JP2000023844A - 給茶機 - Google Patents
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- JP2000023844A JP2000023844A JP10193331A JP19333198A JP2000023844A JP 2000023844 A JP2000023844 A JP 2000023844A JP 10193331 A JP10193331 A JP 10193331A JP 19333198 A JP19333198 A JP 19333198A JP 2000023844 A JP2000023844 A JP 2000023844A
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Abstract
間を1枚板で仕切れるようにする。 【解決手段】 給茶機の本体1を構成する底板30の右
側の前縁からは、L形をなすパネル5の前面部5Aが立
ち上がって取り付けられ、パネル5の側面部5Bが底板
30の奥縁に達するように立てられる。前面部5Aの表
側には、給湯口17と茶葉供給部13が設けられ、その
下方に、茶漉し19がファンネル20に取り付けられて
反転駆動可能に設けられる。前面部5Aの裏側に、茶漉
し19や茶葉供給部13の駆動機構がまとめて支持され
ている。茶漉し19や茶葉供給部13とそれらの駆動機
構との間が1枚板で仕切られた状態となり、飛散した茶
葉の微粉末や水滴が駆動機構側に侵入することが防がれ
る。1枚板であることで、前面部5Aの掃除もしやす
く、扉3を開いた場合の見栄えもよい。
Description
茶漉しや茶葉供給部の駆動機構の配設部分の構造に改良
を加えた給茶機に関する。
は、貯湯タンクから引き出された給湯口が臨んだ注出位
置に、茶葉を入れる茶漉しが反転駆動可能に設けられる
とともに、この茶漉しの上方に茶葉を定量ずつ供給可能
な茶葉供給部が設けられ、茶葉を収容した茶漉しに向け
て給湯口から定量の湯を吐出することでお茶が注出さ
れ、注出が所定回数行われたら茶漉しが反転されること
で茶殻が廃棄され、新たな茶葉が茶漉しに入れられるこ
とで注出が再開されるようになっている。ここで、茶漉
しの反転駆動や、茶葉供給部の駆動(定量ドラムの回転
駆動や供給口のシャッタの開閉駆動)は、モータ、リン
ク及びカム等の駆動機構を介して行われるが、従来これ
らの駆動機構は、給茶機本体の底板からステイを立てて
このステイに支持するようにしていた。
は、茶葉が茶漉しに供給された際に微粉末が飛び散った
り、茶漉しに向けて湯が吐出された際に水滴が跳ねたり
するおそれがあり、これらが駆動機構側に入り込まない
ように間に仕切りを設ける必要がある。しかるに従来で
は、上記のように駆動機構がステイに支持され、複雑か
つ雑然とした支持構造を呈していたため、隙間なく仕切
りを設けることは難しかった。そのため、微粉末や水滴
の侵入が防ぎ切れないという問題があった。また、仕切
りに付着した茶葉の微粉末や水滴を除去すべく掃除する
場合にも掃除がし辛く、見栄えも悪いという問題があっ
た。本発明は上記のような事情に基づいて完成されたも
のであって、その目的は、茶漉しや茶葉供給部とそれら
の駆動機構との間を1枚板で仕切れるようにするところ
にある。
めの手段として、請求項1の発明は、茶葉が収容された
茶漉しに向けて貯湯タンクから湯を吐出することでお茶
を注出する給湯機構と、茶漉しの茶殻を廃棄して茶葉供
給部から新たな茶葉を供給する茶葉交換機構とを備えた
給茶機において、給茶機本体の底板に前面パネルが立て
られ、この前面パネルの表側に前記茶漉しと前記茶葉供
給部が設けられる一方、前面パネルの裏側に、この前面
パネルを支持手段として前記茶葉供給部と前記茶漉しの
駆動機構が設けられている構成としたところに特徴を有
する。請求項2の発明は、請求項1の発明において、前
