JPH0553883B2 - - Google Patents

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JPH0553883B2
JPH0553883B2 JP63106798A JP10679888A JPH0553883B2 JP H0553883 B2 JPH0553883 B2 JP H0553883B2 JP 63106798 A JP63106798 A JP 63106798A JP 10679888 A JP10679888 A JP 10679888A JP H0553883 B2 JPH0553883 B2 JP H0553883B2
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JP
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main girder
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arms
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maintenance
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Takeshi Sanemori
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CHUGOKU X RAY CO Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明はプレートガーダ橋の支間部の構造物
の保守点検を行うため、プレートガーダ橋の主桁
を長手方向に走行する保守点検用走行装置に関す
る。
[従来の技術] 橋の構造別の腐触や割れ等を点検あるいは補修
するために、従来床版の下面や主桁に接近できる
ように足場を組んだり、路面から足場を上方に延
ばす特種車輛が使用されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、支間の全長にわたり保守点検のための
足場を組むことは多大の費用を要する。また道路
上で特種車輛により作業を行うことは交通の防げ
となり時間的な制約があるうえ費用も高価なもの
となる。
更に、プレートガーダ橋は主桁として補強材が
複雑に組み合わされた構造を有しているので、例
えば主桁を利用して単純に走行する装置を採用す
ることはできない。
本発明は上記問題点を解決するためになされた
もので支間全長にわたる足場を不要とし、また特
種車輛により交通を防げることなく橋の構造物を
保守点検することを可能とする手段を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような目的を達成する本発明のプレートガ
ーダ橋の保守点検用走行装置は、プレードガーダ
橋の長手方向に延びる主桁上を自走行させるよう
に構成されたものであり、プレードガーダ橋の長
手方向に延びる主桁の水平張出部に載つて前記長
手方向に移動する少くとも3対の移動手段と、該
移動手段の各々に連結されるアームと、該アーム
に懸架支持され保守点検用のTVカメラ等を搭載
するフレームとから成る走行装置であつて、アー
ムは各々移動手段を上方に押上げる押上げ手段を
備えると共に、アームを各々主桁の外方に変位さ
せる横押し手段を備えたものであり、各移動手段
及びアームは押上げ手段及び横押し手段によつて
個々に変位することができ、主桁上の障害物を避
けながら走行することができる。
更に好ましい態様では、アームは屈曲自在のア
ームから成り、該アームを各々屈曲駆動する手段
とアームを各々主桁の外方に変位させる横押し手
段を備え、移動手段を主桁の側方且つ下方に移動
可能にしたものであり、各移動手段は主桁に対し
側方及び下方に変位することによつて主桁上のみ
ならずその近傍の障害物をも避けて走行すること
ができる。
[作用] フレームに保守点検用のTVカメラ等を搭載
し、移動手段を主桁の水平張出部上を長手方向に
走行させながら例えばTVカメラによる監視作業
を行う。そして走行中、1又は1対の移動手段が
主桁のリブ(補強材)等の主桁上の障害物に当接
すると、アームに備えられた押上げ手段によつて
当該移動手段を押し上げ、次いで横押し手段によ
つてアームを外方に変位させる。これによつて当
該移動手段は主桁から外れ障害物を避けることが
できる。走行装置自体の荷重は主桁に載つている
