JPH09259123A - 文字入力装置及び文字入力方法 - Google Patents

文字入力装置及び文字入力方法

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Publication number
JPH09259123A
JPH09259123A JP8070224A JP7022496A JPH09259123A JP H09259123 A JPH09259123 A JP H09259123A JP 8070224 A JP8070224 A JP 8070224A JP 7022496 A JP7022496 A JP 7022496A JP H09259123 A JPH09259123 A JP H09259123A
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JP
Japan
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character string
unit
input candidate
character
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Pending
Application number
JP8070224A
Other languages
English (en)
Inventor
Harumi Hosoda
春美 細田
Hirotaka Goi
啓恭 伍井
Hiroko Sumi
浩子 角
Takeyuki Aikawa
勇之 相川
Yamahiko Ito
山彦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP8070224A priority Critical patent/JPH09259123A/ja
Publication of JPH09259123A publication Critical patent/JPH09259123A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力された文字列の品詞情報、分野情報を記
憶し次回入力時の入力候補の絞り込みに使用する文字入
力装置を得る。また、入力された文字列と共起関係にあ
る文字列、対となる文字列、シソーラス情報で定義され
る属性により関係づけられる文字列もまた入力候補とす
る文字入力装置を得る。 【解決手段】 補助情報更新部2は、品詞辞書検索部6
を用い入力部5から入力された文字列により品詞辞書部
7を検索し、文字列と文字列に対する補助情報として品
詞情報を入力候補記憶部1に記憶する。また、補助情報
は品詞情報の他に日時情報、頻度情報、優先度情報を記
憶する。入力候補管理部3は、上記補助情報を用いて入
力候補記憶部1に記憶された文字列から入力候補となる
文字列を選択し、入力候補表示部4により表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語の文字列の
入力において、オペレータが過去に入力した文字列又は
システムが用意した文字列の入力を容易、かつ、効率的
に行える文字入力装置及びその方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、日本語の文字列の入力において
は、 (1)語句の読みを入力し、かな漢字変換する。 (2)編集処理時に入力済み部分を複写する。 (3)語に特定の見出しを付与して辞書に登録し、登録
した見出しによって変換することが多いが、このような
方法では、複合語等の長い語を入力する場合に操作量が
多くなり、また、入力操作が煩雑なる欠点があった。
【0003】これらの欠点に対して、特開昭63−12
8469号公報にあるように、予め固定の入力文字列候
補を用意しておき、文字列入力時にその候補から文字列
を選択する方式が提案されている。しかし、この方式で
は、予め入力候補を固定して決めておかねばならず、過
去の入力実績のように、動的に入力候補が変化するよう
な場合には、適用できないという問題があった。
【0004】これに対し、一度入力した文字列を再度入
力することを考慮した文字列の入力では、特開昭59−
116836号公報、特開平7−21205号公報にあ
るような方式が提案されている。
【0005】特開昭59−116836号公報に記載さ
れた図と説明の一部を以下に示す。図28は、日本語入
力装置の構成図である。501は入力された文書データ
に含まれる語句とその語句の文書データ中での使用回数
を蓄積する蓄積部、502は入力された文書に含まれる
語句の中から、再度使用される確率が高い語句を文書の
構造によって動的に選択する選択部、503は表示され
た語句を指定のみで入力できる機能と日本語入力機能を
有する入力部、504は入力された文書データと選択部
502によって選択された語句を表示する表示部、50
5は蓄積部501、選択部502、入力部503、表示
部504を制御する制御部である。図28に示す日本語
入力装置の動作を示す。入力503によって文章の入力
が終了すると、蓄積部501を構成する図29の語句蓄
積部3−1には、図示のような語句が蓄積される。3−
1の例は、制御部505によって複合語が分割され、更
に、名詞のみが蓄積される場合を示している。なお、複
合語を分類せず、動詞等も蓄積できることは当然であ
る。図29の出現度数カウンタ3−2には、各語句の出
現度数が蓄積され、カウンタ値は、当該語句の出現によ
ってインクリメントされる。図30は、表示部504を
用いてオペレータに提示する表示画面の一例を示してお
り、表示画面は、入力文書の表示域3−3と選択部50
2によって選択された語句の表示域3−4(以下、語句
表示域という)から構成される。図30に示すように、
「日本語」、「情報」等の既に使用された語句が、語句
番号を付加されて語句表示域3−4に表示されており、
オペレータは、これらの語句を番号で指定するだけで入
力可能となる。入力操作が進むと、蓄積語数が語句表示
域で表示可能な語数をオーバーする場合がある。一般文
の場合、その文書のキー・ワード的な語句は、非常に頻
度が高いとともに、文書全体にわたって使用される傾向
がある。また、それ以外の語句については、同じ語句
は、比較的近接して使用される傾向があり、選択部50
2は、再度使用される確率が高い語句を蓄積語数各語句
の出現度数、更に、各語句が現在入力中の語句より何語
前に出現しているかということを示す距離を用いた確率
計算を行って、再度使用される確率の高い語句を選択す
る。また、蓄積部501に蓄積されている語句は、入力
部503からのスクロール操作により、全て語句表示域
に表示することができ、入力しようとする語句が語句表
示域に表示されていない場合にも、オペレータが既にそ
の語句を使用したことを意識すれば、目的の語句の語句
番号の指定のみで入力することができる。
【0006】また、特開平7−212505号公報に記
載されたデータ編集装置は、使用頻度が0であればデー
タ候補から削除される変動データと、使用頻度が0でも
削除されない固定データに分け、それぞれのデータ候補
を使用頻度順に並べたリストを補完している。この従来
例におけるデータ編集装置は、次に入力する文字列の入
力候補の管理を使用頻度に基づいて管理していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】入力する際の入力候補
として記憶する情報の内容は、文字列とその文字列に対
する使用頻度であった。そのため、文字列の品詞や分野
により入力候補を絞り込むことができないため、表示さ
れる入力候補の数が膨大となり、文字列の候補選択がし
にくいという問題が生じる。
【0008】また、入力候補として記憶する文字列は、
システムが予め用意する文字列又は入力された文字列の
みであり、シソーラス情報で使われる文字列の属性から
次にどのような文字列を入力するか推定可能な文字列で
あっても、入力候補となることはなかった。従って、文
字列の属性から次にどのような文字列を入力するか推定
可能な文字列であっても、入力候補として表示されるこ
とはなく、文字列を容易に入力することができないとい
う問題が生じる。
【0009】また、入力文字列に対し、用例情報や複合
語情報から知ることができる共起関係にある文字列であ
っても、入力候補となることはなかった。例えば、ある
文字列の入力に対して次にどのような文字列を入力する
かが、その共起関係から推定可能な文字列であっても入
力候補として表示されることはなく、文字列を容易に入
力することができないという問題が生じる。
【0010】また、入力文字列に対して必ず対で用いら
れるような文字列であっても、入力候補となることはな
かった。例えば、“「”が入力された後には、“」”が
入力される可能性は非常に高い。このように、ある文字
列の入力に対して次にどのような文字列を入力するかが
推定可能な文字列であっても、入力候補として表示され
ることはなく、文字列を容易に入力することができない
という問題が生じる。
【0011】また、直前に入力された文字列を入力候補
から削除することができなかった。例えば、“「”を入
力した直後は、再び“「”を入力する可能性は非常に低
いが、入力候補として記憶部に記憶されている場合、
“「”は入力候補として表示される。従って、表示され
る入力候補数が多いため、入力候補の選択がしにくいと
いう問題が生じる。
【0012】また、文字列の使用頻度情報は、過去に入
力された文字列から計算するが、長期的な使用頻度をも
とに、入力文字列を選択すると、ある文脈で特に要求の
高い文字列が入力候補から落ちてしまう可能性があると
いう問題が生じる。
【0013】入力候補として記憶部に記憶される文字列
は、削除、修正などができない固定データであった。例
えば、入力候補として社名などの固有名詞が記憶されて
いて、ある時点で変更になった場合に、その固有名詞は
不要となるが、固定データとして記憶されているため、
入力候補として表示される。不必要な入力候補が表示さ
れ、所望文字列の選択がしにくいという問題が生じる。
【0014】また、記憶部に記憶されている文字列を表
示する際に、文字列に対応する補助情報によって、その
文字列を表示するか否かを判定することができなかっ
た。
【0015】また、記憶部に記憶する文字列の量を一定
に保つように制御することができなかった。例えば、文
字列の入力において、同じ文字列の入力がなされないよ
うな場合、入力文字列の分だけ記憶部に文字列を記憶す
ることになり、記憶メモリを膨大に消費するという問題
が生じる。
【0016】また、記憶部に記憶されている文字列を表
示する際に、表示する文字列の量を一定に保つように制
御することができなかった。例えば、記憶部に記憶され
ている文字列の数が膨大な場合、入力の度に全ての文字
列が表示されると、オペレータは、所望の文字列の選択
がしにくいという問題が生じる。
【0017】また、50音順、アルファベット順又は計
算機の文字コード順の並びはなかった。例えば、類似し
た文字列を多数含む入力候補の中から、所望文字列を選
択する場合、文字列の並びが頻度順であると、所望文字
列の選択がしにくいという問題が生じる。
【0018】また、記憶部に記憶されている文字列の表
示において、特定の入力候補の表示形態を変えることが
できなかった。例えば、記憶部に記憶されている文字列
の内、最後に入力された文字列や使用頻度の最も高い文
字列等、特定の入力候補を反転表示することによって、
視覚的に所望文字列の選択がしやすくなるが、入力候補
の表示形態を変えることができないため、所望文字列の
選択がしにくいという問題が生じる。
【0019】また、記憶部に記憶されている文字列の表
示において、段階的に表示形態を変えて文字列を表示す
ることができなかった。例えば、頻度の高い順や入力日
時の古い順にグラデーションを付けて入力候補を表示す
ることによって、視覚的に所望文字列の選択がしやすく
なるが、段階的に表示形態を変えて文字列を表示するこ
とができないため、所望文字列の選択がしにくいという
問題が生じる。
【0020】また、記憶部に記憶されている文字列の表
示において、文字列を階層表示することができなかっ
た。例えば、記憶部に記憶されている文字列が膨大に存
在し、それらの文字列は、文字列の途中までは同一の文
字列である場合、同一文字列部分を一まとめにして最上
位の階層とし、それ以降の文字列を次の階層として文字
列を階層表示することができないため、所望文字列の選
択がしにくいという問題が生じる。
【0021】本発明は、このような課題を解消するため
になされたものであり、入力候補として表示する文字列
を品詞情報、或いは、分野情報で絞り込むことができる
