JP4514826B1 - 文字列入力装置及び文字列入力方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記憶部400は、入力端末1が用いられる業務内容などに基づいて、入力内容に応じて用意された辞書データとして、入力される読みに基づいて構成された「読み補完辞書データ」と、変換後の綴りに基づいて構成された「綴り補完辞書データ」とを対応付けて保持している。それぞれのデータは、互いに係り受け関係にある単語を、ノードとして木構造に構成される。制御部100は、入力された文字列から得られる検索キーを用いて、読み補完辞書データ、綴り補完辞書データを検索し、変換候補となるノード列を綴り補完辞書データから読み出す。変換候補を読み出すとき、制御部100は、補完辞書データにおいて、同一の補完単位番号が付与されているノード列については、1つのノード列としてまとめて読み出す。
【選択図】図1
Description
また、上述した課題を解決するために、本発明は、入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが未確定ひらがなからなる場合、前記読み補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと完全一致する前記ノードを検出し、検出した当該ノードに対応した前記綴り補完辞書データのノード及び1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、を有することを特徴とする文字列入力方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから検索キーと前方一致かつ部分一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの綴りと、当該特定したノードと同一の補完単位番号が付与されている当該特定したノードの下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、を有することを特徴とする文字列入力方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから検索キーと完全一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、を有することを特徴とする文字列入力方法である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字及び未確定ひらがなからなる未確定文字列からなる場合、当該検索キーの確定文字によって、前記綴り補完辞書データルートの1つ下流である最上流のノードを検索して一致するノードを特定し、特定したノードに対応する前記読み補完辞書データのノードの下流のノードと前記検索キーの未確定ひらがなとの一致を判断し、前記綴り補完辞書データから前記特定したノードの綴りと、当該特定したノードの下流のノードであり、前記検索キーの未確定ひらがなと一致すると判断された前記読み補完辞書データのノードに対応したノードの綴りと、当該下流のノードと同一の補完単位番号が付与されているさらに下流のノードの綴りとを読み出し、読み出した綴りを上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、を有することを特徴とする文字列入力方法である。
図1は、本実施形態による入力端末1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、入力端末1は、制御部100、入力制御装置200、出力制御装置300、記憶部400などから構成される。
図示するように、読み補完辞書データ431Aは、辞書の要素である単語の「読み」を結節点(ノード)とした、樹状の階層構造(木構造)のバイナリデータによって構成されている。そして、この階層構造は、rootを頂点とし、係り受けの関係の係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結した構成(ノード列)となっている。ここでは、ノード列のうち、rootに近いほうを上流のノード、rootから遠いほうを下流のノードと呼ぶ。よって、rootの1つ下流が最上流のノードとなる。この構成により、文法的に互いに係り受け関係にある単語が、相関的な位置で連結されている状態を示すデータによって辞書が構築される。なお、1つの文節を構成するノードの数は1または複数でありうる。ここで、読み補完辞書データ431Aは、入力される単語の「読み」に基づく辞書であるので、各ノードには、読みを表すひらがなによって見出し語が示されている。図4において、読み補完辞書データ431Aの各ノードの読みは<>内に示している。