残りの移動手段によつて支えることができる。こ
こで変位している1又は1対の移動手段以外で走
行装置の荷重を支えるためには移動手段は変位し
ている1対を含め、少なくとも3対以上を必要と
する。但し、3対の場合は走行装置の重心がその
真中になければならないのでこのような制約を排
除するためには移動手段は4対以上が好ましい。
また、2対の移動手段が同時に変位することがな
いように移動手段の間隔は障害物であるリブの間
隔と異なるようにすることが必要である。
次にアームがくの字形リンク等の屈伸自在なア
ームである場合は、屈曲駆動手段によつてアーム
を伸ばし移動手段を押し上げた後、横押し手段に
より移動手段を主桁から外し、更に屈曲駆動手段
によりアームを屈曲させて移動手段を下方に変位
させるので、主桁の側方に存在する補強材等の障
害物をも避けて走行することができる。
[実施例] 以下、本発明のプレートガーダ橋の保守点検用
走行装置をその好ましい実施例について図面に基
き説明する。
実例例 1 第1図〜第4図は本発明の第1の保守点検用走
行装置の実施例を示すもので、主として橋の長手
方向に延びる主桁(いわゆる桁)10の水平張
出部11のフランジ面11aに載つて長手方向に
移動する移動手段として4対の台車20と、台車
20の各々に連結されたアーム30と各アーム3
0によつて支えられるフレーム40とから成り、
フレーム40には例えば橋の腐食、割れ等を監視
するためのTVカメラ50が搭載される。
台車20は、実際にフランジ面11aに載りそ
こを走行する走行車輪21と、引込スプリング6
0の付勢力によつて水平張出部11の側面に当接
するガイド車輪22と、走行車輪21を駆動する
ための駆動モータ23とを有し、走行車輪21は
シヤーシ24に設けられた軸受に支承されると共
に図示しない駆動伝達系、例えば平歯車の組み合
わせによつて駆動モータ23の駆動力が伝達され
る。ガイド車輪22もまたシヤーシ24に設けら
れた軸受に支承され、走行車輪21の動きに従動
して回転する。1対の台車20に対応する1対の
アーム30の間には台車20が主桁10から外れ
るのを防止するために各1対のアーム30を内側
に引つ張る引込スプリング60が設けられる。ま
たアーム30は第2図に示すように台車20を上
方に押し上げるための押上げ手段70を備えてお
り、各アーム30とフレーム40との間には、各
アーム30を個々に外側に押し開くための横押し
手段80が設けられる。
押上げ手段70は本実施例においては、アーム
30本体内に内装される押し上げ用ソレノイド7
0から成り、このソレノイド70の作動軸71の
先端に台車20のシヤーシ24が固定されてい
る。そしてソレノイド70を駆動することにより
台車20全体を上方に押し上げることができる。
横押し手段80は本実施例ではエアシリンダ等
の横押シリンダが用いられ、横押シリンダ80は
各アーム30の長手方向の略中央部分に設けた凸
部31とフレーム40の中心の凸部41との間に
取り付けられる。そして押上げソレノイド70に
よつて台車20が上方に押し上げられた状態で作
動し、アーム30を外方に押すことができる。
押し上げ用ソレノイド70及び横押シリンダ8
0はそれぞれ図示しない接続線に接続されてお
り、これらは駆動モータ23、監視カメラ50の
接続線と共にケーブルとして地上の操作部及び電
源に接続されている。
そして駆動モータ23による走行車輪21の動
き及び監視カメラ50の映像は操作部にてモニタ
ーされ、また操作部の操作によつて各台車20ご
とに押上げ用ソレノシド70及び横押シリンダ8
0を駆動し、各台車20を個々に操作することが
できる。
次に、以上のような構成における本実施例の走
行装置の動作を説明する。
通常の走行状態では、駆動モータ23の駆動に
よつて各走行車輪21が長手方向に延びる主桁1
0のフランジ面11aを長手方向に走行しなが
ら、監視カメラ50等による点検作業を進行す
る。そして例えば走行車輪21の最先の1対が主
桁10のリブ12に当接すると走行装置はそれに
よつて進行できなくなる。ここでどの走行車輪2
1が停止したかは地上の操作部でモニターされる
ので、操作部は停止した台車20の押上げ用ソレ
ノイド70を駆動して台車20をフランジ面11
aより上昇させると共に横押シリンダ80を駆動
し台車20をフランジ外方に変位させる。これに
よつて走行装置は再び進行可能になり変位した台
車以外の台車で走行装置の荷重を支えつつ進行
し、リブ12を通過する。
リブ12を通過後、横押シリンダ80の駆動を
解除すると引込スプリング60のばね力によつて
アーム30は中心側に引き戻される。次いで、押
