JP2009301198A - 入力予測装置 - Google Patents

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康裕 岡田
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航 山崎
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Abstract

【課題】読みの文字入力数と候補の選択入力の操作回数を低減して所望の単語を容易に予測入力することができる入力予測装置を提供する。
【解決手段】入力された単語の読みの一部に合致する単語表記、その読み及び合致箇所に基づいて、単語の読みの一部が合致する部分単語の表記を入力予測変換用辞書から抽出し、抽出された部分単語を候補として表示して部分単語の候補の選択入力を受け付け、選択入力された部分単語の候補から所望の単語を一意に決定できない場合、選択入力された部分単語を含む単語における部分単語を順次抽出して候補を順次選択入力することにより、所望の単語を決定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、単語の読みの一部を入力して所望の単語を推測変換する入力予測装置に関するものである。
情報機器のユビキタス化に伴い、カーナビゲーション装置や携帯電話等の小型の情報端末が普及し、狭小な画面と限られた情報入力手段で文字列情報を効率よく入力する手段への要求が高まっている。特に、カーナビゲーション装置では、自動車内に設置するために設置容積や画面サイズに制約があり、キーボードのような文字入力装置の設置も困難である。このため、文字入力にはタッチパネルやリモコン、音声認識等の手段を用いるものが主流である。
タッチパネルやリモコン等には、なるべく少ない文字の入力で、所望の情報を入力する機能が備えられている。このような機能の1つとして、施設や地名の読みを入力することで目的地設定を行うものがある。この機能の実現にあたり、単語表記と単語の読みとを対にした辞書を用意しておき、単語の読みの一部を入力して辞書の内容から候補となる単語表記を推測し提示する入力予測装置が広く用いられている。
特許文献1には、目的地設定において少ない文字入力で所望の施設名等を入力可能なカーナビゲーション装置が開示されている。この装置では、登録地名称の読みの文字列を入力して地名検索を行う。例えば、「名古屋駅」、「新名古屋駅」のように読みが共通する部分を有する登録地名称をデータ化しておき、共通する読みの部分を入力すると、読みが共通する部分を有する登録地名称のデータを全てリストアップし、前方一致比較によって地名を検索し、検索した地名をリスト表示する。
また、特許文献2には、正式名称でない施設名での目的地設定を行う技術が開示されている。この特許文献2に記載される車両用ナビゲーション装置では、少なくとも1つの正式名称に対して複数の読みを登録しておき、目的地の名称を1文字入力するごとに入力データと施設名の読みとを前方一致比較して目的地を検索する。
例えば、「東京ディズニーランド(登録商標;以下、記載を省略する)」という施設名に対して「とうきょうでぃずにーらんど」と「でぃずにーらんどとうきょう」という2つの読みを付与しておき、目的地設定を行う際に正式名称でない「でぃずにーらんど」という読み入力に対しても、正しい施設名の「東京ディズニーランド」を目的地候補として出力できるようにしている。また、併せて、目的地の読みを全文字入力しなくても、容易に目的地名称を特定して、入力の手間を省く効果を得ている。
特開平7−55492号公報 特開平9−97266号公報
特許文献1では、目的地設定で正式名称を正確に入力しなければならないという課題がある。例えば、「東京ディズニーランド」に対して「でぃずにーらんど」という入力を行った場合、目的地の検索ができない。
特許文献2では、正式名称に対して複数の読みを登録しておくことで、正式名称を入力しなくても正式名称を候補提示できるが、事前登録されていないパターンの語句の省略や入れ替えに対しては正確な施設名を提示することができない。また、正式名称でない入力の形態を予測した上で辞書を事前に作成する必要があり、辞書作成のための多大な労力を必要とする。さらに、リスト表示が少なくなるまで、施設名の読みを入力し続ける必要があり、読みの文字入力数が多く、手間がかかる。
また、特許文献1及び特許文献2に記載される発明は、共に読みと一致する施設名の表記全体をリスト表示しており、リスト表示した名称が多数にわたる場合、その中から目的とする目的地名称を特定するのに時間がかかる。特に、施設名は、地名や会社名等の同一の単語が部分的に使用されているものが多いため、候補単語の多くの部分で重複があり、読みの前方は一致しているが、ユーザの要求に合致しない施設名が羅列されるケースがある。
さらに、カーナビゲーション装置のように画面が狭小な装置においては、多くの単語を一覧することが困難であるため、次候補を順次参照しても関係のない施設名が延々と表示され、目的地設定に著しく時間を要する。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、読みの文字入力数と候補の選択入力の操作回数を低減して所望の単語を容易に予測入力することができる入力予測装置を得ることを目的とする。
この発明に係る入力予測装置は、入力された単語の読みの一部から単語表記の候補を予測し、前記候補の選択入力により所望の単語の入力を行う入力予測装置において、単語の読みを入力する読み入力手段と、単語の表記と読みを部分単語ごとに分割し、前記各部分単語の表記と読みを対応付けた単語を保持する入力予測変換用辞書と、前記読み入力手段により入力された単語の読みの一部と前記入力予測変換用辞書に保持された部分単語の読みとを照合する読み・部分単語照合手段と、前記読み・部分単語照合手段による照合で得られた、前記単語の読みの一部に合致する単語表記、その読み及び合致箇所に基づいて、前記単語の読みの一部が合致する部分単語の表記を前記入力予測変換用辞書から抽出し、同一表記の部分単語を部分単語群に統合する候補部分単語抽出手段と、前記候補部分単語抽出手段で得られた部分単語を候補として表示する候補単語表示手段と、前記候補単語表示手段で表示された部分単語の候補の選択入力を受け付ける候補単語選択手段とを備え、前記読み・部分単語照合手段が、前記候補単語選択手段で選択入力された部分単語の候補から所望の単語を一意に決定できない場合、前記選択入力された部分単語を含む単語における部分単語を順次抽出して、前記候補単語表示手段で候補として表示し、前記候補単語選択手段で前記候補を順次選択入力することにより、前記所望の単語を決定することを特徴とするものである。
