JPH09254833A - 無限軌道走行体を備えた歩行、乗用兼用型の作業車輌 - Google Patents

無限軌道走行体を備えた歩行、乗用兼用型の作業車輌

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JPH09254833A
JPH09254833A JP9363096A JP9363096A JPH09254833A JP H09254833 A JPH09254833 A JP H09254833A JP 9363096 A JP9363096 A JP 9363096A JP 9363096 A JP9363096 A JP 9363096A JP H09254833 A JPH09254833 A JP H09254833A
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JP
Japan
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frame
flat surface
handle
surface part
seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP9363096A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Wada
泰行 和田
Hisao Nagata
久雄 永田
Kenji Ito
建治 伊藤
Masahiro Ozoe
正浩 尾添
Mitsuru Hasegawa
長谷川  満
Takahiro Kamikado
孝博 神門
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無限軌道走行体を備えた機体フレームの前部
に前後から操作可能な操縦ハンドルを設けた歩行、乗用
兼用型の作業車輌において、歩行および乗用時に操作さ
れる操縦ハンドルを強固な構造とすることができ、また
歩行、乗用に切替えるため、オペレータが機体に乗り降
りしても、機体の重心位置が大きく変化することはな
く、しかも歩行による走行作業時には、オペレータの足
が無限軌道走行体に巻き込まれないようにする。 【解決手段】 機体フレーム3の上方位置に設けた座席
シート9の取付面10から、機体フレーム3の前端部に
向けて平面部11を設け、該平面部11の前部中央に操
縦ハンドル15のハンドルフレーム12を立設し、かつ
該平面部11の左右下方にステップ18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山間部や傾斜地等
にも導入できる無限軌道走行体を備えた歩行、乗用兼用
型の作業車輌に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、山間部等のように大型トラクタを
導入することが困難な場所では、無限軌道走行体を備え
た機体フレームの前部に操縦ハンドルを設け、その後方
に運転席を設けた作業車輌を使用することにより、オペ
レータが機体から降りたときでも機体の外部から操縦ハ
ンドルを操作できるようにして、随時歩行、乗用に切替
えて走行作業性のアップを図るようにしたものが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように歩行、乗用
兼用とした作業車輌では、歩行および乗用に切替えた時
には、それぞれ異なる方向から操縦ハンドルを操作する
ので、操縦ハンドルを強固なものとし、またオペレータ
が機体に乗り降りしても、機体の重心位置が大きく変化
することなく、さらに歩行による走行作業時には、オペ
レータの足が無限軌道走行体に巻き込まれないようにし
て作業の安全を確保することが望まれる。
【0004】本発明は、上記のような実状に鑑み創作さ
れたものであって、歩行および乗用時に操作される操縦
ハンドルを強固な取付構造とすることができ、また歩
行、乗用に切替えるため、オペレータが機体に乗り降り
しても、機体の重心位置が大きく変化することはなく、
しかも歩行による走行作業時には、オペレータの足が無
限軌道走行体に巻き込まれないようにした歩行、乗用兼
用型の作業車輌を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、無限軌道走行体を備
えた機体フレームの前部に、前後から操作可能な操縦ハ
ンドルを設けた歩行、乗用兼用型の作業車輌において、
上記機体フレームの上方位置に設けた座席シートの取付
面から、機体フレームの前端部に向けて平面部を設け、
該平面部の前部中央に操縦ハンドルのハンドルフレーム
を立設し、かつ該平面部の左右下方にステップを形成す
ると共に、上記機体フレーム全体を、無限軌道走行体か
ら前端部が突出する進出位置に配置して、座席シートを
無限軌道走行体の略中央部上方に位置させたことを特徴
とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
