JPH08167072A - キャニスタのカバー装置 - Google Patents

キャニスタのカバー装置

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Publication number
JPH08167072A
JPH08167072A JP25694195A JP25694195A JPH08167072A JP H08167072 A JPH08167072 A JP H08167072A JP 25694195 A JP25694195 A JP 25694195A JP 25694195 A JP25694195 A JP 25694195A JP H08167072 A JPH08167072 A JP H08167072A
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JP
Japan
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canister
lid plate
discharge port
magnet
tea
Prior art date
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Pending
Application number
JP25694195A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hirano
明彦 平野
Kazumi Toritani
千美 鳥谷
Motoki Nojiri
野尻  元己
Tomohisa Moribe
智久 森部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャニスタにおけるカバー装置の組み付け性
および衛生面を向上させる。 【解決手段】 キャニスタ20の底部に形成医された放
出口23を開閉可能な蓋板27を設ける。蓋板27は回
転軸28によって支持されており、回転軸28は蓋板2
7の側方へ延出した後、下向きに屈曲している。一方、
キャニスタ2ーの側方には蓋板27を開閉動作させるた
めのソレノイドSOLが固定されている。ソレノイドS
OLはそのオン・オフによって前後動する作動片37が
接続されているとともに、作動片37の先端部には磁石
Mが取り付けられ、回転軸28の屈曲部分を吸着させて
いる。また、蓋板27には放出口23周りを取り囲むよ
うにして飛散防止片50が形成されている。蓋板27が
閉じたときに放出口23周りに付着していた粉末茶の飛
散領域を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、キャニスタのカ
バー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、キャニスタから放出される粉
末茶をミキシングボウル内で湯によって溶解混合して飲
料用の「お茶」として注出するディスペンサが知られて
いる。一般的なキャニスタとしては実開平3ー3758
6号公報のもの等が挙げられる。この公報で開示されて
いるキャニスタは、底部にスクリュー装置が内蔵されて
おり、このスクリュー装置を一定時間駆動させることで
粉末茶を放出口へ向けて送り出し、一定量の粉末茶を放
出させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公報のものでは次のような解決すべき点がある。すな
わち、キャニスタの下方にはその放出口から放出された
粉末茶を湯によって溶解させるミキシングボウルが配置
されるのが通常であるため、キャニスタの放出口はミキ
シングボウルから立ち昇る湯気に晒される環境にある。
このままでは、放出口付近の粉末茶は湿気を帯びてしま
うため、放出口を蓋板によって覆うことが考えられる。
こうした場合、図14および図15に示すように、蓋板
75は例えばソレノイドSOL等と接続してソレノイド
SOLの励磁によって開閉動作を行わせるようにするの
が通常であり、また蓋板75とソレノイドSOLの接続
にあたっても、蓋板75の回転軸76をソレノイドSO
Lの励磁に連動して前後動する作動片74の先端に貫通
して形成された差し込み孔77へ差し込んで接続する、
