JPH09261374A - 集合住宅集中監視システム - Google Patents

集合住宅集中監視システム

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JPH09261374A
JPH09261374A JP6785696A JP6785696A JPH09261374A JP H09261374 A JPH09261374 A JP H09261374A JP 6785696 A JP6785696 A JP 6785696A JP 6785696 A JP6785696 A JP 6785696A JP H09261374 A JPH09261374 A JP H09261374A
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JP
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monitoring
transmitter
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alarm
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JP6785696A
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Junji Senoo
純二 妹尾
Nobuo Hisamatsu
伸夫 久松
Kenji Hirota
健二 廣田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集合住宅と通信回線を介して接続されたセンタ
ー監視装置において、各住戸からセンター監視装置まで
の伝送路の状態が分かるようにし、システムの信頼性を
向上できるようにする。 【解決手段】警報監視盤B、送信機S、受信機Rの各々
は、それぞれの送信元となる端末機器A、警報監視盤
B、送信機Sから送信される監視データをエラーなく受
信するまで、データ受信の回数を計数するリトライ回数
記憶手段と、このリトライ回数記憶手段によって記憶さ
れた回数をリトライ情報として、送信元から受け取った
監視データに付加して、次の送信先に伝送する監視デー
タ生成手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信回線を介して
接続した管理センターにおいて、システム内の伝送状態
が確認できる構成の集合住宅集中監視システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、集合住宅は益々高層化や大規模化
の傾向にあり、これらに導入する防犯、防災システムの
より一層の充実が今日の課題となっている。集合住宅で
は、各住戸に防犯、防災のために各種セキュリティーセ
ンサを設置するとともに、これらのセンサを管理する住
宅情報盤を設置して、火災発生やガスもれ等をいち早く
検知できるようにし、更に、各住戸の住宅情報盤を信号
線を介して、管理人室などに設置した警報監視盤に接続
することによって、各住戸の集中監視を行っている。
【0003】また、このようなシステムでは、各住戸の
住宅情報盤、警報監視盤、集合住宅の共同玄関などに設
置されたロビーインターホンが、互いに通話線で接続さ
れており、各機器間での通話も可能にしている。ところ
が、最近では管理人室に管理人を常駐させていない集合
住宅も多くなっているため、各集合住宅の警報監視盤を
管理センターに設置されたセンター監視装置に接続した
システムが開発されており、これにより、大規模かつ2
4時間態勢の集中監視ができるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の集合
住宅集中監視システムは、管理センターのセンター監視
装置では、各住戸に設置された各種センサによる監視状
態の変化(作動、復旧)は分かるようになっているが、
この監視状態の変化が、どのような伝送路の状態で伝送
されたのかが分からなかった。つまり、回線状態が良好
であり最短時間で伝送がされたのか、接触不良などによ
って回線状態が芳しくなく、リトライを行った後に伝送
されたのかが不明であった。
【0005】このため、実際に火災などが発生したとき
に、伝送路に対するメンテナンスが不十分であるため
に、回線状態が不良になってしまい、センター監視装置
において集合住宅の火災発生などを検知できず、消火や
救助のための出動が遅れる場合が考えられていた。本発
明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、集合住