文字入力装置及びその方法を得ることを目的としてい
る。
【0022】また、シソーラス情報で用いられる属性情
報を用いることにより、システムが予め用意する文字列
又は入力された文字列以外の文字列を、入力候補とする
ことができる文字列入力装置及びその方法を得ることを
目的としている。
【0023】また、入力された文字列と共起関係にある
文字列、或いは、対語である文字列を入力候補とするこ
とができる文字入力装置及びその方法を得ることを目的
としている。
【0024】また、再び使用される率の少ない文字列を
削除することができる文字入力装置を得ることを目的と
している。
【0025】また、文字列の入力された日時に基づき、
指定された期間に入力された文字列の優先度を計算し、
入力候補を絞り込む際に使用することのできる文字入力
装置及びその方法を得ることを目的としている。
【0026】また、記憶部に記憶する文字列の量を一定
に保つ文字入力装置を得ることを目的としている。
【0027】また、表示される文字列の量を一定とする
文字入力装置を得ることを目的としている。
【0028】また、文字列に対応する補助情報によっ
て、文字列を表示するか否か絞り込むことのできる文字
入力装置を得ることを目的としている。
【0029】また、文字列を表示する際の表示順、或い
は、表示形態を変えることのできる文字入力装置を得る
ことを目的としている。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明に係る文字入力
装置は、文字列を入力する際に、入力候補となる文字列
を表示し、選択可能とする文字入力装置において、以下
の要素を有することを特徴とする。 (a)文字列と文字列に対応する品詞情報とを記憶する
品詞辞書部と、(b)上記品詞辞書部を検索する品詞辞
書検索部と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に
対応する品詞情報を補助情報として、記憶する入力候補
記憶部と、(d)上記品詞辞書検索部を用いて、入力さ
れた文字列により品詞辞書部からその入力された文字列
に対応する品詞情報を検索し、該入力された文字列と該
文字列に対応する品詞情報とを入力候補記憶部に記憶す
る補助情報更新部と、(e)上記入力候補記憶部に記憶
された文字列から次に入力する文字列の入力候補を品詞
情報を用いて選択する入力候補管理部と、(f)上記入
力候補管理部により選択された入力候補を表示する入力
候補表示部と、(g)上記入力候補表示部により表示さ
れた入力候補の中から文字列を指定することにより文字
列を入力する入力部。
【0031】この発明に係る文字入力装置は、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の要素を有するこ
とを特徴とする。 (a)文字列と文字列に対応する分野情報とを記憶する
分野辞書部と、(b)上記分野辞書部を検索する分野辞
書検索部と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に
対応する分野情報を補助情報として、記憶する入力候補
記憶部と、(d)上記分野辞書検索部を用いて、入力さ
れた文字列により上記分野辞書部からその入力された文
字列に対応する分野情報を検索し、該入力された文字列
と該文字列に対応する分野情報とを上記入力候補記憶部
に記憶する補助情報更新部と、(e)上記入力候補記憶
部に記憶された文字列から次に入力する文字列の入力候
補を分野情報を用いて選択する入力候補管理部と、
(f)上記入力候補管理部により選択された入力候補を
表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部
により表示された入力候補の中から文字列を指定するこ
とにより文字列を入力する入力部。
【0032】この発明に係る文字入力装置は、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の要素を有するこ
とを特徴とする。 (a)文字列と文字列に対応するシソーラス情報で用い
られる属性情報とを記憶する属性辞書部と、(b)上記
属性辞書部を検索する属性辞書検索部と、(c)少なく
とも入力候補となる文字列を記憶する入力候補記憶部
と、(d)上記属性辞書検索部を用いて、入力された文
字列により上記属性辞書部を検索し、該入力された文字
列に対応する属性情報を検索し、検索された該属性情報
と同一の属性情報を有する他の文字列を入力候補として
入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部と、(e)上
記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に入力する
文字列の入力候補を選択する入力候補管理部と、(f)
上記入力候補管理部により選択された入力候補を表示す
る入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部により
表示された入力候補の中から文字列を指定することによ
り文字列を入力する入力部。
【0033】この発明に係る文字入力装置は、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の要素を有するこ
とを特徴とする。 (a)文字列と文字列に対応する共起情報とを記憶する
共起辞書部と、(b)上記共起辞書部を検索する共起辞
書検索部と、(c)少なくとも入力候補となる文字列を
記憶する入力候補記憶部と、(d)上記共起辞書検索部
を用いて、入力された文字列により上記共起辞書部を検
索し、該入力された文字列に対応する共起情報から共起
関係にある文字列を次に入力する文字列の入力候補とし
て入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部と、(e)
上記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に入力す
る文字列の入力候補を選択する入力候補管理部と、
(f)上記入力候補管理部により選択された入力候補を
表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部
により表示された入力候補の中から文字列を指定するこ
とにより文字列を入力する入力部。
【0034】この発明に係る文字入力装置は、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の要素を有するこ
とを特徴とする。 (a)文字列と文字列に対応する対語情報とを記憶する
対語辞書部と、(b)上記対語辞書部を検索する対語辞
書検索部と、(c)文字列と文字列が対語であるか否か
を示す対語情報とを記憶する入力候補記憶部と、(d)
入力された文字列が上記入力候補記憶部に記憶されてい
るか否か判定し、上記入力候補記憶部に記憶されていな
ければ、上記対語辞書検索部を用いて入力された文字列
により上記対語辞書部を検索し、該入力された文字列と
対語関係にある文字列を次に入力する文字列の入力候補
として上記入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部
と、(e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列から
次に入力する文字列の入力候補を選択する入力候補管理
部と、(f)上記入力候補管理部により選択された入力
候補を表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補
表示部により表示された入力候補の中から文字列を指定
することにより文字列を入力する入力部。
【0035】上記補助情報更新部は、入力された文字列
が上記入力候補記憶部に記憶されているか否か判定し、
入力された文字列が上記入力候補記憶部に記憶されてい
るならば、該文字列の対語情報から対語であるか否か判
定し、対語であれば、該文字列を上記入力候補記憶部か
ら削除することを特徴とする。
【0036】この発明に係る文字入力装置は、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の要素を有するこ
とを特徴とする。 (a)入力された文字列と、該文字列に対応する補助情
報として、該文字列が入力された回数を示す頻度情報
と、該文字列に対する優先度を示す優先度情報と、文字
列が入力された日時を示す日時情報とを記憶する入力候
補記憶部と、(b)指示された期間に入力された文字列
について所定の演算により優先度を計算し、上記入力候
補記憶部に記憶された優先度情報を更新する補助情報更
新部と、(c)上記入力候補記憶部に記憶された文字列
から次に入力する文字列の入力候補を選択する入力候補
管理部と、(d)上記入力候補管理部により選択された
入力候補を表示する入力候補表示部と、(e)上記入力
候補表示部により表示された入力候補の中から文字列を
指定することにより文字列を入力する入力部。
【0037】上記文字入力装置は、更に、上記入力候補
記憶部に記憶されている情報から所望の情報を検索する
変更箇所検索部と、上記変更箇所検索部により検索され
た情報を変更する記憶情報変更部とを備えることを特徴
とする。
【0038】上記入力候補管理部は、上記補助情報の少
なくとも1つを用い上記入力候補記憶部に記憶された文
字列を入力候補として選択するか否か判定することを特
徴とする。
【0039】上記補助情報更新部は、上記入力候補記憶
部に記憶する入力候補の数を一定にすることを特徴とす
る。
【0040】上記入力候補管理部は、上記入力候補表示
部が表示する入力候補の数を一定にすることを特徴とす
る。
【0041】上記入力候補管理部は、上記入力候補表示
部が表示する入力候補を所定の順に並べ替えて表示する
ことを特徴とする。
【0042】上記所定の順は、文字列の50音順、アル
ファベット順、文字コード順のいずれか1つであること
を特徴とする。
【0043】上記入力候補管理部は、上記補助情報の少
なくとも1つを用いて入力候補の表示順を並べ替え、更
に、上記入力候補表示部は、表示順により表示形態を変
えて表示することを特徴とする。
【0044】上記入力候補管理部は、所定の条件により
入力候補を選択し、上記入力候補表示部は、選択された
入力候補の表示形態を変えて表示することを特徴とす
る。
【0045】上記入力候補管理部は、上記入力候補記憶
部に記憶された複数の文字列の文字を比較し、入力候補
記憶部に記憶された文字列を共通する部分文字列で区切
り、上記入力候補表示部は、上記区切りにより共通する
部分文字列を分割し、階層表示することを特徴とする。
【0046】この発明に係る文字入力方法は、(a)文
字列と文字列に対応する品詞情報とを記憶する品詞辞書
部と、(b)上記品詞辞書部を検索する品詞辞書検索部
と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に対応する
品詞情報を補助情報として、記憶する入力候補記憶部と
を備え、文字列を入力する際に、入力候補となる文字列
を表示し、選択可能とする文字入力装置において、以下
の工程を有することを特徴とする。(d)上記品詞辞書
検索部を用いて、入力された文字列により品詞辞書部か
らその入力された文字列に対応する品詞情報を検索し、
該入力された文字列と該文字列に対応する品詞情報とを
入力候補記憶部に記憶する補助情報更新工程と、(e)
上記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に入力す
る文字列の入力候補を品詞情報を用いて選択する入力候
補管理工程と、(f)上記入力候補管理工程により選択
された入力候補を表示する入力候補表示工程と、(g)
上記入力候補表示工程により表示された入力候補の中か
ら文字列を指定することにより文字列を入力する入力工
程。
【0047】この発明に係る文字入力方法は、(a)文
字列と文字列に対応する分野情報とを記憶する分野辞書
部と、(b)上記分野辞書部を検索する分野辞書検索部
と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に対応する
分野情報を補助情報として、記憶する入力候補記憶部と
を備え、文字列を入力する際に、入力候補となる文字列
を表示し、選択可能とする文字入力装置において、以下
の工程を有することを特徴とする。(d)上記分野辞書
検索部を用いて、入力された文字列により上記分野辞書
部からその入力された文字列に対応する分野情報を検索
し、該入力された文字列と該文字列に対応する分野情報
とを上記入力候補記憶部に記憶する補助情報更新工程
