JPH09254493A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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Publication number
JPH09254493A
JPH09254493A JP8069775A JP6977596A JPH09254493A JP H09254493 A JPH09254493 A JP H09254493A JP 8069775 A JP8069775 A JP 8069775A JP 6977596 A JP6977596 A JP 6977596A JP H09254493 A JPH09254493 A JP H09254493A
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JP
Japan
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paper
paper feed
feed tray
tray
main body
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Pending
Application number
JP8069775A
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English (en)
Inventor
Kenji Hayashi
謙二 林
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不使用状態で用紙を吸湿させず、しかも装置
本体の不使用時に装置のサイズをコンパクトにすること
ができ、装置本体の上面もほぼ平らにして有効活用する
ことのできるプリンタ装置を実現する。 【解決手段】 プリンタ装置51はこれを長期間使用し
ない場合等には排紙トレイ34を回転させて装置本体上
部に設けられた凹部56を覆うようにし、この前に開口
部53から取り外した給紙カセット54を上部カバー5
9を取り付けた状態でこの凹部56に収容する。凹部5
6の図で奥側には吸湿防止板58が横架されており、給
紙カセット54の露出部分を覆うので、上部カバー59
と併せて吸湿を防止することができる。また、凹部56
に給紙カセット54を配置した状態で装置本体52の上
面が全体として平らとなるので、その上に物を載置する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリントデータを用
いてプリントを行うプリンタ装置に係わり、特に用紙の
給紙のためのカセットトレイを使用する場合に有効なプ
リンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータがオフィスのみ
ならず家庭にも普及しており、プリンタ装置もオフィス
や家庭のパーソナルコンピュータに1対1で接続するよ
うなパーソナルユースのものが注目されている。このよ
うにパーソナルユースを主体としたプリンタ装置は、各
個人のデスクや家庭に配置されるので、比較的小型であ
ることが必要である。また、これと共に、このようなプ
リンタ装置はLAN(ローカルエリアネットワーク)に
接続したネットワークプリンタと比べて使用頻度が極端
に少ない場合が多い。そこで、単に配置スペースが小さ
いばかりでなく、プリンタ装置を使用しないときには装
置本体のサイズをコンパクト化すると共に、装置本体上
部に書物等の他のものを載置できるような構成になって
いると便利である。
【0003】図8は、特開平4−109747号公報で
提案されたプリンタ装置の構成を表わしたものである。
このプリンタ装置11では、装置本体12の下部に給紙
のためのカセットトレイ13を挿抜自在に取り付けるこ
とができるようになっている。ここから送り出された用
紙14は、感光体ドラム15でトナー像を転写された
後、ヒートロール16とプレッシャロール17からなる
定着装置を通過して矢印18方向に進行し、排紙トレイ
19上に排出される。排紙トレイ19の上方には原稿2
1を載置するための原稿給紙トレイ22が配置されてい
る。これらのトレイ19、22は共に回動自在に配置さ
れており、装置使用時には破線で示す位置に配置されて
いる。
【0004】この提案されたプリンタ装置11では、装
置不使用時に、原稿給紙トレイ22を実線で示すように
装置本体12の側部に添わせるように下向きに回転させ
て固定し、この横に同じく実線で示すように排紙トレイ
19を上向きに回転させて固定する。これにより、装置
本体12がコンパクト化する。また、カセットトレイ1
3は装置本体12から抜き取って、本体上部に載置すれ
