JPH09253295A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH09253295A
JPH09253295A JP8061388A JP6138896A JPH09253295A JP H09253295 A JPH09253295 A JP H09253295A JP 8061388 A JP8061388 A JP 8061388A JP 6138896 A JP6138896 A JP 6138896A JP H09253295 A JPH09253295 A JP H09253295A
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JP
Japan
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game
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card
image
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JP8061388A
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Sadao Ioki
定男 井置
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Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、遊技カード情報に関する表示画
像を遊技に関する表示画像に合成して画像表示装置に表
示する遊技機を提供することである。 【解決手段】 この遊技機100の表示制御回路280
Aには、インタフェース287及び中継基板230を介
してカード処理装置500から遊技カード関連情報が入
力される。表示制御回路280Aでは、カードデータ表
示要求スイッチ108eがオン操作されている場合に、
VDP282により遊技カード関連情報(貸し球残度や
カード有効情報など)に基づくメッセージ画像を生成さ
せて、該画像を遊技に関する表示画像(客寄せ用呼び込
み表示、特図の変動表示、大当たり表示など)に画像合
成して特別図柄可変表示部4aに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数種類の遊技
状態に応じた画像表示を行なう画像表示装置が設置さ
れ、有価価値記憶媒体の使用により遊技が可能とされる
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技領域内に液晶表示装置、
或いはCRT(Cathode Ray Tube)表示装置等からなる
画像表示装置が設置され、始動条件の成立(始動口への
入賞など)に基づいて、この画像表示装置において可変
表示遊技(図柄合わせ表示遊技やキャラクターの動作表
示遊技など)を行い、その停止表示結果が所定の表示態
様となった場合に変動入賞装置を開放させて、短期間で
多数の出球の獲得が可能となる遊技機が知られている。
【0003】従来の画像表示装置は、画像を表示する表
示部と、その表示制御を行う表示制御部とから構成さ
れ、表示制御部が、遊技機の各種遊技制御を行うメイン
制御部(役物制御部)からの表示制御信号に基づいて表
示部に表示する画像の表示制御を行うようになってい
た。また、表示部に表示される内容は、上記可変表示遊
技や特別遊技(大当たり)など、遊技内容に関するもの
のみであった。
【0004】一方、従来の遊技機において遊技を開始す
る場合、遊技者は遊技機に隣接して配設された球貸し装
置に現金を投入し、球貸し装置から排出される貸し球を
遊技機の上受け皿に供給して遊技を開始する。また、最
近では、この球貸し装置に替わってカードリーダライタ
付きのカードユニット(カード処理装置)を遊技機に隣
接して配設し、遊技者により該カードユニットに有価価
値情報の記憶された所定のカードが挿入されると、該カ
ードの記憶情報に基づいて貸し球を供給し、遊技を可能
とするカード式パチンコ遊技機が増えてきている。
【0005】このようなカード式パチンコ遊技機におい
ては、例えば、上受け皿の周辺に、上記カードユニット
に接続された、カード残度表示器、球貸しボタン、カー
ド返却ボタン、カード使用有効表示器などからなるカー
ド操作部が設けられており、カードユニットにカードが
挿入されると、該カードに記憶される有価価値情報(貸
し球残度)が読み取られてカード残度表示器に表示され
るとともに、そのカードが使用可能であればカード使用
有効表示器が点灯される。そして、球貸しボタンのオン
操作に基づいて遊技機の排出装置に貸出要求信号が送信
されて、該排出装置から所定個数の貸し球が排出され、
上受け皿に供給されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置やCRT
表示装置等の画像表示装置は、元来、多数の情報に基づ
く画像表示が可能である。しかしながら従来の遊技機で
は、画像表示装置を上述したように遊技内容に関する表
示にのみしか使用していなかったことから、その機能を
存分に活用することができず、特に、カード式パチンコ
遊技機においては、カード情報の表示について以下に示
すような問題点があった。
【0007】すなわち、従来のカード式パチンコ遊技機
においては、上受け皿等に設置されたカード残度表示器
などにカード情報(貸し球残度やカード使用可否情報な
ど)を表示していたので、遊技者は、遊技中に遊技領域
の略中央に配設された画像表示装置で行われる可変表示
遊技を見ながら、同時に上記カード情報の確認を行うた
め、定期的にカード残度表示器等に視線を移さねばなら
ず、可変表示遊技に集中することができないという問題
点があった。
【0008】また、遊技者は、可変表示遊技がリーチ状
態に移行した場合などに、特に、画像表示装置で行われ
る可変表示遊技に注目するので、このような状況におい
て最もカード情報の確認を怠りやすくなり、そのため、
リーチ状態から大当たり状態に移行した時に、初めて、
持ち球が切れ、カードの貸し球残度がゼロになっている
ことに気が付き、慌てて新たなカードをカード販売機ま
で購入しにいかなければならない、或いは、最悪の場
合、折角の大当たりが持ち球を切らせてしまったために
無効(パンク状態)になってしまうなど、遊技者の遊技
に対する興趣を著しく損ねてしまうといった問題点もあ
った。
【0009】加えて、カード情報の確認を怠ったため
に、予め決めておいた使用金額よりも余計に引き落とし
てしまったりするなど、遊技者にとって不本意な状態が
発生しやすいといった問題点もあった。
【0010】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
のであり、カード情報に関する表示画像を遊技に関する
表示画像に合成して画像表示装置に表示する遊技機を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、複数種類の遊技状態を発生
可能であって、該複数種類の遊技状態に応じた画像表示
を行なう画像表示装置が設置されるとともに、有価価値
記憶媒体の使用により遊技が可能とされる遊技機におい
て、前記画像表示装置の表示制御を行う表示制御手段
と、前記有価価値記憶媒体における有価価値記憶媒体関
連情報を導出するとともに、該導出情報を前記表示制御
手段に入力する導出情報入力手段とを備え、前記画像表
示装置に前記有価価値記憶媒体関連情報に基づく画像表
示を可能としたことを特徴としている。
【0012】この請求項1記載の遊技機によれば、導出
情報入力手段により有価価値記憶媒体における有価価値
記憶媒体関連情報を導出するとともに、該導出情報を表
示制御手段に入力することで、画像表示装置に前記有価
価値記憶媒体関連情報に基づく画像表示が可能となる。
【0013】したがって、遊技者は、遊技内容に関する
表示と有価価値記憶媒体における有価価値記憶媒体関連
