JP2582322Y2 - 給紙カセットおよび画像形成装置 - Google Patents
給紙カセットおよび画像形成装置Info
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- JP2582322Y2 JP2582322Y2 JP6261692U JP6261692U JP2582322Y2 JP 2582322 Y2 JP2582322 Y2 JP 2582322Y2 JP 6261692 U JP6261692 U JP 6261692U JP 6261692 U JP6261692 U JP 6261692U JP 2582322 Y2 JP2582322 Y2 JP 2582322Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリンタ装置、複写
機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に着脱自在な給
紙カセットおよびこれを備えた画像形成装置に関する。
機、ファクシミリ装置等の画像形成装置に着脱自在な給
紙カセットおよびこれを備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】従来から、給紙カセットを
画像形成装置本体に着脱自在にし、所定サイズに切断さ
れた用紙(いわゆるカット紙)を給送してこれに画像を
形成すべく構成するものが、その使い勝手が簡便である
ことから、広く実用化されている。ところで、使用する
用紙サイズにはいくつかの規格のサイズのものがある
が、装置本体の設計上、最大使用サイズが決められ、そ
れ以下のサイズのものが使用できるようになっている。
そこで、従来より装置に用いる給紙カセットには、その
最大サイズ用紙を収納するカセットから最小サイズ用紙
を収納するカセットまで複数、個別に用意し、それらの
カセットを必要に応じて交換使用しているが、カセット
の構造としては最大使用サイズのものを基準として、そ
れ以下の用紙の場合には用紙端面を位置規制する規制板
等をそれぞれのサイズのものに対応してカセットに配置
し、各種サイズのカセットとしているのが一般的であ
る。なお、単一の給紙カセットで各種サイズに対応でき
るようユーザが操作できるユーザユニバーサルカセット
もある。
画像形成装置本体に着脱自在にし、所定サイズに切断さ
れた用紙(いわゆるカット紙)を給送してこれに画像を
形成すべく構成するものが、その使い勝手が簡便である
ことから、広く実用化されている。ところで、使用する
用紙サイズにはいくつかの規格のサイズのものがある
が、装置本体の設計上、最大使用サイズが決められ、そ
れ以下のサイズのものが使用できるようになっている。
そこで、従来より装置に用いる給紙カセットには、その
最大サイズ用紙を収納するカセットから最小サイズ用紙
を収納するカセットまで複数、個別に用意し、それらの
カセットを必要に応じて交換使用しているが、カセット
の構造としては最大使用サイズのものを基準として、そ
れ以下の用紙の場合には用紙端面を位置規制する規制板
等をそれぞれのサイズのものに対応してカセットに配置
し、各種サイズのカセットとしているのが一般的であ
る。なお、単一の給紙カセットで各種サイズに対応でき
るようユーザが操作できるユーザユニバーサルカセット
もある。
【0003】一方、画像形成装置本体側の給紙部の構造
としては、従来から給紙カセットの装着方向奥側から給
紙するのが極めて一般的であったところ、近年、図6、
7に示されるように給紙カセット1の装着方向(矢印A
方向)手前から給紙するタイプのものが提案されてい
る。このようにすると、給紙カセット1を取り外すだけ
で給紙部2の近傍が大きく開放されるので、給紙部2の
ところで紙詰まりが生じたりした場合にその詰まった用
紙の除去処理が容易である等の利点が得られる。ここ
で、図6、7の例は、例えば概ねA4サイズ(国内仕様
ではA4サイズ(210mm×297mm)だが、米国仕様ではA4
