JP3933952B2 - 文字列入力装置及び文字列入力方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯情報端末等の情報機器への文字入力を効率よく行う文字列入力装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、小型の携帯情報端末や携帯電話、PHSが広く普及している。携帯情報端末は個人の情報管理ツールやメール端末として利用されているが、最近は携帯電話やPHS等の通信用情報機器においても、本来の音声通話だけではなく電子メール等による文字情報のやり取りが盛んに行われるようになっている。
【0003】
これら小型情報機器における文字入力手段としては、ソフトウエアキーボードや、手書き文字入力があるが、いずれも1字1字全て正確に入力する必要があり、長い文字列を入力する際にはユーザへの負荷が大きかった。また、特に携帯電話、PHSの文字入力に関しては、主に電話番号入力用のテンキーを用いた入力方法がとられており、メール通信文などで長文を入力するには不向きであった。
【0004】
これに対して、ソフトウエアキーボード、手書き入力、テンキー入力等に比べて、より効率良く所望の文字列を入力する方法として次のものがある。すなわち、単語の接続情報をデータベースとして保存しておき、以前に入力された単語情報から次に続く単語を予測して提示する。ここで、入力したい単語が候補にあればユーザは提示された単語を順次選択していくだけで、所望の文字列を入力することが可能となる。
【0005】
このように単語の接続情報をもとに次単語を予測・提示する方法として、例えば特開平09−114817(従来例1)、特開平10−154033(従来例2)、特開平07−334499(従来例3)がある。これらは、入力された単語情報に基づいて、過去に蓄積された文章データ、単語と単語の組を記憶した文例辞書、単語間の接続確率情報などを利用して、直前に入力された単語に続く次単語を予測するものである。
【0006】
従来例1について図19から図21を用いて説明する。図19の101は文字入力手段としての文字キー群、102は確定キー、103は選択キーである。104は視覚的情報を出力するディスプレイ、105は処理部、106は予測部、107はワードプロセッサなどのエディタである。108はデータベースであり、オペレータがかつて入力した文書データ、或はあらかじめ用意した文書データを格納したものである。
【0007】
図20の110はデータベース108の例である。図21の120は現在入力中の文字列、121は次に続く単語の予測結果である。
【0008】
ここで、オペレータがエディタ107、文字キー群101を使って図21の120のように、“This is a new "の文字列を入力した場合を考える。この場合、処理部105はカーソル直前の単語とスペース記号(ここでは“new ”)を格納する。次に予測部106は、データベース108から格納された文字列“new ”を検索し、入力の新しいものから最大n個を選択する。
【0009】
ここで、データベース108には、図20に示すようにオペレータが過去に入力した文章が保存されている。予測部106は、このデータベース108から、かつて“new ”を入力したときにその次に入力した単語を検索し、それらを予測候補として求めるものである。図20のデータベース108の場合には、図21に示すように"new "に続く単語として、"face", "technology", "look", "style", "kind" が表示されている(図20の121)。
【0010】
図22は従来例2におけるデータベースの一例を示したものである。図22の130は、単語の接続情報を保存したデータベース(文例辞書)、132は直前に入力された単語、131は次に続く単語のよみ情報、133は読み情報131の表記情報である。
【0011】
従来例2では、オペレータが直前に入力した単語をもとに、データベース130から次に続く単語を予測候補として求めるものである。
【0012】
また、詳細は省略するが、従来例3は、単語間の接続確率のデータベースなどを用いて、次に続く単語を予測表示するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように従来例1、従来例2,従来例3では、あらかじめ用意した単語情報のデータベースをもとに直前に入力された単語の次に続く単語を予測候補として求める。このため、わずかな文章表現の違いなどでも、その単語の接続情報がデータベースにない場合には、次に入力したい単語が予測候補として得られなかった。
