JPH09254409A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09254409A
JPH09254409A JP7012096A JP7012096A JPH09254409A JP H09254409 A JPH09254409 A JP H09254409A JP 7012096 A JP7012096 A JP 7012096A JP 7012096 A JP7012096 A JP 7012096A JP H09254409 A JPH09254409 A JP H09254409A
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JP
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ink
cap
ink jet
absorber
recording
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JP7012096A
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English (en)
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Tetsuhiro Ohashi
哲洋 大橋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラー記録ヘッドカートリッジの保守・回復
動作後のインク混色を防止し、吐出口への廃インク逆流
を防止できるインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 記録ヘッドカートリッジ1の吸引手段を
構成するキャップ301の内側で、吸引終了後に記録ヘ
ッドカートリッジ1の吐出口面の圧接を解除する際に離
隔するタイミングが遅い側(図1における301B側)
に、キャップ301のリブの先端まで達するキャップ内
吸収体313を設けた、ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関するものであり、詳細にはインクジェット記録
ヘッドカートリッジの保守・回復機構、特にカラー記録
に用いる3色ないし4色が一体的に形成されたインクジ
ェット記録ヘッドカートリッジの保守・回復機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においてカラー
記録を行う場合は、3原色ないしはそれに黒を加えた4
色のインクを用いるが、機器の小型化要求に伴い、1つ
のインクジェット記録カートリッジから3色ないし4色
のインクを吐出可能としたものが実用化されている。ま
たインクジェット記録装置には記録カートリッジのイン
ク吐出口の乾燥防止のため、あるいはインクタンクを交
換した際のインク流路の空気抜きのため、通常記録装置
には保守・回復機構が設けられるが、複数色に対応する
数だけキャップを設け、色毎に吸引動作を行っている。
【0003】あるいは、機構を簡略化し装置の小型化す
る目的で、1つのキャップで複数色の吐出口を覆い吸引
する保守・回復機構を持った記録装置も実用化されてい
る。
【0004】また一方では、保守・回復動作の後に記録
カートリッジの吐出口近傍に廃インクが残存することを
防止するため、記録カートリッジの吐出口廻りの吐出口
面は、強い撥水性を持つように構成されている。さらに
は特開昭58−062057に開示される発明のよう
に、キャップのノズル先端に圧接する部分にインク吸収
体を設け、記録カートリッジの吐出口面に廃インクが残
存しないように構成されるものである。
【0005】しかしながら、上記従来例においては複数
色に対応する数だけキャップを設け、色毎に吸引動作を
行うので、装置が大型化し、また装置コストもアップす
る問題があった。
【0006】また、1つのキャップで複数色の吐出口を
覆い吸引する保守・回復機構を持った記録装置において
は、吸引後の廃インクはキャップ内で混合され黒に近い
色となり、また強い撥水性を持たせた吐出口面をもって
しても吐出口面上には廃インクが残存するため、それが
近くのノズルに逆流してしまった場合にはいわゆる混色
を起こして、次回印字時にカラー部分が黒掛かったイン
クで記録される事態が発生する。これを防止するため
に、記録動作に先立って混色したと思われるノズル内の
インクを通常の吐出と同様にして廃インクとして吐出す
る、いわゆる予備吐出を行い対応しているが、同時に使
用可能のインクも吐出してしまうために、無駄にインク