サイズと比較的同サイズのレターサイズ(216mm×279m
m))を最大使用サイズのものとして設計された極めてコ
ンパクトなプリンタ装置の例である。なお、同図の装置
は、給紙カセット1および給紙部2の他に、給紙部2か
ら給送された用紙に画像情報に基づきトナー像を形成す
る画像形成部(感光体ドラム3、帯電器4、光書き込み
ヘッド5、現像器6、転写器7、クリーナ8等)や、ト
ナー像を用紙に定着させる定着器9等を備えている。
としては、従来から給紙カセットの装着方向奥側から給
紙するのが極めて一般的であったところ、近年、図6、
7に示されるように給紙カセット1の装着方向(矢印A
方向)手前から給紙するタイプのものが提案されてい
る。このようにすると、給紙カセット1を取り外すだけ
で給紙部2の近傍が大きく開放されるので、給紙部2の
ところで紙詰まりが生じたりした場合にその詰まった用
紙の除去処理が容易である等の利点が得られる。ここ
で、図6、7の例は、例えば概ねA4サイズ(国内仕様
ではA4サイズ(210mm×297mm)だが、米国仕様ではA4
サイズと比較的同サイズのレターサイズ(216mm×279m
m))を最大使用サイズのものとして設計された極めてコ
ンパクトなプリンタ装置の例である。なお、同図の装置
は、給紙カセット1および給紙部2の他に、給紙部2か
ら給送された用紙に画像情報に基づきトナー像を形成す
る画像形成部(感光体ドラム3、帯電器4、光書き込み
ヘッド5、現像器6、転写器7、クリーナ8等)や、ト
ナー像を用紙に定着させる定着器9等を備えている。
【0004】このような画像形成装置にあって、上述の
ような米国仕様では、レターサイズよりも長手方向が若
干長いリーガルサイズ(216mm ×356mm)もよく仕様され
るため、両方のサイズを使用できるのが理想的である。
しかしながら、予めリーガルサイズ用に装置全体を設計
するのは装置の大型化につながるため、装置はレターサ
イズを基準とし、しかもリーガルサイズも可能なように
するために、図6の例では装置本体Mの後部に開口10
を設け二点鎖線で示すように給紙カセット1の給紙方向
後端部1aを開口10から突出させるように工夫されて
いる。従って、装置は小型のままリーガルサイズも可能
となるわけである。そこで、給紙カセット本体も、予め
リーガルサイズ用のものを用意しておいて、それ以下の
サイズのものも使用できるようにする方法もあるが、そ
れではリーガルサイズを使用しないレターサイズのみで
十分な場合やA4サイズ(国内仕様の場合)のみ使用の
ユーザにとっては、上述のように給紙カセット本体が常
に装置外へ突出するという好ましくない状況となる。
ような米国仕様では、レターサイズよりも長手方向が若
干長いリーガルサイズ(216mm ×356mm)もよく仕様され
るため、両方のサイズを使用できるのが理想的である。
しかしながら、予めリーガルサイズ用に装置全体を設計
するのは装置の大型化につながるため、装置はレターサ
イズを基準とし、しかもリーガルサイズも可能なように
するために、図6の例では装置本体Mの後部に開口10
を設け二点鎖線で示すように給紙カセット1の給紙方向
後端部1aを開口10から突出させるように工夫されて
いる。従って、装置は小型のままリーガルサイズも可能
となるわけである。そこで、給紙カセット本体も、予め
リーガルサイズ用のものを用意しておいて、それ以下の
サイズのものも使用できるようにする方法もあるが、そ
れではリーガルサイズを使用しないレターサイズのみで
十分な場合やA4サイズ(国内仕様の場合)のみ使用の
ユーザにとっては、上述のように給紙カセット本体が常
に装置外へ突出するという好ましくない状況となる。
【0005】そこで、主としてレターサイズ対応のもの
をリーガルサイズ対応のものに容易に変更することので
きる給紙カセットを実現すれば、上記の問題は解決され
ると思われる。ところが、単にリーガルサイズに対応さ
せて変更された給紙カセットを図6に示すように装置本
体に装着した場合、どうしても給紙カセットの突出部1
aが開放されたままとなるので、カセット内の用紙が湿
