JPH0925793A - トンネル覆工方法及びその型枠装置 - Google Patents
トンネル覆工方法及びその型枠装置Info
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- JPH0925793A JPH0925793A JP7175161A JP17516195A JPH0925793A JP H0925793 A JPH0925793 A JP H0925793A JP 7175161 A JP7175161 A JP 7175161A JP 17516195 A JP17516195 A JP 17516195A JP H0925793 A JPH0925793 A JP H0925793A
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Abstract
止することができるコンクリート覆工方法を提供するこ
とにある。 【解決手段】 トンネル坑内17の切羽を下端ほど手前
となる傾斜状に掘削し、自走台車11に装着した傾斜型
枠ユニット21を組立位置に保持し、地山18の掘削壁
面18aと型枠ユニット21との隙間にフレッシュコン
クリート20Bを充填する。切羽19を傾斜した掘削壁
面19aとすることで岩石等が壁面19aから崩落する
のを防止する。
Description
及びそれに用いられる自走式型枠装置に関するものであ
る。
地山の掘削壁面の岩石片が崩落しないいような処理とし
て支保作業を行っていた。その一つとして前記掘削壁面
にフレッシュコンクリートを吹き付けた後、支柱で支え
る支保工がある。しかし、この吹き付け施工法では、コ
ンクリートの飛散等の環境衛生上の問題がある。
ートが開発されたので、覆工コンクリート単独で地山の
崩落を防止することが可能になり、支保工を不要とする
施工法が提案された。この覆工方法は、トンネル坑内の
地山の掘削壁面に対し自走台車に装着された型枠ユニッ
トを対応させて、型枠ユニットと地山との隙間にフレッ
シュコンクリートを充填し、コンクリートの所要強度発
現後に、型枠ユニットを覆工コンクリートから離隔し、
トンネル坑内奥の切羽を所定深さに掘削した後に再び地
山の掘削壁面の覆工作業を行うようにしている。
リート覆工方法は、掘削機により切羽が垂直面となるよ
うに掘削されるので、岩石等の崩落が起きる可能性が高
く、崩落による岩石等の除去作業が必要となりトンネル
の掘削作業の能率が低下するという問題があった。これ
を解消するためには切羽の中段にミニベンチと言われる
部分を形成する掘削方法もあるが、この方法は手間がか
かるという問題がある。
を解消して切羽の掘削壁面から岩石等が崩落するのを防
止することができるコンクリート覆工方法を提供するこ
とにある。
る覆工を確実かつ迅速に行うことができる型枠装置を提
供することにある。この発明の第3の目的は型枠の切羽
側端部を切羽の傾斜掘削面に沿わせて覆工作業をより確
実に行うことができる型枠装置を提供することにある。
対しクッション材の妻止め部を迅速に組立位置に移動し
て、覆工作業の能率を向上することができる型枠装置を
提供することにある。
ームをジャッキにより屈曲させて地山の掘削壁面の形状
に適した位置に組立てることができ、覆工コンクリート
の層厚を均一にしてその強度を向上し、材料費を低減す
ることができる型枠装置を提供することにある。
曲動作に追従してクッション材及びシートを円滑に屈曲
することができる型枠装置を提供することにある。この
発明の第7の目的は切羽の傾斜掘削壁面に型枠ユニット
を安定して支持することができる型枠装置を提供するこ
とにある。
記第1の目的を達成するため、トンネル坑内の地山の掘
削壁面に対し自走台車に装着された型枠ユニットを対応
させて、型枠ユニットと地山との隙間にフレッシュコン
クリートを充填し、コンクリートの所要強度発現後に、
型枠ユニットを覆工コンクリートから離隔し、トンネル
坑内の切羽を所定深さ掘削した後に再び地山の掘削壁面
の覆工作業を行うトンネル覆工方法において、前記切羽
の掘削壁面を上端部ほど前方へ傾斜する面に掘削すると
いう手段をとっている。
が下端ほど手前になる傾斜面になるように掘削されるの
で、該傾斜掘削壁面からの岩石等の崩落を防止すること
