JPH11169295A - 給茶機 - Google Patents

給茶機

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JPH11169295A
JPH11169295A JP9346906A JP34690697A JPH11169295A JP H11169295 A JPH11169295 A JP H11169295A JP 9346906 A JP9346906 A JP 9346906A JP 34690697 A JP34690697 A JP 34690697A JP H11169295 A JPH11169295 A JP H11169295A
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tea
strainer
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tea strainer
leaves
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Tatsuo Saeki
龍雄 佐伯
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 茶葉を茶漉しに供給する場合にその飛散を抑
え、また湯の勢いに拘わらず極力湯を茶漉しの中央部に
向けることができるようにする。 【解決手段】 茶漉器17は、茶がらを廃棄する反転位
置Yから注出位置Xに戻る途中で、一旦茶葉供給位置Z
で停止される。茶葉供給位置Zにある茶漉器17の中央
部のほぼ真上位置に茶葉供給口10が配され、注出位置
Xにある茶漉器17の中央部のほぼ真上位置に給湯口1
5が配される。茶漉器17が茶葉供給口10の近くにあ
る状態で茶葉を受けることができるから、微粉末の飛散
が最小限に抑えられ、周囲が清浄に保たれる。給湯口1
5が注出位置Xにある茶漉器17の中央部の真上に近い
位置でほぼ真下を向けて配されているから、仮に吐出さ
れる湯の勢いが衰えたような場合であっても、茶漉器1
7の中央部に向けて湯を掛けることができ、茶葉全体を
有効に利用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給茶機に関し、特に
茶漉しに茶葉を供給する部分に改良を加えた給茶機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、給茶機の一例として実公昭51−
10941号公報に記載されたものが知られている。こ
のものを模式的に図示すると、図12に示すようであ
る。すなわち、茶葉を収容する茶漉しaが、水平姿勢を
取る注出位置と、その側方で反転する反転位置との間で
往復運動可能に装備される一方、注出位置にある茶漉し
aの上方に、茶葉を所定量ずつ自然落下により供給する
茶葉供給部bと、湯を吐出するシャワー式の給湯口cが
並設された構造である。そして、同図(A)に示すよう
に、茶葉供給部bから所定量の茶葉が茶漉しa内に供給
され、引き続いて同図(B)に示すように、給湯口cか
ら湯が吐出されることでお茶が注出されて、湯飲み等で
受けられる。お茶の注出が所定回数行われると、同図の
鎖線に示すように茶漉しaが反転して茶がらが廃棄さ
れ、再び茶漉しが注出位置に戻って上記のように新たな
茶葉が供給され、湯が吐出されてお茶が注出されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記のもので
は、茶漉しaが水平姿勢を取った注出位置にあるところ
で、茶葉の供給と、湯の吐出の両方を行う構造であるた
め、少なからず問題がある。まず、茶葉の供給も、湯の
吐出もそれぞれ注出位置にある茶漉しaの中央部に向け
て行われることが望ましいが、茶葉供給部bと給湯口c
の両方を真っ直ぐ下に向けた姿勢で茶漉しaの中央部を
指向させることはできない。そのため、茶葉を自然落下
により供給する茶葉供給部bを茶漉しaのほぼ中央部に
対応して配し、一方、勢い良く湯を吐出し得る給湯口c
を、茶葉供給部bの側方において斜め姿勢にして茶漉し
aの中央部を指向するように設けている。
