JP5765929B2 - 飲料ディスペンサ - Google Patents

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Description

この発明は飲料ディスペンサに係り、特に、飲料を生成するための原料を収容するキャニスタの構成に関する。
利用者に飲料を提供する飲料ディスペンサとして、茶葉の成分を湯に抽出して茶を生成するものや、粉末原料と水とを混合して清涼飲料等を生成するものが挙げられる。これらの飲料ディスペンサは、飲料を生成するための原料である茶葉や粉末原料等を収容するためのキャニスタを備えていることが一般的である。例えば特許文献1に記載の給茶機(飲料ディスペンサ)では、茶葉を収容するキャニスタが給茶機本体内のパネルの前面に設けられている。キャニスタは、その上面の開口部を塞ぐとともに、キャニスタの上縁部における後方側、すなわちパネル側で回動可能に支持された蓋体を有しており、蓋体をパネル側に回動させて開口部を開放することによって、キャニスタ内への茶葉の補充が可能となる。また、キャニスタの側方には、パネルの後方側にある機械室から供給される湯を吐出する給湯口が設けられており、キャニスタ及び給湯口の下方側には、茶漉しが取り付けられたファンネルが設けられている。茶漉しには、キャニスタから放出された所定量の茶葉が予め入れられており、茶葉が入った茶漉しに給湯口からの湯を供給することによって茶が生成され、生成された茶がファンネル底部の注出口を介して利用者に提供される。
特開2002−321795号公報
特許文献1に記載されているような飲料ディスペンサにおいて、例えばキャニスタ内に茶葉を補充している間等に蓋体が閉じてしまうことを防止するため、蓋体の上面に磁石が設けられる場合がある。すなわち、パネル側に回動されることによって蓋体が開かれると、その上面にある磁石が金属製のパネルに当接し、それにより、蓋体がパネルに固定される。しかしながら、このような場合、別部材である磁石を蓋体に設けることが必要となるため、部品点数及び組立工数の増加に伴って製品のコストが増大するという問題点が生じる。また、通常、磁石の磁力は経年変化によって低下していくため、製品の使用年数が経過するにつれて、蓋体を確実に固定できなくなるという問題点も生じる。さらに、製造時に発生する組み付け上のばらつきにより、蓋体を開けても磁石とパネルとが当接せず、パネルに対して蓋体を固定できないという問題点が生じる場合もある。
この発明は、これらの問題点を解決するためになされたもので、製品のコストの増大を抑えつつ、キャニスタの蓋体を開いた位置で確実に固定することを実現した飲料ディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係る飲料ディスペンサは、係合壁部に隣接して設けられるキャニスタを備え、キャニスタに収容された原料から飲料を生成する飲料ディスペンサであって、キャニスタは、原料を内部に収容するための開口部を有するキャニスタ本体と、開口部を閉塞する閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回動可能な蓋体とを備えており、蓋体は、キャニスタ本体に設けられた一対の軸支持部によって両端部を回動可能に支持される軸部を係合壁部側の端部に有し、軸部は、蓋体を閉位置から開位置に回動させることにより、係合壁部に接触して軸部を変形させる突出部を含み、突出部は、軸部を湾曲させることによって形成されることを特徴とするものである。
キャニスタの蓋体を閉位置から開位置に回動させると軸部の突出部が係合壁部に接触する。また、突出部は係合壁部から押圧された状態となって軸部を弾性変形させる。変形した軸部が元の形状に戻ろうとする弾性力は、突出部を係合壁部に押し付ける方向に作用し、蓋体の回動に対する抵抗となる。すなわち、この抵抗を上回る外力を蓋体に与えない限り、蓋体の回動が規制されて開位置に固定された状態となる。ここで、キャニスタは樹脂性であることが一般的であり、蓋体の軸部と突出部とを射出成形等によって一体的に成形しておけば、部品点数や組立工数が増大することがない。したがって、飲料ディスペンサにおいて製品のコストの増大を抑えつつ、キャニスタの蓋体を開いた位置で確実に固定することが可能となる。