ば同様にコンパクト化を図ることができる。装置本体1
2上部は多少の傾斜があるが、この上に書物等の物を載
置することは可能である。
【0005】図9は、他のプリンタ装置を示したもので
ある。この提案のプリンタ装置31は、装置本体32の
上部にVの字を構成するように給紙トレイ33と排紙ト
レイ34が配置されている。給紙トレイ33の方はその
上部に上下動自在に延長トレイ35が配置されており、
更にその上には延長トレイ35の上部を支点として回動
自在に延長バー36が配置されている。給紙トレイ33
には用紙(図示せず)を積層できるようになっており、
各種の幅の用紙に適応するために横方向に摺動自在に用
紙ガイド38、39が配置されている。
【0006】この提案のプリンタ装置31を使用しない
ときには、給紙トレイ33側と排紙トレイ34の双方を
折り畳むことができる。まず、給紙トレイ33側につい
ては、用紙を取り除いた後、延長バー36を矢印41方
向に90度回転させて延長トレイ35の上部にこれを収
納し、続いて延長トレイ35を矢印42方向に押し下げ
る。装置によっては延長トレイ35を同じく回動させて
給紙トレイ33の上部に収納するようにしてもよい。そ
して、給紙トレイ33を装置本体32の上部を覆うよう
に矢印43方向に回転させる。次に、排紙トレイ34を
矢印44方向に回転させて装置本体32の上部を覆うよ
うに配置する。
【0007】図10は、図9に示したプリンタ装置の両
トレイを折り畳んだ状態を示したものである。装置本体
32の上面はほぼ平らとなり、この上に書物等の物を載
置することができる。なお、この図9および図10に示
したプリンタ装置31の内部には、図示しないが感光体
ドラムや現像装置、定着装置等の通常の電子写真方式の
記録用部品が配置されており、給紙トレイ33から装置
本体32の内部に送られた用紙に画像に対応したトナー
像が転写され、このトナー像が定着装置で定着された後
に排紙トレイ34に排出されるようになっている。装置
本体32の一方の側面には、プリンタ装置31の電源を
オン・オフするための電源スイッチ45と、装置内部を
空冷するための通気口46が設けられている。また、排
紙トレイ34の基部の上側には、記録の終了した用紙を
排出するための排出ロール47が配置されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで以上の2つの
提案のうち、図8に示したプリンタ装置11では、カセ
ットトレイ13を装置本体12から抜き取らなければ装
置全体が十分コンパクトにならないという問題がある。
また、カセットトレイ13を装置本体12の上部に傾斜
した状態で配置することができるが、配置が多少不安定
であるという問題がある。この点は図9および図10に
示したプリンタ装置31で改良されている。しかしなが
ら、プリンタ装置11ではカセットトレイ13の用紙が
大気中にむき出しになっている。このため、パーソナル
ユースの場合のように給紙トレイが長期間放置されるよ
うな場合には、これが吸湿し、紙詰まりの原因となった
り、良好な画像の記録が保証されないという問題があ
る。
【0009】図9および図10に示したプリンタ装置3
1の場合は、給紙トレイ33を折り畳む際に用紙を取り
除く必要があるので、これを空気中に放置すると同様の
問題が発生した。また、不使用時の装置本体32をより
コンパクトにするためにカセットトレイを使用していな
いので、取り外した用紙を不用意に放置すると、これが
飛散してしまい、使い物にならなくなる場合もあった。
【0010】そこで本発明の目的は、不使用状態で用紙
を吸湿させず、しかも装置本体の不使用時に装置のサイ
ズをコンパクトにすることができ、装置本体の上面もほ
ぼ平らにして有効活用することのできるプリンタ装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)用紙を積層して収容するための給紙トレイ
と、(ロ)この給紙トレイに着脱自在に配置されたカバ
ーと、(ハ)内部に給紙トレイから供給される用紙でプ
リントを行うプリント機構を配置し、上部には給紙トレ
イを給紙に使用しない状態でこの上面が他の面とほぼ同
一面となるように収容するための凹部を配置した装置本
体とをプリンタ装置に具備させる。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、給紙ト
レイに吸湿防止用のカバーを取り付けることができるよ
うにしており、また、装置本体にはこの給紙トレイを使
用しない状態で取り外したときに、これを上部にちょう
ど収容できるような凹部を配置することにしている。こ
こで吸湿防止用のカバーは給紙に使用しない状態で給紙
トレイの全面を吸湿防止の観点から覆っているようなも
のであってもよいし、何らかの工夫を行ってカバーが実
質的に給紙トレイの全面を覆うようなものであってもよ