と、(e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列から
次に入力する文字列の入力候補を分野情報を用いて選択
する入力候補管理工程と、(f)上記入力候補管理工程
により選択された入力候補を表示する入力候補表示工程
と、(g)上記入力候補表示工程により表示された入力
候補の中から文字列を指定することにより文字列を入力
する入力工程。
【0048】この発明に係る文字入力方法は、(a)文
字列と文字列に対応するシソーラス情報で用いられる属
性情報とを記憶する属性辞書部と、(b)上記属性辞書
部を検索する属性辞書検索部と、(c)少なくとも入力
候補となる文字列を記憶する入力候補記憶部とを備え、
文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
を有することを特徴とする。(d)上記属性辞書検索部
を用いて、入力された文字列により上記属性辞書部を検
索し、該入力された文字列に対応する属性情報を検索
し、検索された該属性情報と同一の属性情報を有する他
の文字列を入力候補として入力候補記憶部に記憶する補
助情報更新工程と、(e)上記入力候補記憶部に記憶さ
れた文字列から次に入力する文字列の入力候補を選択す
る入力候補管理工程と、(f)上記入力候補管理工程に
より選択された入力候補を表示する入力候補表示工程
と、(g)上記入力候補表示工程により表示された入力
候補の中から文字列を指定することにより文字列を入力
する入力工程。
【0049】この発明に係る文字入力方法は、(a)文
字列と文字列に対応する共起情報とを記憶する共起辞書
部と、(b)上記共起辞書部を検索する共起辞書検索部
と、(c)少なくとも入力候補となる文字列を記憶する
入力候補記憶部とを備え、文字列を入力する際に、入力
候補となる文字列を表示し、選択可能とする文字入力装
置において、以下の工程を有することを特徴とする。
(d)上記共起辞書検索部を用いて、入力された文字列
により上記共起辞書部を検索し、該入力された文字列に
対応する共起情報から共起関係にある文字列を次に入力
する文字列の入力候補として入力候補記憶部に記憶する
補助情報更新工程と、(e)上記入力候補記憶部に記憶
された文字列から次に入力する文字列の入力候補を選択
する入力候補管理工程と、(f)上記入力候補管理工程
により選択された入力候補を表示する入力候補表示工程
と、(g)上記入力候補表示工程により表示された入力
候補の中から文字列を指定することにより文字列を入力
する入力工程。
【0050】この発明に係る文字入力方法は、(a)文
字列と文字列に対応する対語情報とを記憶する対語辞書
部と、(b)上記対語辞書部を検索する対語辞書検索部
と、(c)文字列と文字列が対語であるか否かを示す対
語情報とを記憶する入力候補記憶部とを備え、文字列を
入力する際に、入力候補となる文字列を表示し、選択可
能とする文字入力装置において、以下の工程を有するこ
とを特徴とする。(d)入力された文字列が上記入力候
補記憶部に記憶されているか否か判定し、上記入力候補
記憶部に記憶されていなければ、上記対語辞書検索部を
用いて入力された文字列により上記対語辞書部を検索
し、該入力された文字列と対語関係にある文字列を次に
入力する文字列の入力候補として上記入力候補記憶部に
記憶する補助情報更新工程と、(e)上記入力候補記憶
部に記憶された文字列から次に入力する文字列の入力候
補を選択する入力候補管理工程と、(f)上記入力候補
管理工程により選択された入力候補を表示する入力候補
表示工程と、(g)上記入力候補表示工程により表示さ
れた入力候補の中から文字列を指定することにより文字
列を入力する入力工程。
【0051】この発明に係る文字入力方法は、(a)入
力された文字列と、該文字列に対応する補助情報とし
て、該文字列が入力された回数を示す頻度情報と、該文
字列に対する優先度を示す優先度情報と、文字列が入力
された日時を示す日時情報とを記憶する入力候補記憶部
とを備え、文字列を入力する際に、入力候補となる文字
列を表示し、選択可能とする文字入力装置において、以
下の工程を有することを特徴とする。(b)指示された
期間に入力された文字列について所定の演算により優先
度を計算し、上記入力候補記憶部に記憶された優先度情
報を更新する補助情報更新工程と、(c)上記入力候補
記憶部に記憶された文字列から次に入力する文字列の入
力候補を選択する入力候補管理工程と、(d)上記入力
候補管理工程により選択された入力候補を表示する入力
候補表示工程と、(e)上記入力候補表示工程により表
示された入力候補の中から文字列を指定することにより
文字列を入力する入力工程。
【0052】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.この実施の形態は、文字列の入力候補を
記憶する際に補助情報として、品詞情報、入力日時情
報、頻度情報、優先度情報を記憶する文字入力装置につ
いて述べる。該文字入力装置は、これらの補助情報を用
い入力候補として表示する文字列を選択する。また、入
力候補の文字列を表示する際、50音順、アルファベッ
ト順、或いは、文字コード順で並べ替えて表示する。
【0053】図1は、この実施の形態における文字入力
装置の全体構成図である。図1において、この実施の形
態における文字入力装置は、入力候補記憶部1、補助情
報更新部2、入力候補管理部3、入力候補表示部4、入
力部5、品詞辞書検索部6、品詞辞書部7からなる。品
詞辞書部7は、文字列と文字列に対応する品詞情報とを
記憶する辞書である。品詞辞書検索部6は、品詞辞書部
7を検索し、入力された文字列に対する品詞情報を得
る。入力候補記憶部1は、文字列と該文字列に対応する
補助情報を記憶する。補助情報としてこの実施の形態で
は、品詞情報、入力日時情報、頻度情報、優先度情報を
持つ。補助情報更新部2は、品詞辞書検索部6を用い、
入力された文字列により品詞辞書部7からその入力され
た文字列に対応する品詞情報を検索する。そして、入力
された文字列と該当する文字列に対応する品詞情報とを
必要があれば、入力候補記憶部1に記憶する。また、補
助情報更新部2は、計算機の有する時計機能から時刻情
報を得、補助情報記憶部22の入力日時情報を更新す
る。また、補助情報更新部2は、更新前の頻度情報の値
に1を加算することにより、頻度情報を更新する。ま
た、補助情報更新部2は、所定の演算により、優先度を
計算し、優先度情報を更新する。優先度情報の処理に関
しては、後述の実施の形態で詳しく述べるので、ここで
は省く。
【0054】入力候補管理部3は、入力候補記憶部1に
記憶された文字列から、次に入力する文字列の入力候補
を補助情報を用いて選択する。この時、次に入力する文
字列の入力候補を品詞情報を用いて選択してもよいし、
或いは、入力日時情報、頻度情報、優先度情報のいずれ
かを用いて選択してもよい。或いは、これらの補助情報
を複数組み合わせて次に入力する文字列の入力候補を選
択してもよい。また、入力候補管理部3は、選択した入
力候補を50音順、アルファベット順、或いは、計算機
の文字コード順で並べ替える処理も行う。入力候補表示
部4は、入力候補管理部3で選択され、並び替えられた
文字列を表示する。入力部5は、入力候補表示部4によ
り表示された入力候補の中から文字列を指定することに
より、文字列を入力する。或いは、キーボード、文字認
識、音声認識により文字列を入力することができる。
【0055】ここで入力された文字列とは、先に述べた
入力候補表示部4により表示された入力候補の中から文
字列を指定することにより、入力部5から入力される文
字列である。また、或いは、キーボード、文字認識、音
声認識により入力されたかな漢字混じりの日本語文字列
である。
【0056】図2は、入力候補記憶部1に記憶されてい
る情報の内容を示す図である。21は入力部5により入
力された文字列を記憶する文字列記憶部である。22は
文字列記憶部21に記憶された文字列に対応する補助情
報を記憶する補助情報記憶部である。補助情報記憶部2
2は、品詞情報、入力日時情報、頻度情報、優先度情報
を記憶する。これらの補助情報は、補助情報更新部2に
より記憶又は更新される。
【0057】図3(a),(b),(c)は、それぞれ
入力候補表示部4により表示される表示画面の例であ
る。図3(a)は、入力候補管理部3が入力候補記憶部
1に記憶されている文字列を全て表示するように選択
し、入力候補表示部4が表示した例である。図3(b)
は、入力候補管理部3が入力候補記憶部1に記憶されて
いる文字列の内、補助情報の1つである品詞情報が「動
詞」であるもののみ表示するよう選択し、入力候補表示
部4が表示した例である。図3(c)は、入力候補管理
部3が入力候補記憶部1に記憶されている文字列の内、
補助情報である品詞情報が「動詞」であるものを選択
し、更に、文字列を計算機の文字コード順に並べ替え、
入力候補表示部4が表示した例である。
【0058】図4は、この実施の形態における文字入力
装置の処理の流れを示したフローチャートである。以
下、図1から図4を用いて処理の流れを説明する。ま
ず、ある文字列が入力部5より入力される(ステップ4
1)。例えば、オペレータが文書作成中にかな漢字変
換、文字認識又は音声認識によって文字列「桜」を入力
すると、文字列「桜」は、入力部5より入力される。次
に、補助情報更新部2は、入力候補記憶部1に入力され
た文字列を追加するかどうか調べる(ステップ42)。
Yなら入力文字列とその文字列の補助情報とを入力候補
記憶部1に追加し(ステップ43)、Nならステップ4
4へ処理が移る。つまり、入力された文字列が、以前入
力された文字列であれば、既に入力候補記憶部1に記憶
されており、追加する必要がないためNであり、一度も
入力されたことのない文字列であれば、入力候補記憶部
1に記憶する必要があるためYである。例えば、入力部
5より文字列「桜」が入力され、補助情報更新部2が入
力候補記憶部1の文字列記憶部21に「桜」が存在しな
いと判定すると、Yとなり、ステップ43の処理へ移
る。ステップ43において、補助情報更新部2は、品詞
辞書検索部6を用いて文字列「桜」により品詞辞書部7
を検索し、品詞情報“名詞”を得る。また、補助情報記
憶部2は、上述したように、入力日時情報、頻度情報、
優先度情報を更新する。次に、補助情報更新部2は、文
字列「桜」と品詞情報、入力日時情報、頻度情報、優先
度情報を入力候補記憶部1に記憶する。次に、ステップ
46の処理へ移る。
【0059】ステップ42で入力候補記憶部1に入力さ
れた文字列を追加しない(N)と判定された場合、ステ
ップ44の処理へ移る処理について述べる。ステップ4
4において、補助情報更新部2は、該文字列と対応する
補助情報を更新するかどうか調べる。図2の補助情報の
場合、品詞情報の他に入力日時情報、頻度情報、優先度
情報があるため補助情報を更新する必要があり、Yとな
り、ステップ45の処理へ移る。ここでもし、図2に示
す入力候補記憶部1に記憶されている補助情報として品
詞情報だけである場合、補助情報の更新を必要としない
ため、Nとなり、ステップ46の処理へ移る。例えば、
図2に示す入力候補記憶部1の内容がステップ45にお
いて、補助情報を更新された後の内容であるとする。補
助情報更新部2は、文字列「桜」に対応する補助情報の
入力日時情報を「10月18日」に更新する。頻度情報
を「37」から1加えた値「38」に更新する。優先度
情報は、所定の演算により「55」に更新する。なお、
品詞情報は、更新を必要としない情報である。ステップ
45において、補助情報を更新すると、次にステップ4
6の処理へ移る。
【0060】次に、文書作成を終了するかどうか調べる
(ステップ46)。Yなら文書作成を終了し、Nなら次
に入力のためのステップ47へ処理を進める。次に、入
力候補管理部3は、表示する入力候補を制御する(ステ
ップ47)。先に説明したように、入力候補管理部3
は、入力候補記憶部1に記憶されている文字列を、該文
字列に対応する補助情報、例えば、品詞情報、頻度情報
によって絞り込む。或いは、表示する文字列を計算機の
文字コード順又は50音順又はアルファベット順に並べ
替える。例えば、入力候補管理部3が、入力候補記憶部
1の文字列記憶部21に記憶されている入力候補文字列
を全て表示するように文字列を選択すると、図3(a)
のように表示される。また、記憶されている入力候補文
字列の内、品詞情報が「動詞」であるもののみを選択す
ると、図3(b)のように表示される。また、記憶され
ている入力候補文字列の内、品詞情報が「動詞」である
ものを選択し、更に、入力候補文字列の表示順序を計算
機の文字コード順に並べ替えて表示すると、図3(c)
のように表示される。図3(b),(c)では、補助情
報の品詞情報を用いて表示する入力候補文字列を選択し
