JP2003090658A - 自動製氷機の給水装置 - Google Patents

自動製氷機の給水装置

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JP2003090658A
JP2003090658A JP2001286163A JP2001286163A JP2003090658A JP 2003090658 A JP2003090658 A JP 2003090658A JP 2001286163 A JP2001286163 A JP 2001286163A JP 2001286163 A JP2001286163 A JP 2001286163A JP 2003090658 A JP2003090658 A JP 2003090658A
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water supply
water
tank
automatic ice
valve
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Izumi Yamamoto
泉 山本
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Fujitsu General Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水タンク下部の給水経路外周部に配置した
磁石の磁気および磁界により、給水経路を通過する水の
水質を改善することができる自動製氷機の給水装置を提
供する。 【解決手段】 製氷皿5と、下部に給水経路7aと給水口
7bを有し、この給水口7bを通常は閉状態に保持する給水
弁11を備え、製氷皿5よりも上位に配設されたタンク受
け皿12に着脱可能にセットされる給水タンクと、両端が
互いに逆方向に上下動可能な弁棒13と、通断電に伴い弁
棒13の一端を上下動させ、弁棒13の他端により給水弁11
を開閉する電磁プランジャ14と、給水タンク7の給水口
7bから流出する水を製氷皿5内に案内する給水管8とを
備えた自動製氷機の給水装置であって、給水タンク7下
部の給水経路7a外周部に、相対向し対をなす磁石16を配
置し、磁石16の磁界の作用により、給水経路7aを通過す
る水aの水質を改善する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気冷蔵庫の自動製
氷機に係わり、さらに詳しくは、磁石の磁気および磁界
により、給水経路を通過する水の水質を改善することで
きる給水装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫の自動製氷機は例えば、図
1および図4に示すようなものがある。図において、1
は冷蔵庫本体で、冷凍室2と冷蔵室3を有する。冷凍室
2内には自動製氷機4が配置されており、この自動製氷
機4の製氷皿5で製氷された氷は下部の貯氷箱6に貯蔵
するようになっている。冷蔵室3には製氷用水を貯蔵す
るための給水タンク7が配置されており、この給水タン
ク7内の水を給水管8を通して製氷皿5に給水するよう
になっている。
【0003】前記給水タンク7の下部には、水aを前記
製氷皿5内へ導く給水経路7aと給水口7bを一体的に有す
ると共に、この給水口7bを通常は閉状態に保持する給水
弁11を備え、タンク受け皿12に着脱可能にセットされて
いる。前記タンク受け皿12には、中央部が支軸13a によ
り支承され、両端が互いに逆方向に上下動可能な弁棒13
と、通断電に伴い前記弁棒13の一端を上下動させ、同弁
棒13の他端により前記給水弁11を開閉する電磁プランジ
ャ14とが設けられ、前記給水弁11の下方に配置された前
記製氷皿5への給水時に、前記給水弁11の開放時間を制
御することにより前記給水口7bからの流出水量を制御す
る弁制御部15が設けられている。また、前記給水タンク
7の給水口7bから流出する水aを前記製氷皿5内に案内
する給水管8とが備えられた構成となっている。
【0004】しかしながら、上記ような従来の自動製氷
機の給水タンク7においては、給水タンク7そのものは
比較的温度の低い冷蔵室3内に置かれているが、雑菌の
繁殖する可能性は皆無ではなく、出来上がった氷が美味
しくない場合があり、健康に良い活性化された水から得
られる氷が望まれていた。また、衛生上の観点からタン
ク内に水補給後の経過日数を知りたいという要望が使用
者側にあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
鑑みなされたもので、給水タンク下部の給水経路外周部
に配置した磁石の磁気および磁界により、給水経路を通
過する水の水質を改善することができる自動製氷機の給
水装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためなされたもので、製氷皿と、下部に給水経路
と給水口を有すると共に、この給水口を通常は閉状態に
保持する給水弁を備え、前記製氷皿よりも上位に配設さ
れたタンク受け皿に着脱可能にセットされる給水タンク
と、中央部が支軸により支承され、両端が互いに逆方向
に上下動可能な弁棒と、通断電に伴い前記弁棒の一端を
上下動させ、同弁棒の他端により前記給水弁を開閉する
電磁プランジャと、前記給水弁の下方に配置された前記
製氷皿への給水時に、前記給水弁の開放時間を制御する
ことにより前記給水口からの流出水量を制御する弁制御