【0014】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、直前に入力された単語の次に続く単語を予測候補として求める際、直前に入力された単語と、それより前に入力された単語の接続情報を用いることにより精度を高めることを目的とする。
【0015】
また、データベースにない単語の繋がりの場合でも、次単語予測を中断することなく、正しく次に続く単語を予測することが可能な文字列入力装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る文字列入力装置は、
単語の文字情報を入力する入力手段と、
単語、ある単語の次にどのような単語が接続するかという単語の接続情報及び単語の接続を中断する単語に対して設定された特定フラグを格納したデータベースと、
前記入力手段に入力された単語の文字情報を基に、前記データベースから単語を検索する単語検索手段と、
前記単語検索手段により検索された単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記単語検索手段により検索された単語の次に続く単語を予測する次単語予測手段と、
前記単語検索手段により検索された単語及び前記次単語予測手段により予測された単語を確定する確定手段と、
前記確定手段により確定された単語を格納・更新する作業用バッファと、
前記入力手段に前記特定フラグが設定された第1の単語の文字情報が入力され、前記単語検索手段により前記第1の単語が前記データベースから検索され、前記確定手段により前記第1の単語が確定された場合に、前記作業用バッファに直前に格納・更新されている第2の単語と、前記第2の単語以前に格納・更新されている第3の単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記第1の単語の次に接続する単語を予測する予測再開手段とを備える。
【0017】
また、本発明に係る文字列入力方法は、
入力手段が単語の文字情報を入力する工程と、
単語検索手段が、前記入力手段に入力された単語の文字情報を基に、単語、ある単語の次にどのような単語が接続するかという単語の接続情報及び単語の接続を中断する単語に対して設定された特定フラグを格納したデータベースから単語を検索する工程と、
次単語予測手段が、前記単語検索手段により検索された単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記単語検索手段により検索された単語の次に続く単語を予測する工程と、
確定手段が前記単語検索手段により検索された単語及び前記次単語予測手段により予測された単語を確定する工程と、
作業用バッファが前記確定手段により確定された単語を格納・更新する工程と、
前記入力手段に前記特定フラグが設定された第1の単語の文字情報が入力され、前記単語検索手段により前記第1の単語が前記データベースから検索され、前記確定手段により前記第1の単語が確定された場合に、予測再開手段が、前記作業用バッファに直前に格納・更新されている第2の単語と、前記第2の単語以前に格納・更新されている第3の単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記第1の単語の次に接続する単語を予測する工とを備える。
【0019】
また、本発明に係る文字列入力装置または文字列入力方法は、前記データベースに格納されている特定フラグが設定された単語が形容詞または副詞であることを特徴とする。
【0020】
また、本発明に係る文字列入力装置または文字列入力方法は、前記単語検索手段が指定された読み文字数により前記データベースから単語を検索する。
【0021】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
以下、本発明の形態1について、図を用いて説明する。
図1は本実施の形態1の概略構成図である。図1で1はソフトウエアキーボードやテンキー等の文字の入力を行う入力手段である。2は液晶画面などに文字列を出力する出力手段である。3は処理内容のデータ等を格納するための作業用バッファである。4は全体を制御する制御手段である。5は単語の接続情報などのデータを格納したデータベースである。6は入力手段1から得られた情報を基に、データベース5を用いて、単語を検索する単語検索手段である。7は入力手段1、あるいは単語検索手段6で得られた単語情報を基に、データベース5を用いて次に続く単語を予測する次単語予測手段である。8は入力手段1、あるいは単語検索手段6から特定の単語が得られた場合に、次単語予測手段7と異なる単語を予測する予測再開手段である。
【0022】
