JP2003196273A - 文字列入力装置および文字列入力方法 - Google Patents

文字列入力装置および文字列入力方法

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JP2003196273A
JP2003196273A JP2001397067A JP2001397067A JP2003196273A JP 2003196273 A JP2003196273 A JP 2003196273A JP 2001397067 A JP2001397067 A JP 2001397067A JP 2001397067 A JP2001397067 A JP 2001397067A JP 2003196273 A JP2003196273 A JP 2003196273A
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Yuichi Okano
祐一 岡野
Takenori Kawamata
武典 川又
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一部の入力文字情報を基に、効率よく文字列
の入力を行う文字列入力方法および装置を得る。 【解決手段】 キー入力等の入力情報を得る入力手段1
と、文字列の読み情報、かな漢字表記情報、文字列の出
現頻度の情報等を格納した入力予測辞書3と、入力手段
1で得られた情報と入力予測辞書3からの情報に基づい
て入力予測を行う入力予測手段2と、入力手段1および
入力予測手段2の出力に基づいて文字列選択指示および
再展開指示の判別を行う制御手段5と、制御手段5の判
別結果に基づいて入力予測手段2で得られた複数の予測
候補文字列から予測候補文字列を選択する予測候補選択
手段6と、制御手段5の判別結果に基づいて予測候補選
択手段6で選択された予測候補文字列の一部の情報を用
いて、さらに後続の文字列を予測する予測候補再展開手
段7とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯情報端末等
の情報機器への文字入力を効率よく行う文字列入力装置
および方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小型の携帯情報端末や携帯電話、
PHSが広く普及している。携帯情報端末は個人の情報管
理ツールやメール端末として利用されているが、最近は
携帯電話やPHS等の通信用情報機器においても、本来の
音声通話だけではなく電子メール等による文字情報のや
り取りが盛んに行われるようになっている。
【0003】これら小型情報機器における文字入力手段
としては、ソフトウエアキーボードや、手書き文字入力
があるが、いずれも1字1字全て正確に入力する必要があ
り、長い文字列を入力する際にはユーザへの負荷が大き
かった。また、特に携帯電話、PHSの文字入力に関して
は、主に電話番号入力用のテンキーを用いた入力方法が
とられており、メール通信文などで長文を入力するには
不向きであった。
【0004】これに対して、ソフトウエアキーボード、
手書き入力、テンキー入力等に比べて、より効率良く所
望の文字列を入力する方法がいくつか考案されている。
一部の入力文字を手がかりに後続の文字を効率良く入力
する方法として、例えば特開平05−233600号公
報(以下、第1の従来例と称する)、特開平08−14
7289号公報(以下、第2の従来例と称する)、特開
平10−154033号公報(以下、第3の従来例と称
する)がある。これらは、入力された文字情報に基づい
て、単語辞書や過去に入力した文例情報から、部分一致
する単語を抽出することで、全ての文字を入力する前に
所望の単語を選択入力可能にするものである。
【0005】このうち、第3の従来例について、図10
を用いて動作を説明する。図10にいて、101は情報
機器などの画面上に表示されたソフトウエアキーボー
ド、102は現在入力している文字、103はプルダウ
ンメニューとして表示されている単語候補である。図1
0では"ほ"に続いて"ん"を入力(102)した状態を示
している。
【0006】第3の従来例では、図10に示すよう
に、"ほん"の文字入力の情報を基に、単語辞書等から"
ほん"で始まる読みの単語を検索し、画面上に複数の検
索結果の単語を候補単語として表示する(103)。ユ
ーザはこの候補単語の中に所望の単語が存在する場合、
画面のタップ等により該単語を選択することで、所望の
単語を入力することができる。しかし、これらの方法で
は、表示された候補単語に所望の単語が出現しない場合
は、所望の単語が表示されるまで、文字入力操作を再度
続ける必要があった。
【0007】これに対して、一部の入力文字を基に検索
された候補単語の中で、所望の単語と完全に一致したも
のが無くとも、部分一致している部分までを取り出して
入力することを可能とする方法(例えば、特開2000
−10973号公報(以下、第4の従来例と称する))
がある。
【0008】第4の従来例の文字入力方法の概要を図1
1および図12を用いて説明する。図11は第4の従来
例の構成を示すブロック図である。図11において、1
11は入力部、112は全体を制御する制御部、113
は出力部、114は入力予測部、115は読み情報、漢
字かな表記情報などが記憶されている入力予測辞書、1
16は入力予測候補の確定などを行う予測候補選択部、
117は長単位予測候補選択部、118は短単位予測候
補選択部、119は候補選択法指示部である。
【0009】図12は、第4の従来例のインタフェース
画面である。図12において、120はコマンドエリ
ア、121は文字入力エリア、122は候補選択エリア
である。ここでは、ユーザが「会議を開催しますから」
の文字列を入力する場合を考える。ユーザが文字入力エ
リア121に"かいぎ"と入力した場合、入力部111か
ら"かいぎ"の文字情報が制御部112を介して入力予測
部114に送られる。入力予測部114では、入力され
た文字"かいぎ"を基に、完全一致、あるいは前方一致す
る文字列を入力予測辞書115から検索する。
【0010】長単位予測候補選択部117は、予測文字
列を単語毎の区切りに分けた表示イメージを作成し、制
御部112、出力部113を介して、図12に示すよう
に候補選択エリア122に予測候補の文字列を表示す