気を吸収したり、ほこりで汚れやすくなる等の問題が生
じる。その場合、装置の開口10に開閉蓋を設けること
も考えられるが、装置全体の構成の複雑化やコストアッ
プにつながるといった問題がある。
をリーガルサイズ対応のものに容易に変更することので
きる給紙カセットを実現すれば、上記の問題は解決され
ると思われる。ところが、単にリーガルサイズに対応さ
せて変更された給紙カセットを図6に示すように装置本
体に装着した場合、どうしても給紙カセットの突出部1
aが開放されたままとなるので、カセット内の用紙が湿
気を吸収したり、ほこりで汚れやすくなる等の問題が生
じる。その場合、装置の開口10に開閉蓋を設けること
も考えられるが、装置全体の構成の複雑化やコストアッ
プにつながるといった問題がある。
【0006】ところで、上述のカセットサイズに関連し
て、基準サイズよりも大きいサイズ(例えば2倍サイ
ズ)の用紙も収納できるように、図8に示すようにカセ
ット蓋11を用紙載置台と兼用する考えのものが提案さ
れている(実開平1-58537 号公報等)。しかしながら、
この例のものは、上述の用紙の吸湿やほこりで汚れる等
の問題や、図6に示した装置のように給紙カセットの装
着方向手前から給紙するタイプのものへの適用等は何ら
考えられておらず、よって、図8に示す給紙カセットは
実用性の点で問題がある。
て、基準サイズよりも大きいサイズ(例えば2倍サイ
ズ)の用紙も収納できるように、図8に示すようにカセ
ット蓋11を用紙載置台と兼用する考えのものが提案さ
れている(実開平1-58537 号公報等)。しかしながら、
この例のものは、上述の用紙の吸湿やほこりで汚れる等
の問題や、図6に示した装置のように給紙カセットの装
着方向手前から給紙するタイプのものへの適用等は何ら
考えられておらず、よって、図8に示す給紙カセットは
実用性の点で問題がある。
【0007】
【考案の目的】本考案は、上記従来の問題点に鑑み、カ
セットサイズの変更により基準サイズ以外の用紙サイズ
にも容易に対応でき、しかもカセット装着方向手前から
給紙するタイプの画像形成装置に対しても用紙の吸湿等
の問題なく容易に適用可能な給紙カセットと、このよう
な給紙カセットを備えた画像形成装置とを提供すること
を目的とする。
セットサイズの変更により基準サイズ以外の用紙サイズ
にも容易に対応でき、しかもカセット装着方向手前から
給紙するタイプの画像形成装置に対しても用紙の吸湿等
の問題なく容易に適用可能な給紙カセットと、このよう
な給紙カセットを備えた画像形成装置とを提供すること
を目的とする。
【0008】
【考案の要点】本考案の給紙カセットは、上記目的を達
成するため、底面部と、用紙給送方向前方壁部と、用紙
給送方向に見て左右両側壁部と、前記底面部の用紙給送
方向後端に延設され、第1のサイズの用紙を収納する際
に後壁部と後方上面部を形成する第1位置と、前記第1
のサイズよりも前記用紙給送方向におけるサイズが大き
い第2のサイズの用紙を収納する際に前記後壁部が前記
底面部に続く後方底面部を形成し前記後方上面部が第2
サイズ用の後壁部を形成する第2位置とに回動自在な拡
張手段と、前記拡張手段が前記第2位置にある時に少な
くともカセット後方部上方を被覆可能な被覆手段とを備
えたことを特徴とする。
成するため、底面部と、用紙給送方向前方壁部と、用紙
給送方向に見て左右両側壁部と、前記底面部の用紙給送
方向後端に延設され、第1のサイズの用紙を収納する際
に後壁部と後方上面部を形成する第1位置と、前記第1
のサイズよりも前記用紙給送方向におけるサイズが大き
い第2のサイズの用紙を収納する際に前記後壁部が前記
底面部に続く後方底面部を形成し前記後方上面部が第2
サイズ用の後壁部を形成する第2位置とに回動自在な拡
張手段と、前記拡張手段が前記第2位置にある時に少な
くともカセット後方部上方を被覆可能な被覆手段とを備
えたことを特徴とする。
【0009】また、本考案の画像形成装置は、異なるサ
イズの用紙を収納可能な給紙カセットを着脱自在に装着
