JPH09252687A - 魚釣用リール - Google Patents
魚釣用リールInfo
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- JPH09252687A JPH09252687A JP7008496A JP7008496A JPH09252687A JP H09252687 A JPH09252687 A JP H09252687A JP 7008496 A JP7008496 A JP 7008496A JP 7008496 A JP7008496 A JP 7008496A JP H09252687 A JPH09252687 A JP H09252687A
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- fishing
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- grip portion
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Abstract
(57)【要約】
【課題】釣竿に一体的に装着可能な魚釣用リールにおい
て、実釣時にサミング操作を安定して行える魚釣用リー
ルを提供すること。 【解決手段】本発明の魚釣用リールは、釣糸放出方向の
先端部に釣竿９０を装着可能とするものであり、釣糸が
巻回されるスプール５とこのスプール５を巻取駆動する
ハンドル１２とを備えたリール本体１と、実釣時にリー
ル本体１と共に一体的に握持保持される握部２とを有し
ている。この握部２は、リール本体１および握部２を握
持保持した際、その親指の先端腹部がスプール５の中央
部に位置するようにリール本体１のスプール中央部を通
過する直線Ｐに対し偏位している。
て、実釣時にサミング操作を安定して行える魚釣用リー
ルを提供すること。 【解決手段】本発明の魚釣用リールは、釣糸放出方向の
先端部に釣竿９０を装着可能とするものであり、釣糸が
巻回されるスプール５とこのスプール５を巻取駆動する
ハンドル１２とを備えたリール本体１と、実釣時にリー
ル本体１と共に一体的に握持保持される握部２とを有し
ている。この握部２は、リール本体１および握部２を握
持保持した際、その親指の先端腹部がスプール５の中央
部に位置するようにリール本体１のスプール中央部を通
過する直線Ｐに対し偏位している。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は魚釣用リールに関
し、詳細には、釣竿との一体化が可能な魚釣用リールに
関する。
し、詳細には、釣竿との一体化が可能な魚釣用リールに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、釣竿本体に装着される魚釣用リー
ルの握持保持性を向上する共に軽量、コンパクト化を達
成するために、例えば、実開昭４９−９７８９号および
米国特許第２１２００６９号に開示されているように、
釣竿の基端部に一体的に装着される魚釣用リールが知ら
れている。
ルの握持保持性を向上する共に軽量、コンパクト化を達
成するために、例えば、実開昭４９−９７８９号および
米国特許第２１２００６９号に開示されているように、
釣竿の基端部に一体的に装着される魚釣用リールが知ら
れている。
【０００３】この釣竿と一体化される魚釣用リール（竿
一体魚釣用リール）は、釣竿の延出方向に沿うように縦
長状の形状を成しており、釣糸が巻回されるスプール
と、スプールを回転駆動するハンドルとを備えたリール
本体と、このリール本体と共に一体的に握持保持される
握部とを有し、釣竿の基端部と一体化した状態で、スプ
ールに巻回された釣糸を中通しさせて釣竿の先端から導
出させる構成となっている。
一体魚釣用リール）は、釣竿の延出方向に沿うように縦
長状の形状を成しており、釣糸が巻回されるスプール
と、スプールを回転駆動するハンドルとを備えたリール
本体と、このリール本体と共に一体的に握持保持される
握部とを有し、釣竿の基端部と一体化した状態で、スプ
ールに巻回された釣糸を中通しさせて釣竿の先端から導
出させる構成となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記魚釣用リールを釣
竿に装着して実際に魚釣りを行う場合、釣糸放出時等に
おいて、スプールのサミング操作が行われる。しかしな
がら、リール本体と握部が釣竿長手方向の同一直線上に
形成されているため、実釣時における握持保持した際の
手の親指の先端腹部が、スプール中央部より一側（ハン
ドル側）に片寄ってしまい、スプールへのサミング操作
