JPH09252956A - キャニスタのカバー装置 - Google Patents

キャニスタのカバー装置

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JPH09252956A
JPH09252956A JP8067994A JP6799496A JPH09252956A JP H09252956 A JPH09252956 A JP H09252956A JP 8067994 A JP8067994 A JP 8067994A JP 6799496 A JP6799496 A JP 6799496A JP H09252956 A JPH09252956 A JP H09252956A
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JP
Japan
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canister
connecting rod
plate
lid plate
lid
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JP8067994A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Moribe
智久 森部
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Hoshizaki Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニスタの放出口の閉鎖を確実に正確に行
えるようにする。 【解決手段】 放出口25を開閉する蓋板31は、上端
の揺動軸35を軸受片33の上縁に形成された軸受溝3
8に落とし込むことで揺動自由に支持される。ソレノイ
ド43が後向きに設置され、プランジャ44の先端に前
後方向の移動自由に設けられた作動板46の後端が固定
される。作動板46の前端側には連結片55が突設さ
れ、そこに開口された連結孔56に、揺動軸35の一端
を屈曲して設けられた連結棒36が嵌入されている。ソ
レノイド43が励磁されると、プランジャ44が吸引さ
れて作動板46が前進し、連結棒36が傾動しつつ蓋板
31が持ち上げられて開放する。励磁を解除すると、リ
ターンスプリング53のばね力で作動板46が後方に引
っ張られ、連結棒36を介して蓋板31が引き下げられ
て、放出口25が閉じられる。強い閉鎖力が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャニスタのカ
バー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、キャニスタから放出される粉
末茶をミキシングボウル内で湯によって溶解混合して飲
料用のお茶として注出するディスペンサが知られてい
る。一般的なキャニスタとしては実開平3−37586
号公報のもの等が挙げられる。上記公報のキャニスタ
は、底部にスクリュー装置が内蔵されており、スクリュ
ー装置を一定時間駆動させることで粉末茶を放出口へ向
けて送り出し、一定量の粉末茶を放出させるようにした
ものである。一方、キャニスタの下方にはその放出口か
ら放出された粉末茶を湯によって溶解させるミキシング
ボウルが配置されるのが通常であるため、キャニスタの
放出口はミキシングボウルから立ち昇る湯気に晒される
環境にある。そのままでは、放出口付近の粉末茶は湿気
を帯びてしまうため、放出口を開閉可能に設けられた蓋
板でカバーする必要が生ずる。従来このようなカバー装
置の一例としては、放出口の前面に蓋板を揺動自由に支
持して常には自重により閉鎖状態とする一方、ソレノイ
ドで駆動されるアクチュエータにより蓋板を押し上げて
開放するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで正規の粉末茶
の場合は、蓋板が開放された場合に放出口からさらさら
と円滑に落下させることができるため、アクチュエータ
を後退させて押し上げ力を除去すれば、蓋板が自重によ
り復動して放出口を閉め切ることができる。しかしなが
ら、粉末茶が輸送中や保存中に振動を受ける等によって
さらに細かく砕かれ、いわゆる微粉末状になっている
と、粘性が増したような状態となって、放出口に送り込
まれても円滑に落下されず、盛り上がった状態で放出口
に留まるおそれがある。そうすると、従来のように蓋板
の閉鎖を自重に頼っているものでは閉鎖力が弱いため
に、蓋板が盛り上がった粉末茶に突き当たったまま放出
口を完全に閉じ切れないと言う問題があった。本発明は