たが、入力日時情報、頻度情報、優先度情報、或いは、
補助情報を複数組み合わせて入力候補文字列を選択して
もよい。
【0061】次に、制御された入力候補を入力候補表示
部4によって表示する(ステップ48)。表示された入
力候補の中からオペレータにより所望の文字列が選択さ
れると(ステップ49)、該文字列は、入力部5に入力
される。つまり、入力候補表示部4に図3(a),
(b)又は(c)のように、表示された入力候補文字列
の中からオペレータが所望の文字列を指定すると、該文
字列は、入力部5より入力中の文書に入力される。そし
て、該文字列を入力文字列として、再びステップ41の
処理に戻る。
【0062】図2において、示したように、入力候補記
憶部1の補助情報として品詞情報、入力日時情報、頻度
情報、優先度情報を記憶したが、入力候補記憶部1に文
字列と該文字列に対する品詞情報のみを記憶してもよ
い。この時、補助情報更新部2は、文字列が入力される
と、更新する補助情報がないためステップ44とステッ
プ45の処理は省く。また、入力候補管理部3では、表
示すべき入力候補の文字列を選択する際に、入力候補記
憶部1の補助情報である品詞情報のみを用いて選択する
ことになる。補助情報に品詞情報のみを記憶する場合の
全体構成図は、図1と同じである。
【0063】このように、入力候補記憶部1に記憶する
補助情報として、頻度情報以外に品詞情報、入力日時情
報、優先度情報を記憶することによって、入力候補とな
る文字列をこれらの補助情報で絞り込むことができる。
そのため、補助情報の1つを用い、或いは、複数の補助
情報を組み合わせて用いることにより、入力候補となる
文字列をいろいろな要素で絞り込むことができ、オペレ
ータは、所望文字列の選択が容易となり、入力効率が上
がる。また、補助情報により表示する文字列を選択する
ことにより、表示される入力候補の数が減り、オペレー
タは、所望文字列の選択が容易となる。また、入力候補
の表示順序を計算機の文字コード順に表示するだけでな
く、50音順、アルファベット順で表示することによっ
て、オペレータは、文字列入力時の所望文字列の選択が
しやすくなり、文字列の入力効率が上がる。なお、この
実施の形態では、入力候補記憶部1は、1種類の入力対
象文書に対しての入力について説明したが、入力候補記
憶部1は、入力対象文書毎、入力オペレータ毎、入力対
象応用ソフト毎に応じて複数存在してもよい。
【0064】なお、図1の品詞辞書検索部6を分野辞書
検索部とし、品詞辞書部7を分野辞書部とすることによ
り、各文字列に対応する分野情報を補助情報として記憶
することができる。分野情報とは、例えば、ある文字列
が数学の分野に属する文字列であるとか、経済の分野に
属する文字列であることをいう。分野辞書部に文字列と
文字列に対応する分野情報、即ち、数学の分野であると
か、物理の分野である等の情報を記憶することにより、
分野情報により表示する入力候補の文字列を絞り込むこ
とができる。この場合の処理の流れも上述と同様であ
る。また、効果についても同様である。
【0065】実施の形態2.この実施の形態において、
入力候補記憶部1に記憶する文字列情報と補助情報は、
オペレータの指示により編集、削除することができる半
固定データである文字入力装置について述べる。図5
は、この実施の形態における文字入力装置の全体構成図
である。図5における1〜5は、それぞれ図1における
1〜5と同様の入力候補記憶部、補助情報更新部、入力
候補管理部、入力候補表示部、入力部である。但し、こ
の実施の形態における入力候補管理部3は、入力候補記
憶部1から入力候補を選択し、更に、補助情報の頻度情
報の値順に入力候補の表示する順番を並べ替える。入力
候補表示部4は、入力候補の表示順により表示形態を変
えて表示する。56は入力候補記憶部1に記憶されてい
る文字列情報、或いは、補助情報からオペレータが変更
を希望する情報を検索する変更箇所検索部である。57
は入力候補記憶部1に記憶されている文字列情報、或い
は、補助情報をオペレータが希望するように変更する記
憶情報変更部である。
【0066】図6は、入力候補記憶部1に記憶されてい
る入力候補の例である。61はシステムが予め用意した
半固定データを記憶している文字列記憶部である。62
は文字列記憶部61に記憶されている文字列に対応する
補助情報を記憶する補助情報記憶部である。また、図7
は、入力候補表示部4により表示される表示画面の例で
ある。入力候補記憶部1に記憶するデータは、オペレー
タが希望するように文字列情報や補助情報を編集、削除
することが可能な半固定データである。従って、入力候
補記憶部1に社名「いろは会社」が存在し、過去の入力
より補助情報記憶部62に記憶されている頻度情報が補
助情報更新部2により適宜更新されていた時に、社名
「いろは会社」が「いろは商事」に社名変更になった場
合に、オペレータは、補助情報記憶部62に記憶されて
いるデータを変更せずに、文字列記憶部61に記憶され
ている文字列「いろは会社」を「いろは商事」に変更す
ることが可能である。
【0067】図8は、この実施の形態における文字列入
力装置の処理の流れを示したフローチャートである。以
下、図8のフローチャートに従って、処理を説明する。
なお、ステップ41から45の処理及びステップ46か
ら49の処理は、図4で説明したフローチャートと同様
の処理である。まず、ある文字列が入力部5より入力さ
れると(ステップ41)、入力候補記憶部1に入力され
た文字列を追加するかどうか調べる(ステップ42)。
Yなら入力文字列とその文字列の補助情報とを入力候補
記憶部1に追加し(ステップ43)、Nならステップ4
4へ処理を進める。次に、該文字列と対応する補助情報
を更新するかどうか調べる(ステップ44)。更新を要
する情報の場合は、該補助情報を更新する(ステップ4
5)。補助情報が品詞情報のように、補助情報の更新を
必要としない場合は、ステップ81へ処理を進める。
【0068】次に、入力候補記憶部1の記憶情報を変更
するかどうか調べる(ステップ81)。つまり、オペレ
ータから入力候補記憶部1の記憶情報変更要求があるか
どうかを調べる。Yなら変更箇所検索部56が、オペレ
ータの指示する変更箇所を検索し(ステップ82)、記
憶情報変更部57が、オペレータの指示するように入力
候補記憶部1の内容を変更する(ステップ83)。ステ
ップ81において、入力候補記憶部1の記憶情報を変更
しない、即ち、Nならステップ46へ進む。例えば、オ
ペレータから入力候補記憶部1に記憶されている文字列
「いろは会社」を「いろは商事」に変更するように指示
があると、変更箇所検索部56は、入力候補記憶部1内
の文字列記憶部61から入力された文字列をキーとし
て、「いろは会社」を検索する(ステップ82)。次
に、記憶情報変更部57は、文字列「いろは会社」を文
字列「いろは商事」に変更する(ステップ83)。
【0069】次に、文書作成を終了するかどうか調べる
(ステップ46)。Yなら文書作成を終了し、Nなら次
に入力のためステップ47へ処理を進める。次に、入力
候補管理部3は、表示する入力候補を制御する(ステッ
プ47)。即ち、入力候補を選択し、補助情報により表
示する際の並び順を並び替える。例えば、入力候補管理
部3は、文字列記憶部61に記憶されている全ての文字
列を入力候補として選択し、この入力候補を頻度の順に
並べ替える。次に、入力候補を入力候補表示部4によっ
て表示する(ステップ48)。入力候補表示部4は、入
力候補を頻度の順に表示文字の色の濃度を濃くし、表示
形態を変えて表示する。図7では、表示文字の色の濃淡
は、縦線、斜線、横線等で示す。次に、表示された入力
候補の中からオペレータにより所望文字列が選択される
と(ステップ49)、該文字列は、入力部5に入力され
る。そして、該文字列を入力文字列として再びステップ
41の処理へ戻る。
【0070】このように、補助情報記憶部62に記憶さ
れている補助情報を変更せずに、文字列記憶部61に記
憶されている文字列のみを変更することによって、入力
の可能性のない文字列(例えば、「いろは会社」)を入
力候補として、無駄に表示することがなくなるととも
に、適切な補助情報を維持することができる。
【0071】また、「平成電機」の社員数が「5000
人」から「8000人」に変更になった場合は、変更箇
所検索部56は、「平成電機」をキーとして、入力候補
記憶部1の補助情報記憶部62から「平成電機」の社員
数「5000人」を検索し(ステップ82)、次に、記
憶情報変更部57は、補助情報の社員数「5000人」
のみを社員数「8000人」に変更する(ステップ8
3)。このように、文字列記憶部61に記憶されている
文字列を変更せずに、補助情報記憶部62に記憶されて
いるデータのみを変更することもできる。
【0072】更に、入力候補を表示する際、補助情報記
憶部62の頻度の順に表示形態を変えて表示することに
より、オペレータは、所望文字列の選択がしやすくな
る。なお、入力候補記憶部1に追加された順又は社員数
の多い順又は所在地別で表示形態を変えて表示してもよ
い。
【0073】実施の形態3.この実施の形態は、文字列
と共起関係にある他の文字列を記憶した共起辞書部を有
し、入力された文字列の代わりに、共起辞書部に記憶さ
れている共起関係にある単語を、次に入力する文字列の
入力候補とする文字入力装置について述べる。図9は、
この実施の形態における文字入力装置の全体構成図であ
る。図9における1,2,3,4,5は、それぞれ図1
における1,2,3,4,5と同様の入力候補記憶部、
補助情報更新部、入力候補管理部、入力候補表示部、入
力部である。96は共起情報を記憶している共起辞書部
であり、97は共起辞書部96を検索する共起辞書検索
部である。共起とは、単語間の係り受けの関係(用例や
複合語)、又は単語間の意味的な接続関係のことであ
る。例えば、単語「入学案内」において、「入学」と
「案内」は、共起関係にあるという。また、例えば、
「記者」と「会見」は、共起関係にあるが、「汽車」と
「会見」は、共起関係にない。但し、図9において、補
助情報更新部2は、共起辞書検索部97を用いて入力さ
れた文字列により共起辞書部96を検索し、この入力さ
れた文字列に対応する共起情報から共起関係にある文字
列を次に入力する文字列の入力候補として、入力候補記
憶部1に記憶する。また、補助情報更新部2は、上記実
施の形態で述べた機能を兼ね備えてもよい。補助情報
は、上記実施の形態1及び2のどちらで述べた補助情報
でもよい。また、他の補助情報でもよい。補助情報とし
て、品詞情報を備えない場合は、品詞辞書検索部6と品
詞辞書部7は省く。
【0074】図10は、図9における共起辞書部96の
共起情報の例である。例えば、「いのちを」と共起関係
にある単語は、「懸ける」、「落とす」、「拾う」であ
ることを示し、「漢字」と共起関係にある単語は、「変
換」であることを示す。
【0075】図11は、この実施の形態における文字入
力装置の処理を示したフローチャートである。以下、図
11のフローチャートに従って、処理を説明する。な
お、ステップ41の処理及びステップ42から49の処
理は、図4で示したフローチャートと同様の処理であ
る。文字列が入力部5より入力される(ステップ4
1)。例えば、オペレータが、かな漢字変換、文字認識
又は音声認識によって文字列「橋を」を入力すると、文
字列「橋を」は入力部5より入力される。次に、補助情
報更新部2は、入力された文字列をキーとして共起辞書
検索部97を用い、共起辞書部96を検索する(ステッ
プ111)。共起辞書検索部97は、入力された文字列
「橋を」をキーとして、共起辞書部96を検索する。そ
の結果、「橋を」と共起関係にある単語「架ける」、
「渡る」、「越える」を入力候補文字列として得る。
【0076】次に、入力された文字列と共起関係にある
文字列(共起辞書検索部97によって共起辞書部96を
検索した結果、得られた文字列)を、入力候補記憶部1
に追加するかどうか調べる(ステップ42)。Yなら入
力文字列とその文字列の補助情報とを入力候補記憶部1
に追加し(ステップ43)、Nならステップ44の処理
へ進む。つまり、既に入力候補記憶部1に文字列「架け
る」、「渡る」、「越える」が、それぞれ記憶されてい
るかどうか調べる。ステップ42で入力文字列を入力候
補記憶部1に追加しないと判断された場合、即ち、Nの
場合、該文字列と対応する補助情報を更新するかどうか
調べる(ステップ44)。更新を要する情報の場合(Y
の場合)は、該補助情報を更新する(ステップ45)。
ステップ44において、補助情報が品詞情報のように、
補助情報の更新を必要としない、即ち、Nの場合、ステ
ップ46へ進む。次に、文書作成を終了するかどうか調
べる(ステップ46)。Yなら文書作成を終了し、Nな