が容易にかつ微妙に行えない、等の問題がある。この発
明は、釣竿に一体的に装着可能な魚釣用リールにおい
て、実釣時にサミング操作を安定して行える魚釣用リー
ルを提供することを目的とする。
竿に装着して実際に魚釣りを行う場合、釣糸放出時等に
おいて、スプールのサミング操作が行われる。しかしな
がら、リール本体と握部が釣竿長手方向の同一直線上に
形成されているため、実釣時における握持保持した際の
手の親指の先端腹部が、スプール中央部より一側（ハン
ドル側）に片寄ってしまい、スプールへのサミング操作
が容易にかつ微妙に行えない、等の問題がある。この発
明は、釣竿に一体的に装着可能な魚釣用リールにおい
て、実釣時にサミング操作を安定して行える魚釣用リー
ルを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、リール本体と
握部が同一直線上にあることにより、実釣時にリール本
体と握部を握持保持した際、その親指の先端腹部の位置
がスプール中央部より一側に片寄ってしまい、スプール
へのサミング操作が容易にかつ微妙に行えないという課
題を見出だしたことに基づいて成されたものである。
握部が同一直線上にあることにより、実釣時にリール本
体と握部を握持保持した際、その親指の先端腹部の位置
がスプール中央部より一側に片寄ってしまい、スプール
へのサミング操作が容易にかつ微妙に行えないという課
題を見出だしたことに基づいて成されたものである。
【０００６】そして、この課題を解決するために、本発
明は、釣糸が巻回されるスプールとこのスプールを巻取
駆動するハンドルとを備えたリール本体と、実釣時にリ
ール本体と共に一体的に握持保持される握部とを有し、
釣糸放出方向の先端部に釣竿を装着可能とする魚釣用リ
ールにおいて、前記握部を、前記リール本体のスプール
中央部を通過する直線に対し偏位させ、あるいは傾斜さ
せたことを特徴としている。
明は、釣糸が巻回されるスプールとこのスプールを巻取
駆動するハンドルとを備えたリール本体と、実釣時にリ
ール本体と共に一体的に握持保持される握部とを有し、
釣糸放出方向の先端部に釣竿を装着可能とする魚釣用リ
ールにおいて、前記握部を、前記リール本体のスプール
中央部を通過する直線に対し偏位させ、あるいは傾斜さ
せたことを特徴としている。
【０００７】すなわち、リール本体と一体的に握持保持
される握部は、握持保持した際の親指の先端腹部がスプ
ール中央部に位置するように構成されているため、実釣
時のサミング操作は、スプールの中央領域で安定して行
うことが可能となる。
される握部は、握持保持した際の親指の先端腹部がスプ
ール中央部に位置するように構成されているため、実釣
時のサミング操作は、スプールの中央領域で安定して行
うことが可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について説明する。図１は、本発明に係る魚釣用リー
ルの一実施の形態を示しており、釣竿に装着した状態を
示す平面図、図２は、図１の魚釣用リールの縦断面図で
ある。この実施の形態の魚釣用リールは、左手でハンド
ルの巻取操作を行うように構成されている。
態について説明する。図１は、本発明に係る魚釣用リー
ルの一実施の形態を示しており、釣竿に装着した状態を
示す平面図、図２は、図１の魚釣用リールの縦断面図で
ある。この実施の形態の魚釣用リールは、左手でハンド
ルの巻取操作を行うように構成されている。
【０００９】リール本体１は、フレーム１ａとそれに取
り付けられる左右側板１ｂ，１ｃを有しており、その先
端部（釣糸放出方向先端部）には、捩じ込み、嵌入等の
接続手段によって釣竿９０の基端部９１が着脱自在に装
着され、もしくは接着によって一体的に固定されてい
る。リール本体１の外表面は、それに装着される釣竿９
０の外表面と一体化して連続するように構成されてお
り、釣竿が装着される領域からスプール支持領域に至る
まで、高さ方向および幅方向のディメンションが次第に
増加し、そこから後方に向けて次第に減少する滑らかな
面によって構成されている。このスプール支持領域から
後方に向けて次第に減少する領域は、図１の２点鎖線で
示すように、掌の母指球領域および小指球領域で握持保
持される握部２である。
り付けられる左右側板１ｂ，１ｃを有しており、その先
端部（釣糸放出方向先端部）には、捩じ込み、嵌入等の
接続手段によって釣竿９０の基端部９１が着脱自在に装
着され、もしくは接着によって一体的に固定されてい
る。リール本体１の外表面は、それに装着される釣竿９
０の外表面と一体化して連続するように構成されてお
り、釣竿が装着される領域からスプール支持領域に至る
まで、高さ方向および幅方向のディメンションが次第に