上記のような事情に基づいて完成されたものであって、
放出口の閉鎖を確実に正確に行えるようにしたキャニス
タのカバー装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明に係るキャニスタのカ
バー装置は、キャニスタに形成された原料放出用の放出
口の前面には、この放出口に接離して開閉する蓋板が揺
動可能に支持される一方、進退運動可能に装置された駆
動部材が前記蓋板と互いに連結され、駆動部材の進退運
動と連動して蓋板の開閉動作が行われる構成としたとこ
ろに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記蓋板は、その上端側に一体的に設けられた揺動
軸が軸受部材の上縁に切欠き形成された軸受溝に落とし
込まれることで、下端側が突き出されるような揺動可能
に支持されるとともに、前記揺動軸から下方に向けて突
設された連結棒の先端が前記駆動部材に形成された連結
孔に嵌合されることで、駆動部材と蓋板とが連結されて
いる構成としたところに特徴を有する。請求項3の発明
は、請求項2の発明において、前記連結棒は、蓋板の開
閉とともに傾動する間において、前記駆動部材から受け
る力の鉛直方向上向きの分力が作用しない姿勢を取るよ
うに設定されているところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用および効果】
<請求項1の発明>駆動部材と蓋板とが直接的に連結さ
れていて、駆動部材の駆動力により蓋体を閉鎖すること
ができる。すなわち蓋体の自重に頼る場合に比べて大き
い閉鎖力を得ることができる。そのため、蓋板の閉鎖を
阻害するように原料が放出口に盛り上がって留まってい
たとしても、それを崩しつつ蓋板を閉め切ることが可能
となる。
【0007】<請求項2の発明>連結棒の先端を駆動部
材の連結孔に嵌めつつ、揺動軸を軸受部材の軸受溝に落
とし込むことによって、蓋板の支持と、蓋板と駆動部材
との連結が行われる。すなわち組み付け作業を簡単に行
うことができる。
【0008】<請求項3の発明>連結棒が駆動部材から
力を受ける場合に、連結棒の姿勢によっては連結棒に対
して鉛直方向上向きの分力が作用する。ここで例えば駆
動部材の駆動源がソレノイドであって、電圧変動等によ
りソレノイドの力が通常よりも大きくなると、それに伴
い連結棒に作用する上向きの分力も大きくなる。一方揺
動軸は、上端開放の軸受溝に落とし込まれている構造で
あるから、過大な上向きの分力が作用すると蓋板が持ち
上げられつつ揺動軸が軸受溝から飛び出し、すなわち蓋
板が外れるおそれがある。その点、請求項3の発明で
は、蓋板が開閉して連結棒が傾動する間、駆動部材から
鉛直方向上向きの分力は受けないようになっているか
ら、例え駆動部材の駆動力に変動があったとしても、揺
動軸が軸受溝から飛び出す、すなわち蓋板が外れること
を未然に防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を給茶機に適用した
一実施形態を添付図面に基づいて説明する。まず、図1
ないし図4によって給茶機の全体構造を説明する。符号
1は給茶機の本体であって、その前面には前扉2がヒン
ジによって側方への揺動開閉可能に装着されており、図
示しないテーブル上に載置されて使用される。前扉2の
表面上部には、図1に示すように、注出操作用のボタン
(この実施形態では茶用ボタン3と湯用ボタン4)ある
いは表示ランプ等が配された操作パネル5が設けられて
いる。前扉2の下部には注出部6が凹み形成され、その
下面にはコップ等を載置するすのこ状の受け皿7が設け
られており、さらに受け皿7の下面側が取り外し可能に
装着されたドレンパン8で覆われている。
【0010】本体1内の底部にはヒータ9を内蔵した貯
湯タンク10が固定され、その上部に給水タンク11が
配置されている。給水タンク11は、その前面に操作用
の把手12が取り付けられるとともに、貯湯タンク10
の上面に対し詳しくは図示しないがタンク受け台を介し
て載置され、本体1に対して取り出し可能に組み込まれ
ている。また、給水タンク11の下面にはバルブを内蔵
する給水筒14が突設され、給水タンク11が貯湯タン
ク10上にセットされるとバルブが開放し、重力の作用
によって貯湯タンク10への給水およびその停止がなさ
れ、通常は一定の基準水位が維持されるようになってい
る。
【0011】貯湯タンク10内には水位を検出するため
のフロート付き給水量調整ユニット15が設けられてお
り、このフロート付き給水量調整ユニット15によって
検出された水位に応じて、上記のように給水タンク11
からの給水量の調整がなされ、さらに貯湯タンク10内
のヒータ9に対する通電制御がなされるように回路構成