この発明によれば、入力された単語の読みの一部に合致する単語表記、その読み及び合致箇所に基づいて、単語の読みの一部が合致する部分単語の表記を入力予測変換用辞書から抽出し、抽出された部分単語を候補として表示して部分単語の候補の選択入力を受け付け、選択入力された部分単語の候補から所望の単語を一意に決定できない場合、選択入力された部分単語を含む単語における部分単語を順次抽出して候補を順次選択入力することにより、所望の単語を決定する。このようにすることで、読みの文字入力数と候補の選択入力の操作回数を低減することができ、所望の単語を容易に予測入力することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による入力予測装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1による入力予測装置は、入力予測変換辞書101、読み入力手段102、読み・部分単語照合手段103、候補部分単語抽出手段104、候補単語表示手段105及び候補単語選択手段106を備える。
入力予測変換用辞書101は、単語表記及びその読みを部分単語に分割した上で、部分単語の表記及び読みを対応付けたデータを保持する。読み入力手段102は、実施の形態1による入力予測装置を利用するユーザが単語表記を入力するために、単語の読みを入力する手段である。例えば、読み入力を促すための入力欄を表示装置に表示したり、読み入力を行うための手段(ソフトウェアキーボード等)もその機能に含まれる。
読み・部分単語照合手段103は、読み入力手段102から入力された単語の読みと、入力予測変換用辞書101に格納された部分単語の読みとを照合し、読み入力手段102から入力された単語の読みに合致する単語表記、その読み及び合致箇所の3つの情報を出力する。候補部分単語抽出手段104は、読み・部分単語照合手段103から出力される3つの情報に基づいて、読みが合致する部分単語の表記を収集して同一表記の部分単語を1つにまとめ、表記が相異なる部分単語群を作成する。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104により作成された表記が相異なる部分単語群を表示装置に表示する。候補単語選択手段106は、候補単語表示手段105により表示された部分単語群の中からユーザが所望の部分単語を選択入力する手段である。
上述した、入力予測変換辞書101、読み入力手段102、読み・部分単語照合手段103、候補部分単語抽出手段104、候補単語表示手段105及び候補単語選択手段106は、例えば、本発明の趣旨に従う入力予測用プログラムをコンピュータに読み込ませてその動作を制御することにより、このコンピュータ上でソフトウェアとハードウェアが協働した具体的な手段として実現することができる。
図2は、図1中の入力予測変換用辞書の一例を示す図である。図2に示すように、入力予測変換用辞書101では、単語表記とその読みとを部分単語に分割した上で、部分単語の表記と読みとを対応付けたデータを保持する。例えば、都井岬灯台という単語に対しては、単語表記「都井岬/灯台」、読み「といみさき/とうだい」というように、単語表記と読みの双方を対応付けた部分単語に分割したデータ201が格納される。ここで「/」は部分単語分割を表す識別記号である。
「東映」、「東急」、「ディズニー」、「ディズニーランド」、「ディズニーシー」は登録商標である。以降では、本明細書が煩雑な記載となるのを避けるために、これら登録商標に対する「登録商標」である旨の表記を省略する。
次に動作について説明する。
図3は、図1中の入力予測装置による動作の流れを示すフローチャートであり、データ入力及び単語予測の処理の詳細を示している。また、図4は、実施の形態1による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図であり、画面400から画面450へ表示が遷移してゆくものとする。これら図3及び図4に沿って実施の形態1による入力予測装置の動作を説明する。
入力予測装置は、単語の予測入力が必要になった場合(例えば、カーナビゲーション装置において目的地設定を行う場合)に起動される。起動が行われると、先ず、読み入力手段102が、単語の読み入力を促す画面400を表示装置の表示画面上に表示する。図4に示すように、画面400には、読みを入力するための窓領域401、読みを入力するための50音キー402及び候補単語表示エリア403が表示される。
次に、読み入力手段102を用いて、ユーザが、画面400に対し単語の読みを入力する(ステップST101)。図4では、50音キー402に対する選択操作により、単語の読みを入力する。例えば、「と」という文字を入力する場合には、「た」と表示されたキーを押下するたびに、窓領域401の文字が「た」→「ち」→「つ」→「て」→「と」と表示が変わるように構成することで、「と」の文字を入力する。
窓領域401に文字が入力されると、読み・部分単語照合手段103は、入力された文字列及びその読みが前方一致する部分単語を、入力予測変換用辞書101から探索して抽出する(ステップST102)。例えば、「と」という文字が入力された場合、図2に示すデータ201における「といみさき/とうだい」以降の「と」で始まる単語表記が合致するので、その表記を抽出するとともに、「と」で始まる部分単語の合致箇所を特定する。
続いて、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103によって抽出された「と」で始まる単語表記、その読み、合致箇所の情報から、「と」で始まる部分単語表記を抽出する。図2の例では、前方一致で「と」を含み、識別記号「/」で区切られた部分単語が抽出され、部分単語として「といみさき」が1件、「とうえい」が2件、「とうきゅう」が1件、「とうきょう」が11件抽出される。