宅と通信回線を介して接続されたセンター監視装置にお
いて、各住戸からセンター監視装置までの伝送路の状態
が分かるようにし、システムの信頼性を向上できるよう
にした集合住宅集中監視システムを提供することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る集合住宅集中監視システムでは、以下
のような手段を備える。請求項1では、管理人室等に設
置された警報監視盤、この警報監視盤に付設した送信
機、センター監視装置に付設された受信機の各々は、そ
れぞれの送信元となる住宅情報盤などの端末機器、警報
監視盤、送信機から送信される監視データをエラーなく
受信するまで、データ受信の回数を計数するリトライ回
数記憶手段と、このリトライ回数記憶手段によって記憶
された回数をリトライ情報として、送信元から受け取っ
た監視データに付加して、次の送信先に伝送する監視デ
ータ生成手段とを備えた構成としている。これによっ
て、最終的に監視データを受信するセンター監視装置
は、各伝送路、つまり、端末機器と警報監視盤間、警報
監視盤と送信機間、送信機と受信機間の伝送状態(リト
ライ回数)がわかる。
【0007】請求項2では、警報監視盤、送信機、受信
機の各々の監視データ生成手段は、リトライ回数記憶手
段に蓄積されたリトライ回数が予め設定した回数値に達
したときには、監視データに通信エラー情報を書き込
み、請求項3では、それぞれの伝送路で通信エラーが生
じたことを示す通信エラー情報を書き込む。これによっ
て、センター監視装置では、通信エラーが発生したこと
と、その発生した箇所が分かる。
【0008】請求項4では、センター監視装置は、送信
機から送信されて来た監視データに付加されたリトライ
情報を判別して、送信機にその監視データを再送信させ
る再送コマンドを出力する機能を備える。つまり、画面
表示などでリトライ回数が多いことを確認したときに
は、監視データを送信してきた送信機に対し、受信機、
通信回線を介して再送コマンドを送信し、監視データの
再送を要求することが出来る。
【0009】請求項5では、監視データ生成手段におい
て生成される監視データは、スタートフラグとエンドフ
ラグの間に、端末機器アドレスと監視情報に、更にリト
ライ情報を付加して書き込んだ非同期信号とされてい
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は、集合住宅集中監
視システムの要部構成を示したブロック図である。集合
住宅集中監視システムでは、集合住宅の各住戸(#1〜
#n)に火災センサs1やガスもれセンサs2を接続し
た住宅情報盤Aを設置し、各住戸の住宅情報盤Aとロビ
ーインターホンDとを、信号線及び通話線L1を介し
て、管理人室などに設置された警報監視盤Bに接続し
て、各集合住宅内における異常監視及び通話を行ってい
る。
【0011】更に、棟ごと等に設置された複数の警報監
視盤Bを電話回線などの通信回線Lを介して、コンピュ
ータ等で構成され、管理センターなどに設置されたのセ
ンター監視装置Cに接続しており、警報監視盤BにRS
232C等の信号線L3を介して付設された送信機Sか
ら、センター監視装置Cに信号線L4を介して付設され
た受信機Rに、住戸の監視データを送信している。
【0012】警報監視盤Bに接続された端末機器である
住宅情報盤Aは、各部を制御するCPU回路1と、信号
線L1を介した警報監視盤Bへの信号の送信等を行う信
号送受信回路2と、火災センサs1やガスもれセンサs
2等のセキュリティセンサからの発報を検知するセンサ
受信回路3と、警報表示などを行うために液晶画面やL
ED等で構成された表示回路4と、テンキーやスイッチ
等で構成されたキー入力回路5等を備えており、警報監
視盤Bは、各部を制御し、監視データ生成手段でもある
CPU回路1と、信号送受信回路12と、この信号送受
信回路12と信号線L2を介して内部接続されたインタ
ーフェース回路13と、各種表示灯や表示窓などで構成
された表示回路14と、各種スイッチ等で構成されたキ
ー入力回路15と、住宅情報盤Aから送信される監視デ
ータをエラーがなくなるまで、受信回数を計数し記憶す
るリトライ回数記憶手段でもある記憶部16等を備え
る。
【0013】また、センター監視装置Cは、CPU回路
21と、警報監視盤Bを介した各住戸からの監視データ
の受信等を行うデータ送受信回路22と、CRT画面等
を備えた表示回路23と、キーボード等で構成されたキ
ー入力回路24等を備える。警報監視盤Bから各住宅情
報盤Aへは、ポーリングによって監視信号を定期的に送
出して、信号線L1の断線、通信異常の検出を主目的と
した監視を行う一方、警報監視盤Bでは、ポーリングに
対して各住宅情報盤Aから送出された返信信号を受信