がされている。また、貯湯タンク10の後部には同タン
ク10内の湯を汲み上げるための揚水ポンプ16が取り
付けられている。この揚水ポンプ16には給湯用の配管
17が接続されており、同配管17は本体1内の側壁に
沿って設けられ、前扉2側へ延長されて後記するミキシ
ングボウル18へ臨んでいる。但し、前扉2が開閉する
関係上、給湯用配管17のうち、前扉2側との接続部分
のみは可撓性および耐熱性を有するホース19によって
接続されている。揚水ポンプ16は茶用ボタン3の操作
により、図示しないタイマーを介して所定時間だけ駆動
されるようになっている。
【0012】一方、本体1内の上部には、粉末茶を貯溜
するキャニスタ21が配されている。このキャニスタ2
1は本体1内の上部に架設された支持台20に載置され
ている(図5〜図8参照)。支持台20は板材を伏コ字
形に曲げて形成されるとともに前面板20aを有してお
り、キャニスタ21は支持台20上にその前部側を本体
1から突出させた状態で取付けられている。キャニスタ
21は機器に向かって左右方向に幅狭でかつ前後方向に
漏斗状に形成されており(図2、図3参照)、上部の開
口面にはカバー22が被せられている。カバー22の前
部側(図4では左側)には、薄肉のヒンジを介して開閉
蓋23が形成されており、開閉蓋23を開けることによ
り粉末茶の補給ができるようになっている。
【0013】キャニスタ21の底部には粉末茶の放出部
24が形成されており、その一端側は前方へ延出すると
ともに、その端面は傾斜面となっていて斜め上向き開口
する放出口25が形成されている。また、放出部24内
には粉末茶を搬出するためのスクリュー装置26が組み
込まれている。このスクリュー装置26は、キャニスタ
21の放出部24内に水平にかつ回転可能に支持された
スクリュー体27を有し、その前端は放出口25の近傍
にまで延びている。スクリュー体27の後端は放出部2
4の奥壁を貫いて突出して、キャニスタ21の背面下部
に設けられたモータ28に連係され、スクリュー体27
を緩速回転可能としている。そして、モータ28が茶用
ボタン3の操作によって図示しない別のタイマーに設定
された時間(前記した給湯動作の設定時間よりも短い)
だけ駆動することによって、一定量の粉末茶を前方へ送
り出し、放出口25より押し出して飛散防止用のガイド
29を介してミキシングボウル18へと放出させること
ができるようになっている。
【0014】上記したキャニスタ21の放出口25には
蓋板31が開閉可能に設けられている。その開閉機構を
図5ないし図8によって詳細に説明する。蓋板31は放
出口25の前面を閉鎖可能な形状に形成されており、支
持台20の前面において放出口25を挟む左右両側に配
された一対の軸受片33によって支持されるようになっ
ている。すなわち、蓋板31の上縁には揺動軸35が一
体的に取り付けられており、その両端が蓋板31の側方
に突出されているとともに、一端側(図8の手前側)
は、詳しくは後記するように下向きに屈曲されて、連結
棒36が形成されている。一方、両軸受片33はその基
端部に折曲げ形成された取付部37を支持台20の前面
板20aにビス止めすることによって取り付けられ、各
軸受片33の上縁には、縦方向に切欠かれた軸受溝38
が形成されている。すなわち蓋板31は、揺動軸35の
両突出部分を各軸受片33の軸受溝38に落とし込むこ
とによって、揺動が許容された状態で支持される。
【0015】一方、支持台20の上面においてキャニス
タ21の側方にはソレノイド43等を支持するための支
持枠40が配されている。この支持枠40は両端に固定
用の張り出し片41を有し全体は下向きのコ字形をなし
て形成され、その内側上面にはケーシング内に収容され
たソレノイド43が吊り下げ支持されている。ソレノイ
ド43は軸線方向に往復運動可能なプランジャ44を有
し、プランジャ44が後方に突出した向きで取り付けら
れている。
【0016】ソレノイド43とキャニスタ21との間に
は、プランジャ44と蓋板31とを連結する作動板46
が前後方向(図6,7の左右方向)の移動自由に設けら
れている。この作動板46の後端部上面からは、キャニ
スタ21と反対側に突出した取付片47が設けられて、
その先端が下方に折曲げられており、その折曲部分がプ
ランジャ44の先端の一側に削成された取付面にビス4
8で止められて固定されている。作動板46の前端側
は、支持台20上に立設された二股状の弾性ガイド部材
50の間に差し込まれ、また後端の下面が受け板51で
受けられて、上記のように前後方向の移動自由に支持さ
れている。また、作動板46と支持枠40の後面板40
aとの間には、リターンスプリング53が装着されてい
る。したがってソレノイド43が励磁されてプランジャ
