JPH09262660A - 自動注湯装置 - Google Patents

自動注湯装置

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JPH09262660A
JPH09262660A JP7546996A JP7546996A JPH09262660A JP H09262660 A JPH09262660 A JP H09262660A JP 7546996 A JP7546996 A JP 7546996A JP 7546996 A JP7546996 A JP 7546996A JP H09262660 A JPH09262660 A JP H09262660A
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JP
Japan
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molten metal
ladle
self
propelled
traverse
Prior art date
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Pending
Application number
JP7546996A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Okada
恭幸 岡田
Yasuhiro Nishiura
靖裕 西浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP7546996A priority Critical patent/JPH09262660A/ja
Publication of JPH09262660A publication Critical patent/JPH09262660A/ja
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶湯保持炉から取鍋に溶湯を受け取らせる際
に湯こぼれがあっても、その湯によって取鍋傾動機構や
自走式台車の走行駆動系が故障や損傷等することをなく
して、常に適正、確実な動作状態を維持できるようにす
る。 【解決手段】 取鍋傾動機構24を有し、自走式台車1
上に立設された固定フレーム10に対して、取鍋傾動機
構24によって傾動駆動される取鍋15を保持する取鍋
取付フレーム14側を分離させて、該取鍋取付フレーム
14を横行用台車25を介して溶湯保持炉7側に移動可
能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動注湯装置、詳し
くは、自走式台車上に取鍋傾動機構をもった固定フレー
ムと上記取鍋傾動機構により傾動駆動される取鍋取付フ
レームとを並設してなり、上記自走式台車の走行経路の
所定位置でその側方に位置する溶湯保持炉から取鍋に溶
湯を受け取らせるとともに、溶湯受け取り後に上記自走
式台車を注湯位置まで走行させて取鍋を傾動させること
により鋳型への注湯を自動的に行なわせるように構成さ
れている自動注湯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の自動注湯装置では、自走式台車
の走行経路の所定位置の側方に設置されている溶湯保持
炉の溶湯を取鍋に受け取らせる際、上記の所定位置で該
取鍋を上記溶湯保持炉側に横行移動させる必要があり、
従来では、取鍋傾動機構をもつ固定フレームおよび取鍋
取付フレームを含めて自走式台車の全体を上記所定位置
において自走式台車の走行経路から上記溶湯保持炉側に
横行移動させるように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構成の
従来の自動注湯装置は、取鍋に溶湯保持炉の溶湯を受け
取らせる際に、自走式台車全体を横行移動させていたの
で、取鍋への溶湯の受け取り時に万一、湯こぼれが発生
した場合、その溶湯が周囲に飛散して上記取鍋傾動機構
や台車の走行駆動系、あるいはそれらの配線系に付着
し、それが原因で上記取鍋傾動機構などに故障や損傷な
どを発生するといった問題があった。
【0004】そこで本発明は上記実情に鑑みてなされた
もので、取鍋への溶湯受け取り時に湯こぼれがあって
も、そのこぼれた溶湯によって取鍋傾動機構や台車の走
行駆動系、配線系などに故障や損傷などの被害が及ぶこ
とをなくして、常に適正、確実な動作状態を保持するこ
とができる自動注湯装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る自動注湯装置は、自走式台車と、取鍋
傾動機構をもち、上記自走式台車上に立設された固定フ
レームと、この固定フレームの一側に並設されて上記取
鍋傾動機構により傾動駆動される取鍋取付フレームとを
備え、上記自走式台車の走行経路の所定位置でその側方
に位置する溶湯保持炉から取鍋に溶湯を受け取らせると
ともに、溶湯受け取り後に上記自走式台車を注湯位置ま
で走行させて取鍋を傾動させることで注湯を行なわせる
ように構成されている自動注湯装置において、上記取鍋
取付フレームを、上記自走式台車上に固定されたレール
に沿って該自走式台車の走行方向に対して直交する方向