する装着部と、前記給紙カセットの装着方向手前側から
給紙する給紙手段とを備え、前記装着部の奥行きが前記
給紙カセットに収納される第1のサイズの用紙に略対応
しており、それよりも用紙給送方向におけるサイズが大
きい第2のサイズの用紙が前記給紙カセットに収納され
装着された時には該給紙カセットの前記用紙給送方向後
端部が装置本体から突出する奥部開口を有する画像形成
装置であって、前記給紙カセットが、底面部と、用紙給
送方向前方壁部と、用紙給送方向に見て左右両側壁部
と、前記底面部の用紙給送方向後端に延設され、前記第
1のサイズの用紙を収納する際に後壁部と後方上面部を
形成する第1位置と、前記第2のサイズの用紙を収納す
る際に前記後壁部が前記底面部に続く後方底面部を形成
し前記後方上面部が第2サイズ用の後壁部を形成する第
2位置とに回動自在な拡張手段と、前記拡張手段が前記
第2位置にある時に少なくともカセット後方部上方であ
って前記装置本体の前記奥部開口から突出する領域に対
応するカセット後方部上方を被覆可能な被覆手段とを備
えたことを特徴とする。
イズの用紙を収納可能な給紙カセットを着脱自在に装着
する装着部と、前記給紙カセットの装着方向手前側から
給紙する給紙手段とを備え、前記装着部の奥行きが前記
給紙カセットに収納される第1のサイズの用紙に略対応
しており、それよりも用紙給送方向におけるサイズが大
きい第2のサイズの用紙が前記給紙カセットに収納され
装着された時には該給紙カセットの前記用紙給送方向後
端部が装置本体から突出する奥部開口を有する画像形成
装置であって、前記給紙カセットが、底面部と、用紙給
送方向前方壁部と、用紙給送方向に見て左右両側壁部
と、前記底面部の用紙給送方向後端に延設され、前記第
1のサイズの用紙を収納する際に後壁部と後方上面部を
形成する第1位置と、前記第2のサイズの用紙を収納す
る際に前記後壁部が前記底面部に続く後方底面部を形成
し前記後方上面部が第2サイズ用の後壁部を形成する第
2位置とに回動自在な拡張手段と、前記拡張手段が前記
第2位置にある時に少なくともカセット後方部上方であ
って前記装置本体の前記奥部開口から突出する領域に対
応するカセット後方部上方を被覆可能な被覆手段とを備
えたことを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本考案の一実施例の給紙カセ
ット20の斜視図であり、(a)はレターサイズ対応時
の状態、(b)はレターサイズからリーガルサイズへ変
更する途中の状態、(c)はリーガルサイズ対応時の状
態を示している。これらの図に示すように、給紙カセッ
ト20は、用紙載置面となる底面部21と、この底面部
21に対して用紙給送方向(矢印B方向)前方に立設さ
れた前方壁部22と、用紙給送方向に見て左右両側に立
設された側壁部23、24と、用紙給送方向後端に延設
された拡張手段としての後方底面部兼用の後壁部25と
を有している。
しながら説明する。図1は本考案の一実施例の給紙カセ
ット20の斜視図であり、(a)はレターサイズ対応時
の状態、(b)はレターサイズからリーガルサイズへ変
更する途中の状態、(c)はリーガルサイズ対応時の状
態を示している。これらの図に示すように、給紙カセッ
ト20は、用紙載置面となる底面部21と、この底面部
21に対して用紙給送方向(矢印B方向)前方に立設さ
れた前方壁部22と、用紙給送方向に見て左右両側に立
設された側壁部23、24と、用紙給送方向後端に延設
された拡張手段としての後方底面部兼用の後壁部25と
を有している。
【0011】後壁部25は、これを構成する第1の面部
25aと第2の面部25bとが直交するように略L字形
の断面形状を有し、底面部21の後端辺を支点に図1
(a)に示す第1位置から図1(b)、(c)に示す第
2位置まで回動自在なように取り付けられている。すな
わち、基準となる第1のサイズであるレターサイズの用
紙を収納する際には、図1(a)に示すように後壁部2
5はその第1の面部25aが実質上の後壁部を形成する
第1位置をとり、一方、レターサイズよりも大きな第2