この後、候補部分単語抽出手段104は、上述のようにして抽出した部分単語から読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する(ステップST103)。図2の例では、「といみさき」−「都井岬」、「とうえい」−「東映」、「とうきゅう」−「東急」、「とうきょう」−「東京」という4つの部分単語が得られる。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104によって統合された「といみさき」−「都井岬」、「とうえい」−「東映」、「とうきゅう」−「東急」、「とうきょう」−「東京」という4つの部分単語のうちの単語表記部分を、画面410の候補単語表示エリア411にリスト表示する(ステップST104)。
次に、候補単語選択手段106は、画面410の候補単語表示エリア411にリスト表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面410の候補単語表示エリア411にリスト表示された候補部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
入力したい単語に含まれている部分単語が表示されている場合、ユーザは、入力装置を用いて候補単語選択手段106に対しその部分単語を選択入力する。これにより、「と」以降の読みを省略して部分単語を直接入力することができる。例えば、入力したい単語に東京が含まれている場合には、「東京」をタッチパネルやリモコン等の入力装置で選択することにより、「うきょう」の読みを入力することなく、部分単語を入力することができる。
候補単語選択手段106に候補単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103が、選択された部分単語を用いて一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。例えば、「東京」という単語を選択した場合、単語表記の先頭に「東京」を含む単語を入力予測変換用辞書101から探索する。探索の結果、単語数が1つとなった場合には、読み・部分単語照合手段103は、一意に単語が決定したとみなす(ステップST109)。
一方、ステップST109で該当する単語が複数存在する場合、読み・部分単語照合手段103が、「東京」を含む単語を対象にして「東京」に続く部分単語を抽出する(ステップST108)。図2に示す入力予測変換用辞書101には、先頭に「東京」を部分的に含む単語は11個存在するので、「東京」に続く部分単語が抽出される。具体的には、「東京」に続く部分単語として、「えき」1件、「おぺら」1件、「けいばじょう」1件、「こくさい」2件、「たわー」1件、「だいがく」1件、「でぃずにー」3件、「でざいん」1件が抽出される。
続いて、ステップST103の処理へ戻り、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103により抽出された単語において、読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する。これにより、「えき」−「駅」、「おぺら」−「オペラ」、「けいばじょう」−「競馬場」、「こくさい」−「国際」、「たわー」−「タワー」、「だいがく」−「大学」、「でぃずにー」−「ディズニー」、「でざいん」−「デザイン」という8つの部分単語を得る。
この後、読み入力手段102が、候補単語選択手段106によって「東京」という単語が確定されたことを受けて、画面420の窓領域421に確定した部分単語の読み「とうきょう」という文字列を表示する。
また、候補単語表示手段105では、候補部分単語抽出手段104で抽出された8つの部分単語を表示するが、図4に示す画面420の場合、候補単語表示エリアにおける部分単語の読みを表示する領域(表示欄)が5つ分しか確保されていないため、候補単語表示エリア422に1〜5番目までの部分単語表記(駅、オペラシティ、競馬場、国際、タワー)を表示する(ステップST104)。
次に、候補単語選択手段106は、画面420の候補単語表示エリア421にリスト表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面420の候補単語表示エリア421にリスト表示した候補部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
入力したい単語に含まれている部分単語が表示されている場合、ユーザは、入力装置を用いて候補単語選択手段106に対しその部分単語を選択入力する。これにより、「と」以降の読みを省略して部分単語を直接入力することができる。
一方、画面420の候補単語表示エリア422に入力したい部分単語がない場合、ユーザは、入力装置を用いて候補単語選択手段106に対し単語の読みの追加入力を行う(ステップST106)。単語の読みを追加入力する場合、読み入力手段102が、画面430の50音キー431を用いて文字を入力する。例えば、「で」という文字を入力する場合、「た」と表示されたキーを4回押下することで、窓領域432に文字「て」を表示させた後、濁点キー433を押下することで「で」の文字を入力する。
窓領域432に文字が入力されると、読み・部分単語照合手段103が、入力された文字と読みが前方一致する部分単語を、入力予測変換用辞書101から探索する。例えば、「で」という文字が入力された場合には、「東京」に続いて、「で」で始まる単語表記を抽出するとともに、「で」で始まる部分単語の合致箇所を特定する。
次に、候補部分単語抽出手段104は、読み・部分単語照合手段103で抽出された「東京」に続いて、「で」で始まる単語表記、その読み、合致箇所の情報から、「で」で始まる部分単語の表記を抽出する(ステップST102)。図2に示す入力予測変換用辞書101では、「東京」に続いて前方一致で「で」を含み、識別記号「/」で区切られた部分単語が特定され、「でぃずにー」3件、「でざいん」1件の部分単語が抽出される。