情報に関する表示とを画像表示装置の表示画面1箇所で
視認することが可能となり、従来のように上受け皿等に
設置されたカード残度表示器等に定期的に視線を移動す
る必要がなくなるので、可変表示遊技に集中することが
できる。また、前記有価価値記憶媒体関連情報に関する
画像表示が画像表示装置で行われることにより、該情報
の確認見落としを確実に防止することが可能となるの
で、確認を怠ったことにより生ずる遊技者にとって不本
意な状態の発生を未然に防ぐことができる。
【0014】ここで、画像表示装置は、液晶表示装置、
陰極線管表示装置、多数の発光素子からなるドット表示
装置などである。複数種類の遊技状態とは、例えば、各
入賞口への入賞状態、特別図柄の可変表示遊技状態、大
当たりの遊技状態(特別遊技状態)、小当たりの遊技状
態、ボーナスゲームの遊技状態、普図の時短遊技状態、
確率変動の遊技状態などである。有価価値記憶媒体と
は、磁気記憶媒体や光磁気記憶媒体、或いは半導体記憶
媒体などであり、例えば、プリペイドカード(Prepaid
Card)やICカード(Integrated Circuit Card )など
である。遊技機には、パチンコ遊技機、パチコン機、ア
レンジボール遊技機及び雀球遊技機などの弾球遊技機、
パチスロ、スロットマシーンなどが含まれる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊
技機において、前記表示制御手段により、前記有価価値
記憶媒体関連情報に基づく画像を遊技に関する画像に合
成して表示可能としたことを特徴としている。
【0016】この請求項2記載の遊技機によれば、表示
制御手段により、有価価値記憶媒体関連情報に基づく画
像を遊技に関する画像に合成して表示可能としたので、
遊技者は、画像表示装置において可変表示遊技を視認し
つつ、同時に視線を移動することなく有価価値記憶媒体
関連情報の確認を行うことができる。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の遊技機において、前記有価価値記憶媒体関連
情報は、前記有価価値記憶媒体に記憶される有価価値情
報であることを特徴としている。
【0018】この請求項3記載の遊技機によれば、画像
表示装置に有価価値記憶媒体に記憶される有価価値情報
に基づく画像表示が可能となるので、遊技者に有価価値
記憶媒体の有価価値情報を確実に認識させることができ
る。
【0019】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載の遊技機において、前記有価価値記憶媒体
関連情報は、前記有価価値記憶媒体の使用可否情報であ
ることを特徴としている。
【0020】この請求項4記載の遊技機によれば、画像
表示装置に有価価値記憶媒体の使用可否情報に基づく画
像表示が可能となるので、遊技者に有価価値記憶媒体の
使用可否情報を確実に認識させることができ、例えば、
有価価値記憶媒体に記憶される有価価値情報の残度(貸
し球残度)がゼロになり、該有価価値記憶媒体が無効に
なった際、または不当な有価価値記憶媒体が使用された
際に、新たな、或いは正当な有価価値記憶媒体への交換
作業を遊技者にスムーズに行わせることができる。さら
に、違法に変造された有価価値記憶媒体が使用された際
に、その旨を画像表示装置に表示することで、当遊技店
で、変造された有価価値記憶媒体が使用できないことを
周囲の遊技者をも含めて強くアピールすることができ、
変造された有価価値記憶媒体の使用を未然に防止する効
果がある。
【0021】ここで、有価価値記憶媒体の使用可否情報
には、例えば、有価価値記憶媒体に記憶される有価価値
情報の残度(貸し球残度)がゼロになり、該有価価値記
憶媒体が無効になったことを示す情報、テレホンカード
などの不当な有価価値記憶媒体が使用された場合に該有
価価値記憶媒体が使用不能であることを示す情報、或い
は違法に変造された有価価値記憶媒体が使用された場合
に該有価価値記憶媒体の使用を拒絶する情報などを含
む。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しつつ説明する。
【0023】図1はこの発明の実施の形態に係るパチン
コ遊技機の正面側斜視図、図2は遊技盤の正面図であ
る。
【0024】図1に示すように、このパチンコ遊技機1
00の前側上半部には、ガラス板102fを保持するガ
ラス枠102が片開き形式に開閉操作可能に取り付けら
れ、ガラス板102fの奧側には可変表示装置4(特別
図柄可変表示部4a)を備えた遊技盤1が設置されてい
る。ガラス枠102上部(枠装飾部)にはパイロットラ
ンプ102a及びガラス枠開閉ランプ102dが、左右
(枠装飾部)にはガラス枠ランプ102b,102c
が、左側上部には球無し状態(例えば、打ち止め状態)
を知らせる完了ランプ102e及び賞球排出や貸し球排
出を知らせる排出ランプ102fが、それぞれ設置され
ている。また、そのガラス枠102上方の左右位置には
スピーカー106a,106bが設置されている。
【0025】一方、このパチンコ遊技機100の前側下
半部には、発射部に遊技球を供給する上受け皿105、
遊技カードに記憶された貸し球残度(有価価値情報)に
基づいて遊技球の貸出操作などを行うためのカード操作
部108、上受け皿105に収容しきれない遊技球を収
容する下受け皿107、前記遊技領域に向けて遊技球の
発射操作を行うための発射ハンドル104aなどが設置
されている。
【0026】なお、カード操作部108は、上受け皿1
05の上部中央に設けられ、該カード操作部108に
は、遊技カードに記憶された貸し球残度を表示する残度
表示器108a、球貸しスイッチ108b、返却スイッ
チ108c、有効表示器108d、特別図柄可変表示部
4aに上記貸し球残度等の情報を表示するためのカード
データ表示要求スイッチ108eなどが配設されてい
る。
【0027】また、パチンコ遊技機100の隣には、遊
技カードを差し込むカード挿入口501及びカードリー
ダライタ等を有するカード処理装置(台間球貸し機)5
00が並設されている。
【0028】このパチンコ遊技機100は、いわゆる第
1種のもので、図2に示すように遊技盤1のガイドレー
ル2で囲まれた遊技領域3には、特別図柄(特図)の可
変表示装置4、特別変動入賞装置5、普図始動ゲート
6,6、普通図柄(普図)の可変表示器7、一般入賞装
置8,8,8…、特図始動口を兼ねた普通変動入賞装置
9、風車と呼ばれる方向変換部材10,10,…、装飾
ランプ11,11…、装飾LED(Light Emitting Dio
de)12,12…などが設置されている。遊技領域3の
最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴1
3が設けられている。
【0029】特別図柄の可変表示装置4は、例えば、液
晶表示装置などによって構成される可変表示部4aを備
え、この可変表示部4aで複数の識別情報(例えば、数
字、文字、図形、絵、記号などの図形で識別表示ともい
う。)が変動表示される可変表示遊技が行われるように
なっている。また、特図の可変表示装置4の上側には特
図始動記憶表示器4b,4b、…が配設されている。
【0030】普通図柄の可変表示器7は、例えば、7セ
グメント型のLEDなどによって構成されており、その
近傍に普図始動記憶表示器7a,7a,…が配設されて
いる。
【0031】普通変動入賞装置9は、左右一対の開閉部
材9a,9aを備えている。これら左右一対の開閉部材
9a,9aは、常時は遊技球1個分受け入れうる間隔を
開けた状態に閉じているが、普通図柄可変表示器7の普
図可変表示遊技の結果如何によって、逆「ハ」の字状に
開いて(図中、2点鎖線で示す。)遊技球を受け入れや
すい状態に変化されるようになっている。
【0032】特別変動入賞装置5はアタッカー形式の開
閉扉5aによって開閉される大入賞口5bを備えてい
る。開閉扉5aは常時は閉じているが、特別図柄可変表
示装置4による特図の可変表示遊技の結果如何によっ