44が吸引されると、リターンスプリング53の弾力に
抗して作動板46が前方(図6の右方)に移動し、励磁
が解除されると、作動板46がリターンスプリング53
の復元弾力で引張されて後方に復帰するようになってい
る。
【0017】作動板46の前端部の上面には、キャニス
タ21と反対側に突出するようにして連結片55が形成
されており、その連結片55には、上記した蓋板31の
揺動軸35に設けられた連結棒36が嵌合される連結孔
56が開口されている。この連結孔56は、プランジャ
44の軸線の前方への延長線上において上下方向に開口
している。連結棒36は、既述したように揺動軸35の
一端を下向きに屈曲して形成されているとともに、連結
棒36自体も長さ方向の途中で少し屈曲されてく字形に
形成されている。この連結棒36は、蓋板31の揺動軸
35が軸受溝38に落とし込まれつつ連結孔56内に嵌
合可能とされ、揺動軸35が軸受溝38の底部に達した
ところで、連結棒36の屈曲部分のすぐ上の部分が連結
孔56と対応するようになっている。なお連結孔56
は、こじりが生じないように、連結棒36の直径よりも
大きい直径に形成されている。
【0018】また、図6に示すように蓋板31が放出口
25を閉じた状態では、く字形をなす連結棒36の上部
側36aが屈曲部分を後方に突出させた斜め姿勢を取
り、下部側36bが鉛直姿勢を取る。一方、図7に示す
ように蓋板31が開いた状態では、連結棒36の上部側
36aが鉛直姿勢を取り、下部側36bがその下端を前
方に突出させた斜め姿勢を取るように設定されている。
【0019】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作動を説明する。蓋板31を組み付ける場合
には、蓋板31の連結棒36を作動板46の連結孔56
に差し込みつつ、揺動軸35の突出部分を対応する軸受
片33の軸受溝38に落とし込む。これにより、蓋板3
1が一対の軸受片33に揺動自由に支持され、また蓋板
31と作動板46とが連結される。リターンスプリング
53が装着されると、その弾力により作動板46が後方
に引張されて、図6に示すように蓋板31が閉じた状態
に保持される。
【0020】お茶を注出すべく操作パネル5の茶用ボタ
ン3を押すと、ソレノイド43が励磁されてプランジャ
44が吸引され、作動板46がリターンスプリング53
の弾力に抗して前方に移動する。そうすると連結棒36
が押されて前方に傾動することで、揺動軸35がその軸
線を中心として図6の反時計回り方向に回動し、図7に
示すように、揺動軸35と一体に設けられた蓋板31が
上方に揺動して放出口25が開放される。この蓋板31
の開放動作と連動して、スクリュー装置26が駆動され
ることにより、キャニスタ21内の粉末茶が一定量送り
出されて放出口25より落下し、ガイド29を通してミ
キシングボウル18へと導入される。それとともに、貯
湯タンク10内の湯が汲み上げられてミキシングボウル
18へと湯の注出がなされる。
【0021】所定時間が経過してスクリュー装置26が
停止すると、それとともにソレノイド43の励磁が解除
される。そうすると作動板46はリターンスプリング5
3の復元弾力によって後方へ復動し、それに伴い連結棒
36が後方に傾動するように引っ張られ、蓋板31が下
方に揺動して放出口25が再度閉じられる。なお、その
後一定時間は給湯動作が継続されるので、ミキシングボ
ウル18内の粉末茶は完全に溶解混合され、飲料用のお
茶となって注出されることとなる。
【0022】ここで、粉末茶が輸送中や保存中に振動を
受ける等によって正規よりもさらに細かく砕かれ、いわ
ゆる微粉末状となってキャニスタ21内に貯留されてい
ると、粘性が増したような状態となって、スクリュー装
置26で放出口25に送り込まれても円滑に落下され
ず、図7の符号xに示すように盛り上がった状態で放出
口25に留まる場合があり得る。そうすると、従来のよ
うに蓋板31の閉鎖を自重に頼っているものでは閉鎖力
が弱いために、蓋板31が盛り上がった粉末茶xに突き
当たったまま放出口25を完全に閉じ切れないことがあ
る。その点本実施形態では、連結棒36が連結孔56に
差し込まれた状態で、作動板46と蓋板31とが直接的
に連結されているから、リターンスプリング53のばね
力と自重の両方で蓋板31を閉じることができる。すな
わち、蓋板31の自重に頼る場合に比べて大きい閉鎖力
を得ることができるため、盛り上がった粉末茶xを崩し
つつ蓋板31を閉め切ることができる。したがって、粉
末茶が熱気に晒されて湿気を帯びることがない。
【0023】また組み付けに際しては、連結棒36の先
端を作動板46の連結孔56に嵌めつつ、揺動軸35を
軸受片33の軸受溝38に落とし込むことによって、蓋