この後、ステップST103の処理へ戻って、候補部分単語抽出手段104が、読みと表記が同一の部分単語表記を1つに統合する。これにより、「でぃずにー」−「ディズニー」、「でざいん」−「デザイン」という2つの部分単語を得る。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104で統合された「でぃずにー」−「ディズニー」、「でざいん」−「デザイン」、という2つの部分単語のうちの単語表記部分を、画面430の候補単語表示エリア432にリスト表示する(ステップST104)。
次に、候補単語選択手段106は、画面430の候補単語表示エリア421にリスト表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面430の候補単語表示エリア421にリスト表示した候補部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。この場合、入力したい単語に含まれているので、ユーザは、タッチパネルやリモコン等の入力装置を用いて「ディズニー」を選択入力する。
候補単語選択手段106に部分単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103が、選択された部分単語を用いて一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。図2に示す入力予測変換用辞書101において、「東京」、「ディズニー」に続く部分単語が複数個存在するため、読み・部分単語照合手段103が、「東京」、「ディズニー」に続く部分単語を抽出する(ステップST108)。
以下、「東京」以降の部分単語を抽出し表示した場合と同様の動作を行った後、読み入力手段102が、「東京」、「ディズニー」に続く部分単語「シー」、「ランド」、「リゾート」を画面440の候補単語表示エリア441に候補部分単語を表示する。
ここで、ユーザが候補単語表示エリア441の「ランド」欄442を選択した時点で、図2に示す入力予測変換用辞書101内の唯一の単語に決定するため、読み・部分単語照合手段103が、この時点で入力単語を決定する(ステップST109)。これにより、読み入力手段102が、読み・部分単語照合手段103によって一意に決定された入力単語「とうきょうでぃずにーらんど」−「東京ディズニーランド」の読みを、画面450の窓領域に表示する。
以上のように、この実施の形態1によれば、単語表記とその読みを部分単語に分割した上で、部分単語の表記と読みを対応付けたデータを入力予測変換用辞書101に保持しておき、このデータを用いてユーザが入力する読みと前方一致する部分単語を検索して読みが合致した部分単語をリスト表示し、その部分単語を順次選択入力することにより、最終的な単語表記を決定する。
このようにすることで、リスト表示する単語が多数にわたる場合に共通する部分単語を1つにまとめて表示することができる。これにより、読みと一致する単語の表記全体をリスト表示する場合に比べ、読みの前方は一致しているがユーザの要求に合致しない単語が羅列表示されるケースの発生を防止することができる。
特に、施設名の予測入力においては、地名や会社名などの同一の単語が部分的に使用される単語が多く存在するため、同一の地名や会社名がついたユーザに関連のない余計な施設名が延々と表示されて目的地設定に多大な時間と労力を要する課題を解決することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、単語表記を構成する部分単語を前方から順次選択、入力しながら、単語表記を絞り込む場合を示したが、この実施の形態2では、部分単語の存在位置に関係なく、単語表記の中途あるいは末尾に存在する部分単語に対して選択・入力する場合を示す。
なお、実施の形態2による入力予測装置の基本的な構成は、上記実施の形態1で示した図1の構成と同様であるが、読み・部分単語照合手段103、候補部分単語抽出手段104及び候補単語表示手段105による一部の動作が上記実施の形態1と異なる。そこで、実施の形態2による入力予測装置の構成については、図1を用いて説明する。
次に動作について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図であり、画面500から画面530へ表示が遷移してゆくものとする。また、この実施の形態2による入力予測装置は、上記実施の形態1における図3と同様の流れで動作する。
そこで、実施の形態2による入力予測装置の動作については、図3及び図5を用いて上記実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。また、説明の簡単のため、入力予測変換用辞書101についても、上記実施の形態1と同様に図2を例に挙げる。
先ず、読み入力手段102が、単語の読み入力を促す画面500を表示装置の表示画面上に表示する。図5に示すように、画面500には、読みを入力するための窓領域501、読みを入力するための50音キー502及び候補単語表示エリア503が表示される。
次に、読み入力手段102を用いて、ユーザが、画面500に対して単語の読みを入力する(ステップST101)。図5では、50音キー502に対する選択操作により、単語の読みを入力する。ここで、窓領域501に文字列「でぃず」が入力されると、読み・部分単語照合手段103は、入力された文字列と読みが前方一致する部分単語を、入力予測変換用辞書101から探索する。
このとき、読み・部分単語照合手段103は、上記実施の形態1と異なり、単語表記の先頭の部分単語だけでなく、単語表記の中途もしくは末尾に位置する部分単語に対しても照合を行う。図2に示す入力予測変換用辞書101の場合、入力文字「でぃず」について単語表記「東京/ディズニー」が合致するので、単語表記「東京/ディズニー」を抽出するとともに、部分単語「でぃずにー」の合致箇所を特定する(ステップST102)。