し、あるいは、住宅情報盤Aから割り込み信号を受ける
毎に、その信号を受信し解読処理した後、送信機Sから
通信回線Lを通じて受信機Rに監視データを自動送信
し、センター監視装置Cにおいて住宅情報盤Aの集中監
視ができるようにしている。
【0014】ここに、割り込み信号とは、住戸の火災セ
ンサーs1などが発報すると、住宅情報盤AのCPU回
路1が、センサ受信回路3での検知を基に作成し、信号
送受信回路2から監視データとして警報監視盤Bに送信
される信号である。警報監視盤Bでは、CPU回路11
が信号送受信回路12で受けた監視データを基に表示回
路14に警報表示を行うとともに、信号送受信回路12
から信号線L2を介しインターフェース回路13に監視
データを送り、センター監視装置Cにこの監視データを
転送している。
【0015】この転送は、通信回線Lを接続した送信機
Sと受信機Rを介して行われており、センター監視装置
Cのデータ送受信回路22で監視データを受けると、C
PU回路21は、表示回路23によって、住戸において
発報があったことを表示する。このように、センター監
視装置Cは、複数の警報監視盤Bが監視している各住戸
の住宅情報盤Aの集中監視ができるようになっている
が、本発明は、このセンター監視装置Cにおいて、この
システム内の伝送路の状態を常に監視できるところに特
徴がある。
【0016】警報監視盤Bは、送信元である住宅情報盤
Aから送信される監視データをエラーがなくなるまでデ
ータ受信した回数を、記憶部16に記憶しており、CP
U回路11は、正常にデータ受信したときに、この記憶
された回数をリトライ情報として、住宅情報盤Aから受
け取った監視データに付加して、次の送信先である送信
機Sに伝送する。
【0017】この機能(リトライ回数記憶手段と監視デ
ータ生成手段)は、送信機Sと受信機Rにも備わってい
ることから、各住戸からの監視データを最終的に受信す
るセンター監視装置Cでは、各伝送路、つまり、住宅情
報盤Aと警報監視盤B間(信号線L1)、警報監視盤B
と送信機S間(信号線L3)、送信機Sと受信機R間
(通信回線L)の伝送状態(正常受信までのリトライ回
数)がわかる。
【0018】図2の(a)〜(d)には、各伝送路にお
いて非同期信号として伝送される監視データの構成を示
している。同図(a)は、警報監視盤Bにおいて生成さ
れ、警報監視盤Bから送信機Sに伝送される監視データ
d1の構成例である。この監視データd1は、スタート
フラグ(伝送制御符号「STX」)とエンドフラグ「E
TX」の間に、住宅情報盤Aのアドレスである住戸番号
d11と、センサの作動状態などを示した監視情報d1
2と、リトライ情報d13(住宅情報盤Aと警報監視盤
B間のリトライ回数)とを構成しており、送信機Sで
は、チェックサムd14によって、この監視データd1
がデータ化けなどが生じず正しく伝送されてきたかを判
断する。なお、図中の「CR」はキャリッジリターンコ
ードであり、直接、データ伝送には関係がない。
【0019】同図(b)は、送信機Sにおいて生成さ
れ、送信機Sから受信機Rに伝送される監視データd2
の構成例である。この監視データd2には、住宅情報盤
Aのアドレスである棟番号及び住戸番号d21と、監視
情報d22と、リトライ情報d23(上記リトライ回数
と、警報監視盤Bと送信機S間のリトライ回数)と
を構成しており、受信機Rは、チェックサムd24によ
って、この監視データd2が正しく伝送されたかを判断
する。
【0020】また、同図(c)は、受信機Rにおいて生
成され、受信機Rからセンター監視装置Cに伝送される
監視データd3の構成例である。この監視データd3に
は、棟番号及び住戸番号d31と、監視情報d32と、
リトライ情報d33(上記リトライ回数,と、送信
機Sと受信機R間のリトライ回数)とを構成してお
り、センター監視装置Cは、チェックサムd34によっ
て、この監視データd3が正しく伝送されたかを判断す
る。
【0021】上記リトライ情報d13,d23,d33
のリトライ回数〜には、受信側(住宅情報盤Aに対
する警報監視盤B、警報監視盤Bに対する送信機S、送
信機Sに対する受信機R)において、通信エラーの基準
として予め設定された回数値が3回であれば、0,1,
2のいずれかが設定されることになるが、このリトライ
回数〜が、上記回数値(3回)に達したときには、
それぞれの伝送路において通信エラーが発生したとし
て、図2(d)に示す監視データd4を次の送信先(警
報監視盤Bに対する送信機S、送信機Sに対する受信機
R、受信機Rに対するセンター監視装置C)に伝送す
る。
【0022】なお、ここでは、警報監視盤Bにおいてリ
トライ回数が予め設定された回数値になったときに
は、住宅情報盤Aから監視データが送信されなかったも