図7のS200において、検索キー生成処理が実行された場合、図8において、検索キー生成部120は、まず、指定された入力エリア中の文字列を取得する(S201)。一般に、入力エリアには、変換終了した確定文字列と、変換すべく入力作業中の未確定文字列とが混在している。そして、未確定文字列には、FEPが機能する前の「ひらがな」状態と、FEPが機能して漢字などの変換候補が暫定的に表示された状態とがある。以降において、未確定文字列部分は、明細書中では『』により囲まれた文字によって、図中は下線付加によって示すこととする。「確定文字列+未確定文字列」の例は、図9(a)に示すようになる。ここでは、「携帯電話」の文字列を入力する場合において、「携帯」の文字列の漢字が確定しており、『でんわ』の部分がFEPが機能する前の未確定文字列である。そして、『でんわ』の文字列が、暫定的に『電話』として変換される。
(1)確定部のみ
(2)確定部+未確定部
(3)確定部+未確定部+確定部
(4)未確定部のみ
(5)未確定部+確定部
最後に、検索キー生成部120は、「末尾部」と「未確定部」とを結合する(S207)。この結果、上記例の場合、図9(d)に示す文字列が検索キーとして出力される。つまり、S203において検索キー「どこのショップ『にも』」が抽出され、末尾部が「どこのショップ」である場合、末尾部「どこのショップ」と未確定部『にも』を結合した「どこのショップ『にも』」が検索キーとなる。なお、(1)の場合、「未確定部」がないため、「末尾部」のみが検索キーとなる。このように検索キーが生成されると、続いて、図7のS300の処理を行なう。
例えば、L=7、末尾部が「どこのショップ」のときに候補語が抽出されなかった場合、S206では、確定部の「末尾」である右端から(L−1)文字を取り出して、末尾部とするため、L=6であり、末尾部は「このショップ」となる。そして、S207では、検索キーは「このショップ『にも』」となる。
図10において、変換候補抽出部130は、まず、検索キーの先頭が「ひらがなのみ」からなる「未確定部」であるか否かを判断する(S301)。そして、検索キーの先頭が「ひらがなのみ」で、かつ「未確定部」である場合には(S301:YES)、「先頭未確定処理」(S500)に進み、「ひらがなのみ」からなる「未確定部」でない場合(S301:NO)には、「先頭確定処理」(S600)に進む。
図11において、変換候補抽出部130は、まず、「読み補完辞書」からrootの1つ下流のノードである最上流ノードを一つ取得する(S501)。これをノードxとする。なお、以降、アルファベット小文字を用いて「ノードx」と記載した場合には、読み補完辞書のノードを表し、アルファベット大文字を用いて「ノードX」と記載した場合には、ノードxと対応する、綴り補完辞書のノードを表すものとする。
検索キー ⊂ ノードx 部分一致
検索キー = ノードx 完全一致
検索キー ⊃ ノードx 余剰一致
なお、前方一致とは検索キーとノードxとの一致判断にあたり、常に先頭部分(文字列左端)の一致を条件とすることをいう。部分一致だが前方一致ではない例と、余剰一致だが前方一致ではない例とを、図12(b)に示す。つまり、検索キーが未確定部『たい』であれば部分一致であるが前方一致ではない。また、検索キーが未確定部『わたしのけいたい』であれば余剰一致ではあるが、やはり前方一致ではない。
一方、全てのノードについて比較を行なったため、比較すべきノードが残っていない場合(S506:YES)は、当該先頭未確定処理を終了する。
そして、検索キーとノードxが部分一致する場合(S504:YES)、変換候補抽出部130は、綴り補完辞書からノードXの同一補完単位ノード列の綴りを読み出して結果テーブル450に追加する(S505)。このとき、変換候補抽出部130は、同一補完単位ノード列の最後のノードの出現回数を綴り補完辞書から読み出し、結合した綴りと対応づけて結果テーブル450に書き込む。この例を図13に示す。ただし、図13では、結果テーブルに書き込まれる出現回数は省略している。
例えば、S516において、nの値が2に更新された場合、S510において、変換候補抽出部130は、読み補完辞書からノードy1の1つ下流のノードy2を取得する。次いで、S511において、変換候補抽出部130は、現在の余剰キーからノードy1を削除した余りにより余剰キーを更新し、更新した余剰キーがノードy2に、前方一致を条件として含まれるか判断する。
また、ノードxが読み補完辞書データ431Aにおけるノードi1’「けいたい」(ノードx)である場合もノードy1(ノードi2’「の」)と余剰キー「の」は完全一致し、ノードi1(ノードX)と、ノードi2+ノードi3(ノード列Y)との綴りを結合した「携帯の画面」、及び、ノードi3の出現回数の対応づけが結果テーブル450に追加される。
その後、比較すべきノードy1がまだ残っていれば(S514:NO)、S509へ戻る。全てのノードy1について比較が終了していれば(S514:YES)、S506へ進む。
また、検索キーが未確定文字『けいたいがふるい』である場合、n=1のとき、つまり、余剰キー「がふるい」とノードy1「が」は余剰一致するが、n=2のとき、つまり、余剰キーが「ふるい」となった場合、いずれのノードynとも一致しないため、S511及びS515においてNOと判定される。