る。ここで、入力したい文字列「会議を開催しますか
ら」と部分一致している最後の文字"す"の領域をユーザ
が押下すると、予測候補選択部116は "会議"から"
す"までを選択範囲として決定し、"会議を開催します"
を確定する。これにより1回のボタン操作で「会議を開
催します」までを入力することがでる。ユーザは引き続
き「から」の文字を入力することで、所望の文字列「会
議を開催しますから」を入力することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】以上、説明したよう
に、上記第1〜第3の従来例では一部の入力文字を手が
かりに、単語辞書などから部分一致する候補単語を検索
し、ユーザに提示することで、全部の文字入力を行わず
に所望の単語を入力可能とするものである。しかし、検
索した候補単語の中に所望の単語が含まれない場合は、
結局多くの文字を再度入力していく必要があった。
【0012】また、上記第4の従来例は、検索した候補
単語の中に所望の文字列と完全に一致するものがなくと
も、必要な部分までを指定することにより、部分的に文
字列を入力することが可能となるものである。しかし、
一致していない部分については、結局通常の文字入力方
法により、1文字づつ文字を入力していくしか方法がな
かった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたものであり、一部の入力文字を手がか
りに検索された候補単語の中に所望の文字列が無い場合
に、再度文字入力を行うといった煩雑な操作を行うこと
なく、候補選択のような簡単な操作により、後続の文字
列を入力可能とする文字列入力装置および方法を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る文
字列入力装置は、キー入力等の入力情報を得る入力手段
と、文字列の読み情報、かな漢字表記情報、文字列の出
現頻度の情報等を格納した入力予測辞書と、上記入力手
段で得られた情報と上記入力予測辞書からの情報に基づ
いて入力予測を行う入力予測手段と、上記入力手段およ
び入力予測手段の出力に基づいて文字列選択指示および
再展開指示の判別を行う制御手段と、上記制御手段の判
別結果に基づいて上記入力予測手段で得られた複数の予
測候補文字列から予測候補文字列を選択する予測候補選
択手段と、上記制御手段の判別結果に基づいて上記予測
候補選択手段で選択された予測候補文字列の一部の情報
を用いて、さらに後続の文字列を予測する予測候補再展
開手段とを備えたものである。
【0015】請求項2の発明に係る文字列入力装置は、
上記入力予測手段は、上記入力手段から得られた入力文
字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、ある
いは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索するもの
である。
【0016】請求項3の発明に係る文字列入力装置は、
上記入力予測手段は、上記入力手段から得られた入力文
字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、ある
いは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索する際
に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に
予測候補文字列として選ぶものである。
【0017】請求項4の発明に係る文字列入力装置は、
上記入力予測手段は、上記入力手段から得られた入力文
字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、ある
いは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索する際
に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に
予測候補文字列として選ぶと同時に、文字列の出現頻度
情報を参照して予測候補文字列を選ぶものである。
【0018】請求項5の発明に係る文字列入力装置は、
上記予測候補再展開手段は、上記制御手段からの再展開
指示を受けることにより、上記予測候補選択手段で選択
された予測候補文字列の先頭文字から、順次、次の文字
までを再展開の確定文字列とするものである。
【0019】請求項6の発明に係る文字列入力装置は、
上記予測候補再展開手段は、上記制御手段からの再展開
指示の継続時間により、それまでに選択されている再展
開の確定文字列を用いて、上記入力予測辞書から再度予
測候補文字列を検索するものである。
【0020】請求項7の発明に係る文字列入力装置は、
上記予測候補再展開手段は、上記制御手段より最後の再
展開指示から一定時間入力がない場合に、それまでに選
択されている再展開の確定文字列を用いて、上記入力予
測辞書から再度予測候補文字列を検索するものである。
【0021】請求項8の発明に係る文字列入力装置は、
上記制御手段からの制御に基づいて文字列を出力する出
力手段と、上記制御手段からの制御に基づいて各種デー
タを格納する作業用バッファと、上記制御手段の処理時
間の計測を行うタイマーとを備えたものである。
【0022】請求項9の発明に係る文字列入力装置は、
上記予測候補再展開手段は、上記制御手段を通して上記
出力手段に指示を行い、再展開の確定文字列部分の表示
色を変えて予測候補文字列を表示させるものである。
【0023】請求項10の発明に係る文字列入力方法
は、キー入力等の入力情報を得る入力工程と、上記入力
工程で得られた情報と、文字列の読み情報、かな漢字表
記情報、文字列の出現頻度の情報等を格納した入力予測
辞書からの情報に基づいて入力予測を行う入力予測工程
と、上記入力工程および入力予測工程の出力に基づいて
文字列選択指示および再展開指示の判別を行う制御工程
と、上記制御工程における判別結果に基づいて上記入力
予測工程で得られた複数の予測候補文字列から予測候補
文字列を選択する予測候補選択工程と、上記制御工程に
おける判別結果に基づいて上記予測候補選択工程で選択
された予測候補文字列の一部の情報を用いて、さらに後
続の文字列を予測する予測候補再展開工程とを含むもの
である。
