JP2006350777A - 文字入力装置、携帯電話端末、文字入力方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】文字入力装置において、文字入力モードを切り替えるための特殊キーを必要とすることなく、文字入力キーを用いて文字入力モードの切替を行う。
【解決手段】文字入力を行う表示画面30上で、操作部から入力された文字を登録済の文字入力モード切替文字と比較し、その一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに当該入力された文字を表示画面から消去する。文字入力モード切替文字は、例えば文字入力モードを切り替えるためのコマンドを選択肢として含む候補リストを表示させるためのキーワードであり、このキーワードが検出されたとき候補リスト34が表示され、この候補リストの中から選択されたコマンドに基づいて文字入力モードが切り替えられる。
【選択図】図3
【解決手段】文字入力を行う表示画面30上で、操作部から入力された文字を登録済の文字入力モード切替文字と比較し、その一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに当該入力された文字を表示画面から消去する。文字入力モード切替文字は、例えば文字入力モードを切り替えるためのコマンドを選択肢として含む候補リストを表示させるためのキーワードであり、このキーワードが検出されたとき候補リスト34が表示され、この候補リストの中から選択されたコマンドに基づいて文字入力モードが切り替えられる。
【選択図】図3
Description
本発明は、携帯電話端末などの文字入力装置に関し、特に複数の文字入力モードの切替を伴う文字入力方法に関する。
携帯電話端末をはじめとする携帯無線通信端末は、固定通信端末と違って携帯性が重視される。つまり小型であることが要求されている。特に近年の技術革新によって、電子メールやスケジューラ、メモ帳など、様々なアプリケーションが搭載されるようになってきている。当然、ユーザによる文字入力を伴うアプリケーションも数多く存在しており、このことから小型化と文字入力の容易性の両立が求められている。パーソナルコンピュータなどの固定端末では、キーボード上のボタンの数を増やすことによって様々なアプリケーションに対応することが容易である。携帯無線通信端末では、小型化を実現するために必要最低限のキーによって色々な操作ができる方が望ましい。
また、携帯無線通信端末の小型化が進む一方で、人間の指の大きさはいつの時代も同じである。すなわち限られた面積に配置できるキーの数には限りがある。そのため、いままで複数の機能をひとつのキーに集約させる工夫が行われてきた。しかしこの方法ではひとつのキーに次々と新機能を追加するため、ユーザが現在の端末の状態を意識しながら、今そのキーを押したらどのような動作が起こるかを把握し続ける必要があった。特に文字入力を必要とするアプリケーションにおいては、ほとんどのキーが文字入力のために割り当てられる。一方、文字の削除を行ったり、文字の入力や削除のためにカーソル位置を移動させたり、入力文字種の変更のため文字入力モードを切り替えたり、等、文字入力以外の操作も行う必要があり、このような操作のためのキーも確保する必要がある。このように、文字入力時には、特に限られたキーで多くの機能を簡単に操作できる文字入力装置が求められている。
特許文献1には、キー入力により入力される文字種が入力モードにより切り替わる文字入力機能を有する情報処理装置において、入力された文字列が、入力モード切替対象文字列と後続入力モードとを対応づけて登録した入力モード切替テーブルに登録されているときには、入力モードを当該対象文字列に対応する後続入力モードに切り替える技術が提案されている。
特開2004−295608号公報
文字入力においては、短時間に多くのキー操作が要求されていて、目的の文章をすみやかに作成できることが要求される。たとえば全角と半角が混在する文章や、漢字およびかなに記号等が混ざった文章を入力するときには、要求された文字入力モードに切り替える操作が必要とされており、従来の方式では文字入力モードを切り替えるための特殊キーを操作する必要があった。
しかし、このような方法では、文字を入力するためのキー以外に文字入力モード切り替え用の特殊なキーが必要となり、キー個数の限られた小型端末では不利である。また、このような特殊キーは通常の文字入力を行うキー群(例えばテンキー)から離れた位置に配置されていることが多く、文字入力モードの切替の度に離れた位置に指を移動させなければならず利便性に欠けた。さらに、この特殊なキー操作は端末毎に異なっており、端末を代えるたびに特殊キーの位置および意味を確認する手間も必要であった。