続いて、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103で抽出された単語表記「東京/ディズニー」、その読み、合致箇所の情報から、部分単語表記「ディズニー」を抽出する。この後、候補部分単語抽出手段104は、上述のようにして抽出した部分単語から読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する(ステップST103)。これにより、「でぃずにー」−「ディズニー」が得られる。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104により抽出された部分単語「でぃずにー」−「ディズニー」の単語表記部分を画面500の候補単語表示エリア503に表示する(ステップST104)。
この後、候補単語選択手段106は、画面500の候補単語表示エリア503に表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面500の候補単語表示エリア503に表示された「ディズニー」という部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
候補単語選択手段106に「ディズニー」という部分単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103が、選択された部分単語「ディズニー」を含む単語を入力予測変換用辞書101から探索し、一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。ただし、探索の際には、「ディズニー」を含む単語を対象にして「ディズニー」に隣接する部分単語が抽出される。
例えば、図2に示す入力予測変換用辞書101の場合、「ディズニー」の前に「東京」という部分単語、「ディズニー」の後ろに「シー」、「ランド」、「リゾート」という部分単語が探索され、一意に単語を決定できない。そこで、ステップST108へ移行して、読み・部分単語照合手段103が、「ディズニー」の前に「東京」という部分単語、「ディズニー」の後ろに「シー」、「ランド」、「リゾート」という部分単語を抽出する。
続いて、ステップST103の処理へ戻り、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103により抽出された単語において、読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する。これにより、「とうきょう」−「東京」、「しー」−「シー」、「らんど」−「ランド」、「りぞーと」−「リゾート」という4つの部分単語を得る。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104により抽出された「東京」、「シー」、「ランド」、「リゾート」の4つの部分単語の単語表記部分を、画面510の候補単語表示エリア511にリスト表示する(ステップST104)。このとき、既決定の部分単語である「ディズニー」との前後関係を判別可能な形態で部分単語表記を表示する。
例えば、図5の候補単語表示エリア511では、既決定の部分単語「ディズニー」を「*」で表示し、「*」の前に「東京」という部分単語は存在することを「東京*」で示し、「*」の後ろに「シー」、「ランド」、「リゾート」という部分単語は存在することを「*シー」、「*ランド」、「*リゾート」で示している。
ステップST104の処理が完了すると、候補単語選択手段106は、画面510の候補単語表示エリア511にリスト表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面510の候補単語表示エリア511に表示された「ディズニー」という部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
図5の例では、ユーザが、画面510の候補単語表示エリア511にリスト表示された候補部分単語を閲覧し、「*ランド」という部分単語を選択することにより、部分単語を直接入力する。
候補単語選択手段106に「*ランド」という部分単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103が、選択された部分単語「ディズニー」を含む単語を入力予測変換用辞書101から探索し、一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。図2に示す例では、「ディズニー」と「ランド」を含む単語表記が一つであるので、単語が一意に決定される。ここで、候補単語表示手段105が、「ディズニー」と「ランド」を含む単語表記のうち、選択されていない「東京*」を画面520の候補単語表示エリア521に表示する。
ユーザが「東京*」を選択した時点で、読み・部分単語照合手段103が、この時点で入力単語を決定する(ステップST109)。これにより、画面520から画面530へ表示を遷移し、読み入力手段102が、読み・部分単語照合手段103によって一意に決定された入力単語「とうきょうでぃずにーらんど」−「東京ディズニーランド」の読みを、画面530の窓領域に表示する。このように上述の手順を踏んで順次隣接する部分単語を補完することにより、最終的に画面530に示す入力単語「とうきょうでぃずにーらんど」−「東京ディズニーランド」が一意に決定される。
以上のように、この実施の形態2によれば、単語表記とその読みを部分単語に分割し、部分単語の表記と読みを対応付けたデータを入力予測変換用辞書101に保持しておき、このデータを用いて、ユーザが入力する読みと前方一致する部分単語を検索した上で、読みが合致した部分単語を、既に決定済の部分単語との隣接関係を判別できる形態で表示してその部分単語を順次選択入力することにより、最終的な単語表記を決定する。
このようにすることで、正式な単語表記に対して複数の読みを登録することなく、部分単語による照合ができ、うろ覚えの単語でも正確に入力することができる。
また、リスト表示が少なくなるまで、施設名の読みを入力し続ける必要がなく、読みの文字入力の手間を削減することができる。さらに、単語間の前後関係を明示して部分単語を表示することで、うろ覚えの単語を想起させる効果が期待できる。さらに、正式名称でない入力の形態を予測した辞書を事前に作成する必要がなく、辞書作成のための手間を削減することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態2では、部分単語の存在位置に関係なく、単語表記の中途あるいは末尾に存在する部分単語に対して既決定の部分単語との隣接関係を判別できる形態で表示・選択・入力する場合を示したが、この実施の形態3では、隣接関係のない複数の部分単語を表示・選択・入力する場合を示す。