【0024】請求項11の発明に係る文字列入力方法
は、上記入力予測工程では、上記入力工程から得られた
入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一
致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索
するものである。
【0025】請求項12の発明に係る文字列入力方法
は、上記入力予測工程では、上記入力工程から得られた
入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一
致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索
する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優
先的に予測候補文字列として選ぶものである。
【0026】請求項13の発明に係る文字列入力方法
は、上記入力予測工程では、上記入力工程から得られた
入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から完全一
致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列を検索
する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優
先的に予測候補文字列として選ぶと同時に、文字列の出
現頻度情報を参照して予測候補文字列を選ぶものであ
る。
【0027】請求項14の発明に係る文字列入力方法
は、上記予測候補再展開工程では、再展開指示を受ける
ことにより、上記予測候補選択工程で選択された予測候
補文字列の先頭文字から、順次、次の文字までを再展開
の確定文字列とするものである。
【0028】請求項15の発明に係る文字列入力方法
は、上記予測候補再展開工程では、再展開指示の継続時
間により、それまでに選択されている再展開の確定文字
列を用いて、上記入力予測辞書から再度予測候補文字列
を検索するものである。
【0029】請求項16の発明に係る文字列入力方法
は、上記予測候補再展開工程では、最後の再展開指示か
ら一定時間入力がない場合に、それまでに選択されてい
る再展開の確定文字列を用いて、上記入力予測辞書から
再度予測候補文字列を検索するものである。
【0030】請求項17の発明に係る文字列入力方法
は、上記制御工程における制御に基づいて文字列を出力
する出力工程と、上記制御工程における制御に基づいて
各種データを作業用バッファに格納する工程と、上記制
御工程における処理時間の計測を行う工程とを含むもの
である。
【0031】請求項18の発明に係る文字列入力方法
は、上記予測候補再展開工程では、上記出力工程におけ
る文字列の出力を指示し、再展開の確定文字列部分の表
示色を変えて予測候補文字列を表示するものである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図に基づいて説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1を概略
的に示す構成図である。図1において、1はソフトウエ
アキーボードやテンキー等の文字の入力を行う入力手段
である。2は入力手段1から得られた情報を基に、入力
予測辞書3から完全一致、あるいは部分一致となる文字
列を検索する入力予測手段である。入力予測辞書3は文
字列の読み情報、かな漢字表記情報、出現頻度情報など
を格納した入力予測辞書である。4は液晶画面などに文
字列を出力する出力手段である。5は全体を制御する制
御手段である。6は入力予測手段2で得られた複数の予
測候補文字列から1つの予測候補文字列を選択する予測
候補選択手段である。7は選択された予測候補文字列の
一部の情報を用いて更に後続文字を予測展開する予測候
補再展開手段である。8は処理中のデータ等を格納する
ための作業用バッファである。9は処理に関する時間を
計測するためのタイマーである。
【0033】図2は、本実施の形態での情報端末の一例
を示しており、10は携帯電話型の情報端末、11は文
字列を確定するときに押す確定ボタン、12は文字列を
選択するときに押す選択ボタン,13は予測候補文字列
を再展開するときに押す再展開ボタンである。14は文
字入力を行うためのテンキー群、15は文字列等を表示
する表示画面である。
【0034】図3は本実施の形態の処理フローである。
図4は入力予測辞書3の一例を示したものであり、図中
の20は読み情報、21は読みに対するかな漢字表記、
22は文字列に対する出現頻度を反映した重要度であ
る。図5は図1の予測候補再展開手段7の処理フローで
ある。
【0035】また、図6から図9は、実際の文字列入力
の動作の一例を説明した図である。ここで、15は図2
に示した表示画面である。30はユーザのテンキー14
による入力結果を表示する入力表示エリアである。31
は予測候補文字列を表示する予測候補文字列表示エリア
である。図9の32は確定した文字列を示すものであ
る。
【0036】次に、動作について説明する。本実施の形
態では、ユーザが"研究所"を入力する場合について説明
する。まず、ユーザがテンキー14により"け"の文字入
力を行うと、図1の入力手段1はこの情報を制御手段5
に送る(図3のステップS0)。制御手段5はこの情報
を入力予測手段2に送り、入力予測手段2はこの情報を
基に、入力予測辞書3から予測候補文字列を検索する
(ステップS1)。
【0037】ここで、予測候補文字列の検索処理につい
て簡単に説明する。入力予測手段2は"け"の入力情報を
基に、図4の入力予測辞書3の読み情報20を手がかり
に文字列を検索する。例えば、読み情報の中から、"け"
で始まる前方一致文字列"携帯"、"研究開発"等を探し出
す。
【0038】なお、このとき、入力予測手段2は、後述
する予測候補展開手段7の処理の都合上、予測候補文字
列としての図4のかな漢字表記21が出来るだけ異なる
文字列を選び出す。すなわち、本実施の形態では"け"の
入力情報を用いて前方一致により、"携帯"、"携帯電
話"、"研究開発"、"研究室"、、などが検索されるが、
かな漢字表記の1文字目が異なる"携帯"、"研究開発"、"
健康保険"、"検索"等を選ぶ。
【0039】次に、制御手段5は、ステップS1におい