上記特許文献1に記載の技術では入力された文字列に応じて自動的に後続の入力モードが切り替えられるが、これは通常数字2桁が続く年号(例えば「昭和」)のような予め登録された特定の文字列についてのみ適用されるものであり、本発明が意図するような汎用的な文字入力に適用できるものではない。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、文字入力装置において、文字入力モードを切り替えるための特殊キーを必要とすることなく、文字入力キーを用いて文字入力モードの切替を行うことができるようにするものである。
本発明による文字入力装置は、文字を入力するための操作部と、入力された文字を表示画面上に表示する表示部と、文字入力モードの切替のための文字入力モード切替文字を記憶する記憶部と、前記操作部から入力された文字を前記文字入力モード切替文字と比較し、その一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに当該入力された文字を表示画面から消去する制御手段とを備えたことを特徴とする。
文字入力モード切替文字は典型的には複数個の文字からなる文字列であるが、単一個の文字からなる場合を排除するものではない。また、文字入力モード切替文字は予め固定的に決められているものであってもよいし、ユーザが任意の文字を登録できるようにしてもよい。
このような文字入力モード切り替え文字は記憶部に記憶されており、入力された文字と比較される。両者の一致に基づいて文字入力モードが切り替えられる。
文字入力モード切り替え文字が文字入力モードを切り替えるためのコマンドを選択肢として含む候補リストを表示させるためのキーワードである場合、前記制御手段は、前記文字入力モード切替文字を検出したとき前記候補リストを表示し、この候補リストの中から選択されたコマンドに基づいて文字入力モードを切り替える。
文字入力モード切替文字が切り替え先の文字入力モードを指定するためのキーワードである場合、前記制御手段は、当該文字入力モード切替文字を検出したとき当該文字入力モード切替文字に対応づけられた切り替え先の文字入力モードに切り替える。
前記文字入力モード切替文字に対応する変換候補が存在する場合は当該変換候補とコマンドとを区別するために、前記制御手段は、前記変換辞書に登録されている前記文字入力モード切替文字に対応する変換候補と前記コマンドとを混在してユーザに提示し、ユーザに選択させることができる。
本発明の文字入力装置は携帯電話端末に利用して好適である。
本発明はまた、文字入力方法およびコンピュータプログラムとしても把握することが可能である。
本発明はまた、文字入力方法およびコンピュータプログラムとしても把握することが可能である。
本発明によれば文字入力に必要な最低限のキー数によって文字入力モードを切り替えることが可能となる。したがって、必要なキーの個数を低減するか、または、本発明により余ったキーを他の機能に割り当てることができる。また、文字入力モードの切替の度に離れた特殊キーへ指を移動させる必要がなくなるので、ユーザの文字入力操作の利便性が向上する。
以下、図を参照しながら、本発明を携帯電話端末に応用した場合の実施の形態を説明する。
図1は携帯電話端末100の構成を示すブロック図である。
まず、携帯電話端末100の受信系では、アンテナ101を通じて受信した受信信号がアンテナ共用器102を通じて受信復調部103に供給される。受信復調部103は、受信した受信信号が適正なレベルになるように、必要な帯域制限などの処理を行うRF回路を有する。受信復調部103はさらにこの処理した信号をA/D変換によりデジタル信号に変換し、受信データ復号部104に供給する。受信データ復号部104は、受信信号をベースバンド信号処理により、最終的な元のデータに戻す。この復号された受信データは、制御部105に供給される。
制御部105は携帯電話端末の各部を制御するための手段を構成し、本例ではCPU等を有するコンピュータである。具体的には、各種キーやジョグダイヤルなどを含む入力部108、LCDなどのディスプレイデバイスを含む表示部109、ROM,RAMのようなメモリなどにより構成されるデータ格納部(記憶部)110、アラーム、音声、オーディオコンテンツなどを出力するためのスピーカ111、LED、リンガなどにより着信を通知する着信通知部112などを制御する。 データ格納部110は、制御部105が実行する各種のプログラム110a、変換辞書110b、メールデータ110c、フォントデータ110d、文字入力モード切替文字としての登録キーワード110e等を格納している。制御部105は、データ格納部110内のEEPROMなどの不揮発性メモリに、例えば登録キーワードなど、携帯電話端末の電源オフの間も保持したい情報などを記憶しておき、次の電源オン時に、記憶された情報を使用することが可能である。制御部105はまた、本実施の形態において、受信メールの表示や返信メールの作成に関連した表示部109での表示制御を行う。
図12に携帯電話端末の操作部の外観を示す平面図である。この例では、折り畳み型の携帯電話端末の下側筐体10を示している。ここでは、折り畳み型の例を示したが、ストレート型、スライド型、等の他の形態であってもよい。