い。したがって、装置本体の不使用時に給紙トレイを取
り外して凹部に収容することで、装置本体の上面をほぼ
平らにして有効活用を行うことができるようになる。
【0013】請求項2記載の発明では、(イ)用紙を積
層して収容するための給紙トレイと、(ロ)この給紙ト
レイに着脱自在に配置され、その一部に外部から用紙を
随時押さえつけるためのグリップを配置したカバーと、
(ハ)内部にこの給紙トレイが開口部に差し込まれた状
態でこれから供給される用紙でプリントを行うプリント
機構を配置し、上部には給紙トレイを給紙に使用しない
状態でこの上面が他の面とほぼ同一面となるように収容
するための凹部を設け、この凹部内に給紙トレイを給紙
の際にその先端から差し込む開口部とを備えた装置本体
とをプリンタ装置に具備させる。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、給紙ト
レイに吸湿防止用のカバーを取り付けることができるよ
うにしており、このカバーの一部には外部から用紙を随
時押さえつけるためのグリップを配置している。また、
装置本体にはこの給紙トレイを使用しない状態で取り外
したときに、これを上部にちょうど収容できるような凹
部を配置し、この凹部内に給紙トレイを給紙の際にその
先端から差し込む開口部を設けている。したがって、給
紙トレイは給紙に使用するときに開口部へ先端から差し
込み、給紙に使用しないときにはこれを取り外して凹部
に収容することができる。したがって、装置不使用時に
は給紙トレイを凹部に収容することで、装置本体の上面
をほぼ平らにして有効活用が可能になる。
【0015】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のプリンタ装置で給紙トレイはこれを給紙
のために使用するときに装置本体の側面に設けられた開
口部からその先端部を差し込むように装着される場合が
あることを示している。凹部を十分深くすれば、例えば
給紙トレイを複数段構成としてこれらを装置本体の側部
から差し込む構成とし、これらの給紙トレイを使用しな
い状態でこれらを取り外し、複数段に積み重ねて凹部に
収容することがでる。もちろん、その一部は凹部に設け
られた開口部に差し込んだ給紙トレイであってもよい。
【0016】請求項4記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のプリンタ装置で給紙トレイはその用紙収容先
端位置近傍がカバーで覆われておらず、凹部の用紙収容
先端位置近傍にはカバーを取り付けた給紙トレイを収容
した状態でカバーが覆われていない部分を覆う吸湿遮蔽
材が配置されていることを特徴としている。これによ
り、給紙トレイを装置本体から取り外しているような場
合であっても、この給紙トレイの先端部分から吸湿が生
じるといった不都合を回避することができ、用紙の紙づ
まりを減少させ、また画質の保持を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例におけるプリンタ
装置の使用可能状態を表わしたものである。本実施例の
プリンタ装置51は、図9および図10に示したプリン
タ装置31と基本的に同一の機構を有している。相違し
ているのは、装置本体52の上部に開けられた開口部5
3に給紙カセット54が傾斜した状態で差し込まれてい
る点と、この開口部53が装置本体52の上部における
最も高い位置よりも一段と低い凹部56上に配置されて
いる点、および凹部56の奥側に1枚のプラスチック板
からなる吸湿防止板58が水平に橋架されている点のみ
である。したがって、図9および図10と同一部分には
同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略する
ことにする。凹部56の中央部56Aは、これを挟むよ
うに配置された両周辺部56Bよりも数mm程度更に低
い平面を構成している。給紙カセット54の上部カバー
59には、この給紙カセット54を装置本体52にセッ
トしたり取り外す際に内部の用紙の姿勢を保つためのグ
リップ61が設けられている。
【0020】図2は、このプリンタ装置の排紙トレイを
折り畳んで給紙カセットを装置本体上部に収納する様子
を表わしたものである。図1に示した2段に折れ曲がっ
た排紙トレイ34の基部を中心としてこれをほぼ180
度回動すると、凹部の中央部56Aにこの折れ曲がった
上半分部分34Aが重なり合う。このとき、この上半分
部分34Aの更に先端部分は開口部53の中央部分を覆
うことになる。排紙トレイ34自体は数mm程度の厚さ
のプラスチック板で構成されている。したがって、凹部
の中央部56Aを上半分部分34Aが覆っても、この上
半分部分34Aは両周辺部56Bと同一平面を成すか、