て、開閉扉5aの上端側が手前側に倒れる方向に回動さ
れてサイクル的に開放されるようになっている。
【0033】図3には、パチンコ遊技機の背面図(裏面
図)を示す。
【0034】このパチンコ遊技機100の裏側上半部に
は、遊技店の中央管理装置などへ遊技機100の外部情
報(発射情報、球補給情報、球貸し情報、賞球情報、打
ち込み球情報など)を出力するための外部情報端子、遊
技機用電源(例えば、AC24V)を取り込むための電
源コード250a等を備えたターミナル基盤250、背
面部に表示制御装置280(表示制御回路280A)を
搭載し、特図の可変表示装置4の背面側を覆う背面カバ
ー320等が設置されている。
【0035】また、このパチンコ遊技機100の裏側下
半部には、遊技球の排出及び発射に関する制御を行う排
出発射制御装置210(排出発射制御回路210A)、
確率設定装置310を備えた役物制御装置260(役物
制御回路260A)、中継基盤230及び発射ユニット
104等が設置されている。
【0036】上記発射ユニット104の近傍には、発射
関連装置として球送り装置240(図4参照)が設置さ
れ、該球送り装置240に備わる球送りソレノイド24
0aの作用によって遊技球を上受け皿105の発射流路
から発射部に1つずつ装填するようになっている。
【0037】なお、排出発射制御装置210の背面側に
は、発射ハンドル104aの操作により遊技球を遊技領
域3に発射する際の基準発射強度を微調整する発射微調
整ツマミ210a、遊技者が発射ハンドル104aを握
った時のタッチ感度を調整するタッチ感度調整ツマミ2
10b及び遊技球の排出制御処理をリセットする排出リ
セットスイッチ(ボタン)210cが設けられている。
また、中継基板230の背面側には、スピーカー音量ツ
マミ230hと第1〜第5コネクタ230a〜230e
が設けられ、加えて、該中継基板230の前面側には、
第6及び第7コネクタ230f,230gが設けられて
いる。
【0038】そして、カード操作部108、カード処理
装置500、球送り装置240及び枠装飾部102の各
枠装飾部材(パイロットランプ102a、ガラス枠開閉
ランプ102d、左右のガラス枠開閉ランプ102b,
102c、左右のスピーカー106a,106b、完了
ランプ102e及びガラス枠スイッチ102e)が中継
基盤230を介して役物制御装置260(役物制御回路
260A)や排出発射制御装置210(排出発射制御回
路210A)、或いは表示制御装置280(表示制御回
路280A)に接続されている。
【0039】次に、図4は、中継基盤を中心として排出
発射制御回路、カード操作部、表示制御回路、カード処
理装置、球送り装置、役物制御回路及び各枠装飾部材と
の間で交信される信号線や電源供給線などの配線関係を
詳しく示すブロック図である。
【0040】同図において、中継基盤230には、第1
コネクタ230aを介して役物制御回路260Aが、第
2コネクタ230bを介して排出発射制御回路210A
が、第3コネクタ230cを介してカード操作部108
が、第4コネクタ230dを介して表示制御回路280
Aが、第5コネクタ230eを介してカード処理装置5
00が、第6コネクタ230fを介して球送り装置24
0が、それぞれ接続されている。さらに、第7コネクタ
230gを介して枠装飾部102の各枠装飾部材(パイ
ロットランプ102a、ガラス枠開閉ランプ102d、
左右のガラス枠開閉ランプ102b,102c、左右の
スピーカー106a,106b、完了ランプ102e及
びガラス枠スイッチ102e)がそれぞれ接続されてい
る。
【0041】この中継基盤230において、第1コネク
タ230aと第7コネクタ230gとの間には、左右の
スピーカー106a,106bの音量を調整するスピー
カー音量ツマミ230hが設けられており、また、第5
コネクタ230eと第4コネクタ230dとの間には、
インターフェース回路231及び信号変換回路232が
設けられている。
【0042】インターフェース回路231は、フォトカ
プラ等により構成され、カード処理装置500から第5
コネクタ230e及び第3コネクタ230cを介してカ
ード操作部108に送信される遊技カード関連情報(セ
グメント信号×7、コモン信号×3、球貸可能LED信
号、球貸出信号及び遊技カード返却信号など)を信号変
換回路232に出力する。
【0043】信号変換回路232は、インターフェース
回路231から入力される遊技カード関連情報につい
て、パラレルデータ(セグメント信号×7、コモン信号
×3、球貸可能LED信号、球貸出信号及び遊技カード
返却信号など)をシリアルデータに変換し、表示制御回
路280Aに出力する。
【0044】なお、貸し球残度データのダイナミックデ
ータは、スタティックデータに変換してからシリアルデ
ータに変換して送信される。
【0045】また、図4においてカード操作部108
は、球貸しスイッチ108bや返却スイッチ108cが
オン操作されると貸出SW信号、または返却SW信号を
中継基盤230の第3コネクタ230c及び第5コネク
タ230eを介してカード処理装置500に出力する。
また、カード操作部108は、カード処理装置500か
ら第5コネクタ230e及び第3コネクタ230cを介
して入力される遊技カード関連情報(セグメント信号×
7、コモン信号×3及び球貸可能LED信号など)に基
づいて、残度表示器108aに貸し球残度を表示した
り、有効表示器108dの点灯制御を行うようになって
いる。
【0046】排出発射制御回路210Aは、制御装置
(CPU)211、インターフェース回路212及び入
出力回路213等により構成されている。
【0047】制御装置(CPU:Central Processing U
nit )211は、図示しないROMに格納される各種制
御プログラムに従って遊技機100の排出系統、発射系
統及び枠系統の制御を行う中央演算処理装置である。
【0048】インターフェース回路212は、フォトカ
プラ212a及びフォトカプラ212bからなり、両フ
ォトカプラ212a,212bは、中継基盤230に設
けられた第2コネクタ230bに接続されている。
【0049】フォトカプラ212aは、制御装置(CP
U)211からの貸出完了信号及び台RADY信号を中
継基盤230の第2コネクタ230b及び第5コネクタ
230eを介してカード処理装置500に出力する。ま
た、フォトカプラ212bは、カード処理装置500か
ら中継基盤230の第5コネクタ230e及び第2コネ
クタ230bを介して入力される貸出要求信号及びカー
ドユニットRADY信号を制御装置(CPU)211に
出力する。
【0050】入出力回路213は、ドライバ213a及
びドライバ213bからなり、両ドライバ213a,2
13bは、中継基盤230に設けられた第2コネクタ2
30bに接続されている。
【0051】ドライバ213aは、打ち止め状態などに
おいて制御装置(CPU)211からの指示に基づき、
第2コネクタ230b及び第7コネクタ230gを介し
て完了ランプ102eに所定電圧(例えば、DC24
V)を印加して、該完了ランプ102eを点灯させる。
また、ドライバ213bは、制御装置(CPU)211
からの指示に基づき、第2コネクタ230b及び第6コ
ネクタ230fを介して球送り装置240の球送りソレ
ノイド240aに所定電圧(例えば、DC25V)を印
加して、該球送りソレノイド240aを作動させる。
【0052】また、この排出発射制御回路210Aに
は、ターミナル基盤250から所定電圧(例えば、AC
24V)が供給されており、排出発射制御回路210A
では、この所定電圧を中継基盤230を介してカード処
理装置500に供給するとともに、この排出発射制御回
路210Aがきちんと接続されていることを示す接続確
認信号を同様にしてカード処理装置500に出力する。
【0053】図5には、パチンコ遊技機100の裏側に
設置された、遊技系統の制御を行う役物制御回路、及び
表示制御回路等の主要制御ブロック図を示す。