ら次の入力のためステップ47へ処理を進める。次に、
入力候補管理部3は、入力候補を制御する(ステップ4
7)。次に、入力候補を入力候補表示部4によって表示
する(ステップ48)。表示された入力候補の中から、
オペレータにより所望文字列が選択されると(ステップ
49)、該文字列は、入力部5に入力される。そして、
該文字列を入力文字列として、再びステップ41に戻
る。
【0077】このように、入力文字列をキーとして共起
辞書部96を共起辞書検索部97により検索し、入力文
字列と共起関係にある文字列を次の入力文字列の候補と
して得ることで、入力候補を推定し、入力候補記憶部1
に記憶することができる。これにより、過去に入力され
た文字列又はシステムが予め用意した文字列でなくて
も、入力候補記憶部1に記憶することができ、入力効率
が向上する。
【0078】実施の形態4.この実施の形態は、対で用
いられる語を記憶する対語辞書部を備え、入力された文
字列と対になる文字列を、次に入力する文字列の入力候
補とすることができる文字入力装置について述べる。図
12は、この実施の形態における文字入力装置の全体構
成図である。図12における1,2,3,4,5は、そ
れぞれ図1における1,2,3,4,5と同様の入力候
補記憶部、補助情報更新部、入力候補管理部、入力候補
表示部、入力部である。126は「{」と「}」のよう
に、対で用いられる語を記憶している対語辞書部であ
る。127は対語辞書部126を検索する対語辞書検索
部である。但し、補助情報更新部2は、入力された文字
列が入力候補記憶部1に記憶されているか否か判定し、
記憶されていなければ、対語辞書検索部127を用い、
対語辞書部126を検索する。この検索された対語関係
にある文字列を、次に入力する文字列の入力候補とし
て、入力候補記憶部1に記憶する。また、補助情報更新
部2は、入力された文字列が入力候補記憶部1に既に対
語として登録されている場合、この対語として登録され
ている文字列を入力候補記憶部1から削除する。また、
補助情報更新部2は、上記実施の形態で述べた機能を兼
ね備えてもよい。品詞辞書検索部6と品詞辞書部7は、
補助情報として品詞情報を用いなければ省いてもよい。
【0079】図13は、図12における対語辞書部12
6の対語情報の例である。例えば、「(」の対語
は「)」であり、「拝啓」の対語は「敬具」であること
を示している。また、図14(a),(b)は、それぞ
れ入力候補記憶部1に記憶される情報の例である。補助
情報は、品詞情報、入力日時情報、頻度情報、対語情報
を記憶する。対語情報には、対語辞書検索部127によ
って対語辞書部126を検索した結果、入力文字列が対
語辞書部126に存在した場合には「○」を、存在しな
かった場合は「×」をマークする。
【0080】図15は、この実施の形態における文字入
力装置の処理を示したフローチャートである。以下、図
15のフローチャートに従って、処理を説明する。な
お、ステップ41及びステップ42から49の処理は、
図4で示したフローチャートと同様の処理である。文字
列が入力部5より入力される(ステップ41)。例え
ば、オペレータが、かな漢字変換、文字認識又は音声認
識によって文字列「拝啓」を入力すると、文字列「拝
啓」は、入力部5より入力される。この時、「拝啓」が
始めて入力されるものとする。
【0081】次に、補助情報更新部2は、入力候補記憶
部1を参照し、入力部5から入力された文字列が入力候
補記憶部1に存在するかどうか調べる(ステップ15
1)。入力文字列が入力候補記憶部1に存在しない場合
Nとなり、ステップ154の処理へ進。また、入力文字
列が入力候補記憶部1に存在する場合はYとなり、入力
文字列の補助情報の対語情報が「○」であるかを調べる
(ステップ152)。その結果、入力文字列が入力候補
記憶部1に存在し、入力文字列の補助情報の対語情報が
「○」である場合はYとなり、入力候補記憶部1に記憶
されている概入力候補文字列を削除し(ステップ15
3)、ステップ46の処理へ移る。ステップ152にお
いて、入力文字列が入力候補記憶部1に存在し、かつ、
入力文字列の補助情報の対語情報が「×」である場合は
Nとなり、ステップ156の処理へ進む。
【0082】例1として、入力候補記憶部1に、図14
(a)に示した情報が記憶され、入力された文字列が
「拝啓」の場合について述べる。ステップ151におい
て、補助情報更新部2は、入力文字列「拝啓」が入力候
補記憶部1に存在しないと判定し、ステップ154へ進
む。ステップ154で、補助情報更新部2は、その入力
文字列をキーとして対語辞書検索部127によって対語
辞書部126を検索し、対語が存在するか否か調べる
(ステップ154)。つまり、対語辞書検索部127
は、入力文字列「拝啓」をキーとして対語辞書部126
を検索し、ステップ154でYとなり、ステップ155
へ進む。ステップ155で「拝啓」と対語関係にある文
字列「敬具」を入力文字列とし、ステップ42へ進む。
また、例2として、入力候補記憶部1に、図14(b)
に示す情報が記憶され、入力された文字列が「敬具」で
ある場合について述べる。ステップ151において、補
助情報更新部2は、入力文字列「敬具」が入力候補記憶
部1に存在すると判定し、ステップ151においてYと
なり、ステップ152の処理へ進む。ステップ152に
おいて、次該文字列に対する補助情報の対語情報が
「○」であるか否か調べ、Yとなるので、ステップ15
3で入力候補記憶部1に記憶されている該文字列を削除
し、ステップ46の処理へ進む。
【0083】また、例3として、入力候補記憶部1に、
図14(a)の情報が記憶されており、入力された文字
列が「大きい」である場合について述べる。この場合、
入力文字列「大きい」は、入力候補記憶部1に存在し、
ステップ151でYとなり、ステップ152の処理へ進
む。ステップ152において、該文字列の補助情報の対
語情報が「○」ではないため、ステップ152でNとな
り、次にステップ156の処理へ進む。ステップ156
の処理において、入力された文字列を入力文字列とし、
ステップ42へ進む。
【0084】ステップ42からステップ49は、上記実
施の形態の同様の処理を行う。ステップ42では、補助
情報更新部2は、入力候補記憶部1に入力文字列を追加
するか否か調べる。入力文字列として、ステップ41で
入力された文字列を入力文字列とする場合と、対語辞書
部126に存在した対語を入力文字列とする場合があ
る。上記の例1では、「拝啓」が入力され、対語辞書部
126より「敬具」が対語として得られる。対語「敬
具」を入力文字列とし、ステップ42において入力候補
記憶部1に追加するか否か調べる。また、例3の入力文
字列が「大きい」の場合と、対語辞書部126を検索
し、対語が見つからなかった場合、ステップ41におい
て入力された文字列を入力文字列とし、入力候補記憶部
1に追加するか否かステップ42において調べる。ステ
ップ42からステップ49は、図4と同様の処理である
ので、説明は省く。また、ステップ151からステップ
45は、補助情報更新部2の行う処理である。
【0085】このように、既に入力候補記憶部1に記憶
されている文字列が再び入力された場合に、該文字列を
入力候補記憶部1から削除することは、例えば、「敬
具」が連続して入力される可能性が非常に低いことを考
慮したものである。入力可能性が非常に低いものを入力
候補記憶部1から削除することにより、入力候補表示部
4に表示される入力候補数が減少し、オペレータの入力
候補選択作業が容易になる。従って、入力効率が上が
る。
【0086】また、入力文字列をキーとして対語辞書部
126を対語辞書検索部127により検索し、入力文字
列と対語関係にある文字列を次の入力文字列の候補とし
て得ることで入力候補を推定し、入力候補記憶部1に記
憶することができる。そのため、過去に入力された文字
列又はシステムが予め用意した文字列でなくても、入力
候補記憶部1に記憶することができ、入力効率が上が
る。
【0087】実施の形態5.この実施の形態は、シソー
ラス情報で用いられる属性情報を記憶した属性辞書部を
備え、入力された文字列に対応する属性情報から同一の
属性情報を有する他の文字列を入力候補とする文字入力
装置について述べる。図16は、この実施の形態におけ
る文字入力装置の全体構成図である。図16における
1,2,3,4,5は、それぞれ図1における1,2,
3,4,5と同様の入力候補記憶部、補助情報更新部、
入力候補管理部、入力候補表示部、入力部である。16
6は文字列とその文字列に対応するシソーラス情報で用
いられる文字列の属性とを対にして、記憶している属性
辞書部である。167は属性辞書部166を検索する属
性辞書検索部である。但し、補助情報更新部2は、属性
辞書検索部167を用いて入力された文字列により、属
性辞書部166を検索する。これにより、入力された文
字列に対応する属性情報を得、更に、検索された該属性
情報から属性辞書検索部167を用い、属性辞書部16
6から同一の属性情報を有する他の文字列を検索し、同
一の属性情報を有する他の文字列を入力候補として、入
力候補記憶部1に記憶する。また、補助情報更新部2
は、上記実施の形態で述べた機能を更に有してもよい。
また、品詞辞書検索部6及び品詞辞書部7は、補助情報
として品詞情報を用いなければ省いてもよい。
【0088】図17は、図16における属性辞書部16
6の属性情報の例である。例えば、文字列「ケーキ」、
「カレー」の属性は、「食べ物」であることを示し、文
字列「傘」、「のこぎり」の属性は、「道具」であるこ
とを示す。
【0089】この実施の形態におけるフローチャート
は、図11を用いる。以下、図11のフローチャートに
従って、処理を説明する。文字列が入力部5より入力さ
れる(ステップ41)。例えば、オペレータが、かな漢
字変換、文字認識又は音声認識によって、文字列「母
校」を入力すると、文字列「母校」は、入力部5より入
力される。次に、補助情報更新部2は、入力された文字
列をキーとして、属性辞書検索部167によって属性辞
書部166を検索する(ステップ111)。つまり、属
性辞書検索部167は、入力文字列「母校」をキーとし
て、属性辞書部166を検索する。その結果、入力文字
列「母校」の属性「学校」を得る。次に、属性「学校」
と同じ属性を持つ文字列「西高校」、「東京大学」、
「京都大学」、「北海道大学」を属性辞書部166から
得、これらを入力候補の文字列とする。
【0090】次に、属性辞書検索部167によって属性
辞書部166を検索した結果、得られた文字列を入力候
補記憶部1に追加するかどうか調べる(ステップ4
2)。Yなら入力文字列とその文字列の補助情報とを入
力候補記憶部1に追加し(ステップ43)、Nならステ
ップ44の処理へ進む。つまり、既に入力候補記憶部1
に文字列「西高校」、「東京大学」、「京都大学」、
「北海道大学」がそれぞれ記憶されているかどうかを調
べる。以下、ステップ44からステップ49は、上記実
施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0091】このように、入力文字列をキーとして、属
性辞書部166を属性辞書検索部167により検索する
ことにより、シソーラス情報で用いいる文字列の属性情
報から入力候補を推定し、入力候補記憶部1に記憶する
ことができる。例えば、文字列「母校」と入力しただけ
で次の文字入力の入力候補として、文字列「西高校」、
「東京大学」、「京都大学」、「北海道大学」を入力候
補記憶部1に記憶し、入力候補文字列としてそれらの文
字列を表示することができる。そのため、過去に入力さ
れた文字列又はシステムが予め用意した文字列でなくて
も、入力候補とすることができ、入力効率が上がる。
【0092】実施の形態6.この実施の形態は、補助情
報に優先度情報を備え、優先度情報を算出する際、指定
された期間に入力された文字列のみを対象とする文字入
力装置について説明する。また、入力候補記憶部に記憶
する入力候補となる文字列の数を一定にすることができ
る文字入力装置について述べる。
【0093】この実施の形態における文字入力装置の全
体構成図は、図1を用いる。入力候補記憶部1に記憶さ
れている情報の例は、図2を用いる。図2において、補
助情報記憶部22に記憶される補助情報は、品詞情報、
入力日時情報、頻度情報、優先度情報である。ここで、
図2において、入力日時情報は、一番最後に入力された
入力日時である。図1における補助情報更新部2は、所
定の演算により優先度を計算し、入力候補記憶部1に記
憶された優先度情報を更新する。この時、優先度を計算
する対象となる文字列は、補助情報の入力日時情報に基
づき、指示された期間に入力された文字列についてのみ
行うことができる。この指示された期間以外の日時に入
力された文字列については、優先度情報の更新をしな