これよりも僅かに窪んだ平面を構成するようになってい
る。このため、このプリンタ装置51の操作者は、給紙
カセット54を図で一点鎖線63で示すように凹部56
に水平に差し込むことができる。
【0021】図3は、給紙カセットの構造を具体的に表
わしたものである。給紙カセット54はA4判サイズの
用紙を積層するために、これよりもわずかに大きなサイ
ズのマッチ箱の内箱のような形状をしており、その両側
壁には図示しない突起部が配置されている。上部カバー
59は、給紙カセット54の長さよりも数cmほど短い
長さとなっている。この上部カバー59はプラスチック
により形成されており、その両側面部で後端壁59Aか
ら所定の距離だけ隔たった位置には前記した突起部に掛
止する掛止部59Bが設けられている。この距離は、給
紙カセット54の後端壁から突起部までの距離と一致す
るようになっている。したがって、それぞれの後端壁を
重ね合わせるようにして給紙カセット54に上部カバー
59を着脱自在に配置することができる。本実施例の給
紙カセット54は通常の厚さのA4判サイズの用紙を最
大で100枚まで収容することができる。
【0022】給紙カセット54の上部カバー59から露
出した先端部分には図示しない圧縮ばねによって付勢さ
れた底板71が配置されており、図示しないA4判サイ
ズの用紙を収容した際にその先端部分を上方に持ち上げ
るようになっている。2つのグリップ61は上部カバー
59と同一の可撓性の樹脂でできており、それらの基部
を除いてU字状に切り抜かれている。したがって、半円
状の押さえ部61Aを指で用紙面に押さえ付けることに
よって、底板71の上昇を押さえ、また用紙の落下を防
止した状態で給紙カセット54をプリンタ装置の開口部
53に挿入することができる。装置によっては給紙カセ
ット54をプリンタ装置の開口部53に挿入した段階で
所定のラッチ機構が解除されて、底板71が圧縮ばねの
力で上方に移動する習性を持つようにしてもよい。図1
に示した装置本体52内部の底板71に対向する位置に
は図示しないフィードロールが配置されており、給紙カ
セット54を取り付けた状態で最上層の用紙がこれと接
触するようになっている。フィードロールは、所定のタ
イミングで駆動され、これにより給紙カセット54内の
用紙が1枚ずつ装置本体52内部の図示しない感光体ド
ラムの方向に送り出されることになる。
【0023】次に、プリンタ装置51をある程度の期間
使用しない場合や、これを他の箇所に移動する場合につ
いて説明する。このような場合には、給紙カセット54
をプリンタ装置の開口部53から抜き取る。次に排紙ト
レイ34を図2に示したような位置に戻し、給紙カセッ
ト54を先端部分から図2で一点鎖線63で示すように
凹部56に水平に差し込む。奥まで差し込むと、図3に
示した上部カバー59から露出した先端部分がちょうど
吸湿防止板58に覆われる。これにより、給紙カセット
54を装置本体52の上部に配置した状態で長期間経っ
ても、用紙を吸湿させないようにすることができる。
【0024】第1の変形例
【0025】図4は本発明の第1の変形例における給紙
カセットとその上部カバーを表わしたものである。この
第1の変形例の上部カバー81は、その両側部に掛止部
59Bが設けられているのは、先の実施例と同一であ
る。この変形例の場合には、グリップ82が1つだけ上
部カバー81の後端壁59A近傍に配置されている。こ
れ以外の点では図3に示したグリップ61と同一であ
る。グリップ82の形状をこのように配置したのは、給
紙カセット54および上部カバー81を片手で操作して
その着脱を行う態様を考慮したものである。これに対し
て、図3に示した給紙カセット54および上部カバー5
9の場合には、両手で包むように2つのグリップ61を
掴んでこれらの着脱を行う場合を想定している。
【0026】第2の変形例
【0027】図5は、本発明の第2の変形例における給
紙カセットとその上部カバーを表わしたものである。こ
の変形例の上部カバー85には、その中央部よりもわず
かに用紙後端側に偏った位置に、用紙の幅方向に所定幅
のグリップ86が配置されている。
【0028】図6は、この第2の変形例のグリップとそ
の周囲をグリップの短手方向に切断した状態を表わした
ものである。この変形例では、上部カバー85がやや硬
いプラスチックで構成されており、この長方形に開いた
開口部87に可撓性のグリップ86がその後端側がネジ
88によって上部カバー85に固定されている。したが
って、グリップ86を上から指等で下向きに押せば、矢
印89で示すようにこれが用紙91を押さえ付け、離せ
ばグリップ86が元の位置に復元する。このように上部
カバー85のグリップ86をカバー部分に取り付ける構
造とすることで、カバー部分の材質をグリップ86の材
質に影響されないものに選択することができる。