板31の支持と、蓋板31と作動板46との連結が行わ
れるので、簡単に組み付けを行うことができる。
【0024】なお、上記のように揺動軸35を上端開放
の軸受溝38に落とし込むことで支持し得る構造とした
ため、例えば電圧変動等によりソレノイド43の力が通
常よりも大きくなって、それに伴い連結棒36に上向き
の力が過大に作用すると、蓋板31が持ち上げられつつ
揺動軸35が軸受溝38から飛び出し、すなわち蓋板3
1が外れることが懸念されるが、本実施形態ではそのよ
うな心配がない。
【0025】すなわち、ソレノイド43の押圧力を受け
る連結棒36の上部側36aは、蓋板31が閉鎖した状
態では、屈曲部が後方に突出した傾斜姿勢を取り、蓋板
31が開放されたときに鉛直姿勢を取るように設定され
ている。そのため、蓋板31が閉鎖された状態から押圧
力を受けた場合、連結棒36の上部側36aが上記の傾
斜姿勢にあることによって、押圧力の鉛直方向の分力に
ついては常に下向きに作用する。また、蓋板31が完全
に開いた状態では、連結棒36の上部側36aが鉛直姿
勢となることから、押圧力Fは図7の矢線に示す水平方
向に作用して、鉛直方向の分力は生じない。すなわち、
ソレノイド43の押圧力で蓋板31が開放される間、連
結棒36に鉛直方向上向きの分力は生じない。したがっ
て、電圧変動によりソレノイド43の力が通常よりも大
きくなり、過大な押圧力が作用したとしても、連結棒3
6すなわち揺動軸35を下方に押し付けるような力は作
用しても、それを持ち上げるような力は作用しない。そ
のため、揺動軸35が軸受溝38から飛び出す、すなわ
ち蓋板31が外れることが確実に防止される。
【0026】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)作動板と蓋板とを互い連結させて蓋板を駆動力に
より開閉させるということに関しては、蓋板が水平方向
へ開閉するものについても同様に適用することができ
る。 (2)駆動源としてはソレノイドに限らず、例えばエア
シリンダであってもよく、また往復移動式に限らず回転
式のものであってもよい。 (3)さらに本発明は、給茶機のキャニスタ以外のキャ
ニスタ全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る給茶機の正面図で
ある。
【図2】 その内部構造を示す側面図である。
【図3】 前扉を開放した状態の平面図である。
【図4】 キャニスタの一部切欠側面図である。
【図5】 蓋板の開閉機構部分を示す正面図である。
【図6】 蓋板の閉止時における側面図である。
【図7】 同じく開放時における側面図である。
【図8】 蓋板の開閉機構部分の斜視図である。
【符号の説明】
21…キャニスタ 25…放出口 31…蓋板 33…
軸受片 35…揺動軸 36…連結棒 36a…(連結棒36の)上部側 38
…軸受溝 43…ソレノイド 46…作動片(駆動部
材) 56…連結孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャニスタに形成された原料放出用の放
    出口の前面には、この放出口に接離して開閉する蓋板が
    揺動可能に支持される一方、進退運動可能に装置された
    駆動部材が前記蓋板と互いに連結され、駆動部材の進退
    運動と連動して蓋板の開閉動作が行われる構成としたこ
    とを特徴とするキャニスタのカバー装置。
  2. 【請求項2】 前記蓋板は、その上端側に一体的に設け
    られた揺動軸が軸受部材の上縁に切欠き形成された軸受
    溝に落とし込まれることで、下端側が突き出されるよう
    な揺動可能に支持されるとともに、前記揺動軸から下方
    に向けて突設された連結棒の先端が前記駆動部材に形成
    された連結孔に嵌合されることで、駆動部材と蓋板とが
    連結されていることを特徴とする請求項1記載のキャニ
    スタのカバー装置。
  3. 【請求項3】 前記連結棒は、蓋板の開閉とともに傾動
    する間において、前記駆動部材から受ける力の鉛直方向
    上向きの分力が作用しない姿勢を取るように設定されて
    いることを特徴とする請求項2記載のキャニスタのカバ
    ー装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011072531A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Hoshizaki Electric Co Ltd 粉末原料供給装置
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