増加し、そこから後方に向けて次第に減少する滑らかな
面によって構成されている。このスプール支持領域から
後方に向けて次第に減少する領域は、図１の２点鎖線で
示すように、掌の母指球領域および小指球領域で握持保
持される握部２である。
【００１０】リール本体１のフレーム１ａに取り付けら
れる左右側板１ｂ，１ｃ間には、スプール５を取り付け
たスプール軸５ａが、軸受を介して回転可能に支持され
ている。スプール軸５ａの一端側にはピニオン７が軸方
向に摺動可能に設けられており、このピニオン７は、ハ
ンドル軸８に取り付けられた駆動歯車１０と噛合してい
る。この結果、スプール５は、ハンドル軸８に取り付け
られているハンドル１２を回転操作することによって、
駆動歯車１０およびピニオン７を介して回転駆動され
る。なお、ハンドル軸８には、公知のドラグ機構が設け
られており、制動調節体１３を回転操作することによっ
てドラグ調節が可能となっている。
れる左右側板１ｂ，１ｃ間には、スプール５を取り付け
たスプール軸５ａが、軸受を介して回転可能に支持され
ている。スプール軸５ａの一端側にはピニオン７が軸方
向に摺動可能に設けられており、このピニオン７は、ハ
ンドル軸８に取り付けられた駆動歯車１０と噛合してい
る。この結果、スプール５は、ハンドル軸８に取り付け
られているハンドル１２を回転操作することによって、
駆動歯車１０およびピニオン７を介して回転駆動され
る。なお、ハンドル軸８には、公知のドラグ機構が設け
られており、制動調節体１３を回転操作することによっ
てドラグ調節が可能となっている。
【００１１】前記スプール軸５ａの他端側には、ギヤ１
５が取り付けられており、このギヤ１５には、ギヤ１６
を介してレベルワインド装置２０のトラバース軸２１が
取り付けられたギヤ１７が噛合している。トラバース軸
２１には、ギヤ１７が回転されることによって、左右側
板１ｂ，１ｃ間を往復動される糸案内体２２が係合して
おり、スプール５に巻回されている釣糸Ｓは、この糸案
内体２２を介して釣竿９０内に中通しされる。この結
果、ハンドル１２を巻取回転すると、スプール５の巻取
回転と共にレベルワインド装置２０の糸案内体２２は、
ギヤ１５〜１７およびトラバース軸２１を介して左右往
復動され、釣糸はスプール５に平行に巻回される。な
お、このようなレベルワインド装置は、そのトラバース
軸がスプール５の後方側に設けた構成のものであっても
良いし、あるいはレベルワインド装置自体を省略しても
良い。
５が取り付けられており、このギヤ１５には、ギヤ１６
を介してレベルワインド装置２０のトラバース軸２１が
取り付けられたギヤ１７が噛合している。トラバース軸
２１には、ギヤ１７が回転されることによって、左右側
板１ｂ，１ｃ間を往復動される糸案内体２２が係合して
おり、スプール５に巻回されている釣糸Ｓは、この糸案
内体２２を介して釣竿９０内に中通しされる。この結
果、ハンドル１２を巻取回転すると、スプール５の巻取
回転と共にレベルワインド装置２０の糸案内体２２は、
ギヤ１５〜１７およびトラバース軸２１を介して左右往
復動され、釣糸はスプール５に平行に巻回される。な
お、このようなレベルワインド装置は、そのトラバース
軸がスプール５の後方側に設けた構成のものであっても
良いし、あるいはレベルワインド装置自体を省略しても
良い。
【００１２】リール本体１の上面部には、実釣時におい
て、リール本体１および握部２を一体的に握持保持した
際に、スプール５のサミング操作を可能とするように、
開口部２５が形成されている。このサミング操作は、図
１の２点鎖線で示すように、握持保持している手の親指
の先端腹部を、開口部２５を介してスプール５に押さえ
付けることによって行われる。
て、リール本体１および握部２を一体的に握持保持した
際に、スプール５のサミング操作を可能とするように、
開口部２５が形成されている。このサミング操作は、図
１の２点鎖線で示すように、握持保持している手の親指
の先端腹部を、開口部２５を介してスプール５に押さえ
付けることによって行われる。
【００１３】リール本体と一体的に握持保持される前記
握部２は、図に示すように、リール本体１のスプール５
の中央部を通過する直線Ｐに対し、Ｗだけ反ハンドル側
に偏位した状態でリール本体１と一体的に形成されてい
る。すなわち、握部２が直線Ｐと一致していると、リー
ル本体１および握部２を自然に握持保持した際、親指の
先端腹部は、スプール５の中央部からハンドル側に位置
してしまうため、握部２を反ハンドル側に偏位させるこ
とにより、その親指の先端腹部の位置をスプール５の中
央部に位置させている。この結果、リール本体１および
握部２を自然に握持保持した際のスプールのサミング操