て得られた入力予測手段2の検索結果を受け取り、出力
手段4に指示して検索結果の予測候補文字列を表示画面
に表示する(ステップS2)。この状態を示したものが
図6である。ここでユーザは、図6の予測候補文字列表
示エリア31に表示された予測候補文字列の中から所望
の文字列を選択する。本実施の形態では所望の文字列"
研究所"は予測候補文字列中には存在しない。しかし、
一部が一致している文字列"研究開発"が存在するため、
ユーザはこの文字列を選択する。
【0040】本実施の形態の情報端末10の場合、ユー
ザが選択ボタン12を1回押す度に、選択する予測候補
文字列を"携帯"→"研究開発"→"健康保険"と順次変更す
る。ここでは、ユーザは選択ボタン12を2回押し
て、"研究開発"を選択する。なお、現在選択している予
測候補文字列は文字列の反転表示を行う、下線を引く、
色を変える、などしてユーザにわかり易く表示するもの
とする。
【0041】入力手段1は選択ボタン12が押されたこ
とを検知し、この情報を制御手段5に伝える。制御手段
5はユーザからの文字列選択指示があったと判断し(図
3のステップS3でYes)、ステップS4に処理を進
める。なお、ここで、ユーザが文字列選択のために選択
ボタン12を操作せず、続けてテンキー14による文字
入力等を行った場合は、ステップS3でNoとなり、再
びステップS0に戻る。
【0042】次に、予測候補選択手段6は、現在選択さ
れている予測候補文字列を選択し(ステップS4)、選
択された文字列の情報を作業用バッファ8に格納する。
本実施の形態の場合は、ユーザが"研究開発"を選択して
いるので、予測候補選択手段6は"研究開発"の文字列を
選択し、作業用バッファ8に格納する。ここで、ユーザ
は所望の文字列が"研究所"であるため、予測選択文字列
の"研究開発"のうち一致している文字列部分、すなわ
ち"研究"を利用して次に続く後続文字列の再展開指示を
行う。本実施の形態の情報機器10の場合は再展開ボタ
ン13を押すことにより予測候補文字列の再展開を行
う。
【0043】ユーザが再展開ボタン13を押すと、入力
手段1はこれを検知し、この情報を制御手段5に伝え
る。制御手段5は、ユーザからの再展開指示があったと
判断し(図3のステップS5でYes)、ステップS7
に処理を進める。ここで、予測候補再展開手段7は、選
択されている予測候補文字列を用いて再展開、および新
たな予測候補文字列の表示を行う。
【0044】ステップS7における予測候補再展開手段
7の動作を、図5の処理フローを用いて説明する。ま
ず、予測候補文字列"研究開発"が選択されている状態で
再展開指示があると、ステップS700で、予測候補再
展開手段7は、現在選択されている予測候補文字列"研
究開発"(これは作業用バッファ8に格納されている)
の先頭から次の文字までを再展開の確定文字列とする。
すなわち、"研"の次の文字である"究"までを再展開の際
の確定文字列とする。
【0045】なお、ステップS700で求められた再展
開の確定文字列の部分は、色を変えて表示する、下線を
引くなどしてユーザに現在再展開の確定文字列として選
択されている部分をわかりやすく提示するものとする。
【0046】ここで、ユーザがさらに再展開ボタン13
を押すと、入力手段1がこれを検知し、この情報を制御
手段5に伝える。ここで、タイマー9は、再展開ボタン
13が押下げされている間の経過時間を計測し、この情
報を制御手段5へ伝える。もし、ボタン押下げ時間が、
あらかじめ定めた一定時間を超えない場合、図5のステ
ップS701でNoとなり再度ステップS700に進
む。この場合は、ステップS700において、入力候補
再展開手段7は、さらに次の文字までを再展開する確定
文字列とする。すなわち、"研究開"までを確定文字列と
する。
【0047】本実施の形態の場合は、所望の文字列と一
致している部分が"研究"までであるため、再展開の確定
文字列が"研究"である状態で、ユーザは再展開ボタン1
3を長押しする。すると、先程と同様にタイマー9はボ
タンの押下げ時間を計測し、この結果を制御手段5へ送
る。この場合は押下げ時間があらかじめ定めた一定時間
を超えているためステップS701でYesとなり、制
御手段5は処理をステップS702に進める。
【0048】なお、上記の例では、タイマー9がボタン
の押下げの間の経過時間を計測し、これが一定時間を超
えた場合にステップS702に進むとしたが、ユーザが
ボタン押下げ動作を行っていない時間をタイマー9が計
測しておき、この時間が一定時間を経過した場合にステ
ップS702に進むように構成しても良い。この場合ユ
ーザは"研究"までを再展開の確定文字列として選択した
状態でボタン押下げ等の動作を一定時間行わない場合
に、自動的にステップS702に処理を進めることがで
き、使い勝手が向上する。
【0049】次に、予測候補再展開手段7は、現在まで
の確定文字列、すなわち"研究"を再展開の確定文字列と
して決定し、この情報を作業用バッファ8に格納すると
ともに、"研究"の文字列を使って再度、入力予測辞書3
から文字列の検索を行う(ステップS702)。
【0050】ここでの文字列検索は、例えば次のように
して実施する。図4のかな漢字表記21のうち、作業用
バッファ8に格納された再展開の確定文字列である"研
究"と前方一致する文字列を検索する。本実施の形態の
場合は、"研究開発"、"研究室"、"研究所"、"研究者"な
どが検索される。ここで、予測候補再展開手段7は、作
業用バッファ8に格納された予測候補文字列である"研
究開発"を除いた文字列を求める。これは、ユーザが"研
究開発"を選択した後に再展開指示を行っているので、"
研究開発"の文字列は所望の文字列として無駄な予測候
補文字列を表示しないようにするためである。
【0051】次に、予測候補再展開手段7、検索結果の
文字列を再展開後の予測候補文字列として制御手段5に
送り、制御手段5は出力手段4に指示して、予測候補文
字列を表示画面に表示する。
【0052】図7は、予測候補再展開手段7で得られた
再展開後の予測候補文字列を表示した状態を示したもの
である。なお、予測候補再展開手段7は出力手段4に指
示し、ユーザに再展開に用いた確定文字列部分が"研究"
であることをわかりやすく提示するために、"研究"の文
字列の色表示を変えるなどの表示方法をとるようにして
もよい。