を消費してしまっていた。また、予備吐出の分だけ廃イ
ンクの量も増えるため、廃インクを収容しておく廃イン
クタンクの容積も大きくする必要があり、装置が大型化
してしまう傾向があった。
【0007】また、キャップのノズル先端に圧接する部
分にインク吸収体を設ける構成においては、キャップ閉
時は常時ノズルにインク吸収体が圧接されるため、同様
に廃インクがノズルに逆流する可能性があり、上記と同
様に混色が発生する場合があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の有する諸問題に鑑みてなされたもので、カ
ラー記録時の混色を発生させることなく、1つのキャッ
プで複数色の吐出口を覆い保守・回復する機構を実現
し、小型でかつ安価な記録装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的は以下の手段
によって達成される。
【0010】すなわち、本発明は、インクを吐出するイ
ンクジェットヘッドと、前記インクジェットヘッドのイ
ンク吐出口から強制的にインクを吸引する吸引手段と、
を備えたインクジェット記録装置において、前記吸引手
段を構成する、吐出口面に当接するキャップの内側で、
少なくともキャップリブと前記インクジェットヘッドの
吐出口面の圧接状態を解除する際に最後に離隔する側
に、キャップリブのほぼ先端まで達する吸収体を配置し
たことを特徴とするインクジェット記録装置を提供する
ものであり、前記インクジェットヘッドは複数色のイン
ク吐出口を持ち、カラー記録を可能としたこと、前記吸
引手段は、前記複数色のインク吐出口を単室のキャップ
で同時に吸引することを含む。
【0011】また、本発明はインクを吐出するインクジ
ェットヘッドと、前記インクジェットヘッドのインク吐
出口から強制的にインクを吸引する吸引手段と、を備え
たインクジェット記録装置において、前記インクジェッ
トヘッドの吐出口面で、少なくともキャップリブと前記
インクジェットヘッドの吐出口面の圧接状態を解除する
際に最後に離隔する側に、周囲よりもインクの濡れ性の
大きい領域を設けたことを特徴とするインクジェット記
録装置を提案するものであり、前記インクジェットヘッ
ドは複数色のインク吐出口を持ち、カラー記録を可能と
したこと、前記吸引手段は、前記複数色のインク吐出口
を単室のキャップで同時に吸引することを含む。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明を具体
的に説明する。
【0013】
【実施例】
<第1の実施例>図1は、本発明のインクジェット記録
装置の記録カートリッジ保守・回復機構の一実施例を示
す模式断面図である。また、図2は図1の記録ヘッドカ
ートリッジ保守・回復機構を用いたインクジェット記録
装置の全体を示す模式斜視図である。
【0014】説明の順序として、まず図2を基にしてイ
ンクジェット記録装置全体の構成概略及び記録ヘッドカ
ートリッジ保守・回復機構部構成を説明し、次に図1を
基にして本発明の特徴であるキャップ内部の構成を説明
する。
【0015】図2は、本発明に関する記録装置を示す斜
視図である。図2において、キャリア2は、記録ヘッド
カートリッジ1を着脱自在に保持するものであり、フレ
ーム4に両端部が固定され互いに並行に配置されたガイ
ドシャフト5およびガイドレール12に、記録用紙22
の搬送方向と直行し、かつ、記録用紙22の面に平行な
方向に摺動自在に支持される。またキャリア2は、キャ
リアモータ10に不図示のギア列によって回転駆動され
る駆動プーリ13と、回転自在に支持されたアイドラプ
ーリ27との間にかけ回されたベルト11の一部に結合
されており、キャリアモータ10を駆動することで、ベ
ルト11が駆動され、キャリア2が上記方向に往復移動
する構成になっている。
【0016】また記録ヘッドカートリッジ1には着脱自
在にインクタンク8が搭載されており、記録によってイ
ンクが無くなった場合にはインクタンク8を交換するこ
とにより次の記録を行うことができる。
【0017】26はホームポジションセンサであり、キ
ャリア2の通過を検出することにより、キャリア2の位
置を検出するものである。3はフレキシブルケーブルで
あり記録ヘッドカートリッジ1に不図示の制御基板から
電気信号を伝えるものである。
【0018】次に記録用紙22を搬送する構成について
説明する。
【0019】フレーム4に回転可能に支持された紙送り
ローラ6にはLFギア18が固定されており、不図示の
紙送りモータによって回転駆動される。紙送りローラ6
にはピンチローラ7が下方より不図示のバネによって圧
接されており、紙送りローラ6とピンチローラ7の間に