部と、前記給水タンクの給水口から流出する水を前記製
氷皿内に案内する給水管とを備えた自動製氷機の給水装
置であって、前記給水タンク下部の給水経路外周部に、
相対向し対をなす磁石を配置し、同磁石の磁界の作用に
より、前記給水経路を通過する水の水質を改善する構成
となっている。
【0007】また、前記磁石に永久磁石片を用いてなる
構成となっている。
【0008】また、前記給水タンクに、前記給水経路を
一体的に形成した構成となっている。
【0009】また、前記タンク受け皿に、前記磁石の位
置を検知するホールセンサを設け、前記給水タンクの着
脱を検出してなる構成となっている。
【0010】また、前記ホールセンサに、前記磁石の磁
場を検知するホールICを用いた構成となっている。
【0011】また、前記給水タンクに水が補給された
後、前記タンク受け皿に再セットされてからの経過時間
を検出するタイマー手段と、この経過時間を表示する表
示部を備えてなる構成となっている。
【0012】また、前記表示部は前記自動製氷機の外部
から目視可能な液晶表示板に日数単位で表示してなる構
成となっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明(及び従
来例)による冷蔵庫の概略側断面図、図2は本発明によ
る自動製氷機の給水装置を示した断面図である。図にお
いて、1は冷蔵庫本体で、冷凍室2と冷蔵室3を有す
る。冷凍室2内には自動製氷装置4が配置されており、
この自動製氷機4の製氷皿5で製氷された氷は下部の貯
氷箱6に貯蔵するようになっている。冷蔵室3には製氷
用水を貯蔵するための給水タンク7が配置されており、
この給水タンク7内の水aを給水管8を通して製氷皿5
に給水するようになっている。
【0014】9は冷凍室2の背面側に設置された自動製
氷機本体で、同自動製氷機本体9内には図示しないが駆
動源に連動して回動する駆動軸および同駆動源を制御す
る制御部等が設けられている。前記製氷皿5の底面には
製氷の完了を検知する温度センサが設けられ、同温度セ
ンサが製氷の完了を検知すると、前記製氷皿5を反転さ
せ離氷して下部の前記貯氷箱6に貯氷する。10は一端が
前記駆動源に連結され、所定時間毎に所定の範囲内で上
下に動き、貯氷箱6に氷が一杯になたかどうかを検知す
る氷検知レバーで、氷検知レバー10の動作角度により、
自動製氷機本体9に配置されているスイッチ(図示せ
ず)を制御部(図示せず)で制御する構成となってい
る。
【0015】前記給水タンク7の下部には、水aを前記
製氷皿5内へ導く給水経路7aと給水口7bを一体的に有す
ると共に、この給水口7bを通常は閉状態に保持する給水
弁11を備え、タンク受け皿12に着脱可能にセットされて
いる。前記タンク受け皿12には、中央部が支軸13a によ
り支承され、両端が互いに逆方向に上下動可能な弁棒13
と、通断電に伴い前記弁棒13の一端を上下動させ、同弁
棒13の他端により前記給水弁11を開閉する電磁プランジ
ャ14とが設けられ、前記給水弁11の下方に配置された前
記製氷皿5への給水時に、前記給水弁11の開放時間を制
御することにより前記給水口7bからの流出水量を制御す
る弁制御部15が設けられている。また、前記給水タンク
7の給水口7bから流出する水aを前記製氷皿5内に案内
する給水管8とが備えられた構成となっている。
【0016】前記給水タンク7下部の給水経路7a外周部
に、相対向し対をなす永久磁石片16を一体的に配置し、
同永久磁石片16の磁気および磁界により、前記給水経路
7aを通過する水aの水質を改善する構成となっている。
水に磁界を作用させると水は高エネルギ状態となり、健
康に良い活性化された水が得られることが従来から知ら
れている。給水経路7a外周部に、収納された複数の永久
磁石片16が、水が通過する経路を挟んで互いに異なる磁
極を対向させて配置されるので、N極側を経路に向ける
一方の永久磁石片16から発する磁力線は、経路を通過し
てS極側を経路に向ける他方の永久磁石片16に入って磁
界が形成され、この磁界によって経路内を通過する水に
対して磁気処理を施すことができる。
【0017】次にこのような磁界の処理を受けた磁気処
理水について説明する。これらについては、例えば、特
開2000-301157 号公報に記載されているようなものがあ
り、水道水には、何種類かのイオン、たとえばカルシウ
ムイオン、ナトリウムイオン、水素イオン、炭酸イオ
ン、塩素イオンなどが溶存している。これらのイオンは
単独で溶存している場合は極めてまれで、通常、水素結
合によって互いに結合する水分子に周囲を取囲まれ、大
きなクラスタとして溶存する。このようなクラスタを含
む被処理水が、一定以上の流速で磁場に直交して横切る
と、被処理水中のプラスまたはマイナスイオンを含むク
ラスタは物理的な力(アンペールの力)を受け、水素結
合が破壊される現象が生じる。これによってクラスタは
微細化されイオン化される。このように磁気処理された
水から出来た氷は体内の微生物を活性化され、これによ
って消化、分解および吸収作用が向上し、体質改善など
に寄与する。
【0018】また、前記タンク受け皿12に、前記永久磁
石片16の位置を、その磁場により検知するホールICか
らなるホールセンサ17を設け、前記給水タンク7の着脱
を検出してなる構成となっている。
【0019】また、前記給水タンク7に水aが補給され
た後、前記タンク受け皿12に再セットされてからの経過
時間を検出するタイマー手段18と、この経過時間を表示