【0053】以上、図3のステップS7における予測候
補再展開手段7の動作をまとめると次のようになる。予
測候補文字列"研究開発"が得られている状態で、ユーザ
が予測候補文字列再展開指示を行うと、予測候補再展開
手段7が、次の文字まで("研究"まで)を再展開する際
の確定文字列とする。ここで、ユーザは一致している部
分を選択できたので、再展開ボタン13を長押すると、
タイマー9からの長押し検知の情報を得て、予測候補再
展開手段7は"研究"を再展開の確定文字列として決定す
る。次に、予測候補再展開手段7は、この文字列"研究"
を使って入力予測辞書3から再度文字列検索を行い、出
力手段4を用いて、"研究室"、"研究所"、"研究
者"、、、などの検索結果を予測候補文字列として表示
する。
【0054】図3の処理フローに戻り、ステップS7の
処理が終わると、次に、再度ステップS3に進む。ここ
で、図7に示すように、予測候補文字列の中に所望の文
字列"研究所"が存在するので、ユーザは情報端末10の
選択ボタン12を押すことにより、"研究所"を選択す
る。すると、入力手段1、制御手段5により、文字列選
択指示があったと判断され、図3のステップS3でYe
sとなる。続いて予測候補選択手段6は、"研究所"の文
字列を選択文字列として決定し、これを作業用バッファ
8に格納する。
【0055】図8は"研究所"の文字列が選択されている
状態を示している。ここで、ユーザは所望の文字列が選
択されているので、文字列確定の動作を行う。本実施の
形態の場合は、情報端末10の確定ボタン11を押すこ
とにより確定動作を行う。すると、入力手段1はこれを
検知し、この情報を制御手段5に送る。次に制御手段5
は、図3のステップS5で、再展開指示ではないと判断
し(ステップS5でNo)、処理をステップS6に進め
る。
【0056】なお、ここでは、確定ボタン11の押下げ
動作を検知して、再展開指示ではなく文字列確定である
と判断したが、引き続き直接テンキー14による文字入
力動作が行われたことを検知することで、再展開指示で
はないと判断するように構成してもよい。
【0057】次に、図3のステップS6において、制御
手段5は選択された予測候補文字列"研究所"を確定文字
列として決定し、出力手段4に指示してこの文字列を表
示画面に表示する。図9は、最終的に"研究所"が確定さ
れて入力された状態を示した図である。
【0058】なお、本実施の形態では、入力予測手段2
は、予測候補展開手段7での処理の都合上、予測候補文
字列としてかな漢字表記が出来るだけ異なる文字列を選
んだが、文字列を選ぶ際にかな漢字表記が同じ部分があ
っても、図4の文字列の重要度22が一定値以上のもの
であれば予測候補文字列として選ぶように構成してもよ
い。例えば、重要度が0.8以上の文字列を選択するよう
設定しておくことにより、図4の例では"研究開発"と同
時に"研究所"も予測候補文字列として選ばれる。これに
より、ユーザが図3のステップS4の選択文字列決定に
おいて、所望の"研究所"を選択することが可能となる。
このように重要度の高い文字列は、表記が一部同じもの
でも最初の予測候補文字列に含めることで、出来るだけ
早く所望の文字列を選択可能にすることができる。
【0059】このようにして、本実施の形態では、上記
の工程を経ることから、入力したい文字列の一部の情報
のみから、効率よく所望の文字列を入力することが可能
となる。
【0060】また、予測候補再展開手段により、入力文
字情報を基に予測した予測候補文字列の中に所望の文字
列がなくとも、再度複雑な文字入力操作を行うことな
く、候補選択等の単純な操作により所望の文字列を効率
よく入力することが可能となる。これにより、ユーザの
文字入力に対する負荷を軽減することができる。
【0061】また、入力予測手段で、かな漢字表記が出
来るだけ異なる予測候補文字列を選ぶため、予測候補文
字列の中に、所望の文字列の一部が一致する文字列が表
示される可能性が高くなり、予測候補再展開手段によ
り、効率よく所望の文字列が得られる可能性が高くな
る。また、かな漢字表記の大部分が同じであるような冗
長な予測候補文字列を大量に表示されるのを防ぐことが
でき、狭い表示領域でも効率よく予測候補文字列の提示
が可能となる。
【0062】また、入力予測手段は、かな漢字表記の異
なる予測候補文字列を選ぶと同時に、文字列の出現頻度
の高いものは、予測候補文字列に含めるようにするた
め、よく使われる文字列は最初の予測候補文字列の選択
時に入力可能となり、より文字列入力の効率を高めるこ
とができる。
【0063】また、予測候補再展開手段は、再展開指示
を受けるたびに、再展開の確定文字列を増やすようにし
たことで、予測候補文字列に所望の文字列との一致部分
が多く含まれている場合でも、効率よく再展開による予
測候補文字列を得ることが可能となる。具体的には"コ
ンピュータシミュレーション"が所望の文字列の場合、"
こ"の文字入力で、最初の予測候補文字列に"コンピュー
タウイルス"があったとすると、複数回の再展開指示に
より、"コンピュータ"までを再展開の確定文字列として
指定可能となり、その後の再展開、文字列検索によ
り、"コンピュータシミュレーション"を選択することが
出来る。
【0064】また、予測候補再展開手段で、再展開指示
ボタンの長押しで再展開の動作を行うようにしたことに
より、ボタン押しのような単純な操作のみで、再展開の
確定文字列指定と、再展開による予測候補文字列検索の
動作の切り替えを行うことが可能となる。これによりユ
ーザに対する使い勝手が向上する。
【0065】また、予測候補再展開手段で、再展開指示
の後、一定時間動作がない場合に再展開による予測候補
文字列検索を行うようにしたので、ユーザの意図に合わ
せて自動的に次の動作に移行することが可能となる。こ
れにより、ユーザに対する使い勝手が向上する。
【0066】また、再展開に用いた確定文字列部分を、
表示色を変えて表示する、または下線とともに表示する
ようにしたため、ユーザが確定文字列部分を容易に確認
できるようになる。これにより、ユーザによる誤動作を
防ぐことができ使い勝手が向上する。
【0067】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
によれば、キー入力等の入力情報を得る入力手段と、文
字列の読み情報、かな漢字表記情報、文字列の出現頻度