のとして、監視データd4を送信機Sにしないこととし
ている。そのため、監視データd4内の通信エラー情報
d42には、警報監視盤Bと送信機S間での通信エラ
ー、あるいは、送信機Sと受信機R間での通信エラーの
それぞれを示すコード(例えば88Hあるいは99H)
のみが書き込まれる。
【0023】これを最終的に受けたセンター監視装置C
では、通信エラーが発したことを画面表示や警報音出力
などで監視員などに知らせることができる。なお、この
監視データd4にも、棟番号及び住戸番号d41と、チ
ェックサムd43が含まれており、このデータ自身も受
信側で伝送が正常であったかが判断されリトライの対象
となる。このため、通信エラーの監視データd4に対し
て、リトライ回数,が、予め設定された回数値に達
したときには、通信エラー情報d42に図中のコード以
外のコードを設定して次の送信先に伝送する。
【0024】次に、図3に、センター監視装置Cの表示
回路23による画面表示例を示す。このように表示画面
23には、受信機Rから送信されて来る監視データd3
に含まれる棟番号及び住戸番号d31と、監視情報d3
2とを基に、発生箇所情報23aが表示されるととも
に、リトライ情報d33(リトライ回数〜)を基
に、警報監視盤B、送信機S、受信機Rにおける各々の
情報確定度23bが表示される。
【0025】この表示画面23を見た監視員などは、キ
ー操作などによって、再送コマンドを出力し、表示した
データの再確認ができる。図4にこのときの動作を示
す。センター監視装置Cでは、監視データd3を受信す
ると、表示画面23に情報確定度としてリトライ情報d
33等を表示する。ここで、表示されたリトライ回数が
「0」でなかったときは、伝送路の状態が不安定な状態
であると判断し、キー操作などによって再送要求を行っ
て、リトライ回数の再確認を行う。
【0026】センター監視装置Cでは、キー操作をキー
入力回路24が検出して、データ送受信回路22から再
送コマンドを出力する。これによって、受信機Rと通信
回線Lを介して再送コマンドを受信した送信機Sでは、
前回送信したものと同じ監視データd2を再送信するこ
とができる。次に、警報監視盤Bの動作を図5ととも
に、送信機Sと受信機Rの動作を図6とともに説明す
る。
【0027】図5の(101)〜(112)には、警報
監視盤Bが住宅情報盤Aから割り込み信号を受けた場合
の動作を示している。なお、警報監視盤Bから住宅情報
盤Aに送出される信号は電圧パルスであり、住宅情報盤
Aから返信される信号は、電流パルスになっている。住
宅情報盤Aは、付加したセンサーs1,s2が動作する
などして、アクティブになると、割込パルスを出力する
(101)。この割込パルスは、定期ポーリング時の返
信信号の返信期間以外に出力されるようになっているの
で、警報監視盤Bでは、通常の定期ポーリング中に予測
外の割込パルスを検出することで容易に判別される。
【0028】警報監視盤Bは、この割込パルスを検出す
ると、定期ポーリングを中断し、割込ポーリングを行
い、割り込みを行った住宅情報盤Aのアドレスを問い合
わせる(102)。ここで、住宅情報盤Aのアドレス
を、例えば8ビットで構成すれば、256個のアドレス
を各住宅情報盤Aに割り付けることができるが、更に、
アドレスの個数を拡張するためにページデータを拡張ビ
ットとして設けることもできる。例えば、ページデータ
を2ビット付加すれば、アドレスの個数は4倍となる。
【0029】警報監視盤Bによる割込ポーリングは、複
数の住宅情報盤Aに対して同時に行うようにして処理を
迅速化している。すなわち、住宅情報盤Aに割り当てた
8ビットのアドレスを上位4ビットと、下位の4ビット
に分けて、警報監視盤Bから住宅情報盤Aには、上位4
ビットを固定したアドレスを指定して送出する。このよ
うにすれば、アドレスは上位4ビットのみが固定され、
下位4ビットは固定されていないので、上位4ビットの
合致した複数の住宅情報盤Aでは、自分が呼ばれたもの
として、アドレスを返信する(103)。
【0030】この返信するアドレスは、理論的には16
台の住宅情報盤Aから同時に返信されるので、返信時間
が重なり合い、割り込みを行った住宅情報盤Aの個別ア
ドレスは判明しないが返信はあるので、上位4ビットの
固定された条件下において、警報監視盤B側では、16
台の住宅情報盤Aに対する問い合わせが同時にでき、割
り込みを行った住宅情報盤Aを含んだアドレス領域が判
別する。
【0031】かくして、上位4ビットを固定したアドレ
スに対して、住宅情報盤Aより返信アドレスを受信する
と、今度は、固定した上位4ビットに対して、下位4ビ
ットを順次変更して、アドレスの問い合わせを順次行
う。そして、問い合わせたアドレスに対して、住宅情報