ができる。
成するため、請求項1記載のトンネル覆工方法に使用さ
れる型枠装置であって、自走台車に装着された型枠ユニ
ットは単独で組立位置に保持可能に構成され、自走台車
は型枠ユニットから分離可能に構成されている。
組立位置に保持されてフレッシュコンクリートが硬化中
に切羽の掘削作業が行われるので、覆工作業が迅速に行
われる。
成するため、請求項2において、型枠ユニットが切羽の
傾斜掘削壁面とほぼ平行な傾斜状に形成している。請求
項3記載の発明では、組立位置において型枠ユニットが
傾斜掘削壁面の傾斜面に沿うように配設されるので、切
羽の掘削作業中に地山の掘削壁面の露出面積が少なくな
り岩石等の崩落を防止することができる。
成するため、請求項3において、型枠ユニットの表面に
はクッション材が設けられ、該ユニットと該クッション
材との間にはクッション材を前記傾斜掘削壁面に押圧す
るジャッキが設けられ、該クッション材の切羽側端部に
は妻止め部が形成されている。
壁面に対しクッション材の妻止め部が迅速に作用位置に
移動され、覆工作業の能率が向上する。請求項5記載の
発明は上記第5の目的を達成するため、請求項3又は4
において、型枠ユニットは複数の型枠フレームがほぼ半
円弧状になるようにヒンジにより直列に連結され、各型
枠フレームの間には地山の掘削壁面の形状に沿うように
各フレームを屈曲するジャッキが設けられ、さらに前記
型枠フレームの表面には該型枠フレームの屈曲に追従可
能な成型面を形成するクッション材が装着されている。
ームがジャッキにより屈曲されて地山の掘削壁面の形状
に適した位置に組立てることができ、覆工コンクリート
の層厚を均一にしてその強度を向上し、材料費を低減す
ることができる。
成するため、請求項5において、クッション材は複数に
分割形成され、各クッション材の表面には成型面を形成
するシートが接着されている。
屈曲動作に追従して分割されたクッション材及びシート
が適正に屈曲される。すなわち、一つのマット状に形成
されたクッション材の場合には皺がより易いが、分割ク
ッション材の場合には離隔する方向への屈曲が適正に行
われる。又、圧縮方向への屈曲の場合には、隣接するク
ッション材の間にシートから離れるほど大きくなる楔状
の空間を形成することにより屈曲時の皺の発生を防止す
ることができる。
いずれかにおいて、型枠ユニットには切羽の掘削壁面に
押圧されて該型枠ユニットを傾斜掘削壁面に支持するジ
ャッキが設けられている。
トが切羽の傾斜掘削壁面にジャッキにより支持されるの
で、傾斜型枠ユニットを組立位置に安定して支持するこ
とができる。又、傾斜掘削壁面の傾角に応じて型枠ユニ
ットの傾角を調整することができる。
面に基づいて説明する。図1に示すように、自走台車1
1のフレーム12の下部には取付枠13を介して左右一
対の自走用キャタピラ14が設けられている。又、フレ
ーム12には図示しないが作業台、階段、運転席用ボッ
クス、フェンス等が設けられている。フレーム12の前
側部(図1において左方を前方、右側を後方という)は
上部ほど前方に傾斜する傾斜枠16,17を備えてい
る。この傾斜枠16,17は図2に示すようにアーチ型
に形成されている。
内の地山18の掘削壁面18a形状に沿うように覆工コ
ンクリートを打設する型枠組立位置に展開され、かつコ
ンクリートの硬化後に縮退させることができる全体とし
て半円弧状の型枠ユニット21が装着されている。この
ユニット21を以下に説明する。
施形態では4つ)の型枠支持用の第1上下方向ジャッキ
23〜23が互いに平行に立設され、各ジャッキ23は
連結材22により連結されている。前記ジャッキ23あ
るいは後述するジャッキとしては油圧シリンダが用いら
れるが、これ以外にモータの回転運動を往復直線運動に
変換する各種の機構を用いてもよい。前記第1上下方向
ジャッキ23の上端部には上部型枠フレーム24が水平
に支持されている。前記傾斜枠16,17の上面には前
記第1上下方向ジャッキ23を型枠ユニット21ととも
に左右方向に移動して型枠ユニット21の中心をトンネ
ル15のセンターに合わせるためのセンター調節用ジャ
ッキ25が二箇所に設けられている。
は第1〜第3の型枠フレーム26〜28がヒンジ29〜
31によりそれぞれ連結されている。以下の構成は型枠