【0029】図7は、この第2の変形例の更に他の変形
例を表わしたものである。この変形例では、グリップ9
2の用紙後端側の端部近傍に回転軸95を配置し、上部
カバー85の開口部87のこれに対向する縁の部分に対
して回動自在としている。この回転軸95には、グリッ
プ92の他端が上向きの力を与えられて時計方向に回動
するようにスプリング96が配置されている。このグリ
ップ92の他端は、上部カバー85の開口部87の縁の
部分に突き当たると、図で時計方向にこれ以上回動でき
ないようになっている。このような構造のグリップ92
は、これを指等でスプリング96の力に抗して下向きに
押さえ付けると、先の変形例等と同様に用紙91を押さ
え付けることができる。
【0030】以上説明した実施例および変形例では、給
紙カセット54をA4判サイズとしたが、プリンタ装置
のサイズが更に大きく、より大きなサイズの用紙を使用
することができる場合には、更に大きなサイズの給紙ト
レイを使用することができ、同様にこれをコンパクトに
装置本体上部に収容することができる。
【0031】また、実施例および変形例では、給紙カセ
ット54をA4判サイズとし、これよりも小さな用紙サ
イズを取り扱う場合を説明しなかったが、カセット内に
可動あるいは固定のガイド板を配置すれば、カセットの
外形サイズは同一であっても更に小さなサイズの用紙を
取り扱うことができることは当然である。
【0032】更に、実施例および変形例では吸湿防止板
58を排紙トレイ34に対する用紙の排出方向と直交す
る方向が長手方向となるように配置したが、更に小さな
用紙サイズの用紙を取り扱う給紙トレイを装置本体上部
に収納する場合には吸湿防止板を図1および図2に示す
方向と直角方向に配置し、給紙トレイの収納方向も図2
に示した方向と90度回転した方向にしてもよい。
【0033】また、実施例および変形例では給紙カセッ
ト54の先端側が上部カバー59、81、85によって
覆われず用紙が露出する構成としたが、これらの上部カ
バー59、81、85の先端部分に用紙先端方向に移動
する習性の遮蔽用カバーを配置し、給紙カセット54が
装置本体52から取り出されたときにはバネ等の作用に
よって遮蔽用カバーが露出部分を無くすようにしてもよ
い。このような給紙カセットは、装置本体52に差し込
む時点で遮蔽用カバーが後退し、用紙先端部分が装置本
体52内で露出する機構を採用することで、この露出部
分にフィードロールを接触させ用紙の搬送を行うことが
できる。
【0034】更に、実施例および変形例では底板71が
用紙をフィードロールに押し付ける作用をするものとし
て説明したが、底板に対応する部分を開口部としてお
き、装置本体内で用紙をフィードロール方向に押し上げ
るようにしてもよい。また、給紙カセットの先端壁を無
くし、底板に相当する機構を不要にしてもよいことも当
然である。
【0035】また、実施例および変形例では感光体ドラ
ムを用い電子写真方式を採用したプリンタ装置について
説明したが、他の記録方式を使用したプリンタ装置に本
発明を適用することができることも当然である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、給紙トレイに吸湿防止用のカバーを取り付け
た状態で装置本体の上部に設けた凹部に収容することが
できるようにしたので、吸湿を防止することができると
共に、給紙トレイを給紙に使用しないとき給紙トレイを
取り外して凹部に収容することで、装置本体の上面をほ
ぼ平らにして有効活用を行うことができる。
【0037】また、請求項2記載の発明では給紙トレイ
に吸湿防止用のカバーを取り付けることができるように
しており、このカバーの一部には外部から用紙を随時押
さえつけるためのグリップを配置している。したがっ
て、給紙トレイを装置本体に装着したり取り外す際にこ
のグリップを押した状態でこれらの作業を行うことによ
り、たとえ給紙トレイを傾けても内部に収容された用紙
が移動することがない。また、グリップの働きによって
は、給紙トレイの先端から用紙が飛び出すのを抑えるこ
とができ、給紙トレイを装置本体に装着する作業をスム
ーズに行うことができる。また、装置本体にはこの給紙
トレイを使用しない状態で取り外したときに、これを上
部にちょうど収容できるような凹部を配置しているの
で、給紙トレイを給紙に使用しないとき給紙トレイを取
り外して凹部に収容することで、装置本体の上面をほぼ
平らにして有効活用を行うことができる。
【0038】請求項3記載の発明では、給紙トレイを給
紙のために使用するときに装置本体の側面に設けられた
開口部から先端部を差し込むようにしたプリンタ装置で
も、この給紙トレイを取り外して装置本体上面の凹部に
収容することで不使用時における配置スペースを節約す
ることができるという利点がある。