記前面パネルの一方の縦縁には、奥側に屈曲した仕切パ
ネルが一体に形成され、この仕切パネルの両側に、前記
駆動機構の収納空間と、前記貯湯タンクへ給水する給水
カセットの収納空間とが区分して構成されているところ
に特徴を有する。
葉供給部の駆動機構を底板に立てた前面パネルの裏にま
とめて支持する構造としたから、茶漉しや茶葉供給部と
それらの駆動機構との間を1枚板で仕切った状態にでき
る。このため、飛散した茶葉の微粉末や水滴が駆動機構
側に侵入することが確実に防がれる。また、前面パネル
の表面に付着した茶葉の微粉末や水滴を除去する場合に
も掃除がしやすく、かつ見栄えもよい。 <請求項2の発明>前面パネルに一体的に設けられた仕
切パネルによって、駆動機構とは区分された状態で給水
カセットの収納空間を構成することができる。
ないし図14に基づいて説明する。まず、本実施形態に
係る給茶機の全体的な構造を図1ないし図4により説明
する。符号1は給茶機の本体であって、上部側が前面に
張り出した縦長の箱形に形成され、底面の四隅に設けら
れた脚2によって支持されており、張り出した部分の前
面の開口に、扉3がヒンジ4を介して開閉可能に装着さ
れている。本体1内には、右側の前面から奥面に向けて
L形のパネル5が設けられ、パネル5の内側(右側)が
機械室6(図12参照)となっているとともに、外側の
底部に給水カセット7が収納可能とされている。機械室
6の奥側の上部には、ヒータを備えて湯を貯留しておく
ための貯湯タンク9が配置されており、上記した給水カ
セット7からポンプ(図示せず)を介して水が補給され
るようになっている。
葉を貯蔵するキャニスタ11が設けられている。キャニ
スタ11の下部には、図5に示すように、茶葉を掬って
所定量ずつ落下させることのできる定量ドラム12を内
蔵した茶葉供給部13が設けられ、その下端の茶葉供給
口14が開閉可能なシャッタ15で覆われている。貯湯
タンク9からは、図示しない電磁弁を介設した給湯管1
6が引き出されてパネル5の前面部5Aから突出し、そ
の突出端にシャワー式の給湯口17が取り付けられて、
上記の茶葉供給口14と並んで配設されている。
14と給湯口17の下方位置には、茶葉を収容する茶漉
し19がファンネル20に取り付けられて設けられ、フ
ァンネル軸21を中心として図3の左側に反転可能とさ
れている。ファンネル20の下方位置には、湯呑み等の
容器Aを載置する載置台22が取り付けられているとと
もに、上記した給水カセット7の前面に茶捨て容器23
が設けられている。また、上記した機械室6内の手前側
の位置には、ファンネル20の反転駆動、茶葉供給部1
3の定量ドラム12の回転駆動、並びにシャッタ15の
開閉駆動を行うための駆動機構Kが装備されている。な
お、ファンネル20の注出口20Aの側方には、貯湯タ
ンク9から引き出された白湯の注出用の補助給湯管27
が臨んでいる。また、注出口20Aと補助給湯管27の
回りには、受けトレイ28が着脱可能に取り付けられて
いる。
本体1は、図6に示すように方形の底板30を備え、こ
の底板30に上記したパネル5が立てられている。この
パネル5は平面L字形に形成されていて、底板30の前
縁における右側のほぼ2/3の領域から前面部5Aが立
ち上がっており、前面部5Aの左縁から直角曲げされた
側面部5Bが、底板30の奥縁にまで達している。パネ
ル5における前面部5Aと側面部5Bのコーナ部分の上
部側は、所定領域にわたって切り欠かれていて、後記す
る電装箱37の受け部31が形成されている。前面部5
Aの上縁には、切り欠き部分を含む全幅にわたって奥側
に直角曲げされたフランジ32Aが形成され、また側面
部5Bの上縁には、残余部分のみに左側に直角曲げされ
たフランジ32Bが形成されている。
側板33,34が立てられて取り付けられるようになっ
ている。両側板33,34は、それぞれ下縁の長さが底