示された実施例に基いて詳細に説明する。まず図1〜図
3において、1は歩行、乗用兼用型の作業車輌であっ
て、無限軌道走行体2を備えた機体フレーム3にエンジ
ン4が搭載されており、該エンジン4からの動力が、ベ
ルト式の変速部5および無限軌道走行体2の前部側に設
けたトランスミッション6を介して駆動輪7に伝達され
る。8はエンジン4を上方から覆ったカバー体であっ
て、該カバー体8の上面に座席シート9が取付けられて
いる。
【0007】そして機体フレーム3の上方に位置した上
記座席シート9の取付面10から、機体フレーム3の前
端部に向けて傾斜状の平面部11が延設されており、該
平面部11の前部中央に、ハンドルフレーム12が取付
け座13を介して後傾状に立設されていて、該ハンドル
フレーム12の上端には、左右一対のハンドルグリップ
14,14を斜め後方に向けて突設した操縦ハンドル1
5が取付けられている。16,16は左右のサイドクラ
ッチレバーである。
【0008】上記ハンドルフレーム12は、取付け座1
3に設けた前方に傾斜する回動軸17を軸心として回動
可能に構成されていて、ハンドルフレーム12を前方に
回動させると、後傾状のハンドルフレーム12が反転し
て操縦ハンドル15が前方に突出し、しかも操縦ハンド
ル15が回動前よりも低い位置となるので、機体から降
りて歩行するオペレータが、機体の前方から容易に操縦
ハンドル15のハンドルグリップ14を把持して操縦す
ることができるようになっている。
【0009】また、平面部11の左右下方にはオペレー
タが足を載せるステップ18が形成されている。すなわ
ち、平面部11の両側には下方に垂下する側板19が固
定され、該側板19の下端部から、それぞれ側方に張出
したステップ18が形成されている。そして上記平面部
11、側板19およびステップ18と、前記カバー体8
とが一体となってボデーカバー20を形成している。こ
のため平面部11から立設したハンドルフレーム12は
立上り長さが短くなって、平面部11により強固に支持
することができる。
【0010】21は機体フレーム3の後部に連結された
昇降自在のロータリ作業機であって、該ロータリ作業機
21は、ロータリカバー22で覆われたロータリ耕耘部
23及び該ロータリ耕耘部23を回転駆動する動力伝動
部24等により構成され、エンジン4からの動力が、ベ
ルト式の変速部25を介して動力伝動部24の駆動軸2
6に伝達される。27は機体フレーム3に基端部が支持
された昇降シリンダであって、該昇降シリンダ27の伸
縮により、ロータリ作業機21が前記駆動軸26と同一
軸心で昇降回動する。そして昇降シリンダ27を複動式
の油圧シリンダで構成することにより、ロータリ作業機
21が下降して圃場面に接地したときでも、複動式の昇
降シリンダ27を介して機体フレーム3が、ロータリ作
業機21の重量をほぼ支持するようになっている。28
は耕耘刃である。
【0011】そして上記機体フレーム3全体を、その前
端部が無限軌道走行体2よりも前方に突出した前進位置
に配置することにより、機体フレーム3の前端部と無限
軌道走行体2の前端部との間に空間部を形成すると共
に、座席シート9を無限軌道走行体2の略中央部上方に
位置させている。
【0012】このようにトランスミッション6及び操縦
ハンドル15を機体フレーム3の前部に、ロータリ作業
機21を機体フレーム3の後部に、またエンジン4と座
席シート9とを機体フレーム3の略中央に配置したの
で、機体の重心位置Gを無限軌道走行体2の接地部2a
の前後中心付近上方に設定することができて、無限軌道
走行体2の走行性能の向上を図ることができ、またオペ
レータが機体に乗り降りしても、座席シート9が機体の
重心付近にあるので重心位置が大きく変化することはな
い。しかも機体から降りたオペレータが機体の前面を歩
行する走行作業時でも、機体フレーム3の前端部と無限
軌道走行体2の前端部との間に空間部があるので、オペ
レータの足が無限軌道走行体2に巻き込まれることはな
く作業の安全を確保することができる。
【0013】またハンドルフレーム12の基端部側方に
は、前後方向に操作される一文字シフトパターンの変速
レバー29が設けられている。上記変速レバー29は、
図4に示すように、変速レバー29の支点軸30にアー
ム31が固定され、該アーム31が連結ロッド32を介
してベルクランク状の回動リンク33の一端に連結され
ており、回動リンク33の他端が変速機構のシフタ軸3
4に連結されていて、変速レバー29の操作に連動して
変速機構がエンジン4からの動力を変速する。
【0014】そして上記変速レバー29と支点軸30と
は、セレーション機構を備えた切替えシャフト35の押
込み、引出し操作によって連動及び連動解除自在となっ
ている。したがって変速レバー29を座席シート9側に
突出させた状態、あるいは機体の前方に突出させた状態
としてから、切替えシャフト35によって支点軸30と
連動させることができるので、変速レバー29を歩行、