い。また、優先度情報を計算する方法は、システムが予
め提示した文字列の優先度情報と実際の文字列が入力さ
れた回数、即ち、頻度情報とから優先度情報の値を算出
する。また、補助情報更新部2は、上記実施の形態で述
べた機能の他に、入力候補記憶部1に記憶する入力候補
となる文字列の数を一定にする。
【0094】図18から図20は、入力候補記憶部1に
記憶されている情報の例である。図21は、処理の流れ
を示したフローチャートである。以下、図21のフロー
チャートに従って、処理を説明する。なお、ステップ4
1から43の処理、ステップ44の処理、ステップ46
からステップ48の処理及びステップ49の処理は、図
4と同様の処理である。
【0095】ある文字列が入力部5より入力される(ス
テップ41)。例えば、オペレータが、かな漢字変換、
文字認識又は音声認識によって、文字列「バラ」を入力
すると、文字列「バラ」は、入力部5より入力される。
但し、文字列「バラ」が入力される直前では、入力候補
記憶部1には、図2に示した情報が記憶されていたとす
る。
【0096】次に、補助情報更新部2は、入力候補記憶
部1に入力された文字列を追加するかどうか調べる(ス
テップ42)。Yなら入力文字列とその文字列の補助情
報とを入力候補記憶部1に追加し(ステップ43)、N
ならステップ201の処理へ進む。図2において、入力
文字列「バラ」は、入力候補記憶部1に記憶されていな
いので、入力候補記憶部1の文字列記憶部21に入力文
字列「バラ」を、補助情報記憶部22に品詞「名詞」、
入力日時「10月29日」、頻度「35」、優先度「5
3」を追加する。この時、入力候補記憶部1には、図1
8に示したように、入力候補文字列が記憶される。ここ
で、例えば、入力部5より入力された入力文字列が「走
る」であったら、既に入力候補記憶部1に記憶されてい
るため何もせず、ステップ201の処理へ進む。次に、
補助情報更新部2、入力候補記憶部1に記憶されている
入力候補文字列が、入力候補記憶部1に記憶可能な記憶
容量の上限であるかどうか調べる(ステップ201)。
例えば、入力候補の記憶容量(入力候補を記憶する数)
の上限が15である場合、現在、入力候補記憶部1に記
憶されている入力候補数が15以下であるかどうか調べ
る。
【0097】Yなら、つまり、入力候補記憶部1に記憶
されている入力候補数が入力候補記憶部1に記憶可能な
記憶容量の上限であれば、入力候補記憶部1に記憶され
ている情報を調整する(ステップ202)。Nならステ
ップ44へ進む。文字列「バラ」を入力候補記憶部1に
追加したことによって、入力候補記憶部1に記憶されて
いる入力候補数は、15である(つまり、Yである)。
この時、補助情報更新部2は、入力候補記憶部1に記憶
されている入力候補の内、例えば、優先度の最も低い文
字列「ちどり草」を入力候補記憶部1から削除し、図1
9に示すように、入力候補記憶部1に記憶されている入
力候補の数を一定14とする。削除の基準は、優先度情
報、入力日時情報、頻度情報のいずれを用いてもよい。
【0098】次に、補助情報を更新するかどうか調べる
(ステップ44)。Yなら更に補助情報の更新対象とな
る文字列に、以下に例示するような制限(条件)の指示
があるかどうか調べる(ステップ203)。Yなら補助
情報の更新対象となる文字列のみの補助情報を更新し、
Nなら入力候補記憶部1に記憶されている全ての文字列
の補助情報を更新する。例えば、補助情報の更新対象を
優先度情報とし、制限(条件)を文字列が入力された期
間が「3月1日から6月30日」とする。補助情報更新
部2は、「ヒマワリ、ヨウド、咲く」のみを優先度情報
算出の対象として計算し、「ヒマワリ、ヨウド、咲く」
以外の文字列は、優先度情報の更新を行わない。この
時、入力候補記憶部1には、図20に示したように、入
力候補文字列の優先度情報が更新される。なお、補助情
報の更新対象となる文字列の条件は、「入力頻度が1か
ら50の入力」のように、入力頻度という条件でもよ
い。以下、ステップ46から49の処理を行う。
【0099】このように、入力候補記憶部1に記憶する
入力候補の量を一定に保つことにより、入力候補を記憶
する記憶メモリを一定に保つことができ、ハードウェア
面でメモリを安価に抑えることができる。また、入力候
補記憶部1に補助情報として入力日時情報を備え、入力
日時情報により指定された期間に入力された文字列につ
いて、優先度情報の更新を行う。このため、入力候補記
憶部1に記憶されている文字列について、日時指定をす
ることにより補助情報を修正するため、ある期間に入力
された文字列について、より高い優先度を与えることが
できる。そのため、入力される確率の高いと思われる文
字列について、より高い優先度を与えることが可能とな
る。また、入力候補記憶部1に記憶されている文字列に
対して期間を指定して優先度情報を更新することがで
き、ある文脈で特に要求の高い文字列を優先的に入力候
補として表示することができる。
【0100】なお、上記では、入力候補数を15に保つ
ため優先度の低い入力候補を入力候補記憶部1から削除
したが、入力候補の量を一定に保つために最も古い入力
候補を削除するとしてもよい。或いは、文字列長が最も
短い入力候補を削除するとしてもよい。
【0101】実施の形態7.この実施の形態は、入力候
補表示部4で表示する入力候補の数を一定にし、補助情
報により選択した特定の入力候補の表示形態を他の入力
候補の表示形態と変えて表示する文字入力装置について
述べる。
【0102】この実施の形態における文字入力装置の全
体構成図は、図1を用いる。入力候補管理部3は、入力
候補表示部4において表示する入力候補の数を一定とす
る。また、入力候補管理部3は、補助情報の優先度が最
も高い入力候補を選び、入力候補表示部4は、入力候補
管理部3で選択された優先度が最も高い入力候補の表示
形態を変えて表示する。図2は、入力候補記憶部1に記
憶されている情報の例である。図22(a),(b),
(c)及び(d)は、それぞれ入力候補表示部4により
表示される表示画面の例である。
【0103】図23は、処理の流れを示したフローチャ
ートである。以下、図23のフローチャートに従って、
処理を説明する。なお、ステップ41から46の処理及
びステップ48から49の処理は、図4と同様の処理で
ある。ステップ41からステップ46は、上記実施の形
態と同様であるので、説明は省く。ステップ46の次
に、入力候補を表示する際、表示数に制限があるかどう
か調べる(ステップ221)。Yなら入力候補管理部3
によって、制限に従って表示する入力候補数を絞り込む
(ステップ222)。Nならステップ223の処理へ進
む。例えば、入力候補表示部4に表示する入力候補の数
が5以下であるという制限がある場合、入力候補管理部
3は、入力候補表示部4に表示する入力候補の数を5以
下に絞り込むため、例えば、頻度情報の上位5つに絞り
込む。入力候補記憶部1に、図2に示す情報が記憶され
ている場合、入力候補の表示数に制限があるかどうか調
べた結果、Yなら入力候補表示部4は、頻度情報の上位
5つの入力候補を選択する。これを図22(a)で示
す。Nなら図22(b)で示すように、全ての入力候補
を表示する。
【0104】次に、入力候補の表示形態を変えて表示す
るかどうか調べる(ステップ223)。入力候補管理部
3は、オペレータから入力候補の表示形態を変えて表示
するように指示があるかどうか調べ、優先度の最も高い
入力候補の表示形態を変えて表示するという指示を得
る。この場合Yとなり、入力候補管理部3は、優先度の
最も高い入力候補を選択し、入力候補表示部4は、選択
された優先度の最も高い入力候補の表示形態を他の入力
候補の表示形態と変えて表示する(ステップ224)。
【0105】例えば、ステップ222で入力候補管理部
3が頻度情報により上位5つの入力候補を選択し、入力
候補表示部4に表示する入力候補の数を制限する。ステ
ップ223において、表示する入力候補の表示形態を変
えるかどうか調べ、結果がYである場合、入力候補管理
部3は、優先度の最も高い「大きい」を選択し、入力候
補表示部4は、図22(c)で示すように、「大きい」
を反転表示する(ステップ224)。以下、ステップ4
8からステップ49は、上記実施の形態と同様である。
【0106】図22(d)は、入力候補の表示の際に文
字列とともに、文字列に対応する入力日時情報を併せて
表示した例である。このように、入力候補となる文字列
だけではなく、文字列に対応する補助情報も同時に表示
してもよい。また、図22(c)及び(d)で、反転表
示される入力候補の文字列は、1つであるが、複数個反
転表示してもよい。
【0107】このように、入力候補表示部が入力候補を
表示する際、入力候補の数を一定にすることにより、表
示される入力候補の数が膨大になることを防ぐことがで
きる。また、1つの、或いは、いくつかの入力候補の表
示形態を変えて表示することにより、表示される入力候
補の特徴が判りやすくなる。これらにより、オペレータ
は、所望文字列の選択がたやすくなる。
【0108】上記では、表示する入力候補数を頻度情報
により上位5つに保つようにした。しかし、入力候補管
理部3は、入力日時情報を参照し、新しく入力された文
字列から一定の数を選択してもよい。又は、入力候補と
なる文字列の長さを調べ、文字列の長さが長い入力候補
から表示するように指示してもよい。また、反転表示す
る文字列は、優先度の最も高い入力候補であったが、入
力候補記憶部1に最後に登録された文字列を反転表示し
てもよい。或いは、頻度の最も高い文字列を反転表示し
てもよい。
【0109】実施の形態8.この実施の形態は、入力さ
れた複数の文字列同士の共通する部分文字列で階層に分
け、入力候補となる文字列を表示する際、文字列間の共
通部分により階層表示をする文字入力装置について述べ
る。この実施の形態における文字入力装置の全体構成図
は、図1を用いる。但し、入力候補管理部3は、入力候
補記憶部1に記憶された複数の文字列の文字を比較し、
この複数の文字列を共通する部分文字列で区切る。入力
候補表示部4は、入力候補管理部3によりマークされた
区切りにより、この複数の文字列の共通する部分文字列
を分割し、階層表示する。
【0110】図24は、入力候補記憶部1に記憶される
入力候補の各情報の例である。図24において、231
は文字列記憶部であり、232は補助情報記憶部であ
る。図25は、入力候補記憶部1に記憶されている入力
候補を、階層表示するために入力候補管理部3によって
制御された情報の状態を示したものである。入力候補管
理部3は、文字列同士の共通する部分文字列で階層表示
の区切りとするように、各入力候補文字列を分割し、文
字列の区切り情報としてマーク(図中、/で示す)す
る。また、図26(a),図26(b)及び図26
(c)は、それぞれ入力候補表示部4により表示された
表示画面の例である。
【0111】図27は、処理の流れを示したフローチャ
ートである。以下、図27のフローチャートに従って、
処理を説明する。なお、ステップ41から46の処理
は、図4と同様の処理であるので、説明は省略する。
【0112】ステップ46の後、入力候補管理部3が文
字列の最初の区切り情報をマークする(ステップ26
1)。入力候補管理部3は、入力候補記憶部1に記憶さ
れている入力候補を階層表示するために各文字列を比較
し、各文字列の共通する部分文字列で階層表示の区切り
とするように入力候補文字列を分割し、分割した文字列
と文字列の間を文字列の区切りとしてマークする。
【0113】図24に示すような入力候補文字列の情報
が、入力候補記憶部1に記憶されている場合を例にと
る。入力候補管理部3は、入力候補記憶部1に記憶され
ている入力候補を階層表示するために、図25に示すよ
うに、各文字列の共通部分文字列単位で分割し、文字列
の区切り情報をマークする。つまり、文字列「富士」、
文字列「富士山」及び文字列「富士見台」の場合、各文
字列を先頭から比較すると「富士」までが共通であるの
で、「富士」の後に階層表示するための文字列区切り情
報を入れる。図25では、文字列「東京」と文字列「富
士」が最初の区切り単位となる。
【0114】次に、上記入力候補の最初の区切り単位
を、入力候補表示部4によって表示する(ステップ4
8)。例えば、図25に示すような入力候補文字列の情
報が、入力候補記憶部1に記憶されている場合、入力候
補表示部4によって入力候補は、図26(a)に示すよ
うに表示される。
【0115】次に、入力候補の表示について、下位の階
層を表示するかどうか調べる(ステップ262)。Nで
あれば、ステップ49の処理へ進む。入力候補が、図2
6(a)に示すように表示されている時に、オペレータ
が文字列「東京」の下位の階層の文字列の表示を希望す