のサイズであるリーガルサイズの用紙を収納する際に
は、図1(b)、(c)に示すように後壁部25はその
第2の面部25bが実質上の後壁部を形成すると共に第
1の面部25aが底面部21に続く後方底面部を形成す
る第2位置をとる。また、用紙の側端面と後端面をそれ
ぞれ規制する用紙側端規制板26と用紙後端規制板27
が用紙サイズに合わせてスライド可能なように底面部2
1上に設けられており、特に、図1(b)の状態を上方
から見た平面図である図2に示すように用紙後端規制板
27をスライド可能に案内する溝28が底面部21から
後壁部25の第1の面部25aにかけて設けられ、しか
も第1の面部25aには用紙後端規制板27を収納する
規制板収納部25cが設けられている。
25aと第2の面部25bとが直交するように略L字形
の断面形状を有し、底面部21の後端辺を支点に図1
(a)に示す第1位置から図1(b)、(c)に示す第
2位置まで回動自在なように取り付けられている。すな
わち、基準となる第1のサイズであるレターサイズの用
紙を収納する際には、図1(a)に示すように後壁部2
5はその第1の面部25aが実質上の後壁部を形成する
第1位置をとり、一方、レターサイズよりも大きな第2
のサイズであるリーガルサイズの用紙を収納する際に
は、図1(b)、(c)に示すように後壁部25はその
第2の面部25bが実質上の後壁部を形成すると共に第
1の面部25aが底面部21に続く後方底面部を形成す
る第2位置をとる。また、用紙の側端面と後端面をそれ
ぞれ規制する用紙側端規制板26と用紙後端規制板27
が用紙サイズに合わせてスライド可能なように底面部2
1上に設けられており、特に、図1(b)の状態を上方
から見た平面図である図2に示すように用紙後端規制板
27をスライド可能に案内する溝28が底面部21から
後壁部25の第1の面部25aにかけて設けられ、しか
も第1の面部25aには用紙後端規制板27を収納する
規制板収納部25cが設けられている。
【0012】更に、図1(b)に示すように後壁部25
を第2位置まで回動させた状態でカセット後方部の上方
と側方に生じる開口を被覆可能な程度の幅を有する被覆
手段としてのスライド蓋29が、一方の側壁部23から
他方の側壁部24へ掛け渡され、用紙給送方向に沿って
スライド可能に設けられている。
を第2位置まで回動させた状態でカセット後方部の上方
と側方に生じる開口を被覆可能な程度の幅を有する被覆
手段としてのスライド蓋29が、一方の側壁部23から
他方の側壁部24へ掛け渡され、用紙給送方向に沿って
スライド可能に設けられている。
【0013】以上の構成からなる給紙カセット20をレ
ターサイズ対応として使用する場合は、図1(a)に示
すように後壁部25を第1位置に設定すると共に、スラ
イド蓋29を後壁部25に当接させ、この状態で、図3
(a)に示すようにレターサイズの用紙P1 を収納す
る。この場合、用紙P1 の後端面は用紙後端規制板27
によって規制される。このレターサイズ対応の給紙カセ
ット20を、図6に示したような画像形成装置本体Mに
装着すると、図4(a)に示すように給紙カセット20
の後方部が装置本体の奥部開口10から外部へ突出する
ことなく、装置本体M内に丁度収納された状態となる。
一方、給紙カセット20をリーガルサイズ対応として使
用する場合は、まず図1(b)および図2に示すように
後壁部25を上記第1位置から90度回転させて第2位
置に設定してから用紙後端規制板27を規制板収納部2
5cに収納し、続いて図1(c)に示すようにスライド
蓋29をカセット後端までスライドさせて、カセット後
方部の上方と側方に生じる開口を被覆する。この状態
で、図3(b)に示すようにリーガルサイズの用紙P2
を収納する。この場合、用紙P2 の後端面は後壁部25
の第2の面部25bによって規制される。このリーガル
サイズ対応の給紙カセット20を、上記画像形成装置本
体Mに装着すると、図4(b)に示すように給紙カセッ
ト20の後方部が装置本体Mの奥部開口10から外部へ