携帯電話端末の操作部には、テンキー、マナーキー、メモキー、電源・終話キー、通話キー、クリアキー、カーソル操作キー、メールキー、Webキー、アプリキー、電話帳キー等の各種のキー11が配置されている。文字入力時には、主としてテンキーが利用されるが、変換、改行、クリア、決定等の各種の制御操作にはテンキーの上部にあるキーが利用される。また、上部のキーには状況に応じてその都度、種々の機能が割り当てられるいわゆるソフトキーとして機能する。従来、文字入力モードの切替にはテンキーから離れたキー11aのような位置にある特殊キーが利用されることが多い。本発明では、文字入力モードの切替このような特殊キーを用いることなく、テンキーなど、通常の文字入力に利用されるキーを用いて文字入力モードを切り替える方法を提供する。
以下、本実施の形態における文字入力モード切替の第1および第2の方法を説明する。本明細書において、文字入力モードとは、文字入力時に同じキー操作でも異なる属性の文字が表示されるような文字入力装置において、どの属性の文字を入力するかを定めるためのものであり、具体的な属性としては、全角漢字、半角漢字、全角ひらがな、半角ひらがな、全角カタカナ、半角カタカナ、全角大文字英字、全角小文字英字、半角大文字英字、半角小文字英字、全角数字、半角数字、全角記号、半角記号、全角特殊記号(絵文字)等を含みうる。なお、これらの属性すべてが必須という訳ではなく、一部(例えば半角漢字)が欠けてもよいし、他の新たな属性が追加されてもよい。
上記第1および第2の方法は、いずれも入力文字に基づいて文字入力モード(この例では半角/全角および文字種)を切替える点では同じである。但し、第1の方法は入力モードを切り替えることを指示するキーワードを予め定めておき、このキーワードが入力されたときに切替先の複数の文字入力モードの選択肢を提示してユーザに選択させるものである。第2の方法は、特定の文字入力モードに切り替えることを指示するキーワードを予め定めておき、このキーワードに基づいて、当該文字入力モードへの切替を行うものである。第2の方法では、この場合、文字入力モードの選択肢の提示は必要ないが、切替先の文字入力モード毎に異なるキーワードを用意する必要がある。
図2は、第1の方法においてユーザが文字入力モード切替文字としてのキーワードを登録するための登録画面20の一例を示している。文字入力時に現在選択されている文字入力モードによって入力可能な文字が限られるため、文字入力モードによって異なるキーワードを登録することができるようになっている。例えば、図の例では、キーワードとして、漢字・ひらがなの入力モード用にひらがな文字列「きりかえ」を設定し、カタカナの入力モード用にカタカナ文字列「キリカエ」を設定し、英文字の入力モード用に英文字文字列「change」を設定し、数字の入力モード用に数字列「000」を設定している。その他、絵文字の入力モード用等、他の入力モード用に特定の文字列をキーワードとして設定できるようにしてもよい。但し、切替後の入力モードで1文字入力した後に自動的に元の入力モード(例えば漢字入力モード)に復帰する場合には当該入力モードについてのキーワードの登録は不要である。
図2の例ではユーザが任意のキーワードを登録できるようにしたが、固定的なキーワードが予め登録されていてもよい。また、選択可能なキーワードの選択肢をユーザに提示して、その中からユーザに所望のキーワードを選択させるような形態としてもよい。
図3、図4は第1の方法を利用した文字入力モードの具体的な切替動作を説明するための画面例を示している。本実施の形態では文字入力を伴うアプリケーションとして電子メールを作成するメーラーの例を挙げる。
図3(a)〜(d)は表示部109における電子メール本文の入力画面例を示している。この画面30には、ユーザが文字を入力する文字入力エリア31と現在の文字入力モードが何であるかを示す文字入力モード表示エリア33が設けられている。この例では、文字入力モード表示エリア33は、現在選択されている入力文字の半角/全角の別、および現在選択されている文字種(ここでは漢字、カタカナ、英文字、数字、記号および絵文字)を識別表示(図では文字の反転表示)している。なお、「ひらがな」は漢字モードで入力可能なので、特に独立した入力モードとして用意はしていない。
図3(a)は、ユーザが入力部108を操作して、初期状態である全角漢字の入力モードでひらがなにより「こんにちは。」と入力して無変換・確定した状態を示している。周知の通り、次に入力される文字の位置はカーソル32で示されている。ここでユーザは次に半角・英文字の入力を行うことを欲したとする。