乗用のいずれの場合でも操作し易い操作方向に切替える
ことができる。36は支点軸30のサポートである。
また37は変速バネルであって、該変速バネル37には
変速位置が前後方向に対称状に表示されている。38は
変速レバー29に連動する変速位置の指示板である。
【0015】このように変速レバー29はハンドルフレ
ーム12の基端部側方に設けられ、しかも操作方向を前
後に切替えることができるので、機体から降りたオペレ
ータは、機体に搭乗した通常の走行作業時と同様の感覚
で変速レバー27を容易に操作できて、誤操作等による
事故の発生を未然に防止することができる。
【0016】
【発明の効果】これを要するに本発明は、無限軌道走行
体を備えた機体フレームの前部に、前後から操作可能な
操縦ハンドルを設けた歩行、乗用兼用型の作業車輌にお
いて、上記機体フレームの上方位置に設けた座席シート
の取付面から、機体フレームの前端部に向けて平面部を
設け、該平面部の前部中央に操縦ハンドルのハンドルフ
レームを立設し、かつ該平面部の左右下方にステップを
形成すると共に、上記機体フレーム全体を、無限軌道走
行体から前端部が突出する進出位置に配置して、座席シ
ートを無限軌道走行体の略中央部上方に位置させたこと
から、ハンドルフレームを立設した平面部が、左右ステ
ップの上方に位置するので、ハンドルフレームは立上り
高さが短くなって、平面部によって強固に支持すること
ができる。また無限軌道走行体よりも進出位置に配置し
た機体フレームは、座席シートが無限軌道走行体の略中
央部上方に位置し、比較的重量の軽いハンドルフレーム
が前端側に位置した安定した状態に配置できて、無限軌
道走行体による走行性能の向上を図ることができる。し
かも無限軌道走行体の略中央部上方に位置した座席シー
トには、オペレータが歩行、乗用に切替えるため乗り降
りしても、機体の重心位置が大きく変化することはな
い。そして歩行による走行作業時には、機体フレームの
前端部が無限軌道走行体よりも前方に突出しているの
で、オペレータの足が無限軌道走行体に巻き込まれるの
を未然に防止できて作業の安全を図ることができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】無限軌道走行体を備えた作業車輌の全体側面図
である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上斜視図である。
【図4】変速レバーの連動構造を示す平面図である。
【符号の説明】
2 無限軌道走行体 3 機体フレーム 9 座席シート 11 平面部 12 ハンドルフレーム 15 操縦ハンドル 18 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 建治 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 尾添 正浩 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 長谷川 満 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 神門 孝博 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無限軌道走行体を備えた機体フレームの前
    部に、前後から操作可能な操縦ハンドルを設けた歩行、
    乗用兼用型の作業車輌において、上記機体フレームの上
    方位置に設けた座席シートの取付面から、機体フレーム
    の前端部に向けて平面部を設け、該平面部の前部中央に
    操縦ハンドルのハンドルフレームを立設し、かつ該平面
    部の左右下方にステップを形成すると共に、上記機体フ
    レーム全体を、無限軌道走行体から前端部が突出する進
    出位置に配置して、座席シートを無限軌道走行体の略中
    央部上方に位置させたことを特徴とする無限軌道走行体
    を備えた歩行、乗用兼用型の作業車輌。
JP9363096A 1996-03-22 1996-03-22 無限軌道走行体を備えた歩行、乗用兼用型の作業車輌 Pending JPH09254833A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102726134A (zh) * 2012-06-20 2012-10-17 河南田冠农业机械制造有限公司 遥控式履带田园耕作机
CN103004317A (zh) * 2012-12-14 2013-04-03 盐城市盐海拖拉机制造有限公司 一种齿轮直联液压悬挂装置
CN103081593A (zh) * 2013-03-01 2013-05-08 湖南春燕机械制造有限公司 履带自走式多功能旋耕挖掘机
CN108235833A (zh) * 2018-01-15 2018-07-03 向前 一种浮动式松耕粉垄机

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