の情報等を格納した入力予測辞書と、上記入力手段で得
られた情報と上記入力予測辞書からの情報に基づいて入
力予測を行う入力予測手段と、上記入力手段および入力
予測手段の出力に基づいて文字列選択指示および再展開
指示の判別を行う制御手段と、上記制御手段の判別結果
に基づいて上記入力予測手段で得られた複数の予測候補
文字列から予測候補文字列を選択する予測候補選択手段
と、上記制御手段の判別結果に基づいて上記予測候補選
択手段で選択された予測候補文字列の一部の情報を用い
て、さらに後続の文字列を予測する予測候補再展開手段
とを備えたので、入力したい文字列の一部の情報のみか
ら、効率よく所望の文字列を入力することができるとい
う効果がある。
【0068】また、請求項2の発明によれば、上記入力
予測手段は、上記入力手段から得られた入力文字情報を
用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは前方
一致に基づいて予測候補文字列を検索するので、効率よ
く所望の文字列を入力するのに寄与できるという効果が
ある。
【0069】また、請求項3の発明によれば、上記入力
予測手段は、上記入力手段から得られた入力文字情報を
用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは前方
一致に基づいて予測候補文字列を検索する際に、かな漢
字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に予測候補文
字列として選ぶので、予測候補文字列の中に、所望の文
字列の一部が一致する文字列が表示される可能性が高く
なり、効率よく所望の文字列が得られる可能性が高くな
るという効果がある。
【0070】また、請求項4の発明によれば、上記入力
予測手段は、上記入力手段から得られた入力文字情報を
用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは前方
一致に基づいて予測候補文字列を検索する際に、かな漢
字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に予測候補文
字列として選ぶと同時に、文字列の出現頻度情報を参照
して予測候補文字列を選ぶので、よく使われる文字列は
最初の予測候補文字列の選択時に入力可能となり、より
文字列入力の効率を高めることができるという効果があ
る。
【0071】また、請求項5の発明によれば、上記予測
候補再展開手段は、上記制御手段からの再展開指示を受
けることにより、上記予測候補選択手段で選択された予
測候補文字列の先頭文字から、順次、次の文字までを再
展開の確定文字列とするので、予測候補文字列に所望の
文字列との一致部分が多く含まれている場合でも、効率
よく再展開による予測候補文字列を得ることができると
いう効果がある。
【0072】また、請求項6の発明によれば、上記予測
候補再展開手段は、上記制御手段からの再展開指示の継
続時間により、それまでに選択されている再展開の確定
文字列を用いて、上記入力予測辞書から再度予測候補文
字列を検索するので、ボタン押しのような単純な操作の
みで、再展開の確定文字列指定と、再展開による予測候
補文字列検索の動作の切り替えを行うことができ、ユー
ザに対する使い勝手を向上できるという効果がある。
【0073】また、請求項7の発明によれば、上記予測
候補再展開手段は、上記制御手段より最後の再展開指示
から一定時間入力がない場合に、それまでに選択されて
いる再展開の確定文字列を用いて、上記入力予測辞書か
ら再度予測候補文字列を検索するので、ユーザの意図に
合わせて自動的に次の動作に移行することができ、、ユ
ーザに対する使い勝手を向上できるという効果がある。
【0074】また、請求項8の発明によれば、上記制御
手段からの制御に基づいて文字列を出力する出力手段
と、上記制御手段からの制御に基づいて各種データを格
納する作業用バッファと、上記制御手段の処理時間の計
測を行うタイマーとを備えたので、ユーザが確定文字列
部分を容易に確認でき、ユーザによる誤動作を防ぎ、使
い勝手を向上できるという効果がある。
【0075】請求項9の発明に係る文字列入力装置は、
上記予測候補再展開手段は、上記制御手段を通して上記
出力手段に指示を行い、再展開の確定文字列部分の表示
色を変えて予測候補文字列を表示させるので、効率よく
所望の文字列を入力するのに寄与できるという効果があ
る。
【0076】さらに、請求項10の発明によれば、キー
入力等の入力情報を得る入力工程と、上記入力工程で得
られた情報と、文字列の読み情報、かな漢字表記情報、
文字列の出現頻度の情報等を格納した入力予測辞書から
の情報に基づいて入力予測を行う入力予測工程と、上記
入力工程および入力予測工程の出力に基づいて文字列選
択指示および再展開指示の判別を行う制御工程と、上記
制御工程における判別結果に基づいて上記入力予測工程
で得られた複数の予測候補文字列から予測候補文字列を
選択する予測候補選択工程と、上記制御工程における判
別結果に基づいて上記予測候補選択工程で選択された予
測候補文字列の一部の情報を用いて、さらに後続の文字
列を予測する予測候補再展開工程とを含むので、入力し
たい文字列の一部の情報のみから、効率よく所望の文字
列を入力することができるという効果がある。
【0077】また、請求項11の発明によれば、上記入
力予測工程では、上記入力工程から得られた入力文字情
報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは
前方一致に基づいて予測候補文字列を検索するので、効
率よく所望の文字列を入力するのに寄与できるという効
果がある。
【0078】また、請求項12の発明によれば、上記入
力予測工程では、上記入力工程から得られた入力文字情
報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは
前方一致に基づいて予測候補文字列を検索する際に、か
な漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に予測候
補文字列として選ぶので、予測候補文字列の中に、所望
の文字列の一部が一致する文字列が表示される可能性が
高くなり、効率よく所望の文字列が得られる可能性が高
くなるという効果がある。