板30の奥行き寸法にほぼ等しく、下縁から全高のほぼ
1/3上がった位置から上縁にわたって、前方に所定寸
法出っ張った段付き形状とされている。両側板33,3
4のうち右側の側板33には、その前方に出っ張った端
縁に、上記した扉3が予め装着されるようになってい
る。一方、左側の側板34には、その後縁側が直角曲げ
されることで後面板35が一体に形成されている。
てて固定することにより、扉3を含めた本体1の周壁が
形成される。ここで、後面板35と右側板33が直角に
突き合わされるコーナ部分の固定構造に工夫が凝らされ
ている。すなわち図7に示すように、後面板35の突き
合わせ端縁35Aは、手前側に引っ込んだ段付き状に形
成されていて、右側板33の直角曲げされた奥縁33A
が段付き面に重ねられてネジ36で止められることによ
り固定されている。このような固定構造を採用すると、
ネジ36の頭部が後面板35から飛び出さないため、本
体1の後面を壁面等に密着させて設置することができ
る。また、ネジ止めする際に、右側板33の奥縁33A
のエッジ部分が後面板35の本体部分に食い込むことが
避けられ、塗装の剥がれ等による錆の発生が防止できる
とともに、段付き形状としたことによりコーナ部分の強
度増が図られる。また、右側板33に扉3を予め取り付
け、また左側板34に後面板35を一体に設けた構造と
したことにより、メンテナンス等を行うに際して、本体
1を分解する作業が容易となる。
1には、各種制御装置等を収納した電装箱37が取り付
けられるようになっている。この電装箱37は、奥行き
方向に細長いほぼ直方体状に形成されているが、正面か
ら見た右側の側面37Aが、奥行き方向に向けて次第に
幅が狭くなるように斜めに形成されている。この電装箱
37は、図6の鎖線及び図8に示すように、右側の底面
部分がパネル5の受け部31で受けられつつ前面から挿
入され、パネル5の前面部5A及び側面部5Bのフラン
ジ32A,32B、並びに本体1の左側板34のフラン
ジ34Aが電装箱37の上面に当てられてネジ38で止
めることにより固定されている。
31で受けられつつネジ止めされるようになっているか
ら、ネジ止めする部分の負荷が軽減されてその強度が比
較的小さくて済み、構造の簡略化、ひいては給茶機の本
体1の軽量化を図ることができる。また電装箱37の主
に右側面37Aが、パネル5の一部を構成することにな
るので、パネル5を形成する板材の量を節約することが
できる。なお、上記した本体1の天井の開口には、図6
に示すように天板40が被着されるようになっており、
この天板40には、パネル5の前面部5Aの少し後方位
置においてヒンジを介して開閉可能な蓋部41が設けら
れている。
のようにキャニスタ11が取り付けられている。キャニ
スタ11は、図5に示すように、上面側が大きく開口し
た箱状をなし、下部の茶葉供給部13には既述した定量
ドラム12が回転可能に収容されている。この定量ドラ
ム12は、同図(B)に示すように、アウタドラム43
とインナドラム44とから構成されており、両者は一体
的に回転可能であるとともに、インナドラム44をアウ
タドラム43内で相対的に回転させることによって、両
者の間に構成される収容凹部45の大きさが調節可能と
されている。このインナドラム44の回転操作は、同図
(A)に示すように、キャニスタ11の前面に突出した
摘み46によって行われ、この摘み46は矢印形に形成
されている一方、茶葉供給部13の外表面には、収容凹
部45の大きさ、すなわち茶葉の供給量を示す目盛り4
7が形成されていて、回転操作用の摘み46が目盛り4
7を指す指示矢を兼用している。
49が奥側への開閉可能に設けられており、キャニスタ
11は、蓋板49がパネル5の前面部5Aの上縁とほぼ
面一となる位置でネジ止めされて取り付けられている。
蓋板49の支持部分の構造は、図9に示すように、蓋板
49の奥縁の両端に軸50が横向きに突設されている一