図2は本実施の形態1を適用した携帯情報端末の一例を示しており、10は携帯電話型の情報端末、11は文字列を確定するときに押す確定ボタン、12は単語を選択するときに押す選択ボタン、13は読みの入力数を確定するときに押す読み確定ボタンである。14は文字列を確定するための文字列確定ボタン、15は文字列等を表示する表示画面、16は文字入力を行うためのテンキー群である。
【0023】
図3は本実施の形態1の処理フローである。
図4はデータベース5に格納された単語の接続情報の一例を示したものであり、図中の20は単語接続情報、21は2単語前の単語データ、22は21に続く単語のリスト、23は22の“を”に続く単語のリストを表している。また、24から28も同様である。
【0024】
本実施の形態1の場合は、図4に示すように、最大2単語前の情報から次に続く単語のデータが蓄積されているものとする。
【0025】
図5はデータベース5に格納された単語情報の一例を示しており、図中の30は単語情報、31は単語の番号、32は単語の読みデータ、33は単語の表記データ、34は後述する特定の単語であるか否かを判定するための特定フラグ、35は単語の重要度である。なお、重要度35は例えば、単語の出現頻度などとする。
【0026】
図6は予測再開手段8の処理フローである。
図7から図9は、作業用バッファ3に設置された標準単語バッファの一例を示しており、ユーザによって入力された過去の単語を格納している。図中で40は標準単語バッファ、41は直前に入力された単語を格納するエリア、42は41の前に入力された単語を格納するエリアである。
【0027】
図10、図11は作業用バッファ3に設置された予測再開用単語バッファの一例を示しており、図10の44は予測再開用単語バッファ、45は過去に入力された単語を格納するエリア、46は45の前に入力された単語を格納するエリアである。
【0028】
図12から図18は出力手段2に表示される本実施の形態1の文字列入力結果の一例である。図中で15は表示画面、50は単語検索手段6、あるいは次単語予測手段7などから得られた単語を表示する候補表示エリア、52は入力手段1から入力される読みデータを表示する入力エリア、51は、確定した文字列を表示する確定エリアである。
【0029】
次に、図1の構成図と図3の処理フローを用いて本実施の形態1の動作の全体概要を説明する。
本実施の形態1では、ユーザが“文章をたくさん書く”を入力する場合について説明する。
【0030】
まずユーザがテンキー16により“ぶん”までを入力したとする。このとき、図1の入力手段1は、この入力文字情報を制御手段4に送る(図3のステップS1)。制御手段4はこの情報を単語検索手段6に送り、単語検索手段6はデータベース5から単語を検索する(図3のステップS2)。そして、単語検索手段5は制御手段4に指示し、検索結果を最大n個まで作業用バッファ3に格納する。
【0031】
ここで、単語検索手段6の動作について簡単に説明する。単語検索手段6は入力された文字情報“ぶん”を基に、データベース5に格納された図5の単語情報の読みデータ32を手がかりに単語を検索する。単語の検索は、例えば読みデータ32の中から、“ぶん”で始まる単語を選び出し、重要度35の大きい順にソートし、その表記データ33を検索結果とする。本実施の形態では、“文化”、“文”、“文章”、“文書”、“分解”、、、が得られたとする。本実施の形態の場合、作業用バッファ3への最大格納数を5とすると、作業用バッファ3には“文化”から“分解”までの単語が格納される。
【0032】
次に、制御手段4は作業用バッファ3に格納された前記単語検索結果を、出力手段2に表示する(図3のステップS3)。この状態を示したものが、図12である。
【0033】
ここでユーザは、図12の候補表示エリア50に表示された単語の中から所望の単語を選択する。本実施の形態1の情報端末10の場合、ユーザが選択ボタン12を1回押す度に、選択する単語候補を“文化”→“文”→“文章”等と順次変更する。ここでは、ユーザは選択ボタン12を2回(初期状態では“文化”が選択されているため)押して、“文章”を選択する。なお、現在選択している単語候補は反転表示を行う、下線を引く、色を変える、などしてユーザにわかり易く表示するものとする。
【0034】
ここで、ユーザは所望の単語“文章”が選択されているので、確定ボタン11を押し、単語を確定する。
この状態を示したものが図13であり、表示手段2は確定した単語“文章”を確定エリア51に表示し、入力エリア52の表示を消去する。
【0035】
ユーザが確定ボタン11を押すと、入力手段1はこれを検知し、この情報を制御手段4に伝える。制御手段4はユーザからの単語選択指示があると判断し(図3のステップS4でYes)、ステップS5に処理を進める。
【0036】
ステップS5において、制御手段4は選択された単語を“文章”であると決定し、この情報を作業用バッファ3に一時保存する。
