JP4165741B2 - 文字入力装置、端末装置および文字入力制御方法 - Google Patents

文字入力装置、端末装置および文字入力制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の文字サイズの文字を入力することができる文字入力装置およびこれを用いた端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
端末装置における文字入力において、文字サイズの変更はワードプロセッサのアプリケーションでは周知であるが、電子メールなどでも、HTML(Hyper Text Markup Language)などの文字属性情報を伴ったテキスト情報を扱えるメーラーソフトウェアでは文字サイズを変化させることが可能となっている。
【0003】
従来、文字のサイズを変更するには、文字を入力する前に予め文字キーの操作とは別の操作を行って文字のサイズを設定している。この文字サイズは、後続の入力文字に反映される。また、既に入力された文字列の文字サイズを変更するには、その文字列を範囲指定した後、文字サイズを変更する操作を行う必要がある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−154033号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、携帯電話機などの携帯型の端末装置では、パーソナルコンピュータ(PC)のようなキーボードやマウスなどの入力装置は備わっておらず、テンキーやカーソル移動キー、ジョグダイヤル等の限られた入力手段を利用して文字入力を行わなければならない。
【0006】
そのため、ユーザに文字サイズを選択させたり、サイズ変更操作の及ぶ範囲を指定させたりするには、そのための特別な設定画面を用意したり、ユーザに煩雑な操作を要求したりすることになる。
【0007】
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、ユーザが比較的簡単なキー操作で文字サイズを容易に変更することができる文字入力装置、端末装置および文字入力制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明による文字入力装置は、文字キーの操作に基づいて文字を入力する文字入力装置であって、各文字キーの連続的な押下時間を測定する手段と、連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定する文字サイズ変更手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
ユーザは、同一の文字キーの押下を継続して維持すると、その連続的な押下時間が測定される。この押下時間の経過に応じて入力文字のサイズが順次変更されていく。文字キーの押下を終了した時点でのサイズが入力文字の文字サイズとして決定される。よって、ユーザが所望の文字サイズが得られた時点で文字キーの押下を停止すればよい。
【0010】
前記文字のサイズの順次変更は、予め定められた文字サイズからスタートしてサイクリックに複数のサイズを順次繰り返す。
【0011】
好ましくは、特定の指示操作が行われるまでは、後続の文字のサイズを前記決定された文字サイズに一致させ、前記特定の指示操作の後の文字キー操作に対する文字サイズを前記予め定めた文字サイズに戻す。これにより、文字サイズが同じ連続文字列についても、1文字ずつすべての文字について文字サイズを指定する必要がなくなる。前記特定の指示操作は、例えば、かな漢字変換の指示、あるいは、予測変換における語句の選択である。
【0012】
本発明による端末装置は、文字を入力するための複数の文字キーを含む操作部と、入力された文字を表示する表示部と、文字フォントを記憶したフォント記憶部と、前記操作部により入力されたテキストを記憶するテキスト記憶部と、各文字キーの連続的な押下時間を測定する時間測定手段と、1つの文字キーの連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、当該文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定し、文字サイズを指定する属性情報とともに入力文字列を前記テキスト記憶部に格納する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0013】
この端末装置は、ユーザによる操作部の文字キーの操作に応じて、時間測定手段が連続的な押下時間を測定する。この押下時間の経過に応じて、表示される入力文字のサイズが順次変更されていく。押下が終了した時点でのサイズが当該文字のサイズとなる。よって、ユーザは、表示された文字のサイズの変化を確認しながら、所望の文字サイズが得られた時点で文字キーの押下を停止すればよい。