図3(b)は、図2で設定されている全角漢字・ひらがなからの文字入力モード切り替え用のキーワードである「きりかえ」をユーザが入力部108から入力して「変換」指示を行ったときの画面30の例を示している。変換指示により、変換辞書110b(図1)が検索され、この検索により抽出された変換先の候補を挙げた候補リスト34が表示ウィンドウとして文字入力エリア31に重ねて表示される。ここで留意すべきは、入力された文字列「きりかえ」には元々変換先候補としての「切り替え」や「切り換え」が存在するため、入力文字列「きりかえ」が本来の入力文字列なのか、文字入力モード切り替え用のキーワードなのかが制御部105には不明であるということである。そこで、図3(b)に示すように、候補リスト34内には本来の変換先候補である「切り替え」や「切り換え」とともに、キーワードに対応する入力モード切替コマンドを含めている。この例の入力モード切替コマンドは、切り替え先の文字入力モードを表す文字列を識別子“<”と“>”で囲んだ形態として示している。図3(b)の例では強調表示(ここで反転表示)により“<半角>”が指定された状態を示している。
図3(b)のように“<半角>”が指定されると、さらに図3(c)に示すように「半角」のサブ候補を示す候補リスト35として文字種毎の入力モード切替コマンド(<カタカナ>、<英文字>、<数字>、<記号>)を含むウィンドウが表示される。ユーザはこの候補リスト35から所望の文字種を選択する。図示の例では「英文字」を選択している。なお、図3(b)(c)のように文字入力モードの候補を便宜上2段階に表示するようにしたが、図3(b)の候補リスト34にすべての候補を含めるようにすることも可能である。
図3(c)の画面30で半角英文字が選択されると、図3(d)に示すように、文字入力モード表示エリア33の表示が「全角」から「半角」へ切り替わるとともに、文字種が「漢字」から「英文字」に切り替わる。図3(d)の画面30において重要なことは、図3(b)(c)の画面30において存在するキーワード「きりかえ」がその文字入力モード切り替え用のコマンドとしての機能を終えたために、文字入力エリア31から消去されていることである。以後、図3(d)の文字入力エリア31では、入力部108からのキー入力によりカーソル32の位置へ半角英文字が入力されることになる。
図4(a)は図3(c)の画面30においてユーザが“happy”という入力を確定した後、キーワード“change”を入力した状態を示している。この場合、候補リスト40には、半角の“change”および全角の“CHANGE”等の他、現在の半角英文字の入力モードでの切り替え先の入力モードに対応するコマンド群が含まれる。この例では切り替え先の入力モードとして全角漢字が選択された場合を示している。
図4(b)は図4(a)に続く画面30の例を示している。図4(b)では文字入力モード表示エリア33の表示が「半角」から「全角」へ切り替わるとともに、文字種が「英文字」から「漢字」に切り替わっている。また、図3(d)で説明したと同様、図4(b)の画面30では図4(a)で入力されたキーワード“change”が消去されている。図4(c)の画面30は、全角漢字の文字入力モードで文字列「な一日」が入力された状態を示している。
図3、図4の説明から分かるように、本発明による文字入力モード切替は、従来のようなモード切替キーを操作することなく、通常の文字入力キーを用いて通常の文字入力の中で実行することができる。したがって、本発明ではモード切替キーは不要となる。
なお、本実施の形態におけるキーワードの入力は従来のモード切替キーの操作に比べてキーの操作回数が多くなりうるが、公知の「予測変換機能」を利用すればキーワード入力のためのキーの操作回数は低減可能である。予測変換機能とは、ユーザの入力した文字(または文字列)に対してユーザが入力しようとしている語句を予測してそれを選択候補として出力する機能である。例えば、目的の語句のよみの先頭1文字を入力した段階で辞書からその文字をよみとして含む語句をすべて抽出して選択候補として表示画面上にリスト出力する。ユーザはこのリスト内に目的の語句があれば、カーソル等の移動操作によりその語句を選択し、キー操作でその語句の選択を確定することができる。この確定の前に、さらによみの2文字目が入力されれば、再度その2文字について辞書の検索を行い、該当する選択候補をリスト出力する。この場合、リスト出力される選択候補の個数(ヒット件数)は減少し、選択候補が絞られる。よみの入力文字数が増えるほど、選択候補の個数は減少する。よみの一致は完全一致ではなく、清音、濁音、半濁音の違いを無視する等、ある程度あいまいな検索を行うものも知られている。このような「予測」と「あいまい検索」とを採用した予測変換手法の一つとして、例えば、POBox(Predictive Operation Based On eXample)が知られている(POBoxはソニー株式会社の登録商標)。