図16のフローで処理される検索キーには、「確定部のみ」の場合と「確定部+未確定部」の場合とがある。変換候補抽出部130は、綴り補完辞書からrootの1つ下流のノードXを1つ取得する(S601)。ノードXと検索キーとの間の包含関係の定義は、「先頭未確定処理」の場合と同様である。
検索キー ⊂ ノードX 部分一致
検索キー = ノードX 完全一致
検索キー ⊃ ノードX 余剰一致
一方、部分一致の場合には(S604:YES)、変換候補抽出部130は、綴り補完辞書からノードXの同一補完単位ノード列の綴りを読み出して結果テーブル450に追加する。このとき、変換候補抽出部130は、同一補完単位ノード列の最後のノードに付加された出現回数を綴り補完辞書から読み出し、綴りと対応づけて結果テーブル450に書き込む。この例を図17(b)に示す。ただし、図17では、結果テーブルに書き込まれる出現回数は省略している。
図18において、変換候補抽出部130は、まず、nに1を代入すると(S701)、綴り補完辞書からノードYn−1の1つ下流のノードYnを一つ取得する(S702)。ただし、ノードY0はノードXとするため、ノードY1はノードXの1つ下流のノードとなる。ノードY1の例を図20に示す。
また、ノードXが綴り補完辞書データ431Bにおけるノードi1「携帯」である場合、ノードi2「の」がノードY1として選択される。
また、検索キーが「新しい『ぱ』」であり、ノードXが綴り補完辞書データ431Bにおけるノードj1「新しい」である場合、ノードj2「パソコン」がノードY1として選択される。
例えば、S709において、nの値が2に更新された場合、S710において、変換候補抽出部130は、余りキーα1からノードy1を削除した余りにより余りキーα2を生成し、S704において、ノードy1の1つ下流のノードy2を取得する。次いで、生成した余りキーα2がノードy2に、前方一致を条件として含まれるか判断する。
上記例を図22に示す。ただし、図22では、結果テーブルに書き込まれる出現回数は省略している。S706の処理の後、変換候補抽出部130は、S707へ進む。
図22(c)に示すように、例えば、検索キーが「携帯『から』」、余りキーα1が『から』である場合、ノードXがノードa1、i1「携帯」のいずれであっても、ノードy1と余りキーは部分一致も完全一致も余剰一致もしない。
また、検索キーが「携帯『のがめんがきえた』」である場合、n=2まで、つまり、余りキーα1「のがめんがきえた」とノードy1「の」、余りキーα2「がめんがきえた」とノードy2「がめん」は余剰一致するが、n=3のとき、つまり、余りキーα3が「がきえた」となったところで、S704でノードY4、ノードy4が取得できず、S705及びS708においてNOと判定される。
なお、ノードXがノードi1「携帯」、ノードY1がノードi2「の」である場合も同様に、「携帯の画面」、及び、ノードi3の出現回数の対応付けがが結果テーブル450に追加される。
図23(c)において、例えば、検索キーが「携帯から」、余りキーα1が「から」である場合、ノードXがノードa1、i1「携帯」のいずれであっても、ノードY1と余りキーαは部分一致も完全一致もせず、余りキーα1はノードY1を包含しない。
余りキーαn+1がひらがなのみからなる未確定部である場合(S714:YES)、変換候補抽出部130は、ノードYnの1つ下流のノードYn+1と対応するノードyn+1を読み補完辞書から取得すると(S715)、余りキーαn+1がノードyn+1と部分一致または完全一致するか判定する(S716)。そして、余りキーαn+1がノードyn+1と部分一致または完全一致する場合(S716:YES)、変換候補抽出部130は、綴り補完辞書より、ノードY1からノードYn+1の同一補完単位ノード列までの綴りをノード列Yとして取得すると、ノードX+ノード列Yの綴りを結合して、結果テーブル450に追加する(S717)。このとき、変換候補抽出部130は、ノード列Yの最後のノードに付加された出現回数を綴り補完辞書から読み出し、綴りと対応づけて結果テーブル450に書き込む。
例えば、S719において、nの値が2に更新された場合、S720において、変換候補抽出部130は、余りキーα2からノードy2を削除した余りにより余りキーα3を生成し、S715において、ノードy2の1つ下流のノードy3を取得する。次いで、S716生成した余りキーα3がノードy3に、部分一致または前方一致するかを判断する。
なお、ノードXがノードi1「携帯」、ノードY1がノードi2「の」である場合も同様の処理により、ノードi1(ノードX)と、ノードi2+ノードi3(ノード列Y)の綴りを結合した「携帯の画面」、及び、ノードi3の出現回数の対応付けが結果テーブル450に追加される。
また、ノードXがノードj1「新しい」、ノードY1がノードj2「パソコン」である場合も同様の処理により、ノードj1(ノードX)と、ノードj2+ノードj3+ノードj4(ノード列Y)の綴りを結合した「新しいパソコンの発売日」、及び、ノードj4の出現回数の対応付けが結果テーブル450に追加される。