する表示部19を備え、前記表示部19は自動製氷機4の外
部から目視可能な液晶表示板に日数単位で表示してなる
構成となっている。
【0020】次ぎに図3に示す制御ブロック図により、
この自動製氷機の給水装置の制御動作を説明する。マイ
コンからなる制御装置20には、前記永久磁石片16の位置
を検知する前記ホールセンサ17からの信号により、前記
給水タンク7の有無を検出するタンク検出手段21と、こ
のタンク検出21手段からの出力信号により前記給水タン
ク7に水aが補給された後、前記タンク受け皿12に再セ
ットされてからの経過時間を検出するタイマー手段18と
を備え、この経過時間を表示部19に日数単位で表示す
る。また、制御装置20には、前記給水弁11を開閉する電
磁プランジャ14の通断電により、前記給水弁11の下方に
配置された前記製氷皿5への給水時に、前記給水弁11の
開放時間を制御することにより前記給水口7bからの流出
水量を制御する弁制御部15が設けられ、これにより前記
製氷皿5へ定量の水を注入するようになっている。
【0021】以上に説明したように、前記給水タンク7
下部の給水経路7a外周部に、相対向し対をなす永久磁石
片16を一体的に配置する構成とすることにより、同永久
磁石片16の磁気および磁界で前記給水経路7aを通過する
水aの水質を改善することができる自動製氷機の給水装
置となる。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
給水タンク下部に給水経路外周部に配置した磁石の磁気
および磁界により、給水経路を通過する水の水質を改善
することができる自動製氷機の給水装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における自動製氷機の給水装置を備えた
冷蔵庫の側断面図である。
【図2】本発明における自動製氷機の給水装置の要部側
断面図である。
【図3】本発明の制御ブロック図である。
【図4】従来例による自動製氷機の給水装置の要部側断
面図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 冷凍室 3 冷蔵室 4 自動製氷機 5 製氷皿 6 貯氷箱 7 給水タンク 7a 給水経路 7b 給水口 8 給水管 9 自動製氷機本体 10 氷検知レーバ 11 給水弁 12 タンク受け皿 13 弁棒 13a 支軸 14 電磁プランジャ 15 弁制御部 16 磁石(永久磁石片) 17 ホールセンサ 18 タイマー手段 19 表示部 20 制御装置(マイコン) 21 タンク検知手段 a 水

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷皿と、下部に給水経路と給水口を有
    すると共に、この給水口を通常は閉状態に保持する給水
    弁を備え、前記製氷皿よりも上位に配設されたタンク受
    け皿に着脱可能にセットされる給水タンクと、中央部が
    支軸により支承され、両端が互いに逆方向に上下動可能
    な弁棒と、通断電に伴い前記弁棒の一端を上下動させ、
    同弁棒の他端により前記給水弁を開閉する電磁プランジ
    ャと、前記給水弁の下方に配置された前記製氷皿への給
    水時に、前記給水弁の開放時間を制御することにより前
    記給水口からの流出水量を制御する弁制御部と、前記給
    水タンクの給水口から流出する水を前記製氷皿内に案内
    する給水管とを備えた自動製氷機の給水装置であって、 前記給水タンク下部の給水経路外周部に、相対向し対を
    なす磁石を配置し、同磁石の磁界の作用により、前記給
    水経路を通過する水の水質を改善してなることを特徴と
    する自動製氷機の給水装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石に、永久磁石片を用いてなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動製氷機の給水装置。
  3. 【請求項3】 前記給水タンクに、前記給水経路を一体
    的に形成してなることを特徴とする請求項1記載の自動
    製氷機の給水装置。
  4. 【請求項4】 前記タンク受け皿に、前記磁石の位置を
    検知するホールセンサを設け、前記給水タンクの着脱を
    検出してなることを特徴とする請求項1記載の自動製氷
    機の給水装置。
  5. 【請求項5】 前記ホールセンサに、前記磁石の磁場を
    検知するホールICを用いてなることを特徴とする請求
    項4記載の自動製氷機の給水装置。
  6. 【請求項6】 前記給水タンクに水が補給された後、前
    記タンク受け皿に再セットされてからの経過時間を検出
    するタイマー手段と、この経過時間を表示する表示部を
    備えてなることを特徴とする請求項1記載の自動製氷機
    の給水装置。
  7. 【請求項7】 前記表示部は前記自動製氷機の外部から
    目視可能な液晶表示板に日数単位で表示してなることを
    特徴とする請求項6記載の自動製氷機の給水装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010060276A (ja) * 2004-07-22 2010-03-18 Panasonic Corp 収納庫とそれを用いた冷蔵庫

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