図5はこのような予測変換機能を本実施の形態に応用した例を示すものである。図3(b)に示したように、ユーザが文字入力モード切り替え用のキーワードである「きりかえ」を入力しようとしたとき、「きりかえ」の先頭2文字「きり」を入力した時点での予測変換機能により得られた候補リスト50の例を示している。この時点で制御部は「きり」が「きりかえ」に対応する入力文字として、「きりかえ」に対応する候補リストを抽出し表示している。したがって、ユーザは「きりかえ」という4文字全体を入力する前に「きり」という2文字を入力した時点で候補リスト50内に必要なコマンド群を得ることができる。これにより、キーワード入力のためのキー操作回数が低減される。なお、この例では、図1に示した変換辞書110bが予測変換のための変換辞書も含むものとする。
図6は、本実施の形態におけるキーワード(すなわち文字入力モード切替文字)の登録処理のフローチャートである。ユーザによるメニュー操作等に従って、図2に示したような登録画面20が表示される(S11)。さらなるユーザの入力操作に従って、文字入力モード切替文字の登録(または変更)があれば(S12,Yes)、その文字入力モード切替文字を登録する(S13)。すなわち、文字入力モード切替文字としてデータ格納部110の所定の領域に記憶する。この登録には、変換辞書110bの更新を含んでもよい。
ユーザにより登録処理を終了する終了指示があるまでは(S14)、ステップS12へ戻り、終了指示があればこの処理を終了する。
図7は、本実施の形態における第1の方法による文字入力処理の例を表したフローチャートである。この処理は、ユーザによる入力部108からの入力操作による文字入力アプリケーション(プログラム110aの一つ)の起動に応じて制御部105(図1)により実行される。
文字入力が終了するまでは(S21)、以下のステップS22〜S30を繰り返して実行し、文字入力が終了したら、この文字入力処理を停止する(S31)。
ステップS22ではユーザによる文字入力を受け付ける(S22)。次いで、入力された文字(または文字列)が何であるかを判定する(S23)。入力された文字が文字入力モード切替文字でなければ、通常の処理を実行する(S30)。
入力された文字が文字入力モード切替文字であれば(S24,Yes)、図3、図4、図5に示したような、上記候補リスト等により変換候補を表示する(S25)。ユーザが一つの候補を選択したとき(S26)、その候補がコマンドか否かをチェックする(S27)。コマンドでなければ、ステップS30の通常の処理へ移行する。コマンドであれば、そのコマンドに対応した文字入力モードへの切替を行う(S28)。この際、当該文字入力モード切替文字(キーワード)は文字入力エリア31内から消去する(S29)。次いで、ステップS21へ戻る。
図8は第2の方法における文字入力モード切替文字(キーワード)の登録画面の例を示している。第1の方法でのキーワードは文字入力モードを切り替えるための選択肢(コマンド)を含むメニューを表示するための文字列であったのに対し、本方法でのキーワードは、コマンドとして目的の文字入力モードへの切り替えを行うためのコマンドのみを含むメニューを表示する。本方法では、切り替え先の各文字入力モードに対して他の各文字入力モードでのキーワードを設定する。図8(a)〜(c)はそれぞれ、「全角カタカナ」、「半角英文字」、「漢字」への切替のためのキーワードの登録画面60,61,62を例示している。他の文字入力モードへの切替のためのキーワードの登録画面は図示省略している。登録画面60,61,62の例では、切り替え元の文字入力モードが「絵文字」および「記号」の場合は含めていない。これらの文字入力モードでは1文字入力後に自動的に漢字入力モードに戻る場合を想定しているからである。但し、本発明はこれに限定されるものではない。
数字のキーワードについては図11に例示している。この図に挙げた数字列は移行先の文字入力モードに対応するキーワードを示している。
図9および図10は、上記第2の方法を利用した文字入力モードの具体的な切替動作を説明するための画面例を示している。
図9(a)〜(c)は表示部109における電子メール本文の入力画面例を示している。図3等に示した要素と同様の要素には同じ参照番号を付して、重複した説明を省略する。
図9(a)は、ユーザが入力部108を操作して、初期状態である全角漢字の入力モードでひらがなにより「こんにちは。」と入力して無変換・確定した状態を示している。ここでユーザは次に半角・英文字の入力を行うことを欲したとする。
図9(b)は、図8(b)で設定されている全角漢字・ひらがなからの文字入力モード切り替え用のキーワードである「はんえい」をユーザが入力部108から入力したときの画面30の例を示している。この例における候補リスト50aには、本来の変換候補である「反映」「繁栄」等に加えて<半角英文字>というコマンドが含まれている。他のコマンドは含まれていない。したがって、第2の方法では、切り替え先のモード毎にキーワードを変更する必要がある反面、第1の方法のように変換リスト内に多くのコマンドが含まれないの目的のコマンドの選択は第2の方法の方が迅速に行える。