ノードy2と余りキーα2は余剰一致するため(S716:NO、S718:YES)、変換候補抽出部130は、余りキーα2『のは』からノードy2を削除し、余りキーα3『は』を作成する(S719、S720)。変換候補抽出部130は、ノードh3’(ノードy2)の1つ下流のノードh4’の読み「はつばいび」をノードy3として読み補完辞書データ431Aから読み出す(S715)。
また、ノードXがノードj1「新しい」、ノードY1がノードj2「パソコン」である場合も同様の処理により、ノードj1(ノードX)と、ノードj2+ノードj3+ノードj4(ノード列Y)の綴りを結合した「新しいパソコンの発売日」、及び、ノードj4の出現回数の対応付けが結果テーブル450に追加される。
その後、比較すべき下流のノードY1がまだ残っていれば(S707:NO)、S701へ戻る。一方、全てのノードY1について比較が終了していれば(S707:YES)、当該余剰一致処理を終了する。
例えば、S724において、nの値が2に更新された場合、S714において、変換候補抽出部130は、余りキーα2からノードY2を削除した余りにより余りキーα3を生成し、余りキーα3が未確定ひらがなかを判断する。
上記例を図25(a)、(b)、(c)に示す。ただし、図25においては、結果テーブルに書き込まれる出現回数は省略している。S722の処理の後、あるいは、S723において余りキーαn+1がノードyn+1に対して余剰一致しないと判断された場合(S723:NO)、変換候補抽出部130は、図18のS707へ進む。
余りキーα2はノードY2と余剰一致するため(S721:NO、S723:YES)、変換候補抽出部130は、余りキーα2からノードh3(ノードY2)を削除した余りキーα3「発」を生成する。余りキーα3は未確定ひらがなではないため(S714:NO)、変換候補抽出部130は、ノードh3「の」の1つ下流のノードであるh4の綴り「発売日」をノードY3として綴り補完辞書データ431Bから読み出す。
余りキーα2はノードY2と余剰一致するため(S721:NO、S723:YES)、変換候補抽出部130は、余りキーα2からノードh3(ノードY2)を削除した余りキーα3『は』を生成する。余りキーα3は未確定ひらがなであるため(S714:YES)、変換候補抽出部130は、ノードh3(ノードY2)に対応したノードh3’(ノードy2)の1つ下流のノードh4’の読み「はつばいび」を、ノードy3として読み補完辞書データ431Aから読み出す(S715)。
また、ノードXがノードj1「新しい」、ノードY1がノードj2「パソコン」である場合も同様の処理により、ノードj1(ノードX)と、ノードj2+ノードj3+ノードj4(ノード列Y)の綴りを結合した「新しいパソコンの発売日」、及び、ノードj4の出現回数の対応付けが結果テーブル450に追加される。
同図において、変換候補出力部140は、結果テーブル450に書き込まれた文字列に、同一の文字列が含まれている場合は、これらの重複している文字列のうち1つのみを残す(S401)。S402〜S405までの処理は、説明を容易にするため、検索キーが「末尾部のみ」、「末尾部+未確定部」、「未確定部のみ」の場合に分けて説明する。
変換候補出力部140は、結果テーブル450の文字列から、検索キーの「末尾部」を削除する(S402)。次に、削除した結果、検索キーの「未確定部」と完全一致することになった出力候補語があるか判定する(S403)。この例では、検索キーに「未確定部」を含まないので、S403は自動的にNOとなる。この結果、図27(a)に示すような出力が得られる(S405)。
変換候補出力部140は、まず、結果テーブル450の文字列から検索キーの「末尾部」を削除する(S402)。さらに、末尾部削除の結果、出力候補語の中に検索キーの未確定部と完全一致する出力候補語がある場合(S403:YES)、当該一致する出力候補語を結果テーブル450の出力候補語から削除する(S404)。
検索キーが「未確定部のみ」の場合、S402で削除される部分はなく、原則、検索結果がそのまま出力される(S405)。図27(e)に例1の場合、図27(f)に例2の場合を示す。また、このような場合の出力候補語の画面表示例を図28(e)、(f)に示す。
あるいは、確定入力の後、ユーザが何らかの未確定文字をキーボード211により入力した場合も、図7のS200の検索キー処理が実行され、末尾部+未確定部の検索キーが生成される。従って、続く図7のS300の候補抽出処理においては、図10に示すS500の先頭未確定処理、つまり、図11に示す処理が実行される。
まず、入力内容別辞書領域430には、予め、各入力エリアに対応した読み補完辞書データと綴り補完辞書データの対が記憶されているものとする。
図29において、辞書生成部160は、1週間、1ヶ月毎などの所定の期間毎に、あるいは、ユーザによる指示が入力されることにより、入力文章格納領域460から補完単位番号付与処理の対象とする辞書データに対応した入力エリアの入力文章を読み出す。このとき、入力エリアの入力文章全てを読み出してもよく、現在から3ヶ月前までなどの所定期間分の文章を読み出してもよい(S801)。なお、補完単位番号付与処理の対象とする辞書データを特定する情報は予め入力しておくことでもよく、全ての辞書データについて順に行なうようにしてもよい。辞書生成部160は、S801において読み込んだ文章、つまり、文字列を、文末記号に従って分割し、文リストを生成する(S802)。文末記号には、例えば、句点「。」とすることができる。