盤Aから返信されるアドレスが一致すると、警報監視盤
Bは、その住宅情報盤Aに入力監視信号を送出し(10
4)、センサs1,s2から住宅情報盤Aへの入力デー
タの返信を受ける(105)。
【0032】このようにして、住宅情報盤Aからデータ
を取り込んで解読する処理を、例えば3回繰り返し、す
べての入力データが一致すれば(106)、データが確
定したとして、表示回路14によって警報表示を行い
(107)、監視データd1を送信機Sに送信する。こ
こで、入力データの確定が出来なければ、所定時間(例
えば100ms)間隔をあけて、リトライ動作を行う
(109,110)。このリトライ回数が監視データd
1内のリトライ情報d13となる。なお、ここでは、リ
トライ動作を入力監視信号の送出(104)からとして
いるが、これには限定されず、通信エラーの基準となる
リトライ回数も3回には限定されない。
【0033】その後、警報監視盤Bでは、監視データd
1を送出、あるいは、通信エラーと判断し住宅情報盤A
からの割り込み信号はなかったものと判断した後は、割
込パルスを発生し続けている住宅情報盤Aの動作を停止
するため、リセット信号を出力し(111)、最終デー
タとしてこのときの住宅情報盤Aの情報を受け取り(1
12)、通常の定期ポーリングに復帰する。
【0034】図6のステップ201〜207は、送信機
Sあるいは受信機Rの動作を示したフローチャートであ
る。監視データd1,d2(あるいはd4)を受信すれ
ば、チェックサムd14,d24(d43)によって正
常に通信できたかを確認し、正常であれば、送信元(送
信機Sであれば警報監視盤B、受信機Rであれば送信機
S)に肯定応答「ACK」を返信し、次の送信先(送信
機Sであれば受信機R、受信機Rであればセンター監視
装置C)に監視データd2,d3(d4)を送信する。
【0035】一方、受信が異常であったと判断すれば、
送信元に否定応答「NAK」を返信して、再送を要求す
る。しかし、ここで予め定めたリトライ回数(例えば3
回)受信しても、正常なデータを受信できなければ、通
信エラーの監視データd4を次の送信先に送出する。
【0036】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明に係る集合住宅集中監視システムによれば、以下の
効果を奏する。請求項1によれば、センター監視装置に
おいて、各伝送路、つまり、端末機器と警報監視盤間、
警報監視盤と送信機間、送信機と受信機間でのリトライ
回数が常にわかるので、配線の接触不良などがどの箇所
で発生しているかが容易に分かり、迅速に対処すること
ができる。また、伝送路の状態を常に集中して確認して
いるので、このシステムにおける伝送信頼性を保つこと
が出来る。
【0037】請求項2によれば、通信エラーが発生した
ことが監視データに書き込まれ、次の送信先の送信され
るので、受信側では通信エラーが発生したことが容易に
分かり、請求項3によれば、伝送路のどの箇所で通信エ
ラーが発生したのかが分かる。よって、センター監視装
置側で配線や機器の交換などを迅速に手配することが出
来る。
【0038】請求項4によれば、センター監視装置から
再送コマンドを出力することによって、警報監視盤に付
設された送信機に、監視データの再送を要求することが
出来るので、伝送路の状態などを再確認することがで
き、再確認の結果、正常な伝送が確認できれば、点検の
ための無駄な出動を減らすことが出来る。請求項5によ
れば、監視データにリトライ情報を付加しているので、
伝送路の状態を確認するために特別な信号を設ける必要
がなく、システムプログラム等のの変更が最小限で済
む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の集合住宅集中監視システムの要部構成
の一例を示すブロック図である。
【図2】(a)〜(d)は、本発明の集合住宅集中監視
システムにおいて伝送される監視データの構成例を示す
図である。
【図3】センター監視装置の表示画面の一例を示す図で
ある。
【図4】センター監視装置におけるデータ再確認時の動
作を説明する図である。
【図5】警報監視盤の基本動作の一例を示す図である。
【図6】送信機あるいは受信機の基本動作の一例を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
A・・・住宅情報盤(端末機器) 1・・・CPU回路 2・・・信号送受信回路 3・・・センサ受信回路 B・・・警報監視盤 11・・・CPU回路 12・・・信号送受信回路 13・・・インターフェース回路 16・・・記憶部 C・・・センター監視装置 21・・・CPU回路 22・・・データ送受信回路 23・・・表示回路 S・・・送信機 R・・・受信機 L・・・通信回線 d1,d2,d3,d4・・・監視データ d13,d23,d33・・・リトライ情報 d42・・・通信エラー情報