【0037】
次にステップS6で、制御手段4は、作業用バッファ3の標準単語バッファの更新を行う。具体的には、直前の単語を格納するエリア41に格納された単語を42のエリアに移動し、ステップS5で作業用バッファ3に一時保存した単語(“文章”)を41のエリアに保存する。この状態を示したものが図7である。
【0038】
次に制御手段4は、次単語予測手段6に指示し、次単語予測手段6は次に続く単語の予測を行う(図3のステップS7)。
【0039】
ここで、次単語予測手段6の動作を簡単に説明する。次単語予測手段6は、作業用バッファ3に格納された標準単語バッファ40を参照し、エリア42に格納された単語とエリア41に格納された単語の次に続く単語、及び、エリア41に続く単語を、データベース5に格納された単語接続情報20から検索する。
【0040】
図7の例では42のエリアに単語は格納されていないため、41のエリアの単語“文章”に続く単語を検索する。本実施例の場合、図4の22から“文章”に続く単語は“を”、“が”、“に”等となる。ここで、次単語予測手段6は、この結果を作業用バッファ3に格納する。
以上で図3のステップS7の処理が終了する。
【0041】
次に、制御手段4は直前に入力された単語が特定の単語か否かを判定する(図3のステップS8)。具体的には直前に入力された単語(この場合は“文章”)に関する特定フラグ(図5の34)が1か0かを判定する。“文章”の場合、特定フラグ34は0であるので、ステップS8でNoとなりステップS9へ進む。なお、特定フラグに関する詳細は後述する。
【0042】
ステップS9で、制御手段4は、作業用バッファ3に設置された予測再開用単語バッファ44の内容を更新する。具体的には予測再開用単語バッファ44の内容を、作業用バッファ3に設置された標準単語バッファ40の内容に更新する。すなわちこの場合、予測再開用単語バッファ44の内容は図10のように更新される。
【0043】
次に、制御手段4は、予測再開手段7に指示し、予測再開の処理(ステップS10)を行う。
ここで、図6を用いて予測再開手段7の動作を説明する。
【0044】
図6のステップS100で、予測再開手段7は、作業用バッファ3内の予測再開用単語バッファ44の内容と、標準単語バッファ40の内容が異なるか否かを判定する。この場合、両者の内容は一致しているため、ステップS100でNoとなり、なにも処理を行わずに終了する。
【0045】
ここで、もし予測再開用単語バッファ44と標準単語バッファ40の内容が異なっていた場合には、ステップS100でYesとなり、ステップS101へ進む。
【0046】
ステップS101において、予測再開手段7は予測再開用単語バッファ44の内容をもとに、データベース5内の単語接続情報20から次単語の検索を行う。この処理は図3ステップS7と同様である。
【0047】
次にステップS102で、予測再開手段7は、ステップS101で検索した次単語の候補を作業用バッファ3へ格納する。
以上が図3のステップS10の処理である。
【0048】
次に、図3のステップS11で、制御手段4は作業用バッファ3に格納された前記次単語検索結果を、出力手段2に表示する。現状では、単語“文章”に続く次単語のリストが作業用バッファ3に格納されているため、出力手段2にはこれらの単語が表示される。この状態を示したものが、図14である。
【0049】
次に、ステップS12へ進む。ここで、ユーザがこれ以上単語を入力(確定)する必要がない場合には、ユーザは文字列確定のための操作を行う。しかし、まだ所望の文字列が入力されていないため、ステップS12でNoとなり、再びステップS4へ進む。
【0050】
ここで、図14に示すように候補表示エリアの中に次に入力すべき単語“を”があるので、ユーザが選択ボタン12、確定ボタン11を用いて“を”を選択すると、ステップS4でYesとなり、ステップS5へ進む。
【0051】
ステップS5では、以前と同様に制御手段4が単語“を”を決定し、この情報を作業用バッファ3に一時保存する。
【0052】
ステップS6で制御手段4は、作業用バッファ3の標準単語バッファの更新を行う。この結果標準単語バッファの内容は図8に示すものに更新される。
【0053】
次にステップS7で、次単語予測手段6は、この標準単語バッファの内容を用いて次単語の予測を行う。ここでは、“文章”と“を”に続く単語、及び“を”に続く単語を、データベース5に格納した単語接続情報20から検索する。本実施の形態の場合は、それぞれ図4の23の“書く”、“読む”、“示す”、及び25の“する”、“書く”、“決める”等が予測結果となる。
【0054】