突出部は、軸部を湾曲させることによって形成されてもよい。この場合、湾曲した軸部が係合壁部に接触し、係合壁部に押圧された軸部が真直となる方向に変形する。また、軸部の両端部はキャニスタ本体の一対の軸支持部によって支持されているため、軸部の変形に伴い、これらの軸支持部も押し広げられる方向に変形する。押し広げられた軸支持部が元の形状に戻ろうとする弾性力は、軸支持部における軸部の回動に対する抵抗となる。すなわち、開位置に回動された蓋体は、軸部が湾曲した状態に戻ろうとする弾性力による抵抗と、押し広げられた軸支持部が元の形状に戻ろうとする弾性力による抵抗とによって開位置に固定されるため、より確実に蓋体を開位置に固定することが可能となる。
また、突出部は、真直な軸部の外周面から突出する突起として形成されてもよい。真直な軸部に突起を形成することは容易であり、且つ寸法上のばらつきを抑えられるため、安定して蓋体を開位置に固定することが可能となる。
この発明によれば、飲料ディスペンサにおいて、製品のコストの増大を抑えつつ、キャニスタの蓋体を開いた位置で確実に固定することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサを示す斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサを示す正面図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおけるキャニスタを示す分解斜視図である。 実施の形態1に係る飲料ディスペンサにおけるキャニスタ周辺を示しており、(a)は蓋体が閉位置にある状態の正面図であり、(b)は蓋体が開位置にある状態の斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る飲料ディスペンサにおけるキャニスタ周辺を示しており、(a)は蓋体が閉位置にある状態の正面図であり、(b)は蓋体が開位置にある状態の斜視図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図に基づいて説明する。
実施の形態1.
まず、図1及び図2を用いて、この実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1の全体的な構成について説明する。尚、飲料ディスペンサ1は、原料である茶葉の成分を湯に抽出することによって生成した飲料としての茶を、利用者に提供するための装置である。また、飲料ディスペンサ1における前後方向及び上下方向は、図1、2等に示す各矢印によって規定されるものとする。
図1に示すように、飲料ディスペンサ1は、上部側がやや前方に張り出した箱状の筐体2を備えており、筐体2の張り出した部分には、その前面の開口を開閉する扉3がヒンジ4を介して取り付けられている。また、筐体2の内部は、平板状のパネル5によって前方側と後方側とに区画されており、パネル5の前方側には、茶の生成及び注出が行われる飲料生成室6が形成されている。一方、図示はされないが、パネル5の後方側は機械室となっており、水を加熱して茶を生成するための湯とする加熱装置や、加熱された湯を貯留する貯湯タンク等が収容されている。尚、筐体2の上面は、パネル5の近傍から後方側を覆う天板2aと、天板2aの前端部で図示しないヒンジによって支持された開閉蓋2bとから構成されており、筐体2の上面における前方側を開閉蓋2bによって開閉可能となっている。
飲料生成室6において、パネル5の前面における上方側には茶葉を収容するキャニスタ21が設けられている。キャニスタ21の下部には、掬った茶葉を所定量ずつ落下させる定量ドラムを内蔵した茶葉供給部22が設けられている。茶葉供給部22の下面には、開閉シャッタによって開閉される茶葉供給口23が形成されており、茶葉供給部22からの所定量の茶葉を、茶葉供給口23から放出可能となっている。また、図2に示すように、飲料生成室6には、パネル5の後方側にある機械室から供給される湯を放出するための給湯口24が設けられており、給湯口24と茶葉供給口23とが横方向に並べて配置されている。給湯口24には、パネル5を貫通する給湯管25の一端が接続されている。給湯管25の他端は、図示しない機械室内にある貯湯タンクにポンプや電磁弁等(図示せず)を介して接続されており、給湯管25を介して機械室から供給される湯が給湯口24から放出される。