【0054】同図に示すように、役物制御回路260A
は、内部にRAM(Random AccessMemory)261a、
CPU(Central Processing Unit)261b、及びR
OM(Read Only Memory)261cを備え、外部に制御
ROM(Read Only Memory)262を備えた役物用IC
(Integrated Circuit)261、並びに、分周回路26
3、電源回路264、I/Oバス270、サウンドジェ
ネレータ272、出力ポート265、ドライバー26
6、ローパスフィルタ267、バッファゲート268な
どにより構成されている。
【0055】そして、ドライバー266には、特別変動
入賞装置(大入賞口)5、特図始動記憶表示器4b,4
b,…、普通図柄可変表示器7、普図始動記憶表示器7
a、普通変動入賞装置9、装飾ランプ・LED11,1
2などが接続され、また、このドライバー266は、第
1コネクタ230aを介してローパスフィルタ267に
接続されている。
【0056】ローパスフィルタ267には、普通変動入
賞装置9内の特図始動スイッチ9b、普図始動ゲート
6,6内の普図始動スイッチ6a,6a、大入賞口5b
内のカウントスイッチ5c、継続スイッチ5d及び確率
設定装置310に設けられた確率設定スイッチ311な
どが接続されている。
【0057】また、サウンドジェネレータ272には、
アンプ273を介して左右のスピーカー106a,10
6bが接続されている。
【0058】役物用IC261には、ドライバー275
を介して、特図の可変表示装置4の表示制御を行う表示
制御回路280Aが接続されており、この表示制御回路
280Aにはカードデータ表示要求スイッチ108eが
接続されている。加えて、表示制御回路280Aには中
継基盤230が接続されており、該中継基盤230の信
号変換回路232から第4コネクタ230dを介して遊
技カード関連情報が入力される。
【0059】CPU261bは、制御部、演算部、各種
カウンタ、各種フラグなどを備え、演算制御を行うよう
になっている。RAM261aは、CPU261bで生
成される大当たり用の乱数値や普図当たり用の乱数値の
他、各種データを一時的に記憶する記憶領域や作業領域
を備え、ROM261cには、電源投入時に制御ROM
262が正常か否かを判別するセキュリティーチェック
用のプログラムが書込まれている。
【0060】制御ROM262には、パチンコ遊技機1
00の遊技制御や表示制御等を行う各種プログラム、特
図の大当たりや小当たり、或いは普図の当たりの発生を
判断するための通常確率と高確率の乱数判定値などが書
き込まれている。
【0061】図6には、図5に示した表示制御回路のブ
ロック図を示す。
【0062】同図において、表示制御回路280Aは、
外部に制御ROM281aと制御RAM28bを備えた
表示用CPU281、外部にワークRAM282a、キ
ャラクタROM282b及びビデオRAM282cを備
えるとともに表示用CPU281と接続されたVDP
(Video Digital Processor)282、並びに、ドライ
バ283、サウンドジェネレータ284、アンプ28
5、入力回路286、インタフェース287等により構
成されている。
【0063】表示用CPU281は、制御部、演算部、
各種カウンタ、各種フラグ等を備え、役物用IC261
の制御下で特別図柄可変表示部4aに表示する画像の表
示制御を行うようになっている。この表示用CPU28
1は、カードデータ表示要求スイッチ108eから入力
回路286を介してカードデータ要求信号が入力された
場合に、VDP282に対して合成用画像データの生成
及び画像合成を指示するとともに、中継基盤230の信
号変換回路232から第4コネクタ230d及びインタ
フェース287を介して入力される遊技カード関連情報
をVDP282に出力する。
【0064】なお、カードデータ表示要求スイッチ10
8eは、一度オン操作されると該スイッチ108eがオ
フ操作されるまでカードデータ要求信号を出力し続け
る。
【0065】制御R0M281aには、遊技カード関連
情報に関する合成表示用のプログラムや遊技状態に応じ
た各種表示制御用プログラムなどが書き込まれ、制御R
AM281bには各種データを一時的に記憶する記憶領
域や作業領域などが設けられている。
【0066】キャラクタROM282bには、特別図柄
可変表示部4aに表示される各種表示データ(特別図柄
の変動表示用データや、外れ、大当たり、リーチ、呼び
込み時などの演出表示(装飾表示)用データ、或いは遊
技カード関連情報に関する合成用表示データなど)が書
き込まれている。
【0067】VDP282は、表示用CPU281から
の制御信号に基づいてキャラクタROM282bに記憶
されたキャラクタデータを読み出し、その読み出したデ
ータに基づいてワークRAM282aで画像データを生
成し、ビデオRAM282cに一時的に記憶させる。そ
の後、ビデオRAM282cに記憶させた画像データを
ドライバ283を介して画像駆動信号(R,G,B画像
信号)に載せて特図可変表示装置4に出力する。このビ
デオRAM282cは、例えば、2つの記憶部(、
)を備え、一方(例えば、)に表示図柄に関するデ
ータを、もう一方(例えば、)に装飾表示(メッセー
ジやキャラクタ画像、或いは遊技カード関連情報に関す
るメッセージ画像なども含む)に関するデータ(背景を
含む)を記憶する。
【0068】VDP282では、常時は、図9(a)に
示すように特別図柄可変表示部4aで特図の変動表示や
大当たり表示のみが行なわれるように画像データを生成
し、特図可変表示装置4に送信する。
【0069】一方、VDP282では、表示用CPU2
81から合成用画像データの生成及び画像合成指示を受
けた場合は、ワークRAM282aで遊技内容に関する
合成用画像データ(例えば、図9(b)に示すように、
画面上部にやや縮小された遊技内容に関する画像デー
タ)を生成してビデオRAM282cの記憶部(例え
ば、)に記憶させるとともに、表示用CPU281か
ら入力される遊技カード関連情報に基づいて、キャラク
タROM282bから対応する合成用表示データを読み
出して、ワークRAM282aで合成用画像データ(例
えば、図9や図10に示す表示画像例において、表示領
域4c部分に相当する画像データ)を生成し、ビデオR
AM282cの記憶部(例えば、)に記憶させる。
【0070】そして、ビデオRAM282cの記憶部に
記憶させた遊技内容に関する合成用画像データと遊技カ
ードに関する合成用画像データとを画像合成(Superimp
ose)し、ドライバ283を介して画像駆動信号(R,
G,B画像信号)に載せ、特図可変表示装置4に出力す
る。
【0071】この表示制御回路280Aには、役物制御
回路260A側から、グランド線、並びに、特図可変表
示装置4のバックライト用の電源、特図可変表示装置4
を駆動するための液晶駆動用電源、表示制御回路280
Aを駆動させるためのIC駆動用電源などの線が接続さ
れている他、役物用IC261で生成されるリセット信
号や、遊技上のデータが書き込まれたコマンド信号、こ
のコマンド信号のタイミングを取るストローブ信号及び
球貸し音制御信号が、表示用CPU281に送信される
ようになっている。
【0072】また、表示制御回路280Aから特図可変
表示装置4に、グランド線や、バックライト用電源、液
晶駆動用電源などの線が接続されている他、ドライバ2
83から特図可変表示装置4に画像駆動信号(R、G、
B画像信号)が送信されるようになっている。また、こ
の画像駆動信号のタイミングをとる画像タイミング信号
がVDP282と特図可変表示装置4との間で交互に送
信されるようになっており、加えて、表示用CPU28
1からサウンドジェネレータ284及びアンプ285を
介して、音声信号が球貸し用スピーカー(図示省略)へ
送信されるようになっている。
【0073】この実施の形態に係るパチンコ遊技機10
0は、上記のように構成されていて、役物制御回路26
0Aの制御下で表示制御回路280Aにより、例えば、