解析が失敗した場合(S806:NO)、S803に進む。
さらに、辞書生成部160は、図31(b)に示すように、読み補完辞書データ431Aに、新たなノードs1’「けいたい」−ノードs2’「を」−ノードs3’「かった」からなるノード列と、新たなノードt1’「あたらしい」−ノードt2「けいたい」−ノードt3「を」−ノードt4「かった」からなるノード列をrootの配下に追加する。そして、ノードs1’、s2’、s3’に補完単位番号「1」を付与する。また、ノードt1’に補完単位番号「1」を、ノードt2’、t3’、t4’に補完単位番号「2」を付与する。
さらに、辞書生成部160は、図33(b)に示すように、読み補完辞書データに、ノードa1’を最上流とするノード列を複製して読み補完辞書データのrootの配下に追加し、追加したノード列の各ノードに、読み補完辞書データに対応したリンクポインタと、補完単位番号「1」を付与する。
一方、全ての最上流ノードについて比較を行なったため、比較すべきノードが残っていない場合(S906:YES)は、当該先頭未確定処理を終了する。
例えば、上記実施の形態では、一対の読み補完辞書データと綴り補完辞書データとを入力エリアと対応づけることで、入力内容別の辞書データを構築したが、入力内容に応じて選択可能であれば、対応づけるものは入力エリアに限られない。例えば、文字列入力をおこなう入力画面や使用するアプリケーションと辞書データとを対応づけてもよい。
100 制御部
110 辞書選択部
120 検索キー生成部
130 変換候補抽出部
140 変換候補出力部
150 文字列入力部
160 辞書生成部
200 入力制御装置
210 入力装置
211 キーボード
212 ポインティングデバイス
300 出力制御装置
310 出力装置
311 ディスプレイ装置
400 記憶部
410 辞書格納領域
420 基本辞書領域
430 入力内容別辞書領域
431 応対入力辞書データ(A1)
431A 読み補完辞書データ
431B 綴り補完辞書データ
432 住所入力辞書データ(A2)
432A 読み補完辞書データ
432B 綴り補完辞書データ
440 プログラム格納領域
450 結果テーブル
460 入力文章格納領域
Claims (12)
- 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置であって、
入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部と、
ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成部と、
前記検索キー生成部により生成された前記検索キーが未確定ひらがなからなる場合、前記読み補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと前方一致かつ部分一致する前記ノードを検出し、検出した当該ノードに対応した前記綴り補完辞書データのノードを特定し、当該特定したノードの綴りと、当該特定したノードと同一の補完単位番号が付与されている当該特定したノードの下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出部と、
前記変換候補抽出部が取得した変換候補を出力する変換候補出力部と、
を備えることを特徴とする文字列入力装置。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置であって、
入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部と、
ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成部と、
前記検索キー生成部により生成された前記検索キーが未確定ひらがなからなる場合、前記読み補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと完全一致する前記ノードを検出し、検出した当該ノードに対応した前記綴り補完辞書データのノード及び1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出部と、
前記変換候補抽出部が取得した変換候補を出力する変換候補出力部と、
を備えることを特徴とする文字列入力装置。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置であって、
入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部と、
ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成部と、