方、キャニスタ11の背面の上縁には、背面側に開口し
た一対の軸受溝51が形成されている。そして蓋板49
は、両軸50を軸受溝51内に背面側から嵌めて手前に
倒すことで被せられ、キャニスタ11が取り付けられた
場合に、パネル5の前面部5Aで軸受溝51が閉じられ
ることで、蓋板49が軸50回りに回動可能に取り付け
られた状態となる。上記したように、本体1の天板40
の蓋部41を開けることでキャニスタ11の上面が開放
されるので、引き続いてキャニスタ11の蓋板49を開
けることで、キャニスタ11内に新たな茶葉を入れるこ
とができる。またキャニスタ11の背面には、図9に示
すように、前方に引っ込んだ凹部52が形成されてい
る。
機構Kが収納されており、続いて駆動機構K並びにその
収納構造を図10ないし図12により説明する。パネル
5の前面部5Aの裏面側には、図12に示すように、所
定間隔を開けてベース板53が取り付けられている。ベ
ース板53の表面側(同図の左側)の上部には、モータ
54とこれに連結された減速機構55が取り付けられて
おり、モータ54の一部が、図9にも示すように、パネ
ル5の前面部5Aに開口された窓孔56を通してその前
方に突出し、キャニスタ11の裏面の凹部52内に収ま
るようになっている。減速機構55の出力軸57の前端
側は、同窓孔56を通して突出して、上記した茶葉供給
部13の定量ドラム12と一体回転可能に連結されてい
る。この出力軸57には、シャッタ15と一体回転可能
なシャッタ軸58に設けられたフォロワ部58Aと係合
して、シャッタ15を開閉制御する第1カム59が固定
されている。
(B)に示すように、収容凹部45を同図のほぼ右側に
向けた姿勢にあり、モータ54が起動されると、定量ド
ラム12が同図の反時計回り方向に回転して、途中で茶
葉が収容凹部45に入れられ、収容凹部45が下向きと
なったところで、第1カム59の機能によりシャッタ1
5が閉鎖付勢用のバネ60の付勢力に抗して開放され、
1回転したところでモータ54が停止するとともに、シ
ャッタ15が閉じられるようになっている。
ファンネル20の一端(図3の左側)に固定された前記
のファンネル軸21が、パネル5の前面部5Aを貫通し
て回転自由に支持されている。一方、上記した減速機構
55の出力軸57の後端が、ベース板53を貫通してそ
の後面に突出し、そこに第2カム62が固定されてい
る。この第2カム62の背面における軸心から偏心した
位置には、作動リンク63の上端が連結され、下端に設
けられたピン64が、ファンネル軸21と一体回動可能
に設けられたアクチュエータ65と係合されている。ま
た、作動リンク63の側方にはストッパレバー66が支
持され、その上端が第2カム62と係合している。
9が上を向いた水平姿勢を取っており、モータ54の起
動に伴い出力軸57が駆動されると、第2カム62が図
11の時計回り方向に回転することで作動リンク63が
下降して、アクチュエータ65を介してファンネル20
が、図3の反時計回り方向に反転される(同図の2点鎖
線)。出力軸57がさらに回転されると、今度は作動リ
ンク63が上昇することで、アクチュエータ65を逆方
向に回転させつつファンネル20が元位置側に回動し、
その途中で、第2カム62の機能によりストッパレバー
66がストップ位置に揺動進出して、アクチュエータ6
5に係止することで、茶漉し19が斜め上方を向いて茶
葉供給口14の直下に対応する姿勢で停止する(図3の
1点鎖線)。さらに出力軸57が回転されると、ストッ
パレバー66が退避することで、アクチュエータ65を
回動させつつファンネル20が元位置に回動復帰するよ
うになっている。
11とファンネル20の配設位置の間の位置には、図3
に示すように蒸気抜き孔68が開口され、蒸気抜き孔6
8の裏面側に蒸気抜きファン69が設けられている。こ
の蒸気抜きファン69は、図12に示すように、上記し
たベース板53から切り起こし形成された上下一対のブ