次のような遊技制御と表示制御が行われる。
【0074】即ち、常時は、役物制御回路260Aから
のコマンド信号に基づいて、表示制御回路280Aによ
り、特別図柄可変表示部4aに、客寄せ用呼び込み表示
が行われる。
【0075】このような状態において、カード処理装置
500のカード挿入口501に遊技カードが挿入される
と、該装置内部のカードリーダライタによって、まず、
遊技カードの使用可否がチェックされる。そして、挿入
された遊技カードが使用可能である場合は、次いで、カ
ード処理装置500のカードリーダライタにより該遊技
カードに記憶された貸し球残度がチェックされ、貸し球
残度がある場合には、その残度の情報信号(セグメント
信号×7、コモン信号×3)及び球貸し可能LED信号
が中継基盤230を介してカード操作部108に送ら
れ、残度表示器108aにその残度が表示されるととも
に、球貸し可能ランプ108dが点灯される。
【0076】同時に、貸し球残度の情報信号(セグメン
ト信号×7、コモン信号×3)及び球貸し可能LED信
号は、中継基盤230のインターフェース回路231及
び信号変換回路232を介して表示制御回路280Aに
送信される。そして、表示制御回路280Aでは、カー
ド操作部108のカードデータ表示要求スイッチ108
eがオン操作されていれば、特別図柄可変表示部4aに
表示されている客寄せ用呼び込み表示画像に貸し球残度
やカード有効情報などに基づくメッセージ画像を画像合
成して表示する(図9(c)参照)。
【0077】この状態で、カード操作部108の球貸し
スイッチ108bがオン操作されると、貸出SW信号が
中継基盤230を介してカード処理装置500に送信さ
れる。カード処理装置500では、貸出SW信号が入力
されると、カード処理装置(カードユニット)500の
準備が整ったことを知らせるカードユニットREDY信
号及び貸出要求信号を中継基盤230を介して排出発射
制御回路210Aに送信する。
【0078】また、上記貸出SW信号は、中継基盤23
0のインターフェース回路231及び信号変換回路23
2を介して表示制御回路280Aに送信される。表示制
御回路280Aでは、カード操作部108のカードデー
タ表示要求スイッチ108eがオン操作されていれば、
特別図柄可変表示部4aに表示されている客寄せ用呼び
込み表示画像に遊技球が貸出中であることを示すメッセ
ージ画像を画像合成して表示する(図10(a)参
照)。
【0079】なお、遊技球の貸出し中は、カード操作部
108の有効表示器108dが消灯状態となるので、該
有効表示器108dの点灯制御信号である球貸し可能L
ED信号の有無(或いは、その信号レベル)によって遊
技球の貸出し状態を検出し、特別図柄可変表示部4aに
前記メッセージ画像を画像合成して表示する構成として
もよい。
【0080】一方、排出発射制御回路210Aでは、カ
ードユニットREDY信号及び貸出要求信号が入力され
ると、該貸出要求信号に基づいて所定個数の遊技球を上
受け皿105へ排出する。また、この遊技球の排出タイ
ミングに応じて、球貸し用スピーカー(図示省略)から
球貸し音が出力される。そして、排出発射制御回路21
0Aでは、貸出要求信号に基づく所定個数の遊技球の排
出がなされると、貸出完了信号を中継基盤230を介し
てカード処理装置500に送信する。
【0081】カード処理装置500では、貸出完了信号
が入力されると、該貸出完了信号に基づいてカードリー
ダライタにより遊技カードの貸し球残度を減算して書き
替える。そして、減算された貸し球残度の情報信号(セ
グメント信号×7、コモン信号×3)及び球貸し可能L
ED信号をカード操作部108及び表示制御回路280
Aに再度送信し、残度表示器108a及び特別図柄可変
表示部4aに表示される貸し球残度情報を変更する(図
10(a)参照)。
【0082】なお、台REDY信号は、パチンコ遊技機
100の電源投入時に、排出発射制御回路210Aが正
常であるか否かをチェックし、正常である場合に、中継
基盤230を介してカード処理装置500及び球送り装
置240に送信される信号である。
【0083】また、遊技カードを戻したい時には、返却
スイッチ108cをオン操作すれば、返却SW信号が中
継基盤230を介してカード処理装置500に送信さ
れ、カード処理装置500のカード戻し機構が駆動し
て、遊技カードがカード挿入口501から排出される。
【0084】この際、上記返却SW信号は、貸出SW信
号と同様に中継基盤230のインターフェース回路23
1及び信号変換回路232を介して表示制御回路280
Aに送信される。表示制御回路280Aでは、カード操
作部108のカードデータ表示要求スイッチ108eが
オン操作されていれば、特別図柄可変表示部4aに表示
されている遊技内容に関する表示画像(客寄せ用呼び込
み表示、特図の変動表示、大当たり表示など)に遊技カ
ードの返却に関するメッセージ画像を画像合成して表示
する(図10(c)参照)。
【0085】一方、上受け皿105に遊技球が供給され
ると、該遊技球は、球送り装置240方向に流下する。
この状態で発射ハンドル104aが握られ回転操作がな
されると、排出発射制御回路210Aからの指示に基づ
いて球送り装置240が駆動して、遊技球を発射部に1
つずつ装填するとともに、装填された遊技球が該発射ハ
ンドル104aの回動操作量に応じた発射強度で遊技領
域3に発射される。
【0086】遊技領域3に発射された遊技球が普図の始
動ゲート6,6中を通過して普図始動スイッチ6bによ
る検出信号がローパスフィルター267側から入力され
ると、役物用IC261からドライバー275への出力
に基づき、普図の可変表示器7により、補助可変表示遊
技である普図の可変表示遊技が行われる。即ち、普図の
可変表示器7の表示が変動して停止する遊技である。
【0087】この表示の変動時間は、役物制御回路26
0Aにより、通常は長時間(例えば、60秒)に制御さ
れ、普図の可変表示遊技の実行回数があまり多くならな
いように規制されている。この普図の可変表示遊技中に
普図の始動ゲート6,6中を遊技球が通過して普図始動
スイッチ6bからの検出信号がローパスフィルター26
7側から入力されると、その通過の検出回数が所定の上
限回数(例えば、4個)の範囲内でRAM261aに記
憶され、その記憶個数分だけの普図の可変表示遊技が順
に行われる。
【0088】この普図の可変表示遊技の停止表示結果が
特定の停止表示態様(例えば、「7」)であれば、普図
の当たりとなって、普通変動入賞装置9の開閉部材9
a,9aが逆「ハ」の字状に開いて、遊技球が入賞し易
い特定遊技状態に所定時間(例えば、通常0.5秒間)
変換される。この普通変動入賞装置9の開放によって、
普通変動入賞装置9に遊技球が入り易くなり、その分、
特別図柄の可変表示遊技が行われ易くなる。
【0089】一方、遊技領域3中に打ち込まれた遊技球
が普通変動入賞装置9に入賞すると、その入賞が特図始
動スイッチ9bに検出されてRAM261aに記憶さ
れ、その記憶に基づいて、役物用IC261から表示制
御回路280Aに送信データが送られて、特別図柄可変
表示部4aに特別図柄の変動表示がなされることによ
り、特図の可変表示遊技が行われる。
【0090】この特別図柄の可変表示遊技中に、さらに
普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図始動スイッ
チ9bにより検出された時には、その入賞によって特図
可変表示遊技が未処理となっている回数(未処理始動回
数)が所定の上限範囲(例えば、4個)内でRAM26
1aに記憶され、その未処理記憶の個数分だけ、特図始
動記憶表示器4bが点灯される。そして、その可変表示
遊技の終了後に、その未処理となっている回数分の可変
表示遊技が順次行われ、それが行われる毎に、RAM2
61aの未処理記憶数が減算されるとともに特図の始動
記憶表示器4bが1つずつ順に消灯される。
【0091】特別図柄(特図)の可変表示遊技の停止表
示結果として、その停止図柄が大当たりを発生させる所