フレーム24の中心を通る垂線に関して左右対象状に形
成されているので、左側の構成について説明し、右側の
構成は対応する符号に「´」を付して説明を省略する。
前記各型枠フレーム26〜28のヒンジ29〜31近傍
には第1〜第3の屈曲用ジャッキ32〜34が連結さ
れ、地山18の形状に沿って各型枠フレーム26〜28
を屈曲可能である。各ジャッキ32〜34は前後方向に
それぞれ三箇所に設けられている。
7は傾斜枠16,17との間に設けた第1及び第2の左
右方向ジャッキ35,36により地山18との間隔を調
節可能である。このジャッキ35,36は前後方向にそ
れぞれ二箇所に設けられている。前記第1及び第2の左
右方向ジャッキ35,36は第1及び第2の補助ジャッ
キ37,38により傾斜角の調整可能である。前記第3
型枠フレーム28には第2上下方向ジャッキ39が前後
方向に二箇所に取り付けられている。
19側の傾斜面には前後方向に伸縮可能なジャッキ40
が複数(この実施形態では6)箇所に設けられ、各ジャ
ッキ40の先端を切羽19の傾斜掘削壁面19aに押圧
することにより、各型枠フレーム24,26〜28を組
立位置に安定して支持する。(図8参照) 図3に示すように、前記上部型枠フレーム24の下面に
は前記四つのジャッキ23と対応して係合凹部41が下
向きに形成され、ジャッキ23の昇降体42の上端部が
離脱可能に係合されている。
枠フレーム24にヒンジ43により連結され、他端部は
第1型枠フレーム26にヒンジ44により連結されてい
る。該ジャッキ32が伸縮されると、型枠フレーム24
に対し第1型枠フレーム26がヒンジ29を中心に上下
方向に傾動され、型枠フレーム26が地山18の形状に
沿うように調整される。第2及び第3の屈曲用ジャッキ
33,34も第1の屈曲用ジャッキ32と同様に両端が
型枠フレーム26,27間、27,28間にヒンジ4
3,44により連結されている。
着された第1左右方向ジャッキ35は、傾斜枠16,1
7にヒンジ45を介して上下方向の傾動可能に連結され
た本体46と、該本体46に対し伸縮可能に設けた支持
ロッド47と、該ロッド47に連結した係合凸部48と
により構成されている。そして、前記係合凸部48が第
1型枠フレーム26の下部内側に形成した係合凹部49
に対し離脱可能に係合されている。前記第1の補助ジャ
ッキ37は基端を前記傾斜枠16,17にヒンジ50に
より垂直面内で傾動可能に連結した本体51と、該本体
51に対し伸縮可能に連結され、かつ前記本体46にヒ
ンジ52により連結した作動ロッド53とにより構成さ
れている。そして、前記係合凸部48が係合凹部49か
ら離脱された状態で、第1の左右方向ジャッキ35の上
下方向の傾斜角を調整することができる。
の補助ジャッキ38の構成も前記第1の左右方向ジャッ
キ35及び第1の補助ジャッキ37の構成と同様である
ため、説明を省略する。
〜28の外周側は地山18の掘削壁面18aの円弧形状
とほぼ同じ円弧状に形成され、その円弧面には多数のガ
イドレール61が図5に示すように互いに平行にトンネ
ル方向に向けて固定されている。前記隣接する二本のガ
イドレール61には鋼製の支持プレート62がそれぞれ
支持され、各支持プレート62の上面には樹脂製のクッ
ション材63が接着材等によりそれぞれ取り付けられて
いる。又、前記各クッション材63の表面には樹脂又は
ゴム製のシート64が接着材により接着されている。
4,26〜28の内部には、各支持プレート62と対応
して前後方向に向けてジャッキ65が設けられ、その本
体66はフレーム24,26〜28にヒンジ67により
連結され、可動ロッド68の先端部は前記各支持プレー
ト62の下面に溶接したブラケット69にヒンジ70に
より連結されている。前記支持プレート62、クッショ
ン材63及びジャッキ65は例えば40数個設けられて
いる。
6に示すようにガイドレール61の前端よりも突出さ
れ、この突出部は妻止め部63aを構成する。そして、
多数のジャッキ65の可動ロッド68が図6において前
方に移動されると、支持プレート62、クッション材6
3及びシート64が同方向に往復動される。このため、
クッション材63の妻止め部63aが切羽19の掘削面
19aの不規則な形状に倣って変形して密着され、フレ
ッシュコンクリートが漏れるのを防止する。
