JPH09253615A - 廃棄物分解処理装置 - Google Patents

廃棄物分解処理装置

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JPH09253615A
JPH09253615A JP8065012A JP6501296A JPH09253615A JP H09253615 A JPH09253615 A JP H09253615A JP 8065012 A JP8065012 A JP 8065012A JP 6501296 A JP6501296 A JP 6501296A JP H09253615 A JPH09253615 A JP H09253615A
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    • C05FERTILISERS; MANUFACTURE THEREOF
    • C05FORGANIC FERTILISERS NOT COVERED BY SUBCLASSES C05B, C05C, e.g. FERTILISERS FROM WASTE OR REFUSE
    • C05F17/00Preparation of fertilisers characterised by biological or biochemical treatment steps, e.g. composting or fermentation
    • C05F17/90Apparatus therefor
    • C05F17/921Devices in which the material is conveyed essentially horizontally between inlet and discharge means
    • C05F17/939Means for mixing or moving with predetermined or fixed paths, e.g. rails or cables
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F33/00Other mixers; Mixing plants; Combinations of mixers

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撹拌発酵の進行に伴って、撹拌羽根に付着す
る有機廃棄物の量が多くなったり、撹拌機の進行方向後
方や下方の有機廃棄物が撹拌機の駆動抵抗を生じて、撹
拌の効率が低下する。 【解決手段】 無端状のチェーン8に回転自在に取り付
けられ、チェーン8を回転駆動した時に貯留槽2内に貯
留した有機廃棄物Mを撹拌発酵するフライト部材10の
撹拌羽根17が、撹拌機5の進行方向後側で撹拌機5の
外側に設置した押込用スクレーパ21によって撹拌機5
の内側に押し込まれて、撹拌機5の進行方向後側におい
て撹拌機5と有機廃棄物Mとの接触抵抗が生じないよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家畜から排出され
る糞尿、家庭から排出される生ごみ、下水の汚泥等の有
機廃棄物を発酵分解処理するための廃棄物分解処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】糞尿、生ごみ等の有機廃棄物を処理する
廃棄物分解処理装置として、例えば図8に示す構成のも
のが知られている。この廃棄物分解処理装置100は、
図8に示されるように、平面視長方形に形成された外壁
50A内に有機廃棄物Mが貯留され、かつ、その中央部
分に長手方向に沿う中間仕切壁50Bが設けられるとと
もに、長手側に位置する2組の外壁50A上に水平方向
(矢印(イ)ー(ロ)方向)にガイド51が設けられた
貯留槽50と、走行用モータ52を有し該走行用モータ
52の駆動によってガイド51に沿って走行される走行
フレーム54と、走行フレーム54上に搭載されて、下
部に位置する有機廃棄物Mを上部に掻き揚げることによ
って該有機廃棄物Mを発酵分解処理する撹拌羽根55を
有する撹拌機56と、を具備するものであって、前記撹
拌羽根55は、撹拌機56に設けられた撹拌用モータ5
7によって駆動されるようになっている。また、走行フ
レーム54上には、水平面内である矢印(ハ)ー(ニ)
方向に沿って撹拌機56を走行自在に支持する回転レー
ル58と、該撹拌機56を回転レール58に沿って矢印
(ハ)方向に走行させる回転用モータ59と、が設けら
れている。
