JPH09260392A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH09260392A
JPH09260392A JP6832496A JP6832496A JPH09260392A JP H09260392 A JPH09260392 A JP H09260392A JP 6832496 A JP6832496 A JP 6832496A JP 6832496 A JP6832496 A JP 6832496A JP H09260392 A JPH09260392 A JP H09260392A
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JP
Japan
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heavy metal
layer
semiconductor device
wafer
substrate
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Pending
Application number
JP6832496A
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English (en)
Inventor
Tomoki Futamura
知樹 二村
Yoshiaki Tsunoda
良昭 角田
Shizue Hori
志津江 堀
Akihiko Osawa
明彦 大澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高耐圧電力素子では、耐圧を得るため低濃度の
領域を形成するので、微量の重金属不純物によっても、
電圧印加時のもれ電流は増加する。しかし、1×1015
cm-2以下のドーズ量に対しては、従来のリンゲッタリ
ング方法ではゲッタリング効果が期待できないため、漏
れ電流が大きかった。 【解決手段】破砕層12が3μm以上20μm以下残っ
ている表面2に対して、拡散層形成のためのイオン注入
3を行う。それにより、表面の破砕層12が、イオン注
入時に一緒に打ち込まれた重金属5を捕獲して重金属が
熱拡散工程で基板の内部に拡散することを防ぐととも
に、基板内に存在する重金属をゲッタリングする。ま
た、ポリッシュによって、表面がミラー様の状態10と
なるので、後工程での加工が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力素子に関する
もので、特に高耐圧素子において重金属ゲッタリング効
果を向上させるために使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の高耐圧電力素子の製造プ
ロセスフローと、ウェハの断面図を示す。まず、半導体
基板1の表面に位置する破砕層の除去されたミラー面ま
たはブライトエッチング面上にバッファ熱酸化膜2を形
成する。その熱酸化膜2を通して、半導体基板1の表面
には1×1015cm-2以下のドーズ量で、裏面には1×
1015cm-2以上のドーズ量でボロンをイオン注入し
て、図5(a)に示すように、イオン注入領域3、4を
形成する。その際、重金属不純物5も一緒に注入され
る。
【0003】その後、図5(b)に示すように、熱工程
を施してボロンを拡散させ、拡散層6、7を形成する。
そのとき、重金属不純物5も基板内部に拡散される。次
に、図5(c)に示すように、例えばPOCl液を気化
させてリンを堆積し、リンゲッタリング工程を施す。重
金属不純物5は、リンゲッタリング層8にゲッタリング
される。
【0004】最後に、図5(d)に示すように、ゲッタ
リング層8を除去する。こうして作成された高耐圧電力
素子は、重金属汚染が少なく、漏れ電流の小さい良好な
耐圧特性を示す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電力素子において、耐
圧が高くなるにしたがって、電界強度を緩和するため、
基板濃度を下げる必要がある。一方、低濃度の基板を用
いると、重金属不純物が微量しかなくても、電圧印加時
の漏れ電流が増加してしまう。
【0006】そのため、許容される重金属不純物の残留
量が低くなるが、1×1015cm-2以下のドーズ量に対
しては、従来のリンゲッタリング方法では、ゲッタリン
グ効果は期待できず、熱拡散工程で基板内に拡散された
不純物を十分に除去することができない。
【0007】その結果、高耐圧電力素子におけるもれ電
流が大きくなるという問題があった。本発明は、上記課
題を解決するものであり、その目的は、従来のリンゲッ
タリング方法よりも不純物を除去する能力の高いゲッタ
リングプロセスを提供することにより、低濃度基板を用
いる半導体素子の漏れ電流を低減することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】破砕層が3μm以上20
μm以下残っている面をボロンをイオン注入する面と
し、熱酸化膜を形成した後、1×1014cm-2以上のド
ーズ量でイオン注入を行い、熱工程を経て、所定の拡散
層を形成する。このとき、表面の破砕層が、イオン注入
時に一緒に打ち込まれた重金属を捕獲し、重金属が熱工
程で基板の内部に拡散することを防止し、かつ基板内に
存在する重金属をゲッタリングする。この後、必要に応
じてリンゲッタリング工程を加えたのち、3μm以上の
ミラーポリッシュを行う。3μm以上のポリッシュによ
り表面がミラー様の状態となる。これにより、後工程の
リソグラフィ工程等での加工が容易に行えるようにな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例のプロセ
スフローとウェハの断面図を示す。半導体基板としての
ウェハ1は、JIS規格で#800以上#2000以下
の荒れた表面を有している。このウェハ1は、#100
0ラップに加工された後、汚れを除去し、かつ破砕層1
2が3μm以上20μm以下の厚さで残るように、ウェ
ハ1の表面は、5μm程度のエッチングが施される。ウ
ェハ1の裏面は、ブライトエッチングされる。このウェ
ハ1の表面及び裏面に100nm以下の厚さでバッファ
酸化膜2を形成する(図1(a))。
【0010】次に、ウェハ1の表面には、1×1014
-2以上のドーズ量でボロン3をイオン注入する。ウェ