上ソレノイド70を解除すると内蔵されるスプリ
ングのばねによつて台車20は再びフランジ面1
1aに載り、走行できるようになる。
最先の走行車輪21だけでなく、他の走行車輪
21がリブ12に当接した場合も同様にしてリブ
12を避けながら進行することができる。この場
合、どの1対の走行車輪がフランジ面11aから
外れても、残りの台車3対が走行装置全体の荷重
を支え、しかも従動輪22によつて水平張出部1
1の側面を挾み込んでいるので常に安定してフラ
ンジ面11a上を走行することが可能である。
実施例 2 第5図〜第8図は本発明の保守点検用走行装置
の第2の実施例を示すもので、主として橋の長手
方向に延びる主桁10の水平張出部11のフラン
ジ面11aに載つて長手方向に移動する移動手段
としての4対の台車20と、台車20の各々に連
続された2本のくの字状アーム30′と、各アー
ム30′によつて支えられるフレーム40とから
成り、フレーム40は監視用のカメラ50及びカ
メラ50の移動機構90が搭載される。尚、第1
の実施例と同様の構成を有するものについては同
じ番号を附してある。
台車20はそのシヤーシ24にアーム30′を
接続するための斜辺を有し、また走行車輪21を
駆動する駆動モータ23が内側に設けられている
点を除き第1の実施例とほぼ同様の構成を有す
る。
アーム30′は屈曲自在の2つのくの字状リン
ク301,302から成り、くの字状リンク30
1及び302の結合部301aは互いに連結リン
ク303によつて連結され、一体として屈曲動作
し、台車20との間に平行四辺形のリンク構造を
有するため台車20を傾斜させることなく移動さ
せることができる。くの字状リンク301,30
2の下端にはフレーム40が懸架される。くの字
状リンク301には結合部301aを挾んで上下
押しシリンダ70′が設けられる。上下押しシリ
ンダ70′はくの字状リンク301の上側リンク
を押し上げることによつてくの字状リンク30
1,302に連結される台車20を上方に押し上
げると共に、上側リンクを引き下げることにより
アーム30を屈曲させることができる屈曲駆動手
段である。またくの字状リンク301の結合部3
01aとフレーム40の中心凸部41との間には
アーム30′を外方に横押しする横押し手段であ
る横押シリンダ80が設けられる。横押シリンダ
80はアーム30′を外方に横押しする機能を有
する。
これら屈曲駆動手段である上下押しシリンダ7
0′及び横押しシリンダ80によつてアーム3
0′を屈曲・変位させることができ、これにより
アーム30′に連結される台車20を水平張出部
11外方且つ下方に移動させることができる。
上下押しシリンダ70′、横押シリンダ80共
にエアシリンダ等を用いることができ、これらは
第1の実施例と同様に図示しない接続線によつて
地上の操作部に接続され、操作部にて各台車20
ごとに操作される。
更に、1のくの字状リンク301の下端近傍に
は連結リンク304の一端が接続され、連結リン
ク304の他端は対をなすくの字状リンク301
の連結リンク304の他端とピン305によつて
連結され、ピン305はフレーム40の中央凸部
41に設けた長溝42内を摺動自在に移動する。
連結リンク304はくの字状リンク301,3
02の開閉に伴ないピン305が長溝42内を上
下に移動することによつてくの字状リンク301
の屈曲を規制する。また、くの字状リンク301
の上側リンクとフレーム40の凸部41との間に
は変位後のアームを元に戻すためのスプリング6
0′が張設される。
カメラ50はパイプラツク91、支持部92、
モータ93及びチエーン94から成る移動機構9
0によつて移動できる。すなわちカメラ50はパ
イプラツク91上に設置され、パイプラツク91
は支持部92に備えられるモータ駆動ギアによつ
て上下動しカメラ50を上下駆動する。更に支持
部92はモータ93により左右に移動するチエー
ン94によつて水平駆動される。
従つてカメラ50はフレーム40上の所望の位
置に移動することができる。これらカメラ50の
移動及び映像はやはり操作部にてモータされる。
次に以上のような構成における本実施例の走行
装置の動作を説明する。
通常の走行状態は第1の実施例と全く同様であ
り、走行中、走行車輪21のいずれか1対が長手
方向に延びる主桁10の障害物に当接した場合
は、台車20の動きをモニターしている操作部で
当接した走行車輪21の上下押しシリンダ70′
を駆動して台車20をフランジ面11aより上昇
させると共にこの状態で横押シリンダ80を駆動
して台車20をフランジ側方に変位させる。障害