る場合、オペレータがボタン251部分を押下する。入
力候補管理部3は、オペレータがボタン251部分を押
下したことを判断する。Yなら、入力候補管理部3は、
指定された文字列の次の階層を表示するために、指定さ
れた文字列の次の区切り情報をマークする(ステップ2
63)。例えば、オペレータが文字列「東京」の下位の
階層の文字列の表示を希望する場合、入力候補管理部3
は、指定された文字列「東京」の次の階層の文字列「支
店」と文字列「学園」を次の階層とするように区切り情
報をマークする。
【0116】次に、ステップ263で階層化された入力
候補を入力候補表示部4によって表示する(ステップ4
8)。例えば、入力候補表示部4は、図26(b)で示
すように、入力候補を表示する。ステップ252で、更
に、文字列「支店」の次の階層の文字列を表示するよう
に指示された場合、ステップ263で入力候補管理部3
は、指定された文字列の次の階層となる部分文字列を調
べ、区切りとなる情報をマークする。入力候補表示部4
は、図26(c)で示すように入力候補を表示する(ス
テップ48)。
【0117】次に、表示された入力候補の中から、オペ
レータにより所望の文字列が選択されると(ステップ4
9)、該文字列は、入力部5に入力される。そして、該
文字列を再び入力文字列として、ステップ41に戻る。
例えば、入力候補表示部4により入力候補が、図26
(b)で示すように表示されている場合、オペレータが
ボタン252又はボタン253ではなく、文字列部分
「支店」を押下すると、文字列「東京支店」が選択され
たこととなり、文字列「東京支店」は、入力部5に入力
される。
【0118】このように、入力候補を階層表示すること
により、オペレータは、所望文字列の選択が容易とな
り、文字列の入力効率が上がる。また、既に入力した文
字列の部分文字列も入力することができる。
【0119】
【発明の効果】この発明によれば、入力候補として表示
する文字列を品詞情報により、絞り込むことができる。
【0120】この発明によれば、入力候補として表示す
る文字列を分野情報により、絞り込むことができる。
【0121】また、この発明によれば、入力された文字
列ではなく、シソーラス情報で用いられる属性情報から
推定できる他の文字列を入力候補とすることができる。
【0122】また、この発明によれば、入力された文字
列と共起関係にある文字列を入力候補とすることができ
る。
【0123】また、この発明によれば、入力された文字
列と対語である文字列を入力候補とすることができる。
【0124】また、この発明によれば、再び使用される
率の少ない文字列を削除することができるので、不必要
な文字列は、表示されなくなり、所望文字列の選択が容
易となる。
【0125】また、この発明によれば、指定された期間
に入力された文字列の優先度のみを更新することがで
き、ある文脈で特に要求の高い文字列の入力効率が上が
る。
【0126】また、この発明によれば、入力候補記憶部
に記憶された情報の一部のみを変更することができ、変
更された正しい文字列のみ表示され、変更前の不要な文
字列は、入力候補として表示されなくなるため、所望文
字列の選択が容易となる。
【0127】また、この発明によれば、補助情報により
入力候補となる文字列を絞り込むため、表示される入力
候補数が減り、所望文字列の選択が容易となる。
【0128】また、この発明によれば、入力候補を記憶
するメモリを一定に保つことができ、メモリを安価に抑
えることができる。
【0129】また、この発明によれば、表示する入力候
補の数を一定とするため、文字列の選択が容易となる。
【0130】また、この発明によれば、表示する入力候
補を所定の順に並べ替えるため、文字列の選択が容易と
なる。
【0131】また、この発明によれば、入力候補を文字
列の50音順、アルファベット順、文字コード順のいず
れか1つで並べ替えて表示することができる。
【0132】また、この発明によれば、所望文字列の選
択が容易となる。
【0133】また、この発明によれば、特定の入力候補
文字列が強調されて表示されるため、所望文字列の選択
が容易となる。
【0134】また、この発明によれば、入力候補文字列
を階層表示することにより、長い入力文字列であって
も、容易に入力することができ、入力効率が上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施の形態における文字入力装
置の全体構成図である。
【図2】 図1における入力候補記憶部に記憶される情
報の例を示す図である。
【図3】 図1における入力候補表示部により表示され
る表示画面の例を示す図である。
【図4】 図1における文字入力装置の動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図5】 この発明の一実施の形態における文字入力装
置の全体構成図である。
【図6】 図5における入力候補記憶部に記憶される情
報の例を示す図である。
【図7】 図5における入力候補表示部により表示され
る表示画面の例を示す図である。
【図8】 図5における文字入力装置の動作を説明する
ためのフローチャート図である。
【図9】 この発明の一実施の形態における文字入力装
置の全体構成図である。
【図10】 図9における共起辞書部の共起情報の例を
示す図である。
【図11】 図9における文字入力装置の動作を説明す
るフローチャート図である。
【図12】 この発明の一実施の形態における文字入力
装置の全体構成図である。
【図13】 図12における対語辞書部の対語情報の例
を示す図である。
【図14】 図12における入力候補記憶部に記憶され
た情報の例を示す図である。
【図15】 図12における文字入力装置の動作を説明
するフローチャート図である。
【図16】 この発明の一実施の形態における文字入力
装置の全体構成図である。
【図17】 図16における属性辞書部の属性情報の例
を示す図である。
【図18】 この発明の一実施の形態における文字入力
装置の入力候補記憶部に記憶された情報の例を示す図で
ある。
【図19】 図18における入力候補記憶部に記憶する
文字列の数を一定とした図である。
【図20】 図18における入力候補記憶部において特
定の文字列の優先度情報を更新した図である。
【図21】 図18から図20に示した処理を行う文字
入力装置の動作を説明するフローチャート図である。
【図22】 この発明の一実施の形態における文字入力
装置の表示画面の例を示す図である。
【図23】 図22に示した処理を行う文字入力装置の
動作を説明するフローチャート図である。
【図24】 この発明の一実施の形態における文字入力
装置の入力候補記憶部の例を示す図である。
【図25】 図24において入力候補を階層表示するた
めに区切りマークを挿入された情報の例を示す図であ
る。
【図26】 階層表示の例を示す図である。
【図27】 階層表示をする文字入力装置の動作を説明
するフローチャート図である。
【図28】 従来例における構成図である。
【図29】 従来例における蓄積部の内容を示す図であ
る。
【図30】 従来例における表示部の表示する表示画面
の例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力候補記憶部、2 補助情報更新部、3 入力候
補管理部、4 入力候補表示部、5 入力部、6 品詞
辞書検索部、7 品詞辞書部、21,61,231 文
字列記憶部、22,62,232 補助情報記憶部、5
6 変更箇所検索部、57 記憶情報変更部、96 共
起辞書部、97 共起辞書検索部、126 対語辞書
部、127 対語辞書検索部、166 属性辞書部、1
67 属性辞書検索部、251,252,253 ボタ
ン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相川 勇之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 伊藤 山彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)文字列と文字列に対応する品詞情報とを記憶する
    品詞辞書部と、(b)上記品詞辞書部を検索する品詞辞
    書検索部と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に
    対応する品詞情報を補助情報として、記憶する入力候補
    記憶部と、(d)上記品詞辞書検索部を用いて、入力さ
    れた文字列により品詞辞書部からその入力された文字列
    に対応する品詞情報を検索し、該入力された文字列と該
    文字列に対応する品詞情報とを入力候補記憶部に記憶す
    る補助情報更新部と、(e)上記入力候補記憶部に記憶
    された文字列から次に入力する文字列の入力候補を品詞
    情報を用いて選択する入力候補管理部と、(f)上記入
    力候補管理部により選択された入力候補を表示する入力
    候補表示部と、(g)上記入力候補表示部により表示さ
    れた入力候補の中から文字列を指定することにより文字
    列を入力する入力部。
  2. 【請求項2】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)文字列と文字列に対応する分野情報とを記憶する
    分野辞書部と、(b)上記分野辞書部を検索する分野辞
    書検索部と、(c)文字列と、少なくとも、該文字列に
    対応する分野情報を補助情報として、記憶する入力候補
    記憶部と、(d)上記分野辞書検索部を用いて、入力さ
    れた文字列により上記分野辞書部からその入力された文
    字列に対応する分野情報を検索し、該入力された文字列
    と該文字列に対応する分野情報とを上記入力候補記憶部
    に記憶する補助情報更新部と、(e)上記入力候補記憶
    部に記憶された文字列から次に入力する文字列の入力候
    補を分野情報を用いて選択する入力候補管理部と、
    (f)上記入力候補管理部により選択された入力候補を
    表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部
    により表示された入力候補の中から文字列を指定するこ
    とにより文字列を入力する入力部。
  3. 【請求項3】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)文字列と文字列に対応するシソーラス情報で用い
    られる属性情報とを記憶する属性辞書部と、(b)上記
    属性辞書部を検索する属性辞書検索部と、(c)少なく
    とも入力候補となる文字列を記憶する入力候補記憶部
    と、(d)上記属性辞書検索部を用いて、入力された文
    字列により上記属性辞書部を検索し、該入力された文字
    列に対応する属性情報を検索し、検索された該属性情報
    と同一の属性情報を有する他の文字列を入力候補として
    入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部と、(e)上
    記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に入力する
    文字列の入力候補を選択する入力候補管理部と、(f)
    上記入力候補管理部により選択された入力候補を表示す
    る入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部により
    表示された入力候補の中から文字列を指定することによ
    り文字列を入力する入力部。
  4. 【請求項4】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)文字列と文字列に対応する共起情報とを記憶する
    共起辞書部と、(b)上記共起辞書部を検索する共起辞
    書検索部と、(c)少なくとも入力候補となる文字列を
    記憶する入力候補記憶部と、(d)上記共起辞書検索部
    を用いて、入力された文字列により上記共起辞書部を検
    索し、該入力された文字列に対応する共起情報から共起
    関係にある文字列を次に入力する文字列の入力候補とし
    て入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部と、(e)
    上記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に入力す
    る文字列の入力候補を選択する入力候補管理部と、
    (f)上記入力候補管理部により選択された入力候補を