茶葉供給口23及び給湯口24の下方には、これらから放出された茶葉及び湯を受け取るためのファンネル26が設けられており、ファンネル26の内部には、受け取った茶葉を濾すための網目状の茶漉し27が取り付けられている。すなわち、ファンネル26は、その内部で茶葉の成分を湯に抽出して茶の生成を行うための部材であり、ファンネル26の底部には、生成された茶を注出するための注出口26aが形成されている。注出口26aの下方には、スノコ状(図1参照)の載置台7が設けられており、ファンネル26内で生成された茶が、載置台7上に載置された湯飲み等の容器8に注出される。また、ファンネル26は、矢印Aで示すように、反転軸26bを中心として図2の実線で示される位置と二点鎖線で示される位置との間で反転可能となっている。二点鎖線で示される位置にあるファンネル26’の下方には、上方側に開口した中空の排出容器9が形成されており、茶漉し27内の茶葉を排出容器9内に廃棄することが可能となっている。
尚、図示はされないが、パネル5の後方には、茶葉供給部22の定量ドラムの駆動機構、茶葉供給口23のシャッタの駆動機構、及びファンネル26を反転させるための駆動機構が設けられている。また、キャニスタ21の側方には、これらの駆動機構の動作を含め、飲料ディスペンサ1の動作を制御する制御部10が設けられている。さらに、ファンネル26の側方には、注出口26aに並んだ位置で開口する補助給湯管28が設けられている。補助給湯管28は、パネル5の後方側にある図示しない貯湯タンクから引き出された白湯を注出するためのものである。
以上のように構成される飲料ディスペンサ1において、キャニスタ21は、内部に茶葉を収容するキャニスタ本体31と、キャニスタ本体31の上縁部に設けられた蓋体41とを備えている。以下に詳述するように、蓋体41は、キャニスタ本体31の上面に形成された開口部を開閉する部材であって、キャニスタ本体31の上縁部における後方側(パネル5側)の端部で回動可能に支持されている。すなわち、図1の矢印Bで示されるように、蓋体41を後方側(パネル5側)に回動させることによって、キャニスタ本体31内への茶葉の供給が可能となる。
以下に、図3〜図4を用いてキャニスタ21の構成について詳細に説明する。
図3に示すように、キャニスタ本体31は、矩形の箱状に形成された収容部32と、収容部32から下方側に向かってテーパ状に狭くなる移行部33とを有しており、移行部33の下部に茶葉供給部22が設けられている。収容部32は、内部に茶葉を収容するための開口部32aを上面に有する部位であって、この開口部32aが蓋体41によって開閉される。また、収容部32の左右方向における一対の側壁32bにおいて、その上縁部における後端には、後方側に開口する軸支持部34がそれぞれ形成されている。一方、蓋体41は、収容部32の開口部32aを開閉する略平板状の蓋部42を有しており、蓋部42の一端側には、略円筒状の軸部43が形成されている。軸部43は、蓋部42の両側部から突出する支持端部43aを有しており、これらの支持端部43aがキャニスタ本体31の一対の軸支持部34内にそれぞれ配置される。
茶葉供給部22は、側方及び下方の三箇所にボルト穴22aを有しており、これらのボルト穴22aに通した図示しないボルトを筺体2内のパネル5(図1参照)に締結することによって、キャニスタ本体31がパネル5に隣接するように固定される。また、キャニスタ本体31がパネル5に固定されると、収容部32の後端に形成された軸支持部34は、パネル5によって閉じられるようになっている。すなわち、蓋体41の軸部43における支持端部43aをキャニスタ本体31の軸支持部34内に配置し、次いで、キャニスタ本体31をパネル5に固定すると、支持端部43aが軸支持部34内に拘束された状態となる。支持端部43aが軸支持部34内に拘束されることにより、軸部43が軸支持部34によって回動可能に支持された状態となり、蓋体41による開口部32aの開閉が可能となる。尚、キャニスタ本体31及び蓋体41は透明な樹脂から形成されている。したがって、蓋体41の蓋部42と軸部43とを射出成形等によって一体として成形することが容易となっている。
ここで、蓋体41が閉位置にある状態、すなわち蓋体41がキャニスタ本体31の開口部32aを閉塞した状態を図4(a)に示す。蓋体41の軸部43は、その両端にある支持端部43a(図3参照)より中心部が上方側に突出するように僅かに湾曲しており、この湾曲した部位が軸部43における突出部43bを形成している。また、軸部43の支持端部43aは、パネル5によって閉じられた軸支持部34内に配置されているため、軸部43とパネル5とが隣接した状態となっている。したがって、図4(b)の矢印Cで示すように、蓋体41を、キャニスタ本体31の開口部32aが開放される開位置まで回動させると、突出部43bは後方にあるパネル5に接触してパネル5から押圧された状態となる。蓋体41は樹脂製であり、軸部43は弾性変形可能となっているため、湾曲していた軸部43はパネル5から押圧された状態となって真直となる方向に弾性変形する。