に移動可能な横行用台車上に保持させて上記固定フレー
ム側に対して分離可能に連結していることを特徴とする
ものであり、自走式台車がその走行経路の所定位置に達
したとき、上記横行用台車を移動させることによって、
取鍋取付フレーム側のみを上記傾動機構をもった固定フ
レーム側から分離して溶湯保持炉側に横行させることが
可能であり、溶湯保持炉内の溶湯を取鍋に受け取らせる
際に湯こぼれがあっても、その溶湯が上記取鍋傾動機構
や走行駆動系などに付着し、それが原因で故障や損傷な
どを発生することを極力回避して、常に適正、確実な動
作状態を維持させることができる。また、上記取鍋取付
フレーム側のみを横行させるので、横行用駆動系の簡素
化、コンパクト化を図れる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、図2および図3はそれぞれ
本発明に係る自動注湯装置を示す正面図、平面図および
左側面図である。
【0007】図1〜図3において、1は走行駆動用モー
タ2を搭載した自走式台車であり、下部両側に軸支させ
た車輪3,3および床面上に敷設したガイド用レール
(走行ライン)4,4を介して所定の注湯位置Pまで往
復自走移動可能に構成されている。5は上記自走式台車
1に装備されて注湯位置Pに停止された該台車1の停止
状態をシリンダ6の駆動により拘束するロック機構であ
る。
【0008】上記自走式台車1の走行経路の所定位置S
に対応する一側方位置には、後述する取鍋に溶湯を供給
するための溶湯保持炉7が設置されており、この溶湯保
持炉7側と上記レール4,4側との間には、該レール
4,4よりも高いレベル位置にガイド用レール8,8が
配置されている。9は上記レール8,8の下方側に配置
された取鍋計量はかりである。
【0009】10は上記自走式台車1上の他側部に立設
された取鍋傾動機構付固定フレームであり、この固定フ
レーム10の上端部には、一側方に向かって突出する連
結ピン11,11を有し、該固定フレーム10に並設さ
れた可動フレーム12の上端部が傾動用支軸13を介し
て枢支されている。14は取鍋15を保持して上記可動
フレーム12の一側に並置されて分離可能に接続された
取鍋取付フレームであり、この取鍋取付フレーム14の
上端部は後述する横行台車側に立設された支持フレーム
16の上端部側の支軸17に枢支されている。
【0010】18は上記固定フレーム10の後部側に装
備された取鍋傾動用のシリンダであり、その基端側は上
記固定フレーム10側のブラケット19にピン20を介
して枢支連結され、またピストンロッド18aの先端側
は上記可動フレーム12の上端側の軸受部材21に支承
された軸22に枢支連結されており、上記ピストンロッ
ド18aを伸張させることにより、上記可動フレーム1
2が上記支軸13を支点にして回動し、これに応動して
上記取鍋取付フレーム14を図3の鎖線で示す傾動位置
まで変位させるようになっており、上記シリンダ18や
軸22などにより取鍋傾動機構24が構成されている。
23は上記固定フレーム10に装備されて上記支軸13
の回転変位量から取鍋15の傾動角度を検出するエンコ
ーダである。
【0011】25は上記取鍋15側を保持し、かつ上記
自走式台車1の走行方向に対して直交する方向に移動可
能な横行用台車、26,26は上記レール8と同じ高さ
レベルで上記自走式台車1上に固定されて上記横行用台
車25の車輪27を支持するガイド用レールであり、自
走式台車1の走行経路の所定位置Sにおいて上記レール
26がレール8に接続されるように構成されている。
【0012】上記自走式台車1上には、図4〜図7に示
すように、上記横行用台車25に対する駆動用のシリン
ダ28が固定されており、そのピストンロッド28aの
ストロークを倍ストローク機構29を介して上記横行用
台車25に伝達させるようになっている。この倍ストロ
ーク機構29は、たとえば幅方向で1対のガイドロール
30,30を有し、上記自走式台車1と横行用台車25
との間に横行可能に配設されて上記ピストンロッド28
aの先端側が固定ブラケット31を介して連結された可
動体32と、この可動体32の幅方向両端にそれぞれ保
持された前進用スプロケット33Aと、上記自走式台車
1側に固定されたチェーンボルト34Aと横行用台車2
5側に固定されたチェーンボルト35Aとの間に上記ス
プロケット33Aに掛設状態で繋がれたチェーン36A
と、さらに上記可動体32の幅方向両端にそれぞれ保持
された後退用スプロケット33Bと、上記自走式台車1
側に固定されたチェーンボルト34Bと横行用台車25
側に固定されたチェーンボルト35Bとの間に上記スプ
ロケット33Bに掛設状態で繋がれたチェーン36Bと
を備えている。
【0013】上記構成の自動注湯装置において、モータ
2を駆動して自走式台車1をガイドレール4,4に沿っ
て自走移動させて、溶湯保持炉7に対応する所定位置S
で停止させると、自走式台車1上における横行用台車2
5を支持するガイド用レール26,26とガイド用レー
ル8,8とが接続状態となる。
【0014】上記の所定位置Sで自走式台車1上のシリ
ンダ28を作動してピストンロッド28aを図7のよう
に伸張させると、倍ストローク機構29を介して横行用
台車25が上記ガイドレール26,26およびガイドレ