【0004】しかしながら茶葉供給部bは、その下方に
茶漉しaが反転駆動されることに要するスペースを取ら
なければならないため、茶漉しaから相応に離間して配
置せざるを得ず、そうすると茶葉供給部bから茶葉が落
下して茶漉しaで受けられるまでに、特に茶葉の微粉末
が浮遊して飛散し、周囲を汚しやすい。また、給湯口c
は茶漉しaの中央部の真上から外れた位置で斜め姿勢で
配されているため、例えば、貯湯タンクの水位が低下し
たり、給湯口cの目詰まり等で湯の勢いが落ちると、図
12(C)に示すように、湯が茶漉しaの中央部に掛か
らず、茶葉を有効に使い切れないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、その目的は、茶葉を茶漉しに供給する場合にそ
の飛散を抑え、また湯の勢いに拘わらず極力湯を茶漉し
の中央部に向けることができるようにするところにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、茶葉を収容する茶
漉しが、ほぼ水平姿勢を取る注出位置と、その側方にお
いてほぼ反転した姿勢を取る反転位置との間で往復運動
可能に配設されるとともに、前記茶漉しの上方に、茶葉
を供給する茶葉供給部と、湯を吐出する給湯口とが並設
され、茶葉を収容した茶漉しに向けて給湯口から湯を吐
出することでお茶が注出され、茶漉しが反転されること
で茶がらが廃棄されたのち、新たな茶葉が茶漉しに供給
されてお茶の注出が再開されるようにした給茶機におい
て、前記反転位置と前記注出位置との間に、前記茶漉し
が斜め姿勢を取って停止する茶葉供給位置が設定され、
この茶葉供給位置にある茶漉しの上方に前記茶葉供給部
が設けられている構成としたところに特徴を有する。請
求項2の発明は、請求項1の発明において、前記注出位
置にある茶漉しの上方に前記給湯口が設けられていると
ころに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2の発明において、前記茶漉しが前記茶葉供給
位置から前記注出位置に戻った場合にこの茶漉しを突き
当てる突き当て部材を備えたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>反転位置で
茶がらが廃棄されたのち茶漉しが注出位置に戻る途中
で、一旦茶葉供給位置で停止され、茶漉しが斜め姿勢を
取った状態で茶葉供給部の近傍において茶葉を受け取
る。そののち茶漉しはほぼ水平姿勢を取る注出位置に戻
り、給湯口から湯が吐出されることでお茶が注出され
る。茶漉しが茶葉供給部の近くにある状態で茶葉を受け
ることができるから、微粉末の飛散が最小限に抑えら
れ、周囲を清浄に保つことができる。 <請求項2の発明>茶葉供給部が茶葉供給位置にある茶
漉しの上方に配されている分、注出位置にある茶漉しの
上方部分が空くことになるので、そこに給湯口が寄せて
配される。そうすると、仮に吐出される湯の勢いが衰え
たような場合であっても、茶漉しの中央部に向けて湯を
掛けることができ、もって茶漉しに収容された茶葉全体
を有効に利用することができる。
【0007】<請求項3の発明>茶葉供給位置では茶漉
しが斜め姿勢となって茶葉を受けるため、茶葉が茶漉し
の縁の方に偏って収容されるおそれがあるが、茶漉しが
注出位置に戻った際に突き当て部材に突き当たるので、
その衝撃により茶葉は茶漉しの中央部に寄せられる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図11に基づいて説明する。まず、本実施形態に
係る給茶機の全体的な構造並びに機能を図1により説明
する。符号1は、箱形に形成された給茶機の本体であっ
て、底面の四隅に設けられた脚2によって支持されてお
り、前面の開口には図示しない扉が開閉可能に装着され
ている。本体1内の右奥側の上部には隔壁3により収納
スペースが区画形成され、その中に、ヒータを内蔵して
湯を貯留しておくための貯湯タンク5が配置されてい
る。
【0009】隔壁3の下方には、詳しくは後記する駆動
機構を装置した機械ボックス6が配置されており、その
前面の上部位置には、茶葉を貯蔵する茶葉貯蔵タンク7