突出するが、カセット後方がスライド蓋29によって覆
われており、従来のようにカセット後方部に開口が生じ
るようなことはなくなる。
ターサイズ対応として使用する場合は、図1(a)に示
すように後壁部25を第1位置に設定すると共に、スラ
イド蓋29を後壁部25に当接させ、この状態で、図3
(a)に示すようにレターサイズの用紙P1 を収納す
る。この場合、用紙P1 の後端面は用紙後端規制板27
によって規制される。このレターサイズ対応の給紙カセ
ット20を、図6に示したような画像形成装置本体Mに
装着すると、図4(a)に示すように給紙カセット20
の後方部が装置本体の奥部開口10から外部へ突出する
ことなく、装置本体M内に丁度収納された状態となる。
一方、給紙カセット20をリーガルサイズ対応として使
用する場合は、まず図1(b)および図2に示すように
後壁部25を上記第1位置から90度回転させて第2位
置に設定してから用紙後端規制板27を規制板収納部2
5cに収納し、続いて図1(c)に示すようにスライド
蓋29をカセット後端までスライドさせて、カセット後
方部の上方と側方に生じる開口を被覆する。この状態
で、図3(b)に示すようにリーガルサイズの用紙P2
を収納する。この場合、用紙P2 の後端面は後壁部25
の第2の面部25bによって規制される。このリーガル
サイズ対応の給紙カセット20を、上記画像形成装置本
体Mに装着すると、図4(b)に示すように給紙カセッ
ト20の後方部が装置本体Mの奥部開口10から外部へ
突出するが、カセット後方がスライド蓋29によって覆
われており、従来のようにカセット後方部に開口が生じ
るようなことはなくなる。
【0014】以上に述べたように、本実施例によれば、
後壁部25とスライド蓋29を調整するだけで、レター
サイズが基準となる給紙カセット20をリーガルサイズ
対応のものに容易に変更することができる。しかも、基
準サイズ(レターサイズ)よりも大きなリーガルサイズ
用に大きく変更した給紙カセット20を画像形成装置本
体Mに装着した場合であっても、装置本体Mの奥部開口
10から突出した部分はスライド蓋29によって被覆さ
れるので、カセット内の用紙が湿気を吸収したり、ほこ
りで汚れたりする問題がなくなり、用紙を適切な状態で
収納することができる。
後壁部25とスライド蓋29を調整するだけで、レター
サイズが基準となる給紙カセット20をリーガルサイズ
対応のものに容易に変更することができる。しかも、基
準サイズ(レターサイズ)よりも大きなリーガルサイズ
用に大きく変更した給紙カセット20を画像形成装置本
体Mに装着した場合であっても、装置本体Mの奥部開口
10から突出した部分はスライド蓋29によって被覆さ
れるので、カセット内の用紙が湿気を吸収したり、ほこ
りで汚れたりする問題がなくなり、用紙を適切な状態で
収納することができる。
【0015】なお、上記実施例では図1(b)に明らか
なように後壁部25の側方部分が開放された構成である
が、図5に示すように上記側方部分に側面部25d、2
5eを設けた構成とすることもできる。このようにする
ことで、図5(a)に示すように後壁部25が第1の位
置にある時は側面部25d、25eと側壁部23、24
が重なり合った状態となり、一方、図5(b)に示すよ
うに後壁部25が第2の位置にある時は側面部25d、
25eが側壁部23、24から後方へ延設された状態と
なり、スライド蓋29はカセット後方部の上方だけを被
覆する手段となる。
なように後壁部25の側方部分が開放された構成である
が、図5に示すように上記側方部分に側面部25d、2
5eを設けた構成とすることもできる。このようにする
ことで、図5(a)に示すように後壁部25が第1の位
置にある時は側面部25d、25eと側壁部23、24
が重なり合った状態となり、一方、図5(b)に示すよ
うに後壁部25が第2の位置にある時は側面部25d、
25eが側壁部23、24から後方へ延設された状態と
なり、スライド蓋29はカセット後方部の上方だけを被
覆する手段となる。
【0016】また、以上の各実施例は、用紙サイズに応