挟まれた記録用紙22を、前記紙送りモータの駆動によ
って搬送する。16は記録後の記録用紙22を排出する
ための排紙ローラでありアイドルギア列21により、紙
送りローラ6から駆動力が伝達され、紙送りローラ6と
同期して回転する。排紙ローラには拍車16が圧接され
ており、排紙ローラ15との間に記録用紙22を挟み込
み搬送する。
【0020】25はペーパーセンサであり、紙送りロー
ラ6の直前の記録用紙22の有無を検出する。
【0021】17は排紙センサであり、排紙ローラ15
近傍の記録用紙22の有無を検出する。
【0022】本装置の記録装置としての機能は、前記キ
ャリア2の往復移動に同期して記録ヘッドカートリッジ
1が記録信号に応じてインクを、図2において下向きに
吐出することにより、記録用紙22に一行記録を行うも
のである。すなわちこの記録ヘッドカートリッジ1は微
細な液体吐出口(オリフィス)、液路およびこの液路の
一部に設けられたエネルギ作用部と、該作用部にある液
体に作用させる液滴形成エネルギを発生するエネルギ発
生手段とを備えている。
【0023】このようなエネルギを発生させるエネルギ
発生手段としてはピエゾ素子などの電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザなどの電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出されるエネルギ発生
手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗を有する発熱
素子などの電気熱変換体によって液体を加熱して液体を
吐出させるエネルギ発生手段を用いた記録方法などがあ
る。
【0024】その中でも熱エネルギによって液体を吐出
させるインクジェット記録方法に用いられている記録ヘ
ッドは、記録用の液体を吐出して吐出用液滴を形成する
ための液体吐出口を高密度に配列することができるため
に高解像度の記録をすることが可能である。その中でも
電気熱変換体をエネルギ発生源として用いた記録ヘッド
は、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半導体分野
における技術の進歩と信頼性の向上が著しいIC技術や
マイクロ加工技術の長所を十二分に活用でき、高密度実
装化が容易で、製造コストも安価なことから有利であ
る。
【0025】前記記録ヘッドカートリッジ1の移動によ
り一行記録を行うと、記録用紙22は紙送りモータによ
り、図2の記録用紙22上に示した搬送方向の矢印の向
きに、一行分搬送され次行に記録を行う構成になってい
る。
【0026】プリンタ部401には積載した記録用紙
を、プリンタ部401に一枚ずつ分離して給紙するため
の自動給紙部110が設けられている。
【0027】次にポンプ機構部について説明する。
【0028】図2,3,4において、記録ヘッドカート
リッジ1を密閉し得る弾性材料で形成されたキャップ3
01は塩素化ブチルゴムその他の弾性を有する適宜な材
料で形成される。前記キャップ301はキャップホルダ
303に一体的に保持されている。そして前記キャップ
ホルダ303はシリンダ304から一体的に伸びた腕部
304Aに回転自在に保持されている。
【0029】本実施例の記録装置では、後述するように
モノクロ記録ヘッドとカラー記録ヘッドを選択的に交換
して使用可能であるが、キャップ301はどちらの記録
ヘッドにも共通に使用し、カラー記録ヘッドを用いた場
合にも、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色
ノズルを一つのキャップで一度に吸引するようにしてい
る。
【0030】シリンダ304は内部に不図示のピストン
を有しており、ピストン軸305を駆動することで、シ
リンダ304内に負圧を発生することが可能となってい
る。またキャップ301にはキャップ301と一体的に
形成されたジョイント部301Aを有しており、このジ
ョイント部301Aをシリンダ304に設けたジョイン
ト部304Bに締め代を持って圧入することで、シリン
ダ304とキャップ301はシールされた状態で接合さ
れる。
【0031】次に記録ヘッドカートリッジ1に対するキ
ャップ301の圧接、解除する方法について説明する。
【0032】前述のように、キャップホルダ303に一
体的に保持されたキャップ301は、シリンダ304と
密閉をもって結合されており、さらにキャップホルダ3
03はシリンダ304に対して腕部304Aに回転自在
に保持されている。
【0033】ここで図4に示すように、キャップホルダ