【0014】
本発明による文字入力制御方法は、文字キーの操作に基づいて文字を入力する端末装置における文字入力制御方法であって、各文字キーの連続的な押下時間を測定するステップと、連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更するステップと、文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定するステップとを備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明は、上記のような装置の動作および方法を実現するためのコンピュータプログラムまたはこれを格納した記録媒体として把握することも可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態では、本発明の端末装置(以下、単に端末ともいう)として携帯電話機のような携帯端末を例に説明する。但し、本発明は携帯端末に限定されるものではなく、広く、文字入力を行う表示画面を有する端末装置または文字入力装置に適用可能である。
【0017】
図1は、本発明の実施の形態に係る携帯端末の外観を示している。この携帯端末100は、いわゆる折り畳み(二つ折り)式の機種であるが、本発明はこれに限定されるものではない。その本体は、ヒンジ部13を介して互いに折りたたみ可能に結合された第1の筐体11と第2の筐体12からなる。第1の筐体11の内側の主要面にはテンキーや各種の操作キー、ジョグダイヤル等からなる操作部16が配置され、その下部にマイクロフォン14が配置されている。なお、本明細書では、テンキーも文字キーの一種として文字キーと呼ぶ。第2の筐体12の内側の主要面には液晶ディスプレイのような表示部23が配置され、その上部にスピーカ20が配置されている。この例では、アンテナ21は第2の筐体12側に設けられている。
【0018】
図2に、携帯端末100の一般的な概略構成を示す。この携帯端末100は、電話および通信機能に関連した部位として、アンテナ200、アンテナ共用器としてのデュプレクサ201、受信部(RX)202、送信部(TX)203、DSP(Digital Signal Processor)204、スピーカ205、マイク206、イヤレシーバ207を備えている。端末100は、さらに、この端末の制御に関連した部位として、制御部208、表示部209(図1の23に対応)、操作部211(図1の16に対応)、タイマー212、ROM213、RAM214を有する。制御部208は、図示しない中央処理装置(CPU)を含み、本発明における制御手段、文字サイズ変更手段、その他、関連する手段として機能する。操作部211は、各種キーやボタン、ダイヤル等の入力操作手段に相当する。ROM213は、本実施の形態の後述する動作を実現するための制御プログラムおよび文字のフォントデータ、辞書データ等の固定的なデータが格納されている不揮発性のメモリである。フォントとしては、通常、サイズ変更ができないビットマップフォントと、スーラブルフォントと呼ばれるようなサイズ変更が可能なフォントとがありうる。ビットマップフォントの場合には複数のサイズのフォントを用意しておく。ROM213には、フラッシュメモリのような再書き込み可能なメモリを含んでもよい。RAM214は、CPUが使用する、テキスト記憶部や、データの一時記憶領域および作業領域を提供するメモリである。
【0019】
図3に、本実施の形態における文字入力操作時の文字サイズ(フォントサイズ)の自動変更の態様(変化パターン)を3例示す。ここでは文字「あ」をキー入力する場合を例として説明する。本発明では、文字の初期サイズ(デフォルトサイズ)からスタートして、キーの連続押下の経過時間に応じて順次文字サイズを変更していく。デフォルトサイズはユーザが設定できるようにすることが好ましい。
【0020】
図3(a)に示した変化パターンは、文字サイズをデフォルトサイズから一定時間間隔で順次大きくしていき(時点t1〜t4)、最大サイズに到達した後は最小サイズに移行し(t5)、その後、順次、文字サイズをデフォルトサイズまで大きくしていく(t6〜t9)。同一文字が連続的に指示されている間、このようなサイズ変更をサイクリックに繰り返して実行する。文字キーの押下が終了したとき、その時点の文字サイズがその入力文字のサイズとなる。
【0021】
図3(b)に示した変化パターンは、デフォルトサイズからスタートして一定時間間隔で最大サイズまで移行し(t1〜t4)、その後、デフォルトサイズより1サイズ小さいサイズに移り(t5)、さらに、最小サイズまで順次小さくなり(t6〜t8)、最小サイズに達した後、デフォルトサイズに戻る(t9)ものである。
【0022】
図3(c)に示した変化パターンは、デフォルトサイズから一定時間間隔で最大サイズに到達した後(t1〜t4)、逆順に1サイズずつサイズを小さくして(t5,t6)デフォルトサイズに達した後(t7)も1サイズずつサイズを小さくしていき(t8〜t11)、最小サイズに達したら、1サイズずつサイズを大きくしていく(t12〜t15)、という変化パターンである。