前記検索キー生成部により生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと前方一致かつ部分一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの綴りと、当該特定したノードと同一の補完単位番号が付与されている当該特定したノードの下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出部と、
前記変換候補抽出部が取得した変換候補を出力する変換候補出力部と、
を備えることを特徴とする文字列入力装置。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置であって、
入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部と、
ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成部と、
前記検索キー生成部により生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと完全一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出部と、
前記変換候補抽出部が取得した変換候補を出力する変換候補出力部と、
を備えることを特徴とする文字列入力装置。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置であって、
入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部と、
ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成部と、
前記検索キー生成部により生成された前記検索キーが確定文字及び未確定ひらがなからなる未確定文字列からなる場合、当該検索キーの確定文字によって、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードを検索して一致するノードを特定し、
特定したノードに対応する前記読み補完辞書データのノードの下流のノードと前記検索キーの未確定ひらがなとの一致を判断し、
前記綴り補完辞書データから前記特定したノードの綴りと、当該特定したノードの下流のノードであり、前記検索キーの未確定ひらがなと一致すると判断された前記読み補完辞書データのノードに対応したノードの綴りと、当該下流のノードと同一の補完単位番号が付与されているさらに下流のノードの綴りとを読み出し、読み出した綴りを上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出部と、
前記変換候補抽出部が取得した変換候補を出力する変換候補出力部と、
を備えることを特徴とする文字列入力装置。 - 入力済みの文章のデータから所定の閾値より出現頻度の高い単語列を特定し、当該特定した単語列に対応した綴り補完辞書データのノード列に同一の補完単位番号を付与して生成した新たなノード列を前記綴り補完辞書データに追加するとともに、当該追加したノード列に対応したノード列を前記読み補完辞書データに追加する辞書生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の文字列入力装置。
- 前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードそれぞれについて、当該最上流のノードを先頭とするノード列の数を取得し、取得したノード列の数が所定以下である場合に、当該最上流のノードを先頭とするノード列に同一の補完単位番号を付与して生成した新たなノード列を前記綴り補完辞書データに追加するとともに、当該追加したノード列に対応したノード列を前記読み補完辞書データに追加する辞書生成部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載の文字列入力装置。
- 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、
前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、
前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、
前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが未確定ひらがなからなる場合、前記読み補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと前方一致かつ部分一致する前記ノードを検出し、検出した当該ノードに対応した前記綴り補完辞書データのノードを特定し、当該特定したノードの綴りと、当該特定したノードと同一の補完単位番号が付与されている当該特定したノードの下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、