弾性変形した軸部43が元の形状に戻ろうとする弾性力は、図4(b)の矢印Dで示すように、突出部43bをパネル5に押し付ける方向に作用するため、蓋体41の閉位置(図4(a)参照)への回動に対する抵抗となる。すなわち、この抵抗を上回る外力を蓋体41に与えない限り、蓋体41の回動は規制され、開位置、すなわち図4(b)に示す位置に固定された状態となる。また、軸部43の両端にある支持端部43aは、樹脂製であるキャニスタ本体31の一対の軸支持部34によって支持されているため、これらの軸支持部43は、図4(b)の矢印Eで示すように、軸部43が真直となるように変形することに伴って押し広げられる方向に変形する。押し広げられた軸支持部43が元の形状に戻ろうとする弾性力は、軸支持部34における支持端部43aの回動に対する抵抗となる。すなわち、開位置(図4(b)参照)に回動された蓋体41は、軸部43が湾曲した状態に戻ろうとする弾性力による抵抗と、押し広げられた軸支持部34が元の形状に戻ろうとする弾性力による抵抗とによって開位置に固定された状態となる。
次に、この発明の実施の形態1に係る飲料ディスペンサ1を用いて茶の生成及び注出を行う際の動作について、図1、2、4を用いて説明する。
まず、図1に示す筺体2の扉3の前面にある図示しない操作パネルの給茶スイッチが飲料ディスペンサ1の利用者によって操作される。図2に示すように、給茶スイッチが操作されると、パネル5の後方側にある図示しない給湯タンクから給湯管25を介して供給された湯が給湯口24からファンネル26内に放出される。尚、ファンネル26内の茶漉し27内には、キャニスタ21の茶葉供給口23から放出された所定量の茶葉が予め供給されている。茶漉し27内の茶葉の成分がファンネル26内に放出された湯に抽出されることによって茶が生成され、生成された茶が注出口26aから載置台7上の容器8に注出される。このように茶の生成及び注出が所定回数行われると、ファンネル26は二点鎖線で示す位置まで回動され、茶葉が排出容器9内に廃棄される。茶葉の廃棄後、ファンネル26が実線で示す位置まで戻されると、茶漉し27内にはキャニスタ21からの所定量の新たな茶葉が供給される。
茶漉し27内への茶葉の供給が何度か行われ、キャニスタ21内の茶葉の量が少なくなると、キャニスタ21内への茶葉の補充が行われる。茶葉の補充は、筺体2の扉3(図1参照)を開き、キャニスタ21の蓋体41を開くことによって可能となる。図4(a)に示すように、閉位置にある蓋体41を矢印Cで示す方向に開いて開位置(図4(b)参照)まで回動させると、軸部43の突出部43bとパネル5とが接触することにより、軸部43が真直となるように弾性変形する。弾性変形した軸部43が元の形状に戻ろうとする弾性力は、突出部43bをパネル5に押し付ける方向に作用(矢印D参照)するため、蓋体41の閉位置(図4(a)参照)への回動に対する抵抗となる。また、軸部43が真直となるように弾性変形することにより、キャニスタ本体31の一対の軸支持部34が押し広げられる。押し広げられた軸支持部43が元の形状に戻ろうとする弾性力は、軸支持部34における支持端部43aの回動に対する抵抗となる。すなわち、蓋体41は、軸部43が湾曲した状態に戻ろうとする弾性力による抵抗と、押し広げられた軸支持部34が元の形状に戻ろうとする弾性力による抵抗とによって開位置に固定されるため、磁石等を必要とすることなく、蓋体41の開位置での固定が可能となる。
以上のように、蓋体41の軸部43が突出部43bを含むように構成したので、キャニスタ21の蓋体41を閉位置から開位置に回動させると突出部43bがパネル5に接触する。また、突出部43bはパネル5から押圧された状態となって軸部43を弾性変形させる。変形した軸部43が元の形状に戻ろうとする弾性力は、突出部43bをパネル5に押し付ける方向に作用し、蓋体41の回動に対する抵抗となる。すなわち、この抵抗を上回る外力を蓋体41に与えない限り、蓋体41の回動が規制されて開位置に固定された状態となる。また、キャニスタ21は樹脂性であることが一般的であり、蓋体41の蓋部42と軸部43とを射出成形等によって一体的に成形しておけば、部品点数や組立工数が増大することがない。したがって、飲料ディスペンサ1において製品のコストの増大を抑えつつ、キャニスタ21の蓋体41を開いた位置で確実に固定することが可能となる。