にはフレッシュコンクリートを型枠ユニット21の外周
面と地山18との間に充填するための供給ノズル71が
設けられている。
置を使用してトンネル15坑内を掘削する方法について
説明する。さて、図1及び図2はトンネル15坑内にお
いて、地山18に既に打設された既設コンクリート20
Aにより地山18からの岩石等の崩落が防止され、図示
しない掘削機によりトンネル坑内の切羽19が上部ほど
前方になる傾斜壁面19aに掘削されている。又、自走
台車11の型枠ユニット21が地山18の掘削壁面18
aから所定の隙間をおいて配置されている。さらに、ジ
ャッキ65によりクッション材63が切羽19側へ移動
されて、妻止め部63aが切羽19の傾斜掘削壁面19
aに倣うように弾性変形されて密着されている。前記複
数のジャッキ40が傾斜掘削壁面19aに当接されて、
傾斜枠16,17及び型枠ユニット21が壁面19aを
利用して安定して支持されている。各ジャッキ40の伸
長量をそれぞれ調整することにより、傾斜掘削壁面19
aの傾角に合わせて型枠ユニット21の傾角を調整する
ことも可能である。なお、この場合には型枠ユニット2
1の傾動により自走台車11も傾動する。
トポンプ車(図示略)の供給ホースを接続し、地山の掘
削壁面18aとシート64との間隙に急硬材を注入攪拌
したフレッシュコンクリート20Bを充填する。このコ
ンクリートは約10〜15分で硬化し、必要な強度を発
現する。
るいは硬化後に、第1上下方向ジャッキ23の昇降体4
2を型枠フレーム24の係合凹部41から離隔するとと
もに、第1及び第2の左右方向ジャッキ35,36の係
合突部48を係合凹部49から分離する。この状態では
型枠ユニット21を構成する各型枠フレーム24,26
〜28、26´〜28´は、第1〜第3の屈曲用ジャッ
キ32〜34、32´〜34´及び第2上下方向ジャッ
キ39,39´により組立位置に安定して保持される。
分離した後、図示しない掘削機を切羽19に向かって移
動し、この掘削機により切羽19を上部ほど前方に変位
する傾斜状の掘削壁面19aを掘削する。この掘削作業
は型枠ユニット21が組立位置にあるので、それと対応
する切羽19は掘削されない。この掘削作業が所定深
さ、つまり傾斜型枠ユニット21の幅(例えば2.5
m)に相当する深さだけ進行した後、掘削機を退避させ
るとともに、自走台車11を型枠ユニット21と対応す
る位置に移動させ、各ジャッキ23の昇降体42を上部
型枠フレーム24の係合凹部41に係合し、ジャッキ3
5,36の係合凸部48を係合凹部49に係合し、型枠
ユニット21に自走台車11を合体させる。
ら上昇させて、第3屈曲用ジャッキ34により第3型枠
フレーム28をヒンジ31を中心に反時計回り方向へ回
動するとともに、各ジャッキ23,32〜36、32´
〜36´等を縮退方向に作動し、型枠ユニット21を硬
化した既設コンクリート20Aから離隔させる。
外周未掘削部を掘削機により先に掘削した壁面と同じ深
さに掘削した後、新しく掘削された地山18の掘削壁面
18aと対応する位置に型枠ユニット21を自走台車1
1により移動する。そして、各ジャッキ23,32〜3
6、32´〜36´等を伸長方向に作動して、型枠ユニ
ット21を図1及び図2に示すようにコンクリート打設
可能な組立位置に展開保持する。その後、再びフレッシ
ュコンクリート20Bを供給ノズル71から型枠ユニッ
ト21と地山18との隙間に充填して硬化させ、新たな
コンクリートの覆工を行う。
クリート20Bの養生中に切羽19の掘削を行い、作業
能率を向上するようにしたが、これに代えて、コンクリ
ート20Bが硬化して必要強度発現後に、型枠ユニット
21を取り外してから、切羽19の傾斜掘削壁面19a
の掘削作業を一気に行うようにしてもよい。
の掘削壁面18aにコンクリート覆工を行った後、掘削
機により切羽19の掘削壁面19aを上側ほど前方に変
位する傾斜状に掘削するようにしたので、該掘削壁面1
9aの岩石等が崩落するのを防止することができる。
を傾斜掘削壁面19aの外周近傍に沿うような傾斜構造
としたので、壁面19aの近傍の地山18の掘削壁面1
8a全体をコンクリートにより覆工することができ、こ
のため新たな傾斜掘削壁面19aの掘削作業時に掘削壁
面18aからの岩石等の崩落を防止することができる。