定の停止表示態様(例えば、「1,1,1」、「2,
2,2」、「3,3,3」などのぞろめ)となった場合
は、大当たりと呼ばれる特別遊技が発生される。
【0092】この特別遊技は、役物用制御回路260A
の制御の下で行われ、特別変動入賞装置5の開閉扉5a
が所定時間(例えば、29.5秒)開放されて閉じるサ
イクルを1サイクルとし、各サイクル中、遊技球が大入
賞口5b中の継続入賞領域の継続スイッチ5dに検出さ
れることを条件に最大限所定サイクル(例えば、16サ
イクル)まで継続される遊技である。但し、各サイクル
中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、10
個)入賞した時は、その時点でそのサイクルを終了す
る。
【0093】各サイクル中、大入賞口5bへの入賞個数
は、カウントスイッチ5cにより検出されてRAM26
1aに記憶され、所定個数に達すると特別変動入賞装置
5のソレノイド(図示省略)が消磁されて開閉扉5aが
閉じられ、特別遊技のそのサイクルが終了する。
【0094】特別遊技が、大当たり発生の所定の停止図
柄態様(例えば、「1」、「3」、「5」、「7」、
「9」など、特定図柄が3個揃ったぞろめ、即ち確率変
動図柄)で発生した時には、その大当たりの特別遊技の
終了後、役物制御回路260Aの制御の下で、例えば、
その後に大当たりが2回発生するまで特図の大当たりと
普図の当りの発生確率が高確率となる確率変動状態が発
生される。確率変動状態は、その他に、特図の大当りの
発生確率は変わらず、普図の当りの発生確率だけが高確
率となる状態としてもよい。
【0095】また、その特別遊技に関し、所定の条件が
成立した場合(例えば、大当たり停止図柄が所定の停止
図柄であった場合や、特別遊技中に特別図柄可変表示部
4aで行われる表示ゲームの結果が所定の結果であった
場合など)には、特別遊技が終了した時点で、役物制御
回路260Aにより、普図の可変表示遊技の時間短縮遊
技(時短ゲーム)が発生される。すなわち、普図可変表
示遊技における普図可変表示器7の変動表示時間が、長
時間(例えば、通常時30秒)から短時間(例えば、6
秒)に短縮され、かつ、普図当りによる普通変動入賞装
置9の開放時間が、短時間(例えば、通常0.5秒)か
ら長時間(例えば、5.8秒、又はその間に遊技球が2
個入賞するまで)に変更される。この時短ゲーム中に
は、普図の可変表示遊技がより多く行われるため、その
分、普図の当りの発生も多くなり、その結果、普通変動
入賞装置9の開放が増え、特図の可変表示遊技が発生し
やすくなり、大当たり発生の可能性が増える。
【0096】時短ゲームの継続期間は、その時短ゲーム
中における特図の可変表示遊技の発生回数に基づいて規
制される。例えば、時短ゲームを発生させる特別遊技
(大当たり)の終了後に、時短ゲームが開始され、特図
の可変表示遊技が所定の回数発生した時点で、時短ゲー
ムが終了される。
【0097】上記特図の可変表示遊技や特別遊技(大当
たり)において、通常、表示制御回路280Aは、役物
制御回路260Aからのコマンド信号に基づいて、例え
ば、図9(a)に示すように、特別図柄可変表示部4a
の左、中、右に位置する可変表示部分に各々図柄画像を
スクロール表示させたり、大当たり用の画像表示を行な
わせるが、カード操作部108のカードデータ表示要求
スイッチ108eがオン操作された状態で、かつ、カー
ド処理装置500から中継基板230を介して遊技カー
ド関連情報が入力されると、この遊技カード関連情報に
基づくメッセージ画像を特図の変動表示や大当たり表示
の画像に画像合成して、例えば、図9(c)〜図10
(c)に示すように特別図柄可変表示部4aに表示させ
る。
【0098】また、このようにして遊技内容に関する表
示画像(特図の変動表示や大当たり表示など)に画像合
成される遊技カード関連情報に基づくメッセージ画像
は、カードデータ表示要求スイッチ108eがオフ操作
されると、特別図柄可変表示部4aから消去されて、該
特別図柄可変表示部4aにおける表示内容は、遊技内容
に関する表示画像のみに復元される。
【0099】なお、遊技状態の種類はこれらのものに限
られない。
【0100】図7には、表示制御回路によって行われる
特図の可変表示装置の表示制御処理のフローチャート
(表示制御のゼネラルフロー)を示す。
【0101】特図の可変表示装置4の表示制御処理が開
始されると、先ず、ステップR1〜R3で、順に、表示
制御回路280Aに備わる制御RAM281b、ワーク
RAM282a、ビデオRAM282cの初期化、I/
Oレジスタの設定、システム内部のレジスタの設定をし
た後、ステップR4に移行する。
【0102】ステップR4ではVシンク(SYNC)フ
ラグがあるか否かを判定し、なければ再びステップR4
を繰り返すが、あれば、順に、モード別分岐処理(ステ
ップR5)、図柄スクロール処理(ステップR6)、枠
情報処理(ステップR7)をしてステップR8に移行す
る。
【0103】このモード別分岐処理は、役物用IC26
1から送信されるコマンド信号に基づいて、表示制御回
路280Aの制御ROM281aに書き込まれた表示制
御プログラムやキャラクタROM282bに書き込まれ
た表示データを選択し、該表示データや表示制御プログ
ラムによって表示する画像データを決定する処理であ
る。
【0104】また、図柄スクロール処理は、役物用IC
261から送信されるコマンド信号に基づいて、特別図
柄可変表示部4aの左、中、右に位置する可変表示部分
に表示させる図柄の画像データを決定する処理である。
【0105】つまり、このステップR5,R6の処理に
より、特別図柄可変表示部4aに表示される可変表示遊
技や特別遊技(大当たり)などの表示画像の決定が行な
われる。
【0106】また、枠情報処理は、遊技機100の遊技
領域3を覆うガラス板の枠102が開いているか否か、
球補給の要求、球受け皿が詰まっているか否かなどの確
認を行なう処理である。
【0107】ステップR8では、カードデータ表示要求
があるか否かを判定し、なければステップR10に移行
するが、あればカード処理装置500から入力される遊
技カード関連情報に基づくメッセージ画像を遊技内容に
関する表示画像に画像合成して特別図柄可変表示部4a
に表示し、ステップR10に移行する。
【0108】ステップR10では、図柄データの並べ替
えを行う図柄データソート処理をしてステップR4に戻
る。
【0109】図8には、図7の表示制御のゼネラルフロ
ーが行われている時に入った割り込み信号に基づいて行
われる割り込み処理のフローチャートを示す。
【0110】この割り込み処理は、表示制御のゼネラル
フロー(図7)が行われている時に入った割り込み信号
(特図可変表示装置4からの画像タイミング信号や、役
物用IC261からのストローブ信号など)に基づいて
行われる。
【0111】この割り込み処理が開始されると、ステッ
プR21,R22で、順に、割り込み禁止の処理とレジ
スタの退避処理をしてからステップR23に移行する。
【0112】ステップR23では、役物用IC261か
らのストローブ信号による通信割り込みか否かを判定
し、通信割り込みでなければステップR25に移行する
が、通信割り込みであれば、ステップR24で役物用I
C261からのコマンド信号を受信するなどの通信処理
をしてステップR29にジャンプする。
【0113】ステップR25では、特図の可変表示装置
4からの画像タイミング信号によるVシンク(SYN
C)割り込みか否かを判定し、そうでなければそのまま
ステップR29にジャンプするが、そうであれば表示制
御のゼネラルフロー(図7参照)のステップR5,R6
などで決定した画像データを特図の可変表示装置4へ転
送する処理(ステップR26)、Vシンク(SYNC)
の割り込みフラグを立てる処理(ステップR27)、枠
信号処理(ステップR28)をしてからステップR29
に移行する。
【0114】ステップR29では、カード処理装置50
0からの遊技カード関連情報を受信するなどの通信処理