作は、スプール５の中央部で行うことができるため、容
易かつ安定して行うことができる。
握部２は、図に示すように、リール本体１のスプール５
の中央部を通過する直線Ｐに対し、Ｗだけ反ハンドル側
に偏位した状態でリール本体１と一体的に形成されてい
る。すなわち、握部２が直線Ｐと一致していると、リー
ル本体１および握部２を自然に握持保持した際、親指の
先端腹部は、スプール５の中央部からハンドル側に位置
してしまうため、握部２を反ハンドル側に偏位させるこ
とにより、その親指の先端腹部の位置をスプール５の中
央部に位置させている。この結果、リール本体１および
握部２を自然に握持保持した際のスプールのサミング操
作は、スプール５の中央部で行うことができるため、容
易かつ安定して行うことができる。
【００１４】この場合、リール本体１の上面部に形成さ
れる開口部２５は、図に示すようにリール本体１および
握部２を握持保持した際の手の親指の向きに沿うように
形成することが好ましい。すなわち、リール本体１およ
び握部２を確実に握持保持すると、その親指は、握部２
が延出する方向に対し、ハンドル１２側に傾斜する方向
となる。従って、開口部２５を、そのような親指方向に
沿うように、直線Ｐに対してハンドル１２側に傾斜させ
ることにより、握持保持を確実にしながらスプールのサ
ミング操作を行うことを可能としている。なお、この開
口部２５の周縁部には、親指の腹部が当接しやすいよう
に、内側に向けて傾斜したテーパ部２５ａを形成してお
くことが好ましい。
れる開口部２５は、図に示すようにリール本体１および
握部２を握持保持した際の手の親指の向きに沿うように
形成することが好ましい。すなわち、リール本体１およ
び握部２を確実に握持保持すると、その親指は、握部２
が延出する方向に対し、ハンドル１２側に傾斜する方向
となる。従って、開口部２５を、そのような親指方向に
沿うように、直線Ｐに対してハンドル１２側に傾斜させ
ることにより、握持保持を確実にしながらスプールのサ
ミング操作を行うことを可能としている。なお、この開
口部２５の周縁部には、親指の腹部が当接しやすいよう
に、内側に向けて傾斜したテーパ部２５ａを形成してお
くことが好ましい。
【００１５】このような構成により、実釣時におけるサ
ミング操作は、スプール５の中央部で行えると共に、握
持保持を安定した状態で確実に行うことができる。ま
た、このような握持保持を確実にするため、握部２に
は、図に示すように、握持保持した際に、薬指および小
指が確実に係止できるように、幅方向および高さ方向に
おいて中心側に窪む滑らかな凹所２ａ，２ｂを形成し、
さらに、リール本体１から握部２にかけて、握持保持し
た際の中指が確実に係止できるように、その下面領域に
突出部（トリガー）２ｃを形成しておくことが好まし
い。
ミング操作は、スプール５の中央部で行えると共に、握
持保持を安定した状態で確実に行うことができる。ま
た、このような握持保持を確実にするため、握部２に
は、図に示すように、握持保持した際に、薬指および小
指が確実に係止できるように、幅方向および高さ方向に
おいて中心側に窪む滑らかな凹所２ａ，２ｂを形成し、
さらに、リール本体１から握部２にかけて、握持保持し
た際の中指が確実に係止できるように、その下面領域に
突出部（トリガー）２ｃを形成しておくことが好まし
い。
【００１６】前記スプール軸５ａに取り付けられたピニ
オン７には、図示していない公知のクラッチ機構が係合
している。このクラッチ機構は、ピニオン７を軸方向に
摺動させることにより、ハンドル１２からの回転駆動力
をスプール５に伝達し（クラッチＯＮ；釣糸巻取状
態）、もしくはその伝達を断つ（クラッチＯＦＦ；釣糸
放出状態）ものであり、クラッチ切換部材３０の操作に
よって、その切換え操作が成される。クラッチ切換部材
３０の取付け位置および操作方向等は種々変形すること
ができるが、本実施の形態では、リール本体１および握
部２を握持保持した状態でクラッチ切換操作ができるよ
うに、親指の先端側が位置する近傍で前後方向にスライ
ド操作できるように配置、構成されている。
オン７には、図示していない公知のクラッチ機構が係合
している。このクラッチ機構は、ピニオン７を軸方向に
摺動させることにより、ハンドル１２からの回転駆動力
をスプール５に伝達し（クラッチＯＮ；釣糸巻取状
態）、もしくはその伝達を断つ（クラッチＯＦＦ；釣糸
放出状態）ものであり、クラッチ切換部材３０の操作に
よって、その切換え操作が成される。クラッチ切換部材
３０の取付け位置および操作方向等は種々変形すること
ができるが、本実施の形態では、リール本体１および握
部２を握持保持した状態でクラッチ切換操作ができるよ