図9(b)においてコマンド<半角英文字>が選択されると、図9(c)のように文字入力モードが「半角英文字」に切り替わるとともに、キーワード「はんえい」は文字入力エリア31内から消去される。
図9(b)の画面30でユーザが半角英文字“happy”を入力した後、漢字モードへ切り替えるため、図8(c)で設定されているように英文字から漢字への切り替え用のキーワード“kanji”を入力すると、図10(a)に示すような候補リスト50bが表示される。この候補リスト50b内にはコマンド<漢字>が含まれている。ユーザがこのコマンドを選択すると、図10(b)に示すように、全角・漢字モードに切り替わり、文字入力エリア31内のキーワード“kanji”は消去される。
従来、半角英文字のような文字入力モードではキーによる文字入力時に1文字ごとに入力確定される場合もあるが、本実施の形態では1文字入力毎に変換候補が出力されるようにする。あるいは、ユーザの変換指示で変換候補を出力するようにしてもよい。この際、変換対象の文字列をユーザが指定できるようにしてもよい。また、一旦確定した文字列を再変換するモードにして文字列を指定できるようにしてもよい。なお、半角英文字や半角数字等のような入力モードではコマンド以外の変換候補(例えば候補リスト50bにおける「KANJI」や「Kanji」等)は提示しない形態もありうる。また、このようなコマンド以外の変換候補を提示しない場合には候補リストの表示自体を行わない形態も考えられる。すなわち、変換対象の文字列がキーワードであれば、それに対応するコマンドを直接実行するようにしてもよい。
図10(c)はその後、漢字モードで、「な一日」を追加入力した状態を示している。
第2の方法による文字入力処理は原則的に図7に示したものと同じである。この第2の方法においても上述した予測変換機能を採用することが可能である。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、上記説明では文字の入力を必要とするアプリケーションとして電子メールを作成するメーラーの例を挙げたが、本発明は、メーラーに限るものではなく、メモ帳、スケジュール帳、電話帳等、種々の文字入力モードを有する任意のアプリケーションに適用可能である。
また、図2、図8に示した登録画面において、ひとつの文字入力モードで入力可能な文字入力モード切替文字を複数登録可能としてもよい。
本発明の文字入力装置は携帯電話端末に限るものではなく、携帯情報端末(PDA)、電子メール端末、小型パーソナルコンピュータ、ゲーム機、オーディオ・ビジュアル機器、家電製品、等、複数の文字入力モードを有する装置であれば任意の装置に適用可能である。
キーワードとしてあげた具体的な文字列はあくまで例示であり、それらに限定されるものではない。
20…登録画面、30…表示画面、31…文字入力エリア、32…カーソル、33…文字入力モード表示エリア、34…候補リスト、35…候補リスト、40…候補リスト、50,50a,50b…候補リスト、100…携帯電話端末、101…アンテナ、102…アンテナ共用器、103…受信復調部、104…受信データ復号部、105…制御部、108…入力部、109…表示部、110…データ格納部、110a…プログラム、110b…変換辞書、110c…メールデータ、110d…フォントデータ、111…スピーカ、112…着信通知部
Claims (10)
- 文字を入力するための操作部と、
入力された文字を表示画面上に表示する表示部と、
文字入力モードの切替のための文字入力モード切替文字を記憶する記憶部と、
前記操作部から入力された文字を前記文字入力モード切替文字と比較し、その一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに当該入力された文字を表示画面から消去する制御手段と
を備えたことを特徴とする文字入力装置。 - 前記文字入力モード切替文字は、文字入力モードを切り替えるためのコマンドを選択肢として含む候補リストを表示させるためのキーワードであり、前記制御手段は、前記文字入力モード切替文字を検出したとき前記候補リストを表示し、この候補リストの中から選択されたコマンドに基づいて文字入力モードを切り替えることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
- 前記文字入力モード切替文字は切り替え先の文字入力モードを指定するためのキーワードであり、前記制御手段は、当該文字入力モード切替文字を検出したとき当該文字入力モード切替文字に対応づけられた切り替え先の文字入力モードに切り替えることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
- 入力文字をこれに対応づけられた他の文字に変換する変換辞書において、前記文字入力モード切替文字と、この文字入力モード切替文字に対応づけて文字入力モードを切り替えるためのコマンドとを登録したことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