(ステップR29)をしてステップR30に移行する。
そして、レジスタ復帰の処理(ステップR30)、割り
込み許可の処理(ステップR31)をして、表示制御の
ゼネラルフロー(図7参照)の割り込み以前の処理に復
帰する。
【0115】次に、上述した遊技機100のブロック図
や、そのフローチャート等に関連させて、特別図柄可変
表示部4aに表示される表示画像について説明する。
【0116】図9〜図11は、特別図柄可変表示部にお
いて可変表示遊技が行われ、その特図の変動表示画像に
遊技カード関連情報に基づくメッセージ画像が画像合成
されて表示される際の表示画像の一例を示す図である。
【0117】遊技機100の表示制御回路280Aで
は、常時は、役物制御回路280Aからのコマンド信号
に基づいて、特別図柄可変表示部4aに客寄せ用呼び込
み表示を行なわせる。
【0118】このような状態において、カード処理装置
500のカード挿入口501に遊技カードが挿入されて
遊技が開始され、遊技領域3に発射された遊技球が普通
変動入賞装置9に入賞すると、その入賞が遊技機100
の役物制御回路260Aの特図始動スイッチ9bに検出
されてRAM261aに記憶され、その記憶に基づい
て、役物用IC261から表示制御回路280Aにコマ
ンド信号が送られて、図9(a)に示すように特別図柄
可変表示部4aの画面全体で特図の可変表示遊技が行わ
れる。
【0119】表示制御回路280Aでは、役物制御回路
280Aからのコマンド信号に基づいて、カード処理装
置500に遊技カードが挿入されていない状態であるこ
とが判ると、カード操作部108のカードデータ表示要
求スイッチ108eがオン操作されているか否かを判定
し(ステップR8)、オン操作されていれば特別図柄可
変表示部4aの画面全体で行なっていた特図の変動表示
を次第に縮小しつつ、画面上部に移動させ、画像合成さ
せるメッセージ画像用の表示領域4c(図9(a)参
照)を確保する。そして、図9(b)に示すように、カ
ード処理装置500に遊技カードの挿入を促す旨のメッ
セージ画像を表示領域4c部分に画像合成して表示する
(ステップR9)。
【0120】また、上記図9(b)に示す表示画像に従
って、カード処理装置500のカード挿入口501に遊
技カードが挿入されると、該装置から中継基盤230を
介して表示制御回路280Aに遊技カード関連情報が送
信され(ステップS29)、表示制御回路280Aで
は、この遊技カード関連情報に基づいて、図9(c)に
示すように貸し球残度及びカード有効情報に関するメッ
セージ画像を表示領域4c部分に画像合成して表示する
(ステップR9)。
【0121】そして、遊技者によりカード操作部108
の球貸しスイッチ108bがオン操作されると、貸出S
W信号が中継基盤230を介して表示制御回路280A
に送信され(ステップS29)、表示制御回路280A
では、この貸出SW信号に基づいて、図10(a)に示
すように貸し球残度及び遊技球が貸出中であることを示
すメッセージ画像を表示領域4c部分に画像合成して所
定時間表示する(ステップR9)。
【0122】また、表示制御回路280Aでは、その貸
し球残度をチェックし、貸し球残度がゼロであれば、図
10(b)に示すように貸し球残度がゼロであることを
示すメッセージ画像を表示領域4c部分に画像合成して
所定時間表示する(ステップR9)。
【0123】さらに、遊技者によりカード操作部108
の返却スイッチ108cがオン操作されると、返却SW
信号が中継基盤230を介して表示制御回路280Aに
送信され(ステップS29)、表示制御回路280Aで
は、この返却SW信号に基づいて、図10(c)に示す
ようにカード返却情報に関するメッセージ画像を表示領
域4c部分に画像合成して所定時間表示する(ステップ
R9)。
【0124】また、カード処理装置500のカード挿入
口501に所定の遊技カード以外のもの(例えば、テレ
ホンカード等)が誤って挿入された場合、該装置から中
継基盤230を介して表示制御回路280Aに不当カー
ド使用信号(遊技カード関連情報に含まれる)が送信さ
れ(ステップS29)、表示制御回路280Aでは、こ
の不当カード使用信号に基づいて、図11(a)に示す
ように誤カード挿入情報に関するメッセージ画像を表示
領域4c部分に画像合成して所定時間表示する(ステッ
プR9)。
【0125】加えて、カード処理装置500のカード挿
入口501に違法に変造された遊技カードが挿入された
場合、該装置から中継基盤230を介して表示制御回路
280Aに変造カード使用信号(遊技カード関連情報に
含まれる)が送信され(ステップS29)、表示制御回
路280Aでは、この変造カード使用信号に基づいて、
図11(b)に示すように警告メッセージ画像を表示領
域4c部分に画像合成して点滅表示する(ステップR
9)。また、同時に遊技機100では、左右のスピーカ
ー106a,106bから警報音を鳴らすともに遊技を
中断させて、変造カードが使用されたことを遊技店の中
央管理装置に通達する。
【0126】なお、遊技球を貸出しているにも係わらず
遊技カードの貸し球残度が減らない状態や、特別遊技中
(大当たり中)における遊技球の貸出し要求など、不可
解な遊技球の貸出し状態を監視して、その旨を特別図柄
可変表示部4aに警告表示する構成としてもよい。
【0127】この実施の形態に係るパチンコ遊技機10
0では、上記のように、カード処理装置500のカード
リーダライタ(導出情報入力手段)により遊技カード
(有価価値記憶媒体)における貸し球残度やカード有効
情報など(有価価値記憶媒体関連情報)を導出し、該導
出情報を中継基盤230を介して表示制御回路280A
(表示制御手段)に入力することで、特別図柄可変表示
部4a(画像表示装置)に遊技カードの貸し球残度やカ
ード有効情報などに基づくメッセージ表示が可能とな
る。
【0128】したがって、遊技者は、遊技内容に関する
表示と遊技カードの貸し球残度やカード有効情報などに
関する表示とを特別図柄可変表示部4aの表示画面1箇
所で視認することが可能となり、従来のように上受け皿
等に設置されたカード残度表示器等に定期的に視線を移
動する必要がなくなるので、可変表示遊技に集中するこ
とができる。また、遊技カードの貸し球残度やカード有
効情報などに関するメッセージ表示が特別図柄可変表示
部4aで行われることにより、該情報の確認見落としを
確実に防止することが可能となるので、確認を怠ったこ
とにより生ずる遊技者にとって不本意な状態の発生を未
然に防ぐことができる。
【0129】また、表示制御回路280Aにより、遊技
カードの貸し球残度やカード有効情報などに基づくメッ
セージ画像を遊技内容に関する画像(特図の変動表示画
像や大当たり表示画像、或いは、客寄せ用呼び込み表示
画像など)に合成して表示可能としたので、遊技者は、
特別図柄可変表示部4aにおいて可変表示遊技を視認し
つつ、同時に視線を移動することなく遊技カードの貸し
球残度やカード有効情報などの確認を行うことができ
る。
【0130】さらに、特別図柄可変表示部4aに遊技カ
ードに記憶される貸し球残度(有価価値情報)に基づく
メッセージ表示が可能となるので、遊技者に遊技カード
の貸し球残度情報を確実に認識させることができる。
【0131】また、特別図柄可変表示部4aに遊技カー
ドの使用可否情報に基づくメッセージ表示が可能となる
ので、遊技者に遊技カードの使用可否情報を確実に認識
させることができ、例えば、遊技カードに記憶される貸
し球残度がゼロになり、該遊技カードが無効になった
際、または誤ったカードが使用された際に、新たな、或
いは正当な遊技カードへの交換作業を遊技者にスムーズ
に行わせることができる。さらに、違法に変造された遊
技カードが使用された際に、その旨を特別図柄可変表示
部4aに表示することで、当遊技店で変造遊技カードが
使用できないことを周囲の遊技者をも含めて強くアピー
ルすることができ、変造遊技カードの使用を未然に防止
する効果がある。
【0132】以上、本発明を実施の形態例に基づいて具