ラケット70にネジ止めされて取り付けられている。一
方、本体1の天板40における奥縁側には、排気孔72
が形成されている。従って蒸気抜きファン69が駆動さ
れると、茶漉し19の上方付近に立ち上った蒸気が蒸気
抜き孔68を通して引かれて、パネル5の前面部5Aと
ベース板53の間の形成された流通空間74を上昇し、
本体1内の天井部に至ったのち上記した排気孔72から
排出されるようになっている。なお、蒸気抜きファン6
9で引かれなかった蒸気の一部は、天板40の蓋部41
の左端部や、右側板33の手前側の上部に設けられた排
気孔73から外部に排出できるようになっている。
Bとの間の底部側には、上記したように給水カセット7
の収納空間75が構成されている。給水カセット7は合
成樹脂製であって、図13に示すように、横幅が狭くて
奥行きの深い形状に形成されており、奥まで押し込まれ
た状態で手前側の面がパネル5の前面部5Aとほぼ面一
となって、収納空間75内にぴったりと収まる大きさと
なっている(図4参照)。給水カセット7の上面の奥側
には取っ手77が形成されているとともに、上面の手前
側に補充口が開口され、ここに吸込管79が垂下状に設
けられたキャップ80が取り付けられ、このキャップ8
0に、接続具81が抜き差し可能に取り付けられるよう
になっている。
は、ポンプ(図示せず)の介設された補給ホース82が
接続され、その先端がパネル5の側面部5Bを貫通して
突出し、接続具81に接続されている。また貯湯タンク
9から引き出されたオーバフローホース83が同じく側
面部5Bを貫通して同接続具81に接続されている。そ
して、接続具81がキャップ80に接続された状態でポ
ンプが駆動されると、給水カセット7内の水が汲み上げ
られて、貯湯タンク9に補給されるようなっている。ま
た、貯湯タンク9からオーバフローした湯は、オーバフ
ローホース83により給水カセット7に戻されるように
なっている。
3が配設されている。この茶捨て容器23は合成樹脂製
であって、図13に示すように上面開口の箱形に形成さ
れている。茶捨て容器23の取付構造は、以下のようで
ある。上記した給水カセット7の収納空間75における
底面の前縁には、図14に示すように、断面山形となっ
た係止突部85が一体的に形成されている。一方、茶捨
て容器23の後面の下縁には、上記した係止突部85に
嵌合可能な係止凹部86が形成されている。また、給水
カセット7の前面には、少し斜め上方を向いた嵌合突条
87が幅方向に形成されているとともに、茶捨て容器2
3の後面には、嵌合突条87が嵌合可能な長孔88が形
成されている。
(A)に示すように、斜め姿勢にして係止凹部86を係
止突部85に載せたのち、上部側を給水カセット7側に
向けて起こして、長孔88を嵌合突条87に引っ掛ける
ようにして嵌めると、給水カセット7の手前において直
立姿勢で支持される。また本体1の扉3を閉めると、同
図(B)に示すように、その下縁が茶捨て容器23の前
面の上縁に係止する。扉3の揺動端には、図2に示すよ
うに上下一対のマグネット90が装着され、左側板34
の端縁に吸着されることで扉3は閉鎖状態に保持される
ようになっており、これにより扉3の閉鎖時には茶捨て
容器23が簡単には外れない構造となっている。
続いてその作用を説明する。お茶を注出する場合には、
載置台22に容器Aを置いた後、扉3の前面に設けられ
たお茶スイッチ25を操作すると、図3の実線に示す茶
葉の入れられた茶漉し19に向けて給湯口17から所定
量の湯が吐出され、ファンネル20の注出口20Aから
お茶が注出されて容器Aに入れられる。なお、お湯スイ
ッチ26を操作すると、補助給湯管27から所定量の白
湯が直接に容器Aに注がれる。お茶または白湯が注出さ
れると、その都度ポンプが駆動されて給水カセット7か
ら貯湯タンク9に清水が補給される。
れると、駆動機構Kのモータ54が起動されて、既述し