303の下部にはキャップバネ306がベース14とキ
ャップホルダ303間に設置されており、キャップホル
ダ303を常に記録ヘッドカートリッジ1側に付勢して
いる。ここでシリンダ304はベース14によってシリ
ンダ軸上に回転自在に支持されている。
【0034】したがってシリンダ304およびキャップ
301は、シリンダ軸を中心としてキャップバネ306
により回転力が与えられることになる。またシリンダ3
04には図3に示すようにシリンダ制御部304Cが一
体的に形成されており、シリンダ制御部304Cの先端
は、ベース14に回転自在に保持されたポンプカムギア
19のカム部19Aに当接している。
【0035】したがってシリンダ304の回転は、シリ
ンダ制御部304Cを介してポンプカムギア19のカム
部19Aによって制御されることになる。
【0036】すなわちポンプギア19のカム部19Aに
沿ってシリンダ制御部304Cが上下動することによっ
て、シリンダ304を介してキャップ301が記録ヘッ
ドカートリッジ1に対してキャッピングおよびキャッピ
ング解除することが可能になる。
【0037】なお、ベース14により保持されているポ
ンプカムギア19および駆動伝達部はベース14の紙パ
スを避けた右端部に設けられ、ポンプカムギア19は紙
送りローラ6に圧入軸着されたLFギア18と選択的に
接続可能となっており、紙送りモータの駆動を不図示の
ギア列を介してLFギア18に伝え、キャリア2の動作
によってクラッチギア20をLFギア18側に押し付け
るというクラッチ動作を行うことで、紙送りモータの駆
動をポンプカムギア19に伝えることが可能となる。
【0038】ポンプカムギア19はシリンダキャップギ
ア307と接続されており、さらにシリンダギャップ3
07内壁に設けたボス307Aをピストン軸305に設
けられたリード溝に嵌合させることにより、ポンプカム
ギア19の回転運動をピストン軸305の直線運動に変
換することが可能となる。
【0039】なお、ここでキャリア2がクラッチ動作を
行わない場合、ポンプギア19は一部欠歯部19Bを設
けてあるので、LFギア18の伝達は切れ、ポンプギア
19には駆動は伝わらない。
【0040】ポンプカムギア19の回転につれキャッピ
ング解除の状態からキャッピング状態に状態が変化して
いくのと同時に、負圧が発生していくのでキャッピング
後キャップ内が負圧になり、記録ヘッドカートリッジ1
の記録ノズルよりインクを吸い出すことができる。な
お、ポンプカムギア19は、逆転により元の位置まで戻
す構成になっている。
【0041】以上説明したように、ポンプ機構部におい
ては、ベース14によって保持され、かつベース14と
キャップホルダ303間にキャップバネ306を介在さ
せることで、キャップ301を記録ヘッドカートリッジ
1に圧接することが可能になる。
【0042】したがって非記録時に記録ヘッドカートリ
ッジ1をキャッピングし、ノズルの乾燥を防ぐと共に、
ノズル内に発生した泡や、ノズル部に付着したゴミによ
る吐出不良時に、ポンプ部を作動させ記録ヘッドカート
リッジ1のノズル部よりインクを吸引することで、吐出
を正常化させることができる。
【0043】前述のポンプ機構部により、キャップ30
1を介して記録ヘッドカートリッジ1より吸引されたイ
ンクは廃インクとして処理される。前記廃インクはシリ
ンダ304内に入り、不図示のピストンの動きによりシ
リンダ端部304Dより排出される。シリンダ端部30
4Dはベース14内に差し込まれており、ベース14に
より回転自在に保持されている。シリンダ端部304D
にはシリンダ吸収体311が差し込まれている。シリン
ダ吸収体311は発泡スポンジにより形成されインクの
伝達性のよい材料が選ばれる。すなわちシリンダ304
内にある廃インクを効率よく外部に排出する性能が要求
される。
【0044】シリンダ吸収体311はベース14内に納
められた、廃インク吸収体312に接触している。廃イ
ンク吸収体312は例えば紙の積層シートや高分子吸収
体などの、インク保持能力の高い材料が選ばれる。
【0045】このように構成されているため、記録ヘッ
ドカートリッジ1から吸引された廃インクは、シリンダ
304、シリンダ吸収体311を介して、ベース14内
に納められた廃インク吸収体312へ到達し、廃インク
吸収体312内に保持される。
【0046】次にブレード機構について説明する。
【0047】図2において302はウレタンゴム、シリ
コンゴム、クロロプレンゴムなどの弾性材料からなる、
薄板状のブレードである。ブレード302の上方端部
は、その上をキャリアモータ10の駆動により記録ヘッ
ドカートリッジ1が通過する際には、記録ヘッドカート