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管理人室等に設置された警報監視盤に信号
    線、通話線を通じて、住宅情報盤などの端末機器を接続
    するとともに、警報監視盤に付設した送信機と、センタ
    ー監視装置に付設された受信機とを通信回線で接続して
    構成され、 警報監視盤から各端末機器へはポーリングによって監視
    信号を定期的に送出する一方、警報監視盤では、各端末
    機器より返信された返信信号を受信し、あるいは端末機
    器から割り込み信号を受ける毎に、その信号を受信し解
    読処理した後、上記送信機から通信回線を通じて上記受
    信機に監視データを自動送信させて、上記センター監視
    装置で端末機器の集中監視を行うようにした集合住宅集
    中監視システムにおいて、 上記警報監視盤、送信機、受信機の各々は、 それぞれの送信元となる端末機器、警報監視盤、送信機
    から送信される監視データをエラーなく受信するまで、
    データ受信の回数を計数するリトライ回数記憶手段と、 このリトライ回数記憶手段によって記憶された回数をリ
    トライ情報として、送信元から受け取った監視データに
    付加して、次の送信先に伝送する監視データ生成手段と
    を備えた構成としている集合住宅集中監視システム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記警報監視盤、送信機、受信機の監視データ生成手段
    は、リトライ回数記憶手段に蓄積されたリトライ回数が
    予め設定した回数値に達したときには、監視データに通
    信エラー情報を書き込むようにしている集合住宅集中監
    視システム。
  3. 【請求項3】請求項1において、 上記警報監視盤、送信機、受信機の監視データ生成手段
    は、リトライ回数記憶手段に蓄積されたリトライ回数が
    予め設定した回数値に達したときには、監視データに、
    それぞれの伝送路で通信エラーが生じたことを示す通信
    エラー情報を書き込むようにしている集合住宅集中監視
    システム。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかにおいて、 上記センター監視装置は、上記送信機から送信されて来
    た監視データに付加されたリトライ情報を判別して、上
    記送信機にその監視データを再送信させる再送コマンド
    を出力する機能を備えた構成としている集合住宅集中監
    視システム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 上記監視データ生成手段において生成される監視データ
    は、スタートフラグとエンドフラグの間に、端末機器ア
    ドレスと監視情報に、更にリトライ情報を付加して書き
    込んだ非同期信号とされている集合住宅集中監視システ
    ム。
JP6785696A 1996-03-25 1996-03-25 集合住宅集中監視システム Withdrawn JPH09261374A (ja)

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ID=13357019

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6956478B2 (en) 2001-03-07 2005-10-18 Omron Corporation Security terminal, security management method, monitor device, monitor method, and security system
JP2006079150A (ja) * 2004-09-07 2006-03-23 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通報システム、通報装置、及び、プログラム
WO2006131998A1 (ja) * 2005-06-08 2006-12-14 Matsushita Electric Works, Ltd. 火災報知システム
JP2010515111A (ja) * 2007-01-17 2010-05-06 パナソニック電工株式会社 無線通信システム

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