物が主桁10のリブ12である場合はこれによつ
てリブ12を避けることができるので走行装置は
進行可能な状態となるが、障害物が第8図に示す
ような横に張り出した補強桁13等である場合は
台車20を側方に変位しただけでは障害物を避け
ることができない。
そこで、横押シリンダ80の駆動を解除すると
共に上下押しシリンダ70′によつてくの字状リ
ンク301の上側リンクを引き下げるとアーム3
0′は結合部301で屈曲し、アーム30′に連結
される台車20は水平張出部11より下方に変位
し、補強材を避けることができる。
ここで、台車20はリンク301,302に支
えられているので傾斜することがない。又、連結
リンク304があるので、くの字状リンク301
は必要以上に屈曲することなく保持される。
障害物通過後は、上下押しシリンダ70′を駆
動してアーム30′を伸ばした状態で横押シリン
ダ80の駆動を解除すると引込スプリング60の
ばね力によつてアーム30′は中心側に引き戻さ
れ、更に上下押しシリンダ70′の駆動を解除す
ると、引込スプリング60のばね力によつて台車
20は再びフランジ面11aに載り且つ従動輪2
2で水平張出部11の側面を挾み込み、走行でき
るようになる。
尚、1対もしくは1の台車20が水平張出部1
1から外れている時の走行装置の荷重を与える構
成等は第1の実施例と全く同様である。
このように本実施例においては、アームが側方
に変位すると共に屈曲するように構成されるので
主桁のリブのみならず、その近傍に存在する種々
の障害物を避けながら走行することができる。
[発明の効果] 以上の実施例からも明らかなように、本発明の
保守点検用走行装置は、プレートガーダ橋の長手
方向に延びる主桁を利用して走行することができ
るものであり、しかもその荷重を確実に支えつつ
主桁走行時に当接する種々の障害物を避けること
ができるので、従来のような路上に足場を組んだ
り、あるいは路上の特種車輛を不要とし交通を防
げることなく随時、橋の保守点検を行うことがで
きる。
また、走行装置の操作及び点検用機器の操作は
全て地上の操作部にて行うことができるので、無
人で安全に保守点検作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の保守点検用走行装置の
実施例を示す図、第2図及び第3図はそれぞれ同
実施例の正面図、第4図はその側面図、第5図及
び第6図はそれぞれ本発明の第2の保守点検用走
行装置の実施例の正面図、第7図は同実施例の側
面図、第8図はプレートガーダ橋の要部を示す図
である。 10……主桁、11……水平張出部、20……
台車(移動手段)、30……アーム、30′……屈
曲自在のアーム、(301,302……くの字形
リンク)、40……フレーム、70……押上げ手
段、70′……上下押し手段(屈曲駆動手段)、8
0……横押し手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 プレートガーダ橋の長手方向に延びる主桁1
    0の水平張出部11に載つて前記長手方向に移動
    する少くとも3対の移動手段20と、該移動手段
    の各々に連結されるアーム30と、該アームに懸
    架支持される保守点検用のTVカメラ50等を搭
    載するフレーム40とから成る走行装置であつ
    て、前記アームは各々前記移動手段を上方に押上
    げる押上げ手段70を備えると共に、前記アーム
    を各々前記主桁の外方に変位させる横押し手段8
    0を備えたことを特徴とするプレートガーダ橋の
    保守点検用走行装置。 2 プレートガーダ橋の長手方向に延びる主桁1
    0の水平張出部11に載つて前記長手方向に移動
    する少くとも3対の移動手段20と、該移動手段
    の各々に連結される屈曲自在のアーム30′と、
    該アームに懸架支持され保守点検用のTVカメラ
    50等を搭載するフレーム40とから成る走行装
    置であつて、前記アームを各々屈曲駆動する手段
    70′と、前記アームを各々前記主桁の外方に変
    位させる横押し手段80を備えて前記移動手段を
    前記主桁の外方且つ下方に移動可能にしたことを
    特徴とするプレートガーダ橋の保守点検用走行装
    置。
JP63106798A 1988-03-19 1988-04-28 プレートガーダ橋の保守点検用走行装置 Granted JPH01315505A (ja)

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