というのが一般的に採られる構造と思われる。このよう
な構造のものにおいて、蓋板75の組み付け作業を行う
場合には、予めキャニスタ71の側部にソレノイドユニ
ット(ソレノイド、作動片等)を固定しておき、その後
に蓋板75の回転軸76の先端を作動片74の差し込み
孔77へ差し込む、という手順を経る。ところで、蓋板
75の回転軸76は差し込み孔77への差し込みと同時
に、その水平をなす部分が受け片73の切り欠き溝78
へ嵌め入れられるのであるが、小径の差し込み孔77へ
の嵌め入れは必ずしも円滑に行うことができる作業では
ない。したがって、ラフな組み付けがなされると差し込
みミスが生じる。切り欠き溝78への差し込みミスは蓋
板75全体の取付け姿勢が大きく傾いたりするため、一
目でそのミスが発見できるが、差し込み孔77への差し
込みミスがあっても切り欠き溝78への嵌め入れが正規
になされていると、蓋板75は一応の取付け姿勢が得ら
れていることから、ミスは発見されにくい。例えば、差
し込み孔77への差し込みミスというのは、回転軸76
は差し込み孔77が設けられている片の前側に位置する
というものであり、この場合には、蓋板75は放出口7
2を開放状態にしてしまうため、重大な作業ミスとな
る。差し込み孔77をより大径にすれば、差し込み作業
の困難さは緩和されるが、がたつきが原因となって動作
時の異音の問題を生じさせる。
【0004】さらに、このような構造では次の問題も生
じる。すなわち、蓋板75の開閉が長期間にわたって繰
り返されると、回転軸76と差し込み孔77の孔縁との
間で擦れ合いが生じ、金属粉が落下する、という衛生上
の問題を生じる。さらにまた、衛生上の観点からは次の
点も指摘される。放出口72から粉末茶が放出された後
は、放出口72の開口縁に微量ではあるが粉末茶のはみ
出し部分が残ることがある。このようなはみ出し部分を
残したままで蓋板75が閉じられると、蓋板75によっ
てはみ出し部分が潰される。すると、はみ出し部分は放
出口の開口縁に留まることができず、落下する。このと
き、蓋板の閉止動作に伴う空気流の影響を受けて、粉末
茶は周辺に飛散することとなっていた。本発明は上記し
た事情に鑑みて開発工夫されたものであり、その目的と
するところは、組付け性に優れることおよび衛生面を向
上させることができるキャニスタのカバー装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1の発明の構成は、キャニスタには内部に収
納された原料を放出するための放出口が形成されるとと
もに、この放出口を開放可能に閉止する蓋板が回動可能
に支持される一方、前記蓋板側とこの蓋板を開閉動作さ
せるための駆動源とが磁石によって接続されていること
を特徴とするものである。また、請求項2の発明の構成
は、キャニスタには、内部に収納された原料を放出する
ための放出口が形成され、かつ放出口にはここを開放可
能に閉止する蓋板が回動可能に支持されるとともに、前
記蓋板および放出口近傍部位のいずれか一方には放出口
周りを取り囲むようにして、原料の飛散防止のための飛
散防止片が設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、蓋板の組み付け時に
は、駆動源側と蓋板側の接続部分を接触させるだけで、
磁石の吸着力に基づいてこの間の接続が確保され、駆動
源側からの駆動力を蓋板側へ伝達する経路が形成され
る。かくして、キャニスタの放出口は常には蓋板によっ
て閉止されているが、原料を放出させる際に駆動源が駆
動すると、駆動源側と蓋板側とは磁石によって接続状態
となっているため、駆動源からの駆動力が蓋板に伝達さ
れて蓋板が放出口を開放するように作動する。請求項2
の発明によれば、原料の放出後に蓋板が閉止する場合、
飛散しようとする原料は、飛散防止片が放出口を取り囲
むようにして設けられていることから、原料の飛散は飛
散防止片の内側領域でのみ行われるため、周辺への飛び
散りが有効に規制される。
【0007】
【発明の効果】本発明の効果は次のようである。請求項
1の発明によれば、駆動源側と蓋板側とを磁石によって
接続するようにしたため、双方を接触させるだけで接続
をなしうるため、作業を簡単に行うことができる。つま
り、ラフな組み付けによって当所は双方が離間状態にあ
っても、磁石の吸引力によって接続状況が自動的に確保