【0079】また、請求項13の発明によれば、上記入
力予測工程では、上記入力工程から得られた入力文字情
報を用いて、上記入力予測辞書から完全一致、あるいは
前方一致に基づいて予測候補文字列を検索する際に、か
な漢字表記が出来るだけ異なる文字列を優先的に予測候
補文字列として選ぶと同時に、文字列の出現頻度情報を
参照して予測候補文字列を選ぶので、よく使われる文字
列は最初の予測候補文字列の選択時に入力可能となり、
より文字列入力の効率を高めることができるという効果
がある。
【0080】また、請求項14の発明によれば、上記予
測候補再展開工程では、再展開指示を受けることによ
り、上記予測候補選択工程で選択された予測候補文字列
の先頭文字から、順次、次の文字までを再展開の確定文
字列とするので、予測候補文字列に所望の文字列との一
致部分が多く含まれている場合でも、効率よく再展開に
よる予測候補文字列を得ることができるという効果があ
る。
【0081】また、請求項15の発明によれば、上記予
測候補再展開工程では、再展開指示の継続時間により、
それまでに選択されている再展開の確定文字列を用い
て、上記入力予測辞書から再度予測候補文字列を検索す
るので、再展開の確定文字列指定と、再展開による予測
候補文字列検索の動作の切り替えを行うことができ、ユ
ーザに対する使い勝手を向上できるという効果がある。
【0082】また、請求項16の発明によれば、上記予
測候補再展開工程では、最後の再展開指示から一定時間
入力がない場合に、それまでに選択されている再展開の
確定文字列を用いて、上記入力予測辞書から再度予測候
補文字列を検索するので、ユーザの意図に合わせて自動
的に次の動作に移行することができ、、ユーザに対する
使い勝手を向上できるという効果がある。
【0083】また、請求項17の発明によれば、上記制
御工程における制御に基づいて文字列を出力する出力工
程と、上記制御工程における制御に基づいて各種データ
を作業用バッファに格納する工程と、上記制御工程にお
ける処理時間の計測を行う工程とを含むので、ユーザが
確定文字列部分を容易に確認でき、ユーザによる誤動作
を防ぎ、使い勝手を向上できるという効果がある。
【0084】また、請求項18の発明によれば、上記予
測候補再展開工程では、上記出力工程における文字列の
出力を指示し、再展開の確定文字列部分の表示色を変え
て予測候補文字列を表示するので、効率よく所望の文字
列を入力するのに寄与できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明の実施の形態1における情報端末の
一例を示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1における入力予測辞
書の一例を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めの図である。
【図7】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めの図である。
【図8】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めの図である。
【図9】 この発明の実施の形態1の動作を説明するた
めの図である。
【図10】 従来例を説明するための図である。
【図11】 従来の文字列入力装置の一例を示すブロッ
ク図である。
【図12】 従来装置におけるインタフェース画面を示
す図である。
【符号の説明】 1 入力手段、2 入力予測手段、3 入力予測辞書、
4 出力手段、5 制御手段、6 予測候補選択手段、
7 予測候補再展開手段、8 作業用バッファ、9 タ
イマー、10 情報端末。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キー入力等の入力情報を得る入力手段
    と、 文字列の読み情報、かな漢字表記情報、文字列の出現頻
    度の情報等を格納した入力予測辞書と、 上記入力手段で得られた情報と上記入力予測辞書からの
    情報に基づいて入力予測を行う入力予測手段と、 上記入力手段および入力予測手段の出力に基づいて文字
    列選択指示および再展開指示の判別を行う制御手段と、 上記制御手段の判別結果に基づいて上記入力予測手段で
    得られた複数の予測候補文字列から予測候補文字列を選
    択する予測候補選択手段と、 上記制御手段の判別結果に基づいて上記予測候補選択手
    段で選択された予測候補文字列の一部の情報を用いて、
    さらに後続の文字列を予測する予測候補再展開手段とを
    備えたことを特徴とする文字列入力装置。
  2. 【請求項2】 上記入力予測手段は、上記入力手段から
    得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から
    完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列
    を検索することを特徴とする請求項1に記載の文字列入
    力装置。
  3. 【請求項3】 上記入力予測手段は、上記入力手段から
    得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から
    完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列
    を検索する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字
    列を優先的に予測候補文字列として選ぶことを特徴とす
    る請求項1に記載の文字列入力装置。
  4. 【請求項4】 上記入力予測手段は、上記入力手段から
    得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書から
    完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文字列
    を検索する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる文字
    列を優先的に予測候補文字列として選ぶと同時に、文字
    列の出現頻度情報を参照して予測候補文字列を選ぶこと