じてカセットサイズを変更する作業を工場において行う
場合を主体として考えているが、一般のユーザが同様な
作業を行うことも容易である。
じてカセットサイズを変更する作業を工場において行う
場合を主体として考えているが、一般のユーザが同様な
作業を行うことも容易である。
【0017】更に、本考案では、給紙カセットを樹脂製
とし、後壁部となる拡張手段をカセット本体と一体成型
するのが望ましい。加えて、上記実施例では基準となる
第1のサイズをレターサイズとし、それよりも大きな第
2のサイズをリーガルサイズとする場合について述べた
が、これら以外のサイズにも広く適用可能である。
とし、後壁部となる拡張手段をカセット本体と一体成型
するのが望ましい。加えて、上記実施例では基準となる
第1のサイズをレターサイズとし、それよりも大きな第
2のサイズをリーガルサイズとする場合について述べた
が、これら以外のサイズにも広く適用可能である。
【0018】
【考案の効果】本考案によれば、拡張手段を操作するだ
けで、基準となる第1のサイズよりも大きな第2のサイ
ズの用紙にも容易に対応することができる。しかも、カ
セット装着方向手前から給紙するタイプの画像形成装置
に対し、第2のサイズに対応させた給紙カセットを装着
した場合であっても、装置本体の奥部開口から突出した
カセット後方部を被覆手段で被覆することが可能なの
で、カセット内の用紙が湿気を吸収したり、ほこりで汚
れたりする問題を極めて有効に解消することができる。
けで、基準となる第1のサイズよりも大きな第2のサイ
ズの用紙にも容易に対応することができる。しかも、カ
セット装着方向手前から給紙するタイプの画像形成装置
に対し、第2のサイズに対応させた給紙カセットを装着
した場合であっても、装置本体の奥部開口から突出した
カセット後方部を被覆手段で被覆することが可能なの
で、カセット内の用紙が湿気を吸収したり、ほこりで汚
れたりする問題を極めて有効に解消することができる。
【図1】本考案の一実施例の給紙カセット20の斜視図
であり、(a)はレターサイズ対応時の状態、(b)は
レターサイズからリーガルサイズへ変更する途中の状
態、(c)はリーガルサイズ対応時の状態を示してい
る。
であり、(a)はレターサイズ対応時の状態、(b)は
レターサイズからリーガルサイズへ変更する途中の状
態、(c)はリーガルサイズ対応時の状態を示してい
る。
【図2】図1(b)の状態にある給紙カセット20を上
方から見た平面図である。
方から見た平面図である。
【図3】用紙を収納した状態での給紙カセット20の断
面図であり、(a)はレターサイズ用紙を収納した状
態、(b)はリーガルサイズ用紙を収納した状態を示し
ている。
面図であり、(a)はレターサイズ用紙を収納した状
態、(b)はリーガルサイズ用紙を収納した状態を示し
ている。
【図4】給紙カセット20を装着した状態での画像形成
装置の斜視図であり、(a)はレターサイズ対応時の給
紙カセット20を装着した状態、(b)はリーガルサイ
ズ対応時の給紙カセット20を装着した状態を示してい
る。
装置の斜視図であり、(a)はレターサイズ対応時の給
紙カセット20を装着した状態、(b)はリーガルサイ
ズ対応時の給紙カセット20を装着した状態を示してい
る。
【図5】本考案の他の実施例の給紙カセット20の斜視
図であり、(a)はレターサイズ対応時の状態、(b)
はリーガルサイズ対応時の状態を示している。
図であり、(a)はレターサイズ対応時の状態、(b)
はリーガルサイズ対応時の状態を示している。
【図6】給紙カセットの装着方向手前から給紙するタイ
プの画像形成装置の全体図である。
プの画像形成装置の全体図である。
【図7】図6に示した画像形成装置の外観斜視図であ
る。
る。
【図8】カセット蓋を用紙載置台と兼用するタイプの従
来の給紙カセットの斜視図である。
来の給紙カセットの斜視図である。
2 給紙部 10 奥部開口 20 給紙カセット 21 底面部 22 前方壁部 23、24 側壁部 25 後壁部 25a 第1の面部 25b 第2の面部 25c 規制板収納部 25d、25e 側面部 29 スライド蓋