されるため、正規の組み付け状態が自動的に確保され
る。請求項2の発明によれば、飛散防止片によって原料
の飛散が防止されるため、キャニスタ内部を衛生的に保
つことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施形
態を図面にしたがって詳細に説明する。 ー実施形態1ー 図1は本形態の飲料ディスペンサの正面図であり、図示
しないテーブル上に載置された状態で使用される。この
飲料ディスペンサは図2に示すように、ディスペンサ本
体1(以下、単に本体1という。)と、その前面にヒン
ジによって開閉可能に装着された前扉2とから構成され
ている。前扉2は図1に示すように、その前面上部に注
出操作用のボタン(本形態では茶用ボタン3と湯用ボタ
ン4)あるいは表示ランプ等が配された操作パネル5が
設けられている。また、前扉2の下部には注出部6が凹
み形成され、その下面にはコップ等を載置可能な受け皿
7が設けられている。受け皿7はすのこ状に形成され、
その下方に取り外し可能に装着されたドレンパン8を覆
蓋している。
【0009】本体1内の底部にはヒータ9を内蔵する貯
湯タンク10が固定され、その上部には給水タンク11
が配置されている。このように本形態のものは両タンク
10,11を本体1の下部に配置することで全体を低重
心化し、これによってスリム化を達成したものである。
このうち給水タンク11はその前面に操作用の把手12
が取り付けられるとともに、貯湯タンク10の上面に対
し詳しくは図示しないがタンク受け台を介して載置さ
れ、本体1に対して取り出し可能に組み込まれている。
また、給水タンク11の下面にはバルブを内蔵する給水
筒14が垂下し、給水タンク11が貯湯タンク10上に
セットされるとバルブが開放し、重力の作用によって貯
湯タンク10への給水およびその停止がなされるように
なっており、通常は一定の基準水位が維持されるように
なっている。
【0010】貯湯タンク10内には水位を検出するため
のフロート付き給水量調整ユニット15が設けられてお
り、このフロート付き給水量調整ユニット15によって
検出された水位に応じて、上記した如く給水タンク11
からの給水量の調整がなされ、さらに加えて貯湯タンク
10内のヒータ9に対する通電制御がなされるよう、回
路構成がされている。また、貯湯タンク10の後部には
同タンク10内の湯を汲み上げるための揚水ポンプ16
が取り付けられている。この揚水ポンプ16には給湯用
の配管17が接続されており、同配管17は本体1内の
側壁に沿って設けられ、後に説明するが前扉2側へ延長
されてミキシングボウル18へ臨んでいる(図2、図3
参照)。但し、前扉2が開閉する関係上、給湯用配管1
7のうち、前扉2側との接続部分のみは可撓性および耐
熱性を有するホース19によって接続されている。ま
た、揚水ポンプ16は茶用ボタン3の操作によって第2
タイマー(図示しない)に設定された時間(T1)だけ
駆動されるようになっている。
【0011】一方、本体1の上部には粉末茶を貯溜する
キャニスタ20が配されている。このキャニスタ20は
本体1内の上部に架設された支持台30に載置されてい
る(図6〜図9参照)。支持台30はその四辺を下方へ
折曲げて形成したものであり、キャニスタ20は支持台
30上にその前部側を本体1から突出させた状態で取付
けがなされている。キャニスタ20は機器に向かって左
右方向に幅狭でかつ前後方向に漏斗状に形成されており
(図2,図4参照)、上部の開口面はカバー21によっ
て閉止されている。但し、カバー21の前部側(図5で
は左側)が薄肉のヒンジ縁22によって開閉可能となっ
ており、ここから粉末茶の補給ができるようになってい
る。
【0012】キャニスタ20の底部には粉末茶の放出部
20aが形成されており、その一端側は前方へ延出する
とともに、その端面には斜め上向き開口する放出口23
が形成されている。また、放出部20a内には粉末茶を
搬出するためのスクリュー装置24が組み込まれてい
る。このスクリュー装置24は、キャニスタ20の放出
部20a内に水平にかつ回転可能に支持されたスクリュ
ー体24aを有し、その前端は放出口23の近傍にまで
延びている。スクリュー体24aの後端はキャニスタ2
0の奥側壁面を貫いて突出し、キャニスタ20の背面下