そして、次単語予測手段6は、この結果を作業用バッファ3に格納する。なお、予測結果に重複する単語があった場合は、次単語予測手段6は、重複する単語の重複分を除いて予測結果を格納する。上の例では“書く”が重複しているためこれを除いて格納する。すなわち、次単語予測手段6は、“書く”、“読む”、“示す”、“する”、“決める”を予測結果として格納する。
【0055】
次に制御手段4はステップS8で直前の単語が特定の単語か否かを判定する。“を”は図5(図5に“を”は図示せず)の特定フラグ34が0であるのでステップS8でNoとなりステップS9へ進む。
【0056】
ステップS9では、制御手段4が予測再開用単語バッファ44を更新する。この結果予測再開単語バッファ44は図11に示す内容に更新される。
【0057】
次に、図3のステップS10に進むが、以前と同様、予測再開単語バッファ44と標準単語バッファ40の内容が一致しているため何も処理をせずにステップS11へ進む。
【0058】
次に図3のステップS11で、制御手段4は作業用バッファ3に格納された前記次単語検索結果を、出力手段2に表示する。この状態を示したものが図15である。
【0059】
ここでは、まだ文字列の入力が全部終わっていないため、ステップS12でNoとなり、ステップS4に戻る。
【0060】
ここで、図15の候補表示エリア50に、次に入力すべき単語“たくさん”が無いため、ユーザは単語選択動作を行わず、情報端末10のテンキー群16を用いて“たくさん”の単語入力動作を行う。
【0061】
ユーザがテンキー群16を押すと、入力手段1はこれを検知し、この情報を制御手段4に伝える。制御手段4はユーザからの動作が単語選択指示ではないと判断し(図3のステップS4でNo)、ステップS1に戻る。
【0062】
以降、単語“たくさん”が候補表示エリア50に表示されるまでステップS1からステップS4を繰り返し、最終的にユーザが、候補表示エリア50の中から、選択ボタン12と確定ボタン11を用いて単語“たくさん”を選択することで(ステップS4でYes)、制御手段4が単語を決定しこの情報を作業用バッファ3に保存する(ステップS5)。
【0063】
次にステップS6で、制御手段4は、作業用バッファ3の標準単語バッファの更新を行う。この結果、標準単語バッファの内容は図9に示すようになる。
【0064】
次にステップS7で、次単語予測手段6は図9の標準単語バッファ40の内容を参照し、データベース5に格納された単語接続情報20から次に接続する単語を検索する。本実施の形態では、“を”と“たくさん”に続く単語は無いとする。“たくさん”に続く単語は図4の28から“の”、“ある”等が得られる。ここで、次単語予測手段6は、この結果を作業用バッファ3に格納する。
【0065】
次にステップS8で、制御手段4は直前に入力された単語が特定の単語か否かを判定する。直前の単語である“たくさん”に関する特定フラグ(図5の34)は1となっているため、制御手段4は直前に入力された単語が、特定の単語であると判断する。
【0066】
ここで、特定フラグについて説明する。あらかじめ用意した単語の接続情報のデータベースから次単語を予測する場合、データベースにない単語の並びを入力しようとすると、次単語予測が行えなくなる可能性がある。このため、データベースに蓄積されている単語の接続を中断するような単語に対して特定フラグを設定する。
【0067】
本実施の形態では、文章の修飾を行う単語である、形容詞、及び副詞を特定単語として指定している。これにより、以後の処理で、次単語予測の中断を避け、正しく次単語を予測、提示する。
【0068】
なお、特定単語としては、本実施の形態の他、接頭語、接尾語等を指定しても良いし、個別に任意の単語を指定することも可能である。
【0069】
図3に戻り、ステップS8でYesとなるため、次にステップS10に進む。すなわち、ここではステップS9での予測再開用単語バッファ44の更新処理を行わずにステップS10に進むことになる。
【0070】
次に、ステップS10で、予測再開手段7は予測再開用単語バッファ44と標準単語バッファ40の内容が異なるか否かを判定する(図6ステップS100)。ここでは、図9の標準単語バッファに対して、予測再開用単語バッファ44は図11に示す内容であるため、ステップS100でYesとなりステップS101へ進む。
【0071】
予測再開手段7は、図11の予測再開用単語バッファ44の内容(“文章”と“を”)から次単語を検索する。この結果、特定単語が入力される前の結果である図4の23の“書く”、“読む”、“示す”、及び25の“する”、“書く”、“決める”等が予測結果となる。
【0072】
そして、ステップS102で、予測再開手段7はこの結果を作業用バッファ3に格納する。なお、予測結果に重複する単語があった場合は、前述した次単語予測手段6と同様に、予測再開手段7は、重複する単語の重複分を除いて予測結果を格納する。