Claims (2)
- 【請求項1】用紙を収納し画像形成装置に着脱自在な給
紙力セットにおいて、底面部と、用紙給送方向前方壁部
と、用紙給送方向に見て左右両側壁部と、前記底面部の
用紙給送方向後端に延設され、第1のサイズの用紙を収
納する際に後壁部と後方上面部を形成する第1位置と、
前記第1のサイズよりも前記用紙給送方向におけるサイ
ズが大きい第2のサイズの用紙を収納する際に前記後壁
部が前記底面部に続く後方底面部を形成し前記後方上面
部が第2サイズ用の後壁部を形成する第2位置とに回動
自在な拡張手段と、前記拡張手段が前記第2位置にある
時に少なくともカセット後方部上方を被覆可能な被覆手
段とを備えたことを特徴とする給紙カセット。 - 【請求項2】異なるサイズの用紙を収納可能な給紙カセ
ットを着脱自在に装着する装着部と、前記給紙カセット
の装着方向手前側から給紙する給紙手段とを備え、前記
装着部の奥行きが前記給紙カセットに収納される第1の
サイズの用紙に略対応しており、それよりも用紙給送方
向におけるサイズが大きい第2のサイズの用紙が前記給
紙カセットに収納され装着された時には該給紙カセット
の前記用紙給送方向後端部が装置本体から突出する奥部
開口を有する画像形成装置であって、 前記給紙カセットが、底面部と、用紙給送方向前方壁部
と、用紙給送方向に見て左右両側壁部と、前記底面部の
用紙給送方向後端に延設され、前記第1のサイズの用紙
を収納する際に後壁部と後方上面部を形成する第1位置
と、前記第2のサイズの用紙を収納する際に前記後壁部
が前記底面部に続く後方底面部を形成し前記後方上面部
が第2サイズ用の後壁部を形成する第2位置とに回動自
在な拡張手段と、前記拡張手段が前記第2位置にある時
に少なくともカセット後方部上方であって前記装置本体
の前記奥部開口から突出する領域に対応するカセット後
方部上方を被覆可能な被覆手段とを備えたことを特徴と
する画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261692U JP2582322Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 給紙カセットおよび画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6261692U JP2582322Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 給紙カセットおよび画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627780U JPH0627780U (ja) | 1994-04-12 |
JP2582322Y2 true JP2582322Y2 (ja) | 1998-09-30 |
Family
ID=13205431
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6261692U Expired - Fee Related JP2582322Y2 (ja) | 1992-09-07 | 1992-09-07 | 給紙カセットおよび画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582322Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-07 JP JP6261692U patent/JP2582322Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0627780U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980623 |
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