ール8,8に案内されて溶湯保持炉7側に向かって横行
移動する。この横行用台車25の移動により、取鍋取付
フレーム14側は上記固定フレーム10側の連結ピン1
1,11から離脱し、上記横行用台車25と共に図1の
仮想線で示す溶湯受け取り位置に設定され、この位置で
取鍋15に対して上記溶湯保持炉7内の溶湯が供給され
る。
【0015】上記取鍋15が溶湯を受け取る際には、上
記固定フレーム10側の取鍋傾動機構24や走行駆動系
を構成するモータ2などは図1の実線に示すように、自
走式台車1のガイドレール4,4上の位置に止まってお
り、取鍋取付フレーム14側とは離間しているので、溶
湯の受け取り時に湯こぼれがあっても、上記取鍋傾動機
構24などに溶湯が付着するおそれがなく、このため、
取鍋傾動機構24やモータ2などの動作を良好に保持さ
せることができる。また、上記取鍋取付フレーム14側
のみを横行させるので、この横行駆動系は簡素なもので
よく、全体のコンパクト化に寄与することができる。
【0016】上記取鍋15が溶湯保持炉7側から溶湯を
受け取った後、上記シリンダ28のピストンロッド28
aを収縮させると、横行用台車25が上記取鍋取付フレ
ーム14などと共に図1の実線で示す位置Sまで後退復
帰し、連結ピン11,11を介して上記固定フレーム1
0側に取鍋取付フレーム14側が連結された状態とな
る。この後、上記自走式台車1を注湯位置Pまで走行さ
せ、この注湯位置Pにおいて取鍋15を傾動させること
により、鋳型Mへの注湯が行なわれる。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、取鍋傾
動機構をもった自走式台車側の固定フレームに対して取
鍋取付フレーム側を分離させて該取鍋取付フレーム側の
みを溶湯保持炉側に横行させることが可能であるので、
溶湯保持炉内の溶湯を取鍋に受け取らせる際に湯こぼれ
があっても、その溶湯が上記取鍋傾動機構や走行駆動系
などに付着し、それが原因で故障や損傷などを発生する
ことを極力回避して、常に適正、確実な動作状態を維持
させることができる。また、取鍋取付フレーム側のみを
横行させるので、横行用駆動系を簡素かつコンパクトな
ものに構成することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動注湯装置の全体正面図であ
る。
【図2】同上自動注湯装置の全体平面図である。
【図3】同上自動注湯装置の全体側面図である。
【図4】横行用台車に対する倍ストローク機構の拡大正
面図である。
【図5】同上倍ストローク機構の拡大平面図である。
【図6】同上倍ストローク機構の拡大側面図である。
【図7】図5のA−A線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 自走式台車 7 溶湯保持炉 10 固定フレーム 14 取鍋取付フレーム 15 取鍋 24 取鍋傾動機構 25 横行用台車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式台車と、取鍋傾動機構をもち、上
    記自走式台車上に立設された固定フレームと、この固定
    フレームの一側に並設されて上記取鍋傾動機構により傾
    動駆動される取鍋取付フレームとを備え、 上記自走式台車の走行経路の所定位置でその側方に位置
    する溶湯保持炉から取鍋に溶湯を受け取らせるととも
    に、 溶湯受け取り後に上記自走式台車を注湯位置まで走行さ
    せて取鍋を傾動させることで注湯を行なわせるように構
    成されている自動注湯装置において、 上記取鍋取付フレームを、上記自走式台車上に固定され
    たレールに沿って該自走式台車の走行方向に対して直交
    する方向に移動可能な横行用台車上に保持させて上記固
    定フレーム側に対して分離可能に連結していることを特
    徴とする自動注湯装置。
JP7546996A 1996-03-29 1996-03-29 自動注湯装置 Pending JPH09262660A (ja)

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JP7546996A JPH09262660A (ja) 1996-03-29 1996-03-29 自動注湯装置

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ID=13577213

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100807563B1 (ko) * 2001-04-26 2008-02-28 주식회사 포스코 브레이크를 이용한 래들 자동개폐장치
KR100840207B1 (ko) * 2007-03-14 2008-06-23 대교엔지니어링(주) 래들 이동대차
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CN105921730A (zh) * 2016-07-09 2016-09-07 闻喜县振鑫镁业有限责任公司 镁合金铸棒水平浇铸装置

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