が隔壁3の前面に突出するようにして設けられている。
茶葉貯蔵タンク7の下部には、図11に示すように、茶
葉を掬って所定量ずつ落下させることのできる定量ドラ
ム8を内蔵した茶葉供給部9が設けられ、その下端に、
真下を向いた茶葉供給口10が設けられて開閉可能な蓋
板11で覆われている。また、貯湯タンク5からは、図
示しない電磁弁を介設した給湯管13が引き出されて機
械ボックス6の前面に突出し、その突出端にシャワー式
の給湯口15が取り付けられて、上記の茶葉供給口10
と並んで配設されている。機械ボックス6の前面におけ
る茶葉供給口10と給湯口15の下方位置には、茶葉を
収容する茶漉器17が設けられ、その下方位置に、湯飲
み等の容器Aを載置する載置部18が設定されている。
茶漉器17は、載置部18の側方に収容された茶捨て容
器19側に向けて、第2軸31を中心とした反転駆動可
能とされている。
【0010】まず、茶葉の供給部分の駆動機構について
説明する。図2及び図3において、機械ボックス6内の
上部には、減速機構付きの駆動モータ22が収容され、
その出力軸23の一端側に、茶葉供給部9に内蔵された
定量ドラム8が一体回転可能に連結されている。定量ド
ラム8の外周面には、図11に示すように、所定角度範
囲にわたって収容凹部24が形成されている。上記した
出力軸23には、図3に示すように、小径部25Aと大
径部25Bとを有する第1カム25が固定されている。
一方、茶葉供給口10を開閉する蓋板11は、第1軸2
7を中心として揺動可能に支持されており、第1軸27
に装着されたねじりコイルバネ28の付勢力で閉鎖付勢
されている。第1軸27の後方突出端は、略直角に屈曲
されてフォロワ部29となっていて、このフォロワ部2
9が第1カム25に当接付勢されている。
【0011】上記した定量ドラム8は当初、図11
(B)に示すように、収容凹部24を同図の右側に向け
た姿勢にあり、また、第1軸27のフォロワ部29は第
1カム25の小径部25Aの始端に当接している。ここ
で駆動モータ22が起動されると、定量ドラム8が図1
1(B)の反時計回り方向に回転して、途中で茶葉Tが
収容凹部24に入れられる。同図(A)のように収容凹
部24が茶葉供給口10と対応するように下向きとなっ
たところで、第1軸27のフォロワ部29が第1カム2
5の大径部25Bに乗り上げるため、蓋板11がねじり
コイルバネ28の付勢力に抗して開放し、収容凹部24
に収められた定量の茶葉Tが茶葉供給口10から落下さ
れるようになっている。定量ドラム8は引き続き回転し
て、同図(B)に示す姿勢まで1回転したところで駆動
モータ22が停止し、その直前に第1軸27のフォロワ
部29が第1カム25の大径部25Bから外れること
で、蓋体11がねじりコイルバネ28の付勢力で閉じら
れるようになっている。
【0012】続いて、茶漉器17の駆動機構Kについて
説明する。機械ボックス6における正面から見た下端部
の左側の位置には、上記した第2軸31が前後両面に貫
通するように回転自由に支持され、この第2軸31の前
方突出端に、図3に示すように、茶漉器17の左側縁が
一体回転可能に取り付けられている。茶漉器17は当
初、図1の実線に示すように、上方に開口するように水
平姿勢を取っており、この位置が注出位置Xとなってい
る。上記した駆動モータ22の出力軸23における機械
ボックス6の後面に突出した端部には、小径部32Aと
大径部32Bとを有する第2カム32が固着されている
(図4参照)。この第2カム32の後面側には、所定方
向を向いて突出したアーム33が出力軸23と一体回転
可能に取り付けられ、このアーム33の先端に、作動リ
ンク35の上端が揺動軸36により揺動自由に連結され
ている。作動リンク35の下端には、厚み方向に貫通し
てピン37が固定されている。
【0013】一方、上記の茶漉器17を取り付けた第2
軸31の機械ボックス6の後面に突出した端部には、ア
クチュエータ39が一体回転可能に設けられている。こ
のアクチュエータ39は、正面形状が略直角三角形状を
なしていて、その底辺部分に凹部が形成されて、その両
端にそれぞれ上記した作動リンク35のピン37が嵌ま
る係止溝40が形成されている。このアクチュエータ3