リッジ1の吐出口面に接触できる長さに構成されてい
る。したがってブレード302の上を記録ヘッドカート
リッジ1の吐出口面を通過させると、ブレード302の
上方端部は前記吐出口面に当接し、ブレード302の上
方端部はたわみながら前記吐出口面の表面をしごくこと
になる。
【0048】その動作により前記吐出口面のノズルの近
傍に付着したゴミなどの異物を取り除き常に正常な記録
を行わせる(ワイピング動作)ものである。
【0049】さらにブレードホルダ308は、キャップ
301から遠ざかる方法へ倒れながら、前記吐出口面か
ら離れる方向に移動し吐出口面に触れない位置まで待避
動作が可能なように、ベース14に回転可能に支持され
ている。
【0050】図2においてキャリア2が右方に移動して
いき、キャリア2がブレード解除レバー309を右方に
倒すことにより前述待避動作を行わせるように構成され
ている。
【0051】またその状態からキャリア2が逆方向に、
すなわち左方に移動し、キャリア2の不図示の凸部がブ
レードレバー310を左方に倒すと、ブレードホルダ3
08は待避動作が解除され、前記吐出口面に当接できる
位置まで復帰する構成になっている。
【0052】次に本装置に装着可能なヘッドに関して説
明する。
【0053】記録ヘッドカートリッジ1は詳細には、モ
ノクロヘッド部、およびカラー記録ヘッド部の二種類が
存在し、いずれかを本装置のキャリア2上に搭載するこ
とが可能である。
【0054】次に、ヘッド部特にカラー記録ヘッド部に
ついて図5を用いて説明する。
【0055】図5はカラー記録を行わせるための、カラ
ー記録ヘッド部50の斜視図である。
【0056】吐出口面53bには、カラーの記録を行う
ために、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色
を吐出するための各々独立した4種類のノズル群が設け
られている。本実施例の場合は各々ノズル群は縦一列に
並んでいるので、全てのノズルが縦一列に並んでいる。
54はブラックインクタンクであり、内部にブラックイ
ンクを収容し、着脱可能な不図示のジョイント部を介し
て、前記吐出口面53bに設けられたブラックのノズル
群につながっている。プリンタ部401よりヘッド端子
部56を介してモノクロ記録ヘッドカートリッジ51に
電気信号が与えられることにより、インクが吐出口面5
1bに設けられたノズルから図8において下向に吐出さ
れ記録を行える。57は位置決め切欠き、58は位置決
め穴であり、キャリア2に設けたヘッド部位置決め突起
2a,2bと嵌合することによりキャリア2に対する位
置決めを確実にするものである。
【0057】また55はカラーインクタンクであり、内
部は独立した3つの容積に分割されており、その各々
に、イエローインク、マゼンタインク、シアンインクを
収容している。カラーインクタンク55もブラックイン
クタンク54と同様に、イエローインクはイエローのノ
ズル群へ、マゼンタインクはマゼンタのノズル群へ、シ
アンインクはシアンのノズル群へ、各々独立した3つの
不図示の着脱可能なジョイント部を介してつながってい
る。
【0058】54aはブラックインクタンク54交換の
ためのラッチ部、55aはカラーインクタンク55交換
のためのラッチ部である。
【0059】以上説明したように、カラー記録ヘッド部
50をプリンタ部401に装着することによりカラー記
録が可能になると共に、ブラックインクが無くなった場
合にはブラックインクタンク54のみの交換、イエロ
ー、マゼンタ、シアンのいずれか、あるいは全部無くな
ったときにはカラーインクタンクのみのを交換すること
が可能である。
【0060】以上、本発明のインクジェット記録装置全
体の構成概略および記録ヘッドカートリッジ保守・回復
部機構を説明した。
【0061】次に、キャップ301の内部構造について
説明する。
【0062】図1は、本発明に関するインクジェット記
録装置の記録ヘッドカートリッジ保守・回復機構の一実
施例を示す、模式的断面図である。同図は図4の構成に
おいて、キャップ部を断面図とし、インクを吸引した直
後にキャップ301の圧接を解除しキャッピング解除と
した際の状態を示している。
【0063】同図において313はキャップ内吸収体で
あり、314は記録ヘッドカートリッジ1から吸引され
た廃インクである。
【0064】キャップ内吸収体313の作用を説明する
前に、従来キャップ内吸収体を用いた場合の廃インクの
挙動に関して、図6を用いて説明する。同図において、
313Bはキャップ内に予備吐出した際のインクの跳ね
返り防止あるいはシリンダからのインク逆流防止の目的
で設けられたキャップ内吸収体である。その他の符号は