なお、実施の形態3による入力予測装置の基本的な構成は、上記実施の形態1で示した図1の構成と同様であるが、読み・部分単語照合手段103、候補部分単語抽出手段104及び候補単語表示手段105による一部の動作が上記実施の形態1と異なる。そこで、実施の形態3による入力予測装置の構成については、図1を用いて説明する。
次に動作について説明する。
図6は、この発明の実施の形態3による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図であり、画面600から画面660へ表示が遷移してゆくものとする。また、この実施の形態3による入力予測装置は、上記実施の形態1における図3と同様の流れで動作する。
そこで、実施の形態3による入力予測装置の動作については、図3及び図6を用いて上記実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。また、説明の簡単のため、入力予測変換用辞書101についても、上記実施の形態1と同様に図2を例に挙げる。
先ず、読み入力手段102が、単語の読み入力を促す画面600を表示装置の表示画面上に表示する。図6に示すように、画面600には、読みを入力するための窓領域601、読みを入力するための50音キー602及び候補単語表示エリア603が表示される。
次に、読み入力手段102を用いて、ユーザが、画面600に対して単語の読みを入力する(ステップST101)。図6では、50音キー602に対する選択操作により、単語の読みを入力する。ここで、窓領域601に文字列「こくさ」が入力されると、読み・部分単語照合手段103は、入力された文字列と読みが前方一致する部分単語を、入力予測変換用辞書101から探索する。このとき、単語表記の先頭の部分単語だけでなく、単語表記の中途もしくは末尾に位置する部分単語に対しても照合を行う。
図2に示す入力予測変換用辞書101の場合、入力文字「こくさ」について単語表記「東京/国際」が合致するので、単語表記「東京/国際」を抽出するとともに、部分単語「こくさい」の合致箇所を特定する(ステップST102)。
続いて、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103で抽出された単語表記「東京/国際」、その読み、合致箇所の情報から、部分単語表記「国際」を抽出する。この後、候補部分単語抽出手段104は、上述のようにして抽出した部分単語から読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する(ステップST103)。これにより、「こくさい」−「国際」が得られる。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104により抽出された部分単語「こくさい」−「国際」の単語表記部分を画面600の候補単語表示エリア603に表示する(ステップST104)。
この後、候補単語選択手段106は、画面600の候補単語表示エリア603に表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面600の候補単語表示エリア603に表示された「国際」という部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
候補単語選択手段106に「国際」という部分単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103は、選択された部分単語「国際」を含む単語を入力予測変換用辞書101から探索し、一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。ただし、探索の際には、「国際」を含む単語を対象にして「国際」に隣接する部分単語が抽出される。
例えば、図2に示す入力予測変換用辞書101の場合、「国際」の前に「東京」という部分単語、「国際」の後ろに「ホテル」、「空港」、「フォーラム」という部分単語が探索され、一意に単語を決定できない。そこで、ステップST108へ移行して、読み・部分単語照合手段103が、「国際」の前に「東京」という部分単語、「国際」の後ろに「ホテル」、「空港」、「フォーラム」という部分単語を抽出する。
続いて、ステップST103の処理へ戻り、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103により抽出された単語において、読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する。これにより、「とうきょう」−「東京」、「ほてる」−「ホテル」、「くうこう」−「空港」、「ふぉーらむ」−「フォーラム」という4つの部分単語を得る。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104によって抽出された「東京」、「ホテル」、「空港」、「フォーラム」の4つの部分単語の単語表記部分を、画面610の候補単語表示エリア611にリスト表示する(ステップST104)。このとき、既に決定済の部分単語である「国際」との前後関係を判別できる形態で部分単語表記を表示する。
例えば、画面610の候補単語表示エリア611では、既決定の部分単語「国際」を「*」で表示し、「*」の前に「東京」という部分単語は存在することを「東京*」で示し、「*」の後ろに「ホテル」、「空港」、「フォーラム」という部分単語は存在することを「*ホテル」、「*空港」、「*フォーラム」で示している。
ステップST104の処理が完了すると、候補単語選択手段106は、画面610の候補単語表示エリア611にリスト表示した候補部分単語を閲覧したユーザによる部分単語の選択入力を受け付ける待ち状態となる(ステップST105)。ここで、ユーザが、画面610の候補単語表示エリア611に表示された「東京*」、「*ホテル」、「*空港」、「*フォーラム」という部分単語を閲覧して、入力したい単語に含まれている部分単語が表示されているか否かを判断する。