部に取り付けられたモータ25に連係され、スクリュー
体24aを緩速回転可能としている。そして、モータ2
5が茶用ボタン3の操作によって第1タイマー(図示し
ない)に設定された時間T2(T2<T1)だけ駆動す
ることによって、一定量の粉末茶を前方へ送り出し、放
出口23より押し出して飛散防止用のガイド49を介し
てミキシングボウル18へと放出させることができるよ
うになっている。
【0013】また、上記した放出口23には蓋板27が
開閉可能に設けられており、この蓋板27は支持台30
の前面において放出口20aを挟む位置に配された左右
一対の受け片29によって支持されている。すなわち、
蓋板27の上縁には回転軸28が取り付けられており、
この回転軸28は側方へ延出された後、下向きに屈曲し
その下端寄りの位置には磁性体よりなる円盤状の吸着板
34が接続されている。これに対し、両受け片29はそ
の基端部に折曲げ形成された取付け部29aを支持台3
0へビス止めすることによって取り付けられているとと
もに、取付け部29aからは起立部29bが上方へ向け
て形成されている。そして、一方の受け片29(図6に
おける右側のもの)の起立部29bには回転軸28の先
端が差し込まれる受け孔32が開口している。他方の受
け片29(図6における左側のもの)には上縁から受け
溝31が下向きに切り欠き形成されている。回転軸28
は受け孔32と受け溝31に水平に差し込まれ、これに
よって蓋板27が回動を許容された状態で支持される。
【0014】一方、支持台30の上面においてキャニス
タ20の側方にはソレノイドSOL等を支持するための
支持枠35が配されている。この支持枠35は両端に固
定用の張り出し片を有し全体は下向きコの字状をなして
形成され、その内側上面には取付け枠35bを介してソ
レノイドSOLが吊り下げ支持されている。ソレノイド
SOLは軸方向へ往復動可能な駆動軸36を有し、かつ
この駆動軸36は取付け枠35bの後方へ突出し、さら
に駆動軸36の先端には作動片37に対する連結用の割
溝38が形成されている。作動片37は支持枠35のキ
ャニスタ20寄りの側方に前後方向に沿って配されてお
り、その後端側は駆動軸36側へ向けて折曲げられてい
て、前記割溝38に差し込まれてネジによって駆動軸3
6と連結されている。したがって、ソレノイドSOLの
励磁に伴って駆動軸36が吸引されると、これに連動し
て作動片37が前方(図8に示す右方)へ変位すること
になる。そして、その戻しのために、作動片37の内側
面と支持枠35の後壁の内面との間にはリターンスプリ
ング44が介在されている。
【0015】作動片37の前端側は片側の受け片29の
側方を通過した後、直角に折曲げられて支承部40とな
っており、この支承部40の中央部には吸着具33の前
部が抜けないような状態で嵌め入れられている。一方、
この支承部40の後方であって支持台30の上面にはマ
グネットホルダー42が配されている。マグネットホル
ダー42は支持枠35の前方においてL字状をなして固
定されており、その起立部分の中央部には挿通孔43が
開口している。挿通孔43は吸着具33の前後動を許容
するような孔径をもって形成されているが、吸着具33
が前後動する際に、吸着具33が前進端に至った時(図
8状態)にも吸着具33の後端側が一部引っ掛かり、脱
落しないようになっている。
【0016】吸着具33は樹脂材によってほぼ円柱形状
に成形されるとともに、図10に示すように、その前端
面には磁石M(永久磁石)等の吸着手段が埋設されてい
る。同図に示すように、磁石Mは略コの字形状に形成さ
れており、その両端のN,Sの磁極部分m1,m2を吸
着具33の前端面から突出させた状態で組み込んであ
る。また、磁石Mは通常時には回転軸28の吸着板34
を両磁極部分m1,m2に吸着させて、これらによって
閉じた磁気回路を形成するようにしている。これによっ
て、小型の磁石Mでありながらも強力な吸着力をもって
吸着板34を接続状態に保持する一方、このときには蓋
板27が放出口23の口縁に密着して放出口23を密封
しているが、ソレノイドSOLの励磁に伴って作動片3
7を介して吸着具33が前方へ押し出されると、図8に
示すように回転軸28は傾動するため、吸着板34は下
側に位置する磁極部分から離間することになる。
【0017】次に、上記のように構成された本形態の作