また、軸部43を湾曲させることによって突出部43bとしたので、突出部43bがパネル5に接触し、パネル5に押圧された軸部43が真直となる方向に変形する。また、軸部43の両端にある支持端部43aはキャニスタ本体31の一対の軸支持部34によって支持されているため、軸部43の変形に伴い、これらの軸支持部34も押し広げられる方向に変形する。押し広げられた軸支持部34が元の形状に戻ろうとする弾性力は、軸支持部34における軸部43の回動に対する抵抗となる。すなわち、開位置に回動された蓋体41は、軸部43が湾曲した状態に戻ろうとする弾性力に起因する抵抗と、押し広げられた軸支持部34が元の形状に戻ろうとする弾性力に起因する抵抗とによって開位置に固定されるため、より確実に蓋体41を開位置に固定することが可能となる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係る飲料ディスペンサの構成について説明する。
この実施の形態2に係る飲料ディスペンサは、実施の形態1における蓋体が軸部を湾曲させることによって突出部を形成していたのに対し、真直な軸部の外周面に突起を形成するように構成したものである。尚、以下に説明する実施の形態において、図1〜5に示される符号と同一の符号は同一または同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図5(a)に示すように、キャニスタ51は、キャニスタ本体31と蓋体61とを備えており、蓋体61は、蓋部42と、キャニスタ本体31の軸支持部34に回動可能に支持される真直な軸部63とを有している。軸部63の外周面63cにおける中心部には、蓋体61が閉位置にある状態において上方側に突出する突起63bが形成されている。したがって、蓋体61を図5(b)に示される開位置まで回動させると、突起63b(図5(a)参照)がパネル5に接触してパネル5から押圧されるため、軸部63が湾曲するように弾性変形するようになっている。突起63bは、矢印Fで示すように、弾性変形した軸部63が元の形状に戻ろうとする弾性力によってパネル5に押しつけられるため、蓋体61の回動に対する抵抗となる。したがって、この抵抗を上回る外力を蓋体61に与えない限り、蓋体61の回動が規制されて開位置に固定された状態となる。
このように、軸部63の外周面63cに突起63bを形成しても、蓋体61を開位置に固定することが可能となる。また、真直な軸部63に突起63bを形成することは容易であり、且つ寸法上のばらつきを抑えられるため、安定して蓋体61を開位置に固定することが可能となる。
以上の実施の形態1、2におけるキャニスタは、蓋体が前後方向に沿って回動し、軸部の突出部が係合壁部(パネル)に接触するように構成されたが、蓋体の回動方向を限定するものではない。例えば、蓋体の軸部が図1に示すディスペンサ本体の側板に沿って配置されるように、すなわち、蓋体が横方向に沿って回動して側板に接触するように構成することも可能である。
また、実施の形態1、2における飲料ディスペンサは、茶葉の成分を湯に抽出することによって飲料としての茶を生成する装置として構成されたが、飲料ディスペンサを給茶機に限定するものではない。例えば水と粉末原料とを混合して清涼飲料等を生成する飲料ディスペンサ等、蓋体を有するキャニスタを備えるものであれば、本発明による構成を適用することが可能である。
1 飲料ディスペンサ、5 パネル(係合壁部)、21,51 キャニスタ、31 キャニスタ本体、32a 開口部、34 軸支持部、41,61 蓋体、43,63 軸部、43b 突出部、63b 突起(突出部)、63c 軸部の外周面。

Claims (1)

  1. 係合壁部に隣接して設けられるキャニスタを備え、前記キャニスタに収容された原料から飲料を生成する飲料ディスペンサであって、
    前記キャニスタは、
    前記原料を内部に収容するための開口部を有するキャニスタ本体と、
    前記開口部を閉塞する閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回動可能な蓋体とを備えており、
    前記蓋体は、前記キャニスタ本体に設けられた一対の軸支持部によって両端部を回動可能に支持される軸部を前記係合壁部側の端部に有し、
    前記軸部は、前記蓋体を前記閉位置から前記開位置に回動させることにより、前記係合壁部に接触して前記軸部を変形させる突出部を含み、
    前記突出部は、前記軸部を湾曲させることによって形成されることを特徴とする飲料ディスペンサ。
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