9は、茶漉器17が水平姿勢で注出位置にある場合に、
図4に示すように頂点が下を向いた姿勢を取り、また作
動リンク35のピン37が同図右側の第1係止溝40A
に嵌まるようになっている。また、アクチュエータ39
に突設された掛止軸42(図3)と、機械ボックス6の
後面に突設された掛止軸43との間にはトグルバネ44
が装着されている。このトグルバネ44は、図5に示す
ように、アクチュエータ39の頂点が同図の左方を向い
た縦向きとなったところを中立位置として、アクチュエ
ータ39がそれよりも時計回り方向に回動した場合には
アクチュエータ39を同時計回り方向に回動付勢し、逆
にアクチュエータ39が中立位置よりも反時計回り方向
に回動した場合にはアクチュエータ39を反時計回り方
向に回動付勢するトグル機能を呈するようになってい
る。
【0014】上記した作動リンク35の背面から見た左
側には、レバー46が配設されており、長さ方向の略中
央部分が支持軸47で支持されている。このレバー46
は、自重により図4の時計回り方向の回動力が付勢され
ていて、その上端が第2カム32に当接するようになっ
ている。レバー46の下端には、背面側に向けて直角曲
げされた係合部48が形成され、この係合部48は、上
記したアクチュエータ39の一方(図4の左側)の斜辺
である第1係合面49Aと当接可能となっている。ま
た、レバー46の下方位置には、アクチュエータ39の
他方の斜辺である第2係合面49Bを突き当てるストッ
パ50が取り付けられている。
【0015】なお茶漉器17は、詳しくは次述するが、
上記の注出位置Xから茶捨て容器19の上方に反転して
臨む反転位置Yに駆動されたのち、再び注出位置Xに戻
る途中で、図1に示す茶葉供給位置Zにおいて、茶漉器
17が斜め姿勢を取って一旦停止されるようになってい
る。そして、上記した茶葉供給部9の茶葉供給口10
は、茶漉器17が茶葉供給位置Zにある場合における茶
漉器17の中央部17Aの真上に近い位置に位置するよ
うになっている。一方の給湯口15は、上記した茶葉供
給口10のできるだけ近傍の右側において、言い換える
と、茶漉器17が注出位置Xにある場合におけるその茶
漉器17の中央部17Aの真上よりも少し右側におい
て、茶漉器17の中央部17Aを指向したやや斜め姿勢
で設けられている。また、機械ボックス6の前面には、
茶漉器17が水平姿勢となって注出位置Xに戻った場合
において、茶漉器17における軸支側とは反対側の側縁
を突き当てる突き当て部材52が突設されている。
【0016】本実施形態は上記のような構造であって、
続いてその作用を図4ないし図10の動作説明図を中心
として説明する。なお図4ないし図10では、茶漉器1
7の駆動機構Kの部分を背面側から見て図示されてい
る。お茶の注出操作が行われる場合には、図1の実線及
び図4に示すように、茶葉を収容した茶漉器17が水平
姿勢を取って注出位置Xに位置しており、給湯口15か
ら湯が吐出されることでお茶が注出されて、容器A内に
入れられる。所定回数のお茶の注出が終了したら、廃茶
モードに変わる。そうすると駆動モータ22が起動され
て、出力軸23が図4の時計回り方向に回転する。それ
に伴い、第2カム32とともにアーム33が同方向に回
動し、作動リンク35が下方に押されつつピン37が第
1係止溝40Aを押して、アクチュエータ39をトグル
バネ44の付勢力に抗して時計回り方向に回動させる。
それとともに、茶漉器17は次第に起きる方向に回動さ
れる。なお、上記の駆動モータ22の起動とともに茶葉
供給部9の定量ドラム8が回転を開始する。
【0017】図5に示すように、茶漉器17並びにアク
チュエータ39が90度回転して縦向きとなった姿勢を
取ったのちそれを超えると、アクチュエータ39に作用
しているトグルバネ44の付勢方向が切り替わって、ア
クチュエータ39に同図の時計回り方向の回動力が付勢
され、それに茶漉器17の自重が加わることで、アクチ
ュエータ39は作動リンク35のピン37から離れつ
つ、茶漉器17ともども急速に時計回り方向に回転し、
図6に示すように、アクチュエータ39が下向きの姿勢
となって第2係止面49Bがストッパ50に当たること
でその回動が停止される。このとき、茶漉器17は注出