【0003】そして、以上のような構成によって廃棄物
分解処理装置100は次のように動作される。 (1)走行用モータ52の駆動によって走行フレーム5
4を矢印(イ)方向に走行させつつ、撹拌用モータ57
の駆動によって撹拌機56の撹拌羽根55を矢印方向
に回転させる。これによって撹拌機56は、貯留槽50
内の有機廃棄物Mを撹拌しつつ矢印(イ)方向に走行す
ることになる。 (2)走行フレーム54が矢印(イ)方向の末端に至っ
た場合には(図8に示すような場合)、走行用モータ5
2、撹拌用モータ57の駆動を一時停止した後、回転用
モータ59を駆動し、これによって走行フレーム54上
の撹拌機56を矢印(ハ)方向に沿って180゜回転さ
せる。
【0004】(3)走行用モータ52の駆動によって走
行フレーム54を矢印(ロ)方向に走行させつつ、撹拌
用モータ57の駆動によって撹拌機56の撹拌羽根55
を矢印方向に回転させる。これによって撹拌機56
は、貯留槽50内の有機廃棄物Mを撹拌しつつ矢印
(ロ)方向に走行することになる。 (4)走行フレーム54が矢印(ロ)方向の末端に至っ
た場合には、走行用モータ52、撹拌用モータ57の駆
動を一時停止した後、回転用モータ59を駆動し、これ
により走行フレーム54上の撹拌機56を矢印(ハ)方
向に沿って180゜回転させる。そして、以上のような
(1)〜(4)の処理を繰り返し行うことによって、貯
留槽50内の中間仕切壁50Bの周囲に一方向に撹拌機
56が走行され、これによって該貯留槽50内の有機廃
棄物Mが連続的に撹拌発酵されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記廃棄物
分解処理装置100では、撹拌発酵の進行に伴って、撹
拌羽根55に付着する有機廃棄物Mの量が多くなった
り、撹拌機56が進行方向後方や下方でも有機廃棄物M
を撹拌するため無駄な駆動抵抗を生じてしまうといった
ことに起因して、撹拌の効率が低下するといった問題が
生じていた。すなわち、本装置100が処理する有機廃
棄物Mは水分を含んでおり撹拌羽根55に付着しやすく
なっているが、付着量が多くなると撹拌羽根55によっ
て撹拌される有機廃棄物Mの量が減少するため、撹拌機
56の駆動量に対して撹拌量が減少する。しかしなが
ら、各撹拌羽根55に付着した有機廃棄物Mを除去する
作業には膨大な労力を要するため、有効な対策が求めら
れていた。また、本装置100の撹拌機56は進行方向
前側の有機廃棄物Mを撹拌することが目的であるが、常
時有機廃棄物M内に埋没状態になっているため進行方向
後方や下方の有機廃棄物Mをも撹拌して無駄な駆動抵抗
が増大するので、撹拌の効率が低下する。加えて、駆動
抵抗の増大に対応して、撹拌機56や該撹拌機56を支
持する構造物の強度を向上したり、走行用モータ52や
撹拌用モータ57の出力を増大する必要があるので、装
置100全体が大型化するといった問題も生じる。
【0006】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであって、撹拌機56の駆動抵抗を減少することに
より、有機廃棄物Mの撹拌発酵の効率が向上し、しか
も、全体を小型化することができる廃棄物分解処理装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に示される廃棄物分解処理装置では、内部に有
機廃棄物が貯留される貯留槽と、貯留槽内を移動して貯
留槽内に搬入した有機廃棄物を撹拌発酵する撹拌機とを
有し、前記撹拌機は、互いに離間して配置された一対の
スプロケット間に巻装した無端巻装体の回転周方向複数
箇所で該無端巻装体の回転軸線と平行な軸を以て回転自
在に取り付けられたフライト部材を具備し、前記フライ
ト部材は、無端巻装体の外側に突出時に有機廃棄物を掻
き揚げる撹拌羽根と、該撹拌羽根に対して傾斜して固定
された当接部材とを有してなり、無端巻装体の回転駆動
時に撹拌機の進行方向前側で該フライト部材の移動軌跡
の内側に配置した突出用スクレーパに当接部材が当接し
て回転することにより撹拌羽根が外側に突出し、かつ撹
拌機の進行方向前側以外の場所でフライト部材の移動軌
跡の外側に配置した押込用スクレーパに撹拌羽根が当接
して回転することにより該撹拌羽根が前記移動軌跡側に
押し込まれるようになっていることを前記課題の解決手
段とした。
【0008】以下、本発明の作用を説明する。本発明で
は、無端巻装体の回転駆動に伴って撹拌機の進行方向前
側に移動したフライト部材が、当接部材と突出用スクレ
ーパとの当接によって回転する結果、撹拌羽根が外側に
突出して、有機廃棄物を撹拌可能な状態になる。この