【0039】請求項4記載の発明では、凹部の用紙収容
先端位置近傍にはカバーを取り付けた給紙トレイを収容
した状態でカバーで覆われていない部分を覆う吸湿遮蔽
材が配置されているので、給紙トレイを装置本体から取
り外しているような場合であっても、この給紙トレイの
先端部分から吸湿が生じるといった不都合を回避するこ
とができ、用紙の紙づまりを減少させ、また画質の保持
を図ることができるばかりでなく、最上層の用紙が塵等
によって汚れるおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるプリンタ装置の使
用可能状態を表わした斜視図である。
【図2】 本実施例のプリンタ装置の給紙トレイを装置
本体に収容する様子を表わした斜視図である。
【図3】 本実施例の給紙カセットの斜視図である。
【図4】 本発明の第1の変形例における給紙カセット
とその上部カバーを表わした斜視図である。
【図5】 本発明の第2の変形例における給紙カセット
とその上部カバーを表わした斜視図である。
【図6】 第2の変形例のグリップとその周囲をグリッ
プの短手方向に切断した状態を表わした要部断面図であ
る。
【図7】 第2の変形例を更に変形したグリップとその
周囲をグリップの短手方向に切断した状態を表わした要
部断面図である。
【図8】 従来提案されたプリンタ装置の構成の概要を
表わした概略構成図である。
【図9】 従来提案された他のプリンタ装置の使用可能
状態を示す斜視図である。
【図10】 図9に示したプリンタ装置のトレイが収容
された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
34…排紙トレイ、51…プリンタ装置、52…装置本
体、53、87…開口部、54…給紙カセット、56…
凹部、58…吸湿防止板、59、81、85…上部カバ
ー、61、86、92…グリップ、71…底板、91…
用紙、96…スプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を積層して収容するための給紙トレ
    イと、 この給紙トレイに着脱自在に配置されたカバーと、 内部に給紙トレイから供給される用紙でプリントを行う
    プリント機構を配置し、上部には前記給紙トレイを給紙
    に使用しない状態でこの上面が他の面とほぼ同一面とな
    るように収容するための凹部を配置した装置本体とを具
    備することを特徴とするプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 用紙を積層して収容するための給紙トレ
    イと、 この給紙トレイに着脱自在に配置され、その一部に外部
    から用紙を随時押さえつけるためのグリップを配置した
    カバーと、 内部にこの給紙トレイが開口部に差し込まれた状態でこ
    れから供給される用紙でプリントを行うプリント機構を
    配置し、上部には前記給紙トレイを給紙に使用しない状
    態でこの上面が他の面とほぼ同一面となるように収容す
    るための凹部を設け、この凹部内に前記給紙トレイを給
    紙の際にその先端から差し込む開口部とを備えた装置本
    体とを具備することを特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 前記給紙トレイはこれを給紙のために使
    用するとき装置本体の側面に設けられた開口部からその
    先端部を差し込むように装着されていることを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載のプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙トレイはその用紙収容先端位置
    近傍が前記カバーで覆われておらず、前記凹部の前記用
    紙収容先端位置近傍には前記カバーを取り付けた前記給
    紙トレイを収容した状態で前記カバーが覆われていない
    部分を覆う吸湿遮蔽材が配置されていることを特徴とす
    る請求項1〜請求項3記載のプリンタ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7182534B2 (en) * 2004-09-22 2007-02-27 Dell Products L.P. System and method for integrated dye sublimation photo printer paper tray
CN110014757A (zh) * 2019-04-26 2019-07-16 上海汉图科技有限公司 纸盒插入式一体化打印机

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