たようにファンネル20すなわち茶漉し19が茶捨て容
器23側に反転駆動されて(図3の2点鎖線)、茶殻が
茶捨て容器23内に廃棄される。引き続いて、茶漉し1
9が元位置に復帰する途中において、同図の1点鎖線に
示すように、斜め姿勢で茶葉供給口14の直下に停止
し、定量ドラム12の回転とシャッタ15の開放によっ
て、設定した所定量の新たな茶葉が茶漉し19内に供給
される。そののち茶漉し19が元位置に復帰して、次の
お茶の注出が可能となる。
れることに伴いモータ54が発熱する。このモータ54
は、その一部がキャニスタ11の裏面の凹部52内に収
納された状態で設けられているから、このモータ54の
発熱が、キャニスタ11内に貯留された茶葉を外部から
加熱乾燥することに機能する。すなわち、格別の乾燥装
置を装備しなくてもキャニスタ11内に貯留された茶葉
が湿気ることを抑制できる。なお図12に示されるよう
に、キャニスタ11の凹部52の上部側とパネル5の前
面部5Aとの間に溜まり空間52Aが形成されるように
なっていると、モータ54からの熱気が溜まり空間52
Aに溜まった状態となって、キャニスタ11内を加熱乾
燥するのにより好都合となる。
ち上り、これがキャニスタ11内に侵入すると、茶葉が
湿気ることになるので、給茶機が稼働されている間は、
蒸気抜きファン69が駆動されている。これにより、蒸
気が蒸気抜き孔68から引かれて、パネル5の前面部5
Aとベース板53の間の流通空間74を通って天井部の
排気孔72から排出され、キャニスタ11への蒸気の侵
入が防止されることは既述したとおりである。
には、蒸気抜きファン69の駆動によって、比較的低温
の空気が上記した蒸気抜きと同じ経路を辿って流通する
ことになる。ここで、図12に示すように、モータ54
はベース板53の表面側の上部に取り付けられ、また電
装箱37は、受け部31に嵌められてパネル5の一部を
構成するようにして取り付けられ、いずれも空気の流通
空間74に臨んで配置されているから、上記のように比
較的低温の空気が流通することに伴い、モータ54の過
剰発熱が抑制され、また電装箱37も冷却される。な
お、茶葉が茶漉し19に供給されているときに、蒸気抜
きファン69が駆動していると、飛散した茶葉の微粉末
も併せて引かれて外部に排出されるおそれがあるので、
茶葉の供給時には蒸気抜きファン69の駆動を停止する
ようにしてもよい。
は、以下のような手順で行う。まず扉3を開ける。そう
すると、茶捨て容器23に対する扉3の係止が解除され
るので、図14(A)に示すように、茶捨て容器23の
長孔88を給水カセット7の嵌合突条87から引き抜き
つつ持ち上げることで、茶捨て容器23を簡単に外すこ
とができる。そののち、接続具81をキャップ80から
抜き取り、取っ手77を持って引っ張ることによって、
給水カセット7を機外に引き出すことができる。そうし
たら、水場に行って、給水カセット7に清水を補充し、
併せて茶捨て容器23内の茶殻を廃棄して洗浄すればよ
い。
な場合は、茶捨て容器23内に茶殻が貯まってその廃棄
と洗浄とが必要なタイミングでもある。この実施形態に
よれば、給水カセット7の前面に茶捨て容器23が配さ
れ、しかも給水カセット7を取り出す前に必然的に茶捨
て容器23を取り出す構造となっているから、給水カセ
ット7への清水の補充と、茶捨て容器23内の茶殻の廃
棄とその洗浄を行う場合に、きわめて使い勝手の良いも
のとなっている。また、両者は給茶機の前面側から取り
出せるので、給茶機の前面以外の側面のスペースも有効
利用できる。
行うべく扉3を開いた場合に、茶漉し19、受けトレイ
28さらには載置台22等を外して、併せて洗浄するこ
とが好ましい。また、特にパネル5の前面部5Aには、
茶葉の微粉末や、水滴が付着しやすいので、扉3を開け
た場合に拭き掃除することが好ましい。その場合、パネ
ル5の前面部5Aが1枚板により形成されているから、
掃除がきわめてやりやすい。
