JPS6038610Y2 - 排紙トレイ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、例えばファクシミリ装置又は複写装置の如き
、装置の一側から挿入したシートを前記−側に対向する
他側より排出させる型式の装置の排紙トレイに関する。

従来、例えば原稿を操作側からファクシミリ装置又は複
写装置内に挿入し、操作側に対向する他側に設けた排紙
口より排出させる場合、その排紙口に合わせて排紙トレ
イを設けるのが普通である。

従って装置から排紙トレイぶんだけ張出すことになり、
床面積はかなり大きくなる。

殊にコンソールタイプの装置はもともと床面積を小さく
することに特徴があるから、排紙トレイの外置きによっ
て床面積が増大することはコンソールタイプの特徴を滅
却する。

また、原稿挿入口が装置上面に配設されている場合にお
いては、ごみ、異物等が上面に堆積又は載置され易く、
これらのごみ等がスキャナ一部へ侵入して機能を害した
り記録画像の品質を低下させたりするおそれがある。

さらに、装置がコンソールタイプである場合に装置上面
に腰掛けたり又は重量物を載置したりする可能性があり
、外箱の変形や内部機構に与える悪影響を招くおそれも
生ずる。

本考案は、上述の不具合を悉く解消し、装置不使用時に
は床面積を最小にし、原稿挿入口のごみ侵入を防止し、
かつ装置上面に腰掛けたり重量物を載置できないように
した排紙トレイを提供することを目的とする。

かかる目的は、一側から装置内へ挿入され、前記−側に
対向する他側より排出されるシートを収容する排紙トレ
イであって、略装置上面を覆う大きさを有し、平生前記
装置上面を覆う第１の位置及びシート挿入時に排出する
シートを収容する第２の位置の何れかに選択的に位置さ
せられることを特徴とする排紙トレイ及びこの排紙トレ
イてあって透明部材からなることを特徴とする排紙１・
しイによって達成される。

そして本考案によれば、排紙トレイは使用時は排紙口か
ら排出されるシートを収容する位置におかれるが、不使
用時には装置上面を覆う位置に位置させられるので、床
面積は従来の固定排紙トレイ型に比し略半減する効果が
ある。

また不使用時には、装置上面を覆う所謂ダストカバーと
しての機能を有するから、ごみ、異物の装置内侵入を完
全に防止され、スキャナーの機能を害することなくまた
記録画像の品質を低下さすことがない。

さらに、この排紙トレイを透明プラスチックのような部
材で構成すると、外観上強度的に弱い印象を与えるから
、この排紙トレイがダストカバーとして装置上面を覆う
位置に位置させられているときに、腰掛けられたり又は
重量物を載置させられたりすることから防止され、外形
の変形や内部機構への悪影響を招くおそれがない。

以下、図示の一実施例につき本考案を具体的に説明する
。

第１図において、コンソール型ファクシミリ装置１が示
されており、シートである原稿は装置上面２に形成され
る原稿テーブルに載置され、操作側（図中右側）より手
差しで挿入口３に挿入されるようになっている。

挿入された原稿は、原稿送り出しローラ対４によりスキ
ャナ一部５に導かれ、スキャナ一部５において読取られ
たのち、原稿排紙ローラ対６により、前記挿入口３に対
向する側（図中左方）の側板８の上縁近傍に設けた排紙
ロアを経て外部へ排出される。

一方ロール紙９より繰出された記録紙例えば感熱紙は、
記録ヘッド１０例えばサーマルヘッドに導かれ、記録ヘ
ッド１０において記録画像を形成されたのち、所定の長
さにカッター１１により切断され、記録紙排紙ローラ対
１２を介して記録紙排紙トレイ１３上に排出される。

符号１４は光学系を、同１５は本装置の電源ユニットを
あられしている。

さて、排紙トレイ１６は、好ましくは透明であって、外
箱１ａの上面を覆う大きさを有する平板部１６ａと、周
縁に立てられた側板部１６ｂとにより一方開口の浅底の
箱状体を形成して、一側は、前記側板８の隣接両側板で
あって、排紙ロア側の上方角隅部に植設されたピン１７
に枢着され、矢印Ａ方向に揺動自在になっている。

従って、排紙トレイ１６は第１図に示す第２の位置にお
いて排出シートの収容という排紙トレイの本来の機能を
発揮し、第２図に示す第１の位置においてはダストカバ
ーの機能を果す効果を有している。

以上の説明では、第１の位置と第２の位置とを選択的に
位置させる方法として、排紙トレイの一側が外箱の両側
板に枢着された一例を示したが、本考案は、これに限定
されるものでなく、排紙トレイが外箱に対して脱着自在
に支持されるようにしても勿論よい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の一態様を示す側断面図、第
２図は前記実施例の別態様を示す側面図である。 １ａ・・・・・・外箱、２・・・・・・上面、７・・・
・・・排紙口、１６・・・・・・排紙トレイ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 一側から装置内へ挿入され、前記−側に対向する他
   側より排出されるシートを収容する排紙トレイであって
   、略装置上面を覆う大きさを有し、平生前記装置上面を
   覆う第１の位置及びシート挿入時に排出されるシートを
   収容する第２の位置の何れかに選択的に位置させられる
   ことを特徴とする排紙トレイ。 ２ 装置のシート排出側近傍に枢着されていて、平生装
   置上面を覆う第１の位置と、シート挿入時に排出するシ
   ートを収容する第２の位置の何れかに、略１８０度回動
   することにより選択的に位置させられることを特徴とす
   る実用新案登録請求の範囲第１項に記載の排紙トレイ。 ３ 本体が透明な部材からなる実用新案登録請求の範囲
   第１項又は第２項に記載の排紙トレイ。