【0073】
次にステップS11へ進み、制御手段4は作業用バッファ3に格納された前記次単語検索結果を、出力手段2に表示する。この状態を示したものが図15である。
【0074】
以降、詳しい処理説明は省略するが、再びステップS4に戻り、ユーザが候補表示エリア50に表示されている“書く”を選択することで、最終的に所望の文章が入力できる。
【0075】
最後にステップS12で、入力手段1が、ユーザによる情報端末10の文字列確定ボタン14の押下げ動作を検知すると、制御手段4は文字列確定であると判定し、ステップS12でYesとなり、全ての処理が終了する。
【0076】
また、単語検出手段6において、入力された文字情報をもとに、データベース5に格納された単語情報の読みデータ32の先頭が一致する単語を検索するが、読み文字数の少ない単語の場合、すべての読みを入力しても候補表示エリアに所望の単語が提示されない場合がある。
【0077】
たとえば、図17に示すように“書く”を入力する場合に、読み“かく”を全て入力した場合でも、単語情報の読みデータ32のうち、先頭が“かく”で始まる単語が重要度順に検索結果として得られる。このため、ここでは図17に示すように“確認”、“各”、“確保”、“拡大”、“各社”が候補表示エリアに提示される。この結果所望の単語“書く”が選択できなくなる。
【0078】
そこで、読みデータを全て入力した場合には、ユーザが情報端末10の読み確定ボタン13を押すことにより、単語検索手段6は読み文字数を限定して単語検索を行うように構成してもよい。これにより、たとえば“書く”を入力したい場合には、図18に示すように読み文字数2の単語のみが検索されて、候補表示エリアの2番目に所望の単語が提示される。この結果、文章の入力効率をより向上することができる。
【0079】
以上、本発明の実施の形態1について説明した。
本実施の形態1では上記の工程を経ることから、入力したい単語の一部の文字情報のみから、効率よく所望の文章を入力することが可能となる。
【0080】
また、次単語予測を中断するような単語が入力された場合でも、予測再開手段7により、以前の単語の並びデータを使って、次単語予測を行うことができ、文章入力の効率を向上することが可能となる。すなわち、予測再開手段は、予め定められた単語が入力された場合に、この予め定められた単語を用いず、過去の確定単語に基づいて次単語を予測する。
【0081】
また、単語検索手段6において、読み文字数の確定情報を使って単語検索を行うことで、単語検索結果が多い場合でも、効率よく所望の単語を入力することが可能となる。
また、実施の形態1では、単語検索手段6は、標準単語バッファ40のエリア42に格納されたとエリア41に格納された単語に続く次単語、及びエリア41に格納された単語に続く単語の両者を検索したが、片方のみに基づいて次単語を検索しても良い。
【発明の効果】
本発明によれば、直前に入力された単語と、それより前に入力された単語の接続情報を用いることにより、効率よく所望の文章を入力することが可能となる。
【0082】
また、次単語予測を中断するような特定の単語が入力された場合、予測再開手段において、作業用バッファの単語データの更新・格納はせず、以前の単語の並びデータを使って、次単語予測を行うことができ、文章入力の効率を向上することが可能となる。
【0083】
さらに、単語検索手段において、読み文字数の確定情報を使って単語検索を行うことで、単語検索結果が多い場合でも、効率よく所望の単語を入力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の概略構成図。
【図2】 本発明の実施の形態1を適用した携帯情報端末の正面図。
【図3】 本実施の形態1の処理フロー図。
【図4】 データベースに格納された単語の接続情報を示す説明図。
【図5】 データベースに格納された単語情報を示す説明図。
【図6】 予測再開手段の処理フロー図。
【図7】 作業用バッファにおける標準単語バッファの例を示す説明図。
【図8】 処理中の作業用バッファにおける標準単語バッファの例を示す説明図。
【図9】 処理中の作業用バッファにおける標準単語バッファの例を示す説明図。
【図10】 作業用バッファにおける予測再開用単語バッファの例を示す説明図。
【図11】 処理中の作業用バッファにおける予測再開用単語バッファの例を示す説明図。