【0023】
なお、文字サイズの変化パターンはこれらの3例に限るものではない。また、デフォルトサイズからスタートした後、まずサイズを小さい側に変化させるようにすることも可能である。文字キーと特定のキーの同時押下により、変化の順序を逆転させるようにすることも可能である。複数の変化パターンを用意しておき、ユーザに所望のパターンを選択させるようにしてもよい。
【0024】
文字サイズの変更の時間間隔(周期)は、短いほど早く目的の文字サイズに到達できる一方、ユーザが目視認識しながら、目的のサイズを確認したときにキー押下を停止してその文字サイズを得られる程度に遅くなければならない。そのような時間間隔は数百m秒程度と考えられる。但し、ユーザによって反応速度が異なり、使いやすい時間間隔が一律ではないと考えられる。そこで、初期設定としてユーザがその時間間隔を可変設定できるようにすることが望ましい。具体的には、時間間隔を数値設定したり、予め用意された複数の時間間隔の中から所望のものを選択できるようにしたりすることが可能である。
【0025】
携帯端末のように一つの文字キーに対して複数の文字が割り当てられている場合、同キーを断続的に押下すると、入力される文字が切り替わっていく。また、それらのどの文字においても、その文字が表示されているまま当該キーを連続的に押下(いわゆる長押し)すると、その文字のサイズが前記変化パターンにしたがって変化していく。
【0026】
このようにして決定された文字サイズが及ぶ範囲としては、一定の範囲で後続の入力文字にも及ぶようにすることが妥当と考えられる。例えば、かな文字や英数文字を連続入力する場合には、最初の文字に指定されたサイズを後続の文字にも適用する。すなわち入力された文字列を確定するような操作があるまでは、現在の文字サイズを維持する。但し、後続の文字であっても長押しされたときにはその文字サイズを変更する。かな漢字変換されることなく複数の入力文字列が確定された場合には、指定されている文字サイズをそのまま維持する。かな漢字変換が行われた場合には次のような対処が考えられる。第1は、その変換が指示された文字列の変換結果全体に同指定サイズを適用するものである。第2は、当該文字サイズを指定した先頭文字を含む語句(単語)に同サイズ指定を適用し、残りの文字にデフォルトサイズ(文字入力時に途中でサイズ変更されていればそのサイズ)を適用するものである。
【0027】
図4により第1の変換例を説明する。図中の四角マークはカーソルを示している。図4(a)〜(f)は、「ま」行が割り当てられたキーを断続的に4回押下してかな文字「め」を入力した状態を示している。この最後の押下を長押しにより継続すると、図4(e)〜(g)のように文字「め」のサイズが順次変化(ここでは拡大)していく。図4(g)の文字サイズでキー押下を停止して、次に図4(h)−(j)に示すように、長音「ー」「る」「を」連続して入力する。このとき、先頭の文字のサイズが維持され、これらの後続文字についてはキーの長押しなしで同サイズの文字列が入力される。そこで、所定のかな漢字変換の指示を行うと、かな漢字変換辞書が検索され、図4(k)に示すように「めーる」がカタカナ単語「メール」に変換される。この例では、最初の文字「め」の指定サイズが変換結果の文字列全体(「メールを」)に反映されている。
【0028】
図5の第2の変換例においては、図5(a)〜(j)までは図4(a)〜(j)と同じであるが、図5(k)において変換結果の文字列では、最初の文字「め」を含む変換結果の単語「メール」にのみ指定サイズが反映され、後続の文字「を」にはデフォルトサイズが適用されている。続く入力文字用のカーソルもデフォルトサイズとなっている。
【0029】
いわゆる複文節のかな漢字変換を行った場合に、第2の変換例では、複数の単語が含まれている場合に、その全ての単語を最初の単語と同じ指定サイズにする場合と、最初の単語のみ指定サイズにする場合とがありうる。
【0030】
端末装置では、上述した第1,第2の変換例や他の変換例に対応する変換方法のうち一つを固定的に採用してもよいが、これら複数の変換方法を予め用意しておき、ユーザが設定画面で所望の変換方法を選択できるようにしてもよい。
【0031】