前出と同様なので説明を省略する。
【0065】図6(a)はキャッピング状態でシリンダ
304により発生させた負圧により、記録ヘッドカート
リッジ1のノズルからインクを吸引し終った直後の状態
を示す図である。吸引された廃インク314で、キャッ
プ301内は満たされている。特に、カラー記録ヘッド
部50を用いている場合には、廃インク314はイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよびブラックのインクが混合し
ており、ほぼブラックに近い色となっている。この状態
のままで放置しては廃インク314が記録ヘッドカート
リッジ1のノズル部に逆流してしまう可能性があるの
で、シリンダ304全体の回動によりキャップ301は
速やかに図中矢印A方向に回転する。
【0066】図6(b)はキャップの圧接が解除された
直後の状態を示す。キャップ301はシリンダ304を
回転中心として回動するので、キャップ開放は301A
側から開いていく。記録ヘッドカートリッジ1の吐出口
面は撥水処理されているので廃インクは付着しにくい
が、それでも吐出口面の表面張力は廃インク314同志
の液体の剪断力よりは大きいので、廃インク314は吐
出口面側に引っ張られ、引きずられていく。
【0067】図6(c)は(b)よりさらにシリンダ3
04が回動し、キャップ301のリブが記録ヘッドカー
トリッジ1の吐出口面から離隔した状態を示す。このと
き、キャップ301内の廃インクはほとんど吐出口面か
ら剥離しているが、前記吐出口面の表面張力により一部
はまだ付着した状態である。廃インク314が付着する
場所は、キャップ開放のタイミングが遅くなる301B
側である。
【0068】図6(d)は開放が終了し、キャッピング
開放状態となった様子を示す。(c)の状態において最
後まで吐出口面に付着していた廃インク314の一部
は、前術のようにインク同士の剪断力よりも吐出口面の
表面張力が大きいため、場合によっては図のような状態
で吐出口面に取り残される。このように吐出口面に廃イ
ンク314Bが付着してしまった場合のために、前述し
たブレード302により吐出面をワイピング動作して清
掃するが、(d)の状態からワイピング動作に移行する
僅かな時間に、吐出口面上に廃インク314Bがノズル
内に逆流してしまう、いわゆるインク混色を発生させる
場合がある。特にイエロー、マゼンタ、シアンの各ノズ
ルにブラックに近い色の廃インクが混色すると、その影
響は甚大で、印字品位が悪化する。従来はその対策とし
て、吸引動作の終了後、一定量のインクを廃インクとし
てしまう、いわゆる予備吐出の量を多くしてノズル内で
混色したインクを排出していた。このため、廃インクタ
ンクの容量を多くする必要があり、また本来使用可能な
インクタンクのインクを無駄に消費してしまっていた。
以上が従来のキャップ内吸収体を用いた場合の廃インク
の挙動である。
【0069】上記のような問題を解決するために、本発
明においては図1におけるキャップ内吸収体313のよ
うに、キャップ301と記録ヘッドカートリッジ1の吐
出口面の圧接を解除する際に離隔するタイミングが遅い
側(図1における301B側)のキャップリブほぼ先端
までキャップ内吸収体313を延長している。
【0070】図1は図6で言うと(d)の状態を示して
おり、吸引動作終了してキャップが解放状態になったと
ころである。直前の状態、すなわち図6(c)の状態は
示していないが、図1のようなキャップ内吸収体313
を使用すると、記録ヘッドカートリッジ1の吐出口面の
表面張力よりもキャップ内吸収体313の吸収力の方が
はるかに大きいため残存インクはキャップ内吸収体31
3側に吸収され、図6(c)のようにはヘッド側に廃イ
ンク314が付着しない。よって図6(a)〜(b)の
状態は同様であるが、図6(d)で吐出口面側に残留し
た廃インク314Bは、本発明の構成では残らない。吐
出口面に廃インク滴が残留しないので、ノズル内に廃イ
ンクが逆流してインク混色を起こすことがない。
【0071】以上により、上記のとおり構成された本発
明のインクジェット記録装置では、1つのキャップで複
数色の吐出口を覆い吸引しても混色が発生しないので、
複数のキャップを設ける必要がなくなり、装置を小型化
し、装置コストを抑えることが可能である。
【0072】また、混色防止のための余分な予備吐出を
行う必要がないので、無駄なインクを消費せずランニン
グコストを低下させることが可能である。さらには、廃
インクタンク容量を小さくすることが可能となるので、
装置の小型化が可能となる。また、キャップ閉時におい
てもノズル内に廃インクが逆流する心配がなくなる。