図6の例では、ユーザが、画面610の候補単語表示エリア611にリスト表示された候補部分単語を閲覧し、「東京*」という部分単語を選択することにより、部分単語を直接入力する。候補単語選択手段106に「東京*」という部分単語の選択入力が行われると、読み・部分単語照合手段103が、選択された部分単語「国際」を含む単語を入力予測変換用辞書101から探索し、一意に単語表記が決定できる否かを判定する(ステップST107)。
図2に示す例では、「東京」の後に「国際」が続く単語表記が2つであるので、単語が一意に決定できない。そこで、ステップST108へ移行して、読み・部分単語照合手段103が、「国際」の前に「東京」という部分単語、「国際」の後ろに「空港」、「フォーラム」という部分単語を抽出する。
続いて、ステップST103の処理へ戻り、候補部分単語抽出手段104が、読み・部分単語照合手段103により抽出された単語において、読みと表記が同一の部分単語の表記を1つに統合する。これにより、「くうこう」−「空港」、「ふぉーらむ」−「フォーラム」という2つの部分単語を得る。
候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104により抽出された「とうきょうこくさい」の後につながる「空港」、「フォーラム」の2つの部分単語の単語表記部分を、画面620の候補単語表示エリア621にリスト表示する(ステップST104)。
このとき、所望する単語表記がある場合には、部分単語を選択・入力することで単語入力を完了することができるが、図6の場合、ユーザの要求である「東京の国際ホテル」を示す部分単語が見当たらない。この場合は、操作画面の戻るボタン622を押下することで、候補単語表示手段105が、1つ前の画面状態630(画面610と同じ状態)に遷移させる。
このケースのように、ホテルの名称がうろ覚えで不明瞭であり、「東京国際ホテル」、「ホテル東京国際」等、単語の並びのバリエーションが多い場合に対応するため、部分単語の並びを規定しない部分単語の照合を行えるように読み・部分単語照合手段103を構成する。
並びを規定しない部分単語の照合では、単語の隣接関係を使用する照合と処理を区別するために、組み合わせ論理演算子を用いて区別をつける。図6に示す例では、隣接関係を無視したAND検索を行う処理が、画面上に設けたANDボタン631を押下することで設定される。この設定を行うと、読み入力手段102により、窓領域641にAND演算子を使用することを明示する表示がなされる。
読み・部分単語照合手段103が、候補単語表示手段105の表示上のANDボタン631でAND演算子が設定されると、読み入力手段102により入力された単語の読みをAND演算子で規定される関係で組み合わせて、入力予測変換用辞書101に保持された部分単語の読みと照合する。
ここでは、読み・部分単語照合手段103が、「国際」という部分単語を含んだ単語表記に対し、AND演算子に続いて入力される読みを含む部分単語を照合する。図6に示す画面640の場合、「国際」という部分単語を含んだ単語を対象にして、読み「とう」で始まる部分単語を照合する。つまり、AND演算子で規定される関係として「こくさい」かつ「とう」を含む部分単語が照合対象となる。
この場合、単語表記としては、「国際ホテル東京」、「東京国際空港」、「東京国際フォーラム」の3つの単語が照合されるが、照合される部分単語は「東京」のみであり、候補部分単語抽出手段104により抽出される部分単語は「東京」となる(ステップST102〜ステップST104)。候補単語表示手段105は、このようにして抽出した単語を画面640の候補単語表示エリア641に表示する。
次に、ユーザが、画面640の候補単語表示エリア641にリスト表示された候補部分単語を閲覧し、「東京」という部分単語を選択することで部分単語を直接入力する(ステップST105)。この選択操作により、読み入力手段102は、候補単語選択手段106により「東京」という単語が確定されたことを受けて、窓領域651に確定した部分単語の読み「とうきょう」という文字列を、既決定の「こくさい」という文字列と共に表示する。
併せて、読み・部分単語照合手段103は、既決定の「国際」と選択された部分単語「東京」を含む単語を、入力予測変換用辞書101から探索する。ただし、探索の際には、「国際」、「東京」の双方を含む単語を対象にして、「国際」、「東京」のいずれかに隣接する部分単語を抽出する。例えば、図2に示す入力予測変換用辞書101の場合、「国際」と「東京」の間に「ホテル」という部分単語、「東京」、「国際」の後ろに「空港」、「フォーラム」という部分単語があるものを抽出する(ステップST108)。
続いて、候補単語表示手段105は、候補部分単語抽出手段104によって抽出された「ホテル」、「空港」、「フォーラム」の3つの部分単語の単語表記部分を、画面650の候補単語表示エリア652にリスト表示する(ステップST104)。このとき、候補単語表示手段105は、既決定の部分単語である「国際」、「東京」との前後関係を判別できる形態で部分単語表記を表示する。
例えば、図6に示す候補単語表示エリア652では、既決定の部分単語「国際」を窓領域651の1番目に記載された部分単語の意味で「(1)」で表示し、既決定の部分単語「東京」を窓領域651の2番目に記載された部分単語の意味で「(2)」で表示し、「ホテル」、「空港」、「フォーラム」の3つの部分単語を「(1)」、「(2)」との位置関係と併せて表示する。図6の例の場合、「国際」と「東京」の間に「ホテル」という部分単語が存在することを「(1)ホテル(2)」で示し、「東京」、「国際」の後ろに「空港」、「フォーラム」が続くことを、それぞれ「(2)(1)空港」、「(2)(1)フォーラム」という表示で示す。
ユーザは、この候補単語表示エリア652を閲覧することで、「東京の国際ホテル」に合致するものは、「国際ホテル東京」の1つしかないことを把握し、該当する「(1)ホテル(2)」を選択入力した時点で、読み・部分単語照合手段103が、この時点で入力単語を決定する(ステップST109)。