うに、親指の先端側が位置する近傍で前後方向にスライ
ド操作できるように配置、構成されている。
【００１７】上記した魚釣用リールが一体化された釣竿
を用いて魚釣りを行う場合、まず、クラッチ切換部材３
０をＯＦＦにし、キャスティング操作によって、仕掛け
を放出する。この放出操作の際、前記凹所２ａ，２ｂに
薬指および小指が、トリガー２ｃに中指がそれぞれ確実
に係止されているため、リール本体１および握部２は確
実に握持保持された状態にある。そして、このキャステ
ィング操作の際、親指でスプール５に制動を付与するサ
ミング操作が成されるが、上記したように、スプール５
の中央領域に親指の先端腹部が当接するため、スプール
５へのサミング操作が容易にかつ微妙に行える。さら
に、開口部２５は、確実な握持保持が成された状態で、
親指の方向と一致する方向に沿った形状となっているた
め、サミング操作に際してリール本体１および握部２の
握持保持性が不安定になることはない。
を用いて魚釣りを行う場合、まず、クラッチ切換部材３
０をＯＦＦにし、キャスティング操作によって、仕掛け
を放出する。この放出操作の際、前記凹所２ａ，２ｂに
薬指および小指が、トリガー２ｃに中指がそれぞれ確実
に係止されているため、リール本体１および握部２は確
実に握持保持された状態にある。そして、このキャステ
ィング操作の際、親指でスプール５に制動を付与するサ
ミング操作が成されるが、上記したように、スプール５
の中央領域に親指の先端腹部が当接するため、スプール
５へのサミング操作が容易にかつ微妙に行える。さら
に、開口部２５は、確実な握持保持が成された状態で、
親指の方向と一致する方向に沿った形状となっているた
め、サミング操作に際してリール本体１および握部２の
握持保持性が不安定になることはない。
【００１８】そして、仕掛けが着水した後、親指の操作
により、クラッチ切換部材３０がＯＮされ、ハンドル１
２の巻取操作が成される。この操作の際のサミング操作
においても、その先端腹部はスプール５の中央領域に当
接するため、サミング操作が容易にかつ微妙に行える。
また、開口部２５の形状により、リール本体１および握
部２の握持保持性は確実に安定しているため、魚信感度
が向上する。
により、クラッチ切換部材３０がＯＮされ、ハンドル１
２の巻取操作が成される。この操作の際のサミング操作
においても、その先端腹部はスプール５の中央領域に当
接するため、サミング操作が容易にかつ微妙に行える。
また、開口部２５の形状により、リール本体１および握
部２の握持保持性は確実に安定しているため、魚信感度
が向上する。
【００１９】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記実施の形態以外にも、例えば、図３乃至図
５に示すように、種々変形することが可能である。図３
に示す変形例は、図１に示した構成と同一で、右手でハ
ンドル操作が行えるように構成したものである。また、
図４および図５に示す変形例は、それぞれ図１および図
３に示した構成の内、開口部２５の形状を変形したもの
である。すなわち、図１および図３に示した構成におけ
る開口部２５は、リール本体１および握部２を握持保持
した際、その親指の方向と一致する方向に沿った形状と
なっていたが、この変形例の開口部３５は、前記直線Ｐ
に対し左右対称形状とし、スプール全体を広く解放する
ように構成されている。上記した握部２の構成によって
親指の先端腹部は、必然的にスプール５の中央部に位置
するため、このように開口部の形状については種々変形
することができる。なお、この変形例においても、その
周縁部に、親指の腹部が当接しやすいように、内側に向
けて傾斜したテーパ部３５ａを形成しておくことが好ま
しい。
本発明は上記実施の形態以外にも、例えば、図３乃至図
５に示すように、種々変形することが可能である。図３
に示す変形例は、図１に示した構成と同一で、右手でハ
ンドル操作が行えるように構成したものである。また、
図４および図５に示す変形例は、それぞれ図１および図
３に示した構成の内、開口部２５の形状を変形したもの
である。すなわち、図１および図３に示した構成におけ
る開口部２５は、リール本体１および握部２を握持保持
した際、その親指の方向と一致する方向に沿った形状と
なっていたが、この変形例の開口部３５は、前記直線Ｐ
に対し左右対称形状とし、スプール全体を広く解放する
ように構成されている。上記した握部２の構成によって
親指の先端腹部は、必然的にスプール５の中央部に位置
するため、このように開口部の形状については種々変形
することができる。なお、この変形例においても、その
周縁部に、親指の腹部が当接しやすいように、内側に向