【0073】<第二の実施例>第1の実施例において
は、キャップ内吸収体を用いてインク混色を防止する方
法を示したが、本発明はこれには拘束されず、以下のよ
うに構成することも可能である。
【0074】図7は本発明の第2実施例にかかるインク
ジェット記録装置の記録ヘッドカートリッジ保守・回復
機構の一実施例を示す模式的断面図である。
【0075】同図において、315は記録ヘッドカート
リッジ1のインク吐出口面に設けられた親水処理部であ
る。その他の符号は前出と同様なので説明を省略する。
【0076】従来、記録ヘッドカートリッジの吐出口面
への廃インクの付着が不可避であるため、ノズル列に平
行に親水処理部を設け、付着したインクがノズルに逆流
しないように構成していた。しかしながら、キャップ3
01が回転移動しながら圧接・離隔する本件のような構
成の場合には、図6にて説明した如く、301B側への
廃インク314B付着が発生してしまい、それが混色の
原因となっていた。
【0077】そこで第2実施例においては、キャップ解
放のタイミングが遅くなる301B側の吐出口面に親水
処理部315を設けた。
【0078】図7は、図1で説明した場合と同様に、吸
引動作が終了してキャップが解放状態になったところを
示している。吸引動作後、キャップ解放までの廃インク
314の挙動に示す従来例と同様であるが、図7の状態
においては、吐出口面に残留した廃インク314Bは親
水処理部315に付着し、撥水処理が施されたノズルの
方へ移動いていくことがない。このためノズル内に廃イ
ンク314Bが逆流してインク混色を起こすことがな
い。
【0079】また、廃インク314Bは、ワイピング動
作まで親水処理部315に留まり、ワイピング動作が行
われると、ブレード302によって拭き取られる。
【0080】以上により、上記のとおり構成された本発
明のインクジェット記録装置では、1つのキャップで複
数色の吐出口を覆い吸引しても混色が発生しないので、
第1実施例と同様の効果が得られる。
【0081】上記のとおり構成された本発明のインクジ
ェット記録装置では、1つのキャップで複数色の吐出口
を覆い吸引しても混色が発生しないので、複数のキャッ
プを設ける必要がなくなり、装置を小型化し、装置コス
トを抑えることが可能である。
【0082】また、混色防止のための余分な予備吐出を
行う必要がないので、無駄なインクを消費せずランニン
グコストを低下させることが可能である。さらには、廃
インクタンク容量を小さくすることが可能となるので、
装置の小型化が可能となる。また、キャップ閉時におい
てもノズル内の廃インクが逆流する心配がなくなる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、吐出口面に当接するキャップの内側で、少なくとも
キャップリブと前記インクジェットヘッドの吐出口面の
圧接状態を解除する際に最後に離隔する側に、キャップ
リブのほぼ先端まで達する吸収体を配置したこと、ある
いは、吐出口面の少なくともキャップリブと前記インク
ジェットヘッドの吐出口面の圧接状態を解除する際に最
後に離隔する側に、周囲よりもインク濡れ性の大きい領
域を設けたことにより、以下のような効果が得られる。
【0084】すなわち、1つのキャップで複数色の吐出
口を覆い吸引しても混色が発生しないので、複数のキャ
ップを設ける必要がなくなり、装置を小型化し、装置コ
ストを抑えることが可能である。
【0085】また、混色防止のための余分な予備吐出を
行う必要がないので、無駄なインクを消費せずランニン
グコストを低下させることが可能である。さらには、廃
インクタンク容量を小さくすることが可能となるので、
装置の小型化が可能となる。また、キャップ閉時におい
てもノズル内に廃インクが逆流する心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の保守・回復
機構の第1実施例を示す模式的断面図である。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の第1実施例
を示す模式的斜視図である。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の第1実施例
の保守・回復機構廻りを示す模式的平面図である。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の第1実施例
の保守・回復機構廻りを示し、(A)はその模式的平面
図、(B)模式的側面図である。
【図5】本発明のインクジェット記録装置の第1実施例
のカラー記録ヘッドを示す模式的平面図である。
【図6】図6(a)〜(d)は従来例のインクジェット