体的に説明したが、本発明は上記実施の形態例に限定さ
れるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜に
変更可能であることは勿論である。
【0133】例えば、上記実施の形態例では、遊技カー
ド関連情報を特別図柄可変表示部4aに表示するととも
に、上受け皿105に設けられたカード操作部108の
残度表示器108aにも表示する構成としているが、こ
の残度表示器108aをなくし、特別図柄可変表示部4
aのみに遊技カード関連情報を表示する構成としてもよ
い。
【0134】また、この実施の形態例では、遊技内容に
関する表示画像と遊技カード関連情報に基づくメッセー
ジ画像とを画像合成して特別図柄可変表示部4aに表示
する際に、遊技カード関連情報に基づくメッセージ画像
を表示画面上の表示領域4c部分に合成表示する構成と
しているが、この表示領域4cの位置や大きさは上記実
施の形態例に限定されるものではなく、適宜に変更可能
であることは勿論である。加えて、上記実施の形態例か
ら、遊技内容に関する表示画像と遊技カード関連情報に
基づくメッセージ画像とを特別図柄可変表示部4aで切
替表示する構成としてもよいことは容易に推測できる。
【0135】なお、遊技機は、パチンコ遊技機の他、パ
チコン機、アレンジボール遊技機及び雀球遊技機などの
弾球遊技機、パチスロ、スロットマシーンなどでも良
い。また、複数種類の遊技状態とは、上記実施の形態で
挙げたものに限定されるものではなく、例えば、いわゆ
る第3種のパチンコ遊技機の権利発生の状態、スロット
マシーンのボーナスゲーム状態、中当たりや小当たりの
遊技状態、賞球の排出状態、遊技完了の状態など、様々
な遊技状態を含めても良い。
【0136】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、導出情報
入力手段により有価価値記憶媒体における有価価値記憶
媒体関連情報を導出するとともに、該導出情報を表示制
御手段に入力することで、画像表示装置に前記有価価値
記憶媒体関連情報に基づく画像表示が可能となる。
【0137】したがって、遊技者は、遊技内容に関する
表示と有価価値記憶媒体における有価価値記憶媒体関連
情報に関する表示とを画像表示装置の表示画面1箇所で
視認することが可能となり、従来のように上受け皿等に
設置されたカード残度表示器等に定期的に視線を移動す
る必要がなくなるので、可変表示遊技に集中することが
できる。また、前記有価価値記憶媒体関連情報に関する
画像表示が画像表示装置で行われることにより、該情報
の確認見落としを確実に防止することが可能となるの
で、確認を怠ったことにより生ずる遊技者にとって不本
意な状態の発生を未然に防ぐことができる。
【0138】請求項2記載の発明によれば、表示制御手
段により、有価価値記憶媒体関連情報に基づく画像を遊
技に関する画像に合成して表示可能としたので、遊技者
は、画像表示装置において可変表示遊技を視認しつつ、
同時に視線を移動することなく有価価値記憶媒体関連情
報の確認を行うことができる。
【0139】請求項3記載の発明によれば、画像表示装
置に有価価値記憶媒体に記憶される有価価値情報に基づ
く画像表示が可能となるので、遊技者に有価価値記憶媒
体の有価価値情報を確実に認識させることができる。
【0140】請求項4記載の発明によれば、画像表示装
置に有価価値記憶媒体の使用可否情報に基づく画像表示
が可能となるので、遊技者に有価価値記憶媒体の使用可
否情報を確実に認識させることができ、例えば、有価価
値記憶媒体に記憶される有価価値情報の残度(貸し球残
度)がゼロになり、該有価価値記憶媒体が無効になった
際、または不当な有価価値記憶媒体が使用された際に、
新たな、或いは正当な有価価値記憶媒体への交換作業を
遊技者にスムーズに行わせることができる。さらに、違
法に変造された有価価値記憶媒体が使用された際に、そ
の旨を画像表示装置に表示することで、当遊技店で、変
造された有価価値記憶媒体が使用できないことを周囲の
遊技者をも含めて強くアピールすることができ、変造さ
れた有価価値記憶媒体の使用を未然に防止する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るパチンコ遊技機の
正面側斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技盤の部分正面図である。
【図3】パチンコ遊技機の背面図である。
【図4】中継基盤を中心として排出発射制御回路、カー
ド操作部、表示制御回路、カード処理装置、球送り装
置、役物制御回路及び各枠装飾部材との間で交信される
信号線や電源供給線などの配線関係を詳しく示すブロッ
ク図である。
【図5】パチンコ遊技機の裏側に設置された、遊技系統
の制御を行う役物制御回路、及び表示制御回路等の主要
制御ブロック図である。
【図6】図5に示した表示制御回路のブロック図であ
る。
【図7】表示制御回路によって行われる特図の可変表示
装置の表示制御処理の制御処理手順のフローチャート
(表示制御のゼネラルフロー)である。
【図8】図7の表示制御のゼネラルフローが行われてい
る時に入った割り込み信号に基づいて行われる割り込み
処理のフローチャートである。
【図9】特別図柄可変表示部において可変表示遊技が行
われ、その特図の変動表示画像に遊技カード関連情報に
基づくメッセージ画像が画像合成されて表示される際の
表示画像の一例を示す図(その1)である。
【図10】特別図柄可変表示部において可変表示遊技が
行われ、その特図の変動表示画像に遊技カード関連情報
に基づくメッセージ画像が画像合成されて表示される際
の表示画像の一例を示す図(その2)である。
【図11】特別図柄可変表示部において可変表示遊技が
行われ、その特図の変動表示画像に遊技カード関連情報
に基づくメッセージ画像が画像合成されて表示される際
の表示画像の一例を示す図(その3)である。
【符号の説明】
1 遊技機の遊技盤 4 可変表示装置(画像表示装置) 4a 特別図柄可変表示部 4c 表示領域 100 パチンコ遊技機(遊技機) 108 カード操作部 108a カード残度表示器 108b 球貸しスイッチ 108c 返却スイッチ 108d 球貸し可能ランプ 108e カードデータ表示要求スイッチ 210A 排出発射制御回路 230 中継基板 232 信号変換回路 260A 役物制御回路 280A 表示制御回路(表示制御手段) 500 カード処理装置(導出情報入力手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の遊技状態を発生可能であっ
    て、該複数種類の遊技状態に応じた画像表示を行なう画
    像表示装置が設置されるとともに、有価価値記憶媒体の
    使用により遊技が可能とされる遊技機において、 前記画像表示装置の表示制御を行う表示制御手段と、 前記有価価値記憶媒体における有価価値記憶媒体関連情
    報を導出するとともに、該導出情報を前記表示制御手段
    に入力する導出情報入力手段とを備え、 前記画像表示装置に前記有価価値記憶媒体関連情報に基
    づく画像表示を可能としたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記表示制御手段により、前記有価価値
    記憶媒体関連情報に基づく画像を遊技に関する画像に合
    成して表示可能としたことを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記有価価値記憶媒体関連情報は、前記
    有価価値記憶媒体に記憶される有価価値情報であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記有価価値記憶媒体関連情報は、前記
    有価価値記憶媒体の使用可否情報であることを特徴とす
    る請求項1、2又は3記載の遊技機。
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