本体1の底板30の前縁からパネル5の前面部5Aが立
てられていて、茶漉し19や茶葉供給部13の駆動機構
Kをパネル5の前面部5Aの裏側にまとめて支持する構
造としたから、茶漉し19や茶葉供給部13とそれらの
駆動機構Kとの間を1枚板で仕切った状態にできる。こ
のため、飛散した茶葉の微粉末や水滴が駆動機構K側に
侵入することが確実に防がれる。また、パネル5の前面
部5Aの表面に付着した茶葉の微粉末や水滴を除去する
場合にも掃除がしやすく、かつ扉3を開いた場合の見栄
えもよい。
前面部5Aの左側縁から奥方に向かう側面部5Bが一体
的に形成された形状となっているから、パネル5を取り
付けるだけで、側面部5Bの外側に駆動機構Kとは区分
された状態で給水カセット7の収納空間75を簡単に構
成することができる。なお本発明は上記記述及び図面に
よって説明した実施形態に限定されるものではなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施すること
ができる。
図
図
面部 7…給水カセット 9…貯湯タンク 13…茶葉
供給部 17…給湯口 19…茶漉し 20…ファンネ
ル 23…茶捨て容器 30…底板 75…(給水カセ
ット7の)収納空間 K…駆動機構
Claims (2)
- 【請求項1】 茶葉が収容された茶漉しに向けて貯湯タ
ンクから湯を吐出することでお茶を注出する給湯機構
と、茶漉しの茶殻を廃棄して茶葉供給部から新たな茶葉
を供給する茶葉交換機構とを備えた給茶機において、 給茶機本体の底板に前面パネルが立てられ、この前面パ
ネルの表側に前記茶漉しと前記茶葉供給部が設けられる
一方、前面パネルの裏側に、この前面パネルを支持手段
として前記茶葉供給部と前記茶漉しの駆動機構が設けら
れていることを特徴とする給茶機。 - 【請求項2】 前記前面パネルの一方の縦縁には、奥側
に屈曲した仕切パネルが一体に形成され、この仕切パネ
ルの両側に、前記駆動機構の収納空間と、前記貯湯タン
クへ給水する給水カセットの収納空間とが区分して構成
されていることを特徴とする請求項1記載の給茶機。
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JP19333198A JP3714800B2 (ja) | 1998-07-08 | 1998-07-08 | 給茶機 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010029394A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Toshiba Electric Appliance Co Ltd | 飲料供給装置 |
JP2012223269A (ja) * | 2011-04-18 | 2012-11-15 | Hoshizaki Electric Co Ltd | ディスペンサ |
US9295360B2 (en) | 2014-03-14 | 2016-03-29 | Cornelius, Inc. | Devices for brewing and/or steeping tea |
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CN110693324A (zh) * | 2018-07-09 | 2020-01-17 | 惠州市和易科技有限公司 | 一种自动泡茶机 |
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1998
- 1998-07-08 JP JP19333198A patent/JP3714800B2/ja not_active Expired - Fee Related
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