    を特徴とする請求項1に記載の文字列入力装置。
  5. 【請求項5】 上記予測候補再展開手段は、上記制御手
    段からの再展開指示を受けることにより、上記予測候補
    選択手段で選択された予測候補文字列の先頭文字から、
    順次、次の文字までを再展開の確定文字列とすることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の文字列入力
    装置。
  6. 【請求項6】 上記予測候補再展開手段は、上記制御手
    段からの再展開指示の継続時間により、それまでに選択
    されている再展開の確定文字列を用いて、上記入力予測
    辞書から再度予測候補文字列を検索することを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の文字列入力装置。
  7. 【請求項7】 上記予測候補再展開手段は、上記制御手
    段より最後の再展開指示から一定時間入力がない場合
    に、それまでに選択されている再展開の確定文字列を用
    いて、上記入力予測辞書から再度予測候補文字列を検索
    することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    文字列入力装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段からの制御に基づいて文字
    列を出力する出力手段と、上記制御手段からの制御に基
    づいて各種データを格納する作業用バッファと、上記制
    御手段の処理時間の計測を行うタイマーとを備えたこと
    を特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の文字列入
    力装置。
  9. 【請求項9】 上記予測候補再展開手段は、上記制御手
    段を通して上記出力手段に指示を行い、再展開の確定文
    字列部分の表示色を変えて予測候補文字列を表示させる
    ことを特徴とする請求項8に記載の文字列入力装置。
  10. 【請求項10】 キー入力等の入力情報を得る入力工程
    と、 上記入力工程で得られた情報と、文字列の読み情報、か
    な漢字表記情報、文字列の出現頻度の情報等を格納した
    入力予測辞書からの情報に基づいて入力予測を行う入力
    予測工程と、 上記入力工程および入力予測工程の出力に基づいて文字
    列選択指示および再展開指示の判別を行う制御工程と、 上記制御工程における判別結果に基づいて上記入力予測
    工程で得られた複数の予測候補文字列から予測候補文字
    列を選択する予測候補選択工程と、 上記制御工程における判別結果に基づいて上記予測候補
    選択工程で選択された予測候補文字列の一部の情報を用
    いて、さらに後続の文字列を予測する予測候補再展開工
    程とを含むことを特徴とする文字列入力方法。
  11. 【請求項11】 上記入力予測工程では、上記入力工程
    から得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書
    から完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文
    字列を検索することを特徴とする請求項10に記載の文
    字列入力方法。
  12. 【請求項12】 上記入力予測工程では、上記入力工程
    から得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書
    から完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文
    字列を検索する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる
    文字列を優先的に予測候補文字列として選ぶことを特徴
    とする請求項10に記載の文字列入力方法。
  13. 【請求項13】 上記入力予測工程では、上記入力工程
    から得られた入力文字情報を用いて、上記入力予測辞書
    から完全一致、あるいは前方一致に基づいて予測候補文
    字列を検索する際に、かな漢字表記が出来るだけ異なる
    文字列を優先的に予測候補文字列として選ぶと同時に、
    文字列の出現頻度情報を参照して予測候補文字列を選ぶ
    ことを特徴とする請求項10に記載の文字列入力方法。
  14. 【請求項14】 上記予測候補再展開工程では、再展開
    指示を受けることにより、上記予測候補選択工程で選択
    された予測候補文字列の先頭文字から、順次、次の文字
    までを再展開の確定文字列とすることを特徴とする請求
    項10〜13のいずれかに記載の文字列入力方法。
  15. 【請求項15】 上記予測候補再展開工程では、再展開
    指示の継続時間により、それまでに選択されている再展
    開の確定文字列を用いて、上記入力予測辞書から再度予
    測候補文字列を検索することを特徴とする請求項10〜
    13のいずれかに記載の文字列入力方法。
  16. 【請求項16】 上記予測候補再展開工程では、最後の
    再展開指示から一定時間入力がない場合に、それまでに
    選択されている再展開の確定文字列を用いて、上記入力
    予測辞書から再度予測候補文字列を検索することを特徴
    とする請求項10〜13のいずれかに記載の文字列入力
    方法。
  17. 【請求項17】 上記制御工程における制御に基づいて
    文字列を出力する出力工程と、上記制御工程における制
    御に基づいて各種データを作業用バッファに格納する工
    程と、上記制御工程における処理時間の計測を行う工程
    とを含むことを特徴とする請求項10〜16のいずれか
    に記載の文字列入力装置。
  18. 【請求項18】 上記予測候補再展開工程では、上記出
    力工程における文字列の出力を指示し、再展開の確定文
    字列部分の表示色を変えて予測候補文字列を表示するこ
    とを特徴とする請求項17に記載の文字列入力方法。
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