- 前記制御手段は、前記変換辞書に登録されている前記文字入力モード切替文字に対応する変換候補と前記コマンドとを混在してユーザに提示し、ユーザに選択させることを特徴とする請求項4記載の文字入力装置。
- ユーザが任意の文字入力モード切替文字を登録する登録手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
- 前記変換辞書は予測変換機能に対応した辞書であることを特徴とする請求項1記載の文字入力装置。
- 文字を入力するためのキー群を備えた操作部と、
入力された文字を表示画面上に表示する表示部と、
文字入力モードの切替のための文字入力モード切替文字を記憶する記憶部と、
前記操作部から入力された文字を前記文字入力モード切替文字と比較し、その一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに当該入力された文字を表示画面から消去する制御手段と
を備えたことを特徴とする携帯電話端末。 - 文字入力モードの切替のための文字入力モード切替文字を記憶するステップと、
操作部からの文字の入力を受けるステップと、
入力された文字を表示画面上に表示するステップと、
前記操作部から入力された文字を前記文字入力モード切替文字と比較するステップと、
前記操作部から入力された文字と前記文字入力モード切替文字との一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに、当該入力された文字を表示画面から消去するステップと
を備えたことを特徴とする文字入力方法。 - 操作部から入力された文字を表示画面上に表示する文字入力装置において実行されるコンピュータプログラムであって、
文字入力モードの切替のための文字入力モード切替文字を記憶するステップと、
、
前記操作部から入力された文字を前記文字入力モード切替文字と比較するステップと、
前記操作部から入力された文字と前記文字入力モード切替文字との一致に基づいて文字入力モードを切り替えるとともに、当該入力された文字を表示画面から消去するステップと
を実行するためのコンピュータプログラム。
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---|---|
JP2006350777A true JP2006350777A (ja) | 2006-12-28 |
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ID=37646536
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2005177452A Withdrawn JP2006350777A (ja) | 2005-06-17 | 2005-06-17 | 文字入力装置、携帯電話端末、文字入力方法およびコンピュータプログラム |
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JP (1) | JP2006350777A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009110246A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Kyocera Corp | 携帯端末および文字入力システム |
JP2009296326A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2011076415A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | 文字入力装置、文字入力方法及びプログラム |
-
2005
- 2005-06-17 JP JP2005177452A patent/JP2006350777A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009110246A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Kyocera Corp | 携帯端末および文字入力システム |
JP2009296326A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd | 端末装置及びプログラム |
JP2011076415A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Casio Computer Co Ltd | 文字入力装置、文字入力方法及びプログラム |
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