けて傾斜したテーパ部３５ａを形成しておくことが好ま
しい。
【００２０】次に、本発明の第２の実施の形態を図６を
参照して説明する。この実施の形態は、握部以外の構成
は図１に示した構成と同様であり、リール本体と一体的
に握持保持される握部２を、図に示すように、リール本
体１のスプール５の中央部を通過する直線Ｐに対し、角
度θ傾斜させた状態でリール本体１と一体的に形成して
いる。このように、握部２を直線Ｐに対して傾斜させて
も、握部２を実際に握持保持する手の位置は、図１に示
した構成と同様、反ハンドル側に偏位するため、リール
本体１および握部２を自然に握持保持した際、親指の先
端腹部は、スプール５の中央部に位置する。従って、ス
プール５の中央部でサミング操作を行うことができるた
め、その操作を容易かつ安定して行うことができる。
参照して説明する。この実施の形態は、握部以外の構成
は図１に示した構成と同様であり、リール本体と一体的
に握持保持される握部２を、図に示すように、リール本
体１のスプール５の中央部を通過する直線Ｐに対し、角
度θ傾斜させた状態でリール本体１と一体的に形成して
いる。このように、握部２を直線Ｐに対して傾斜させて
も、握部２を実際に握持保持する手の位置は、図１に示
した構成と同様、反ハンドル側に偏位するため、リール
本体１および握部２を自然に握持保持した際、親指の先
端腹部は、スプール５の中央部に位置する。従って、ス
プール５の中央部でサミング操作を行うことができるた
め、その操作を容易かつ安定して行うことができる。
【００２１】この実施の形態についても、前記第１の実
施の形態と同様、図７乃至図９に示すように、種々変形
することが可能である。図７に示す変形例は、図６に示
した構成と同一で、右手でハンドル操作が行えるように
構成したものである。また、図８および図９に示す変形
例は、それぞれ図６および図７に示した構成の内、開口
部２５の形状を、図４および図５に示した構成と同様に
変形したものである。すなわち、図６および図７に示し
た構成における開口部２５は、リール本体１および握部
２を握持保持した際、その親指の方向と一致する方向に
沿った形状となっていたが、この変形例の開口部３５
は、前記直線Ｐに対し左右対称形状とし、スプール全体
を広く解放させた構成となっている。上記実施の形態と
同様、握部２の構成によって、親指の先端腹部は、必然
的にスプール５の中央部に位置するため、開口部の形状
については種々変形することができる。なお、この変形
例においても、その周縁部に、親指の腹部が当接しやす
いように、内側に向けて傾斜したテーパ部３５ａを形成
しておくことが好ましい。
施の形態と同様、図７乃至図９に示すように、種々変形
することが可能である。図７に示す変形例は、図６に示
した構成と同一で、右手でハンドル操作が行えるように
構成したものである。また、図８および図９に示す変形
例は、それぞれ図６および図７に示した構成の内、開口
部２５の形状を、図４および図５に示した構成と同様に
変形したものである。すなわち、図６および図７に示し
た構成における開口部２５は、リール本体１および握部
２を握持保持した際、その親指の方向と一致する方向に
沿った形状となっていたが、この変形例の開口部３５
は、前記直線Ｐに対し左右対称形状とし、スプール全体
を広く解放させた構成となっている。上記実施の形態と
同様、握部２の構成によって、親指の先端腹部は、必然
的にスプール５の中央部に位置するため、開口部の形状
については種々変形することができる。なお、この変形
例においても、その周縁部に、親指の腹部が当接しやす
いように、内側に向けて傾斜したテーパ部３５ａを形成
しておくことが好ましい。
【００２２】
【発明の効果】以上、本発明によれば、リール本体およ
び握部を自然に握持保持した際、その親指の先端腹部が
スプールの中央部に位置するため、スプールへのサミン
グ操作が容易になり、微妙な操作を確実に行える。
び握部を自然に握持保持した際、その親指の先端腹部が
スプールの中央部に位置するため、スプールへのサミン
グ操作が容易になり、微妙な操作を確実に行える。
【図１】本発明に係る魚釣用リールの第１の実施の形態
を示しており、釣竿に装着した状態を示す平面図。
を示しており、釣竿に装着した状態を示す平面図。
【図２】図１に示す魚釣用リールの縦断面図。
【図３】図１に示す魚釣用リールの第１の変形例を示す
図。
図。
【図４】図１に示す魚釣用リールの第２の変形例を示す
図。
図。
【図５】図１に示す魚釣用リールの第３の変形例を示す
図。
図。
【図６】本発明に係る魚釣用リールの第２の実施の形態
を示す図。
を示す図。
【図７】図６に示す魚釣用リールの第１の変形例を示す
図。
図。