時、当接部材はフライト部材の移動軌跡とほぼ平行にな
る。撹拌機の進行方向前側を通過したフライト部材は撹
拌羽根と押込用スクレーパとの当接することにより回転
され、撹拌羽根がフライト部材の移動軌跡側に押し込ま
れて無端巻装体とほぼ平行になる。その結果、撹拌機
は、進行方向前側以外で撹拌機の周囲に存在する有機廃
棄物を撹拌することが無くなり、無駄な接触抵抗が少な
くなる。また、押込用スクレーパに撹拌羽根の移動方向
前面が当接するので、当接時に押込用スクレーパによっ
て撹拌羽根に付着した有機廃棄物を除去することが可能
である。なお、当接部材は、撹拌羽根の押し込みと同時
にフライト部材の移動軌跡の内側に突出し、フライト部
材が突出用スクレーパの近傍に達した時に突出用スクレ
ーパと当接可能な状態になる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる有機物分解
処理装置1について図1〜図6を参照して説明する。こ
の廃棄物分解処理装置1は、図1に示すように、内部に
有機廃棄物Mを貯留する貯留槽2と、該貯留槽2の外壁
3上を走行する走行体4から貯留槽2内部に吊り下げら
れた撹拌機5とを具備し、撹拌機5を駆動しつつ走行体
4の走行によって貯留槽2内を移動することにより、貯
留槽2内の有機廃棄物Mを撹拌発酵するようになってい
る。
【0010】以下、撹拌機5を詳細に説明する。撹拌機
5は、図1および図2に示すように、上下に離間して配
置された一対のスプロケット6、7間に巻装したチェー
ン(無端巻装体)8の回転方向(図中矢印)複数箇所で
該チェーン8の回転軸線と平行な軸9を以て回転自在に
取り付けられたフライト部材10を具備している。スプ
ロケット6、7は、それぞれ水平に配置された駆動軸1
1の両端に取り付けられ、撹拌機5の左右方向両端(図
2矢印方向)に互いに平行に対向配置された無端状のチ
ェーン8と噛み合わされ、これらチェーン8を駆動軸1
1から伝達される駆動力によって回転させるようになっ
ている。
【0011】前記チェーン8には、対を構成するチェー
ン8間を連結する複数の連結板12および前記フライト
部材10とが連続して取り付けられている。連結板12
はチェーン8の回転周方向に2枚連続して取り付けら
れ、フライト部材10は連続して取り付けられた連結板
12の組同士の間に介装するようにして取り付けられて
いる。連続して取り付けられた連結板12同士の境界
は、湾曲時に屈曲するチェーン8のピン結合された部分
に一致している。チェーン8のピン結合部分は左右のチ
ェーン8で一致されているので、チェーン8がスプロケ
ット6、7を通過する時にはこれらチェーン8の屈曲に
対応して連結板12同士も相対変位するようになってい
る。なお、連続して取り付けられた連結板12の間は、
連結板12相互の相対変位を可能にする程度の隙間があ
れば良く、ほぼ接するように接近されている。
【0012】チェーン8のフライト部材10の端部を連
結する部分には、連結用ブラケット13が連結されてい
る。該連結用ブラケット13は、図6に示すように、チ
ェーン8の端部間を連結する本体部14と、該本体部1
4から外側に突設されたブラケット部15とからなるT
字状の部材であって、ブラケット部15の先端に取り付
けた軸9によってフライト部材10を水平な軸線を以て
回転自在に軸支している。フライト部材10を取り付け
るための領域10aは連結板12一枚分と同等の広さが
確保されており、軸9は該領域10aにおけるチェーン
8の回転方向前側(図2時計回り)に偏在した位置でフ
ライト部材10を軸支するようになっている。
【0013】フライト部材10は、屈曲部分が前記軸9
によって軸支された断面L字状の部材であって、一側の
フランジが有機廃棄物Mを掻き揚げる撹拌羽根17とし
て機能するようになっている。フライト部材10の他側
のフランジは、チェーン8と平行またはチェーン8の内
側に向けられ、チェーン8の回転駆動時に撹拌機5の進
行方向前側で該フライト部材10の移動軌跡の内側に配
置した突出用スクレーパ18と当接することにより撹拌
羽根17を外側に突出させる当接部材19として機能す
るようになっている。撹拌羽根17と当接部材19とは
同一寸法に形成され、共にフライト部材10の回転によ
って連結板12と同一平面上に出没可能になっている。
また、これら撹拌羽根17と当接部材19は、連結板1
2と平行になった時にフライト部材10の取付領域10
aをほぼ閉塞する大きさに形成されている。
【0014】図2および図3に示すように、前記突出用
スクレーパ18は橇状の板材であって、撹拌機5の進行
方向前側で各チェーン8に沿うようにして配置されてい