型枠フレーム24,26〜28、26´〜28´に多数
のガイドレール61を敷設し、各ガイドレール61に対
し支持プレート62、クッション材63及びシート64
を多数のジャッキ65により前後方向の往復動可能に支
持し、クッション材63の前端部に妻止め部63aを一
体に形成した。このため、従来のエアバッグ式の妻止め
部材を使用するものと異なり部品点数を低減することが
できるとともに、妻止め作業を迅速かつ確実に行うこと
ができる。
26〜28、26´〜28´を第1〜第3のジャッキ3
2〜34、32´〜34´により屈曲可能に構成すると
ともに、各フレームの表面にクッション材63及びシー
ト64を前記屈曲動作に追従できるように装着したの
で、図7に示すように型枠ユニット21を地山18の掘
削形状に沿うように屈曲して姿勢調節することができ、
覆工コンクリートの層厚を均一にしてその強度を向上
し、材料費を低減することができる。
1の外周面と地山18の掘削壁面18aとの隙間にフレ
ッシュコンクリート20Bを充填した後、該型枠ユニッ
ト21をそのままにして自走台車11のみを退避するよ
うにした。このため、フレッシュコンクリート20Bの
硬化中に切羽19の壁面19aの掘削作業を行い、覆工
作業能率を向上することができる。
るものではなく、次のように具体化することもできる。 (1)前記各クッション材63の間にシート64から離
れるほど大きくなる楔状の空間を形成すること。この場
合には、型枠ユニット21の屈曲動作時にクッション材
63が押圧されてシート64に皺が発生するのを防止す
ることができる。
枠ユニット21から分離可能に形成したが、これを分離
不能に構成すること。 (3)前記実施形態では傾斜型枠ユニット21を使用し
たが、これを傾斜しない型枠ユニットにすること。
なるジャッキを使用したが、これに代えて、モータ等の
回転運動を直線往復運動に変換する機構(図示略)を使
用すること。
びシート64を使用したが、両部材を省略すること。こ
の場合には型枠ユニット21の各フレーム24,26〜
28、26´〜28´の表面がコンクリートの成型面と
なる。さらに、シート64のみを用いること。これらの
場合には、別途妻止め部が設けられる。
術思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1)請求項2において、型枠フレーム24,26〜2
8、26´〜28´はヒンジ29〜31、29´〜31
´により連結され、各連結部には屈曲用のジャッキ32
〜34、32´〜34´が連結され、最下部の型枠フレ
ーム28,28´は上下方向ジャッキ39,39´によ
りトンネルの走行路面に支持されて、型枠ユニット21
は単独で組立位置に保持されるトンネル覆工用型枠装
置。
成を簡素化でき、屈曲動作を迅速に行うことができる。 (2)請求項2において、型枠ユニット21から走行台
車11を離脱させる構成は、型枠フレーム24,26〜
28、26´〜28´側に設けた係合凹部41,49
と、走行台車11側に設けたジャッキ23,32〜3
4、32´〜34´の昇降体42及び係合凸部48とに
より構成されているトンネル覆工用型枠装置。
走行台車11を離隔又は合体させる構造が簡素化とな
る。 (3)請求項6において、型枠フレーム26〜28、2
6´〜28´の屈曲部と対応する各クッション材の間に
は、シートから離れるほど大きくなる楔状の隙間が形成
されているトンネル覆工用型枠装置。
8、26´〜28´の屈曲動作時にシート64に皺が発
生するのを防止してコンクリートの成型面の精度を向上
することができる。
1とは、地山18の形状に沿うように屈曲、伸縮、分離
又は合体して組立位置に展開可能である各種の構造を含
むものである。
求の範囲の欄に記載した構成により、次のような効果が
ある。
ら岩石等が崩落するのを防止することができる。請求項
2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、
コンクリートによる覆工を確実かつ迅速に行うことがで
きる。
明の効果に加えて、型枠の切羽側端部を切羽の傾斜掘削
面に沿わせて覆工作業をより確実に行うことができる。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加