    表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補表示部
    により表示された入力候補の中から文字列を指定するこ
    とにより文字列を入力する入力部。
  5. 【請求項5】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)文字列と文字列に対応する対語情報とを記憶する
    対語辞書部と、(b)上記対語辞書部を検索する対語辞
    書検索部と、(c)文字列と文字列が対語であるか否か
    を示す対語情報とを記憶する入力候補記憶部と、(d)
    入力された文字列が上記入力候補記憶部に記憶されてい
    るか否か判定し、上記入力候補記憶部に記憶されていな
    ければ、上記対語辞書検索部を用いて入力された文字列
    により上記対語辞書部を検索し、該入力された文字列と
    対語関係にある文字列を次に入力する文字列の入力候補
    として上記入力候補記憶部に記憶する補助情報更新部
    と、(e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列から
    次に入力する文字列の入力候補を選択する入力候補管理
    部と、(f)上記入力候補管理部により選択された入力
    候補を表示する入力候補表示部と、(g)上記入力候補
    表示部により表示された入力候補の中から文字列を指定
    することにより文字列を入力する入力部。
  6. 【請求項6】 上記補助情報更新部は、入力された文字
    列が上記入力候補記憶部に記憶されているか否か判定
    し、入力された文字列が上記入力候補記憶部に記憶され
    ているならば、該文字列の対語情報から対語であるか否
    か判定し、対語であれば、該文字列を上記入力候補記憶
    部から削除することを特徴とする請求項5記載の文字入
    力装置。
  7. 【請求項7】 文字列を入力する際に、入力候補となる
    文字列を表示し、選択可能とする文字入力装置におい
    て、以下の要素を有することを特徴とする文字入力装置 (a)入力された文字列と、該文字列に対応する補助情
    報として、該文字列が入力された回数を示す頻度情報
    と、該文字列に対する優先度を示す優先度情報と、文字
    列が入力された日時を示す日時情報とを記憶する入力候
    補記憶部と、(b)指示された期間に入力された文字列
    について所定の演算により優先度を計算し、上記入力候
    補記憶部に記憶された優先度情報を更新する補助情報更
    新部と、(c)上記入力候補記憶部に記憶された文字列
    から次に入力する文字列の入力候補を選択する入力候補
    管理部と、(d)上記入力候補管理部により選択された
    入力候補を表示する入力候補表示部と、(e)上記入力
    候補表示部により表示された入力候補の中から文字列を
    指定することにより文字列を入力する入力部。
  8. 【請求項8】 上記文字入力装置は、更に、上記入力候
    補記憶部に記憶されている情報から所望の情報を検索す
    る変更箇所検索部と、上記変更箇所検索部により検索さ
    れた情報を変更する記憶情報変更部とを備えることを特
    徴とする請求項1から7いずれかに記載の文字入力装
    置。
  9. 【請求項9】 上記入力候補管理部は、上記補助情報の
    少なくとも1つを用い上記入力候補記憶部に記憶された
    文字列を入力候補として選択するか否か判定することを
    特徴とする請求項1,2,7いずれかに記載の文字入力
    装置。
  10. 【請求項10】 上記補助情報更新部は、上記入力候補
    記憶部に記憶する入力候補の数を一定にすることを特徴
    とする請求項1から9いずれかに記載の文字入力装置。
  11. 【請求項11】 上記入力候補管理部は、上記入力候補
    表示部が表示する入力候補の数を一定にすることを特徴
    とする請求項1から10いずれかに記載の文字入力装
    置。
  12. 【請求項12】 上記入力候補管理部は、上記入力候補
    表示部が表示する入力候補を所定の順に並べ替えて表示
    することを特徴とする請求項1から11いずれかに記載
    の文字入力装置。
  13. 【請求項13】 上記所定の順は、文字列の50音順、
    アルファベット順、文字コード順のいずれか1つである
    ことを特徴とする請求項12記載の文字入力装置。
  14. 【請求項14】 上記入力候補管理部は、上記補助情報
    の少なくとも1つを用いて入力候補の表示順を並べ替
    え、更に、上記入力候補表示部は、表示順により表示形
    態を変えて表示することを特徴とする請求項12記載の
    文字入力装置。
  15. 【請求項15】 上記入力候補管理部は、所定の条件に
    より入力候補を選択し、上記入力候補表示部は、選択さ
    れた入力候補の表示形態を変えて表示することを特徴と
    する請求項1から14いずれかに記載の文字入力装置。
  16. 【請求項16】 上記入力候補管理部は、上記入力候補
    記憶部に記憶された複数の文字列の文字を比較し、入力
    候補記憶部に記憶された文字列を共通する部分文字列で
    区切り、上記入力候補表示部は、上記区切りにより共通
    する部分文字列を分割し、階層表示することを特徴とす
    る請求項1から15いずれかに記載の文字入力装置。
  17. 【請求項17】 (a)文字列と文字列に対応する品詞
    情報とを記憶する品詞辞書部と、(b)上記品詞辞書部
    を検索する品詞辞書検索部と、(c)文字列と、少なく
    とも、該文字列に対応する品詞情報を補助情報として、
    記憶する入力候補記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(d)上記品
    詞辞書検索部を用いて、入力された文字列により品詞辞
    書部からその入力された文字列に対応する品詞情報を検
    索し、該入力された文字列と該文字列に対応する品詞情
    報とを入力候補記憶部に記憶する補助情報更新工程と、
    (e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に
    入力する文字列の入力候補を品詞情報を用いて選択する
    入力候補管理工程と、(f)上記入力候補管理工程によ
    り選択された入力候補を表示する入力候補表示工程と、
    (g)上記入力候補表示工程により表示された入力候補
    の中から文字列を指定することにより文字列を入力する
    入力工程。
  18. 【請求項18】 (a)文字列と文字列に対応する分野
    情報とを記憶する分野辞書部と、(b)上記分野辞書部
    を検索する分野辞書検索部と、(c)文字列と、少なく
    とも、該文字列に対応する分野情報を補助情報として、
    記憶する入力候補記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(d)上記分
    野辞書検索部を用いて、入力された文字列により上記分
    野辞書部からその入力された文字列に対応する分野情報
    を検索し、該入力された文字列と該文字列に対応する分
    野情報とを上記入力候補記憶部に記憶する補助情報更新
    工程と、(e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列
    から次に入力する文字列の入力候補を分野情報を用いて
    選択する入力候補管理工程と、(f)上記入力候補管理
    工程により選択された入力候補を表示する入力候補表示
    工程と、(g)上記入力候補表示工程により表示された
    入力候補の中から文字列を指定することにより文字列を
    入力する入力工程。
  19. 【請求項19】 (a)文字列と文字列に対応するシソ
    ーラス情報で用いられる属性情報とを記憶する属性辞書
    部と、(b)上記属性辞書部を検索する属性辞書検索部
    と、(c)少なくとも入力候補となる文字列を記憶する
    入力候補記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(d)上記属
    性辞書検索部を用いて、入力された文字列により上記属
    性辞書部を検索し、該入力された文字列に対応する属性
    情報を検索し、検索された該属性情報と同一の属性情報
    を有する他の文字列を入力候補として入力候補記憶部に
    記憶する補助情報更新工程と、(e)上記入力候補記憶
    部に記憶された文字列から次に入力する文字列の入力候
    補を選択する入力候補管理工程と、(f)上記入力候補
    管理工程により選択された入力候補を表示する入力候補
    表示工程と、(g)上記入力候補表示工程により表示さ
    れた入力候補の中から文字列を指定することにより文字
    列を入力する入力工程。
  20. 【請求項20】 (a)文字列と文字列に対応する共起
    情報とを記憶する共起辞書部と、(b)上記共起辞書部
    を検索する共起辞書検索部と、(c)少なくとも入力候
    補となる文字列を記憶する入力候補記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(d)上記共
    起辞書検索部を用いて、入力された文字列により上記共
    起辞書部を検索し、該入力された文字列に対応する共起
    情報から共起関係にある文字列を次に入力する文字列の
    入力候補として入力候補記憶部に記憶する補助情報更新
    工程と、(e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列
    から次に入力する文字列の入力候補を選択する入力候補
    管理工程と、(f)上記入力候補管理工程により選択さ
    れた入力候補を表示する入力候補表示工程と、(g)上
    記入力候補表示工程により表示された入力候補の中から
    文字列を指定することにより文字列を入力する入力工
    程。
  21. 【請求項21】 (a)文字列と文字列に対応する対語
    情報とを記憶する対語辞書部と、(b)上記対語辞書部
    を検索する対語辞書検索部と、(c)文字列と文字列が
    対語であるか否かを示す対語情報とを記憶する入力候補
    記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(d)入力さ
    れた文字列が上記入力候補記憶部に記憶されているか否
    か判定し、上記入力候補記憶部に記憶されていなけれ
    ば、上記対語辞書検索部を用いて入力された文字列によ
    り上記対語辞書部を検索し、該入力された文字列と対語
    関係にある文字列を次に入力する文字列の入力候補とし
    て上記入力候補記憶部に記憶する補助情報更新工程と、
    (e)上記入力候補記憶部に記憶された文字列から次に
    入力する文字列の入力候補を選択する入力候補管理工程
    と、(f)上記入力候補管理工程により選択された入力
    候補を表示する入力候補表示工程と、(g)上記入力候
    補表示工程により表示された入力候補の中から文字列を
    指定することにより文字列を入力する入力工程。
  22. 【請求項22】 (a)入力された文字列と、該文字列
    に対応する補助情報として、該文字列が入力された回数
    を示す頻度情報と、該文字列に対する優先度を示す優先
    度情報と、文字列が入力された日時を示す日時情報とを
    記憶する入力候補記憶部とを備え、 文字列を入力する際に、入力候補となる文字列を表示
    し、選択可能とする文字入力装置において、以下の工程
    を有することを特徴とする文字入力方法、(b)指示さ
    れた期間に入力された文字列について所定の演算により
    優先度を計算し、上記入力候補記憶部に記憶された優先
    度情報を更新する補助情報更新工程と、(c)上記入力
    候補記憶部に記憶された文字列から次に入力する文字列
    の入力候補を選択する入力候補管理工程と、(d)上記
    入力候補管理工程により選択された入力候補を表示する
    入力候補表示工程と、(e)上記入力候補表示工程によ
    り表示された入力候補の中から文字列を指定することに
    より文字列を入力する入力工程。
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