る。また、突出用スクレーパ18は、上下の駆動軸11
間にわたって延在する長さを有し、全体が撹拌機5の進
行方向前側を通過するフライト部材10の移動軌跡の近
傍となるように配置されている。突出用スクレーパ18
の先端部20は、図2および図4に示すように、下側の
スプロケット7の近傍に配置され、チェーン8の回転駆
動によって撹拌機5の進行方向後側から前側に進入して
くるフライト10の当接部材19と当接して、フライト
部材10を図中時計回りに回転させ、撹拌羽根17を外
側に突出させるようになっている。突出用スクレーパ1
8はフライト部材10の移動軌跡の近傍に配置されてい
るので、突出用スクレーパ18の先端部20と当接した
当接板19は連結板12と面一になり、しかも撹拌機5
の進行方向前側を通過中に常時突出用スクレーパ18と
摺接して、フライト部材10が反時計回りに回転するこ
とを規制し、撹拌羽根17の突出状態を維持するように
なっている。
【0015】図1および図5に示すように、上側のスプ
ロケット6の近傍には、フライト部材10の撹拌羽根1
7が当接されることにより、フライト部材10を図中反
時計回り(図5中矢印)に回転させて撹拌羽根17をチ
ェーン8と平行になるように撹拌機5の内側方向に押し
込む押込用スクレーパ21が配置されている。押込用ス
クレーパ21は、フライト部材10の移動軌跡の外側に
配置され、チェーン8の回転駆動によって外側に突出状
態のままの状態で撹拌機5の進行方向前側から後側に進
入してくる撹拌羽根55と当接してフライト部材10を
回転させる。回転されたフライト部材10の撹拌羽根5
5は、連結板12と面一になる。
【0016】以下、本発明の作用および効果を説明す
る。本発明の廃棄物分解処理装置1は、チェーン8を図
1、図2中時計回りに回転駆動しつつ走行体4を駆動し
て撹拌機5を移動することにより、貯留槽2内に貯留し
た有機廃棄物Mを順次撹拌発酵するようになっている。
チェーン8を回転駆動すると、下側のスプロケット7の
近傍において、撹拌機5の進行方向後側から前側に進入
してくるフライト部材10が、撹拌機5の内側に向けら
れた当接部材10が突出用スクレーパ18の先端部20
と当接することにより時計回りに回転され、当接部材1
0が連結板12と面一とされるとともに、撹拌羽根17
が外側に突出される。
【0017】フライト部材10がチェーン8の回転に従
って撹拌機5の進行方向前側を移動している時には、該
フライト部材10が上側のスプロケット6の近傍に到達
するまで当接部材19が突出用スクレーパ18に摺接し
続け、フライト部材10が反時計回りに回転することが
規制されるので、有機廃棄物Mとの接触抵抗に抗して撹
拌羽根17の突出状態が維持され、該撹拌羽根17によ
って有機廃棄物Mが上方に掻き揚げる。この時、フライ
ト部材10の取付領域10aが当接部材19によって閉
塞されるので、撹拌機5の内部有機廃棄物Mが進入する
ことが防止される。
【0018】撹拌機5の進行方向前側を通過したフライ
ト部材10は、次いで、撹拌羽根17が押込用スクレー
パ21と当接することにより反時計回りに回転する。こ
れにより、当接部材19は撹拌機5の内側に向けられ、
撹拌羽根17は連結板12と面一となるように押し込ま
れる。この時、押込用スクレーパ21を、撹拌羽根17
の基端部に当接する位置に設置することにより、撹拌羽
根17が押込用スクレーパ21と当接した時に撹拌羽根
17に付着していた有機廃棄物Mを押込用スクレーパ2
1によって剥ぎ落とすことができる。また、押込用スク
レーパ21には、チェーン8の回転に従って、チェーン
8に連結されているフライト部材10が順次当接するた
め、全てのフライト部材10について有機廃棄物Mの除
去を自動的に行うことができ、別途除去作業を行う必要
が無くなる。
【0019】撹拌機5の進行方向後側では、撹拌羽根1
7の押し込みによって外側に突出するフライト部材10
の部品が無くなり、しかも、撹拌羽根17によってフラ
イト部材10の取付領域10aが閉塞されるので、撹拌
機5の周囲の有機廃棄物Mとの接触抵抗を大幅に軽減す
る。さらに、当接部材19が再度突出用スクレーパ18
と当接するまで撹拌羽根17が外側に突出しないので、
撹拌機5の下部においても撹拌機5の有機廃棄物Mとの
接触抵抗を大幅に軽減することができる。前述の結果、
撹拌機5の駆動力が進行方向前側の有機廃棄物Mの掻き
揚げ撹拌にのみ使用されるので、撹拌機5の駆動機構の
小型化や、撹拌作業時に撹拌機5に作用する反力を支持
する支持構造の簡略化が可能になり、廃棄物分解処理装
置1を小型化、低コスト化することができる。
【0020】また、図7に示すように、撹拌機5には、