えて、切羽の掘削壁面に対しクッション材の妻止め部を
迅速に組立位置に移動して、覆工作業の能率を向上する
ことができる。
載の発明の効果に加えて、複数の型枠フレームの表面に
クッション材を設け、型枠フレーム及びクッション材を
ジャッキにより屈曲させて地山の掘削壁面の形状に適し
た位置に組立てることができ、覆工コンクリートの層厚
を均一にしてその強度を向上し、材料費を低減すること
ができる。
発明の効果に加えて、型枠ユニットの屈曲動作に追従し
て分割されたクッション材及びシートを皺を生じること
なく適正に屈曲することができ,コンクリートの成型面
を精度良く成型することができる。
いずれかに記載の発明の効果に加えて、切羽の傾斜掘削
壁面に型枠ユニットを安定して支持することができると
ともに、傾斜掘削壁面の傾角に応じて型枠ユニットの傾
角を適正に調整することができる。
図。
9…切羽、19a…傾斜掘削壁面、21…型枠ユニッ
ト、23…第1上下方向ジャッキ、24…上部型枠フレ
ーム、26〜28…第1〜第3の型枠フレーム、29〜
31…ヒンジ、32〜34…第1〜第3の屈曲用ジャッ
キ、35,36…第1及び第2の左右方向ジャッキ、3
9…第2上下方向ジャッキ、61…ガイドレール、63
…クッション材、63a…妻止め部、64…シート、6
5…ジャッキ。
Claims (7)
- 【請求項1】 トンネル坑内の地山の掘削壁面に対し自
走台車に装着された型枠ユニットを対応させて、型枠ユ
ニットと地山との隙間にフレッシュコンクリートを充填
し、コンクリートの所要強度発現後に、型枠ユニットを
覆工コンクリートから離隔し、トンネル坑内の切羽を所
定深さ掘削した後に再び地山の掘削壁面の覆工作業を行
うトンネル覆工方法において、 前記切羽の掘削壁面を上端部ほど前方へ傾斜する面に掘
削することを特徴とするトンネル覆工方法。 - 【請求項2】 請求項1記載のトンネル覆工方法に使用
される型枠装置であって、自走台車に装着された型枠ユ
ニットは単独で組立位置に保持可能に構成され、自走台
車は型枠ユニットから分離可能に構成されているトンネ
ル覆工用型枠装置。 - 【請求項3】 請求項2において、型枠ユニットは切羽
の傾斜掘削壁面とほぼ平行な傾斜状に形成されているト
ンネル覆工用型枠装置。 - 【請求項4】 請求項3において、型枠ユニットの表面
にはクッション材が設けられ、該ユニットと該クッショ
ン材との間にはクッション材を前記傾斜掘削壁面に押圧
するジャッキが設けられ、該クッション材の切羽側端部
には妻止め部が形成されているトンネル覆工用型枠装
置。 - 【請求項5】 請求項3又は4において、型枠ユニット
は複数の型枠フレームがほぼ半円弧状になるようにヒン
ジにより直列に連結され、各型枠フレームの間には地山
の掘削壁面の形状に沿うように各フレームを屈曲するジ
ャッキが設けられ、さらに前記型枠フレームの表面には
該型枠フレームの屈曲に追従可能な成型面を形成するク
ッション材が装着されているトンネル覆工用型枠装置。 - 【請求項6】 請求項5において、クッション材は複数
に分割形成され、各クッション材の表面には成型面を形
成するシートが接着されているトンネル覆工用型枠装
置。 - 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかにおいて、型枠
ユニットには切羽の掘削壁面に押圧されて該型枠ユニッ
トを傾斜掘削壁面に支持するジャッキが設けられている
トンネル覆工用型枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175161A JP2963368B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | トンネル覆工方法及びその型枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7175161A JP2963368B2 (ja) | 1995-07-11 | 1995-07-11 | トンネル覆工方法及びその型枠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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