ハ1の裏面には、1×1015cm-2以上のドーズ量のボ
ロン4をイオン注入する(図1(b))。ドーズ量が1
×1015cm-2以上あれば、後のリンゲッタリング工程
で不純物は十分にゲッタリングされる。イオン注入の
際、重金属不純物5もボロンと一緒に基板に注入され
る。
【0011】次に、高温で熱拡散を行い、表面側および
裏面側にそれぞれカソード側拡散層6とアノード側拡散
層7を形成する(図1(c))。このとき、表面の破砕
層12が、イオン注入時に一緒に打ち込まれたウェハの
表面側の重金属5を捕獲して、重金属不純物が熱工程で
基板の内部に拡散することを防止するとともに、イオン
注入前から基板内に存在する重金属5をゲッタリングす
る。
【0012】さらに、ウェハ両面のバッファ酸化膜を除
去した後に、リンゲッタリング層8を設け、不純物をゲ
ッタリングする。その後、ウェハ表面を5μm程度ポリ
ッシュし、ミラー様の面にする(図1(d))。この面
上に形成されるゲート酸化膜は、良好な特性を示す。本
実施例では、ウェハ表面に依然として破砕層12が残存
している。しかし、それに限られるものではなく、破砕
層をすべて除去してもよい。
【0013】最後に、リンゲッタリング層8を除去す
る。図2は、本発明の別の実施例を示すプロセスフロー
とウェハの断面図を示す。このプロセスは、図1に示し
た実施例のプロセスからリンゲッタリング工程を省いた
ものである。本実施例では、裏面の重金属不純物が若干
残留することになるが、従来に比べて漏れ電流を抑える
ことができる。
【0014】図3は、本発明のさらに別の実施例を示す
プロセスフローとウェハの断面図を示す。この実施例
は、図1に示した実施例のプロセスから裏面のイオン注
入工程とリンゲッタリング工程を省いたもので、アノー
ド側拡散層を形成しない場合に適用できる。
【0015】図4は、本発明のさらに別の実施例を示す
プロセスフロートウェハの断面を示す。前述の3つの実
施例と異なり、破砕層12の残ったミラー様の表面11
を持つウェハを用いている。ミラー様のウェハの一例と
しては、#1000ラップ面を3μm以上7μm以下ポ
リッシュしたものが考えられる。プロセスは、破砕層1
2が存在するミラー様のウェハの表面および裏面にバッ
ファ熱酸化膜2を形成し、表面および裏面にイオン3、
4を注入をする。この後、熱拡散工程を施してカソード
・アノード側拡散層6、7を形成し、次いでリンゲッタ
リングし、その後ゲッタリング層を除去するものであ
る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法では、破砕層が残っているウェハにイオン
注入を行うため、一緒に取り込まれた重金属が熱拡散工
程において拡散するのを防止できるとともに、リンゲッ
タリング効果の期待できない1×1015cm-2以下のド
ーズ量でもゲッタリング効果が得られ、漏れ電流を低減
できる。
【0017】また、ウェハの両面を用いる電力素子にお
いて表面が荒れていると、リソグラフィ工程等の後工程
での加工が困難であったのに対して、本発明では、3μ
m以上のポリッシュを行ったり、ミラー様の表面をもつ
ウェハを使用するので、ウェハの面精度が向上し、後工
程での加工が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のプロセスフローとウェハの断
面を示す図。
【図2】本発明の別の実施例のプロセスフローとウェハ
の断面を示す図。
【図3】本発明のさらに別の実施例のプロセスフローと
ウェハの断面を示す図。
【図4】本発明のさらに別の実施例のプロセスフローと
ウェハの断面を示す図。
【図5】従来のプロセスフローとウェハの断面を示す
図。
【符号の説明】
1…半導体基板、 2…バッファ熱酸化膜、 3…表面ボロンイオン注入領域、 4…裏面ボロンイオン注入領域、 5…重金属不純物、 6…カソード側拡散層、 7…アノード側拡散層、 8…リンゲッタリング層、 9…ラップ面、 10…ポリッシュ面、 11…破砕層の残ったミラー様な面、 12…破砕層。
フロントページの続き (72)発明者 大澤 明彦 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板の表面から3μm以上20
    μm以下の厚さの破砕層と、不純物がボロンである拡散
    層とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記シリコン基板の表面は、ミラー様で
    あることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 破砕層が表面から3μm以上20μm以
    下の厚さで残っているシリコン基板に熱酸化膜を形成
    し、前記熱酸化膜を通してボロンを1×1014cm-2
    上のドーズ量でイオン注入し、熱工程を施して拡散層を
    形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記シリコン基板は、JIS規格で#8
    00以上#2000以下の荒れた表面をもち、かつ、前
    記熱工程の後にさらに3μm以上のミラーポリッシュを
    行うことを特徴とする請求項3記載の半導体装置の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記シリコン基板は、前記破砕層が残っ
    ているミラー様の表面を持つことを特徴とする請求項3
    記載の半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記熱工程の後にさらに前記シリコン基
    板の裏面側にリンゲッタリング工程を施すことを特徴と
    する請求項3記載の半導体装置の製造方法。
JP6832496A 1996-03-25 1996-03-25 半導体装置およびその製造方法 Pending JPH09260392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007096996A1 (ja) * 2006-02-24 2007-08-30 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha 半導体装置及びその製造方法
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