進行方向後側に掻き揚げ搬送した有機廃棄物Mの荷重を
撹拌機5の前進力に変換する受圧板22を設置すること
も可能である。この場合、撹拌機5の上側のスプロケッ
ト6の近傍に設置される受圧板22の上端部23を押込
用スクレーパ21として機能させる。こうすることによ
り、受圧板22の上端部23に当接した撹拌羽根17か
ら除去される有機廃棄物Mが全て受圧板22に落下し、
撹拌機5の前進に伴う受圧板22の移動にしたがって徐
々に貯留槽2の下部に落下していくので、撹拌後の有機
廃棄物Mが急激に堆積することによる固化を防止するこ
とができ、撹拌発酵の能率を向上することができる。
【0021】なお、撹拌羽根17に対する当接部材19
の取付角度は、垂直に限定されない。また、フライト部
材10の形状は、図示したものに限定されない。例え
ば、当接部材としては、突出用スクレーパ18と当接可
能であれば、フランジ状以外、突起状であってもよい。
無端巻装体は、チェーン8に限定されず、ベルト等を適
用することも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明は、チ
ェーンの回転駆動によって撹拌機の進行方向前側を通過
したフライト部材が撹拌羽根と押込用スクレーパとの当
接により回転して、撹拌羽根がフライト部材の移動軌跡
側に押し込まれて無端巻装体とほぼ平行になり、進行方
向前側以外で撹拌機の周囲に存在する有機廃棄物との接
触抵抗が少なくなるので、撹拌機の撹拌抵抗が軽減され
て撹拌機の駆動機構の小型化や撹拌機の支持構造の簡略
化が可能になって装置全体の小型化や低コスト化が容易
であるとともに、押込用スクレーパと撹拌羽根の当接時
に撹拌羽根に付着した有機廃棄物が押込用スクレーパに
よって撹拌羽根から除去され、全ての撹拌羽根から付着
した有機廃棄物を自動的に除去できるので、特別な除去
作業が不要になり、撹拌機による有機廃棄物の撹拌発酵
の能率が向上するといった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる廃棄物分解処理装置の概略構成
を示す側面図である。
【図2】図1の廃棄物分解処理装置の撹拌機を示す斜視
図である。
【図3】図2の撹拌機を示す正面図である。
【図4】図2の撹拌機の下部を示す側面図である。
【図5】図2の撹拌機の上部を示す側面図である。
【図6】フライト部材を支持するブラケットを示す拡大
側面図である。
【図7】図2の撹拌機に受圧板を取り付けた実施例を示
す側面図である。
【図8】従来の廃棄物分解処理装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
M 有機廃棄物 1 廃棄物処理装置 2 貯留槽 5 撹拌機 6 スプロケット 7 スプロケット 8 無端巻装体(チェーン) 9 軸 10 フライト部材 17 撹拌羽根 18 突出用スクレーパ 19 当接部材 21 押込用スクレーパ 22 押込用スクレーパ(受圧板)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に有機廃棄物(M)が貯留される貯
    留槽(2)と、貯留槽内を移動して貯留槽内に搬入した
    有機廃棄物を撹拌発酵する撹拌機(5)とを有し、 前記撹拌機は、互いに離間して配置された一対のスプロ
    ケット(6、7)間に巻装した無端巻装体(8)の回転
    周方向複数箇所で該無端巻装体の回転軸線と平行な軸
    (16)を以て回転自在に取り付けられたフライト部材
    (10)を具備し、 前記フライト部材は、無端巻装体の外側に突出時に有機
    廃棄物を掻き揚げる撹拌羽根(17)と、該撹拌羽根に
    対して傾斜して固定された当接部材(19)とを有して
    なり、 無端巻装体の回転駆動時に撹拌機の進行方向前側で該フ
    ライト部材の移動軌跡の内側に配置した突出用スクレー
    パ(18)に当接部材が当接して回転することにより撹
    拌羽根が外側に突出し、かつ撹拌機の進行方向前側以外
    の場所でフライト部材の移動軌跡の外側に配置した押込
    用スクレーパ(21)に撹拌羽根が当接して回転するこ
    とにより該撹拌羽根が前記移動軌跡側に押し込まれるよ
    うになっていることを特徴とする廃棄物分解処理装置
    (1)。
JP8065012A 1996-03-21 1996-03-21 廃棄物分解処理装置 Expired - Lifetime JP2857364B2 (ja)

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