【図８】図６に示す魚釣用リールの第２の変形例を示す
図。
図。
【図９】図６に示す魚釣用リールの第３の変形例を示す
図。
図。
１ リール本体 １ａ フレーム １ｂ，１ｃ 左右側板 ２ 握部 ５ スプール １２ ハンドル ２０ レベルワインド装置 ２５，３５ 開口部 ９０ 釣竿
Claims (2)
- 【請求項１】 釣糸が巻回されるスプールとこのスプー
ルを巻取駆動するハンドルとを備えたリール本体と、実
釣時にリール本体と共に一体的に握持保持される握部と
を有し、釣糸放出方向の先端部に釣竿を装着可能とする
魚釣用リールにおいて、 前記握部を、前記リール本体のスプール中央部を通過す
る直線に対し偏位させたことを特徴とする魚釣用リー
ル。 - 【請求項２】 釣糸が巻回されるスプールとこのスプー
ルを巻取駆動するハンドルとを備えたリール本体と、実
釣時にリール本体と共に一体的に握持保持される握部と
を有し、釣糸放出方向の先端部に釣竿を装着可能とする
魚釣用リールにおいて、 前記握部を、前記リール本体のスプール中央部を通過す
る直線に対し傾斜させたことを特徴とする魚釣用リー
ル。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7008496A JPH09252687A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 魚釣用リール |
| US08/825,022 US6016982A (en) | 1996-03-26 | 1997-03-26 | Reel for fishing with integral reel body and grip portion |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7008496A JPH09252687A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 魚釣用リール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09252687A true JPH09252687A (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=13421330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7008496A Pending JPH09252687A (ja) | 1996-03-26 | 1996-03-26 | 魚釣用リール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09252687A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009240272A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
| JP2009240273A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
| JP2010068788A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
| JP2019140943A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 株式会社シマノ | 両軸リール用のリールシート及び釣竿 |
-
1996
- 1996-03-26 JP JP7008496A patent/JPH09252687A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009240272A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
| JP2009240273A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Daiwa Seiko Inc | 魚釣用リール |
| JP2010068788A (ja) * | 2008-09-22 | 2010-04-02 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
| JP2019140943A (ja) * | 2018-02-19 | 2019-08-29 | 株式会社シマノ | 両軸リール用のリールシート及び釣竿 |
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