以上のように、この実施の形態3によれば、単語表記とその読みを部分単語に分割し、部分単語の表記と読みを対応付けたデータを入力予測変換用辞書に保持しておき、このデータを用いて、ユーザが入力する読みと前方一致する部分単語を検索した上で、読みが合致した部分単語を、一致箇所が任意の既決定の複数の部分単語との前後関係を判別できる形態で表示し、その部分単語を順次選択入力することで最終的な単語表記を決定する。
このようにすることで、語順が不明確な単語でも正確に入力することができ、正式名称でない入力の形態を予測した辞書を事前に作成する必要がなく、辞書作成のための手間を削減できる。また、複数の部分単語間の語順関係を明示して部分単語を表示することで、うろ覚えの単語を想起させる効果が期待できる。
なお、上記実施の形態1〜3では、カーナビゲーション装置における目的地入力を例にして動作を説明したが、これに限らず、任意の機器において、部分単語で構成される任意の単語入力に対して適用できる。また、日本語以外の言語の単語に対しても適用できる。
例えば、欧米系の言語において、施設名等の名称は、複数の単語の組み合わせで構成され、単語と単語の間に空白をおいて記載される。これを利用して図2で示した単語区切りの「/」を空白に置き換え、空白で区切られた個々の単語を上記実施の形態1〜3の部分単語として扱い、全体を単語表記とする。
また、上記実施の形態1〜3において、単語の読みとして単語表記そのものを用いることで、欧米系言語に対しても単語のつづりの一部を入力することで、施設名の名称を効率よく入力することができる。
さらに、上記実施の形態1〜3において、タッチパネル上の50音キーで読み入力手段102を構成する場合を示したが、読み入力手段102は部分単語の読みの一部を入力できる手段であればよく、音声認識やリモコン等の他の種々の機器を用いてもよい。また、候補単語選択手段106は、タッチパネルのボタン選択で実現する例を示したが、複数の選択肢の中から選択を行う機能を果たせばよく、音声認識やリモコン等の他の種々の機器を用いてもよい。
さらに、上記実施の形態3では、組み合わせ論理演算を含む入力の例として、AND演算子を示したが、これに限らず、読み入力手段に他の論理演算子の入力を許容するように構成してもよい。
この発明の実施の形態1による入力予測装置の構成を示すブロック図である。 図1中の入力予測変換用辞書の一例を示す図である。 図1中の入力予測装置による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態2による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態3による入力予測装置のデータ入力及び画面表示の流れ(画面遷移)を説明するための説明図である。
符号の説明
101 入力予測変換用辞書、102 読み入力手段、103 読み・部分単語照合手段、104 候補部分単語抽出手段、105 候補単語表示手段、106 候補単語選択手段、201 データ、400,410,420,430,440,450,500,510,520,530,600,610,620,630,640,650,660 画面、401,421,432,501,601,641,651 窓領域、402,431,502,602 50音キー、403,411,422,442,503,511,521,603,611,621,652 候補単語表示エリア、433 濁点キー、442 「ランド」欄、622 戻るボタン、631 ANDボタン。

Claims (4)

  1. 入力された単語の読みの一部から単語表記の候補を予測し、前記候補の選択入力により所望の単語の入力を行う入力予測装置において、
    単語の読みを入力する読み入力手段と、
    単語の表記と読みを部分単語ごとに分割し、前記各部分単語の表記と読みを対応付けた単語を保持する入力予測変換用辞書と、
    前記読み入力手段により入力された単語の読みの一部と前記入力予測変換用辞書に保持された部分単語の読みとを照合する読み・部分単語照合手段と、
    前記読み・部分単語照合手段による照合で得られた、前記単語の読みの一部に合致する単語表記、その読み及び合致箇所に基づいて前記単語の読みの一部が合致する部分単語の表記を前記入力予測変換用辞書から抽出し、同一表記の部分単語を部分単語群に統合する候補部分単語抽出手段と、
    前記候補部分単語抽出手段で得られた部分単語を候補として表示する候補単語表示手段と、
    前記候補単語表示手段で表示された部分単語の候補の選択入力を受け付ける候補単語選択手段とを備え、
    前記読み・部分単語照合手段は、
    前記候補単語選択手段で選択入力された部分単語の候補から所望の単語を一意に決定できない場合、前記選択入力された部分単語を含む単語における部分単語を順次抽出して、前記候補単語表示手段で候補として表示し、前記候補単語選択手段で前記候補を順次選択入力することにより、前記所望の単語を決定することを特徴とする入力予測装置。
  2. 読み・部分単語照合手段は、読み入力手段により入力された単語の読みの一部と、入力予測変換用辞書に保持された部分単語の読みとを照合するにあたり、前記部分単語を前方から絞り込んで照合することを特徴とする請求項1記載の入力予測装置。
  3. 候補単語表示手段は、候補単語選択手段を介した選択入力により所望の単語に含まれるものとして既に決定された部分単語と、この部分単語を含む単語における他の部分単語との隣接関係を判別できる形態で前記部分単語を表示することを特徴とする請求項1または請求項2記載の入力予測装置。
  4. 候補単語表示手段は、読み入力手段による入力の論理演算子の使用有無を設定する表示を行い、
    読み・部分単語照合手段は、前記候補単語表示手段の表示を基に前記論理演算子が設定されると、前記読み入力手段により入力された単語の読みを当該論理演算子で規定される関係で組み合わせて、入力予測変換用辞書に保持された部分単語の読みと照合することを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の入力予測装置。
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