用効果を具体的に説明する。まず、機器に対して電源が
投入されると、貯湯タンク10内に一定水位以上の水が
入っていることを条件に貯湯タンク10内のヒータ9に
対する通電がなされ、同タンク内の水が一定温度にまで
加熱される。一方、貯湯タンク10内が一定温度に達し
ている状態で、「お茶」を注出するべく、コップを受け
皿7上にセットして操作パネルの茶用ボタン3を押す
と、ソレノイドSOLが励磁して駆動軸36が吸引され
る。それに伴って作動片37と共に吸着具33が前方へ
変位する。これによって、吸着板34が押されて回転軸
28が、受け孔32および受け溝31に保持されている
部分を中心に傾動するため、吸着板34が磁石Mから離
間する結果、蓋板27が放出口23を開放する。また、
上記した蓋板27の開放動作と連動して、キャニスタ2
0のモータMが駆動し、スクリュー装置24が駆動する
ため、キャニスタ20内の粉末茶が一定量送り出され放
出口23より落下する。放出口23より放出された粉末
茶はガイド49を通してミキシングボウル18へと導入
される。
【0018】他方、茶用ボタンを押すと、揚水ポンプ1
6が駆動を開始する。これにより、貯湯タンク10内の
湯が汲み上げられ給湯用配管17を通してミキシングボ
ウル18へと湯の注出がなされる。そして、図示しない
第1タイマーのタイムアップによってスクリュー装置2
4のモータが停止するとともに、ソレノイドSOLが消
磁する。これによって作動片37を前方へ押し出す力が
失われるので、作動片37はリターンスプリング44に
よって後方へ復帰し、それに伴って吸着具33が吸着板
34を吸着しつつ後退するため、再度、蓋板27が放出
口23を閉じる。
【0019】しかし、第1タイマーがタイムアップして
も、第2タイマー(図示しない)は未だタイムアップし
ておらず、揚水ポンプ16による給湯動作は依然として
継続しているため、ミキシングボウル18内の粉末茶は
完全に溶解混合され、飲料用の「お茶」となって抽出さ
れる。そして、第2タイマーもタイムアップすると、揚
水ポンプ16に対する通電が停止するため、茶の注出動
作が完了する。ところで、本実施例の蓋板27を組み付
ける場合には、回転軸28の一端(図6において右端)
を受け片29の受け孔32に挿通させた後、他端(図6
において左端)を受け片29の受け溝31内に落とし込
み、吸着板34を磁石Mに接触させるだけで双方を簡単
に接続できる。また、従来のように回転軸28を小径の
孔へ差し込むことによって組み付けるのではなく、組付
けにあたっては吸着板34を磁石Mの近傍に位置させれ
ば、磁石Mの吸引力によって自動的に接続状況が得られ
るため、誤組み付けの問題もない。さらには、この場合
には作業者は磁石Mの吸着時の感触が得られるため、正
規の接続状態が得られたことが確実に感得される、とい
う利点もある。
【0020】さらに、磁石Mによって吸着して接続させ
ているので、従来のように差し込み孔内で回転軸が擦れ
合うこともないため、摩耗に伴う鉄粉が生じることがな
く、衛生的である。 ー実施形態2ー 実施形態2は、蓋板27の裏面に粉末茶の飛散を防止す
るための飛散防止片50を一体的に形成したものであ
り、他の基本的構成は実施形態1と同様であるため、図
面中に同一符合を付すことでその詳細な説明は省略す
る。さて、飛散防止片50は放出口23が形成されてい
る筒状突出部51の先端部を、三方から取り囲むように
したものであり、全体は下向きコの字をなす、つまりガ
イド49側へ向けて開口する枠状に配されている。ま
た、飛散防止片50は所定高さをもって蓋板27裏面か
ら突出するようにしてあり、本実施形態では蓋板27が
放出口23を開放した状態でも、放出口23の開口面が
飛散防止片50によって露出しないよう、その高さ設定
がなされている。上記のように構成された実施形態2に
よれば、実施形態1と同様にして「お茶」を注出すべく
茶用ボタン3が押されると、ソレノイドSOLが励磁し
て蓋板27が放出口23を開放する。その一方で、モー
タMによってスクリュー装置24が駆動すると、キャニ
スタ20内の粉末茶が放出口23より定量だけ押し出さ
れ、ガイド49を通してミキシングボウル18へと落下
する。他方、揚水ポンプ16が駆動し給湯用配管17を
通してミキシングボウル18へと湯の注出がなされるた
め、粉末茶を溶解混合した結果、「お茶」として注出さ