ところで、より効率的な文字入力手法として、ユーザの入力した文字に対してユーザが入力しようとしている語句を予測してそれを選択候補として出力する検索手法が提案されている(特許文献1参照)。例えば、目的の語句のよみの先頭1文字を入力した段階で辞書からその文字をよみとして含む語句をすべて抽出して選択候補として表示画面上にリスト出力する。ユーザはこのリスト出力内に目的の語句があれば、カーソル等の移動操作によりその語句を選択し、キー操作でその語句の選択を確定することができる。この確定の前によみの2文字目が入力されれば、再度その2文字について辞書の検索を行い、該当する選択候補をリスト出力する。この場合、リスト出力される選択候補の個数(ヒット件数)は減少する。よみの入力文字数が増えるほど、選択候補の個数は減少する。よみの一致は完全一致ではなく、清音、濁音、半濁音の違いを無視する等、ある程度あいまいな検索を行うものも知られている。このような「予測」と「あいまい検索」とを採用した予測変換手法の一つとして、例えば、POBox(Predictive Operation Based On eXample)が知られている(POBoxはソニー株式会社の登録商標)。
【0032】
以下では、本発明の文字入力方法を予測変換手法と組み合わせた例について説明する。但し、本発明の文字入力制御方法は、前述したように予測変換手法とは独立に成立するものであり、予測変換手法を必須の要素とするものではない。
【0033】
図6により、図1の携帯端末100において、本発明が適用される予測変換手法の具体例について説明する。今、図6(a)に示すように、ユーザが、携帯端末100の表示画面上のメール本文入力領域21に操作部211の文字キーの断続押下により文字「め」を入力したとする。画面上、この入力文字は強調表示(例えば反転表示)されている。このとき、この入力文字に該当する語句群が選択候補として選択候補表示欄23にリスト表示される。この選択候補の語句群は、辞書の検索結果として抽出されたものである。このときユーザは「メール」というカタカナ語句を入力しようとしたとする。該当する語句「メール」は選択候補表示欄23内の3番目の語句としてリスト表示されている。したがって、ユーザは例えばジョグダイヤルや十字キー等の操作により、図6(a)の選択候補表示欄23内の強調表示24を3番目の語句まで移動させ、ダイヤルやキーの押下等の操作により「選択」すれば、その選択候補の選択を確定して目的の語句「メール」を入力領域21に入力することができる。ちなみに、図6(b)に示すように、「め」に続いて2番目の文字である長音「ー」を入力すれば、該当する選択候補の語句群が絞られることが分かる。この状態では2番目の選択候補として「メール」が表示されている。図6(c)はこの状態で「メール」を選択すれば、図6(d)に示すように選択された語句「メール」が入力領域21に表示される。なお、図6(a)の時点でも選択候補表示欄23に「メール」が表示されているので、長音「ー」をキー入力することなく「め」を入力した段階で「メール」を選択可能である。図6(d)の状態では選択候補欄23には、さらに「メール」に続く可能性がある選択候補が表示されている。
【0034】
このように予測変換手法を用いることにより、比較的少ないキー操作で文字入力が行える。一般に携帯端末などでは単一のテンキーに複数の仮名文字が割り当てられている。例えば、キー「2」にカ行の5文字(かきくけこ)が割り当てられており、行中の後方の文字ほど、キーの入力回数が増加する。したがって、入力文字の個数が増加すれば、平均的な総キー入力回数は飛躍的に増大する。これに対して、上記のような予測変換手法によれば、キー入力回数を大幅に低減することができる。
【0035】
図7により、予測変換手法に本発明の文字サイズ変更手法を組み合わせた動作例を説明する。図7では、便宜上、選択候補欄23の図示を省略してある。図7(a)でキーの断続押下により文字「め」を入力し、そのまま押下を継続して、図7(b)〜(d)に示すように文字「め」のサイズを変化させる。ついで、長音「ー」を入力した段階で、図6で説明したと同様に、選択候補欄23内の語句「メール」を選択することにより、図7(f)のように、文字「る」をキー入力することなく「メール」が入力される。この語句の文字サイズは図7(d)の「め」の文字サイズが適用される。この語句選択を行った後は、図7(g)に示すように、文字サイズはデフォルトサイズに戻る。図の例では、文字「を」を入力して確定した後、文字「お」を入力したとき、選択候補欄23に現れた語句「送ります」を選択した状態を示している。文字「お」がデフォルトサイズであったため、この選択された語句「送ります」のサイズもデフォルトサイズのままとなっている。
【0036】
図8に、上記のような携帯端末における文字入力処理の一例のフローチャートを示す。
【0037】