記録装置の保守・回復機構廻りの動作を示す模式的断面
図である。
【図7】本発明のインクジェット記録装置の保守・回復
機構の第2実施例を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッドカートリッジ 2 キャリア 3 フレキシブルケーブル 4 フレーム 5 ガイドシャフト 6 紙送りローラ 7 ピンチローラ 8 インクタンク 9 白基準 10 キャリアモータ 11 ベルト 12 ガイドレール 13 駆動プーリ 14 ベース 15 排紙ローラ 16 拍車 17 排紙センサ 18 LFギア 19 ポンプカムギア 20 クラッチギア 21 アイドルギア列 22 記録用紙 25 ペーパセンサ 26 ホームポジションセンサ 27 アイドラプーリ 53 カラー記録ヘッドカートリッジ 53a ヘッド部着脱操作部 53b 吐出口面 54 ブラックインクタンク 54a ラッチ部 55 カラーインクタンク 55a ラッチ部 100 自動給紙部 300 回復部 301 キャップ 301A ジョイント部 302 ブレード 303 キャップホルダ 304 シリンダ 304A シリンダ腕部 304B シリンダジョイント部 304C シリンダ制御部 304D シリンダ端部 305 ピストン軸 306 キャップバネ 307 シリンダキャップギア 308 ブレードホルダ 309 ブレード解除レバー 310 ブレードレバー 311 シリンダ吸収体 312 廃インク吸収体 313 キャップ内吸収体 314 廃インク 315 親水処理部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するインクジェットヘッド
    と、前記インクジェットヘッドのインク吐出口から強制
    的にインクを吸引する吸引手段と、を備えたインクジェ
    ット記録装置において、 前記吸引手段を構成する、吐出口面に当接するキャップ
    の内側で、少なくともキャップリブと前記インクジェッ
    トヘッドの吐出口面の圧接状態を解除する際に最後に離
    隔する側に、キャップリブのほぼ先端まで達する吸収体
    を配置したことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インクジェットヘッドは複数色のイ
    ンク吐出口を持ち、カラー記録を可能とした、請求項1
    に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記吸引手段は、前記複数色のインク吐
    出口を単室のキャップで同時に吸引する請求項1または
    請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 インクを吐出するインクジェットヘッド
    と、前記インクジェットヘッドのインク吐出口から強制
    的にインクを吸引する吸引手段と、を備えたインクジェ
    ット記録装置において、 前記インクジェットヘッドの吐出口面で、少なくともキ
    ャップリブと前記インクジェットヘッドの吐出口面の圧
    接状態を解除する際に最後に離隔する側に、周囲よりも
    インクの濡れ性の大きい領域を設けたことを特徴とする
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェットヘッドは複数色のイ
    ンク吐出口を持ち、カラー記録を可能とした、請求項4
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引手段は、前記複数色のインク吐
    出口を単室のキャップで同時に吸引する請求項5に記載
    のインクジェット記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729634A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 精工爱普生株式会社 液体喷出头的盖以及液体喷出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102729634A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 精工爱普生株式会社 液体喷出头的盖以及液体喷出装置
CN102729634B (zh) * 2011-03-29 2014-12-03 精工爱普生株式会社 液体喷出头的盖以及液体喷出装置

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