れる。前述したように、揚水ポンプ16による給湯動作
の完了前に、スクリュー装置24のモータMが停止し、
ソレノイドSOLが消磁すると、蓋板27はリターンス
プリング44のばね力によって再度放出口23を閉じる
よう動作する。前述した通り、粉末茶の放出がなされた
後には、放出口23の開口縁から粉末茶が一部はみ出し
て取り残されることがある。このままで蓋板27が閉じ
ると、蓋板27の裏面によってはみ出し部分が潰される
ため、同部分は粉々になって飛散しようとする。しか
し、本形態では放出口23が蓋板27によって閉じられ
たとき、放出口23周りは飛散防止片50によって三方
が覆われ、ガイド49側のみへ開放するようにしている
ため、放出口23の開口縁周りに付着していた粉末茶
は、飛散防止片50によって取り囲まれた領域内に飛散
する領域が制限されるため、周辺への落下はなく、ガイ
ド49側へのみ落下を許容される。したがって、キャニ
スタ内部に粉末茶が飛散してしまう事態が著しく緩和さ
れ、内部を衛生的に保つことができる。なお、本発明は
種々の変更が可能であり、次のような変形例も本発明の
技術的範囲に含まれる。 実施形態1では回転軸28から延出形成された部分を
磁石Mに接続させるようにしているが、蓋板27自身を
磁石M側に突出するように一部に張り出し部分を設け、
直接蓋板27を磁石Mに吸着させるようにしてもよい。
また、磁石Mは蓋板27側に設定してもよい。 蓋板27は上下方向へ開閉する形式を示したが、水平
方向へ開閉するものであってもよい。
【0021】駆動源としては、ソレノイドSOLに限
らず、例えばエアシリンダであってもよく、さらにはこ
のような往復動式のものに限らず、回転式のものであっ
てもよい。この場合には、駆動源にクランク機構を介し
て蓋板側と接続させれば適用可能である。 磁石Mは吸着板34に両磁極部分m1,m2を接触さ
せるようにしたものを示したが、片側の磁極部分のみを
接触させて磁気回路が開放した形式としてもよい。ま
た、磁石は電磁式のものであってもよい。 飛散防止片50は蓋板側に設けられる場合に限らず、
筒状突出部における放出口の近傍部位から放出口を取り
囲むようにして設けたものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 飲料ディスペンサの正面図
【図2】 同内部構造を示す側面図
【図3】 前扉を開放した状態を示す平面図
【図4】 前扉を省略した状態を示す概略の正面図
【図5】 キャニスタを一部破断して示す側面図
【図6】 キャニスタの正面図
【図7】 蓋板の閉止時におけるキャニスタのソレノイ
ド側を示す側面図
【図8】 同じく開放時における側面図
【図9】 キャニスタのソレノイド側の部分斜視図
【図10】 磁石の取り付け部分の部分拡大斜視図
【図11】 実施形態2に係るキャニスタの側面図
【図12】 同正面図
【図13】 飛散防止片を裏面側から見た斜視図
【図14】 従来のキャニスタの正面図
【図15】 同じく側面図
【符号の説明】
20…キャニスタ 23…放出口 27…蓋板 50…
飛散防止片 SOL…ソレノイド M…磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森部 智久 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャニスタには、内部に収納された原料
    を放出するための放出口が形成されるとともに、この放
    出口を開放可能に閉止する蓋板が回動可能に支持される
    一方、前記蓋板側とこの蓋板を開閉動作させるための駆
    動源側とが磁石によって接続されていることを特徴とす
    るキャニスタのカバー装置。
  2. 【請求項2】 キャニスタには、内部に収納された原料
    を放出するための放出口が形成され、かつ放出口にはこ
    こを開放可能に閉止する蓋板が回動可能に支持されると
    ともに、前記蓋板および放出口近傍部位のいずれか一方
    には放出口周りを取り囲むようにして、原料の飛散防止
    のための飛散防止片が設けられていることを特徴とする
    キャニスタのカバー装置。
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