まず、文字サイズをデフォルトサイズに初期化する(S11)。その後、操作部16の指示操作を待つ(S12)。指示操作があれば、それが文字キー押下か否かをチェックする(S13)。文字キーであれば、それが直前に押下された文字キーと同じかどうかをチェックする(S14)。同じ文字キーであれば、その文字をインクリメントして仮決定する(S16)。ここでインクリメントとは、その文字キーに割り当てられている文字をサイクリックに選択していくことを意味する。「仮決定」とは、その文字が確定されるまでに変更される可能性があり一時的に決定されている状態を意味する。前回と同じキーでない場合には、直前の文字キー押下に対する文字を決定(確定)し、新たな文字キー押下に対する文字を仮決定する(S15)。ステップS15,S16の文字の仮決定の後、タイマーを起動し、時間の測定を開始する(S17)。文字キーが開放されたら(S18、Yes)、すなわちキー押下が停止されたら、ステップS12に戻り、次の指示操作に移る。文字キー押下が継続している間は、一定時間間隔Δtが経過する毎に(S19、Yes)、文字サイズを現在のサイズから上記変更パターンに従って更新していく(S20)。この更新の結果は、属性(この場合、文字サイズ)の変更として作成文書のデータ内容に反映される。このような属性を伴う作成文書の例としては、例えばHTMLやXML等のマークアップ言語で記述された文書が挙げられる。但し、文書のフォーマットはこれらに限るものではなく、文字サイズ属性が付加できる任意のフォーマットを採用することが可能である。この更新とともにタイマーをリセットして時間測定を0から再開する(S21)。文字キーが開放されるまでは、ステップS18〜S21を繰り返し実行する。
【0038】
ステップS13において、文字キー以外の指示操作があったと判断された場合、先に仮決定されている文字を決定し(S22)、その指示が変換(選択)指示であれば(S23,Yes)、変換(または選択)処理を行う(S24)。ここで「変換(選択)」とは上述したようなかな漢字変換における変換や予測変換における選択の処理に相当する。ステップS23において、変換(または選択)の指示以外の指示であった場合には、その指示に応じたその他の処理を実行する(S25)。ステップS24,S25の後は、最初のステップS11に戻り、文字サイズを初期化して、再度、上記の処理を繰り返す。
【0039】
以上の説明のとおり、本発明は携帯端末のように一つの文字キーに複数のかな文字が割り当てられているような入力装置について説明したが、通常のキーボードのような入力装置に適用することも可能である。通常のキーボードでの日本語入力においては、ローマ字入力モードでは、英数文字またはかな文字が画面に現れたときのそのキーの押下を継続することにより、文字サイズを上記のように自動変更させる。かな入力モードでは、上記と同様である。なお、通常、キーボードではキーの長押しによって当該文字がリピート(反復)入力されるようになっているが、本発明の文字サイズ変更ではこのリピート動作を抑止する。
【0040】
図9に、通常のキーボードのような入力装置に本発明を適用した場合の文字入力処理の一例のフローチャートを示す。この意味で、本明細書において「端末」には広く情報処理装置も含むものとする。
【0041】
図9に示した処理は、図8の処理と基本的には同じであるが、文字決定に関する処理部分が異なる。すなわち、図8のステップS11〜S13に相当するステップS31〜S33の後のステップS34において文字決定処理を行う(S34)。この文字決定処理においては、かな入力モードでは入力されたかな文字をそのまま決定する。ローマ字入力モードでは子音英文字(k,s,t,n,h,m,y,r,w,g,p,b,vなど)の場合、一時的にその文字を仮決定し、ステップS35,S36を経由した次の母音英文字(a,i,u,e,o)のキー押下でかな文字を決定する。拗音など、子音英文字が重なる場合にはさらに次の母音英文字でかな文字を決定する。英数入力モードでは、入力された文字をそのまま決定する。いずれのキー押下においても、その後のタイマー起動により文字キー開放されるまでの時間経過に応じて(S37)、文字サイズを更新し(S38)、タイマーリセットの後、ステップS36に戻る。文字サイズ更新の対象はローマ字入力の場合、子音英文字の段階でも母音英文字入力の段階でも構わない。
【0042】
ステップS33において、文字キー押下以外の指示操作の場合、図8のステップS23〜S25に相当するステップS40〜S42を実行する。
【0043】
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも、請求の範囲を逸脱することなく、種々の変形、変更が可能である。例えば、電子メールの本文入力を例として説明したが、本発明は、電子メールに限らず、任意の文字入力のアプリケーションに適用可能である。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、入力する文字の文字キー自体の操作によって文字サイズを変更することができるので、携帯端末のような入力手段が限られた装置においても、比較的容易に文字サイズ変更操作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る携帯端末の外観を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態における携帯端末の一般的な概略構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における文字入力操作時の文字サイズ(フォントサイズ)の自動変更の態様(変化パターン)を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態における第1の変換例の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態における第2の変換例の説明図である。