【図12】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図13】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図14】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図15】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図16】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図17】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図18】 処理中の出力手段に表示される文字列入力結果の例を示す説明図。
【図19】 従来例1の概略構成図である。
【図20】 従来例1のデータベースの説明図。
【図21】 従来例1の単語の予測結果説明図。
【図22】 従来例2におけるデータベースの説明図。。
【符号の説明】
1:入力手段、2:出力手段、3:作業用バッファ、4:制御手段、5:データベース、6:単語検索手段、7:次単語予測手段、8:予測再開手段、
10:情報端末、11:確定ボタン、12:選択ボタン,13:読み確定ボタン、14:文字列確定ボタン、15:表示画面、16:テンキー群、

Claims (6)

  1. 単語の文字情報を入力する入力手段と、
    単語、ある単語の次にどのような単語が接続するかという単語の接続情報及び単語の接続を中断する単語に対して設定された特定フラグを格納したデータベースと、
    前記入力手段に入力された単語の文字情報を基に、前記データベースから単語を検索する単語検索手段と、
    前記単語検索手段により検索された単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記単語検索手段により検索された単語の次に続く単語を予測する次単語予測手段と、
    前記単語検索手段により検索された単語及び前記次単語予測手段により予測された単語を確定する確定手段と、
    前記確定手段により確定された単語を格納・更新する作業用バッファと、
    前記入力手段に前記特定フラグが設定された第1の単語の文字情報が入力され、前記単語検索手段により前記第1の単語が前記データベースから検索され、前記確定手段により前記第1の単語が確定された場合に、前記作業用バッファに直前に格納・更新されている第2の単語と、前記第2の単語以前に格納・更新されている第3の単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記第1の単語の次に接続する単語を予測する予測再開手段と、
    を備えたことを特徴とする文字列入力装置。
  2. 前記データベースに格納されている特定フラグが設定された単語は形容詞または副詞であることを特徴とする請求項1に記載の文字列入力装置。
  3. 前記単語検索手段は指定された読み文字数により前記データベースから単語を検索するすることを特徴とする請求項1に記載の文字列入力装置。
  4. 入力手段が単語の文字情報を入力する工程と、
    単語検索手段が、前記入力手段に入力された単語の文字情報を基に、単語、ある単語の次にどのような単語が接続するかという単語の接続情報及び単語の接続を中断する単語に対して設定された特定フラグを格納したデータベースから単語を検索する工程と、
    次単語予測手段が、前記単語検索手段により検索された単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記単語検索手段により検索された単語の次に続く単語を予測する工程と、
    確定手段が前記単語検索手段により検索された単語及び前記次単語予測手段により予測された単語を確定する工程と、
    作業用バッファが前記確定手段により確定された単語を格納・更新する工程と、
    前記入力手段に前記特定フラグが設定された第1の単語の文字情報が入力され、前記単語検索手段により前記第1の単語が前記データベースから検索され、前記確定手段により前記第1の単語が確定された場合に、予測再開手段が、前記作業用バッファに直前に格納・更新されている第2の単語と、前記第2の単語以前に格納・更新されている第3の単語を基に、前記データベースに格納されている単語の接続情報を用いて、前記第1の単語の次に接続する単語を予測する工程と、
    を備えたことを特徴とする文字列入力方法。
  5. 前記データベースに格納されている特定フラグが設定された単語は形容詞または副詞であることを特徴とする請求項4に記載の文字列入力方法。
  6. 前記単語検索手段は指定された読み文字数により前記データベースから単語を検索するすることを特徴とする請求項4に記載の文字列入力方法。
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