をシリコンウエハ12上に形成してもよい。さら
に、シリコンウエハ12の材料である珪素単結晶表面に
炭素イオンを注入した後、熱処理により固相成長させて
炭化珪素単結晶層13をシリコンウエハ12上に形成し
てもよい。
【0054】炭化珪素原料は、その形態として粉末以外
にも、焼結体でもよい。種結晶へ製造しようとする炭化
珪素単結晶の原料のガスを供給するには、上記のように
昇華再結晶法による方法以外の方法でもよい。即ち、上
記供給する原料ガスは、単結晶となる原料を加熱昇華さ
せる方法(昇華法)により生成した昇華ガスに限らず、
昇華法以外の方法で調整した単結晶となる原料のガスで
もよい。しかし、その中でも昇華再結晶法によるものが
単結晶を成長しやすく望ましい。
【0055】ルツボの材料は、黒鉛製のものの他にも、
タングステンやタンタル等の高融点金属製のものでもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 炭化珪素単結晶の成長装置の断面図。
【図2】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図3】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図4】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図5】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図6】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図7】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図8】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図9】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するための
断面図。
【図10】 炭化珪素単結晶の製造工程を説明するため
の断面図。
【符号の説明】
4b…ルツボ蓋材、12…珪素単結晶基板としてのシリ
コンウエハ、13…炭化珪素単結晶層( 種結晶) 、14
…第1の犠牲層(炭化珪素多結晶)、15…第2の犠牲
層(炭化珪素多結晶)、16…炭化層、17…炭化層、
19…炭化珪素原料粉末、21…炭化珪素単結晶インゴ
ット、22…結晶成長装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 珪素単結晶基板から成長させた炭化珪素
    単結晶層を、炭化珪素よりなる犠牲層にて被覆する第1
    工程と、 前記炭化珪素単結晶層における一表面での前記犠牲層の
    表層部に炭化層を形成するとともに、前記炭化珪素単結
    晶層の他表面を露出させる第2工程と、 前記炭化層の表面を結晶成長装置の台座に接合すること
    により前記炭化珪素単結晶層を台座に固定し、この台座
    を結晶成長装置に装着する第3工程と、 前記炭化珪素単結晶層を種結晶とし、該種結晶に製造し
    ようとする炭化珪素単結晶の原料のガスを供給すること
    により当該炭化珪素単結晶層に炭化珪素単結晶を成長さ
    せる第4工程とを備えたことを特徴とする炭化珪素単結
    晶の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程は、 珪素単結晶基板の上に炭化珪素単結晶層を成長させる工
    程と、 前記炭化珪素単結晶層の表面に、炭化珪素よりなる第1
    の犠牲層を形成する工程と、 前記珪素単結晶基板を除去する工程と、 前記珪素単結晶基板の除去により露出した前記炭化珪素
    単結晶層の表面に、炭化珪素よりなる第2の犠牲層を形
    成する工程とからなり、 前記第2工程は、 前記第1および第2の犠牲層の表層部に炭化層を形成す
    る工程と、 前記第1の犠牲層の表面に形成された炭化層、および前
    記第1の犠牲層を除去する工程とからなる請求項1に記
    載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記犠牲層は炭化珪素多結晶よりなる請
    求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記犠牲層の表層部に炭化層を形成する
    処理は、不活性ガス雰囲気中での加熱により行うもので
    ある請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第4工程は、黒鉛製ルツボ内におい
    て炭化珪素原料粉末を不活性ガス雰囲気中で加熱昇華さ
    せ、炭化珪素原料粉末よりやや低温になっている前記炭
    化珪素単結晶層の表面側に炭化珪素単結晶を成長させる
    ものである請求項1に記載の炭化珪素単結晶の製造方
    法。
JP7577696A 1996-03-29 1996-03-29 炭化珪素単結晶の製造方法 Pending JPH09263498A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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