【図6】図1の携帯端末において、本発明が適用される予測変換手法の具体例の説明図である。
【図7】予測変換手法に本発明の文字サイズ変更手法を組み合わせた動作例の説明図である。
【図8】本発明の実施の形態の携帯端末における文字入力処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】通常のキーボードのような入力装置に本発明を適用した場合の文字入力処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
16…操作部、23…表示部、100…携帯端末、208…制御部、209…表示部、211…操作部、212…タイマー、213…ROM、214…RAM

Claims (4)

  1. 文字キーの操作に基づいて文字を入力する文字入力装置であって、
    各文字キーの連続的な押下時間を測定する手段と、
    連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定する文字サイズ変更手段とを備え、
    前記文字サイズ変更手段は、かな漢字変換の指示操作または予測変換における語句の選択の指示操作が行われるまでは、後続の文字のサイズを前記決定された文字サイズに一致させ、変換結果の語句のうち少なくとも、当該文字サイズを指定した文字を先頭文字として含む語句に前記決定された文字サイズを適用し、前記指示操作の後の文字キー操作に対する文字サイズを、予め定められた文字サイズに戻すことを特徴とする文字入力装置。
  2. 前記文字のサイズの順次変更は、前記予め定められた文字サイズからスタートしてサイクリックに複数のサイズを順次繰り返すことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
  3. 文字を入力するための複数の文字キーを含む操作部と、
    入力された文字を表示する表示部と、
    文字フォントを記憶したフォント記憶部と、
    前記操作部により入力されたテキストを記憶するテキスト記憶部と、
    各文字キーの連続的な押下時間を測定する時間測定手段と、
    1つの文字キーの連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、当該文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定し、文字サイズを指定する属性情報とともに入力文字を前記テキスト記憶部に格納する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、かな漢字変換の指示操作または予測変換における語句の選択の指示操作が行われるまでは、後続の文字のサイズを前記決定された文字サイズに一致させ、変換結果の語句のうち少なくとも、当該文字サイズを指定した文字を先頭文字として含む語句に前記決定された文字サイズを適用し、前記指示操作の後の文字キー操作に対する文字サイズを、予め定められた文字サイズに戻すことを特徴とする端末装置。
  4. 文字キーの連続的な押下時間を測定する手段と、連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定する文字サイズ変更手段とを有する文字入力装置と、この文字入力装置により入力された文字を表示する表示画面を有する表示部とを備えた端末装置における文字入力制御方法であって、
    前記文字入力装置の文字キーの操作に応じて入力された文字を前記表示部の表示画面上に表示するステップと、
    前記測定する手段により当該文字キーの連続的な押下時間を測定するステップと、
    前記文字サイズ変更手段により、連続的な押下時間の経過に応じて当該文字キーで入力される文字のサイズを順次変更し、文字キーの押下終了時点のサイズを当該文字の文字サイズとして決定するステップと、
    前記文字サイズ変更手段により、かな漢字変換の指示操作または予測変換における語句の選択の指示操作が行われるまでは、後続の文字のサイズを前記決定された文字サイズに一致させ、変換結果の語句のうち少なくとも、当該文字サイズを指定した文字を先頭文字として含む語句に前記決定された文字サイズを適用し、前記指示操作の後の文字キー操作に対する文字サイズを、予め定められた文字サイズに戻すステップと
    を備えたことを特徴とする文字入力制御方法。
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