を有することを特徴とする文字列入力方法。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、
前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、
前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、
前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが未確定ひらがなからなる場合、前記読み補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから当該検索キーと完全一致する前記ノードを検出し、検出した当該ノードに対応した前記綴り補完辞書データのノード及び1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、
を有することを特徴とする文字列入力方法。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、
前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、
前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、
前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから検索キーと前方一致かつ部分一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの綴りと、当該特定したノードと同一の補完単位番号が付与されている当該特定したノードの下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、
を有することを特徴とする文字列入力方法。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、
前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、
前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、
前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字からなる場合、前記綴り補完辞書データのルートの1つ下流である最上流のノードから検索キーと完全一致する前記ノードを特定し、当該特定したノードの1つ下流のノードを特定し、当該特定したノード及び1つ下流のノードの綴りと、当該1つ下流のノードと同一の補完単位番号が付与されている当該1つ下流のノードのさらに下流のノードの綴りとを、上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、
を有することを特徴とする文字列入力方法。 - 入力された文字列に応じた変換候補を検索して提示し、提示された変換候補を選択することで文字列入力を行う文字列入力装置に用いられる文字列入力方法であって、
前記入力装置は、入力される文字列を変換処理する前の読みが単語として記録された辞書であって、互いに係り受け関係にある単語をノードとし、係り側の文節を構成するノードから、受け側の文節を構成するノードへと順に連結して木構造に構成した読み補完辞書データ、及び、前記読み補完辞書データに含まれる各単語が変換処理された後の綴りが単語として記録された辞書であって、変換処理前と変換処理後の単語をノードとして対応付けて前記読み補完辞書データの示す木構造と合致した木構造に構成し、かつ、1つのノード列としてみなす、係り受け関係にあるノードに同一の補完単位番号を付与した綴り補完辞書データを記憶する記憶部を備え、
前記文字列入力装置の検索キー生成部が、ユーザの入力に基づき検索キーを生成する検索キー生成過程と、
前記文字列入力装置の変換候補抽出部が、前記検索キー生成過程において生成された前記検索キーが確定文字及び未確定ひらがなからなる未確定文字列からなる場合、当該検索キーの確定文字によって、前記綴り補完辞書データルートの1つ下流である最上流のノードを検索して一致するノードを特定し、
特定したノードに対応する前記読み補完辞書データのノードの下流のノードと前記検索キーの未確定ひらがなとの一致を判断し、
前記綴り補完辞書データから前記特定したノードの綴りと、当該特定したノードの下流のノードであり、前記検索キーの未確定ひらがなと一致すると判断された前記読み補完辞書データのノードに対応したノードの綴りと、当該下流のノードと同一の補完単位番号が付与されているさらに下流のノードの綴りとを読み出し、読み出した綴りを上流のノードから下流のノードの順に結合した変換候補を取得する変換候補抽出過程と、
前記文字列入力装置の変換候補出力部が、前記変換候補抽出過程において取得した変換候補を出力する変換候補出力過程と、
を有することを特徴とする文字列入力方法。
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