位置Xから180度回動した反転位置Yに位置して下向
きとなり、内部の茶がらが茶捨て容器19内に廃棄され
る(図1の二点鎖線参照)。
【0018】引き続いて出力軸23並びに第2カム32
が時計回り方向に回動すると、大径部32Bの始端がレ
バー46の上端部を次第に押圧することで、レバー46
を支持軸47を中心として反時計回り方向に回動させ、
所定角度回動したところで、レバー46の下端の係合部
48が図7の実線に示すように、作動リンク35に接近
した位置に変位する。この係合部48の位置は、レバー
46の上端部が大径部32Bに乗っている間維持され
る。上記した出力軸23の回動に伴い、アーム33が時
計回り方向に回動するため、途中から作動リンク35が
上方に引き上げられ、図7に示すように、ピン37がア
クチュエータ39の第2係止溝40Bに嵌まり、さらに
回動が継続されると、作動リンク35が引き上げられる
ことに伴い、アクチュエータ39が反時計回り方向に回
動し、それとともに茶漉器17が反転位置Yから注出位
置X側に戻るように次第に起き上がる。
【0019】図8に示すように、茶漉器17並びにアク
チュエータ39が縦向きとなった姿勢を取ったのちそれ
を超えると、トグルバネ44の付勢方向が再度切り替わ
って、アクチュエータ39に対して同図の反時計回り方
向に回動させる回動力が付勢され、それに茶漉器17の
自重が加わることで、アクチュエータ39は作動リンク
35のピン37から離れつつ、茶漉器17ともども急速
に反時計回り方向に回動する。しかしながら、茶漉器1
7は一気に注出位置Xまでは戻らず、図9に示すよう
に、アクチュエータ39の第1係合面49Aが上記のよ
うに変位しているレバー46の係合部48に突き当たる
ことでその回動が停止される。これにより、茶漉器17
は斜め姿勢を取って茶葉供給位置Zで停止し、この茶漉
器17の茶葉供給位置Zでの停止は、レバー46の上端
が第2カム32の大径部32Bに乗っている間継続され
る。この間に、茶葉供給部9の定量ドラム8が図11
(A)のように収容凹部24が下向きとなるまで回動
し、また蓋板11が付勢力に抗して開放するため、収容
凹部24に収められた定量の茶葉Tが茶葉供給口10を
通って、茶葉供給位置Zにある斜め姿勢の茶漉器17に
向けて落下される。
【0020】さらに出力軸23が回転して1回転する直
前になると、図10に示すように、レバー46の上端が
第2カム32の大径部32Bの終端に達してついには大
径部32Bから外れ、レバー46は初めの図4に示すよ
うに、自重によりその上端を小径部32Aに当接させつ
つ一気に元位置に揺動復帰する。そうすると、アクチュ
エータ39に対する反時計回り方向の回動の規制が除去
されるので、アクチュエータ39並びに茶漉器17がト
グルバネ44の付勢力で急速に反時計回り方向に回動
し、茶漉器17はその回動支軸側とは反対側の端縁を突
き当て部材52に突き当てつつ、初めの水平姿勢となっ
て注出位置Xで停止する。その後駆動モータ22の出力
軸23が1回転したところで、駆動モータ22は停止さ
れる。なお、茶葉供給位置Zでは茶漉器17が斜め姿勢
となって茶葉を受けるため、図11(A)に示すように
茶葉Tは片側に偏った状態で収容されるが、上記のよう
に茶漉器17が注出位置Xに戻る時には突き当て部材5
2に当たって衝撃力を受けつつ戻るので、その衝撃力に
よって、茶葉Tは、同図(B)の鎖線に示す偏った位置
から、実線に示すように中央部付近に集められる。
【0021】そして、図示しない給茶ボタンを操作する
と、図11(B)に示すように、給湯口15から茶漉器
17の中央部に向けて湯が吐出されることでお茶が注出
される。お茶の注出動作の際、例えば、貯留タンク5の
水位が低下したり、給湯口15が目詰まりする等によっ
て湯の勢いが衰え、同図(C)に示すように、斜めに吐
出されるのではなくと、ほぼ真下に流下してしまうよう
な場合があり得る。しかしながら、給湯口15は注出位
置Xにある茶漉器17の中央部17Aの真上位置のごく
近くに設けられているため、上記のように湯が真下に流
下したような場合であっても、茶漉器17内の中央部の
付近に湯が掛かることになる。
【0022】以上説明したように本実施形態によれば、
