JPH09263167A - 自動車用足乗せ台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 足乗せ台と靴入れ機能を備えた、自動車の助
手席側フロアに設置して使用する自動車用足乗せ台を提
供するものである。 【構成】 自動車用助手席側に使用する乗員の足乗せ台
は、外枠部２ａと外枠部の内側に沿ってつくられた溝に
はめ込まれる内蓋部２ｂにて構成され、外枠部の自動車
のフロア５に接する部分である上端面２ｃと下端面２ｄ
にはフロア５との簡易固定方法があり、内蓋部２ｂの上
面は、カーペット２ｇ等で被覆され、外枠部２ａの下部
に内蓋部２ｂ取り外し用切り込み２ｆがあり、内蓋部２
ａの下方に自動車のフロア５に対して平行なフラット部
２ｅが設けられており、自動車の助手席フロア５のボデ
ーを底板とみなしてできた空間部３ａを作り出す、当て
板形状の自動車用足乗せ台である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、足乗せ台と靴入れ
機能を備えた、自動車の助手席側のフロアに設置して使
用する自動車用足乗せ台に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の自動車用足乗せ台は、図４のよう
に示され、樹脂成形によりつくられた下面部１と上面部
２で構成されている。当該足乗せ台には収納部３があ
り、足乗せ部４には布貼りやカーペット貼りが施されて
いる。

【０００３】従来の足乗せ台は、自動車の助手席フロア
５上に設置され、靴入れとしては上面部２を外して靴を
入れて使用されていた。足乗せ台としては、乗員が長い
ドライブ時に、足の疲れを軽減できるように、また、く
つろげるように靴を脱いで、当該足乗せ台の上面部に足
を乗せて使用する。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、図６のように
自動車の助手席のフロア５上に従来のボックス型足乗せ
台を設置し使用する場合、次のような問題があった。

【０００５】第１に、足乗せ台は乗員の座っているシー
トの近くに設置されているため、足乗せ台として使用し
ても足を十分伸ばせず足を折り曲げた形となり、くつろ
いだ姿勢がとれなかった。

【０００６】第２に、足乗せ台は自動車のフロア面に対
して斜めになっているが、足のかかとを乗せる部分がな
いためにかかとが滑り、フロアに直接着いてしまいがち
であった。

【０００７】第３に、足乗せ台は自動車のフロアに固定
されていないために、足を置くと足の重みで移動してし
まい、特に車の急発進、急停車時には足を踏ん張ること
が出来ず乗員の姿勢は不安定となっていた。

【０００８】第４に、足乗せ台は自動車のフロアの平坦
な面に設置してあるためフロアに余地がなく、乗車する
ときに足の置き場が少なく乗車しにくかった。また、走
行時に足乗せ台を使用しないときには足乗せ台は邪魔に
なり、足乗せ台を避けてフロアに足を置かねばならない
ため、無理な乗車姿勢をとっていなくてはならなかっ
た。

【０００９】

【課題を解決するための手段】この発明に係わる自動車
用助手席側に使用する乗員の足乗せ台は、外枠部２ａと
外枠部の内側に沿ってつくられた溝にはめ込まれる内蓋
部２ｂにて構成され、外枠部の自動車のフロア５に接す
る部分である上端面２ｃと下端面２ｄにはフロア５との
簡易固定方法があり、内蓋部２ｂの上面は、カーペット
２ｇ等で被覆され、外枠部２ａの下部に内蓋部２ｂ取り
外し用切り込み２ｆがあり、内蓋部２ａの下方に自動車
のフロア５に対して平行なフラット部２ｅが設けられて
おり、自動車の助手席フロア５のボデーを底板とみなし
てできた空間部３ａを作り出す、当て板形状の自動車用
足乗せ台である。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の足乗せ台は、外枠部２ａ
と内蓋部２ｂで形成されている。内蓋部２ｂには表面に
カーペット貼りが施されており、足を乗せたときに滑ら
ないようになっている。外枠部２ａの上端面２ｃと下端
面２ｄには車両のフロア５に取り付けた際固定するよう
に、マジックテープ６が取り付けられている。このあて
板形状の足乗せ台を車両のフロア５前方に取り付けるこ
とによって、ボデーを底板とみなした空間部３ａ（つま
り収納部）がつくりだされる。この空間部３ａに靴等の
収納する場合は、外枠部２ａの下部の切り込み２ｆに指
を入れ内蓋部２ｂを外すことによって靴を開口部より収
納できるようになっている。また、足乗せ台として使用
するとき、足を乗せやすくするためにフロアと平行なフ
ラット部２ｅが付いている。

【００１１】

【発明の効果】自動車の同乗者席フロア前方のボデーの
斜面に足乗せ台を設置するため、フロアは足乗せ台とし
て使用しないときも邪魔にならず、同乗者の乗り降りに
も差し支えない。

【００１２】足乗せ部のフロアに近い下方にはフロアに
平行になるように設けられたフラット部があるため、足
を置いてもかかとがフロアに直接着くことはなくなり、
落ちついて乗せられるようになった。

【００１３】フロアに固定するよう、フロアに接する場
所にはマジックテープを付け、滑って移動することはな
くなった。またボデーに沿って斜めにたてかけるような
形をしているため、足を乗せて使用するとき、同乗者は
車の急発進、急停車時にも安定した姿勢が保ちやすくな
る。

【００１４】従来ボックス型であったが当発明の足乗せ
台は下面部を廃止し、車のボデーを底板とみなすことに
よって収納部を作り出すようにしたため、材料が少なく
ても済むようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による自動車用足乗せ台の外枠図であ
る。

【図２】本発明による自動車用足乗せ台の上蓋図であ
る。

【図３】本発明による自動車用足乗せ台の車両取付状態
を示す断面図である。

【図４】従来の自動車用足乗せ台の外観図である。

【図５】従来の自動車用足乗せ台の断面図である。

【図６】従来の自動車用足乗せ台の車両取付状態を示す
図である。

【符号の説明】

１ 下面部 ２ 上面部 ２ａ 外枠部 ２ｂ 内蓋部 ２ｃ 上端部 ２ｄ 下端部 ２ｅ 平行なフラット部 ２ｆ 切り込み部 ２ｇ カーペット ３ 収納部 ３ａ 空間部 ４ 足乗せ部 ５ フロア ６ マジックテープ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】自動車用助手席側に使用する乗員の足乗せ
   台において、外枠部２ａと外枠部の内側に沿ってつくら
   れた溝にはめ込まれる内蓋部２ｂにて構成され、 外枠部の自動車のフロア５に接する部分である上端面２
   ｃと下端面２ｄにはフロア５との簡易固定方法があり、 内蓋部２ｂの上面は、カーペット２ｇ等で被覆され、外
   枠部２ａの下部に内蓋部２ｂ取り外し用切り込み２ｆが
   あり、 内蓋部２ａの下方に自動車のフロア５に対して平行なフ
   ラット部２ｅが設けられており、自動車の助手席フロア
   ５のボデーを底板とみなしてできた空間部３ａを作り出
   す、当て板形状の自動車用足乗せ台である。