注出位置Xとは別に茶葉供給位置Zを設定して、茶漉器
17が茶葉供給部9の近くにある状態で茶葉を受けるこ
とができるようにしたから、茶葉供給部9と茶漉器17
の間の距離が短くなった分、微粉末が飛散することが最
小限に抑えられ、周囲を清浄に保つことができる。その
ため、日常の手入れが楽になる。また上記のように茶葉
供給位置Zを別に設定したことで、給湯口15を注出位
置Xにある茶漉器17の中央部17Aの真上の位置に近
づけて設けることができる。すなわち、茶葉供給位置Z
を設定したことで、茶葉供給部9は、茶葉供給位置Zに
ある茶漉器17の中央部17Aの真上近くに配すれば良
いことになる。その位置は、茶漉器17が注出位置Xに
ある場合のその中央部17Aの真上の位置からずれてい
るので、その分注出位置Xにある茶漉器17の中央部1
7Aの真上の位置が空くことになり、そこに給湯口15
を寄せてほぼ真下を向けて配することができることにな
る。そうすると、給湯口15から吐出された湯の勢いが
衰えて真下に流下したような場合であっても、茶漉器1
7内の茶葉のほぼ全体にわたって湯を掛けることができ
る。そのため、美味しいお茶を出すことができるし、茶
葉が無駄になることが避けられる。
【0023】さらに、茶葉供給位置Zでは茶漉器17が
斜め姿勢となって茶葉を受けるため、茶葉が茶漉器17
の縁の方に偏って収容されるおそれがあるが、茶漉器1
7が注出位置Xに戻った際に突き当て部材52に突き当
たるので、その衝撃により茶葉が茶漉器17の中央部に
集められる。茶葉を有効利用する上でより好適となる。
なお本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る給茶機の扉を外し
た正面図
【図2】 駆動機構部分を背面から見た斜視図
【図3】 その正面から見た分解斜視図
【図4】 茶漉器が注出位置にある状態における駆動機
構の背面図
【図5】 茶漉器が反転位置に変位する途中で起立した
状態の同図
【図6】 茶漉器が反転位置に達した状態の同図
【図7】 レバーが変位した状態の同図
【図8】 茶漉器が注出位置に戻る途中で起立した状態
の同図
【図9】 茶漉し器が茶葉供給位置で停止した状態の同
【図10】 茶葉供給位置での掛止が解除される直前の
同図
【図11】 茶葉の供給と湯の吐出の動作を示す概略断
面図
【図12】 従来例における茶葉の供給と湯の吐出の動
作を示す概略断面図
【符号の説明】
6…機械ボックス 9…茶葉供給部 10…茶葉供給口
15…給湯口 17…茶漉器 K…駆動機構 T…茶
葉 X…注出装置 Y…反転位置 Z…茶葉供給位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 茶葉を収容する茶漉しが、ほぼ水平姿勢
    を取る注出位置と、その側方においてほぼ反転した姿勢
    を取る反転位置との間で往復運動可能に配設されるとと
    もに、前記茶漉しの上方に、茶葉を供給する茶葉供給部
    と、湯を吐出する給湯口とが並設され、茶葉を収容した
    茶漉しに向けて給湯口から湯を吐出することでお茶が注
    出され、茶漉しが反転されることで茶がらが廃棄された
    のち、新たな茶葉が茶漉しに供給されてお茶の注出が再
    開されるようにした給茶機において、 前記反転位置と前記注出位置との間に、前記茶漉しが斜
    め姿勢を取って停止する茶葉供給位置が設定され、この
    茶葉供給位置にある茶漉しの上方に前記茶葉供給部が設
    けられていることを特徴とする給茶機。
  2. 【請求項2】 前記注出位置にある茶漉しの上方に前記
    給湯口が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の給茶機。
  3. 【請求項3】 前記茶漉しが前記茶葉供給位置から前記
    注出位置に戻った場合にこの茶漉しを突き当てる突き当
    て部材を備えたことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の給茶機。
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